1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/09(火) 03:13:04.58 ID:RtqvWsIY0
古泉「ええ、こう…壁に対して太股が垂直になる体勢をとってですね……」スチャッ
長門「こう?」スチャッ
古泉「そうです、そんな感じです」
長門「手は?」
古泉「腕を組む人もいますが、僕は正面に突き出して握りこぶしを握りますね」ギュッ
長門「…こう?」ギュッ
古泉「ええ、後はこの体勢のままひたすら耐えます」
長門「…わかった」コクッ
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/09(火) 03:19:29.00 ID:RtqvWsIY0
古泉「…………」
長門「…………」ガクガクッ
古泉「おや?もう限界ですか長門さん??」チラッ
長門「っ!!…まだまだ」ガクブルッ
古泉「膝が笑ってますよ長門さん」
長門「…貴方のニヤケ顔程ではない」
古泉「おやおやこれは手厳しい……」プルプルッ ガクガクッ
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/09(火) 03:28:32.88 ID:RtqvWsIY0
”チッチッチッチッチッチッチ”
古泉「………………」
長門「………………」
古泉「ん………んふっ」ニコッ
長門「エフッ…エフッ…」ニタァ
古泉「笑顔が鬼のような感じですよ長門さん」
長門「…貴方の引きつり具合も見事」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/09(火) 03:37:22.99 ID:RtqvWsIY0
古泉「な、長門さん?」
長門「……何?」
古泉「少し世間話でもして気を紛らわせませんか?」
長門「…それは妙案」コクッ
古泉「今日の身体測定の結果はどうでした?」
長門「………不本意ながら大変残念な結果に終わった、特に胸部」
古泉「そ、そうですか…。それはお気の毒に………」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/09(火) 03:54:40.47 ID:RtqvWsIY0
長門「…気の毒?」ピクッ
古泉「い、いえ…失言でした」
長門「…気にはしていない」ゴゴゴゴゴッ
古泉「ほ、本当ですか?」
長門「…嘘だと思うなら私の目を見るといい」パチクリッ
古泉「……分りました」ジーッ
長門「…どう?」
古泉「僕への憎しみが80、朝比奈さんへの憧れが15、まだ涼宮さんなら何とか越えられるという無謀且つ淡い期待が5といったところでしょうか??」
長門「…古泉一樹 私は少し貴方を侮っていた」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/09(火) 04:06:15.41 ID:RtqvWsIY0
古泉「流石に一時間近く空気椅子してると少し慣れてきましたね」
長門「五分くらいしか経ってない気がするから不思議」
古泉「そ、それは一先ず置いといて、、、、ではこの次はもう少し負荷を加えましょうか?」スクッ
長門「負荷?」スクッ
古泉「ええ 僕と長門さんがジャンケンをして勝った方が負けた方の上に乗るんです、これは人一人分の体重が直でかかりますからね。キツイですよ」
長門「望むところ。……むしろそれ位でないとトレーニングの意味がない」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/09(火) 04:13:15.21 ID:RtqvWsIY0
古泉「最初はグーですよ?パーは無しですよ??」スッ
長門「…承知」スッ
”せ〜〜〜の”
古泉「…最初はグー……??」
長門「○◆※●◆※■○☆◎●」ブツブツブツブツ…
古泉「ジャン」
長門「…ケン」
”ポイッ”
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/09(火) 04:27:02.94 ID:RtqvWsIY0
長門「…私はグー」
古泉「僕はチョキです」
長門「…つまり私の勝ち」
古泉「………長門さん」
長門「何?」
古泉「今 情報」
長門「していない、私は私のもてる能力をフル活用した。ただそれだけ」キリッ
古泉「くっ…僕としたことが迂闊でした。最初から情報操作は禁止と言っておけば………」
長門「…小さいミスが命取りになるということを今回貴方は学んだ。これは大事な収穫。」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/09(火) 04:47:01.24 ID:RtqvWsIY0
長門「…それでは古泉一樹の腿の上に失礼する」スッ
古泉「はい、どうぞ」パンパンッ
長門「これはっ………!!私が思い描いてた通りの座り心地の良さ」
古泉「いや、あの……長門さん??」
長門「何?」キョトンッ
古泉「何故、僕の方を向いて座るんですか?」
長門「…この体勢の方がより負荷がかかる」
古泉「…何故、僕の首に腕を回すんですか?」
長門「…バ、バランスをとり易くするために必要不可欠」ピトッ
古泉「……では何故、今、僕に頬ずりしてるんですか?」
長門「…ま、摩擦熱によって生じる何らかの…………」スリスリッ
古泉「いや、それは流石に無理があるでしょう」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/09(火) 04:55:49.38 ID:RtqvWsIY0
”コンコンッ”
古泉「いや、流石にこの体勢はちょっと……」ズリズリッ
”コンコンッ”
長門「動いては駄目、それではトレーニングにならない。」
みくる「お、お邪魔しまーーー」ガチャッ
古泉 長門「あ」
みくる「ふぇぇん お邪魔しました〜〜〜」ピューッ
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/09(火) 05:07:57.15 ID:RtqvWsIY0
長門「…お約束」ボソッ
古泉「マズイですよ長門さん、今すぐ朝比奈さんを追いかけましょう!!」
長門「何故?」
古泉「何故って、、、、」
長門「…あの様子を見る限りは朝比奈みくるはきっと私達の事を勘違いをしている。この事が涼宮ハルヒに知られたらそれこそ恰好のネタ……」
古泉「そこまで分ってるなら早く、、、、」
長門「…私は勘違いで終わらせるつもりは毛頭ない。」ガシッ
古泉「だから何故足を絡めるんですか!!」
おしまい
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/09(火) 05:26:04.54 ID:RtqvWsIY0
短文ですみません、支援してくださった方ありがとうございます。
一応元ネタはあずまんがの暦の空気イスの話です
おやすみなさい