5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 03:15:08.89 ID:lYH6cuKkO
キョン「・・・長門・・・まだ起きてたのか?」
長門「・・・やっとあなたと恋人同士になることができたのが出来てうれしくて・・・」
長門「・・・でも・・・」
キョン「・・・でも?・・・・・なんだよ・・・」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 03:32:10.44 ID:lYH6cuKkO
長門「・・・あなたがまた眠りにつき目が覚めた時には・・・・」
キョン「・・・また・・・ハルヒ・・・か・・・?」
長門「・・・そう・・・」
長門「・・彼女は私たちが結ばれることを好ましく思ってはいない・・・」
長門「・・・だから・・・もうすぐこの世界が書き換えられる・・・」
キョン「・・・くそ・・・なんでだよ・・・」
長門「・・・こうなることはわかっていた・・・」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 03:47:00.72 ID:lYH6cuKkO
長門「・・・あなたが私と一緒にいた時の記憶はなくなっているから・・・」
キョン「長門は・・・それでいいのかよ・・・」
長門「・・・私の役目は観察だから・・・」
「・・・私自身が幸せになることは許されない・・・」
キョン「・・・あいつに幸せを奪う権利なんてない・・・はずだ・・・」
「・・・くそ・・・急に眠気が・・」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 03:52:46.16 ID:lYH6cuKkO
キョン「・・・俺は・・・あいつを・・・許さない・・・」
「・・・絶対に・・・潰してやる」
「・・・涼宮・・・ハルヒを・・・SOS団・・・を・・・」
・・・・・・絶対にだ・・・・
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 04:07:06.33 ID:lYH6cuKkO
―――――朝―――――
妹「キョンくーん、朝だよーっ」
キョン「・・・あぁ・・・今行くよ・・・」
妹「めずらしー、キョン君が起きてるぅー」
キョン「いつもおまえの攻撃を喰らってちゃ体がもたんからな」
妹「ふぅーん」
キョン「早く支度しないと学校に遅刻するぞ」
妹「はーい」
キョン(・・・・・・・)
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 04:29:56.74 ID:lYH6cuKkO
・・・なんだろう・・・
何かを・・・・・忘れてるような・・
大切な・・・何か・・・
まぁ・・・なんてことはない・・・はずさ・・・
しかし・・・学校へ行き、ハルヒの姿を見るとなんだか苛々してくる
なんだよ・・・これ・・・
仕方ない・・・こうゆう時はだんまりが一番いい
ハルヒの言うことを適当にあしらって・・・
放課後・・・
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 04:59:28.47 ID:lYH6cuKkO
部室のドアを開けようとすると・・・
キョン(・・・ん?話し声が・・・古泉と・・・)
古泉「長門さんはそれでよかったのですか?」
長門「・・・涼宮ハルヒの望んだこと・・」
「・・・私には・・・どうすることも・・・」
キョン(あいつら・・・何の話をしてるんだ?)
古泉「彼は嬉しそうに言ってたんですよ・・・それを・・・」
長門「・・・でも・・・仕方ないこと・・・」
キョン(長門に彼氏でもできたのか?)
古泉「最近の涼宮さんの行動は酷いものがあります。」
「我々機関も何らかの・・・」
キョン(またハルヒかよ・・・)
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 05:11:35.30 ID:lYH6cuKkO
・・・まぁいい・・・俺には関係な・・・くはないのか知らんが・・・
盗み聞きするのは悪いから部室に入ろう
キョン「よう・・・はやいな・・・ハルヒのことで何か話でもしてたのか?」
古泉「いえ、何も。」
「最近あったことをお話してただけですよ」
キョン「へぇ、長門とか・・・珍しいな」
長門「・・・そう」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 05:20:38.97 ID:lYH6cuKkO
・・・長門・・・何でそんな悲しそうな目をしてるんだ?
俺が何かしでかしたのか?
・・・そんな目で・・・・・俺を見ないでくれよ・・・
俺まで辛くなっちまうよ・・・
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 05:28:44.75 ID:lYH6cuKkO
古泉「あの、帰りにお話があるのですが?」
キョン「ん?別にかまわんが」
「またハルヒ絡みか?」
古泉「えぇ、そのようにとってもらって構いません」
キョン「あぁ、わかった」
みくる「私は今回空気でしゅwww」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 05:50:12.13 ID:lYH6cuKkO
―――――帰り道―――――
古泉「お話と言うのはあなたと長門さんの関係についてです」
キョン「は?なんだそりゃ?意味がわからん」
古泉「それもそのはずです」
「あなたに記憶がないですから」
キョン「わかった・・・続けてくれ」
古泉が言うには・・・
長門が俺に告白をして、それを俺は快くOKした
しかしそれが気に入らなかったらしいハルヒは
二人の関係はなかったものにしようと改変したって
キョン「しかし、何故長門は黙ってるんだ?」
古泉「長門さんは責任を感じてるんですよ」
「だから何もしないし出来ないんです」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 06:00:29.07 ID:lYH6cuKkO
キョン「このことが本当だったとしてお前に何の得があるんだ?」
古泉「僕はただ、あなたに幸せになってほしいだけです」
キョン「なんか胡散臭いな」
「そんな記憶もってないしな」
古泉「まぁ、記憶が戻りましたら教えて下さい」
「そして・・・どうしたいのかを」
キョン「あぁ・・・わかったよ・・・」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 06:15:36.03 ID:lYH6cuKkO
・・・それから一週間何事もなく過ぎていき
週末の市内探索の日がやってきた・・・
ハルヒ「遅い、罰金!」
キョン「はいはい、わかりましたよ」
「奢ればいいんでしょ奢ればよ」
ハルヒ「うだうだ言わずにさっさとする」
「あそこのファミレスで班わけをするわよ」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/07(月) 06:26:36.33 ID:lYH6cuKkO
キョン「今回は長門とか・・・よろしくな」
長門「・・・・そう」
ハルヒ「キョン、ちゃんと不思議を探してきなさいよ」
「いい、これはデートじゃないんだからね」
キョン(・・・ん?・・・デート?そういえば古泉のやつ・・・)
ハルヒ「じゃ、ここの支払いよろしく」
「あたしたちは先に行くから」
キョン(ハルヒの事はどうでもいい)
(今は長門に真実を聞かなければ・・・)
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 06:46:55.16 ID:lYH6cuKkO
キョン「・・・なぁ長門」
長門「・・・なに」
キョン「・・・いや・・・あのな・・・・」
長門「・・・・・・」
キョン「・・・俺達・・・付き合ってたのか?」
長門「・・・・・そう」
キョン「・・・やっぱそうなのか・・・」
長門「・・・・・」
キョン「・・・すまん・・全然記憶がなくてな・・・」
長門「・・・・別に」
キョン「・・・いや・・恋人同士だったらさ・・・手とか繋いで歩いたり・・・するのかなぁ・・・なんて」
長門「・・・・・」スッ
キョン「・・・・いいのか」
長門「・・・・・いい」
キョン「・・・じゃあ」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 07:07:13.00 ID:lYH6cuKkO
・・・あぁ・・・長門と手を繋いだ瞬間・・・
長門がつぶやいて・・・・いろんな記憶が・・・思い出して・・・いや・・・
蘇ってくる・・・
キョン「・・・長門・・・辛かったたろ?」
「・・・すまなかったな」
長門「・・・いい」
キョン「思い出したら・・・やっぱりあいつが許せない」
「神様か何なのか知らんが俺は・・・いや・・俺達はハルヒのおもちゃじゃない」
「今更進化のなんたらとか言わないでくれよ」 「俺は俺のやり方でハルヒば追い詰めてやる
長門「・・・・・わかった」
「・・・私はあなたに従う」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 07:21:47.57 ID:lYH6cuKkO
キョン「俺は今日はもう帰るが長門は戻ってくれ」
長門「・・・わかった」
キョン「古泉には・・・悪いが・・・」
長門「・・・・そう」
キョン「今回の事は情報操作も古泉の機関の力も借りずに一人でやるから」
長門「・・・・そう」
キョン「単純な方法で潰せるはずだから」
長門「・・・・あなたにまかせる」
キョン「すまんがこのあとの事はたのんだぞ」
長門「・・・・わかった」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/07(月) 07:55:43.45 ID:lYH6cuKkO
さるさんが
―――――深夜―――――
キョン「もしもし、古泉か」
古泉「はい、今日はどうなされたのですか、急に帰られて」
キョン「あぁ、そのことで話があってな」
古泉「そうですか」
キョン「記憶が戻ったと言えばわかるだろ」
古泉「・・・・じゃあこれからどうするんですか」
キョン「俺はSOS団を潰してハルヒの力を消し去ってやりたい」
古泉「・・・」
キョン「古泉は俺の行動を阻止するのか」
古泉「いいえ、そんなこはしません。彼女が力を失えば僕も晴れて普通の高校生なれるので」
キョン「いいのかそれで」
古泉「機関は元々監視するものです。 涼宮さんの力を覚醒させるためのものではありません」
キョン「・・・わかった」 「俺は行動させてもらうぞ」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 08:23:12.34 ID:lYH6cuKkO
――――翌日学校にて――――
・・・朝からハルヒは何で途中で帰ったんだとかとやかく言ってたんで
キョン「お前の顔なんか見たくないから帰った」
・・・って言ったら発狂しやがった
その後も雑用なんだからうんぬんかんぬん
文章におこすのも面倒だから言ってやった
キョン「少し黙れよ。あぁ、あと俺と長門はSOS団は抜けるからな」
ハルヒ「有希はともかく、雑用のあんたにそんな権利あるわけないでしょう」
キョン「お前にもそんな権利ないだろうが」
「何だったらSOS団を潰してやろうか?」
ハルヒ「く・・・やれるもんならやってみなさいよ」
キョン「俺達はお前のおもちゃじゃないんだからな」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 08:32:34.07 ID:lYH6cuKkO
―――――昼休み―――――
・・・・さて・・・行動に移ろうか・・・
・・・まずは岡部だな
キョン「先生・・・少しお話があるんですが・・・」
岡部「なんだ、キョンか。どうしたんた?改まって」
キョン「実は涼宮ハルヒについてなんです・・・」
岡部「そうか・・・言ってみろ」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 08:46:10.04 ID:lYH6cuKkO
岡部「そうか・・・じゃあ後の三人もか?」
キョン「いえ、三人は悪くないんです・・・」
「そもそも顧問いなく何も活動してかったことのにおかしかったんです」 「自分も皆も強制的にいれられたようなものだから・・・望んではいないかと・・・」
岡部「わかった。放課後涼宮も呼んで話し合おう」
キョン「・・・わかりました。失礼します」
・・・・・・こうも簡単にいくとはねぇ
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 09:02:09.18 ID:lYH6cuKkO
おーおー団長様が凄い形相でやってきたよ
ハルヒ「ちょっとあんた、岡部に何喋ったわけ」
キョン「いーや別にぃ。今までの活動を報告しに行っただけだが?」
ハルヒ「ふざけんじゃないわよ。後でうちの親まで呼び出すって言われたんだけど」
キョン「いいことじゃないか団長さんよ」
「今度はお前が粛清される番だ」
ハルヒ「・・・くっ」
あいつはまたどこかへ行っちまったが・・・
もう・・・遅いんだよ・・・
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 09:26:18.50 ID:lYH6cuKkO
――――放課後――――
俺とハルヒは岡部に呼び出され・・・
もちろんハルヒの親もだ
おっと・・・生活指導の先生もいてくれたぞ
岡部はハルヒの親に事のいきさつ言っていく
・廃部寸前の文芸部部室を乗っ取り自分の部室にしたこと
・部員を強制的に入部させたこと
・活動名目で俺に食事やらなんやらを全て奢らせた事
・その金額が数万円じゃきかないこと
まだまだあるが普通そんなの聞かされたら泣いちゃうよなぁ・・・・・・あっ泣いてらぁ
まぁハルヒの親はお金は少しずつ返すと言ったから気分は少しいいかな・・・
でも・・・・まだ終わりじゃねーぞ・・・・・・
ハルヒさんよぉ
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 09:37:30.25 ID:lYH6cuKkO
岡部「学校としてはSOS団の活動を当面禁止」
「及び涼宮ハルヒを無期限停学処分とさせていただきます・・・・よろしいですか?」
ハルヒ親「はい。わかりました」
ハルヒ「・・・・・はい」
おいおい・・・こんなにうまくいっていいのかよ・・・
まぁ・・・これで俺達はハルヒから解放されたわけだ・・・・・
だったんだが・・・・・・
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 09:58:54.28 ID:lYH6cuKkO
―――――数日後―――――
その後の事を古泉に聞くと・・・
ハルヒは家で両親にこっぴどく怒れたらしい
やれ現実を見ろ
やれ人様に迷惑かけてうんぬんかんぬん
しまいには休みも外出禁止令まででたらしい
古泉「これで彼女の力は確実に消失にむかうでしょう」
キョン「あぁ、よかったな」
古泉「これで機関も解散して僕は普通の生活が出来るでしょう」
キョン「まぁ、よかったな」
・・・あとハルヒは停学が解けて学校へ来ても・・・
社交性がないあいつだからハブられてジ・エンドだろう・・・
あとは・・・・・・・
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 10:08:08.01 ID:lYH6cuKkO
・・・長門の事だからまた部室で本を読んでるはずだ・・・
キョン「長門、やっと全部終わって・・・」
「あれ・・・いないのか・・・」
「おかしいな・・・ここにいると思ったんだが・・・」
・・・・ん?長門の座っていた椅子に手紙が・・・・・
―――――愛しのあなたへ―――――
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 10:25:44.65 ID:lYH6cuKkO
――情報統合思念体は涼宮ハルヒから進化の可能性が無くなった事をうけ私という個体はもう不要と判定された――
――私自身はここに残りたいと申請を出したが受理されなかった――
――もうあなたに会う事は出来ないが、あなたと一緒にいれた時間はとても幸せだった――
――私に幸せという感情を教えてくれたことにとても感謝している――
――いままでありがとう そして・・・さようなら・・・・キョン・・・――
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 10:35:32.44 ID:lYH6cuKkO
・・・・俺は・・・・・何のために・・・ここまでしてきたんだろうか・・・・
・・・・結局・・・自分のやったことは・・・・間違ってたのかなぁ・・・・
・・・・これじゃあ・・・あいつに・・・ハルヒに・・・・振り回された・・・だけじゃねぇかよ・・・
・・・全てを失ったのは・・・・・俺自身・・・・・かぁ・・・
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 10:42:48.64 ID:lYH6cuKkO
えぇ、終わりです
初めてやったssが乗っ取り、そして即興で考えながらやって時間かかったし・・・・orz
今度はちゃんと練ってきます
それじゃノシ