古泉「『超能力者なんだけどなんか質問ある?』…っと」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:長門「私のお尻に何か固いモノが当たってる・・・」

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6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/18(金) 01:45:06.17 ID:yP9lAs4s0

ハルヒ「はぁー、パソコンやってても暇ね」

ハルヒ「なにかおもしろいことないかしら・・・」

ハルヒ「ん?『超能力者だけどなにか質問ある?』・・・」

ハルヒ「何よこれ!やっぱり超能力者はいたんだわ!!」

ハルヒ「早速質問よ!」


こういう方向性なの?

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/18(金) 04:26:55.65 ID:rOFU6vAAO

>>13が書いてくれるまでの賑やかしとして

―――
>>6の続き

ハルヒ「えっと、『どんな能力があるの?』っと。」

カチ

   「……レス遅いわね。」

カチカチ

   「キョンも小泉くんも買い出しでいないし、みくるちゃんは遅くなるらしいし、今日に限ってユキまで来てないなんて!!こんな事ならキョンに着いて行けば良かったわ!」

   「……!『今同じ部の奴と買い物に行く途中なんだがこいつと喋るネタねーから全レスしてやんよwwwそれにしてもこいつの喋り方うぜぇwwwww』って、言い訳なんかいいのよ!『言い訳早くレスしなさいよ』!これだからもしもしは嫌なのよ!!」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/18(金) 04:49:08.54 ID:rOFU6vAAO

■電車の中

小泉(『早くレスしなさいよ』とかwVIPで女言葉キメェwwwまぁ、煽ってもうぜぇだけだしまともにレスするか。
『俺の使命は不定期に発生し世界を飲み込もうとする異次元を無事に収束させるために其処の主である化け物と戦うことなんだぜ(キリッ
能力ってのはその異次元に入れたり、そこでなら元気玉的な物を放てたり舞空術的な物が使えたりするw』)

ポチポチ

キョン「小泉、何してんだ?」

小泉「んふっ、ちょっと仲間との定時連絡を。それにしても2人っきりってのも静かで良いものですね。」

キョン「そうだな。」

■部室

ハルヒ「異次元?…どうせ証明出来ない事への言い訳の伏線とかに決まってるわ!こうなったら徹底的に追求してやろうじゃないの!!『化け物ってどんな物ですか?』っと。」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/18(金) 05:11:10.83 ID:rOFU6vAAO

■部室

ハルヒ「『とにかく馬鹿デカくてのっぺりしてて全身がてらてらと不気味に光ってるww手足が長くてその手でビルとかを砂の城みたいに容易くぶち壊すんだよwwwまぁ、俺の手に掛かればちょろいけどw』…?」

ガタッ

   「何これ、私の夢に出てきた巨人と同じ…!?まさか…でも、もしかしたら!!」

   「ううん、ちょっと待って!この>>>1の書き方では、異次元には能力者じゃないと入れない筈よ?じゃあ、どうして私やキョンが入れたの?」

カチャカチャ

   「『一般人がその異次元に入ることは出来ますか?』」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/18(金) 05:37:19.38 ID:rOFU6vAAO

■電車の中

小泉(やべぇ、他の奴らはノリで質問してるのに、この女言葉が混じってるヤツだけマジ過ぎるwwwww草すら生やさねぇとかゆとり臭プンプンだしwww『入るには入れるけど俺ら能力者の誘導が必要ww諦めろwww』)

■部室

ハルヒ「『能力者の誘導が必要』?…能力なんて私には無い。でも彼処にはキョンと私しかいなくて。…私とキョン!?」

   「私、凄いこと見落としてたかも知れない。『>>1のスペックをkwsk!』」

■電車の中

小泉(スペックktkr!身バレしない程度に…『17歳学生♂彼女ナシ 部活に必要な物を買い出しにドンキに向かってる最中 てか、ダウジングの道具なんてドンキにあるのか?』)

■部室

ハルヒ「スペックも買い出しの目的地も含めてキョンにぴったり!やっぱり、キョンが超能力者だったんだ!スレ主がキョンなんだわ!」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/18(金) 06:00:10.95 ID:rOFU6vAAO

―――
――


■部室前

キョン「結局、ダウジングの道具なんて無かったな…。この後のハルヒの反応を思うと、今すぐ帰りたい気分だ。」

小泉「まぁ、仕方ないですよ。僕もこんな事で涼宮さんの期限を損ねるのは本意では有りませんが…。」

  (そろそろ返事出来なくなるし、スレも締めるか。『結局ダウジングの道具なんて見付かんねーしwwもう部室だしレスも閉めるわwwwこれからも命懸けで世界守ってやっからお前らは安心してオナってろwwwww』)

■部室

コンコン

ハルヒ「入って良いわよ!」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/18(金) 06:13:53.10 ID:rOFU6vAAO

ガチャ

みくる「2人ともお帰りなさい。」

有希「……。」

キョン「朝比奈さん、ただいま戻りました。」

   「おい、ハルヒ。ドンキにダウジングの道具なんて…」

ハルヒ「無かったんでしょ?良いわよ別に。無駄足踏ませて悪かったわね!2人ともお疲れ様!!」

キョン「……ハルヒ、お前熱でも有るんじゃないのか?どうしたんだその満面の笑みは。」

ハルヒ「別にいつも通りよ?」

小泉(これはww嫌な予感しかwww)

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/18(金) 06:38:28.77 ID:rOFU6vAAO

キョン(何故かハルヒにジッと見られてる気がするんだか、気のせいだろうか……。)

ジー--------------

ハルヒ(今まで私にも秘密にしてた位なんだから、きっと直接聞いても白状する訳無いわ!動かぬ証拠を突きつけて私に黙ってた事を後悔させてやるわ!!)

―――
――


キョン(あの日から俺は終始ハルヒに付け狙われる事になった。ある時はコソコソと、ある時は大胆に、今まで以上にハルヒは俺の傍に居るようになった。)

■キョンの部屋

ハルヒ「キョン、SIRENの最新刊取って!」

キョン「おう…。ってまさか、最新刊から読む気か?!そんな横暴は俺が許さん!!」

ハルヒ「え〜、だって全巻読む価値が有るとは思えないし。」

キョン「良いから読んで見ろ!ほれ、一巻。」

ハルヒ「…わかったわよ。」ブツブツ

キョン(……気づけば、ハルヒが家に入り浸る現状に慣れきってしまっている。今やハルヒが隣にいないのはトイレと風呂の時ぐらいだ!これは明らかにおかしい!!)

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/18(金) 07:03:17.10 ID:rOFU6vAAO

キョン(こんな時の長門様だ。メールででも相談しとくか。『長門、ハルヒが家に入り浸ってるんだか、何か有ったのか?』)

ハルヒ「あ、もうこんな時間ね!ご両親とも今日は遅いんでしょ?今夜は私が腕を振るってあげるわ。」

キョン「ありが…いやいや、晩飯は俺が作ってやるから、お前はそれ食ったらいい加減帰れ!もう一週間近く家にいるだろ!!」

ハルヒ「何言ってんのよ。キョンは大事に備えて身体を休めてないと!家は大丈夫だし。…もしかして私がいたら困る理由でもあるの?」

キョン「そりゃあ有るに決まってんだろ!(性的な意味で)」

ハルヒ「……じゃあ、その理由を暴くまで余計帰る訳に行かないわ!とにかく今からご飯作るから、楽しみにしてなさい!!」

キョン「おい、待て!」

バタン

   (なんやかんやで俺はハルヒ心底までは迷惑には感じておらず、両親も一宿一飯の恩義とばかりに家事手伝いをしてくれるハルヒを可愛く思っているようで。
しかも妹まで遊び相手が出来て喜んでる。
向こうの親が許可している以上、ハルヒを追い出す理由が見つからないのか現状だ。)

   「それにしても、なんでハルヒは俺に付きまとうんだ?」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/18(金) 07:19:31.16 ID:rOFU6vAAO

キョン「ん、やっと長門から返信か。」

   (そのメールには『全ては古泉一樹が発端。 古泉一樹に確認して。』と書いて有った。
そう言えば、最近ハルヒが上機嫌なせいか古泉がやたら元気な気がする。
長門に感謝しつつ、俺は即座に古泉と約束を取り付けた。
出来るだけ早くと急かした結果、古泉の指定は25時。待つしか無い。)

ハルヒ「妹ちゃん、ご飯出来たわよ〜。キョン、コップの用意くらい手伝って!!」

キョン(ハルヒを追おうと部屋の扉を開けると、食欲をそそる薫りが漂い、階下からハルヒの声が聞こえる。今日は中華らしい。)

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/18(金) 07:40:13.28 ID:rOFU6vAAO

―――
――


■キョン宅風呂

ピチョン

ハルヒ「キョン…此からも独りで戦う気かしら。」

   (スレ主…キョンは、最後のレスに『命を懸けて』って書き残した。キョンが幾ら超能力者だからって、あんなに大きな化け物と戦って必ず無事に帰れるとは限らない。)

   (私、心の何処かでキョンがスレ主で無ければ良いって願ってる。)

   (ねぇ、キョン。キスだけして連れて帰る位なら、何で異次元に私を連れて行ったりしたの?本当は抱えきれない何かを私にも背負って欲しかったんじゃないの?)

   「…バカキョンのバカ。」

ガチャ トントントン…

ハルヒ(…キョン、こんな時間に!)

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/18(金) 08:01:47.35 ID:rOFU6vAAO

■キョン宅玄関

キョン(24時か…今から行けば待ち合わせには調度だな。)

ハルヒ「何処…行くの?」

キョン「ハルヒ…って、お前!!何て格好してるんだ!早く髪乾かせ!バスタオルだけじゃなくて服を着ろっ!」

ハルヒ「私に言えない用事なの?」

キョン「別にそういう…」

ファサ

   (その瞬間だった。ハルヒが顔を背ける俺の背中に飛びついたのは!
しかもどさくさに紛れて布が落ちるような音が…。何だこのギャルゲーみたいな展開は。
一週間の性的苦行の後に背中に当たるポヨポヨは喜ぶに喜べないぞっ!!)

   「…おい、ハルヒ?」

ハルヒ「キョン、いっちゃだめっ、行くなら私も一緒に…!」

キョン(古泉の所へか?話題的に考えても無理が有るだろ!)

   「ハルヒ、落ち着け。俺はちょっと古泉に呼ばれただけだ。すぐ帰ってくるから部屋で待ってろ。」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/18(金) 08:24:09.61 ID:rOFU6vAAO

ハルヒ「誤魔化さないで!キョンが隠し事してるの位わかってた!!」

キョン(古泉とお前の話をしにいくのが後ろめたいだけだ!)

ハルヒ「キョン、お願い…。私は世界なんかよりキョンの方が…!」ポロポロ

キョン「お…おい、ハルヒ。」

   (背中にぴったりと重なるハルヒ。その顔の辺りから生暖かい感触が広がる。逸れが涙だと気付くのに時間は掛からなかった。本人が声を殺してもそれ程確かにわかってしまう程、ハルヒは確かに泣いていた。)

ピロピロリ〜♪

   (着信音だ。こんな状況でも電話に出たのは古泉からだからだ。内容は『突如巨大な閉鎖空間が現れたので今日はキャンセルしたい』との事だった。原因の一端を自分に感じた俺は快諾した。ハルヒに風邪を引かせる訳にもいかないからな。)

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/18(金) 09:04:34.29 ID:rOFU6vAAO

―――
――


■部室片隅

長門「古泉一樹が自らのトリップを使って釣り宣言をしたことにより、事態は終息を迎えた。」

キョン「よくそんな事でハルヒが納得したもんだ。」

長門「涼宮ハルヒ自身がその結末を望んでいた。」

キョン「あいつがね…。」

   (ハルヒが抱える矛盾。古泉に何度か諭されたそれを、俺は心の何処で信じてなかった。
実際、ありとあらゆる不思議に喜々して飛び付くあいつが、不思議なんて信じてないし求めて無いなんてどうして信じられる?
しかし、俺は今回初めてそれを身を持って知った気がしている。)

みくる「キョンくん、お茶です。うぅ、そのおでこの絆創膏どうしたんですか??」

キョン「あぁ、これは…」

ハルヒ「キョン!!」

キョン(この傷は一昨日の晩、出掛け無いことを伝えた途端に元気になったハルヒが、痴漢だのこっち向くなだの騒いだ時に出来た傷だ。
ハルヒにとってあの日の涙はとても不名誉な物らしく、その話題にちょっとでも近付くと怒号が飛ぶ。)

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/18(金) 09:13:31.65 ID:rOFU6vAAO

キョン「あのしおらしさは何処に消えたんだか…。」

ハルヒ「なによ!」

キョン「なんでも。まぁ、これで俺の平穏な日々が帰ってくる訳だ。やっとベッドで寝られると思うと清々するな!」

ハルヒ「残念だったわね。私、PSYRENまだ読み掛けなの。キョンはずーっと床で寝るのよ!」

キョン「ずーっと…って、ハルヒ。」

   (ハルヒが俺の耳を強く引っ張る。千切れそうな俺の耳に『私を泣かせた責任、とってくれたらベッドに寝かせてあげなくもないわ』と、真っ赤な顔のハルヒが囁いた。)





58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/18(金) 09:28:17.77 ID:rOFU6vAAO

不慣れな駄文に最後まで支援有難う。
取り敢えず>>13が来るまでに終えられて良かった。
書ききれなかったから改めて言うけど、ハルヒとキョンはベストカップル!!



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