古泉「メリークリスマス、長門さん」


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3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/24(木) 21:42:09.51 ID:SY4slfpZ0

古泉「めでたいですね、全く」

長門「・・・何が」

古泉「はい。あなたへのプレゼントです」

長門「靴下?」

古泉「お寒いでしょう?最近。長門さんといえどもこんな贈り物は重宝されるのではないかと」

長門「・・・ありがたく頂く」

古泉「・・・堅苦しいですね、相変わらず」

長門「?」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/24(木) 21:46:23.95 ID:SY4slfpZ0

古泉「涼宮さんと彼はお二人で過ごされています」

古泉「僕があなたを部室によびだしたのは他でもないでしょう?」

長門「・・・朝比奈みくるは」

古泉「他人なんかどうでも良いのです。重要なのはあなたを呼んだ、僕の気持ちではないですか?」

長門「あなたの言っている意味がわからない。その意図も」

古泉「今日は何の日だかご存知ですか?」

長門「クリスマスイブ」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/24(木) 21:50:43.01 ID:SY4slfpZ0

古泉「では今日がどんな意味を持っているか、いえ、男女間でどんないみを持つか知っていますか?」

長門「どんな意味をもつにせよ、私という個体にはなんの関係もない」

古泉「長門さん。どうか逃げないでください。僕の気持ちから」

長門「あなたの願望は許容できない」

古泉「それでも言います。あなたを愛しています、長門さん」

長門「・・・やめて」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/24(木) 21:54:18.28 ID:SY4slfpZ0

古泉「・・・なぜ」

長門「私の役目は涼宮ハルヒを観察・・・」

古泉「今はどうでもよいんです。わかっているでしょう?」

長門「あなたの役目は、閉鎖空間」

古泉「今日は絶対に閉鎖空間は発生しません。わかっているはずだ」

長門「帰る」すたすた

古泉「通しません」

長門「帰して。どいて」

古泉「嫌です」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/24(木) 21:59:54.14 ID:SY4slfpZ0

長門「古泉一樹を敵性と判断する」

古泉「あなたらしくないですね、長門さん」

長門「・・・」

古泉「あなたはそんな冷たい方ではないはずだ」

長門「私は人間ではない」

古泉「しかしこの場から立ち去りたいのはなぜです?」

長門「ここには用がない。あなたもそのはず」

長門「私とあなたに恋愛など成立しない。それは明白」

古泉「僕の質問に答えてないですよ長門さん。なぜ逃げるんですか?」

長門「・・・やめて」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/24(木) 22:04:19.75 ID:SY4slfpZ0

古泉「好きです。長門さん」

長門「・・・嫌」

古泉「おや、駄目、ではなく嫌、ときましたか」

長門「・・・ちがう」

古泉「あなたには感情と呼称するものが芽生えているはず、僕はしっています」

長門「・・・怖い」

古泉「何がです?」

長門「私が。そしてあなたが」

古泉「本当に?僕のことが怖いのですか?あなたなら僕を拒絶することなどたやすいはずだ」

長門「来ないで」

古泉「嫌です」すたすた  ぎゅっ

長門「あ・・・」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/24(木) 22:07:05.40 ID:SY4slfpZ0

古泉「もう一度だけ言います。あなたを愛しています」

長門「・・・」

古泉「迷惑、ですか?」

長門「・・・」ふるふる

古泉「僕のことがお嫌いですか?」

長門「・・・」ふるふる

古泉「なら・・・」

古泉「僕の気持ちに、回答をください」

長門「わ、私は・・・」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/24(木) 22:12:15.90 ID:SY4slfpZ0

長門「わからない、エラーでしかない。こんなこと」

古泉「難しいお方だ、全く」ぎゅうう

長門「・・・苦しい」

古泉「我慢してください。それにこうすることでしか僕の気持ちをつたえる術を、僕は知らないんです」

長門「・・・」

古泉「少しでも、僕のこと気にかけてくれるのでしたら色よい返事がほしいんです」

長門「・・・」ぴくっ

古泉「どうですか?少し・・・心が動いたように感じられましたが」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/24(木) 22:18:07.13 ID:SY4slfpZ0

長門「感情はエラーでしかない。私にとっては。以前のような事態を招くわけにはいかない」

古泉「・・・?おっしゃる意味がわかりませんが」

長門「あなたはしらないこと。私と・・・彼にしかわからないこと」

古泉「それは妬けますね、正直」すっ

長門「あ・・・」

古泉「彼と何があったかは聞かないでおきましょう。今、重要なのはそれじゃない」

長門「・・・何?」

古泉「今のあなたの気持ち、そしてさきほど述べた僕の気持ちです」

長門「・・・」

古泉「そろそろ限界です。これ以上回答を先延ばしにされては、さすがの僕も怒りますよ?」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/24(木) 22:21:58.72 ID:SY4slfpZ0

長門「わ、私は・・・」

古泉「はい」

長門「あなたに対して好意と呼ぶにふさわしい感情を抱いている」

古泉「僕に、どうしてほしいですか?」

長門「さっきみたいに、強く抱きしめてほしい。私にあなたという存在を感じさせて欲しい」

古泉「お安い御用です・・・長門さん」ぎゅっ

長門「んぅ・・・」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/24(木) 22:28:29.69 ID:SY4slfpZ0

長門「私にも心と呼べるものがあるのなら」

古泉「・・・?」

長門「あなたの心とわたしのそれは完全には一体にならないとわかってはいても」

長門「肉体にとじこめられた二つの感情を、できるだけ同一な波長で、感じたい」

古泉「長門さんは僕を愛してくれているんですよね?」

長門「・・・」こくり

古泉「ならば僕とあなたは・・・同じ気持ちでいまここにいる、それで問題ないはずです」

長門「その保証はない。信じられない」

古泉「信じなくて構いません。ただ、あなたが僕を信じたいと願うなら・・・僕はそれに全力で答えましょう」

長門「・・・ありがとう」



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/24(木) 22:34:07.47 ID:SY4slfpZ0

古泉「・・・」

長門「・・・」

古泉「長門さん?」

長門「?」

古泉「キス、してもよろしいですか?」

長門「キス?なぜ?」

古泉「なぜ・・・といわれましても・・・困りますね」

長門「なぜ、人間はお互いの気持ちを確かめるためキスをするのか?」

古泉「・・・まぁ、一応、口唇愛という考え方がありますが・・・」

長門「?」

古泉「ともかくしてみませんか?その上で何か感じたことがあれば教えてください」

長門「・・・」こくり

古泉「・・・では、目を閉じてください」

長門「・・・」すっ

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/24(木) 22:39:00.30 ID:SY4slfpZ0

古泉「・・・」ちゅっ

長門「ん・・・」

古泉(長門さん・・・)

長門「・・・」

古泉(長門さんっ・・・!」

長門「んむっ・・・!んっ・・・!」

古泉「ぷはっ・・・」

長門「ふぅ・・・ふぅ」

古泉「すいません、つい」

長門「・・・いい。あなたの気持ちは確かに私に伝わった。嬉しかった、かもしれない」

古泉「ここまでして、はっきりしないなんて。あなたもずるい方だ」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/24(木) 22:45:51.73 ID:SY4slfpZ0

長門「私が嫌いになった?」

古泉「・・・どうでしょうか?少し、不満には思いましたが」

長門「・・・で」

古泉「はい?なんですか?」

長門「嫌いにならないで」

古泉「僕は好きですよ?長門さんのこと」

長門「・・・嫌」

古泉「あなたは、何が嫌なんですか?」

長門「抱いて」

古泉「それはいきなりですね。どうしたんですか?」

長門「意地悪。私はあなたを感じたい。そうさせたのはあなた」

古泉「ばれましたか」

長門「責任をとってもらいたい。でも、これは義務ではない」

古泉「というと?」

長門「あなたの気持ちを、全身で受け止めたい」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/24(木) 22:52:37.08 ID:SY4slfpZ0

古泉「なら、脱いでください。僕はあなたの素肌が見たい」

長門「率直すぎる言い方」

古泉「あなただからですよ長門さん。あなたでなければこんな言い方はできません」

長門「喜ぶべきなのか」

古泉「あなたはいろんな意味で特別な方だ。だから、愛してしまった」

長門「・・・」

古泉「あなたとの出会いは衝撃だったんです。僕はあなたの特異な存在に心を奪われてしまった」

長門「了解した」するっ  ぱさっ

古泉「ありがとうございます」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/24(木) 22:58:58.78 ID:SY4slfpZ0

長門「あなたも、衣服を脱いで欲しい」

古泉「はい」するっ

長門「・・・なぜ」

古泉「はい?」

長門「私の体感温度が上昇。呼吸が荒くなってきた。胸が、苦しい」

古泉「それは嫌な感覚ですか?」

長門「・・・ちがう」

古泉「驚きました。あなたでもそんな表情をするんですね」

長門「言わないで」

古泉「何度も言いたくなる・・・。好きです。長門さん」

長門「私も・・・あなたを愛している」

古泉「嬉しいです。長門さん」ちゅっ

長門「ん・・・」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/24(木) 23:05:18.22 ID:SY4slfpZ0

古泉は優しい手つきで長門の首の後ろに手を回し、そっと床によこたえた。
長門はいつもとはちがう表情、わずかに睫毛をゆらしつつ、そんな古泉を見上げる。

「床でいいですか?長門さん」

古泉の問いに長門はわずかにうなずき、その美しいラインを引く脚線をなやましげにくねらせた。

「素直すぎる反応だ・・・。まだ何も触れていないのに」

そう言うと古泉は、長門の小ぶりな胸に手を伸ばした。

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/24(木) 23:13:23.41 ID:SY4slfpZ0

小さいとはいえ、明らかに他の皮膚とは違う感触。
古泉は小動物のようなつぶらな瞳で見上げる長門に嗜虐心を感じつつ、その胸の外側から優しく揉みしだいた。

「あ・・・」

わずかな吐息が長門の口から漏れる。心を許した相手に触られている感覚に、吐く息は行き場を求めて虚空をさまよった。
古泉はそんな、長門の口を自らの唇で塞ぐ。

「ちゅ・・・ん・・・んぅ・・・」

古泉は蛇のような舌使いで、長門の口腔の内壁をなで上げる。

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/24(木) 23:21:06.60 ID:SY4slfpZ0

深いキスを繰り返しつつも、古泉は長門の体を味わうことを止めはしない。

「気持ち良いですか・・・長門さん」

離した二つの口元に銀色の唾液の橋がかかる。長門は何の反応も示さなかった。
すると長門ははちきれんばかりに怒張した古泉のそれに指を絡めた。

「つっ・・・!長門さん!?」

突然与えられた刺激からか、または長門の行動からか古泉は動揺した声を上げた。
長門は人形のような目で、何も言わず、古泉のそれを上下に擦る。

「くっ・・・!な、がとさん」

今度は古泉が攻められる番だった。


34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/24(木) 23:28:27.72 ID:SY4slfpZ0

「いけません・・・長門さん」

古泉が講義の声を上げるも長門は手を休めなかった。

「だめ・・・だめです・・・長門さん」

古泉のそれはさらに固さを増し、先端からは粘り気のある液体がとめなく溢れる。

「なぜ?あなたの顔は快楽でゆがんでいる・・・私はあなたに、してあげたい」

長門の言葉に多少の抵抗を感じつつも古泉は古泉で、長門を嬲るのを止めはしなかった。

「あなたも随分と・・・意地悪な方だ。しかし、あなたも感じているはずです」

その証拠に長門の大事なところからはこんこんと、透明な水が流れ出し、床に水溜りを作っていた。

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/24(木) 23:34:45.67 ID:SY4slfpZ0

「もう・・・限界です。長門さん」

そうゆうと古泉は長門の手首を掴み、自身のそれから手を離させ、長門の秘所にあてがった。

「いいですか?長門さん」

長門から返される言葉が肯定だろうが否定だろうが古泉の心は決まっているのに、一応、そんなことを聞いてみる。

「構わない。わたしという個体もあなたとつながることを望んでいる」

二人の心は、決まった。

古泉は正常位から、一息に長門を貫いた。

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/24(木) 23:42:19.15 ID:SY4slfpZ0

「―――!」

声にならない声を上げる長門を尻目に古泉は猛った。

「はあっ、はあっ、はっ」

おおよそ、優しいとはいえない動き。それでも長門は苦しげに歪む古泉の顔を見て満足感に浸っていた。

(彼が、私を求めていてくれる)

涼宮ハルヒの観察のため、この世に生み出された彼女にとって、それだけが彼女の存在理由だった彼女にとって、
古泉は自己の存在を確かめさせてくれる存在――いわば鏡のような存在だった。

その彼が自分をこんなにも求めてくれている。欲してくれている。それが彼女にとっては至福の喜びだった。

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/24(木) 23:47:27.61 ID:SY4slfpZ0

終わりが、近い。
情報によると、古泉はそう、長く持たないことを告げていた。

「長門さん・・・そろそろ・・・」

古泉はつぶやく。

「いい・・・。あなたの好きにして」

長門もそれに応える。

「うっくっ・・・」

古泉は長門の中に白濁を吐き出し、そして力尽きたように長門の胸に顔をうずめた。
そんな古泉の髪を長門はいとおしげな手つきで撫でた。

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/24(木) 23:52:15.55 ID:SY4slfpZ0

古泉「長門さん・・・」

長門「なに?」

古泉「僕は、幸せ者です」

長門「・・・」

古泉「んふっ。今だけは涼宮さんに感謝したいですね。あなたと、めぐり合わせてくれたのですから」

長門「・・・そう」

古泉「あなたも、そう感じてくれると嬉しいのですが」

長門「大丈夫。私もあなたと同じ感情を抱いていると思われる」

古泉「そう、ですか・・・」こてん

古泉「それは、よかった・・・」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/24(木) 23:56:51.78 ID:SY4slfpZ0

その頃。キョンの部屋では。

ハルヒ「あっ!くぅんっ・・・キョンっ!い、いいっ!」

キョン「はっ・・・はあっ。ハルヒ・・・きれいだ・・・!」

ハルヒ「ああっ!好きっ!大好きっ!キョン!」

キョン「あぁ・・・お、俺も・・・好きだ、ハルヒ!」

ハルヒ「んっ・・・んああっ!いくっ!いくううぅぅ」

キョン「くっ・・・!」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/25(金) 00:01:12.70 ID:Ry+cnNsE0

おわり。乗っ取ってごめん。これで抜いて自分を慰めてくれる人がいたら嬉しい。

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     /:彡ミ゛ヽ;)ー、. . .: : : :::::: ::::::::::::::::,,;;;<;+::;;;´;*::o*:,,;;ゞ;;::::::::
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   / / 。  ヽ ヽ l   :. :. .:: : :: ::<;;;;〇;ゞ;*::o,ゞ ;*;;;;*ゞ;*:o
  ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄     ;;;*;;;〇;ゞ;*::;;;;;*ゞ;*::o, 〇;;; *
                       : : : : : : llllllll : : : : : :
                           田田田
ってか、何やってんだよ・・・俺。



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