かがみ「お兄ちゃん・・・か」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:ハリー「安価行動する」ロン「えっ」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/11(木) 01:18:24.93 ID:G6fhV4SH0

かがみ「あれ?飲み物まだ残ってると思ったのに・・・」

まつり「ごめーん、私さっきノドがカラカラだったから全部飲んじゃった」

かがみ「えー?・・・もう、仕方ないわねー、ちょっと買ってくるわ」


コンビニ店員「316円になります」

かがみ「あれ?財布が・・・」

ウィーン(自動ドア)

男「(ファミ通・・・)」

男「?」

かがみ「しまった、机の上に置いたままだったわ・・・あの、すみまs」

男「これでお願いします」店員に1000円差し出す


かがみ「え・・・、あ」

コンビニ店員「1000円からー」


3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/11(木) 01:20:47.21 ID:G6fhV4SH0

かがみ「いやー、助かったわ、ありがとう」

男「おう、気にすんなって」

かがみ「今日ウチのクラスに転校してきた男君だよね?」

男「君は確か、柊・・・かがみさんだっけ」

かがみ「おぉー、もう覚えてくれたんだ。嬉しいな」

男「見かけによらずドジなんだな」

かがみ「う・・・、あ!そうだ、お金・・・」

男「ん?いいよ、それくらい」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/11(木) 01:22:13.00 ID:G6fhV4SH0

かがみ「ダメよ!男君、この近くに住んでるの?」

男「あぁ。ちっこいアパートだけどね」

かがみ「私の家すぐそこだから、着いたら家の前で待ってて。ちゃんと返すから


かがみ「それにしても、自己紹介してないのによく私の名前覚えてくれてたわよ
ね」

男「いや、昼休みが始まった途端、君だけすぐ教室飛び出していっただろ?」

かがみ「あ・・・うん(こなた達のところね)」

男「その時にクラスの子に聞いたんだ。珍しい名前だったからすぐ覚えたわけ」

かがみ「そうなんだ・・・」


6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/11(木) 01:23:57.90 ID:G6fhV4SH0

男「他のクラスで昼飯食べてんの?」

かがみ「えぇ、すぐ隣のクラスなんだけどね。双子の妹がいるのよ」

男「へー、仲良いんだ」

かがみ「まぁね・・・、さて、ここが私の家よ。財布とってくるからちょっと待
って」

男「あー、俺もアパートここなんだけど」

かがみ「・・・え?」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/11(木) 01:25:09.74 ID:G6fhV4SH0

かがみ「いやー、驚いたわ。まさかうちの目の前のアパートに越してきてたなん
て」

男「まぁ俺が選んだんじゃないんだけど」

かがみ「ご両親も一緒に住んでるの?」

男「いや、俺一人」

かがみ「一人暮らしなんだ?困ったことがあったらなんでも言ってちょうだいね」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/11(木) 01:27:14.53 ID:G6fhV4SH0

みき「かがみー?どうしたの、家の前で。あら、お友達?」

かがみ「あ、お母さん。コンビニで偶然会っちゃってね。転校生の男君よ」

男「・・・!」

みき「・・・!」

かがみ「え?何なに、どうしたのよ二人共・・・」

男「母・・・さん?」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/11(木) 01:29:42.29 ID:G6fhV4SH0

かがみ「一体どういうことなの・・・?説明してよお母さん」

みき「実はね・・・お母さんにはかがみとつかさのようにまきという双子の姉が
いたのよ」

つかさ「初めて聞いたよそれ・・・」

かがみ「どうして今まで黙ってたの?」

みき「まき姉さんは、貴方達が生まれる少し前に亡くなったの。それが男君の本当の母親よ」

男「勘違いしてすみませんでした。俺も母さんに姉妹が居たなんて聞いたことなかったです」

みき「いいのよ・・・それより、よく来てくれたわね」


11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/11(木) 01:31:16.82 ID:G6fhV4SH0

男「変だと思ったんです、親父の奴、急に色んな理由付けて引っ越しだなんて」

みき「お父さんは今、どうしてるの?」

男「別の所で住み込みで働いているみたいです。こっち来てからは連絡取れてないですが」

みき「そう・・・」

かがみ「ちょっと、勝手に話を進めないでよ」

つかさ「つまり、私達と男君は、従兄妹ってこと?」

みき「そうよ。男君・・・困ったことがあったら何でも言ってちょうだいね」

かがみ「(それさっきの私の台詞・・・)」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/11(木) 01:32:42.27 ID:G6fhV4SH0

つかさ「いきなりでびっくりしたねー」

かがみ「はぁ・・・色々ありすぎて訳分かんないわよ」

男「なんか悪いな、混乱させちまって」

かがみ「ま、いいわ。とにかくこれからよろしくね。血が・・・繋がっているんだもの。正直まだ実感ないけど」

つかさ「よろしくねー、ええと・・・お兄ちゃん?」

男「それはちょっと・・・」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/11(木) 01:35:23.21 ID:G6fhV4SH0

つかさ「え?従兄妹って家族みたいなものでしょ?変かなあ、一緒に住むのって


かがみ「まぁ・・・空いてる部屋があるにはあるんだけどね」

つかさ「それに男君、一人暮らし寂しいでしょ?私なら耐えられないよう」

男「今は新鮮で楽しいけど」

つかさ「でも、ご飯は一緒だよね?」

男「いつも御馳走様です本当に」


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/11(木) 01:36:54.07 ID:G6fhV4SH0

男「そんなわけで、おばさん(みき)の想いもあってか柊家のお世話になっているわけだが」

かがみ「誰に向かって説明してんのよ?」

男「おっと、失礼」

つかさ「?」

まつり「いいじゃん、男君ってぶっちゃけイケメンだし。目の保養目の保養」

かがみ「な・・・!」

男「あ、お世話になってます、まつり姉さん」

まつり「正確には私の方が妹って立場なんだけどねー」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/11(木) 01:38:15.18 ID:G6fhV4SH0

こなた「かーがみー、お兄さんができたんだって?」

かがみ「げ・・・(つかさが喋ったのね)、なんか微妙に違うけど、実はかくかくしかじかなのよ」

こなた「ふぅーん(ニヤニヤ)」

かがみ「な、何よ・・・?」

こなた「それって現実ではなかなか無いシチュだよね!これで血が繋がってなかったら完璧なのに!」

かがみ「はぁ?」


17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/11(木) 01:41:37.58 ID:G6fhV4SH0

もうすぐクリスマス、街にて


男「で、何しに此処まで来たんだっけ」

かがみ「つかさの奴・・・」
男「おーい」

かがみ「もうっ!つかさのせいよ!今日お買い物する約束だったのに、急に他に用ができたからって朝起きたらもういないんだもん!」

男「で、何で俺なの?」

かがみ「普段はわざわざ起こしに行っても起きないのに・・・ブツブツ」

男「・・・こなたちゃんは?」

かがみ「・・・え?こなたは今日はバイトよ!」

男「日下部っちや峰岸ちゃんは?」

かがみ「日下部は部活だし、峰岸は・・・彼s」

男「え?」

かがみ「なんでもないわよ!そ、それより、今日は一日付き合ってもらうからね
!」

男「・・・っ、何カリカリしてんだよ。ほら、ソフトクリームでも食えって」

かがみ「うん・・・美味しい」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/11(木) 01:43:51.27 ID:G6fhV4SH0

人少ないけど弾は打ちつくすつもりだからそこんとこよろしく




かがみ「あ、この指輪綺麗・・・(男にプレゼントしたら喜ぶかな・・・?)」

男「・・・ん(かがみ、あの指輪相当気に入ったのか?さっきからずっと見てるけ
ど)」

かがみ「(値段もそこそこだし、また今度こっそり買いに来ることにするわ)」

男「どうしたんだ?」

かがみ「・・・え?い、いや、なんでもないわよ?そ、そろそろお昼だし、何処
かお店入りましょ?」

男「じゃぁ俺ラーメン食べたいな(あの指輪、今度こっそり買ってプレゼントして
やるか)」



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/11(木) 01:46:34.58 ID:G6fhV4SH0

クリスマス

かがみ「お、男・・・!」

男「ん?」

かがみ「こ、これあげるわよ!」

男「え?あ、サンキュー」

かがみ「べ、別に深い意味は無いのよ?今日はクリスマスだけど・・・いや、か、勘違いしないでよね!」

男「実は俺も渡したいものがあったんだ、ほれ」

かがみ「え・・・?これって・・・」

男「さて、かがみのくれた物は何かな・・・?・・・!(あれ?これ同じ指輪じゃん、被った・・・?うそお)」

かがみ「嬉しい・・・まさか・・・こんな偶然・・・!運命かしら・・・?」

.
..
...

こなた「なーんてシチュとかってない?」

かがみ「殴るぞ?」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/11(木) 01:49:34.75 ID:G6fhV4SH0

こなた「かがみは俺の嫁ー!」

男「よ、嫁・・・?」

かがみ「気にしないで、こいついつもこんなだから・・・」

男「いや、そうじゃなくて」

かがみ「え?」

男「普通、女役はこなたちゃんの方じゃね?と思ってさ」

かがみ「〜〜〜!」

男「おおう、そうカリカリすんなよ、チョコレートでも食えって」

かがみ「うん・・・美味しい」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/11(木) 01:51:12.10 ID:G6fhV4SH0

男「さて、それじゃ本題に入るぜ。こなたちゃん」

こなた「ふぇ?」

男「悪いけど、かがみは渡さねえよ。俺の嫁だからな」

かがみ「男・・・!」

こなた「・・・ふっ、参ったね、こりゃ。さすがにアンタの想いにゃあ敵わんよ


かがみ「男・・・好き」

男「愛してるよ、かがみ」

..
...

ひより「っとまぁ、これが基本形ッスかねぇ」

かがみ「一度先輩の威厳ってヤツを叩き込まないといけないのかしら」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/11(木) 01:52:46.06 ID:G6fhV4SH0

みさお「柊の奴、今日風邪で休みだってヴぁ」

男「あぁ、今朝メールで聞いたぜ」

あやの「大丈夫なのかしら・・・?」

男「(バイト帰りに見舞いに行ってやるか・・・)」



男「えーっと、さすがに薬は自分で飲んでるだろうから・・・ポカリとアイスと
チョコレートと・・・、確かプリンも好きだったな」


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/11(木) 01:54:08.01 ID:G6fhV4SH0

男「これくらいでいいかな。あいつ最近無理してただろうから、こういう時くら
い好きな物食わしてやるか。でもこの時間だと起きてるか微妙だな・・・」

つかさ「あ、男君いらっしゃーい。お姉ちゃんのお見舞いに来てくれたの?」

男「あぁ。今どんな調子?」

つかさ「学校終わってすぐにこなちゃんとゆきちゃんがお見舞いに来てくれてね
、その時は起きてたんだけど、お話して疲れちゃったみたいで今は寝てるよー」

男「そうなんだ。これ、差し入れなんだけど冷蔵庫入れといてもらえるかい?」

つかさ「うん。ありがとー」

男「ちょっと様子が見たいんだけど、あがってもいいかな?」

つかさ「あ、うん。じゃぁちょっと待っててー」


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/11(木) 01:55:35.40 ID:G6fhV4SH0

つかさ「やっぱり寝てるみたい。起こさないようにしてあげてね」

男「りょーかい」


ガチャ
男「・・・」

かがみ「・・・!(お、男!?)」

男「・・・なんだか忍び込んだみたいで気が引けるな・・・」

かがみ「Zzz・・・(取りあえず寝た振り・・・)」

男「お、よく寝てるなあ」

男「寝顔の時は割りとおしとやかで可愛いのになあ・・・」

かがみ「Zzz・・・///」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/11(木) 01:57:13.20 ID:G6fhV4SH0

男「熱は下がったのかね」
手をおでこに当てる

かがみ「〜〜〜!」

男「あれ・・・まだ下がってない・・・ちゃんと薬飲んだのか?」

男「とりあえずつかさちゃんに、起きたら水分は摂らせるように言っておくか・
・・ん?」

男「ご、ゴミ箱に・・・大量のアイスの空き箱が・・・!」

かがみ「・・・!」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/11(木) 01:58:59.52 ID:G6fhV4SH0

男「かがみ・・・お前・・・」

かがみ「・・・」

ガチャ
つかさ「男君、お姉ちゃんの様子、どう?」

男「あ、つかさちゃん。さっきの差し入れだけど、全部つかさちゃんと姉さん達
で食べていいから」

つかさ「え?ほんとにいいの!?」

かがみ「!!!!!」


早いけどこれで撃ちつくしちゃった
人少ないのに調子乗ってごめんね
お目汚し失礼しました



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