長門「彼を惹くために汗だくになってフェロモンをぶっ放す」


メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:前原圭一の憂鬱

ツイート

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 19:53:46.21 ID:KlemrMiVO

キョン「最近長門が汗臭い……」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 20:02:45.02 ID:KlemrMiVO

長門「あつい……」ぱたぱた

長門「あつあつあつー」ぱたぱた

長門「あおいで」

ハルヒ「え、え?」

長門「あおいで」

ハルヒ「う、うん」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 20:06:06.00 ID:KlemrMiVO

ハルヒ「……」ぱたぱた

長門「はぁー……」

ハルヒ「……」ぱたぱた

長門「あー」

ハルヒ「それは無理よ」ぱたぱた

長門「あ゛ー」

ハルヒ「!?」ぱたぱた

長門「ジョーク」

ハルヒ「ちょっと驚いた」ぱたぱた

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 20:12:33.11 ID:KlemrMiVO

ハルヒ(あつ……)ぱたぱた

長門「……」

ハルヒ「有希」ぱたぱた

長門「なに」

ハルヒ「髪くくってくれる?」ぱたぱた

長門「がってん」

ハルヒ「暑くって」ぱたぱた

長門「ゴムは?」

ハルヒ「あ゛……持ってない」ぱたぱた

長門「なくていい」

ハルヒ「そう?」ぱたぱた

長門「ゴム無しでやる」

ハルヒ「お願い」ぱたぱた

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 20:16:27.79 ID:KlemrMiVO

長門「……できた」

ハルヒ「はー、涼しい」ぱたぱた

長門「うなじ」

ハルヒ「ん?」ぱたぱた

長門「セクシー」

ハルヒ「……ありがと」ぱたぱた

長門「汗の伝ううなじには性的興奮を……はっ」

ハルヒ「なに?」ぱたぱた

長門「無理をしなくていい、次は私があおぐ」

ハルヒ「あおいでくれるの?」

長門「……」フンス

ハルヒ「あ、ありがと」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 20:20:00.94 ID:KlemrMiVO

長門「……」ぱたぱた

ハルヒ「はぁー〜……すずしいぃ」

長門「……」ぱたぱた

ハルヒ「とくにこの、首、首の辺りが……さいっこう」

長門「……」ぱたぱた

ハルヒ「……」

長門(後れ毛ひらひら)ぱたぱた

ハルヒ「……zzz」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 20:22:40.29 ID:KlemrMiVO

長門「……」ぱたぱた

ハルヒ「……zzz」こっくりこっくり

長門「……涼宮ハルヒ?」

ハルヒ「……zzz」

長門「ハルヒちゃん」

ハルヒ「……zzz」

長門「ハルにゃん、ハルにゃん」

ハルヒ「……zzz」

長門「!」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 20:25:51.53 ID:KlemrMiVO

長門「ブラジャー見せて」

ハルヒ「……zzz」こっくりこっくり

長門「……いいの?」

ハルヒ「……zzz」こっくりこっくり

長門「……」

―――――――

長門「大きい」

ハルヒ「……zzz」

長門「すごい大きい」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 20:29:38.40 ID:KlemrMiVO

長門「ちょっと汗で湿ってる」

長門「今日は体育が無かったから、おしゃれブラ」

長門「ウルトラマン」

長門「ファールカップ」

ガチャ

長門「……」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 20:34:20.82 ID:KlemrMiVO

キョン「長門か」

長門「そう」

キョン「ハルヒは……寝てるのか」

長門「……」

キョン「岡部に呼び出されたから、ハルヒによろしくな」

長門「わかった」

キョン「……」

ハルヒ「……zzz」

キョン「ハルヒ、髪型……な?」

長門「……」

キョン「可愛い可愛い」

長門「……」

キョン「しー、な?」

長門「……」コクコク

キョン「俺が部室に置いておいたアイスをやるから……あれ、ない」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 20:39:16.32 ID:KlemrMiVO

長門「食べた」

キョン「……全部か」

長門「そう」

キョン「……まあいいか」

長門「……」

キョン「じゃあさっきのは秘密な」

長門「……」

キョン「ハルヒによろしく」

長門「わかった」

キョン「んじゃ」

パタン

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 20:43:44.29 ID:KlemrMiVO

ハルヒ「……」

長門「……」

ハルヒ「……えへ、えへ」

長門「……」

ハルヒ「えっへへへへへ」

長門「……」

ハルヒ「可愛いって、可愛いって」

長門「ずるい」

ハルヒ「えへえへえへへへへ」

長門「髪型が、という事」

ハルヒ「でもうれしいもん」

長門「……うざい」

ハルヒ「……」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 20:51:37.87 ID:KlemrMiVO

ハルヒ「……ごめん」

長門「……」

ハルヒ「ごめん」

長門「……」

ハルヒ「うざいって、言わないで」

長門「……!? 泣かないで」

ハルヒ「ん、ん……」

長門「言い過ぎた」

ハルヒ「……」

長門「でも少しうざかったのは本当」

ハルヒ「!」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 20:57:10.53 ID:KlemrMiVO

ハルヒ「頭撫でてもらっちゃった」

長門「……」

ハルヒ「わかった、もう言わない、もう言わない」

長門「……」

ハルヒ「怒ってる……?」

長門「……」

ハルヒ「有ー希〜」

長門「離れて、暑い」

ハルヒ「あたしが持ってきておいたアイスあげる!」

長門「……」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 20:59:18.55 ID:KlemrMiVO

ハルヒ「……あれ、ない?」

長門「……食べた」

ハルヒ「……」

長門「ごめんなさい」

ハルヒ「……」

長門「こわい」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 21:09:10.96 ID:KlemrMiVO

ハルヒ「じゃんっ」

長門「!」

ハルヒ「あたしはキョンとは違うのよ」

長門「すごい大きい」

ハルヒ「なんとかボーデン」

ハルヒ「一緒に食べましょ?」

長門「いい考え」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 21:13:45.98 ID:KlemrMiVO

ハルヒ「固い……」

長門「……」もぐもぐ

ハルヒ「プラスチックのスプーンじゃダメね、ちょっと溶けるの待たないと」

長門「……」さくさくさくさく

ハルヒ「同じスプーンなのになんで有希のはそんなにサクサク刺さるのかしら?」

長門「……スプーン、かひて」もぐもぐ

ハルヒ「はい」

長門「……」ぱく

ハルヒ「あ」

長門「……」もごもご

ハルヒ「スプーン食べてどうするの?」

長門「できた」

ハルヒ「よだれスプーンが?」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 21:17:29.70 ID:KlemrMiVO

長門「使って」

ハルヒ「?」さくさくさくさく

ハルヒ「あれ?」

長門「……」

ハルヒ「なんで?」

長門「秘密」

ハルヒ「裏ワザ?」

長門「……」

ハルヒ「……テレビでやってた?」

長門「秘密」

ハルヒ「おーしーえーて!」

長門「……」もぐもぐ

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 21:21:40.62 ID:KlemrMiVO

ハルヒ「あ〜ん」

長門「……」ぱく

ハルヒ「おいし?」

長門「つめたい」

ハルヒ「あたしにもっ」

長門「あーん」

ハルヒ「ねえ、有希、有希」

長門「あーん」

ハルヒ「んむー!?」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 21:27:01.21 ID:KlemrMiVO

長門「おいしい?」

ハルヒ「……すっごいおおきい」

長門「なかなか面白い」

ハルヒ「ラブラブ恋人ごっこ?」

長門「そう」

ハルヒ「うん、楽しい」

長門「あーん」

ハルヒ「もうちょっと小さくできない?」

長門「あーん」

ハルヒ「……あぁ〜ん」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 21:30:24.44 ID:KlemrMiVO

長門「もっと大きく広げて」

ハルヒ「む、むり」

長門「入らない」

ハルヒ「あ、あぁ……」

長門「入らないのは私への愛が足りない証拠」

ハルヒ「へ!?」

長門「私を愛すというならもっと広げて」

ハルヒ「んあー!」

長門「……アイスだけに」

ハルヒ「ぷふぉっ」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 21:42:45.59 ID:KlemrMiVO

ハルヒ「つめたいつめたい! ブラウスの中に入っちゃっひゃぁ!?」

長門「何?」

ハルヒ「ぶ、ブラが無い」

長門「……」

ハルヒ「え?え?なんで?あたし落とした?ていうかブラって落とす?」

長門「まず拭かないと、ひやひやからのぬるぬるからのベタベタがくるから」

ハルヒ「いい、自分で拭く」

長門「拭いてあげる」

ハルヒ「自分で拭けるから」

長門「拭いてあげる」

ハルヒ「……じゃあ」するっ

長門「エロス」

ハルヒ「やっぱり自分で拭くわ」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 22:32:39.23 ID:KlemrMiVO

ハルヒ「ブラどうしよ……」

長門「ここに」

ハルヒ「なんで」

長門「……」

ハルヒ「寝てるうちに取ったの?」

長門「そう」

ハルヒ「……まあいいか」

長門「そう」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 22:42:35.17 ID:KlemrMiVO

みくる「こんにちはー」

ハルヒ「……zzz」
長門「……」

みくる「随分仲良しさんですねぇ〜」

長門「これ」

みくる「絵本、読んであげてたんですか?」

長門「……」

みくる「すーずみーやさーん」

みくる「フフッ、可愛い」むにむに

ハルヒ「んひゅっ」

みくる「あ」

ハルヒ「みくるちゃん?」

みくる「お、お茶用意しますね〜」

ハルヒ「ふわぁ〜……っふ……あ、よ、よだれついちゃった」

ハルヒ「ご、ごめんね?」

長門「構わない」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 22:50:41.64 ID:KlemrMiVO

ハルヒ「しっぽ」

みくる「ぽ、ぽ……ぽ〜?」

長門「……5、4、3」

みくる「ぽ!ぽ!ぽー!」

長門「2、1」

みくる「ぽめらにあん!」

長門「0」

ハルヒ「ぶー」

みくる「はわわわわ」

ハルヒ「どっちにしろンで終わってるし」

みくる「あう〜」

ハルヒ「罰ゲー〜ムっ」

ハルヒ「次部室に入って来た人にセクシーポーズで迫りなさい!」

みくる「ひぇ〜!?」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 22:53:24.46 ID:KlemrMiVO

みくる「それって、それって、ふぇ〜!」

長門「……来た」

ハルヒ「むっふふふふふ、魅せて貰うわよ、みくるちゃんの女力……!」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 23:34:06.74 ID:KlemrMiVO

鶴屋「みっくるーはいるかいっ!」ガチャッ

みくる「ひっ、つ、鶴屋さん」

ハルヒ「どーん!」

みくる「きゃぁぁ!」

鶴屋「うわっとぅ!? ど、どうしたんさみくる」

みくる「あ、あの、えと、その」

鶴屋「ん?んっ?なんだいっ?」

みくる「あ、ああああのっ!」

鶴屋「ん?」

みくる「あうあう」

鶴屋「まあいいやっ! みくる借りてくよハルにゃーん!」

ハルヒ「どうぞー」

みくる「ひゃぁあぁあ〜」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/04(木) 23:36:42.24 ID:KlemrMiVO

ハルヒ「……つまんなーい!」

長門「……」

ハルヒ「つまんないつまんないつまんないつまんないつまんなーい!」

長門「……」

ハルヒ「もーぅみくるちゃんは〜」

長門「……」

ハルヒ「有希何読んでんの?」

長門「……」すっ

ハルヒ「……楽しいの?、ソレ」

長門「……つまんない」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 09:28:46.28 ID:fxl0bS0jO

ハルヒ「なんだ、有希も暇してたのね」

長門「少し」

ハルヒ「有希ったら、そうならそうと言えばいいのに」

長門「……あなたが朝比奈みくるに構ってたから」

ハルヒ「へ?」

長門「だから暇だった」

ハルヒ「へ、へ〜……」

長門「構って」

ハルヒ「えっと」

長門「構って」

ハルヒ「あの、ね?」

長門「早く」

ハルヒ「あうっ」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 09:37:29.58 ID:fxl0bS0jO

ガチャッ

古泉「こんにちは、遅くなって申し訳ありません」

ハルヒ「……」

長門「……」

古泉「本当に申し訳ありません、僕はもう少し遅れて来るべきでしたね?」

長門「そう、あなたの存在は私達の愛の営みの邪魔、早急にこの場から立ち去」

ハルヒ「ちがうちがう! 違うから!」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 09:41:53.03 ID:fxl0bS0jO

古泉「んっふ、随分と仲がよろしいようで」

ハルヒ「ま、まあね!」

長門「そう、2人はラブラブな恋人」

ハルヒ「ちょっ」

長門「ごっこ中」

古泉「実に楽しそうです」

長門「あなたは入れてあげない」

古泉「それはそれは、心の底から残念で仕方ありません」

長門「そう」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 09:47:59.80 ID:fxl0bS0jO

ハルヒ「ちょっ、有希……」
長門「……」

ハルヒ「こ、古泉君が居るのに」

長門「気のせい」

古泉「……」

ハルヒ「だ、だめだってば有希」

長門「大丈夫」

ハルヒ「古泉君見てるってば……やんっ」

長門「彼は今詰め将棋に夢中、見てない」

古泉「……」パチ

ハルヒ「だ、だからって……ぁっ」

長門「よいではないか」

古泉「……」ちらっ

ハルヒ「ほら見た」

長門「むっつり」

古泉「なっ!?」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 09:53:36.23 ID:fxl0bS0jO

ハルヒ「古泉君もやっぱり男なのよ」

長門「やはりむっつりだった」

ハルヒ「振り向いたから賭けはあたしの勝ち」

長門「賭けにならない、私も振り向くと思っていた」

古泉「あ、あの、その、ですね、ハイ」

ハルヒ「仕方ない事よ古泉君、むしろあたしはあなたがそういう事に人並みの関心を持っていることが分かって安心したわ」

長門「むっつり」

古泉「……すいません」

長門「むっつりずみ」

古泉「……」

長門「こいずむっつり」

ハルヒ「有希」

長門「彼はむっつり」

ハルヒ「指差さないの」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 12:44:58.39 ID:fxl0bS0jO

ハルヒ「ねえねえ、そういえば古泉君って彼女とかいないの?」

古泉「えぇっ!?」

ハルヒ「その反応、怪しいわね」

古泉「いえいえいえいえ、もう、はい、全く」

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 13:11:28.11 ID:fxl0bS0jO

長門「見た」

古泉「え」

ハルヒ「なになに?」

長門「この間、見た」

古泉「長門さん」

長門「古泉一樹が女性と歩いていた」

ハルヒ「あーらあらあら」

長門「あの後ろ姿は恐らくOL」

ハルヒ「あらまー?」

古泉「いえ、違います」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 13:20:59.09 ID:fxl0bS0jO

ハルヒ「ちょっと古泉君、詳しく」

古泉「えっと」

古泉「先週の日曜日ですよね?」

長門「そう」

古泉「やはりそうですか! そう!その日は丁度バイトの日でして、確かに先輩と歩いていましたよ」

古泉「確かに女性でOLではありますがもうだいぶ年いってますからね」

古泉「その方森さ……森田さんっていう方なんですけど、ハイ、よくして頂いてます」

ハルヒ「な〜んだバイトの先輩かー」

古泉「はい、そんな感じです」

ハルヒ「そういえば古泉君ってなんのバイトしてるの?」

古泉「え?」

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 13:26:54.69 ID:fxl0bS0jO

古泉「えぇ、あの、事務……的な?」

ハルヒ「?」

古泉「ハイ、そんなみたいな、ええ」

ハルヒ「よくわかんない……」

長門「……彼はケーキ屋さんでバイトしている」

古泉(長門……さん?)

ハルヒ「あら、そうなの?」

長門「そう、この前見た」

古泉(長門さん……)

ハルヒ「じゃあ余ったケーキとか持って帰れるのっ?」

長門「そう、そこが大事」

古泉「長門さん!?」

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 13:38:15.42 ID:fxl0bS0jO

ハルヒ「じゃあ今度よろしく!」

長門「彼と涼宮ハルヒと朝比奈みくると私の分、計8個」

古泉「え?」

ハルヒ「……あ、あたしちょっとトイレー」

長門「いってらっしゃい」
パタン

古泉「……」
prrr
古泉「はい……あ、はい、分かりました」

長門「……」

古泉「あ、後ですね、明日あたりケーキを8個程……いえ、僕が食べるのではなく」

古泉「いや5個じゃないのは約二名複数個食べるみたいで……いや本当です」

古泉「なので経費で……あ無理ですか、はい、はい」

古泉「はーい分かりましたー、はい」ぱたん
古泉「……」

長門「いってらっしゃい」

古泉「……いってきます」

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 13:50:46.18 ID:fxl0bS0jO

古泉「ってどこにですか」

長門「……」

古泉「バイトじゃありませんよ、涼宮さん今機嫌良いみたいですし」

長門「そう」

ハルヒ「ただいまー」

長門「お帰りなさい」

ハルヒ「そんで何話してたっけ? 古泉君の彼女疑惑?」

古泉「おっと、話がだいぶ戻りましたね」

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 13:57:15.52 ID:fxl0bS0jO

古泉「断言できます、僕に彼女は居ません」

ハルヒ「あらそう」

古泉「自分で言ったらちょっと悲しくなりましたね」

ハルヒ「もし彼女が出来たら言いなさい! ちょっとくらいなら団活出ないで時間作ってもいいわよ」

古泉「ありがとうございます」

ハルヒ「ちょっとだからね、ちょっと、ほんのちょっと」

古泉「ええ」

古泉「彼にも彼女が出来たら時間を作ってあげるんですか?」

ハルヒ「は?」

古泉「え?」

ハルヒ「有り得ない有り得ない」

古泉「あははは」

ハルヒ「あいつに彼女が出来るなんて全く有り得ないわ、明日イエスキリストが全裸で数学おしえてくれるくらいありえない」

古泉「それはそれは」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 14:01:32.59 ID:fxl0bS0jO

古泉「果たしてそうでしょうか……」

ハルヒ「えっ!?」

長門「……」

ハルヒ「え、あの……え?」

ハルヒ「あの……嘘、でしょ?」

古泉「ちょっとこのセリフを言ってみたかっただけです」

ハルヒ「な、なんだ、驚いた……はぁー」

古泉「……」

ハルヒ「ふー、汗でちゃった」ぱたぱた

長門「……」

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 14:07:24.41 ID:fxl0bS0jO

ハルヒ「あっついあっつい」

古泉「そういえば涼宮さん」

ハルヒ「なに?」

古泉「涼宮さんにそういう男性はいないのですか?」

ハルヒ「ふっ、いい?古泉君」

古泉「はい?」

ハルヒ「恋愛感情なんて精神病の一種なのよ!」

古泉「えっ」

ハルヒ「わかった?」

古泉「は、はぁ……」

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 14:18:03.16 ID:fxl0bS0jO

古泉「……しかし」
ハルヒ「なに?」

古泉「彼に恋人ができるのもそう遠くはないかもしれませんねぇ……」
ハルヒ「は、はぁ? なんでよ!」

古泉「クラスの友達から聞いた話ですがね、彼、地味な人気があるらしいんですよ」
ハルヒ「ふ、ふーん」

古泉「なんでも落ち着いた雰囲気が良いとか、声が良いとか、たまにキョドるのが母性本能をくすぐって可愛いだと、か……」

ハルヒ「んむぅぅ……」

古泉「あくまで噂ですがね、噂」

ハルヒ「噂、よね!」

古泉「しかし火のない所に煙は立たないとも言いますし」

ハルヒ「!」

古泉「んっふ、……おや、そういえば彼今ここに居ませんよね?」

ハルヒ「!!」

古泉「案外、今頃……いやこれはいささか下世話な話でしたね」

ハルヒ「!?!?」
古泉「そういうことで彼が団活を疎かに
prrr、prrr

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 14:22:19.46 ID:fxl0bS0jO

古泉「はい古泉です……は、はい、すいません……はい」

ハルヒ「……」

古泉「す、すいません、バイトが……」

ハルヒ「……うん」

古泉「あの、ちょっと言い過ぎた感もありますがそう深く捉えずに……」

ハルヒ「……うん」

古泉「そ、それではお先に失礼します」

パタン

ハルヒ「……」

長門「……大丈夫」

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 21:01:37.60 ID:fxl0bS0jO

ハルヒ「……なにがよ」

長門「大丈夫だから」

ハルヒ「うっさい」

長門「おいで」

ハルヒ「……」

長門「いいこ」

ハルヒ「ぅ〜」

長門「大丈夫だから」

ハルヒ「うん」

長門「多分」

ハルヒ「……」

94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 21:06:36.50 ID:fxl0bS0jO

ハルヒ「……よっしゃぁ!!」がつんっ

長門「あぐっ」

ハルヒ「あぁっ、ゆ、有希!」

長門「……大丈夫」

ハルヒ「ほ、ホントに?」

長門「へいき」

ハルヒ「あご割れてない?」

長門「ぎりぎり」

ハルヒ「ごめんごめん」

長門「……」

ハルヒ「キョン探しに行ってくる」

長門「私も行く」

ハルヒ「よし」

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 21:10:26.87 ID:fxl0bS0jO

ハルヒ「勇気りんりん」

ハルヒ「ゆきりんりん」

長門「……」

ハルヒ「勇気りんりん」

長門「ゆきりんりん」

ハルヒ「勇気りんりん」

長門「ゆきりんりん」

ハルヒ「右?左?」

長門「……右」

ハルヒ「あたし左だと思う」

長門「そう」

ハルヒ「左に曲がろー」

長門「……」

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 21:15:46.03 ID:fxl0bS0jO

ハルヒ「岡部が呼んでるって言ってたわよね」

長門「……いつから起きていた?」

ハルヒ「キョンが部室に入ってきた音で」

長門「そう」

ハルヒ「じゃあ職員室ね」

長門「……これはいや」

ハルヒ「え?」

長門「恥ずかしい」

ハルヒ「電車ごっこ?」

長門「そう」

ハルヒ「そお?」

長門「恥ずかしい」

ハルヒ「じゃあやめよう」

長門「手をつなぐ」

98 名前:べつにん[] 投稿日:2010/02/05(金) 21:18:44.05 ID:fxl0bS0jO

ハルヒ「むぎゅーっむぎゅーっむぎゅー!」

長門「……」

ハルヒ「だーいーすきー!」

長門「歌わないで」

ハルヒ「わかった」

長門「もう職員室の前だから」

ハルヒ「うん」

ハルヒ「キョーン!!」

長門「叫ばないで」

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 21:31:57.97 ID:fxl0bS0jO

岡部「んじゃ、頑張れよ」

キョン「はい」

岡部「あっそうだ涼宮の事なんだがな」

キョン「はぁ」

岡部「あんまり無茶させんなよ?」

キョン「それは俺に言っても……」

岡部「お前が叱ればあいつ止めるから」

キョン「いやぁ、それはないでしょ」

『キョーン!!』

岡部「来た、な」

キョン「はぁ……」

岡部「早く行ってやってくれ、あいつうるさいから」

キョン「なっ!?」

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 21:36:36.44 ID:fxl0bS0jO

キョン「なんて言い種だ」

岡部「早く行けって」

ハルヒ「失礼します」がらっ

長門「……」

キョン「げっ」

岡部「おっ、長門もいる」

キョン「なんですかその反応」

岡部「長門は教師人気1位だぞ、静かだし賢いし」

キョン「えこひいきッスか、えこひいきッスか」

岡部「いいから早く出ていけ、涼宮連れて」

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 21:56:21.62 ID:fxl0bS0jO

ハルヒ「キョン!」

キョン「落ち着け」

岡部「そうだ落ち着け、ケンカなら外でやらんか」

キョン「そういう事じゃない」

ハルヒ「キョン!」

キョン「だからなんだ」

ハルヒ「えっと……」

長門「何をしていたの」

ハルヒ「そうそれ!」

キョン「岡部に呼び出されてた」

ハルヒ「嘘だ!」

キョン「嘘じゃない、落ち着けお前はまったくもう」

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 22:18:18.15 ID:fxl0bS0jO



111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 23:06:56.13 ID:fxl0bS0jO

ハルヒ「どうせどこかの女の子とちちくりあってたんでしょ!」

キョン「なんの話だ」

長門「信じられない」

キョン「なぁっ!?」

ハルヒ「っきー!」

キョン「ヒステリーを起こすな!」

長門「……」

岡部「キョン、涼宮がうるさい」

キョン「はいはいすいませんね、ほらハルヒさっさと部室に戻るぞ」

ハルヒ「うっさいばーかばーか!」

長門「……」

キョン「お前たちは一体なんなんだ……」

112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 23:14:54.95 ID:fxl0bS0jO

ハルヒ「行くわよ有希っ!」
長門「……」

キョン「お、おい待てよハルヒ」

ハルヒ「ふんっ」

キョン「何を怒ってんだ」

長門「古泉一樹が」

キョン「古泉?」

長門「あなたは今頃恋人と性交に勤しんでいると言っていた」

キョン「せいこっ……自分で言うのもあれだが、ありえん」

長門「モテモテだとも」

キョン「尚ありえん」
長門「謝って」

キョン「はい?」
長門「謝って」

キョン「……すまん」

長門「いい」
ハルヒ「ずるい!!」
キョン「今度はなんだ……」

113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 23:19:56.68 ID:fxl0bS0jO

ハルヒ「ずーるーいぃ〜!!」

キョン「転がり回るな」

ハルヒ「キョンはいー〜っつも有希に優しいじゃない!!」

キョン「……そうか?」

ハルヒ「不公平だわ!」

キョン「なにがだ」

ハルヒ「あたしに優しくしないのに有希に優しくするのが!」

キョン「無茶苦茶なだだをこねるな」

ハルヒ「うっさいばか死ね!」

キョン「し、死ねってお前な……」

114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 23:28:54.95 ID:fxl0bS0jO

長門「……」
ハルヒ「な、なによぅ」

長門「あなたはわがまま」
キョン「いいぞ長門言ってやれ」

長門「あなたはいつも彼に可愛いと言われたり頭を撫でてもらったりしている」

キョン「ちょっ」

ハルヒ「む……」

長門「彼は私に触らないし可愛いとも言わない、不公平な事をしようとしているのはあなた」

ハルヒ「〜〜〜〜っ!」

長門「泣こうとしてもダメなものはダメ、あなたの泣き真似位見破れる」

ハルヒ「やだやだやだやだやぁぁー〜だぁぁー〜!!」

長門「うるさい」

ハルヒ「有希のばかあほうんこ!」

長門「へえ……」

ハルヒ「ご、ごめんってば!」

長門「許さない」

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 23:33:05.30 ID:fxl0bS0jO

ハルヒ「もう言わないからっ!」

長門「……」

ハルヒ「有〜希ぃ〜……」

長門「許す」

ハルヒ「ほんと!? えへ、えっへへへへへ」

長門「次は無い」

ハルヒ「はいはい」

長門「手」

ハルヒ「ん?」

長門「仲直りの握手」

ハルヒ「……んっふふふふー!」

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 23:37:57.28 ID:fxl0bS0jO

ハルヒ「ケーキ食べいきましょ、仲直りケーキ」

長門「食べる」

ハルヒ「今日はあたしが奢るわよっ!」

長門「……うれしい、大好き」

ハルヒ「あ、ああ、あたしもだいすき、だけど……?」

長門「ケーキ」

ハルヒ「!? あ、ち、ちち違うから!」

長門「ジョーク」

ハルヒ「……あっつい、あっつい、顔あっつい」

長門「ユニーク」

117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 23:41:39.07 ID:fxl0bS0jO

ハルヒ「ひゃー」

長門「……ふふ」

ハルヒ「わ、笑わないでよ」

キョン「……」

ハルヒ「あれ?キョンいたの?」

キョン「ん、あ、ああ……」

ハルヒ「じゃああたしたち仲直りケーキだから!鍵しめておいてねっ!」

キョン「ん、あ、あぁ……」

ハルヒ「あとよろしくっ!」

キョン「……」

長門「……」

ぱたん

キョン「……なんだあの得意げな顔」

120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 23:46:28.02 ID:fxl0bS0jO

長門「……」

ハルヒ「はやくー」

長門「……」ぱたぱた


ハルヒ「恋人つなぎ」

長門「ラブラブ」

ハルヒ「うん」

長門「……」

ハルヒ「はーっ……」

長門「……」

ハルヒ「……やっぱりそういう、その、恋人みたいなのは今はいらないかも」

長門「そう」

ハルヒ「うん」

121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/05(金) 23:55:07.75 ID:fxl0bS0jO

ハルヒ「有希居るし」

長門「……」

ハルヒ「有希の手の方が柔らかいし」

長門「なかよし」

ハルヒ「うん」

長門「……友達?」

ハルヒ「うん、友達」

長門「……」

ハルヒ「ずっと、友達」

長門「……そう」

ハルヒ「……きしむベーッドーのうえーでーやさしーさーもちーよりー!」

長門「歌わないで」

ハルヒ「ごめん」



おしまい



ツイート

メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:シンジ「格闘技…ですか?」