長門有希の一日


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 05:10:26.92 ID:uN899h3pO

私は長門有希
情報統合思念体の意思により涼宮ハルヒを監視している
私は対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェース
先ほども述べたとおり涼宮ハルヒを監視するため、ここ県立北高校へ入学
文芸部として活動中、涼宮ハルヒの目にとまりSOS団の一員となる
念のためもう一度言っておく
私の任務は監視すること

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 05:14:41.50 ID:uN899h3pO

私は朝、いつも誰よりも早く登校してきている
涼宮ハルヒの監視という任務において、いかなる場合にも迅速に対応できるようにするため
今日もいつも通り文芸部室へ向かう
ここで時間を潰す
私は昨日途中までしか読めていなかったハードカバーを手にとって窓際の椅子に座った

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 05:16:34.19 ID:uN899h3pO




…ユニーク




…ユニーク




……………ユニーク


6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 05:20:04.12 ID:uN899h3pO

もうこんな時間
迂闊だった
少し読み耽てしまっていた
私はハードカバーを本棚へ戻し、教室へ向かった

すでに大勢の人が教室にはいた
いつもの席に座る
特に問題なし
エラーなし
空間調査…異常なし
情報調査…異常なし
待機モードに入r

女生徒1「長門さん!」


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 05:23:39.46 ID:uN899h3pO

待機モード中断
…何?

女生徒1「昨日の数学の問題なんだけど、その…ホームルーム始まるまででいいから、ちょっと教えて欲しいです!」

…了解した

女生徒2「女生徒1ー!何してんの?あ、長門さん!おはよう!」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 05:27:35.46 ID:uN899h3pO

挨拶を返す
普段これと言って交流のない有機生命体と関わることはあまり得意ではない

女生徒1「長門さんに数学を教えてもらおうと思って今聞いていたところなのです!」

女生徒2「えー!本当!?長門さんっ!私もいいかな!?」

構わない

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 05:32:28.17 ID:uN899h3pO

女生徒2「やったー!ありがとうねっ!ちょっと今ノートとってくるから待ってて!」

女生徒3「え!?なになに!?勉強会かな!?」

女生徒2「そうなの!!それも長門先生による勉強会だよ!!」

女生徒4「まじでぇ?うちちょー参加したいんすけど的な感じなんですけどぉ」

女生徒2「じょ…女生徒2ちゃんも参加する?」

女生徒4「いや、マジちょー申し訳ないんだけど無理っつうかなんつーか、うち購買行かないといけないんだよねぇ」

女生徒2「わ、わかった」

女生徒4「ほいじゃ、またねぇー」

女生徒2「う、うん!」


12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 05:36:08.18 ID:uN899h3pO

女生徒3「ちょっとちょっと女生徒2!」

女生徒2「ん?女生徒3どうしたの?」

女生徒3「この俺を差し置いて勉強会を開催するなんてちょっとひどいんじゃないかい!?」

女生徒2「長門さんに聞いてみなよっ!」

女生徒3「了解っ!有希ちゃん!」

何?


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 05:40:40.86 ID:uN899h3pO

女生徒3「この俺もその勉強会とやらに参加してもいいのかな!?」

構わない

女生徒3「おうおうそれは感謝するよ!それでは女生徒2がやってきたら早速開始しよう!」

女生徒1(…せっかく長門さんにマンツーマンで教えてもらえるチャンスだったのに)

女生徒2(ノートノートっと♪長門さんと勉強会〜♪)

女生徒3(これは普段話せない有希ちゃんと交流を深める良いチャンスかもしれないねっ)


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 05:43:13.09 ID:uN899h3pO

女生徒1&2&3「ゴゴゴゴゴゴゴゴォ!」

何故だか皆表情が必死
それに背景に見えるあの熱い炎は何?
理由は不明
しかし問題は見られない
放っておくことにする

17 名前:>>15長門は容姿がいいからそれはないと信じている[] 投稿日:2010/02/15(月) 05:46:58.79 ID:uN899h3pO

女生徒1「それでここなんですけど…」

長門「そこは〜」

女生徒2「長門さん、ここは?」

長門「それはXが〜」

女生徒3「ん〜、この問題はどう解くのかな!?」

長門「↑X↓BLYRA〜」

女生徒2「いや〜、長門さんは教えるのが上手だねっ」

女生徒1「本当、すごくわかりやすいです!ありがとです!」

たいしたことはない


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 05:51:49.37 ID:uN899h3pO

女生徒3「そうだ有希ちゃゃん!お昼一緒に食べないかい?」

え?

女生徒3「有希ちゃんいつも昼休憩になったらどこかに消えちゃうじゃん?」

女生徒3「だから…たまには私と一緒に食べてみない!?」

女生徒1「そうですね!!長門さん!『私達』と一緒に食べてみるです!!」

女生徒1(そうはさせないです!女生徒3ちゃん…)

女生徒3(女生徒1…やりおる)


20 名前:>>18ありがとうwwwww正直ドキドキしてたwwwwww[] 投稿日:2010/02/15(月) 05:55:14.51 ID:uN899h3pO

女生徒2「あ、あの、私もいいかな!?」

いいけど…

女生徒3「けど?」

昼食を用意していない

女生徒1「なんだそんなことですか!私達のお弁当分けてあげるです!構わないですよね?」

女生徒2&3「もちろん!」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 06:00:02.27 ID:uN899h3pO

感謝する
…そろそろ席に着くべき
担任の先生がやってきている

女生徒2「あ、本当だ!それじゃまた昼休憩にね!」

わかった

女生徒1&2&3「またね!」

女生徒1(な、ななな、なななななな長門さんとご飯!!嬉しいです…///)

女生徒2(やったねやったね♪昼休憩が楽しみだなー!!)

女生徒3(絶対有希ちゃんと仲良くなってやるぜぇ!!)


24 名前:>>22俺のイメージはとらドラ!のみのりん[] 投稿日:2010/02/15(月) 06:09:48.33 ID:uN899h3pO

昼食を彼女達と…
悪い気分はしない
…少し楽しみ
担任の話が始まった

授業の間、待機モードに入る
情報操作により私の姿、存在の認知を限りなく難解にする
これにより授業中指名される可能性が0%まで低下
それと同時に教師の出席簿に印をつける
…万全
待機モードへ移行


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 06:13:47.33 ID:uN899h3pO

「…んっ!…長…さ…!……長門…んっ!…」

待機モード解除
同時に周囲の状況を確認
女生徒1、女生徒2、女生徒3が私の机に集まっている
…何?

女生徒1「長門さんずっと寝てましたっ」

女生徒1(か、かわいかったです…///)


28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 06:17:32.69 ID:uN899h3pO

待機モードに移行していた

女生徒1「待機モード?長門さんおもしろい言い方するですね!」

女生徒1「そういうのお昼寝って言うんですよー?」

お昼寝…
ところで今は?

女生徒3「時は既に昼休憩ってわけさ!!」

昼休憩…

女生徒2「長門さん、お弁当食べよっ♪」

わかった

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 06:23:04.00 ID:uN899h3pO

女生徒3「じゃあ有希ちゃんの隣はこの俺が頂いたぁ!!」

女生徒2「あ!、ちょっ!」

女生徒1「ず、ずるいです!」

女生徒3「早い者勝ちさー!ふっふっふぅ!」

女生徒1「不公平ですよ!」

女生徒2「じゃんけんしよ!じゃんけん!」

女生徒3「その必要はないねっ」

女生徒1「な、なんでですか?」

女生徒3「さっきも言ったけど早い者勝ちさ!」

女生徒2「そんな…な、長門さんは誰の隣がいいの!?」

え?


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 06:27:53.95 ID:uN899h3pO

女生徒1「そうですよ!長門さんが決めるべきです!!」

それは…

女生徒1&2&3「…ゴクリ」

長門(彼の隣が…)

女生徒2(な、長門さんが微妙にもじもじしているぅ!?)

女生徒1(これは…これはぁ!!///)

女生徒3(き、貴重な体験をしている!!)

でも彼は別のクラス
今その望みを口にしても何の意味もない
ここは曖昧な返事をしておくべき
…わからない


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 06:30:57.50 ID:uN899h3pO

女生徒2「そっかぁ…」

女生徒1「それなら、どうするですか?早く決めないとお昼休み終わっちゃうです」

女生徒3「……閃いたっ!!」

女生徒1&2「なになにっ!?」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 06:35:51.34 ID:uN899h3pO






この状況は……何?
…難解

女生徒1「は、はい、あ〜ん、です!///」

女生徒2「長門さんこのソーセージ食べてみて?」

女生徒3「俺の自家製おにぎりも最高だぜぇ!」

机を取り除き、私を中心に囲むように3人が座っている…
ご飯は…自分で食べられる

女生徒3「ん〜?なになに、そんなことは気にしなくていいのだよ!有希ちゃん!」

女生徒1「そうです!食べさせてあげるです!」

女生徒2「はい、長門さん♪」

長門(恥ずかしい…)
皆が見ている

41 名前:保守とか支援とか感謝してます[] 投稿日:2010/02/15(月) 08:51:01.73 ID:uN899h3pO

女生徒1「そ、そんなの関係ないです!」

女生徒1(恥ずかしいですけど長門さんに…あ…あ〜んを…///)

女生徒2(こんな機会逃してたまるもんですか!!)

女生徒4「ちょっとそこのあんた〜」

なに?

女生徒4「なんかあんたに用があるって男が来てんだけどぉ」

…わかった

女生徒4「ったく〜、なんでうちがパシりに…」ブツブツ

女生徒1&2&3(…男?)


42 名前:あ、それとこの話短いです[] 投稿日:2010/02/15(月) 08:57:02.16 ID:uN899h3pO

キョン「よう、長門」

何?

キョン「わざわざ教室にまで来てすまんな。昨日本を借りていただろ?それを返しにきたのだが」

本?

女生徒1&2&3(す、すごく親しそうにしゃべっている…!!)

キョン「ああ、放課後はちょっと職員室に呼ばれてしまって、忘れないうちに…とな」

そう
わかった

キョン「ありがとよ」パシッ

キョン「それじゃまた放課後に」ポンッ

女生徒1&2&3(あ、頭を!あの長門さんの頭をポンッ!?)


43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 09:00:43.16 ID:uN899h3pO

長門「わかった///」

女生徒1&2&3(あぁあ!!長門さん嬉しそう!!すごく嬉しそう!!)

女生徒1&2&3(あの男…ライバル)ゴゴゴゴゴゴゴゴォ!

キョン(な、なんだぁ!?あいつら!物凄い形相で俺を睨んできて…め、面倒なことになる前にさっさととんずらしよう…)

女生徒1&2&3(行った…)

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 09:05:19.21 ID:uN899h3pO

彼…
わざわざ教室に来て本を返してくれた
これは想定外
…嬉しい
席に戻らないと
トコトコトコ、ストン

キーンコーンカーンコーン

女生徒2「…あ」

女生徒1「お、終わっちゃったです…」

女生徒3「自家製おにぎりがまだ…」

チャイム
皆それぞれの席に戻るべき
授業が始まってしまう

女生徒2「そ、そうだね!早く戻らないと!」

女生徒3「明日もよろしく頼むよっ!有希ちゃん!!」

女生徒1「わ、私もお願いするです!!」

わかった

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 09:09:55.31 ID:uN899h3pO

皆席に戻っていった
今まで関わりのなかった人達と関わることにより得るもの
…昼食
この情報ば大事
大切に保存しておくべき

授業開始
その間、待機モードへ切り替える
情報操作により私の姿、存在を限りなく薄くする
これにより授業中指名される可能性が0%まで低下
それと同時に教師の出席簿に印をつける
…万全
待機モードへ移行


48 名前:この情報ば大事←誤字すまん[] 投稿日:2010/02/15(月) 09:15:25.94 ID:uN899h3pO

…放課後
部室へ向かう
ガチャ
まだ誰も来ていない
いつものこと
私は本を手にとり席に着く
これもいつものこと
今日は昼休憩中思わぬ事態が発生したため、監視は古泉一樹、朝比奈みくるに頼んでおいた
でもここからは私の仕事
入念に対象を監視する

ハルヒ「おっはよー!!」

涼宮ハルヒを確認
即刻監視を開始すr

キョン「おう、長門」

彼が話しかけてきた
一度監視を中断
彼との会話に集中する

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 09:19:23.34 ID:uN899h3pO

キョン「何読んでんだ?」

魔法の話

キョン「魔法?」

そう

キョン「なんだ長門?お前は魔法が使えるようなもんj」

「○※%□△☆」
そこで呪文により彼の声を封じる
涼宮ハルヒのいる部屋でそれらのことは禁句のはず

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 09:23:26.03 ID:uN899h3pO

キョン「んんっんんん!んんんんっん!んんんんんんんんんんっ!」

了解した

キョン「…っぷはぁ!」

キョン「ふぅ〜…長門、お前なんで俺の話していることがわかったんだ?」

口の動きから推測した
その結果によるとあなたが言った言葉は
「わかったから!すまなかった!頼むからやめてくれっ!」

キョン「お見事…」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 09:26:31.43 ID:uN899h3pO

そういうと彼はやれやれという顔をしていつもの席に着いた
気がつくとそこにはすでに古泉一樹と朝比奈みくるも到着していた
私は任務に戻ることにした
普段通り本を読みながら涼宮ハルヒの動向を監視s

ハルヒ「有希!!」

…何?

ハルヒ「少しここで待っててくれない?」

何故?

54 名前:>>50ありがとうwwwwwww[] 投稿日:2010/02/15(月) 09:30:28.44 ID:uN899h3pO

ハルヒ「あたし達職員室に呼ばれているのよ…ったく、あの体育教師…」

キョン「ああ、忘れていた。職員室に来いと言われていたな…」

そういえば、昼休憩の時に彼が言っていた…

ハルヒ「なんであたし達がわざわざ行かなきゃならない訳ぇ!?」

キョン「それはこっちのセリフだ。
何故俺達がお前が勝手に体育倉庫の備品を持ち出して使っていた件に関して巻き添えをくらわねばならんのだ」

ハルヒ「団長の責任は団員の責任でもあるのよ!!
ひとりはみんなのために、みんなはひとりのためにって言葉があるでしょうが!!」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 09:33:36.85 ID:uN899h3pO

キョン「やれやれ…しかしなんで勝手に体育倉庫の備品を持ち出したりしたんだ?」

ハルヒ「SOS団主催のスポーツ大会を開催しようと計画を練ってたのよ」

キョン「だからと言って勝手に持ち出すのはまずいだろう…」

ハルヒ「鍵が開いてたんだからいいじゃないの!!」

キョン「ダメに決まってるだろうが」

60 名前:>>57お前優しすぎるだろwwwwww[] 投稿日:2010/02/15(月) 09:37:00.23 ID:uN899h3pO

みくる「なんで長門さんだけ呼ばれないんですかぁ?」

古泉「長門さんは教師の間でかなりの評判ですからね」

キョン「…っち、あの体育教師…差別しやがって」

ハルヒ「納得いかないけど行くしかないわ!!皆!!行くわよ!!」

みくる「は、はぁい!」

古泉「参りましょうか」

キョン「やれやれ」

ハルヒ「有希!!それじゃ、留守番頼んだわよ!!」

わかった

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 09:39:54.20 ID:uN899h3pO

皆出ていってしまった…
一人でいるのも暇
涼宮ハルヒの監視はまた二人に任せることにする
とりあえず私は何を…
いつも通り本を読むことにする





…ペラッ





…ペラッ

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 09:41:51.65 ID:uN899h3pO



…ユニーク


…ペラッ





…ペラッ




63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 09:42:42.77 ID:uN899h3pO


…視界の隅に活動体を確認
…あれは

…ゴキブリ







…逃げた




67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 09:45:01.86 ID:uN899h3pO









…彼の椅子






…スクッ
トコトコトコトコ

………ストンッ
…///
…あたたかい



69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 09:47:06.61 ID:uN899h3pO














スクッ
トコトコトコ
涼宮ハルヒの席…


…引きだしを開けてみる
これは…
…団長の証

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 09:49:27.11 ID:uN899h3pO










…私も中々似合っている



情報統合中学出身、長門有希
彼以外には興味ありません、以上










…ユニーク
身につけたままにしておくことにする…



72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 09:51:22.98 ID:uN899h3pO




…スタスタスタスタ

…これは?






…古泉一樹の所持品のボードゲーム



73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 09:52:41.37 ID:uN899h3pO








…飛車を一つ取り除くことに成功
同時に情報操作を開始
この駒の存在をこの世から完全に消滅
…完了







75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 09:54:31.64 ID:uN899h3pO






…朝比奈みくるのメイド服



…でもさすがにこれは



…///


…ジタバタ///




76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 09:55:29.79 ID:uN899h3pO











…似合っている


…あ


…団長の証を身につけ忘れた


…完了




78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 09:57:17.08 ID:uN899h3pO






…ボーッ





…何かが違う







…メイド服を脱ぐことにする





…着替え完了




79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 09:59:03.92 ID:uN899h3pO





…スタスタスタスタ

…ストンッ





…彼のぬくもり






…///




81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 10:00:50.93 ID:uN899h3pO





…!


…涼宮ハルヒの罵声を確認
…彼の声も


…到着まで残り7秒


…あ
…いけない
…ガタタッ!
ガチャリ

ハルヒ「有希ー!!お待た…せ…?」


82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 10:03:43.06 ID:uN899h3pO

キョン「長門…?」

長門「違う」

キョン「え?」

長門「なんでもない」

ハルヒ「なんで団長の証を…というかなんでキョンの席n」

長門「違う」

長門「完全に勘違い」

ハルヒ「いや、でm」

長門「忘れて」

キョン「おm」

長門「お願い」


84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 10:06:23.93 ID:uN899h3pO

古泉「まあまあ、長門さんなりの理由があったのでしょう」

古泉「ここはそっとしておいてあげるところです」

ハルヒ「…ま、いいわ…ったくそれより何よあのバカ教師!!」

危なかった
古泉一樹
感謝する
お礼として、情報操作開始
この世から完全に消滅していた飛車の出現を確認
………代わりに香車を消滅
…完了
いつもの席へ戻ることにする

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 10:09:36.47 ID:uN899h3pO

みくる「ふ、ふえぇ!」

キョン「どうしたんですか?朝比奈さん」

みくる「な、なんかわたしの服が生暖かいんですけどぉ!」

キョン「な、なんだと!!誰だ!!朝比奈さんのメイド服を勝手に身につけたやつは!!この俺が許さんぞ!!」

みくる「ふえぇ〜〜」

ハルヒ「…」ジーッ

長門「違う、私ではない」

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 10:11:43.85 ID:uN899h3pO

ハルヒ「ふーん…有希、ちょっと放課後残っていてくれない?」

長門「…」

古泉「長門さん…いくら僕でももう無理です…」

長門「…」

キョン「?」

古泉(後は場の話題を変えることぐらいしか…)

古泉「おやおや、今日は僕の相手はしていただけないのですか?」

キョン「え?あ、ああ、いいぞ」

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 10:18:17.46 ID:uN899h3pO

古泉「何をしましょうか」

キョン「そうだな、久しぶりに将棋なんてどうだ?」

古泉「かしこまりました、準備します」

長門「…ついてない」ボソッ

ハルヒ「有希、何?」

長門「なんでもない、誤解」

ハルヒ「…」ジーッ

古泉「おかしいですね、僕の香車が…」

ハルヒ「有希ぃ…?」

長門「…」

ハルヒ「さっきの留守番中何をしていたのか教えてちょうd」

キーンコーンカーンコーン

ハルヒ「…あ」

終わった…危なかった
結局…まだ…
監視……一秒も実行していない………
〜終わり〜

135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 00:15:22.22 ID:0DG5ECseO

あ…
監視
一秒も実行していない…

下校時刻を知らせるチャイムが校内に鳴り響き
とりあえず今日のSOS団の活動はここまでとなった
これで一安心
私の失態も無かったことに…

ハルヒ「有希!!」

ならなかった…
何?

138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 00:46:09.45 ID:0DG5ECseO

ハルヒ「何じゃないでしょうが!!」

何?

ハルヒ「あんたねぇ…あたし達が職員室に行っている間に何をしていたのか言いなさい!!」

座って本を読んでいた

ハルヒ「嘘ついたって無駄よ!!あたしの団長の証を腕につけてキョンの椅子に座ってたじゃないの!!」

ハルヒ「それにみくるちゃんのメイド服着たのも、古泉くんの香車を隠してるのも有希なんでしょ!?」

違う、それは誤解

140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 01:03:56.55 ID:0DG5ECseO

もう一日じゃなくてもいいですか?
正直に言いますとこの日の長門はネタ切れですorz

141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 01:19:56.54 ID:0DG5ECseO

ハルヒ「それなら他に誰がいるっていうのよ!!」

…不審者の可能性が高い

ハルヒ「何よそれ…誰かが有希のいる部室に有希にバレずに侵入したってこと!?ありえないわ」

私は一度トイレへ行くために席を立った
あるいはその時かもしれない

ハルヒ「怪しいわね…とても怪しいわ…」

143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 01:25:58.08 ID:0DG5ECseO

ハルヒ「ま、今日のところは見逃してあげるわ!!このままだと埒があかないし」

ハルヒ「でも今度同じようなことがあったら承知しないわよ!?」

…感謝する

ハルヒ「それじゃ、暗くならないうちに早く帰りなさい」

わかった…

トコトコトコトコ
ガチャ

144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 01:28:38.23 ID:0DG5ECseO

部室を出た
今日はもう家へ帰るべき
彼は…帰宅済み
涼宮ハルヒに呼び止められたため、下校に同行することができなかった
仕方がない
一人で帰ることにする


145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 01:33:19.09 ID:0DG5ECseO

到着
空間調査…異常なし
情報調査…異常なし
問題はない
情報操作開始
…侵入不可
完了

待機モードへ移行し、日付が変更されるのを待つ
待機モードへの移行を開始すr

プルルルルル、プルルルルルル

146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 01:37:04.30 ID:0DG5ECseO


待機モード解除
電話…?
…彼?
ディスプレイを眺める

着信アリ:古泉一樹

待機モードへの移行を再開
プルルルルルルル、プルルルルルルル
待機モードへの移行、開始

プルルルルル、プルルルr、プツッ
…プルルルルル、プルルルルルル
しつこい
ディスプレイを眺める
…彼
待機モード解除
電話へ応答する

147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 01:39:57.74 ID:0DG5ECseO

何?

キョン「長門か?」

そう
用件は何

キョン「いや、お前に借りていた本がもう一冊あることを思い出してな」

そう

キョン「もう読み終わったから返そうと思って電話した、迷惑だったか?」

そんなことはない
気にしないで


148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 01:42:40.98 ID:0DG5ECseO

キョン「今日はアポ無しで訪れてしまったからな。しっかりと伝えておこうと思ってな」

何を?

キョン「あ〜その、なんだ、明日の昼休憩にまたお前の教室にお邪魔させてもらう」

…そう
わかった

キョン「おう、それじゃあまたな、おやすみ」

おやすみ

プツッ

172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 18:33:06.50 ID:0DG5ECseO






…明日も彼が




…///



…また本を貸すべき




…楽しみ



173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 18:39:29.36 ID:0DG5ECseO

次の日
今日こそは監視という任務をまっとうに遂行する
昼休憩以外の時刻、私は涼宮ハルヒから一時も目を離さない

今日も学校に一番乗り
文芸部室へ向かう
今日は彼に貸す本を選ぶ







174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 18:50:51.05 ID:0DG5ECseO



…コトッ



…サッ




…ペラッ





…ユニーク



…ユニーク


……ユニーク

176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 18:58:36.56 ID:0DG5ECseO

決定した

…この本を彼に貸すべき
「宇宙の神秘」
彼にはもっと私の身の回りの環境を詳しく知ってもらう
そのためにはこの本が最適
本の間にこれを挟んでおくことにする
…楽しみ



飯食ってきます


179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 19:34:51.88 ID:0DG5ECseO

塩ちゃんこ鍋おいしい



そうこうしている内にもうこんな時間
迂闊
急いで教室へ向かうことにする
ガララッ

女生徒1(あ…長門さんやっと来たです!!いつもギリギリなので心配になるです…)
女生徒2(来た…!)

180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 19:47:56.28 ID:0DG5ECseO

女生徒3「おっはよー有希ちゃん!!調子はどうだいっ!?」

…特に異常は見られない

女生徒3「そうかいそうかいっ!!そりゃ安心だねっ!ではまた昼休憩に!!」

席へ戻っていった
昼休憩…?
昨日の分の記憶を辿る…
該当箇所を発見
確認する
…忘れていた
今日も昼食は一人ではない
彼の妨げにならないよう、手早く済ませるべき

181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 19:58:02.60 ID:0DG5ECseO

女生徒2「あ、あのさ、長門さん…」

何?
そろそろホームルームが始まる
急いで席に着かないと

女生徒2「あ、そ、そうだよね!!うん、そうするよ…」

どうしたの?
用件は何?

女生徒2「い、いや、今は時間ないし…また後でいいかも…へへへ」

そう
わかった

女生徒2「それじゃ、また後でねっ!」

女生徒2(お弁当渡すのは昼休憩でも遅くないよねっ…)


183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 20:08:24.77 ID:0DG5ECseO

着席する
ホームルームが開始される
待機モードへ移行
…完了



女生徒1「長門さん…長門さん…」ユサユサ

待機モード解除
…ホームルームは終了している
何?

女生徒1「起きないと授業始まっちゃうです!」

…構わない

女生徒1「ダメです!授業はちゃんと受けるべきです!」

私には必要のないこと


185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 20:22:30.19 ID:0DG5ECseO

女生徒1「あれ?誰か来たみたいですよ?」


…彼

トコトコトコトコ

何?

キョン「長門、今日の団活なんだが」

キョン「今日も俺達は体育教師に呼ばれていてな…」

そう

キョン「どうやら昨日のハルヒの態度が気に食わなかったらしい」

キョン「おかげで俺達まで体育倉庫の整理を手伝わされるはめになっちまった」

そう

キョン「だからお前は一人で待っていてくれ」

わかった

キョン「整理が終わったら俺達も団活に行く」

わかった

186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 20:25:13.57 ID:0DG5ECseO

キョン「用件はそれだけだ、じゃあそろそろ授業も始まっちまうし行くt」
待って

キョン「ん?どうした?」

昼休憩…
来る?

キョン「なんだ?昨日電話で行くって言っただろ?そんなに寂しそうな顔をするな」

…わかった///

キョン「それじゃあな、また昼休憩に」

187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 20:34:40.02 ID:0DG5ECseO

行ってしまった
想定していない事態が発生した
朝に彼が訪れてきた
…嬉しい
今、本を渡すべきだった…?
…それをすると彼が昼休憩に訪れてくる可能性が少し下がる
私の判断は正しい
安心して席に着くことにする

教科担任がやってきていた
もうこんな時間…

188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 20:41:31.40 ID:0DG5ECseO

彼といると時間という概念が無くなってしまう
これは私の力では修正できない
絶対に修復できないエラーが一つ
……本当はこのエラーは修復しようと思えば修復可能
でもそれは私の意思とは反する
情報統合思念体ですら介入を許さない
彼への思い
私のたった一つだけの反抗
それを許して欲しい
私は…
できることならば人間になりたい
感情というものをもっと理解したい
彼と過ごすこの短い期間で私は多くの自律進化の可能性を見出だした
また、実際にそれを成し遂げてきた
それにより培ったこの数少ないエラーを、私は手放すことができない
いや…人間に近づきたいという私の望みを視点とすれば、最早これはエラーとは呼べない
大きな一歩
後退は…できない
例えこの進歩により、私という個体にバグが発生したとしても
彼なら止めてくれるだろう
彼なら信じてくれるだろう
彼なら気がついてくれるだろう
…そう願いたい

190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 20:56:11.67 ID:0DG5ECseO

授業開始を告げるチャイムが鳴り響く
待機モードへ移行…
さらに情報操作により私の姿、存在を限りなく薄くする
同時に教師の出席簿へ印をつける
これにより私が授業中に指名される可能性は0%まで低下
…完了

女生徒1(また長門さん寝てます…私の言葉は届いていないみたいですね…)

女生徒1(昨日も訪れてきたあの男性は、あの有名な涼宮ハルヒさんと付き合っていると学校中で噂されているし…)

女生徒1(長門さんとあんなに密接に関わることのできる男性は他にいません…)

女生徒1(でも噂では涼宮さんと…もはや私のつけいる隙はないのでしょうか…)

191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 21:04:41.72 ID:0DG5ECseO

女生徒5「ねぇちょっとアンタ」ツンツン、ツンツン

待機モード解除
同時に周囲を確認
隣の席の女生徒5が私の脇腹に刺激を与えたよう
何?

193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 21:16:18.42 ID:0DG5ECseO

女生徒5「いつも寝息がうるさいのよ」

女生徒5「もうちょっと静かに寝られないの!?迷惑なの」

寝ている訳ではない
待機モードへ移行していr

女生徒5「そんな難しい言葉使ってごまかそうったって無駄よ」

女生徒5「あんたのこと好意的に見てる輩もいるけど、その逆もまたたくさんいるってことを理解して欲しいわ、全く!!」

理解している
私のことをどう捉えようが私には関係ない
それは好意的な人物に対しても同じこと
私の興味は彼d…

女生徒5「あーもううっさいわね!!黙れこの根暗女!!ちょっと最近チヤホヤされ始めたからっていい気になってんじゃねぇよ!!」

教師「おーいうるさいぞ女生徒5ー!何騒いでるんだ電話でもしてんのかー」

194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 21:19:11.99 ID:0DG5ECseO

…これは迂闊だった
私の存在、姿を認知できないのは教師のみ
今後は範囲を拡大する必要がある
範囲は授業中のこの教室内全てに設定するべき
…完了
待機モードへの移行を開始





「…門さんっ!…長…っ!……長門さんっ!」

195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 21:27:00.85 ID:0DG5ECseO

待機モードを解除
周囲の状況を確認
女生徒1、女生徒2、女生徒3が私の机を取り囲んでいる
これは昨日も同じ状況を経験した
対処方法は理解している
…昼休憩

女生徒2「そうだよ、お弁当食べよ?」

わかった

女生徒3「やっとお昼の時間だよ…もうお腹が鳴りまくって困るぜ…」

女生徒1「とりあえず机を動かすですっ!」ガタッ

女生徒3「そうだねっ!有希ちゃん!真ん中に座って!!昼食タイムの始まりだぜっ!!」

わかった

197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 21:38:48.56 ID:0DG5ECseO

女生徒3「おやおや?有希ちゃん、今日もご飯を持ってきていないのかい!?」

忘れていた

女生徒3「おっちょこちょいだねっ!」

我慢する
気にしないで

女生徒3「そんなこと言うもんじゃないさっ!そんなことだろうと思って、弁当を作ってきたのだよっ!!」

女生徒3「自家製おにぎりさっ!!召し上がれ!!」

女生徒2(あ!…)

…感謝する

女生徒3「いいってことよっ!遠慮せずに食べておくれっ!!」

わかった

198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 21:43:07.81 ID:0DG5ECseO

女生徒2「ちょっ、ちょっと長門さん!!」

何?

女生徒2「あ、あの…私も」ボソボソ

聞こえない
繰り返し発言を要求する

女生徒2「わ、私もお弁当作ってきたの!!よ、よよ、よかったら食べてくださいっ!!」

……
…わかった
…感謝する

女生徒2「よ、よかった!」パアァ

女生徒3「ほうほう、お弁当が二つもあったら有希ちゃんは困るんじゃないかい!?食べきれるのかい?」

大丈夫
心配は不要

女生徒2「ご、ごめんね!残してもいいからね!」

大丈夫

199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 21:49:20.37 ID:0DG5ECseO

女生徒1「わ、わわ私のウインナーも食べるです!!」

女生徒1「私は料理ができないですけど…ウインナーを食べて欲しいです!!」

…わかった

女生徒1「あ、ありがとうです!///」

危険は見当たらないけど念のため調査しておくべき
…異常なし
これらはごく一般的で新鮮な食材を用いたものと判断
はむっ
…おいしい
もしゃもしゃ
もしゃもしゃ
……おいしい

女生徒3「よろこんでもらえてなによりだよっ!!」

女生徒2(か、かわいい…///)

女生徒1「私のウインナーまだあるですっ!!」

200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 21:52:42.95 ID:0DG5ECseO

女生徒4「ちょっとぉ、また昨日のやつが来たんだけど〜」

彼だ
まだ昼食を済ませていない
一気に掻っ込む

女生徒2「うわ!」

女生徒1「す、すごいです…」

女生徒3「あっはっは!やるねぇ有希ちゃん!!」

今行く

女生徒4「もうあいつにうちを使うなって言っといてよねぇ〜」

了解した

トコトコトコトコ
何?

202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:10:07.67 ID:0DG5ECseO

キョン「昨日電話で伝えたとおりだ」

本?

キョン「ああ、返しにきた」
キョン「ほいっ、ありがとよ」パシッ

気にしないで

キョン「それじゃ、俺はこれd」

待って

キョン「ん?」

待つべき

キョン「わかった、わかったから袖から手を離してくれないか?何やら裂けそうな音が聞こえているんでな」

申し訳ない

キョン「いや、構わないが。それで?どうしたんだ?」

本…

キョン「また貸してくれるのか?」

そう

203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:12:33.97 ID:0DG5ECseO

キョン「おお…『宇宙の神秘』か…面白そうだな、ありがとよ」

今日中に読むべき

キョン「ああ、夜寝る前にでも読ませてもらうよ」

絶対

キョン「あ、ああ、ちゃんと読むから心配いらないぞ」

わかった

キョン「それじゃ、またな…あれ?」

何?

キョン「お前いつからあんな大勢で弁当食べるようになったんだ?」

昨日
誘われた

キョン「そうか、よかったじゃないか」

キョン「それじゃ、またな」

また

204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:16:13.71 ID:0DG5ECseO

行ってしまった
でも本を渡すことができた

女生徒4「ちょっとまたうちがパシりぃ?超めんどくさいんですけどぉ」

女生徒5「いいじゃんいいじゃん!頼むって!なんか奢るからさ!」

4「まじで!?」

5「うんうん!なんでも奢るから!」

4「しょうがないな〜」

4「ちょっとそこの暗いの〜」

何?

205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:20:42.41 ID:0DG5ECseO

女生徒4「これ渡せって頼まれたんだけどぉ」

…手紙?

4「そうそう〜女生徒5に」

……わかった
感謝する

手紙…
開封する
『ちょっと今から屋上に来てくれない?
授業中のこと謝りたいの…』

行くべき?
…昼食は食べ終わった
彼とも会った
涼宮ハルヒの監視も昼休憩の間は二人に任せてある

トコトコトコトコ

女生徒1「あれ?長門さん、どこかに行っちゃいました…」

女生徒3「用事でもできたのだよっ!ま、ここは3人で仲良く昼食と洒落こもうよっ!」

女生徒2「そ、そうだねっ!」

207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:27:32.26 ID:0DG5ECseO

トコトコトコトコ
屋上へ到着
ガチャ
個体数確認
…4
女生徒5だけではない

女生徒5「来た来た…」クスクス

何?

5「何?じゃないわよ。あんたここになんで呼ばれたかわかってる?」

あの手紙の内容以外のことは理解できていない
何?

5「あんたそれマジで言ってんの?どんだけ鈍いのよ…」

5の仲間「あはは!ねぇ、もうやっちゃおうよ!」


208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:31:58.05 ID:0DG5ECseO

女生徒5「そうね!!」

5の仲間「あはは!!」ブンッ

その瞬間一人が足を上げた
避けるのは容易…

仲間「なっ!?避けてんじゃねぇよ!!」

この有機生命体は愚か
「私には手をだすべきではない」

5「何それ?きゃははっ!おもしろ〜い!……ふざけんなっ!!私はあんたが気に入らないのよっ!!」

私はあなた達のことをなんとも思っていない
どうでもいい存在
私には興味がない
帰らせて
じゃないと痛い目を見ることになる

210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:36:27.13 ID:0DG5ECseO

5の仲間「こいつ…完全になめてるわね…」

5「もう容赦しないわ…!!」ヒュンッ

女生徒5が拳を振り上げた
私は攻撃をかわす
私にはそんなことをしても無駄
あなたの命も保障できない
次の一撃であなた達を敵性と判断し、攻撃を開始する
あなた達は即刻この場から離れるべき

211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:41:05.11 ID:0DG5ECseO

女生徒5「訳のわからないことを言ってんじゃないわよ!!」

5「お前のそういうところが……気に入らないのよっ!!!!!!」ヒュンッ

…攻撃を確認
敵性と判断
あなた達は私の情けを見抜けず、忠告を無視した
ただちに反撃を開始する
手加減は無用
これらの有機生命体は今後、私の任務を激しく妨害する可能性がある
存在を抹消すべき

長門「○×△☆%□」

女生徒5「…なっ!?」

213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:45:43.73 ID:0DG5ECseO

ガチャリッ

長門「」ピクッ

「ちょっとあんた達!!何してんのよ!!」

女生徒5「げっ!!あれは!!」

ハルヒ「あんた達まさかあたしの大事な団員に手を出そうとしてたんじゃないでしょうねぇ!?」

5「そ、そそ、そんなことないわよ!!私の相談に乗ってもらおうとしてただけよ!!ねっ!?」

5の仲間「そ、そうだよ!!じゃ、じゃあ私達はもう行くわ!!あ、ありがとね、長門さん!!」

ダッダッダッダ

ハルヒ「…ったくあいつら…ふざけんじゃないわよ…」ボソッ

215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:50:02.03 ID:0DG5ECseO

長門「…」

ハルヒ「有希?」

何?

ハルヒ「大丈夫?あいつらに何かひどいことはされてない?」

大丈夫
心配しないで

ハルヒ「本当に?何かあったら団長のこのあたしに言いなさいよね?すぐに飛んでいってあげるわ」

……感謝する


217 名前:携帯でもさるさんってなるんだな[] 投稿日:2010/02/16(火) 23:01:51.11 ID:0DG5ECseO

ハルヒ「ったく…有希に今日は団活に遅れることを伝えにきたらクラスの女の子が有希はどこかに行ったなんて言うもんだからおかしいと思ったのよね!!」

ハルヒ「部室にもいないし…」

そう

ハルヒ「ま、何かがある前に来られてよかったわ!!」

ハルヒ「それと、さっきも言ったけど今日の団活は皆が遅れていくから待っていてちょうだいっ!!」

わかった

ハルヒ「それじゃあね!!気をつけなさいよ!!」タッタッタッタ

………
…教室に戻ることにする

221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 23:48:55.70 ID:0DG5ECseO

寝てしまってました
かなりの眠気でもう脳が働かないので今日は寝ようと思います
すいません
落としてくれてもいいです
保守とか支援とかレスありがとうございます
おやすみなさい



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