1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 21:07:27.72 ID:/OEgeNeE0
めずらしく予定が何もない日曜の昼過ぎ
いつもなら不思議探索で丸一日潰れてしまうせいか、SOS団の活動が無い日は暇で仕方ない
慌ただしい毎日に慣れてしまっているせいか、どうも体を動かしたくなってくる
どうせ家にいても何も無い。俺は携帯と財布を持ち、家を出た。とりあえず街にでも行くか
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 21:09:04.11 ID:/OEgeNeE0
休日だということもあり、街中はいつもより賑やかだ。とりあえず暇を潰せるところは・・・
?「よう、キョンじゃねえか!こんな所で何してんだ?」
キョン「ん?」
キョン「ああなんだ・・・お前か」
谷口「なんだとはなんだ!相変わらずつれねーなぁ」
キョン「お前こそこんな所でなしてんだ?ナンパなら一人でやれよ」
谷口「なんだよぉー今日はナンパしに街に出たわけじゃねーんだよ!それよりお前、今ヒマか?」
キョン「まぁ・・・特になにもないぞ。」
谷口「ヘヘッそうかそうか、ヒマならちょっと付き合えよ!」
キョン「付き合うって別にかまわんが、どこに行くんだ?」
谷口「俺についてくればわかるよ」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 21:12:16.25 ID:/OEgeNeE0
谷口「着いたぜ、ここだ」
キョン「レンタルビデオ屋か・・・初めて来る場所だな」
谷口「知る人ぞ知る秘密の店だ。さ、入ろうぜ」 ウイーン
キョン「なんか普通の店と雰囲気がかなり違うな」
谷口「そりゃそうだ。ここはアダルト専門の店なんだぜ!」
キョン「!?」
谷口「もっと奥に行くか。お目当てのものがあるんだよ」
キョン「ちょっと待て。俺達はまだ高校生だぞ、こんな店入っていいのか?」
谷口「こまけぇことはいいんだよ!それに、ここの店員とは仲が良いんだ。目つむってくれるさ」
キョン「やれやれ・・・」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 21:16:24.25 ID:/OEgeNeE0
キョン「それで、お前は何を買うつもりなんだ?」
谷口「ああ、俺は今日オナホを買いにな」
キョン「オナホ?なんだそれは」
谷口「ッカァー−!オナホも知らないとかどんだけお子ちゃまだよ!」
キョン「いいから教えろ!オナホってのはなんだ?」
谷口「しょーがねぇなー、このオナニーマシーン谷口が簡単に説明してやるよ」
谷口「オナホとは、男性用の自慰用具(性具)である。オナニーホールの略。俗にオナホ、オナフォと略される場合もある。男性器を女性器へ挿入する快感を再現するための膣口をかたちどった製品のこと。
軟質樹脂などを筒状にしたもので、ペニスの挿入を繰り返し女性器への挿入に近い性的快楽を得ることができる。
。使用に際しては、摩擦を緩和するために潤滑用の水溶性のローションを使用する。」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 21:20:33.54 ID:/OEgeNeE0
谷口「一般に女性の性器を忠実に模した物が好まれ、実物の陰毛を植毛した製品もあるが、
逆に全く違った形状でオナカップには見えず陰湿さを感じさせないデザインの物も存在する。
価格は、数百円程度の物から、数万円台のものまである。数百円程度の物は使い捨てに近く、
数回の使用にしか耐えない物が多いが、数千円する製品になると、手入れを前提として、ローションを使用し繰り返し使えるものが殆どで・・・」(Wikipediaより)
キョン「もういい、止めろ。喋るな。黙れ。口を塞げ。コラ。」
谷口「そうか」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 21:23:02.12 ID:/OEgeNeE0
谷口「ようは男のオナニーをより充実させる夢のアイテムってわけだ」
キョン「なるほどな・・・そしてお前はここに来たと」
谷口「おうよ!自分の最高のパートナーをを探してる途中だからな」
キョン「(うわぁ・・・)」
谷口「そうだ、せっかくだからオナホ買っていけよ!」
キョン「買わん。お前と変態同盟など組む気にならん。俺を引きずりこむな」
谷口「へっ、言うと思ったよ。でもここまできたんだから一緒に見ようぜ」
キョン「わかったよ・・・ったく」
谷口「やっぱすげぇや・・・見ろよこの数!この充実した品揃え!」
キョン「ああ・・・こんなに種類があるとはな・・・」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 21:25:47.81 ID:/OEgeNeE0
谷口「俺は品定めしてくるからお前も適当に見物してろ!」
ビューン
キョン「行っちまった・・・」
キョン「さて・・・俺も少し見て回るかな・・・ ふーん・・・・ おおこれは・・・・・ ん?」
キョン「この箱のイラスト・・・長門そっくりじゃないか!しかもその隣の箱は・・・!{みくるのみるく}だと・・・っ!
長門や朝比奈さんののマンマンも擬似体験を・・・」 ハッッ
キョン「(この馬鹿!何を考えてるんだ!いや、しかし・・・駄目だ!忘れろ、谷口2号になってたまるか!)」
キョン「そうだ、DVDコーナーに行こう、うんそうだ。今のは見なかったことにしないとつい手に取ってしまう衝動に・・・」
キョン「いくら何でも仲間をそんな目で見るなんて・・・いいわけがないんだ。うん」
キョン「とりあえず普通のDVDとかはないかな・・・ ん?」
{涼宮ハヒルの憂鬱}
キョン「」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 21:28:21.56 ID:/OEgeNeE0
谷口「いやー大量にゲットしちまったぜ! ・・・あれ?なんだよお前も買ってたのかよ」
キョン「ああいや、一応経験の一つとして買ってみただけでな」
谷口「ふーん。それにしては袋がパンパンだけど、ドンだけ買い込んだんだ?」
キョン「なっ!べ、別に 知り合いに似たイラストのオナホとかDVDが俺のいつものオカズにしてる奴にそっくりだから買ったわけではないぞ!
ただ少ーしだけ興味があっただけで、嘘じゃないぞ!」
谷口「プwwwwま、いいさ。これは俺とお前の二人だけの秘密ってことで頼むぜ!」
キョン「あ、ああ・・・もちろんだ」
谷口「そんじゃ、俺は帰るからよ。今日は付き合ってもらってありがとな!」
キョン「おう、また明日な(あの店に連れてってくれてありがとうな、谷口・・・)」
キョン「ただいまー さ て と ・・・」
キョン「早速開けるか・・・ゴソゴソ まずは長門似の箱のやつから・・・」
キョン「ん・・・あれ・・・おかしいな・・・箱をおおったビニールが全然破けん・・・!ふんっ・・・ふんんっ・・・・・!ビリッ ふぅ・・・」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 21:30:49.33 ID:/OEgeNeE0
キョン「まったく、無駄に強力なビニールめ。えーと、これか!おお・・・こんなにやわらかいものなのか。なんだか不思議な感触だな」
キョン「そしてこれがローションか。ハハッ我慢汁だなこりゃ。んで、このローションを穴に入れて・・・とと・・・!溢れちまった・・・」
キョン「少し興奮しすぎだぞ俺。落ち着け。とりあえずこぼれたローションはもったいないからな、亀頭に塗って・・・と・・・」
キョン「よし、これで準備は整った。俺のちんぽ(通称CNP)もビンビンだ・・・いざ!!」
ヌチュ・・・「ん・・・」 ニュルッ「は・・・はぁぁっ・・・」 ズチュッ「ふううううっ!」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 21:32:16.55 ID:/OEgeNeE0
ヌチュッヌチュッヌチュッヌチュッ 「おおっっっ凄ぅい・・・あっっっ凄いよお!!」
キョン「これが長門の膣内・・・やべぇ・・・俺の右手が止まらねぇ!」
キョン「畜生・・・!谷口のゲロはげ野郎!!こ、こんなすげーもん今まで一人占めにしやがって・・・!
ハァハァ・・・たまんねぇよ長門ぉ・・・長門ぉ・・・・・・」
キョン「ハァハァ・・・な・・・ながとーー!!ながとーー!ふぁっ!もう・・・俺・・・」
中に出す!中に出してやるぞ!イクぞ!長門おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
ガチャ
長門「借りていた本を返しに来た。あなた以外の生命反応は確認されず。鍵が開いていたので勝手に入らせ
キョン「イックゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ」 ビュルッ
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 21:42:15.59 ID:/OEgeNeE0
長門「あ・・・」
キョン「はぁはぁ・・・最高だ・・・!ふう・・・とりあえず手を洗いに・・・」
長門「・・・説明を求める」
キョン「」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 21:50:11.35 ID:/OEgeNeE0
キョン「え?長門・・・さん?は?なんで??」
長門「説明を」
キョン「ひゃい!あああああああああああああのののののでででですね・・・えっと・・・はあ、あの」
キョン(何だこの状況は何がどうなって、そもそも何故長門がここに??)
長門「・・・これ」
キョン(あれは・・・開けたばかりのオナホの箱・・・!)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・パッケージを凝視している
長門「この箱に描かれている人物画と、私のフェイスバランスを計算・・・類似度98.9%」
キョン「な・・・長門・・・さん?」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 22:05:24.36 ID:/OEgeNeE0
キョン「・・・と言うわけでして・・・」
長門「把握した」
長門「つまり、男性の自慰行為における道具を使用したプレイのの一つ。ということ?」
キョン「ああ・・・まぁ、大体あってる。だがこれは決して特異なものではなくてだな、
俺のような思春期真っ盛りの連中はみんなやってることなんだ」
長門「あなたと同じ年代の男性は皆にた行為をしている」
キョン「そうだ。谷口や国木田、古泉もやっているだろう」
長門「そう・・・」
キョン「だから今回のこの件は、ハルヒや朝比奈さんには言わないでくれないか?」
長門「了解した」
キョン「さすが長門だ(聞き分けのいい奴でよかった)」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 22:15:22.76 ID:/OEgeNeE0
〜次の日〜
キョン「ハア・・・・昨日は大変だったぜ。まさか長門ご本人登場だもんなぁ」
谷口「おっすキョン!朝から元気ねーな。昨日シゴキ過ぎたのか?」
キョン「んなわけあるか!昨日は色々あったのさ」
谷口「色々って・・・まさか、カーチャンに見つかったとかオナホを洗ったまま
洗面台に忘れてたとかか!?」
キョン「そういうことじゃない。こっちの話だ、ほっとけ」
谷口「へいへい。うぃーす」
クラス一同「来た・・・ヒソヒソ・・・・・・うわー・・・・・・マジかよ・・・・・・」
谷口「え?なんだよお前ら。なにジロジロみてんだ?あ、ひょっとして俺に見惚れてんのか?www」
キョン「どうした谷口?」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 22:25:49.40 ID:/OEgeNeE0
一同「プ・・・ギャハハハハww」
キョン「な・・・」
クラスA「ようオナホマンwwwww」
クラスB「お前オナホ使って毎日シコシコしてるらしいじゃんwwwwwwwwww」
クラスC「そんなもんに金使ってんじゃねーよきめえww」
キョン「そ、そんな・・・(何故みんなそれを・・・谷口と長門しか知らないことをなんで・・・!?)
ダッ
一同「おーいどこ行くんだよwwトイレで一発きめんのかーwwww」
はあ、はあ、はあ、(どういうことだ?どこでバレたんだ?畜生!)
キョン「ハルヒが来る前になんとかしないと・・・!」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 22:37:50.47 ID:/OEgeNeE0
キョン「多分この時間の文芸室にはあいつがいるはず・・・」
バンッ
キョン「長門!!」
長門「・・・」
キョン「はぁ・・・はぁ・・・長門・・・助けてくれ、ヤバイことが起きた」
長門「何?」
キョン「どういうわけかクラスの連中にオナホのことがバレちまったんだ」
長門「そう・・・あなたの言うヤバイということはそのこと?」
キョン「そりゃそうだろ!それ以外に何がある!?くそう・・・一体誰がバラしやがったんだ・・・」
長門「私」
キョン「え?」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 22:51:55.33 ID:/OEgeNeE0
キョン「私って・・・」
長門「今回の秘密漏えいの発端は私である可能性が高い」
キョン「ちょっと待ってくれ、どういうことだ、なんでお前なんだ、じゃあお前がまわりに言いふらしたのか?」
長門「そういうわけではない。私はあなたとの約束を守っている」
長門「あなたの希望通り、涼宮ハルヒ、朝比奈みくるにはこの話はしていない。
あなたはその二人には言わないことを願った。しかしその二人以外に話してはいけないとは言われなかった。
私は有機生命体の思春期という時期による行動を興味深く感じた。
よって情報を集めるために、あなたが出した二人以外の者に話を聞いた。」
キョン「な・・・なんという・・・こと・・・を・・・・・・」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 22:59:20.57 ID:/OEgeNeE0
その後、俺はなんとか長門に説明をし、全員の記憶を消してもらった
確かに長門は約束を守った。忠実に。
その一件以来、誰かと約束を交わす時は言葉を慎重に選ぶようになった
ちょっとした言葉の食い違いで、まさかここまで窮地に立つとは
思わなかった
お前らも、常に言葉を選んだほうがいいぞ
俺みたいになりたくなければな・・・
〜Fin〜