1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 01:12:57.96 ID:IgV33I6a0
古泉「どうですか?一勝負」
キョン「おう。望むところだ」
古泉「オセロでよろしいでしょうか」
キョン「あぁ」
古泉「なにか賭けましょうか」
キョン「今日はやけに強気じゃないか」
古泉「少し新しいうち方を練習してきたので……」
キョン「それじゃあジュース一本ってことで」
古泉「ええ」
キョン「じゃ、始めるか」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/01/23(土) 01:20:14.76 ID:IgV33I6a0
古泉「では僕は白で」
キョン「待て、それじゃあ俺が黒になるじゃないか」
古泉「おや、すみません。では僕が白を使いますね」
キョン「あぁどんとこい」
古泉「では、それ」パチン
キョン「ふむ」パチン
古泉「うぅむこれは少々厳しいですね」
みくる「すみません。掃除で遅くなっちゃいましたぁ」
キョン「こんにちは朝比奈さん。今日はまた一段とお美しい」
みくる「そんな美しいだなんて……そんなことないですよぉ」
キョン「あっとすみません。つい心の声が口に」
みくる「もうっキョン君ったら。着替えるんで早く出てください」
バタン
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 01:22:47.98 ID:IgV33I6a0
みくる「いいですよぉ」
古泉「それでは続きを」パチン
キョン「おい待て。なぜお前が黒を打つ。お前は白だろうが」
古泉「あなたこそ何を仰っているのですか?黒は嫌だ白がいいと仰ったのはあなたじゃないですか」」
キョン「そういえばそんなことを言った気がするな。すまん古泉。お前を疑ってしまって」
古泉「いえいえ。それでは」パチン
キョン「クッ」パチン
古泉「ここです!」パチン
キョン「おい待てそれじゃ二歩だろうが」パチン
古泉「おっとこれは失礼いたしました」パチン
…………
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 01:25:06.81 ID:IgV33I6a0
古泉「完敗です。まったく、あなたには敵いませんよ」
キョン「いやいやお前もがんばったほうだと思うぞ」
古泉「ふふっ一応ほめ言葉として受け取っておきますよ」
キョン「それにしてもハルヒのやつやけに遅いな」
長門「後一分二十三秒後に到着する」
キョン「そうか。長門はものしりさんだな。よしよし」なでなで
長門「97%の確立で第一声は『遅れちゃってめんごめんごー』」
バタン!
ハルヒ「遅れちゃってめんごめんごーそれが聞いてよ!さっき猫がいてかわいいっと思って駆け寄ったら白いゴミ袋だったのよ!ホント信じられないわ!まったくポイ捨てするなんて頭逝っちゃてんじゃないかしら!」
長門「当たった」
キョン「おおそうだな。偉いぞ長門。」なでなで
ハルヒ「ちょっとキョン!有希になにしてんのよ!有希も有希よ!嫌なことはちゃんと嫌って言わないと!」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 01:32:13.92 ID:IgV33I6a0
長門「嫌悪感はない。むしろ心地よい」
ハルヒ「なっ……!」
みくる「ふぇえお、お茶入りましたよぉ」コトっ
古泉「ありがとうございます」
みくる「ちょっと奮発して新しい茶葉買ってみたんですよぉ」
キョン「へぇ、なんていうんですか?」
みくる「ベノアティー」
キョン「そうですか」
みくる「はい」
ハルヒ「そういえば土曜はいつもどおり不思議探検だからね!特にキョン!遅刻しないように!遅れたら死刑なんだから!」
キョン「はいよ」
ハルヒ「なによその返事!やる気が感じられないわ!」
長門「パタン」
キョン「おぉっもうそんな時間か。それじゃ帰るとするか」
ハルヒ「そうね。帰りましょう」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 01:37:14.29 ID:IgV33I6a0
キョン「おっそうだ。久しぶりにカラオケでも行かないか」
古泉「いいですね。いきましょう」
長門「行く」
みくる「きょ、今日こそ40点越えてみせます!」
「わー!あるー晴れたー日ーのことー」
「カモンレッツダンスカモンレッツダンスベイビー」
「全ては愛のターメリックッはらはらはらぺ−にょー」
「おーとのなーい世界にーまーい降りた」
キョン「それじゃまた明日。じゃあな」
古泉「えぇ、では失礼します」
みくる「さようなら、キョン君」
長門「また、明日」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/01/23(土) 01:39:44.29 ID:IgV33I6a0
キョンの家
ブーブー
キョン「ん?佐々木か……もしもし」
佐々木「やぁキョン。その後どうしてるんだい?」
キョン「どうしてるもなにも団長殿のわがままに振り回され放題だよ」
佐々木「涼宮さんか。本当に仲がいいようだね。少し妬いてしまうよ」
キョン「なに言ってるんだ。俺とお前は今も昔も変わらず親友だろ?」
佐々木「親友か……まったく君らしい」
キョン「なんだその呆れたような口調は」
佐々木「そうだ、今週の土日のどちらかってあいてるかな?もし空いてるようなら久しぶりにふ、二人で遊びに行かないかい?」
キョン「あぁ日曜なら」
佐々木「そうか!それじゃあ日曜日に。それじゃあ!」
キョン「なんだ?佐々木の奴、慌てて切って」
佐々木「あ、嬉し過ぎて思わず切っちゃった……でも久々にキョンと二人でお出かけだぁなに着て行こうかな……」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 01:42:21.61 ID:IgV33I6a0
>>13
ん?
ハルヒ「遅い!罰金!」
キョン「まだ集合五分前だろうが。お前らが早すぎるんだよ」
ハルヒ「なぁに?団長様に意見する気?」
古泉「まぁま
長門「遅れてしまった。謝罪する。だから罰金は私が払う」
ハルヒ「なに言ってるの!?有希はあたしより先に着いてたじゃないの!」
長門「私用で一旦家に戻っていた。だから私が最後」
キョン「いいんだ長門。遅れた俺が悪いんだ。庇ってくれてありがとうな。」なでなで
ハルヒ「なっ……もうとにかくキョンが奢る事!わかったわね!」
キョン「はいよ」
…………
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 01:44:33.77 ID:IgV33I6a0
ハルヒ「ふん!それじゃあくじで班分けるわよ!ほら!」
ハルヒ「印付きはあたしとみくるちゃんね!それじゃあ古泉君!キョンがサボんないように見張っといてね!」
古泉「はい。承知致しました」
ハルヒ「それとバカキョン!有希に手出したらわかってるでしょうね!」
キョン「わかってるって。それじゃあな」
ハルヒ「ふんだ!いくわよみくるちゃん!」
キョン「やれやれ」
古泉「いつもながら申し訳ございません。お返ししますね。僕の分と、朝比奈さんからです」
長門「私の分も。」
キョン「なんか悪いな。すまん古泉。仕事増やしてしまったみたいだな」
古泉「いえ、今日のはどう考えてもあなたに非はありませんよ。それでは不思議を探しにいきましょうか」
キョン「あぁ。せっかくの休日だし楽しまないとな!」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 01:47:24.31 ID:IgV33I6a0
キョン「おっこの服なんか似合うんじゃないか?」
古泉「んっうぅん僕としてはこちらの色のほうが……」
キョン「おぉ!確かにそっちもいいな」
古泉「ちょうど女性向けで同じデザインのものがありますし三人でおそろいと言うのはどうでしょう?」
キョン「おう!」
長門「白」
古泉「でしたら僕はこちらの色を」
キョン「よしっそろそろ時間だし戻るか」
くいっ
キョン「ん?どうしたんだ長門」
長門「あれ」
古泉「プリクラですか。せっかくですし先ほど買ったシャツを着て撮りましょうか」
キョン「おう!それじゃそこのトイレで着替えるとするか」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 01:55:38.00 ID:IgV33I6a0
バサッ
キョン「どうした。やけに嬉しそうじゃないか」(こいつ本当に綺麗な顔立ちしてるよな。身体も鍛えてるのか引き締まってるし……)
古泉「んっふ。お恥ずかしいのですが友達とお揃いのTシャツなんて初めてでして」
キョン「すまん!お前の立場を知っておきながら軽率な発言をしてしまった!」
古泉「いえ、お気になさらないでください。それに」
キョン「それに?」
古泉「今ではかけがえの無い友達が出来ましたから。」クスッ
古泉「行きましょう。長門さんを待たせてはいけませんからね」
キョン「あ、あぁそれもそうだな」
「最初はまぁ普通に……って長門も笑えって」
「……努力する」
「肩組もうぜ肩!」
「仲良し」
「んっふ。最後はやはり変顔ですよね」
わーわーきゃっきゃパシャパシャ
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 01:58:06.80 ID:IgV33I6a0
キョン「おぉ!最近のはいろいろ書きこめるんだなぁ」
古泉「確かに種類が多すぎてどのペンを使おうか……」
長門「お揃い」
キョン「ほら、長門も眺めてないで書け描け。」
長門「こくり」
『我ら仲良しSOS団』
長門「……恥ずかしい」
古泉「ふふっ、そろそろ時間ですね。戻りましょう」
キョン「あぁ遅れたらなにを言われるかわからんからな」
ハルヒ「……」
ハルヒ「それじゃ午後の班分けするわよ」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 02:00:36.47 ID:IgV33I6a0
キョン「それじゃ、どこにいくんだ?」
ハルヒ「うるさいわね今考えてるの!静かにしてて!」
キョン「はいよ」
ハルヒ「よしっそれじゃ、あのデパートにいきましょう」
キョン「ん」
ハルヒ「ねぇねぇこのシャツいいと思わない?」
キョン(それはさっき三人お揃いで買った……っ)
キョン「こっちのやつのほうがいいんじゃないいか?な、ハルヒ」
ハルヒ「……希とお揃いで買った癖に」ボソ
キョン「ん?」
ハルヒ「やっぱり」これにするわ!レジ行ってくる!」
キョン「んなっ」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 02:02:49.98 ID:IgV33I6a0
ハルヒ「ね、ねぇキョン」
キョン「おっそろそろ時間だな……戻るか」
ハルヒ「その、別に特別な意味があるわけじゃないのよ?ただなんとなく目に入ったってだけで。だからその、一緒にプリクラ……」ぼそぼそ
キョン「なにしてんだ?早く行こうぜ」
ハルヒ「うっ……知らないわよ!このバカ!うわああああああああああん」ダッ
キョン「おいハルヒ!ったくどうしたんだ一体」ダッ
ブーブー
キョン「古泉からか。どうしたんだ?また閉鎖空間か?」
古泉「お察しのとおりです。相当な規模の閉鎖空間が発生しています。機関の超能力者とTFEI端末の協力でなんとか拡大速度を抑えてはいますがジリ貧で……このままのペースで拡大が進んでいけば月曜日には世界が……消滅、あるいは創り替えられます」
キョン「世界が終わる?嘘だろ…なんでそんなコトを……」
古泉「理由はわかりません。ただわかっていることはひとつ。われらが神はこの世界に愛想をつかせてしまった。それだけです」
キョン「ハルヒを……ハルヒをとめる方法はないのか」
古泉「止める方法が有るのか無いのかそれすらもわかりませんが、機関の中ではもしかするとあなたなら、涼宮さんに選ばれたあなたであれば止められるのでは、という考えも」
キョン「俺がハルヒを?一体どうすれば……」
古泉「えぇ、ボク個人としても涼宮さんを止められるのは世界、いや宇宙広しといってもあなたしかいないと思っています。」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 02:04:58.54 ID:IgV33I6a0
森「古泉、早くしなさい!」
古泉「おっとすみません。もう少しあなたと話していたかったのですがどうやら時間のようです。僕もこれから閉鎖空間に向かわなければ……では、また月曜日に部室でお会いしましょう。お元気で」
キョン「……あぁ。」
古泉「では……」
キョン「くっ古泉!死ぬなよ!まだこの前のジュース奢って貰ってないからな!とんずらは許さんぞ!」
古泉「ふふっあなたという人は……それでは」
ツーツーツー
キョン「古泉……」
ピッピッピッピッピ
キョン「メールか。……長門」
N.YUKI:情報処理の関係でこの一通しか出すことが出来ない。こちらから送れるのはこれが最後。あなたと過ごした時間とても楽しかった。あたたかかった。もし、もう一度会えるなら私は……いや、月曜日、部室で。
キョン「あぁ!俺も楽しかったぞ。月曜になったら皆でまたプリクラ撮りにいこう……な……くそぉなんで俺はなにも出来ないんだよぉ古泉や長門が必死で闘っているっていうのにッ力を貸すどころか眺めていることすら出来ない……ちくしょう」
ブーブー
キョン「長門か!?って佐々木か……はいもしもし」
佐々木「き、聞いたよキョン!世界が危ないだろう!?」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 02:07:43.21 ID:IgV33I6a0
キョン「あぁ、今のままだと月曜日にはもう……」
佐々木「なんだって!?って月曜日か……ならよかった」
キョン「よかったってどういうことだよ!?」
佐々木「だって君と会うのは明日だろう?なら問題は無いはずだ」
キョン「い、いやそれとこれとは話が」
佐々木「それじゃあ明日10時にこの前の駅で会おう。それじゃあ」
キョン「お、おい!」
ツーツーツー
キョン「佐々木の奴この非常事態に一体何を考えてんだ」
佐々木「ごめん、待ったかい?」
キョン「いいや今来たところだ」
キョン(いつもの癖で30分も前に着ちまったとは言えないよな)
佐々木(30分も前に来てくれてたのに。やっぱりキョンは優しいなぁ)
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 02:10:14.70 ID:IgV33I6a0
佐々木「それじゃあ行こうか」
キョン「行くってどこに?」
佐々木「いろいろ、さ」
……
キョン「いろいろって言ってもだな、さすがに遊園地に水族館にカラオケは回りすぎだと思うぞ……つかれた」
佐々木「くっくっく。まぁいいじゃないか。おかげで今日は楽しかったよ。それとも君は退屈だったのかい?だとすれば非常に申し訳ないんだが……」
キョン「い、いや!退屈なわけないだろ!久しぶりにお前と居られて楽しかったよ。誘ってくれてありがとうな」
佐々木「そ、そんな面と向かって言われるとその……照れるよ」
キョン「ん?なんていったんだ?すまん。聞き取れなかった」
佐々木「くっくっく。まったく君ってやつは……変わらないな。中学の頃からなに一つ」
佐々木「キョン、最後にもう一箇所だけ、行きたいところ、いや、行かなきゃ行けないところがあるんだ。着いて来てくれるかい?」
キョン「あぁ、ここまで来たらどこにでもついてってやるよ」
佐々木「くっくっく。ありがとう。それじゃあ、こっちだ」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/01/23(土) 02:13:26.79 ID:IgV33I6a0
キョン「おい、佐々木このまま進むと北高に着いてしまうんだが」
佐々木「くっく。よかった。道を間違えているんじゃないかと少し不安だったんだ」
キョン「ってことはお前の行かなきゃいけない場所って……」
佐々木「そう、君と涼宮さんが出会った、全てが始まった場所……県立北高校文芸部部室、いやSOS団本部だ」
キョン「止める事が出来るのか!?世界の崩壊を」
佐々木「おそらく。周防さんの話では今、涼宮さんの力は世界に流れ広がっていっている状態らしいんだ」
佐々木「だからその流れの元で、つまり文芸部室で彼女の力を僕に移せば……」
キョン「そ、そんな方法が……だが、長門も古泉も誰もそんな話しなかったぞ。っとそこ左だ」
佐々木「くっくっく。そこのところはさすがは天蓋領域と言った所かな」
佐々木「っと着いたようだね」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 02:16:53.73 ID:IgV33I6a0
キョン「このぼろい扉がこんなにも大きく重々しく見えるとはな……それじゃあ準備はいいか?開けるぞ」
佐々木「あ、あぁその前にキョン、一つだけ、最後のわがまま聞いてくれるかな?」
キョン「あぁ。俺に出来ることならなんでも言ってくれ」
佐々木「そ、それじゃあその、手を繋いでも、いいかな」
キョン「お、おう。ほら」
ぎゅっ
佐々木「……ありがとう。キョン」ボソ
キョン「それじゃ今度こそ、開けるぞ」
佐々木「うん」
佐々木「キョン」
キョン「ん?」
佐々木「ありがとう。さようなら」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 02:20:21.20 ID:IgV33I6a0
……
谷口「よお!相変わらず湿気た面してんなぁ」
キョン「お前が元気すぎるだけだ。朝眠いのはだな全人類の・・・って話すのもダルい」
谷口「ったく彼女持ちがなにを言うか・・・」
キョン「先行くぞー」
谷口「おいっ待てって!」
ガラガラ
キョン「ふぅ・・・今日もギリギリだったな。」
ハルヒ「まったく。あんたはもうちょっと時間に余裕を持って行動出来ないの!?せめて五分早く家を出るようにしなさい!」
キョン「な、まったくお前は朝の五分の価値がわかってないな。いいか?朝の五分ってのはな・・・」
谷口「また始まったぜ。まったく教室を桃色に染めないで欲しいね。しかも何回席替えしても毎回前後だしよー超能力でも使ってんじゃねぇの?」
国木田「いいじゃない。二人とも幸せそうだし。見てるこっちまで嬉しくなっちゃう。愛の力は偉大だねぇ」
谷口「まあな。あーあ俺も彼女欲しいー!」
……
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 02:22:34.42 ID:IgV33I6a0
ガチャ
長門「」ペラッ
みくる「あ、キョン君、涼宮さん今お茶を淹れますね」
キョン「ありがとうございます」
ハルヒ「ありがとっさすがみくるちゃんは気が利くわね。どっかの誰かさんと違って」
キョン「どっかの誰かさんとは一体全体どちら様のことでしょうねー」
ハルヒ「あらぁわかんないの?だったら教えてあげるわ!その愚か者の名前は……」
わーわーわー
ガチャ
古泉「すみません。ちょっと私用で遅くなりました」
ハルヒ「よし。全員揃ったわね。それじゃあ第・・・何回だっけ?まあいいわ。とにかくSOS団ミーティングを始めるわ!」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/01/23(土) 02:25:10.72 ID:IgV33I6a0
キョン「佐々木は知っていたんだ。」
佐々木「あの扉を開ければこうなってしまうことを」
キョン「それでもあいつはこの、自分の住む世界を守りたかった」
佐々木「それでも僕は世界を、いや、キョンを守りたかった」
キョン「この世界に佐々木はいない」
佐々木「もう僕はキョンに触れることはできない」
キョン「だけど」
佐々木「だけど」
キョン「あいつの守ってくれたこの世界で、俺は生きていく」
佐々木「僕はこれで満足なんだ。キョンが生きている、ただそれだけで」
キョン「なぜならそれが」
佐々木「なぜならそれが」
キョン「俺の」
佐々木「僕の」
『愛の形だから』
39 名前: ◆Q4RTquH8pU [] 投稿日:2010/01/23(土) 02:29:45.03 ID:IgV33I6a0
まぁそんなわけで終わったわけで
>>28当初の予定では佐々木のさの字もないくらいカオス路線でいこうと思ってたんだ
んで無理やりねじ込もうとしたらめちゃくちゃ長くなりそうだったからはしょりまくりーのしてたらこんなひどい有様に
次はちゃんとしたの書くから!!!!!!!!!!!