166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/03(火) 01:27:48.96 ID:FYX4rVd50
みくる「ふぇ?キョンくんマジで童貞なんですかぁ?」
ハルヒ「…キョン、あんたその年齢で童貞だったなんて…ちょっとキモいわよ?」
橘「童貞が許されるのは小学生までなのです」
佐々木「くつくつくつ。…す、すまないキョン。まさか君が未だに童貞だなんて思いもよらなかったものでね。…ぷっ」
キョン「ううう…」
こうですかわかりません><
169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/03(火) 02:16:31.88 ID:FYX4rVd50
キョン「…うっぐ…あ、あんまりだ…」
橘「ちょ…キョンくんが泣いているのです!?」
みくる「キョンくん…だ、大丈夫ですかぁ?」」
佐々木「くつくつくつ。どうやらキョンは童貞を馬鹿にされたのが余程堪えたようだ。ならば僕達全員の責任といえるだろう」
ハルヒ「そ、そうなのキョン?でもそんな事で泣くなんてみっともないわよ。見損なったわ」
みくる「す、涼宮さん!キョンくんにだってプライドはあるんですよ。それが傷つけられて平気なわけありませぇんよぉ?」
橘「人一倍プライドの高い涼宮さんならその辺の気持ちはよくおわかりになる気がするですが」
ハルヒ「!な、なによ。…た、確かに言いすぎたかもしれない部分はあったわね。キョン、謝罪するわ。許しなさい」
佐々木「くつくつくつ。どうだろう。せめてもの罪滅ぼしに僕達みんなでキョンの筆下ろしをしてあげるというのは」
170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/03(火) 02:18:25.97 ID:FYX4rVd50
みくる「わたしはいいと思いましゅ」
橘「筆下ろしはいいのですが、誰が最初にやるですか?」
佐々木「くつくつくつ。そうだね…身体の相性というのも重要だし、僕達の中でキョンを一番愉しませた人物というのはどうだろう」
ハルヒ「勝負ね!望むところだわ。方法はどうするの?」
みくる「わたしはパイズリがいいと思うんでしゅけどぉ」
橘「却下なのです」
佐々木「くつくつくつ。僕は決して断固拒否というわけではないのだが、積極的に賛意を表明するのは控えるよ」
ハルヒ「あたしはOKよ。2対2の同点ね。キョン、あんたはどうなの?」
キョン「…おい、俺はまだ筆下ろし自体に…朝比奈さんの特盛りか…パイズリ勝負を希望する!」
171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/03(火) 02:27:51.75 ID:FYX4rVd50
橘「くぅぅ。あからさまに不利なのです!」
佐々木「くつくつくつ。多数決ではしかたないね。ではせめて順番は胸囲の小さい順ということでいいかな?」
みくる「ふぇ?え、えっとぉ…どっちが有利になるのかなぁ」
ハルヒ「それでいいわよ。そのくらいのハンデは与えてしかるべきだしね」
橘「それではわたしから行くのです」ぬぎぬぎ
キョン「うーん、膨らんでるのか膨らんでないのか微妙だな。妹よりは確実に膨らんでいるといえるのだが…」
橘「そこ!童貞のくせにうるさいのです!」
キョン「ぐっ…」
172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/03(火) 02:34:24.60 ID:FYX4rVd50
橘「ああっ!?は、挟めないのです!?」
キョン「…胸で抑え付けられて気持ち良いのは気持ち良いが…これじゃあなあ」
ハルヒ「はいアウトね。ご苦労さま」
橘「くっ悔しいのです!」
佐々木「くつくつくつ。次は僕だね。キョン、お手柔かに頼むよ。ところで愛撫に口の使用は許可されるだろうか?」
ハルヒ「駄目に決まってるじゃない。パイズリなのよ?胸が全てを決めるべきだわ」
みくる「ふぇ。でもパイズリの時にはさんだおちんちんを舐めてあげると喜ばれますよぉ?」
キョン「そうだぞハルヒ。パイズリには口での愛撫は必要不可欠とまでは言えんが、重要ではある」
ハルヒ「ど、童貞は黙ってなさい!」
174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/03(火) 02:48:36.54 ID:FYX4rVd50
佐々木「くつくつくつ。三人が賛成しているんだから許可されたと思っていいんじゃないかな。多数決だよね、涼宮さん」ぬぎぬぎ
ハルヒ「!わ、わかったわよ!」
キョン「おお、中学時代に比べて着実な成長の後が見られるな。これなら…おほっ!」むにむに
佐々木(よし、なんとか挟める…まずはここで唇による愛撫!)ぱくっ
キョン「おおお!?」れろれろれろれろ
佐々木(効いてる…ここで決めさせてもらう!必殺佐々木式バキュームフェラ!)じゅぽじゅぽじゅぽじゅぽ
キョン「こ、これは!!!」じゅろろろろろろ
みくる「ちょ、ちょっとまつでしゅ!」
ハルヒ「!ど、どうしたのみくるちゃん!?」
175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/03(火) 03:00:06.99 ID:FYX4rVd50
みくる「佐々木さんの胸がキョンくんのおちんちんから離れてますぅ!あれはパイズリじゃなくてただのフェラです!」
佐々木「はっ!しまった…つ、つい」
ハルヒ「これは反則だわ。当然アウトね、ご苦労さま。さて次はあたしか」ぬぎぬぎ
キョン「ほう。形の整った品のある胸…これこそまさに美乳だな。おお…弾力も申し分ないぞ」むにょむにょ
ハルヒ「ふふーん。あたしは同じ失敗は繰り返さないわ。唇は空くまで補助。唾液をローション代りに基本的な責めに徹するわ!」れろれろ
キョン「うぉっ…!柔らかさとハリの良さに唾液の瑞々しさがマッチして、そこに舌と唇のハーモニー!こ、これは!!」どくどくどくどくっ
ハルヒ「!や、やったわ!射精よ射精!あたしの勝ちね!キョンの童貞はあたしのものよ!」
みくる「ま、まだですぅ!まだあたしが残ってますぅ!」
キョン「…はぁはぁ…あ、朝比奈さん、す、すぐには…」
みくる「ふぇぇ。キョンくん童貞だからきっと大丈夫ですよぉ。ほらぁ」ぬぎぬぎ
177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/03(火) 03:07:22.08 ID:FYX4rVd50
みくる「うふふ。ほぉらキョンくん、わたしのおっぱい…どうかなぁ?」とくもりっ
キョン「正直…たまりませんっ!!」
みくる「このおっぱいがキョンくんの童貞おちんぽに…とりゃぁっ」ぽにゅっ
キョン「んはぁぁぁぁ!!!」
みくる「いきましゅよぉ?えいっ!童貞おちんぽえいっ!」ぽにゅぽにゅぽにゅぽにゅ
キョン「こ、この密封感、この暖かさ、この充実感…これこそ…至高のパイズリだぁぁ!!!」どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅ
みくる「ひゃーん、さすが童貞キョンくん、はやいですよぅ」
ハルヒ「くっ…!きょ、キョン!勝者はどっちなの?当然あたしよね!?」
みくる「もちろんわたしのおっぱいでしゅよねぇ?キョンくん?」ぷるぷるぷるるーん
178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/03(火) 03:18:06.49 ID:FYX4rVd50
キョン「…はぁはぁ…しょ、勝者は…」
喜緑「お待ち頂けますか?」
朝倉「ちょっと待ってもらえるかしら」
鶴屋「ちょっと待つにょろ!」
森「お待ち願えますか」
九曜「----少し---待つ---」
長門「…判断の保留を希望する」
妹「キョンくん待ってー」
古泉「んっふ。待って頂いてもいいでしょうか?」
国木田「ちょっと待ってよ、キョン」
179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/03(火) 03:19:06.54 ID:FYX4rVd50
「「わたくし」「あたし」「わたし」「私」「僕」「不公平」「勝負に加わる権利が」」
ハルヒ「あーーーもうっ!うるさい!わかったわよっ!みんなそこに並ぶ!こうなったらちゃっちゃと予選終わらせるわよ!」
キョン「お、おい俺の意志は…」
「「童貞は黙って(ろ|な|なさい|て|るべき|るにょろ|-)!!」」
キョン「」
…
3時間後。狂乱の予選は無事終了した。勝者?…知るか。
童貞?…その言葉は聞き飽きたんだ。
…もう一滴もでないよ…。
fin.
199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/03(火) 20:33:48.16 ID:FYX4rVd50
思わず我が耳を疑った。
あの可憐かつ清楚、小動物のように庇護欲をそそられる一方で
時折感じさせる上級生の威厳が堪らない魅力を煌かせる、
そういういつもの愛くるしい憧れのスィートマイエンジェルの口から
このような無神経な言葉が非常に軽いノリで飛び出ようとは。
実際はそうでもないのかもしれないのだが、脇からの長門と古泉の視線が熱い。
だめだ」俺はもうこれ以上この重苦しい沈黙に耐えられそうにない。
はい。そうですが、何か?
「ま、マジですかぁ?」
ええ、マジでです。
「ひゃーん…しょ、ショックですぅ」
俺からすればあなたの反応がショックですよ。一体俺に何を期待してたんですか?
「キョンくん…童貞が許されるのは…小学生までですよぉ?」
なんですと!?
「少なくとも、わたしの育った時間平面では常識ですぅ」
むぅ。初交年齢の低下速度おそるべし。
200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/03(火) 20:37:00.28 ID:FYX4rVd50
「ふぇ?でもこの時間平面でもそんなには変わらないんじゃ…。わたしが事前ミーティングで
見た資料だとぉ…たしか高校生の約半数が経験済みってありましたよぉ?」
た、たしかに資料によってはそういうものもあるかもしれんが…
な、長門、古泉!何か言ってくれ何か!?
「…情報統合思念体は現有生命体が初めて性行為を行う年齢について関心を持っていない。
従って資料も収集されていないし、また分析も行われていない」
「んっふ。僕としましては既に経験済みですし、それにお恥ずかしい話なのですが、僕には
ほとんど友人といったものがありませんので、周りの状況については断言できないのです。
朝比奈さんの言及された資料については…僕も見たような気がする、としか」
くっ…し、しかし朝比奈さん、あなた以前こんな風に男の人と歩くことって今までなかったんですぅ
とかそういう初々しいことを仰っておられたのでは?
「ふぇぇ?普通セックスってそういうことの前にやっちゃいませんかぁ?」
父さん…俺はこれ以上もう未来の常識にはついていけそうにない訳でして…。
「でもキョンくん、キョンくんが童貞のままだとそのぉ…既定事項に影響がありそうですぅ」
はい?どういうことですか?俺の童貞と未来に何の関係が?
「…涼宮ハルヒ」
201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/03(火) 20:40:19.09 ID:FYX4rVd50
?ハルヒ?ハルヒが未来に関係があるのはわかるが、俺の童貞とはどういう関連があるんだ?
「えっと、禁則事項が禁則事項で禁則事項なんですけどぉ、涼宮さんとキョンくんとの禁則事項は」
朝比奈さん…禁則事項だらけで意味がまるで…。
「朝比奈さん、それはつまり、涼宮さんと彼との…その…初禁則事項において問題が発生する
可能性が高い。たとえば涼宮さんを満足させられないどころか、屈辱さえ…そういうことですね?」
「あはっ!さすが古泉くん。禁則事項ですぅ!」
なんだかよくわからんが朝比奈さんが嬉しそうだから古泉の推測は当たっているのだろう。
しかし禁則だらけで相変わらず話の内容がつかめん。
「いいですか?涼宮さんはおそらくあなたとの禁則事項についてそれなりに期待をしていると
見るべきです。ところが情けないことに現状のあなたでは恐らく涼宮さんを失望させる結果に
終わるでしょう。それは下手をすると…世界の破滅すら招きかねません」
「…対策を検討するため該当情報を元に検索…『筆下ろし』が必要。実施者は朝比奈みくるが最適」
なん…だと?ふ、筆下ろし!?い、いくら世界の破滅とはいえ…そ、それはどういう…。
「キョンくん!?わたしの時間平面でキョンくん位の人が童貞っていうのは…社会不適合者のレッテルを
貼られるんですよぉ!?わたし…キョンくんがそんな扱いを受けるのは耐えられませぇん…ぐすっ」
しゃ、社会不適合…わ、わかりました朝比奈さん、何でもしますからその…泣かないでください。
204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/03(火) 21:01:56.52 ID:FYX4rVd50
閃光。
爆音。
ば、爆弾!?
「ぴゃぁぁぁぁ」
ドアが乱暴に開け放たれる音とともに、甲高い声が轟く。
「突入するのです!」
何者かはわからんが尋常じゃない空気を帯びた何人かが部室に入ってくるのが感じられる。
が、このもくもくとした白煙の中では黒ずくめの影にしかみえない。
と、その時。
窓が派手にくだけ散る音とともに、どこかで聞いた覚えのある声が。
「古泉!そのまま朝比奈みくると鍵の保護を続行!この場は我々が受け持つ。脱出しろ!」
「んっふ。了解です」
「ふみぃ!?」
なんだなんだ何が起こっているんだ?
「…申し訳ない。少し我慢して」
耳もとで囁いた長門の声の後に感じる鈍い衝撃。だめだ…意識が…。
205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/03(火) 21:17:21.07 ID:FYX4rVd50
ん…。長門の部屋…か。
俺はいつのまにか床の間に寝かされていたようだ。
枕…柔らかいな…良い匂いだ。まるで朝比奈さ…ええぇ!?
「あ、キョンくん、起きましたぁ?」
あ、朝比奈さん?これは…いわゆるひとつの膝枕!?
「うふふ。良かったぁ」
朝比奈さん…バスローブごしの湿気と混じったあなたの香り…正直、たまりません…。
それにしてもこの角度からみると…と…特盛りっ。
「!?やだぁ。キョンくんったらもぅ」
そして俺はなぜバスローブだけなのでしょう。
静まれっ!静まれマイサンっ!
「…」
長門…黙ってみてないで状況を説明してくれないか。
「話は聞かせて頂きました。それについては私から説明致します」
戸を開ける適当な効果音とともに入って来たのは…森…さん?
その後ろには血まみれの包帯がぐるぐると巻かれた古泉が苦しそうに伏せている。一体、何が…。
206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/03(火) 21:34:51.67 ID:FYX4rVd50
「…そして、我々『機関』と『組織』と呼ばれる対抗勢力とは交戦状態にあります。
そして朝比奈みくるさんの未来人勢力と、藤原と名乗る敵未来人の勢力も
それぞれの既定事項を巡って同様の状態にある…ここまではよろしいでしょうか?」
はあ。森さんの説明はいまいち納得し難いものがあるのだが、事情が事情だけに
納得せざるを得ない感じだな。
古泉は名誉の負傷で、現在敵の長門みたいななんとかインタフェースの攻撃を避けるために
ここに陣取って世界の平和のための筆下ろしの準備中。
要するに俺が童貞でなくなることがいろんな組織に影響を与えるというわけか。
ハルヒが絡むとなんでこんなに無駄にスケールが大きくなるんだ。
「それで…そのぉ…キョンくん…」
朝比奈さん…大丈夫ですよ。俺はいつでもあなたの味方です。
…しかし…筆下ろしというのは…その…。
「キョンくんは…わたしとセックスするのは…嫌なんでしゅか?」
な、泣きそうな顔をしないで下さい…嫌なわけがないじゃないですか。その証拠に…。
「!?ふふふっ。よかったぁ」
あなたには笑顔が良く似合いますよ。…息子がこんな状態で言っても説得力に不安がありますけどね。
207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/03(火) 21:51:57.78 ID:FYX4rVd50
「…体表面の洗浄はわたしが行った。陰茎は平均以下だが性交に支障はない。
包茎についても同様」
そうかい。ありがとな。っておい!
「それでは、我々は隣で待機致します。何かあれば如何様にもお申しつけ下さい。
…世界はあなたの双肩にかかっています。…ご武運を」
森さんがどことなく悲壮な顔つきでそう告げると、床の間は俺と朝比奈さんだけになる。
お互いの心臓の音まで聞こえそうなくらいの静寂が場を支配する。
「キョンくん…」
既に起き上がっていた俺の肩に朝比奈さんが頭をもたげる。
洗髪剤の香りに朝比奈さんの成分が幾分混じっているのだろうか、
爽やかさに混じった艶めかしくかぐわしい匂い。
「キョンくん…あのね…わたしたちの時間平面上の人にとって、異性と一つ部屋で
寝ると言うのは…特別な意味があるの」
?さっきまでの状況ですか?しかし、長門も居ましたが…。
「な、長門さんは途中から様子を見に入ってこられたんですぅ。あのときは心臓が止まるかと…
それまでは…その…は、裸同然で…一緒に…ひゃぁっ」
208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/03(火) 22:15:23.40 ID:FYX4rVd50
朝比奈さんはそういって両手で顔を覆った。
肩まで真っ赤になっている。
あ、朝比奈さん?
少なくともこれからは、こうしているよりはもう少し恥ずかしい行為を…その、すると思うんですが。
「ふぇぇ。キョンくんもこの時間平面上の歴史の授業で知ってるとは思うんですけどぉ、
その時代時代の常識といったものは、別の時代からみると非常識に映ることってあると思うんですぅ」
その例え、よーくわかります。
「わたしの時間平面では…セックスなんて生理的に可能になったら発達段階検査の一環として
適性の合った人と済ませるのが一般的なんですぅ。童貞なんてそれこそ一部の『妖精教団』とか
『魔導士協会』とかいった古代秘教系のカルトの一員と見なされかねないんですよぉ」
よくわからんがとりあえず衝撃の事実と言っておく。
「でも、遺伝子制限とか多様性の確保とかいろいろあって…この時間平面上の言葉でいえば…
生涯の伴侶とか、恋人…そういう概念の異性だと意識する儀式としての行為があるんですぅ」
そういえばいつかの夏もえらく動揺していたような…。それが…いまのこの状況ってことですか?
「はい。…キョンくん。この時間平面上の人にわたしたちの常識を押しつけても迷惑かもしれませんが…
わたしと…ここでセックスしてくだしゃい!」
210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/03(火) 22:41:03.70 ID:FYX4rVd50
むう。状況は理解できるが価値観は受け入れ難い。
朝比奈さんの未来と現代はどのくらい離れているのだろうか。
文明は加速度を増して発展するのだろうから、文化もまた…いや、そう単純には。
俺に似つかわしいとは言えない思考を始めた脳を柔らかな衝撃が停止させた。
「んむっ」
「んっ…」
朝比奈さんの舌が即座に侵入を開始する。もちろん大歓迎だ。
甘く…美しい。そう表現するのが適切だろう。
朝比奈さんは俺をまるで賞味するかのように動く。
その過程で漏れる唾液や柔肉と言ったら…。
味覚・嗅覚・触覚。
口付けという単純な行為が俺の器官にえもいわれぬ悦びを注入してくる。
唇は粘膜の接触と乖離を表現する湿った音を聴覚に与え、
鼻腔には朝比奈さんの匂いが嗅覚を満たす。
俺は全身の感覚で朝比奈さんという存在を感じていた。そこには常識とか時代とかいったものはない。
賭けてもいい。何万年も前にもこういう求め合う一対の雄と雌が居たはずだってな。
211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/03(火) 23:04:30.23 ID:FYX4rVd50
お互いのバスローブは既にはだけてしまっている。
俺のそそり立つ自慢の…長門のセリフは忘れよう…ともあれ我が息子は既に臨戦体勢。
朝比奈さんは息を僅かに荒げながら俺の一物を手に取った。
「キョンくん…欲しい…のぉ」
潤んだ瞳。
否も応もない。
俺は僅かに微笑むと、朝比奈さんは全てを察したように目を閉じ、腰を沈める。
熱い。
朝比奈さんの入口が俺を迎えると、そのまま一気に奥底へと誘う。
極上の快楽としか表現のしようもない。
少なくとも俺の右手とは月とすっぽんどころかムギ球とデネブだ。いやよけいわけがわからんか。
一息を付いて気付くと、朝比奈さんは苦悶の表情を浮かべている。
why?
朝比奈さん?
「…あ…。ご、ごめんね…キョンくん…わたし…恋人なんて…いなかったから…んっ」
『知ってるかキョン?処女膜って再生するんだぜ』…。以前谷口がいった冗談が脳裏をよぎった。
213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/03(火) 23:33:02.34 ID:FYX4rVd50
トカゲじゃないんだから処女膜など再生するわけがない。所詮谷口の妄言だ。
しかし朝比奈さんは恐らくひさしぶりであろうその行為に痛みを感じているらしかった。
そして俺の自慢の…もういいだろう。やや貧相な息子ではあるが、
それが朝比奈さんの女性器にそれなりの負担を与えているのは確からしい。
俺にはそれが心苦しくもあったが、一方で何故か満たされてもいた。
その答えを決定する前に朝比奈さんが動きだす。
「んんっ…こ、これで…キョンくんの童貞は…わたしのものね…はぁっ…ん」
ぱちゅぱちゅと卑猥極まりない音をたてながら朝比奈さんのしとどに濡れた淫壷が俺を貪る。
恥骨やほどよく湿った陰毛の当たる感触も心地よい。
しかし俺はこの絶世の快感の中にまだ満足できず朝比奈さんの豊かな双丘に
顔を埋めて柔らかな乳房の感触も貪る。ああ、最高だ。ほかに表現のしようもない。…そのまま、絶頂。
…
あの、これはどういうことでしょうか。
「『機関』との手打ちは付きました。このうえは、佐々木様をも満足させるようにキョンさんには御精進を願いたくお願い申し上げます」
森さん…えっと、その…。ま、まさかこの居並ぶ方々と…?
「ふぇぇ。キョンくん…あの…がんばってくだしゃい…。正直いうと、キョンくんは…もうちょっと…」
fin.
214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/03(火) 23:35:03.97 ID:FYX4rVd50
機関→組織