1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 21:10:29.64 ID:IH0DcJ9IO
ブブブ……
キョン「長門からメールか。今日は私のせい、迂濶…って相変わらず律儀な奴だな。」
キョン「そんな事いちいち気にするな、それにお前は俺の特別だからなっと」ポチポチ
……ブブブッ
キョン「おっ、もう返信がきた」
キョン「どういう意味ってか……もちろんSOS団の…」
ブブブ……
キョン「ん?今度は古泉か」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 21:14:34.96 ID:IH0DcJ9IO
古泉『私の知り合いからリンゴをいただいたのですが……貴方はリンゴはお好きでしたか?』
キョン「ん、俺は大好きだっと………!」
キョン「しまった。間違って長門に返信しちまった…」
キョン「なんか誤解されそうなメールだな」
キョン「間違いだったと送っておくか」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 21:19:24.37 ID:IH0DcJ9IO
ブブブ……
キョン「長門から……」
長門『本当?』
キョン「あー、どう返信するかな」
キョン「めんどくさい。明日学校で説明するか……寝よ」 ポイッ
長門「……返事来ない」
………
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 21:23:50.30 ID:IH0DcJ9IO
翌朝
ハルヒ「おっはよー!キョン!」
キョン「あ、あぁ。」
ハルヒ「なによ……朝からテンション低いわね」
キョン「ちょっと考え事をな」
ハルヒ「なに?あんたまさかエッチな事考えてるんじゃないでしょうね!?」
キョン「断じて違う。」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 21:28:54.21 ID:IH0DcJ9IO
ハルヒ「じゃあ何よ?」
キョン「大した事じゃない。長門の事でな……」
ハルヒ「有希?有希がどうかしたの?」
キョン「まあ、かくかくしかじかで………」
…………
ハルヒ「あー、たまにあるわね。でも、べつにそんなに悩むことじゃないでしょ?」
キョン「まあ……な」
ハルヒ「だって有希よ?あんたなんかに好きって言われたって見向きもしないわよ」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 21:32:48.19 ID:IH0DcJ9IO
キョン「それはショックだな……」
ハルヒ「なんでよ?…あんた有希の事好きだったりするの?」
キョン「……」
ハルヒ「なによ……答えなさいよ」
キョン「取り敢えずこの話は終わりだ。あと、お前は余計な事するなよ?話がややこしくなるからな」
ハルヒ「……」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 21:39:07.47 ID:IH0DcJ9IO
昼休み
キョン「どれ、ちょっと部室に顔出してくる」
ハルヒ「あっ!私もいくわ!!」ガタッ
キョン「さっきも言ったろ、お前は余計な事をしないでくれ」
ハルヒ「うー……」
キョン「…? じゃ、また後でな」
ガラッ
キョン・ハルヒ「ん?」
長門「……」
キョン「おっ、ちょうどいいところに……」
長門「」テクテク
キョン「昨日悪かったな。実は…」
長門「これ……」サッ
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 21:45:08.26 ID:IH0DcJ9IO
ハルヒ「なっ!?」
キョン「にっ!?」
長門「……お弁当作った。食べて?」ジー
キョン「え?俺にか?」
長門「そう」コクン
ハルヒ「ちょ……有希?急にどうしたの?」
長門「……後で感想をききたい。私は部室に戻る」
キョン「お、おい……長門!」
カラガラ ピシャ
キョン「どうすんだよ、これ……」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 21:48:47.68 ID:IH0DcJ9IO
ハルヒ「と、とにかく有希がせっかく作ってくれたんだから」
キョン「そうだな。とりあえず食べるか…」
キョン・ハルヒ「(どうしよう…)」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 21:56:14.38 ID:IH0DcJ9IO
ハルヒ「で、味はどうなの?」
キョン「さすがというか、うまいな」
ハルヒ「へぇー…」
ハルヒ「(まさか有希がこんな事するなんて……迂濶だわ)」
キョン「しかし、まいったな。昨日のメール真に受けてしまったか」
ハルヒ「っ!!そうよ!早く誤解を解くべきよ。うん、それがいい」
キョン「そうだな。放課後にでもゆっくり話すか」
ハルヒ「私も有希に説明するわ!」
キョン「だからお前は……」
ハルヒ「……」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 22:02:56.85 ID:IH0DcJ9IO
放課後
コンコン
キョン「長門、いるか?」
長門「どうぞ」
キョン「よう。今日弁当ありがとな」
長門「いい。美味しかった?」
キョン「ああ、うまかったよ」
長門「よかった……早起きした甲斐があった。明日も作る」
キョン「いや、明日はいいよ」
長門「なぜ?」
キョン「なぜって……別に俺達特別な関係でもないだろ?それにハルヒもいろいろやかましいからな」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 22:08:58.91 ID:IH0DcJ9IO
長門「あなたは私のことが好き?」
キョン「好きは好きなんだが……」
長門「それなら問題は無いはず。涼宮ハルヒの事はまかせて」
キョン「いや、そうじゃなくて……」
ガチャ
みくる「こんにちわぁ」
キョン・長門「……」
みくる「…あれ?」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 22:11:29.28 ID:IH0DcJ9IO
みくる「どうかしましたか?」
キョン「いや、何も無いですよ」
長門「そう。あなたには関係の無いこと」
みくる「そうですか…」シュン
キョン「とりあえずまた後だ」コソコソ
長門「わかった」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 22:24:42.53 ID:IH0DcJ9IO
〜〜
ハルヒ「」チラチラ
キョン「」
長門「」ペラッ
ハルヒ「……あ、有希」
長門「なに?」
ハルヒ「昼休みの事なんだけど……」
キョン「(こいつあれ程…)」
ハルヒ「どうしてキョンに弁当を作ってきたの?」
長門「なぜあなたはそんな事を聞くの?」
ハルヒ「だって……ねぇ?」
長門「彼のことが気になる?」
ハルヒ「違うわよ!!ただ……ほら……あの」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 22:47:27.77 ID:IH0DcJ9IO
ハルヒ「と、とりあえず駄目!キョンにお弁当は今日だけ!」
長門「それは出来ない」
ハルヒ「駄目だってば!」
長門「出来ない」
ハルヒ「駄目!」
長門「……」
ハルヒ「……」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 22:51:45.55 ID:IH0DcJ9IO
古泉「何かあったのですか?」
キョン「……まぁな」
古泉「あまり涼宮さんを刺激しないでくださいね?」
キョン「わかってる。今回は間違いなく俺の責任だ」
古泉「早期解決を期待してますよ。でわ、バイトに行ってきます」
キョン「悪いな」
ハルヒ「ゔー」
長門「……」
キョン「はぁ……」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 23:59:14.35 ID:IH0DcJ9IO
〜〜
朝倉「う〜ん…、どうしたの長門さん、こんな夜中に」
長門「あなたに話したいことがある」
朝倉「明日じゃ駄目なの?」
長門「今」
朝倉「もぅ、相変わらずなんだから。手短にね」
長門(コクン)
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 00:03:22.65 ID:w1nM5NDfO
朝倉「で、話って何?」
長門「これを見てほしい」
朝倉「メール?キョンくんからね……あらっ!よかったじゃない長門さん」
長門「これを見てあなたはどう思う?」
朝倉「どうって言われてもね、そのままの意味じゃないの?」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 00:09:37.78 ID:w1nM5NDfO
長門「彼は私の事が好き?」
朝倉「そうじゃないの?」
長門「わかった。それだけ」
バタン
朝倉「何がしたかったのかしら……」
朝倉「……眠い」
少し話をねじ曲げる
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 00:17:45.74 ID:w1nM5NDfO
〜翌朝〜
キョン「じゃ、いってくるぞ」
キョン妹「いってらっしゃい♪気を付けてねぇ♪」
キョン「ふぁぁあ……眠い」
長門「おはよう」
キョン「おはよ……って長門!?」
長門「待ってた。一緒に登校したい」
キョン「別にかまわんが」
長門「手……」
キョン「手?」
長門「つなぐ……」
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 00:21:00.47 ID:w1nM5NDfO
キョン「それはまずいだろ……」
長門「なぜ?」
キョン「ハルヒにでも見られたら」
長門「なぜ涼宮ハルヒ?」
キョン「あー、わかったよ。その代わり一つだけ条件がある」
長門「かまわない。なに?」
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 00:25:08.55 ID:w1nM5NDfO
キョン「IDの数だけ腹筋してくれ!」
長門「……そう」
終わり 寝る。
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 00:45:30.84 ID:w1nM5NDfO
キョン「学校では普通にしててくれないか?」
長門「かまわない」
キョン「それとな。お前に言わなくちゃいけない事があるんだ」
長門「なに?」
キョン「実はな……あのメールは古泉に送るはずのメールだったんだ」
長門「……」
キョン「本当にスマン」
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 00:46:25.91 ID:w1nM5NDfO
長門「……私の勘違い?」
キョン「そうなんだが……」ポリポリ
キョン「まさか、お前がこんなに熱心に俺の事をおもってくれてるなんてな」
長門「……」
キョン「あー、だからなんだ?勘違いから始まる何かもあるだろ」
長門「?」
キョン「変なときに鈍いな」
キョン「ほらっ」スッ
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 00:48:43.02 ID:w1nM5NDfO
キョン「手……つなぐんだろ?」
長門「……」コクン
キョン「恥ずかしいもんだな、なかなか」
長門「暖かい」
キョン「そうか?」
長門「そう」
キョン「やれやれ、これから一悶着ありそうだぞ古泉……」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 00:53:51.89 ID:w1nM5NDfO
〜学校〜
ハルヒ「キョン、有希の誤解は解けたの?」
キョン「まあな。ちゃんと説明したら納得した」
ハルヒ「ならいいんだけど、それよりキョン!今日帰り暇よね?」
キョン「今日?いや、ちょっと予定が入ってるんだ」
ハルヒ「何よ、予定って」
キョン「い、妹の買い物に付き合わなくてだな……」
ハルヒ「……あっそ」
92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 01:02:26.31 ID:w1nM5NDfO
〜HR〜
ブブブッ
キョン(長門から……)
『昼休み屋上で』
キョン(なんか……いいな……)
キョン(『わかった。今日も手作り弁当か?』)ポチポチ
『そう。カレーハンバーグ』
キョン(うまそうだな)ニヤニヤ
ハルヒ「……なんか怪しいわね」
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 01:06:54.71 ID:w1nM5NDfO
〜昼休み〜
キョン「悪いな!ハルヒに捕まっちまって」
長門「いい」
キョン「寒くないか?」
長門「大丈夫…」ガタガタ
キョン(いくら宇宙人っつってもな……寒いときは寒いだろうに)
キョン「長門、こっちくるか?」
長門「いいの?」
キョン「そのほうが暖かいだろうしな」
長門「……そう」スッ
95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 01:11:57.16 ID:w1nM5NDfO
キョン(長門……なかなかいい匂いするな)
キョン(しかも、間近で見るとハルヒより目鼻立ちが整ってるな)
キョン(……やばい。自分から誘っておきながら何かがやばい)
長門「どうしたの?」
キョン「いや、なんでもない!!早く飯にしようぜ」
長門「そう……これ」パカッ
キョン「……おいおい、随分手が込んでるな」
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 01:16:32.23 ID:w1nM5NDfO
長門「食べて?」
キョン「ああ、いただきますっと」パクッ
長門「どう?」
キョン「んまい!昨日のも良かったけど、今日のも一段とうまいな」
長門「……嬉しい」
キョン「そうだ、一度だけやりたかったことがある」
長門「なに?」
キョン「アーン……してくれないか?」
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 01:20:49.79 ID:w1nM5NDfO
長門「アーン?」
キョン「お前が俺に食べさせてくれ」
長門「わかった」
長門「こう?」スッ
キョン「それをな『アーン』て言いながらやってほしいんだ」
長門「……あ〜ん」
パクッ
キョン「……照れるな」
長門「ユニーク」
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 01:25:21.25 ID:w1nM5NDfO
ユニークが出たので寝る
あと適当にスレ扱ってくれ
続きを書くなり、落とすなり
コロ助なり