ハルヒ「今年のクリスマスは中止よ!!」


メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:レイ「碇くんはわたしを助ける為に命をかけてくれた」アスカ「

ツイート

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/25(日) 18:06:48.15 ID:9bk2N+GWO

ハルヒ「今年のクリスマスは中止よ!」

長門「!?」

キョン「なんだ、ハルヒいきなり」

ハルヒ「いきなりもクソも無いわよ! 私は決めたの!」

みくる「ふええ」

ハルヒ「今年こそサンタクロースとかいう極悪非道な赤いヤツを成敗してやるのよ!」

古泉「おやおや」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/25(日) 18:12:49.70 ID:9bk2N+GWO

キョン「おいおい、一体サンタがお前に何をしたっていうんだ」

ハルヒ「甘いわよキョン! 奴がただでプレゼントを配ってるとでも!?」

キョン「いや、そうだろ」

ハルヒ「このバカキョン!」

キョン「ごふっ!」

みくる「ふえ、キョン君!?」

古泉「あの、涼宮さん、流石にサイコクラッシャーはやり過ぎではないかと」

ハルヒ「何か文句あるの!?」

古泉「いえ、何も」

みくる「キョン君が息してましぇーん」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/25(日) 18:17:50.90 ID:9bk2N+GWO

ハルヒ「いい!? 奴らはね、そうやって人類を子供の頃から洗脳してるのよ!」

みくる「キョン君、キョンくーん!!」

キョン「………………」

古泉「朝比奈さん、落ち着いて下さい」

長門「少し離れて。治療が出来ない」

ハルヒ「ちょっとキョン! 聞いてるの!?」

キョン「…………」

長門「っ!!」

古泉「あの、涼宮さん、何も長門ごと彼をなぎはらわなくとも」

ハルヒ「あら、有希いたの?」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/25(日) 18:22:13.31 ID:9bk2N+GWO

みくる「キョンくーん! 長門しゃーん!」

ハルヒ「奴らはそうやって人類を家畜にしようとしているの! まったくふざけた話じゃない!?」

古泉「ご無事ですか、長門さん」

長門「私は無事。それより彼を」

古泉「はい」

キョン「……………」

みくる「ふえーん、長門しゃーん、無事でよかったよー」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/25(日) 18:29:23.66 ID:9bk2N+GWO

長門「シハライハマカセローベリベリヤメテー」

みくる「キョン君の傷が塞がっていきましゅ」

古泉「これで一安心ですね」

ハルヒ「だから私は決めたのよ! 人類を奴らの好きにはさせない!」

ハルヒ「私は人類の未来を守る! 人類の守護者になると!」

キョン「……………ぐうう……………」

みくる「古泉君」

古泉「はい、なんでしょう」

みくる「キョン君をお願いしますね」

古泉(な……なんだ、このプレッシャーは……!)

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/25(日) 18:38:01.18 ID:9bk2N+GWO

みくる「涼宮しゃん」

ハルヒ「あら、何、みくるちゃん」

ハルヒ「心配しなくともあなたは衛生兵よ! 前線に立たせるのはキョンと古泉君にやらせるから!」

みくる「そうじゃあないんでしゅ。そんな事じゃあないんでしゅよ」

ハルヒ「あら、じゃあみくるちゃんも前線に立ちたいの? 参ったわね、もう」

みくる「涼宮しゃん……少し黙ってくれましぇんか」

古泉「ごくり」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/25(日) 18:46:19.45 ID:9bk2N+GWO

みくる「さっきから聞いていればサンタだのなんだの」

ハルヒ「な、何よ」

みくる「そんな事の為にキョン君は死にかけたんでしゅか!? そんな、下らない……事の為に……」

ハルヒ「べ、別にバカキョンなんてどうでもいいじゃない! それに、キョンが馬鹿な事言うからいけないのよ!」

みくる「黙れ、って言いましゅたよね、さっき」

ハルヒ「ひっ」

ハルヒ(何これ、みくるちゃんが怒ってる?)

長門「タオル濡らして来た……何故あなたは膝枕をしているの」

古泉「いえ、何故かクッションが無かったもので」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/25(日) 18:53:33.21 ID:9bk2N+GWO

みくる「さっきから聞いていれば下らない事を」

みくる「クリ○○スが中止!? サンタから人類を守る!?」

みくる「笑わせるなっ!!」

ハルヒ「ヒイッ!」

ハルヒ(机が……弾け飛んだ!?)

古泉「あの、朝比奈さん、どうしてクリスマスに伏せ字を」

みくる「古泉君、ちょっと静かにしててくだしゃい」

古泉「はいっ!!!」

みくる「大体サンタなんて存在しないものをどうやって倒すっていうんでしゅか」

長門「え?」

ハルヒ「な……」

古泉「なん……だと……」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/25(日) 18:59:25.27 ID:9bk2N+GWO

ハルヒ「ちょ、ちょっと待ってよみくるちゃん」

みくる「黙れ、と言いましたよね」

ハルヒ「うう」

古泉「いえ、こればかりは僕も」

みくる「…………」ギロリ

古泉「ひいいいい」

長門「朝比奈みくる、先程の発言はおかしい」

みくる「長門しゃん?」

長門「サンタクロースは存在する。あなたの発言の訂正を求める」

ハル泉「「そーだそーだ!」」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/25(日) 19:17:56.80 ID:9bk2N+GWO

みくる「あの、みなしゃん何を……?」

長門「サンタクロースは存在する」

長門「サンタクロースは、いる」

ハル泉「「そーだそーだ!」」

みくる「まさか皆しゃん」

長門「よい子にしていれば、クリスマスにプレゼントが貰えると習った」

古泉「そうですよ! 毎年枕元にプレゼントがあるのがその証拠です!」

ハルヒ「え……? プレゼントって都市伝説じゃないの……?」

古泉「涼宮さん?」

ハルヒ「私、てっきり毎年街角でケーキ売ってるあいつらかと……」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/25(日) 19:23:02.91 ID:9bk2N+GWO

古泉「まさか涼宮さん、プレゼントを貰ったことが無い、と?」

ハルヒ「………………」

長門「なるほど。やはり悪い子はプレゼントが貰えない」

ハルヒ「っ!! 何よ有希! 喧嘩売ってんの!?」

長門「そんな事はない。事実を述べたまで」

古泉「まあまあ」

ハルヒ「古泉君もッ! プレゼント貰ってるからって、いい気にならないでよ!」

古泉「いえ、そんな事はありませんよ」

みくる「あれ? 皆しゃん高校生でしゅよね?」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/25(日) 19:34:21.11 ID:9bk2N+GWO

ハルヒ「違うもん! 私悪い子じゃないもん!」

長門「よい子なら彼を瀕死にしたりしない」

ハルヒ「うう……」

みくる「なんだ、この空気」

古泉「まあまあ、お二人とも」

古泉「今の問題はサンタクロースが存在するかどうかですよ」

ハルヒ「そうだったわ!」

長門「確かに」

古泉「まあ、サンタクロースは存在しますけどね」

長ヒ「「そーだそーだ!」」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/25(日) 19:42:01.87 ID:9bk2N+GWO

みくる「どうしましょう……」

キョン「う、うう」

ハルヒ「あ、キョンが目を覚ましたわよ!」

長門「彼の意見も求める」

ハルヒ「さあ、キョン! あんたはどっちなの!」

キョン「なんだあ、いきなり」

みくる「しょれが、カクカクシカジカシカクイムーヴでしゅて」

キョン「ふむふむまるまるうまうまの支払いは任せろーベリベリ……ですか」

長門「サンタ……いないの……?」

キョン(うう……)

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/25(日) 19:45:20.24 ID:9bk2N+GWO

キョン「あ、ああー、サンタな、サンタ」

長門「…………」

ハルヒ「…………」

古泉「…………」

キョン「あー、確かいるはずだぞ」

ハルヒ「やっぱりね!」

長門「…………」

古泉「ですよねー」

みくる「キョン君?」

キョン「朝比奈さんちょっと」

みくる「ひゃい?」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/25(日) 19:52:05.46 ID:9bk2N+GWO

みくる「キョン君、どうしゅて」

キョン「朝比奈さん……俺にはあいつらの夢を壊せないですよ」

みくる「でも、もう高校生なんでしゅよ?」

キョン「だからです。いつか本人が自分で気付く時まで、せめて俺達くらいは夢を見させてやりましょうよ」

みくる「キョン君……」

ハルヒ「ちょっと二人でなにしてるのよ!」

キョン「いや、朝比奈さんにサンタがいるって説明してたんだよ」

みくる「しょ、しょうでしゅ。やっぱりサンタっていたような気がしましゅー」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/25(日) 20:02:28.19 ID:9bk2N+GWO

ハルヒ「というわけで!」

ハルヒ「今年はサンタクロースを捕まえるわよ!」

みくる「はあ……結局こうなるんでしゅか……」

長門「それはいけない」

ハルヒ「何よ有希!」

長門「そんな事をしてはプレゼントがもらえない」

ハルヒ「いいのよ、そんなの! どうせ毎年貰えないんだから!」

古泉「ぷふー」

ハルヒ「古泉君……あんた今私を笑ったわね?」

古泉「いえいえ、そんな事は」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/25(日) 20:06:13.10 ID:9bk2N+GWO

ハルヒ「あんた達はいいわよねー、プレゼントが貰えてさ」

ハルヒ「でも、貰えない子供の気持ちも考えてみなさいよ」

長門「それは悪い子だから貰えないだけ」

ハルヒ「うわーん!」

キョン「ああ、ほらほら長門、ハルヒをいじめない」

古泉「そうですよ、長門さん。プレゼント貰えなくなってしまいますよ」

長門「これはうかつ」

キョ泉長くる「「「「あっはっはっは」」」」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/25(日) 20:10:41.81 ID:9bk2N+GWO

キョン「てな訳で今回の騒ぎは収まったんだ」

朝倉「キョン君、ありがとう。長門さんの夢を壊さないでくれて」

キョン「何、あんな目を見ちまったらんな事出来やしねえよ」

朝倉「それにしても、まさか涼宮さんと古泉君がサンタを信じているなんてね」

キョン「そうだな。流石に俺も驚いたさ」

朝倉「ま、いい意味で純粋って事よね」

キョン「だな」




終わり

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/25(日) 20:12:20.60 ID:9bk2N+GWO

国際サンタクロース協会公認のサンタクロースは全世界に約180人いるそうです

朝倉涼子は俺の嫁
パイナポゥでした



ツイート

メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:朝比奈みくるの限界