2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 02:02:33.97 ID:zdlrXTdHO
ハルヒ「はぁ…一度で良いから裸で散歩してみたいわ」
ハルヒ「誰かに見られるかも……ううん、もしかしたら捕まるかも知れない」
ハルヒ「その緊張感と背徳感だけでどうにかなっちゃいそう……」
ハルヒ「……私だけなのかしら。こんな事思ってるのって」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 02:08:04.35 ID:zdlrXTdHO
ハルヒ「露出癖?って言うのかしらね」
ハルヒ「……露出っていうジャンルがあるくらいだもん。きっとそういう嗜好の人も居るのよね」
ハルヒ「AVでもあるんだし。……あれ?でもああいうのって男が見て喜ぶもんよね?」
ハルヒ「裸かそれに近い状態で外を歩かされたりしてる女性に興奮してるんだし」
ハルヒ「……女が自ら露出したいって思うのはやっぱり異常なのかしら」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 02:13:11.66 ID:zdlrXTdHO
ハルヒ「ううん、そんな筈ないわ。需要があるならその裏返しもあってしかりだもん」
ハルヒ「露出したい側と露出させたい側、双方があって初めて成り立つものよね。うん、何事においても需要と供給は必要だもの」
ハルヒ「……ま、最も私だけが異常だったとしても変わらないけどね」
ハルヒ「この性欲を満たす為には、やっぱり実践するしかないわよね……」
ハルヒ「……」
ハルヒ「よし!」
ハルヒ「今日の放課後あたり……ちょっとだけやってみようかな」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 02:15:50.29 ID:zdlrXTdHO
【放課後】
長門「……」パタン
みくる「あ、もうこんな時間ですねぇ。今日はもうおしまいで良いですか?」
ハルヒ「ん、そうね。じゃあみくるちゃん、着替えちゃって!」
古泉「では僕たちは外でお待ちしてますね」
ハルヒ「あ、今日は先に帰っちゃって良いわよ。戸締まりはあたしがやっとくわ!」
キョン「?」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 02:21:25.79 ID:zdlrXTdHO
キョン「なんか用事でもあるのか?」
ハルヒ「ん?まぁ、ちょっと野暮用をね。アンタには関係ない事よ」
キョン「そうかい。雑用が必要なら残ってやろうか?」
ハルヒ「良いわよ、ちょっとで終わる事だし。気にしないでさっさと帰りなさい。明日遅刻したら許さないからね」
キョン「…ったく、せっかく人が親切で言ってるってのに」
古泉「ふふ、良いではありませんか。涼宮さんがああ言っているのです、お言葉に甘えてお先に失礼しましょう」
キョン「だな。じゃ、お先」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 02:24:26.99 ID:zdlrXTdHO
ハルヒ「さて、みくるちゃんと有希も帰っちゃって……いよいよあたし一人か……」
ハルヒ「……なにかしらね、この妙な期待感……緊張するけど、ワクワクしてる」
ハルヒ「とは言え、まだ明るいうちから全裸で帰る訳にも行かないわね」
ハルヒ「……どうしようかな」
ハルヒ「と、とりあえず……下着だけ、脱いでみよう…」ドキドキ
ハルヒ「…」すっ
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 02:28:30.87 ID:zdlrXTdHO
ハルヒ「うぅ……なんだかスースーするわ……」
ハルヒ「ノーパンかぁ……もし途中で風吹いたり、階段で下から覗かれたりしたら…」
ハルヒ「……」ゾクッ
ハルヒ「これは正直興奮しちゃうな…。なんとも言えない背徳感が」
ハルヒ「さて、下着を鞄の中にしまって、と」
ごそごそ
ハルヒ「……いざ、帰宅……!」
ガチャ
キョン「お、仕事終わったか?」
ハルヒ「ひゃあ!??」ビクゥッ
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 02:33:16.51 ID:zdlrXTdHO
キョン「な、なんだよ大声出して。びっくりした」
ハルヒ「わた、私の方がビックリしたわよ!!なんでアンタがここに居んの!?」
キョン「なんでって……あー、なんだ?まあアレだ、一応お前も女子だしな。遅くなるようだったら一人で帰すのも危ないと思って」
ハルヒ「な…!」
キョン「それにしてもどうした?顔真っ赤にして、なんかあったか?」
ハルヒ「べ、べっつに!!アンタなんかに心配される程落ちぶれちゃいないわよ!」
キョン「訳のわからん事を……何テンパってるんだよ」
ハルヒ(なな、なんで今日みたいな日に限ってそんな優しいのよ…!バカキョン…!)
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 02:36:37.72 ID:zdlrXTdHO
キョン「ま、なんにせよ早く終わったなら何よりだ。帰ろうぜ」
ハルヒ「へっ…い、一緒に?」
キョン「ん?当たり前だろう、何の為に待ってたと思ってるんだ」
ハルヒ「そりゃ、そうだけど……」かぁぁ
キョン「……なんか様子がおかしいな。おいハルヒ、何隠してる」
ハルヒ「なんにも!?何にも隠してません!!」
キョン「はぁ?まぁ良いか……さ、帰ろうぜ」
ハルヒ「…………」
ハルヒ(ノーパンでキョンと一緒に帰る……?ノーパンで……?)
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 02:41:52.86 ID:zdlrXTdHO
スタスタ
ハルヒ(普段なら…まぁ、悪くはないかなって思うシチュエーションだけど)
ハルヒ(なんで、なんで今日なのよ……!)
キョン「何ぶつぶつ言ってるんだよ」
ハルヒ「な、なんにも?それより前見なさい、階段よ。もう落っこちるなんて間抜けな真似しないでよね」
キョン「はいはい。団長さんにあんな心配かけるのは俺もごめんだ」
ハルヒ「ふん、わかってるじゃないの。次は心配してあげないわよ」
ハルヒ(階段をキョンが先に下ってる……これでもし振り返られたりしたら……)ドキドキ
キョン「あっそういえばハルヒよ」くるっ
ハルヒ「きゃああっ!!?」バッ
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 02:47:24.83 ID:zdlrXTdHO
キョン「な、なんだいきなり?鞄で前隠して」
ハルヒ「……な、なによ!!」ドキドキ
キョン「そんなに警戒せんでも、別に覗こうなんて思っちゃいないさ。お前、カギ閉めたか?」
ハルヒ「カ、カギ?あ……」
キョン「やっぱりか。閉めてる所見た覚えなかったからな……待っててやるから閉めて来い」
ハルヒ「あ、あ…」
ハルヒ(このままキョンに背中向けて階段上がったら……)
ハルヒ「キョン……アンタ閉めてきて」
キョン「はぁ!?なんで俺が」
ハルヒ「お願い……!キョン、お願いだから…」
キョン「…?わかったよ。ほら、カギ貸してくれ」
ハルヒ「……ん。ありがと」ドキドキ
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 02:50:48.47 ID:zdlrXTdHO
ハルヒ「はぁ……ビックリした。本当に振り向くなんて、あいつ読心術の心得でもあるんじゃないの」
ハルヒ「……見られてないよね?ちゃんと隠したし」
ハルヒ「……はぁ」
ハルヒ「……どうしよう。ああ、本当どうしよう……私、やっぱり変態かも知れない」
ハルヒ「キョンと一緒に帰るのにノーパンだなんて……しかも私、ちょっと興奮してる」
ハルヒ「どうしよう……変態だ、あたし……」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 02:54:49.85 ID:zdlrXTdHO
ガチャ
キョン「よしっ…と。戸締まりオッケーだな」
キョン「にしても、ハルヒの様子は一体なんだってんだろうな」
キョン「……さっきから妙にそわそわしたり、顔赤くしてみたり」
キョン「階段での狼狽ぶりもそうだ。あいつ、パンツ見られるくらいで騒ぐ奴だったか?」
キョン「元々は男子の前で制服脱いだり、校門でバニーガール姿で平気なあいつがだぞ?」
キョン「……この戸締まりにしたって、命令じゃなくてお願いだったからな…」
キョン「ふむ……」
キョン「こりゃあ、なにかまた面倒な事隠してそうだな……やれやれだ」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 02:57:19.03 ID:zdlrXTdHO
キョン「お待ちどうさん。閉めてきたぞ」
ハルヒ「……ん。ありがと」
キョン「で?今回は何を企んでるんだ」
ハルヒ「何がよ?なんの話?」
キョン「また良からぬ事を企んでるだろ。顔に書いてる」
ハルヒ「失礼ね!別にそんなんじゃないわよ」
キョン「どうだかな。生憎お前に関しての嫌な予感は嫌って程当たるんだ」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 03:02:06.57 ID:zdlrXTdHO
キョン「お前が楽しむ分には良いが、あまり周りに迷惑をかけんようにな」
ハルヒ「……なによ」
キョン「勘違いするなよ?別に大人しくしてろって訳じゃない。何か企むにしても、朝比奈さんや長門に迷惑を……」
ハルヒ「誰にも迷惑かけないわよ!!」
キョン「な、なに怒ってるんだ……」
ハルヒ「ふん!良いから帰りましょ!ほら、行くわよ!」
スタスタ
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 03:05:25.83 ID:zdlrXTdHO
ハルヒ「……」
キョン「おい、どうした?急に黙ったり怒ったり、やっぱり変だぞ」
ハルヒ「……」スタスタ
キョン「今だって顔赤いし。熱でもあるんじゃないか?」
ハルヒ「……」スタスタ
ハルヒ(言える訳ないじゃない……!アンタと一緒に帰ってる女の子がノーパンで、しかも興奮しちゃってるなんて…)
キョン「…ったく。無視せんでも良いだろうに」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 03:09:13.16 ID:zdlrXTdHO
スタスタ
ハルヒ(はぁ……ヒラヒラする……もし今風吹いたら、キョンの目の前で……)ドキドキ
ハルヒ「……」ちらっ
キョン「ん?どうした?」
ハルヒ「な、なんでもない、なんでも…」ドキドキ
ハルヒ(キョンにノーパンがバレて、下半身丸出しで……)
ハルヒ(…ああああ、考えただけでもゾクッとするわ。絶対見られたくない、でもちょっと……)
ハルヒ(はぁ……想像してた以上に、露出ってイイかも)
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 03:13:39.15 ID:zdlrXTdHO
キョン「ここまでだな、一緒に帰るのは」
ハルヒ「う……うん。待っててくれてありがとね」
キョン「お前が素直に礼を言うとはな…ますます怪しい」
ハルヒ「私だって、きちんと筋は通すわよ。団員への労いなんかも団長の仕事なんだからっ」
キョン「そうかい。まぁ、気をつけてな。じゃあまた明日」
ハルヒ「ん。また明日……」
キョン「……」くるっ
スタスタ…
ハルヒ「…」ドキドキ
びゅおっ…!
ぶわっ
ハルヒ「ひあああっ!?」がばっ
キョン「な、なんだ?!どうした!!」ビクッ
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 03:16:53.54 ID:zdlrXTdHO
ハルヒ「ななな、なんでもないの、なんでも!」
キョン「…そうか?なんでそんな所でお姉さん座りしてるんだよ」
ハルヒ「何でもないって言ってるじゃない!」
キョン「……?まぁ、気をつけてな。じゃあ」
スタスタ…
ハルヒ「あ…」へたっ…
ハルヒ「危なかったぁ〜……あと3秒早かったら見られてた…」
ハルヒ「周りの人にも…み、見られてないよね?見られてない?」キョロキョロ
ハルヒ「……ふぅ。よかった……危なかったぁ…」
117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 14:30:38.12 ID:BOVDtdqO0
・
・
・
ハルヒ「……とうとうノーパンのまま自宅まで帰ってきちゃったわね」
ハルヒ「はぁ……。癖になるわ、このドキドキ感」
ハルヒ「なんとも言えない背徳感。正直、たまんないわ」
ハルヒ「……」
ガチャ
ハルヒ「ただいまーっと。……あれ?まだ誰も帰ってきてない」
ハルヒ「……いけないいけない、まだ外は明るいしね」
ハルヒ「続きは夜になってからかしら」
119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 14:36:09.09 ID:BOVDtdqO0
【午後11時・自室】
ハルヒ「んっ……」
ハルヒ「もうこんな時間か……夢の露出散歩するにはまだちょっと早いわよね」
ハルヒ「…」チラッ
ハルヒ「窓の外見てもまだチラチラ人影もあるし」
ハルヒ「……うー、だめだめ。がまんしなきゃ。もし万が一誰かに見られたら、恥ずかしいどころの話じゃないわ」
ハルヒ「10時回ってるし、補導、悪ければ学校に連絡いって退学よね」
ハルヒ「それも、裸で深夜徘徊する変態女子高生の汚名を被って…キョン達SOS団員にも迷惑をかけちゃうじゃない」
ハルヒ「親だって起きてるし……。ダメダメ、やっぱりまだ我慢よ」
ハルヒ「……今日は頑張って3時まで起きてよう」
121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 14:40:57.92 ID:BOVDtdqO0
【午前2時半】
ハルヒ「……いよいよ、か」
ハルヒ「親も寝静まったし、もう明かりが付いてる家もほとんどないわね」
ハルヒ「はぁ……やだ、興奮して全然眠たくならなかった」
ハルヒ「……あたし、トンデモナイ変態だったのね」
ハルヒ「まぁ良いわ。今更言ったところで変わらないもん」
ハルヒ「……」ゴクリ
ハルヒ「行くわよ。決心が鈍らないうちに、早く行かなきゃ」
ハルヒ「心を決めなさいハルヒ。今行かなきゃ、いつまでも悶々とする事になっちゃうわよ」
ハルヒ「……すぅ……はぁ……」
ハルヒ「や、やっぱり全裸はまずいわよね、全裸は……」
123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 14:44:47.61 ID:BOVDtdqO0
ハルヒ「よし、決めた。決めたわ。始めは普通にシャツとスカートで行こう」
ハルヒ「……下着は上下といらないわよね。夜中だし、もし誰かとすれ違ってもバレないハズ」
ハルヒ「後は気をつけなきゃいけないのは……親にばれない様に出るのと、帰るときね」
ハルヒ「……」
ハルヒ「帰るときの事は帰るとき考えましょ。案ずるより生むが易し、よ」
ハルヒ「行くわよ……!夢にまで見た露出散歩……!」
ハルヒ「…………行ってきます」
ガチャ……
パタン
125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 14:49:04.80 ID:BOVDtdqO0
【午前3時・玄関前】
ハルヒ「うぅ……結構冷えるわね」
ハルヒ「それもそうか。もうなんだかんだ言って10月だしね」
ハルヒ「そんな事より、パンツとブラをつけてないだけなのに……この心許なさ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「こ、興奮する……」
ハルヒ「とりあえず自転車に乗って……走ってみようかな」
カチャン!
ハルヒ「!」
ハルヒ「ふぅ……なんだか自転車のキーを外す音まで大きく聞こえるわ」
ハルヒ「よし、出発…!」
129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 14:54:02.50 ID:BOVDtdqO0
【午前3時20分・コンビニ前】
キコキコキコ…
ハルヒ「…はぁ。ノーパンで自転車に乗るのって初めてだけど、なんか……」
ハルヒ「スカートの中見られそうなのと、サドルが直接当たって…ちょっと、気持ち良い…かも」
ハルヒ「!」
キキッ
ハルヒ「コンビニかぁ……」
ハルヒ「入ってみようかな。どうせこんな時間だし、やる気ない店員くらいしか居ないでしょ」
スタスタ
スタスタ
ウィーン……
店員「いらっしゃいませー…」
ハルヒ(ほっ……よかった、女の人だ……)
135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 15:05:10.05 ID:BOVDtdqO0
店員「ふぁ……」
ハルヒ「……ふふ、まさか店員も目の前の客が露出狂だなんて思いもしないわよね」
ハルヒ「深夜のコンビニって初めて来るけど、こんなに人いないもんなんだ」
ハルヒ「立ち読みするのも店員に気まずいし、トイレでも借りようかな」
ハルヒ「トイレ……」
ハルヒ「……トイレか」
ハルヒ「……」
ハルヒ「すみません、これください」
店員「はぁい、こちらポケットティッシュ一点で105円になります」
137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 15:09:03.90 ID:BOVDtdqO0
店員「ありがとうございましたー」
ウィーン…
スタスタ
ハルヒ「……」ドキドキ
ハルヒ「これはさすがにマズイかな……いや、でもこんな時間だし……」
ハルヒ「誰も居ないわよね。どっか適当な場所探して……」
ハルヒ「あぁぁ…絶対やっちゃ駄目なことなのに、なんでこんな興奮するのよ……!」
ハルヒ「……自転車でどっか良い場所探そう……」
キコキコ
キコキコ
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 15:15:37.15 ID:BOVDtdqO0
【午前3時40分・公園】
ハルヒ「公園か……うん、ここなんて良いかな」
ハルヒ「草むらもあるし、人影もないし……。なにより明かりもほとんどなくて暗いしね」
ハルヒ「……」ドキドキ
ハルヒ「ここなら、裸になっても大丈夫…よね、うん。大丈夫」
ハルヒ「よし、やっちゃおう。ここしかないわ」
ハルヒ「まずは下から……うぅ、緊張する……」
パチッ
するする……
するする……
ぱさっ
ハルヒ「はぁ、はぁ、やっちゃった…!やっちゃった…!!」
ハルヒ「次は上着……。ああ、尋常じゃないくらいドキドキしてる。あたし、めちゃくちゃ興奮してる…!」
ぐいっ
ハルヒ「ひ、膝が震える…!」がくがく
142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 15:22:03.93 ID:BOVDtdqO0
ハルヒ「……脱いだ服は自転車のカゴに入れとこうかな」
ぱさっ
ハルヒ「……ああ、私今全裸になってる……!!公園で…」
ハルヒ「こんなの普通じゃないのに……」
ハルヒ「こんなに興奮するの初めて……どうしよう……」
ハルヒ「すぅ……はぁ……落ち着かなきゃ…。せっかくこんな場所で裸になってるんだから」
ハルヒ「楽しまなきゃ…ね。よし、ちょっと散歩してみようかしら」
ハルヒ「……」ビクビク
ハルヒ「誰も居ないわよね?大丈夫よね……」
スタスタ
スタスタ
ハルヒ「ああ…!夢にまで見た全裸で散歩…!」
ハルヒ「膝が震えるほど緊張してるのに、この興奮…素晴らしいわ!」
175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 17:57:34.62 ID:BOVDtdqO0
ハルヒ「……夜の公園で露出……ホント、素晴らしいシチュエーションだわ」
ハルヒ「!」
ハルヒ「そうだった…さっきコンビニでティッシュ買ったんだったわね」
ハルヒ「……あたしにあるのは露出願望だけだたはずなのに…」
ハルヒ「いいわよね。こんなこと、普段は出来ないし……」
ハルヒ「外で裸でおしっこか……。重症かも知れないな」
ハルヒ「草むらに……ううん。どうせなら、誰も居ないんだし、公園の真ん中でしちゃおうかしら」
ハルヒ「なんでこう、いけない事をする時って…想像するだけでこんなに興奮するんだろう」
ハルヒ「……よし。やるわよ」
ハルヒ「……」ゴクリ
すっ
180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 18:19:50.98 ID:BOVDtdqO0
ハルヒ「くっ……」
ハルヒ「ふぁぁ……私いま、とんでもない事してる……!」
ハルヒ「もし今公園に誰か来たら…!!」
ハルヒ「……っ」ゾクゾク
ハルヒ「この音、水分を吸っていく土…肌寒さ、もう全部が非現実的すぎて……」
ハルヒ「ふぁぁ……!」
ハルヒ「っ……」
ハルヒ「はっ……はっ……はっ……」ブルッ
ハルヒ「はぁぁ……やっちゃった……」
182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 18:29:02.75 ID:BOVDtdqO0
ハルヒ「ふぅ……もう4時回っちゃうわね。帰らないと…」
ハルヒ「そろそろ新聞配達も回ってくる頃だし」
ハルヒ「……ああ、でもこれは癖になるわ」
ハルヒ「私、いますっごく満足してる……」
ハルヒ「……自転車までこの姿で戻るのも、また一興よね」
スタスタ
スタスタ
ハルヒ「でも、これ続けてたらいつかはばれちゃうんだろうな…」
ハルヒ「露出は素晴らしいけど、ばれたら元も子もないからね。自重しなきゃ」
ハルヒ「……ばれたら、どうなるのかしら」
スタスタ
スタスタ
189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 18:33:58.78 ID:BOVDtdqO0
【午前4時過ぎ・公園前】
ハルヒ「よし、と。着替えも終わったし、さっさと帰ろう」
ハルヒ「うぅ……なんだか事が終わったら急に恥ずかしくなってきた」
ハルヒ「よくよく考えたら、本当に変態じゃない……なにやってんのかしら、私」
ハルヒ「……」
キコキコキコ
ハルヒ「!」
ハルヒ(向かいから明かりが……バイク?)
ブゥゥゥン……キキッ
ハルヒ(えっ?なんで私の前で停まるの……?)
新聞屋「おはようございまーす」ペコっ
たったった…
ハルヒ「え、あ、あ……おはようございます」
ハルヒ「なんだ…新聞配達か……あはは、ちょっとビクッとしちゃったじゃない」
ハルヒ「さ、早く帰って寝なきゃ……明日遅刻しちゃうわ」
190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 18:39:27.80 ID:BOVDtdqO0
【翌日・午前7時】
prrrr
キョン「んあ……?もうそんな時間か……?」むくっ
キョン「って、まだ7時じゃねぇか。ったく、誰だこんな時間に電話してくる不届き者は」
すっ
キョン「古泉、か。やれやれ、なんでこんな奴に安眠を妨害されなきゃならんのだ」
ピッ
キョン「なんだ?こんな時間に」
古泉『おはようございます。早朝から申し訳ございません』
キョン「まったくだ。なんでまたこんな朝早くに電話なんだよ?またハルヒが面倒ごとでも起こしたか」
古泉『当たらずも遠からず、と言ったところでしょうか』
キョン「なんだそりゃ…」
古泉『詳しくは後ほど説明します。恐れいりますが、今すぐ駅前の喫茶店までご足労願えませんか』
キョン「ハルヒ関連となれば、否応なしだろうよ。20分はかかるぞ」
古泉『ええ、結構です。ではお待ちしております』
196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 18:45:34.17 ID:BOVDtdqO0
【午前7時40分・喫茶店】
カランカラン…
古泉「おはようございます。朝から呼び出してしまって申し訳ありません」
キョン「良いさ、どうやら今日は奢りも免れそうだしな」
古泉「ふふ、どうでしょう?まぁ、20分と告げておいてきっちり20分遅刻してくるその心意気には感服です」
キョン「悪かったな。朝飯も食わなきゃならんのでな。で?」
古泉「先ほど申し上げたとおり、涼宮さんの事ですね。事が事なので、女性陣には遠慮していただきました」
キョン「通りでお前の姿しか見えないと思ったよ。朝比奈さんの麗しいお姿を拝めないなんて、こりゃ早起き損だな」
古泉「んっふ、それは勘弁してもらいましょう。では早速ですが核心から入りましょう」
キョン「手短に頼む」
古泉「かしこまりました。今回の件は、そうですね……涼宮さんの性的嗜好についてです」
キョン「はぁ?」
201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 18:53:01.08 ID:BOVDtdqO0
キョン「すまん……慣れない早起きで頭がまだ寝てるみたいだ。なんだって?」
古泉「僕の見た限りではあなたは十分に覚醒しきっていますよ。涼宮さんの、少し変わった性癖についてですね」
キョン「あー……そりゃなんだ、あいつの性質という意味で捉えていいんだな?」
古泉「広義的に捉えてもらうならばその通りです。そしてもっと絞り込む言葉を選ぶなら、彼女の異常性欲について」
キョン「今回はまたぶっ飛んだ話だな。アイツの嗜好なんざほっといてやりゃ良いだろうに」
古泉「これがある程度常識の範囲内で収まるような内容ならばそれも良しです。しかし、事はそう単純ではない」
キョン「なんだ?SMか?アイツがトンデモ女王様願望持ってたりすんのか」
古泉「ふふ、それは僕の知り及ぶところではありません。が、今回のはもう少し面倒ですよ」
キョン「なんだよ……」
古泉「単刀直入に言いましょう。彼女には、露出願望がある」
キョン「……」
古泉「いや、本当の話です」
キョン「……」
210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 19:01:59.97 ID:BOVDtdqO0
キョン「仮にそうだとしてもだ。なんでお前がそれを知ってる。まさか監視でもしてんじゃないだろうな」
古泉「まさか。僕達機関も人としてのモラルは守りますよ。見つけたのは偶然」
キョン「おい、ちょっと待て。見つけたって、なにをだよ」
古泉「実を言うとですね。昨夜、機関の構成員が涼宮さんを深夜3時過ぎにコンビニで目撃しています」
キョン「それくらいでなんだ。俺だって寝れない夜にコンビニまで散歩くらいするさ」
古泉「もちろんそうでしょう。そして彼女はポケットティッシュをひとつ購入している」
キョン「……で?それだけか?」
古泉「いえ。その後、彼女は公園に向かいました。ご存知でしょう?ほら、あそこの……」
キョン「ああ、あそこな。知ってる。だからなんだ?散歩でもしに行ったんだろう?」
古泉「ご名答。その通りです。ただし、格好がいただけない」
キョン「……まさかだろ」
古泉「んふっ。そのまさかが当たってしまうから恐ろしい」
217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 19:14:11.29 ID:BOVDtdqO0
古泉「彼女の行動を逐一把握しているわけではありませんが、昨日のような場合は例外です」
キョン「お前の話だと、コンビニで見かけてから後をつけたことになるんだが」
古泉「弁解の仕様もありません。追跡させていただきました」
キョン「それはお前らのいうモラルに反する事じゃないのかよ?」
古泉「以前にも申しましたとおり、彼女を狙う組織は少なくありません。彼女を守る事が最優先事項ですから」
キョン「……まぁいいさ。で?」
古泉「で、とは?」
キョン「昨日のハルヒの行動は?」
古泉「申し上げたとおりです。少し散歩を楽しまれたあと、小用を足して帰られましたよ。帰られる時間も機関の構成員が確認しています」
キョン「おい、待て。あの公園にトイレなんてあったか?」
古泉「いえ、残念ながら……しかし、コンビニで彼女はティッシュを購入していますしね」
キョン「………はぁ。なるほどな」
219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 19:21:25.99 ID:BOVDtdqO0
キョン「おおよその事は理解できた。で、それを俺に知らせてどうするつもりだよ」
古泉「それが、あなたをこんな早くにここに呼び出した理由です」
キョン「俺に出来ることなんかあるか?それこそ俺なんかに言わず黙って見守ってやる方がいいだろ」
古泉「それがそうも行きません。彼女は露出願望がある。そして、願望を実現する能力がある。この両立がどれほど恐ろしいか」
キョン「……いいじゃないか、露出したいならさせてやれ」
古泉「いいですか?露出にも大きく分けて二つあります」
キョン「ほう?興味深いな」
古泉「ひとつは、純粋に肌を露出させる事に悦びを覚える。そして問題なのが二つ目です」
キョン「なにが問題になるんだ」
古泉「もうひとつは、“公衆の面前で”肌を晒す事に悦びを覚える……即ち、晒したい願望か見られたい願望か、ということです」
キョン「やれやれだ…ハルヒに見られたい願望があるってのかよ……」
古泉「そうでないと言い切れないからこそ、対策を講じる必要があるのですよ」
222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 19:28:16.89 ID:BOVDtdqO0
古泉「もし晒したい願望だけで済まない場合、事態は急を要します」
キョン「ハルヒが見られたいと願えば、必ず発見者が現れてしまうな」
古泉「その通り。そうなれば、彼女の精神衛生的にもよろしくないですし、貴方もそれを快くは思わないでしょう?」
キョン「……まぁな。知り合いの身体が知らない奴に見られるのは癪だ」
古泉「ふふっ」
キョン「なんだその笑いは」
223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 19:29:05.51 ID:BOVDtdqO0
古泉「いえ、失礼しました。そしてそうなった場合、事後処理が大変です」
キョン「まぁそうだな。でもそんなの、お前らが見られないように考慮してやれそうなもんだけどな」
古泉「問題はそれだけではないのです。どちらかというとこの問題の方が深刻ですね」
キョン「?」
古泉「彼女が露出癖を誰もが持つ普遍的な性癖だと思ってしまったら、どうなるでしょうか」
キョン「……!裸の連中が平気で闊歩する異様な状況の出来上がり、ってか」
古泉「ええ。それも、若い女性の方だけならまだしも、ご年配の方や男性も例外なくです。嫌でしょう?」
キョン「それはとっても嫌だな……」
古泉「僕も嫌です。セクシュアルモラル崩壊の恐れもありますのでね。そこで、あなたの出番です」
キョン「俺?」
224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 19:30:44.89 ID:BOVDtdqO0
古泉「いいですか?」
キョン「俺に出来ることならな……」
古泉「貴方には…」
キョン「……」
古泉「涼宮さんの露出の目撃者になってもらいます!」
キョン「何ぃ!?」
231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 19:40:46.83 ID:BOVDtdqO0
古泉「涼宮さんの願望がどちらの露出かわからない以上、これが最善の策なのです!!」
キョン「ちょっと待て!!何の解決にもならんだろう!!」
古泉「なぜなら!もし見られたい願望だった場合だとしても、目撃者があなたならば何の問題もない!」
古泉「事後処理が不要!それに加えて、彼女の見られたいという願望も達成される!」
古泉「そうするとどうでしょう!?貴方がそのやりとりが一通り終わった後に、『もうこんな事はするな』と一言かけるだけで…」
古泉「すべてが解決するのです!」
キョン「だけど、もしハルヒの願望が晒したいだけだったらどうするんだよ!?」
キョン「それこそ、望んでもいないのに目撃されたら世界崩壊の危機だろうが!!」
古泉「いえいえ、もちろん目撃者が見ず知らずの一般人ならそうでしょう!!しかし目撃者は貴方!!何も問題は起こりえない!」
キョン「本当か?!ちょっと見通しが甘いような気がするが大丈夫なんだな?!」
古泉「あなただからこそ許されるこの任務、光栄だと思いませんか!協力していただけますね?」
キョン「……よし、わかった。よく考えた結果、微力ながら尽力しよう!」
238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 19:49:23.99 ID:BOVDtdqO0
古泉「いやぁ、少し熱くなってしまいましたね」
キョン「……怒られちゃったな」
古泉「まぁ、朝から喫茶店で露出願望だの目撃するだの叫びまくっちゃいましたしね」
キョン「実名丸出しでな。あいつもここでは知られてるんだし、変態疑惑がかかるぞ」
古泉「厳密には疑惑ではなく事実ですがね。そこはまぁ……後で長門さんにでも頼んでおいてくれませんか?」
キョン「なんで俺が。自分で頼め」
古泉「貴方が頼んだ方が効果的でしょう?それに、僕は僕で準備がありますので」
キョン「はぁ……わかったよ。頼んどく」
古泉「それとですね、今日の探索もおそらく何らかの形で彼女は願望を実現させたいと思っているでしょう」
キョン「探索で?さすがにそれは無理だろう…」
古泉「手軽な方法でも良いんです。たとえば、ノーパンで来られるとか、ね。最近涼宮さんにそういった動向はありませんでしたか?」
キョン「ん?……あ、そういえば」
241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/28(月) 19:57:45.76 ID:BOVDtdqO0
古泉「おやおや。何か心当たりがおありのようだ」
キョン「いや、昨日一緒に帰ったんだが、その時妙にスカートを気にしていたような…」
古泉「ほう?それは……どうやらその時すでにノーパンだった可能性も出てきましたね」
キョン「マジか……風が吹いて急にお姉さん座りで内股隠したり、階段下りてる時に振り向いたら鞄で隠して怒ったり」
古泉「ふむ。その線が濃厚でしょうね」
キョン「いかん、なんか思い出しムラムラしてきたぞ…」
古泉「ふふ、そこは我慢してくださいよ?今日の探索もノーパンという可能性もありますから」
キョン「なんか俺が緊張してきたな……」
古泉「さぁ、すっかり話し込んでしまいました。そろそろ集合30分前です。移動しましょうか」
キョン「そうだな」すっ
古泉「おっと、ここの会計は僕が。呼び出したのは僕ですしね」
キョン「おっと悪い、いつもの癖でな」
古泉「ふふ、どのみちもうすぐSOS団全員で来るときには貴方が奢る羽目になるのですしね」
キョン「なんでだよ。今日は遅刻してないぞ」
404 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 02:07:33.85 ID:lzobsWmS0
【喫茶店前・9時半】
古泉「では集合場所へ急ぎましょうか。下手をしたら僕達が最後になるかも知れません」
キョン「その場合はお前が最後になれよ?」
古泉「ふふ、それはどうでしょう?涼宮さんがそれを望むとは思えませんが」
キョン「なんだそりゃ……っておい!走んな!」
古泉「すみません…僕も全員におごりは遠慮したいので。お先に」
キョン「なろっ…!俺の全力疾走を舐めんなよ!」
・
・
・
ハルヒ「キョン!!おっそい!!またアンタが最後じゃないの!」
キョン「……ぜぇ……ぜぇ……」
古泉「恨まないでくださいね?」
キョン「恨むに……決まってんだろ……」
ハルヒ「今日は古泉君と良い勝負だったとは言え、もう少し団員としての自覚を持ちなさいよね!」
キョン「……くそ……」
ハルヒ「まぁいいわ。さ、早速喫茶店行きましょ!もちろんキョンのおごりでね!」
408 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 02:11:57.67 ID:lzobsWmS0
店員「いらっしゃいま…せ…」
キョン(くそ、ついさっき出て行ったばかりだから気まずいぞ…)
ハルヒ「5人、禁煙席でね!」
店員「か、かしこまりました。奥のテーブル窓際のお席にどうぞ」
ハルヒ「さ、早く朝ごはんにしましょ!」
・
・
・
古泉「やりましたね」
キョン「何がだ」
古泉「テーブルに着く配置がですよ。見事に対面ではありませんか」
キョン「だな。何が嬉しくて男二人並んで座らなきゃならんのか……」
古泉「いいではありませんか。考えようによっては、彼女が今日下着を身に着けているのかを確かめるには絶好の機会です」
キョン「んなっ!?」
411 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 02:16:24.17 ID:lzobsWmS0
キョン「お前まさか、俺にテーブルの下に潜りこんでハルヒのスカート覗けってのかよ」
古泉「まさか。そこまでせずとも、落としてしまったスプーンを拾う仕種だけで十分ですよ」
キョン「バカを言え。そんな不自然なことできるかっての」
古泉「重要なことですよ?彼女が今日下着を着けているか否かという問題は」
キョン「だとしてもだ。それは流石にできん」
古泉「……そうですか。残念です。では仕方ありませんね、僕が一役買って出ましょう」
キョン「あー、わかったよ。俺がやる。それでいいんだろ?」
古泉「ええ、ありがとうございます。よろしくお願いしますよ」ニコ
ハルヒ「ちょっとキョン!古泉君!?何を二人でこそこそ話し合ってんの?SOS団内で隠し事は厳禁よ?」
古泉「いえ、少し世間話を。失礼しました」
416 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 02:20:55.32 ID:lzobsWmS0
店員「お待たせしました。こちらご注文の品でございます」
ハルヒ「どうもありがとうございます」
キョン(見た感じではいつも通りだな……ますますさっきの古泉の話が疑わしくなってきた)
キョン(……今日のスカートは若干短め、か。確かに露出向きと言えばそうだが……)
店員「はい、こちらご注文の品でございます」
キョン「あ、ありがとうございます」
キョン(ま、どちらにせよ確かめればわかる話だ。実行するか)
ぽろっ
キョン「あ、しまった」
ハルヒ「ちょっとキョン、アンタなにいきなりスプーン落としてるのよ」
キョン「いや、すまん。ちょっとボーっとしててな。すみません、代わりをいただけますか?」
店員「かしこまりました。すぐにお持ちいたします」
キョン「どうもすみません。さて、拾うか……」すっ
ハルヒ「っ!!!」がばっ!!
419 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 02:25:43.96 ID:lzobsWmS0
古泉・キョン「!」
ハルヒ「なな、なにしてんのよ?早く拾いなさいよ!」
キョン(おい、古泉)
古泉(ええ、間違いありませんね。今の反応)
キョン(いつものハルヒなら別に気にする事もないような些細なことだ)
古泉(ですね。事実、長門さんは言うまでもありませんが、同じくスカートの朝比奈さんまでもが気にしないほどさり気無い仕種でしたよ)
キョン(だよな。文句のつけようのない演技だったはずだ)
古泉(満点でしたね。にも関わらずあの慌てたスカートの隠し様…)
キョン(足をおもいきり内股にして、さらに股に手をはさんで隠してる…こいつはお前の言うとおり)
古泉(ええ。ノーパンと断言して良いでしょうね)
ハルヒ「なに、してんのよ……!早く拾うなら拾いなさい!」
長門「?」
みくる「?」
422 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 02:30:42.98 ID:lzobsWmS0
キョン「ああ、そうさせてもらうよ。よっと」もぞもぞ
ハルヒ「ちょ、そんな潜り込まなくてもちょっと屈めば取れるでしょ!?」
キョン「いや、なんかそっち側に滑っちまったみたいだ。ハルヒ、悪いが蹴ってくれないか?」
古泉「ほう」
ハルヒ「い、嫌よ!」
キョン「なんでだよ。お前の足の真下にあるんだから取れないだろ」
ハルヒ「フン!そんな事言って、どうせスカート覗こうとかいう魂胆なんでしょ?見え見えなのよ!」
キョン「バカ言うな。ほら、ずっと下に潜ってるのも苦しいんだ。早くこっちに寄越してくれ」
ハルヒ「うぅ……!」
キョン「ハルヒ、頼む」
ハルヒ「くっ……」
ハルヒ(見えませんように見えませんように…!そうよ、ちょっと足を前に出すだけ……)
ハルヒ(見えないわよね?見えませんように……!)
ハルヒ「……っ」すっ
キョン「!!」
429 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 02:34:19.27 ID:lzobsWmS0
キョン「よし、取れた。ありがとうなハルヒ」
ハルヒ(ほっ……良かった、見えなかったみたいね)
ハルヒ「い、良いのよ別に。アンタもボーっとしてないで次から気をつけなさい」
キョン「へいへい」
ハルヒ(はぁ……はぁ……バレるかと思った……緊張したぁ…)
ハルヒ(でも……)
ハルヒ(キョンに見られるかも知れないのが、こんな……興奮するなんて……)
ハルヒ(見られるのは流石に…だけど、ノーパンで来てよかった……)
キョン「ん?どうしたハルヒ。顔真っ赤だぞ」
ハルヒ「!!な、なんでもないわよ、バカ!!」
431 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 02:38:33.05 ID:lzobsWmS0
ハルヒ「さぁ、みんな軽食はきっちり摂ったわね?」
長門「……」コク
みくる「はぁい。いただきました」
古泉「僕は食事を済ませてきたので」
キョン「古泉に同じく」
ハルヒ「よろしい!では、早速午前の班分けをくじ引きするわよ!さぁキョン、あんたから引きなさい!」
キョン「俺からか。よし、これにしよう」
・
・
・
結果
古泉・みくる・長門
ハルヒ・キョン
みくる「わぁ。珍しい結果になりましたね」
ハルヒ「なんだ、アンタか……真面目にやりなさいよね!足引っ張ったら置いてくわよ!」
古泉(ふふ、涼宮さん。そう言いながら顔は嬉しそうですよ)
434 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 02:51:10.66 ID:lzobsWmS0
ハルヒ「まったく、アンタなんかとペアなんて不本意だわ」
キョン「そう言うな。たまにはこんな事もある」
ハルヒ「で、どこに不思議を探しに行くつもり?」
キョン「珍しいな。俺が行き先決めていいのか」
ハルヒ「これもアンタの実力を試すテストよ。真剣に考えなさいよね」
キョン「はいはい、そうだな、じゃあ……」
キョン(となると、あそこしかないだろうな……ハルヒの反応を見るいいチャンスだ)
ハルヒ「で、どこよ?くだらない場所だったら怒るからね」
キョン「公園なんてどうだ?」
ハルヒ「えっ……」
437 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 02:55:29.47 ID:lzobsWmS0
ハルヒ「だ、駄目よ!公園なんて普通な場所に不思議が転がってるわけないじゃない!」
キョン(やっぱり拒否するか…ま、当然だよな)
キョン「そうとは限らんぞ?不思議なんて案外身近なところに転がってるもんさ」
ハルヒ「で…でも公園はダメ!」
キョン「なんでだよ?漫画やアニメなんかでも公園で宇宙人に遭遇するなんてよくある話だろ」
ハルヒ「ぐ……!」
キョン「それとも何だ、公園に行きたくない理由でもあるのか」
ハルヒ「それは……別にそんなのないけど」
キョン「じゃあ決まりだな。公園で良いじゃないか」
ハルヒ(なんでこんなときに限ってそんなにやる気マンマンなのよ…!)
キョン「ほら、とっとと行こうぜ」
ハルヒ「わかったわよ!行けば良いんでしょ、行けば!」
439 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 03:00:45.20 ID:lzobsWmS0
【公園・午前10時半】
キョン(ここで昨日ハルヒは露出散歩してたってのか……ノーパンを確認した今でも未だに信じられん)
ハルヒ(昨日裸で色々しちゃった場所にキョンと……うぅ、なんか罪悪感と興奮が……)
キョン「と、とりあえず歩いてみるか」
ハルヒ「……不思議が見つからなかったら罰金だからね」
キョン「なんでだよ。まぁとにかく探してみようぜ」
ハルヒ「そうね。何もしなきゃ始まらないわ」
スタスタ
スタスタ
ハルヒ(あぁ、どうしよう……昨日の今日だから、なんだかあの緊張と興奮が……)
キョン(ここで昨日……。想像できんな)
キョン「ん?」
ハルヒ「!な、なによ。なんかあったの?」
キョン「いや、あの地面…ほら、あそこ」
ハルヒ「え………あっ………」かぁぁ
441 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 03:05:44.86 ID:lzobsWmS0
キョン「なんだこれ……?」
ハルヒ「さ、さぁ?なにかしらね」
キョン「ん?どうかしたか?顔赤いぞ」
ハルヒ「べ!別に?なんでもないわよ。いいから他の場所探しましょ!」
キョン「いや、ちょっと待てよ。この地面の跡、なんか変じゃないか?」
ハルヒ「何がよ!!」
キョン「見ろよ、なにか液体が零れて乾いた跡だ。乾いてここだけ周りと違ってるだろ」
ハルヒ「別に変じゃないでしょ?犬かなにかがオシッコでもしたんだわきっと」
キョン「いや、足跡が人のものだな。しかもここでこの跡を挟むように靴のあとが二つ」
ハルヒ「もう!!どうだって良いじゃないそんな事!!」
449 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 03:11:30.47 ID:lzobsWmS0
キョン「靴の大きさもそんなに大きくない。子供か女性ってところだな」
ハルヒ「……そうね」
キョン「この足跡、ここで誰かが用を足したんだとしたら?」
ハルヒ「……」
キョン「しかもこの足跡、辿っていけば同じ場所から来てここを経て、同じ場所に伸びてる」
ハルヒ「……」かぁぁ
キョン「辿っていったら…どうやらあそこの草むらに行くみたいだな。行って見るか?」
ハルヒ「行かない!!」
キョン「は?なんでだよ。不思議があるかも知れないぞ?」
ハルヒ「団長命令よ!それにほら、もう時間だわ。あんたがこん場所に来るから、時間ちょっとしかなくなっちゃったじゃない」
キョン「集合時間まではまだあと少しあるぞ?」
ハルヒ「つべこべ言わない!団長は遅れるわけにはいかないの!!ほら、さっさと駅前に帰るわよ!」
キョン(……これは、古泉の言っていたことはおおよそ正しいみたいだな)
450 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 03:15:40.54 ID:lzobsWmS0
・
・
・
【午後4時・解散】
古泉「どうでしたか?不思議探索の方は」
キョン「昨日ハルヒが行ったという公園に行ってきた」
古泉「それはまた…ふふ、あなたもなかなかに意地が悪い。で、結果のほどは?」
キョン「お前の言っていたことは、信用に足るってことだな」
古泉「ご理解いただけて幸いです。では同時に、あなたの使命の重要性も把握してもらえましたね?」
キョン「ああ。これはなんとかしないとマズイかもしれんな」
古泉「ええ。彼女の嗜好に世界が侵される前に、なんとかしましょう」
キョン「だな。決行は今夜か?」
452 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 03:20:45.63 ID:lzobsWmS0
古泉「その予定です。涼宮さんが今日も行動を起こしてくれればの話ですがね」
キョン「やれやれ…それまで俺は寝ないで待ってなきゃならんのか」
古泉「そう願います。涼宮さんが露出するのを待って、そこへ貴方が登場」
キョン「……よくよく考えれば若干危険のような気もするけどな」
古泉「それは否定はできませんね。少なからず賭けの要素もあるのは事実です」
キョン「そんな危険な賭けをしてまで、ハルヒをなんとかしなきゃならんのか」
古泉「そうですね。世界がおかしくなってしまうのは、誰もが望む結末ではないでしょう」
キョン「……わかったよ。じゃあ作戦決行の時間が来たら連絡をくれ」
古泉「了解しました。幸運をお祈りしていますよ」
459 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 03:26:10.24 ID:lzobsWmS0
【深夜2時半・ハルヒ宅】
ハルヒ「んっ……はぁ……」
ハルヒ「ダメ……全然ダメだわ。やっぱり普通じゃ全然満足できない」
ハルヒ「今日は探索でキョンに突っ込まれたとき、心臓が止まるかと思ったけど…」
ハルヒ「やっぱり、どうしようもないほど興奮してた……。ああ、昨日あんなことをした所でキョンと居るってだけで…」
ハルヒ「……やっぱりアタシは、普通じゃないみたいだな」
ハルヒ「やっぱり今日もまた、行っちゃうんだから……」
ハルヒ「……昨日は裸で散歩して、オシッコしちゃっただけ……」
ハルヒ「今日は……」
ハルヒ「……」ゴクリ
ハルヒ「うう、考えただけでもおかしくなりそう……」
461 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 03:28:15.44 ID:lzobsWmS0
【深夜2時35分】
キョン「ふわぁ…いかん、そろそろ眠くなってきた……」
キョン「もし決行が今日ならぼちぼちか…?」
prrrr
キョン「!」
ピッ
キョン「いよいよか?」
古泉『ええ、いよいよです。涼宮さんがご自宅を出られたのを確認しました』
キョン「本当にやるのか……。未だに現実感沸かないな。目的地は?」
古泉『方角からして、おそらく昨日と同じ公園でしょう』
キョン「わかった。俺も公園に向かえばいいんだな?」
古泉『はい。よろしくお願いしますよ』
464 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 03:32:52.59 ID:lzobsWmS0
【深夜3時・公園前】
古泉「お待ちしていましたよ。ここで待機しましょう」
キョン「お前だけか?」
古泉「ええ。今回ばかりはあまり大人数で行動するわけにも行きませんしね」
キョン「それもそうだな」
古泉「残りの作戦に参加する構成員は、我々以外の部外者がこの公園付近に近づかないように対処しています」
キョン「そうかい。ま、俺以外に見つかっちゃ元も子もないしな」
古泉「ええ。では簡単に説明しますね」
キョン「よろしく頼む」
古泉「まず、涼宮さんが最も興奮したときを狙います」
キョン「ほう。なんでまた」
古泉「その時でないと、あなたの姿を確認した途端彼女が逃げ出してしまう可能性があるからですよ」
466 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 03:36:58.07 ID:lzobsWmS0
古泉「それに、興奮状態でないと彼女の精神衛生的によろしくない」
キョン「閉鎖空間が出来るかもしれないってことか」
古泉「その通りです。次に、彼女を出来るだけ追い詰めたいと思っています」
キョン「そうだな。今回の目的はそもそもアイツにこれをやめさせる事だしな」
古泉「はい。その為にまず、あなたは彼女が服を脱いでそれを置いたら、回収してください」
キョン「服を回収すんのか?」
古泉「ええ。その服を持ったまま彼女に接触してもらいます」
キョン「なるほどな。逃げられないようにするためでもあるわけだ」
古泉「理解が早くて助かります。貴方が服を持っていれば、まさか全裸で逃走するわけにもいかないでしょうしね」
470 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 03:41:35.51 ID:lzobsWmS0
キョン「それから?」
古泉「先ほど興奮の最高潮時に接触すると言いましたが、これは行為においても同じことです」
キョン「…?つまりどういうことだ」
古泉「彼女は昨日ここで用を足しました。つまり、その間に接触して欲しいのですよ」
キョン「なるほど、その時のほうがより効果的ってわけだな。でも今日もするって保障はないだろ?」
古泉「その時はその時です。もとよりイレギュラーな作戦ですから、臨機応変にいきましょう」
キョン「それもそうだな。……お、来たみたいだぞ」
古泉「ですね。自転車の音が聞こえます。では、お任せしましたよ」
キョン「なんだ、お前は行くのか」
古泉「ええ、僕もこの地帯を守る役目がありますから。それに……」
キョン「?」
古泉「涼宮さんの裸を見られたくはないでしょう?」
キョン「なっ」
古泉「ふふ、そういう事です。それでは頑張ってください」
472 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 03:45:45.01 ID:lzobsWmS0
【深夜3時10分・公園】
キキッ……
ハルヒ「はぁ……また来ちゃったな……昨日に続いて」
ハルヒ「……どうしよう。本当に、癖になっちゃう……どんどん変態になっちゃう…」
ハルヒ「しょうがないじゃない。外で裸になったら、興奮するんだから…」
ハルヒ「……変態だって自覚したら、余計に興奮してきちゃった……」
ハルヒ「……」きょろきょろ
ハルヒ「誰も居ない……よし、脱いじゃおう」
ハルヒ「今日も下着はつけてないから……すぐよね」
するする……ぱさっ
ハルヒ「あうぅ……緊張する……興奮するぅ…!」ガクガク
475 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 03:49:28.37 ID:lzobsWmS0
キョン(さて、ハルヒの奴が来たが……本当にそんな予想通り動いてくれるもんかね)
キョン(…妙にそわそわしてるな。辺りをきょろきょろし始めた)
キョン(人が居ないか確認してるんだな……残念だが今日は近くに俺が隠れてるぞ)
キョン(……!!)
キョン(ぬ、脱ぎ始めた…本当に……)
キョン(…マジかよ。マジに露出するのかよ。みられてるとも知らないで…!)
キョン(いかん。冷静になれ、冷静になれよ俺)
キョン(……今日も下着はつけず、か)
キョン(……全裸……ハルヒが公園で全裸になってる……)
キョン(信じられない光景だ…)
478 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 03:53:32.65 ID:lzobsWmS0
ハルヒ「はぁ、はぁ…なっちゃった……裸に、なっちゃった……」
ハルヒ「ホントに……誰も居ないわよね?よし…」
ハルヒ「今日も服はカゴに入れて……はぁ、はぁ……さ、散歩しよう」
スタスタ……
スタスタ……
ハルヒ「ああ、すごい……信じられないくらい心臓が動いてる……」ドキドキ
ハルヒ「公園で全裸になって、歩いてる、私…!ああ、すごい…!」ガクガク
ハルヒ「もう止められない……!こんなの覚えたら、もう止められないわ……」
ハルヒ「はぁ、はぁ、はぁ……あう、緊張するぅ…」
スタスタ
481 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 03:58:09.56 ID:lzobsWmS0
キョン(お、着替えは自転車のカゴの中に入れとくのか。あれを回収すれば良いんだったな)
キョン(……すごい。夜中の公園でハルヒが裸で歩いてる……)
キョン(あんなに顔赤くして。膝まで震わせて、よっぽど怖いんだろうな)
キョン(それなのに興奮してるなんて、ハルヒ……お前は間違いなく変態だよ)
キョン(……かわいい。いかん、俺もこの上なく興奮してきた)
キョン(……早くあの服を回収しないとな。ハルヒにばれないように…)
スタスタ
スタスタ
ごそごそ
キョン(これが、さっきまでハルヒが着てた服……あいつ、よっぽど興奮してたんだな。汗びっちょりだ)
キョン(……落ち着け、ハルヒを見失うな。あいつは今……)
485 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 04:01:43.22 ID:lzobsWmS0
ハルヒ「ああ、今もし…誰かが来たら…」ドキドキ
ハルヒ「どんな事になるのかしら…?警察呼ばれる?逃げられる……?」
ハルヒ「もし見られたら……ああ、想像するだけで……緊張が……」
ハルヒ「どうしよう……この緊張、気持ち良い……気持ちいいよ……」ガクガク
ハルヒ「絶対こんなところ誰にも見せられない……見せられないわよね…」
スタスタ
ハルヒ「でも……あぅぅ……」
ハルヒ「あ、昨日……ここで……しちゃったんだ……」
ハルヒ「……ここで……」
488 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/29(火) 04:06:04.94 ID:lzobsWmS0
キョン(ビクビクしながら、息を荒げて歩く姿……やばい、やばいなこれは)
キョン(今まで露出なんてものにはAVでさえ欠片も興味はなかったが…)
キョン(女の子が肌を、隠すべきところを晒したまま無理やり外を歩かされるその姿…)
キョン(…興奮材料には十分すげるシチュエーションだ)
キョン(露出プレイ…羞恥プレイ、か。素晴らしい)
キョン(露出って素晴らしい……)
キョン(っと、いかんいかん。ハルヒにシンクロしてどうする。俺はハルヒを止めに来たんだぞ)
キョン(…それにしても、野外で放尿なんてホントにするのか?一向にそんなそぶりを見せないんだが…)
キョン(お、立ち止まったな……ん?)
キョン(……)
キョン(おいおい、まさかだろ……!)
494 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 04:10:10.32 ID:lzobsWmS0
ハルヒ「いいよね……誰も見てないよね…?」
ハルヒ「こんな場所で、こんな格好で…するんだから……」
ハルヒ「気持ちよくないはず、ないじゃない……」
ハルヒ「はぅぅ……緊張する……膝が笑ってる……こんな状況だからこそ…!」ガクガク
ハルヒ「すぅ……ふぅ……」
ハルヒ「んっ」
ハルヒ「……ん……あっ……す、ご………」
ハルヒ「裸で……公園で、してる、あたし………公園でっ……!」
ハルヒ「うっ……ん、んん……ふ……あ、う……!」
ハルヒ「はぁ、はぁはぁ……はぁ、はぁ、はぁ………くぅっ…!!」
497 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 04:15:58.53 ID:lzobsWmS0
キョン(参った……興奮なんてもんじゃないなこれは)
キョン(古泉め、なにが屈んで放尿を始めたら、だ)
キョン(屈んで一人で始めちまったぞ……)
キョン(右手が下、左手で胸……か。本気じゃないか……どうしろってんだ)
キョン(おいおい、そんな声出しちまってどうするんだよ。見てるのが俺じゃなかったらどうするつもりだ)
キョン(今この公園には俺とお前しか居ないからいいものの…)
キョン(……)
キョン(……涎まで垂らしちまって。よっぽど気持ち良いんだろうな)
キョン(こりゃ正面から行っても大丈夫そうだが…一応後ろから行くか。足音も小さくして)
キョン(あれだけ没頭してれば多少気づかれないだろ)
キョン(出るタイミングは、今しかないよな)
ざっ…
503 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 04:22:00.97 ID:lzobsWmS0
ハルヒ「んっんっ…!はぁぁ……!」
スタスタ…………
ハルヒ「やっ…声、出ちゃう……!ダメなのに……ばれたら終わりなのに……!」
ハルヒ「うああ…とんでもない事しちゃってる……」
スタスタ………
ハルヒ「こんな事してるのばれたら、人生終わっちゃうのに……興奮してるっ……!」
ハルヒ「はぁ、はぁ…!!あ、あ、ダメだ、もう……変態だ……!」
スタスタ……
ハルヒ「いっ……ああ、もう…!!」
ハルヒ「いく…っ!公園で……いっちゃうっ……はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…!!」
スタスタ
ハルヒ「あっあっ!ううぅぅぅ……あっいく……いっちゃうよ……!!」
キョン「おい、なにやってんだ」
ハルヒ「あっ…あ…あ………………………えっ……?」
507 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 04:26:45.53 ID:lzobsWmS0
キョン「…………」
ハルヒ「………えっ」
キョン「…………」
ハルヒ「あっ……うわっ……」
キョン「…………」
ハルヒ「え?えっ?」
キョン「え?じゃない。何やってんだって聞いてるんだ」
ハルヒ「…うわ、うわ……ちがうの……え?キョン?」
キョン「……」
ハルヒ「ちがうよ?えっとね、ほら、そう、えっと、ほらっ……」
キョン「……」
ハルヒ「ほらっ……ちがう……ねぇ……」じわっ…
ハルヒ「う……うぇぇぇん……」ぽろぽろ
524 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 04:39:13.41 ID:lzobsWmS0
キョン(ま、まさか泣き出すとは…)
キョン「こんな時間にこんな場所で何やってるんだ」
ハルヒ「…ひっ…ひっう……」ぽろぽろ
キョン「向こうの自転車で見覚えのある服なんか置いてあるから何事かと思ったら…」
ハルヒ「……うあ……見ないで……みないでよ……」ぽろぽろ
キョン「…まぁ、なんだ。とりあえず立てよ」
ハルヒ「うん……」すっ
ハルヒ「うぁぁぁぁん……!」
キョン(これは……改めてすごい光景だ……)
キョン(真夜中の公園で裸で泣くハルヒ……)
キョン(涙でくしゃくしゃになった顔……耳まで真っ赤になって)
キョン(ふとももを垂れる筋……足元にはところどころ飛沫…まさか自分で潮噴いたってのか)
キョン(そして何より……涙をぬぐう事もしないその右手…!!)
キョン(濡れた中指と薬指が明かりを反射して……その指からも滴る雫…)
キョン(これは……すごいぞ)
529 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 04:46:18.87 ID:lzobsWmS0
ハルヒ「ひぐっ……えぐ……」ぽろぽろ
キョン(涙も拭わない、身体も隠さない……)
キョン(救いを求めるような目で俺を見るだけ、か。どうして良いのか自分でもわからんのだろうな)
キョン(そんな目で見られると余計に……)
ハルヒ「う、うわ……キョン……どうしよう、キョン……!うわぁ…!」ぽろぽろ
キョン(いかんいかん。ハルヒを苛めるのが目的じゃないはずだ。思い出せ)
ハルヒ「どうしよう、あたし……どうしよっ…見ないで、お願い……見ないで……」
キョン(この姿を一秒でも長く眺めたいのは山々だが、そういうわけにもいかんだろうな)
キョン「とりあえず上着貸してやるから、これ羽織れよ……」
ハルヒ「うん……うん……」ぐしぐし
キョン「ほら、お前の服だろ?泣き止んだら着替えろ。見ないから」
ハルヒ「うん……うん……」ぽろぽろ
537 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 04:51:00.68 ID:lzobsWmS0
キョン「……」
ハルヒ「ひ……あたし……どうしよう…どうしたら……」
キョン「もう泣き止めって……な?落ち着いたか?」
ハルヒ「ばれたら終わりって、わかってたのに……わかってたのにぃ……!」
キョン「……」
ハルヒ「もうダメだ……キョン、もうやだぁ…!!もう生きていけない……こんな変態、生きてけない…」
キョン「そんな事ないから。いいから落ち着け。いつまでもそんな格好じゃ誰かに見られたら困る」
ハルヒ「うっ……うぅ……見られた……見られたぁ……」
キョン(やれやれ…今頃古泉達は閉鎖空間かね……)
542 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 04:58:06.64 ID:lzobsWmS0
ハルヒ「ひっ……うぐ……」
キョン「いい加減落ち着いたか?」
ハルヒ「うん…。うん……ごめんキョン、こんな団長でホントにごめんね……ごめん……」
キョン「良いって言ってるだろ。ほら、落ち着いたら服着ろ。目のやり場がない」
ハルヒ「うん……」
キョン「で?お前はなんでこんな時間に夜中で裸になって……たんだ?」
ハルヒ「……ごめん……キョン、忘れて……嫌いにならないでよ……」
キョン「ならないって。良いから言って見ろ。そうして泣いてるんだから、誰かに見られたかったわけじゃないんだろ?」
ハルヒ「……見られたらどうしようって、思って……思いながら……」
キョン「一人でしてたのか」
ハルヒ「ごめん…!だって、最近ずっと……こうするのが、癖になって…すごい気持ちよくって…」
キョン「まぁそれは良い。もし見つけたのが俺じゃなかったらどうするつもりだ?」
ハルヒ「…う……うぅ…」
キョン「たまたま、俺が通りかかったからいいものの…俺じゃなかったら襲われてたかも知れないんだぞ」
546 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 05:03:53.00 ID:lzobsWmS0
ハルヒ「……ちょっと、キョンに見られたらどうしようって思って…そしたらすぐ後ろにキョンが居て…」
キョン「…」
ハルヒ「まさか本当に見られるとは思ってなくて、どうしたら良いかわかんなくって…」
キョン「もういい、その件はわかった」
ハルヒ「……」
キョン「いいか、ハルヒ。俺はお前の事を大事な仲間だと思ってる。俺にとって大事な存在だ」
ハルヒ「……うん……。ごめん、それなのにこんなことしちゃった…!!ごめんなさい…!!」
キョン「良いから。もういいから、その代わり、もう二度とこんな事をするな。わかったか?」
ハルヒ「うん…!うん……二度としない…!約束するわ…」
キョン「よし、それで良い。家まで送ってくから、しばらく落ち着くまでゆっくりしてくれ」
ハルヒ「うん……キョン、ごめん。もうしないから……」
キョン「そりゃ良かった。もう勘弁してくれ」
550 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 05:07:51.73 ID:lzobsWmS0
キョン(さて、大分落ち着いてきたな。もうこんな事しないように、ちょっと釘刺しとくか)
キョン「なぁハルヒ。お前さっき、ここ最近って言ってたよな?ずっとこんな事してんのか」
ハルヒ「ずっとじゃない…。そりゃ、妄想はしてたけど……昨日と今日だけよ…」
キョン「この公園だけでか?」
ハルヒ「……う、うん……」
キョン「本当だな?もう嘘なんかつくなよ?」
ハルヒ「……ごめん、嘘……ごめん、変態な団長でごめんなさい…」
キョン(自分の口から言わせるか。そのほうが反省してくれるだろう)
キョン「他には?どんな所でなにしてたんだ」
554 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 05:13:50.64 ID:lzobsWmS0
ハルヒ「……」
キョン「……もう全部言っとけよ?そうした方がお前も忘れやすいだろ」
ハルヒ「……アンタとペアになった不思議探索の時」
キョン「あの時?」
ハルヒ「……ごめん、パンツはいてなかったの……ごめん……」
キョン「だから喫茶店で俺が屈むのをあんなに嫌がってたのか」
ハルヒ「…………うん。ごめんなさい……」
キョン「他には?もうしてないな?」
ハルヒ「……昨日、アンタと一緒に帰った時…」
キョン「……」
ハルヒ「一人で部室で残ってたの、パンツ脱いで帰ろうと思ったから……それで」
キョン「じゃあ俺と帰ったり不思議探索してるとき、お前下着はいてなかったのか」
ハルヒ「……うん……うわぁ……ごめん…!ごめんなさいキョン……」
キョン(こんな風に告白されて謝られちゃどうしようもないよな……)
555 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 05:16:36.53 ID:lzobsWmS0
キョン「もう良いさ、俺も忘れるように努力する。お前ももうこんな事するなよ?」
ハルヒ「しない。約束する……」
キョン「よし。じゃあそろそろ帰るか。ぼちぼち明るくなってくる頃だ」
ハルヒ「……うん、そうね。帰る…」
キョン「家まで送るから。な?もう泣き止めよ」
ハルヒ「うん……ごめんキョン……ありがとう…」ごしごし
キョン「よし、自転車だろ?後ろ乗ってくれ。親御さんが起きてたら面倒だ、急ごうぜ」
ハルヒ「うん…」
558 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 05:21:41.17 ID:lzobsWmS0
【午前4時半・ハルヒ宅】
キキッ…
キョン「じゃあな。また学校で」
ハルヒ「うん…ごめんねキョン…学校では普通にしててね…」
キョン「当然だ。お前こそいつまでもメソメソしてくれるなよ?」
ハルヒ「頑張る…」
キョン「…SOS団の団長が泣いてちゃ締まらないからな」
ハルヒ「クスッ…あんた、いつからそんなに愛団心がついたのよ…」
キョン「よし、その意気だ」
ハルヒ「ねぇ、キョン……お願い、他のみんなには…」
キョン「内緒にしてるよ。俺の胸の内だけに留めとく。安心しろ」
ハルヒ「うん。ありがとうキョン…」
キョン(古泉は知ってるけどな……)
キョン「じゃあな。お休みハルヒ。また学校で」
ハルヒ「うん。お休み、キョン……」
561 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 05:26:44.87 ID:lzobsWmS0
【翌週・学校】
キーンコーンカーンコーン
ガラガラッ
キョン「ふうっ、ぎりぎりセーフか…!」
ハルヒ「ちょっとキョン!あんたまたギリギリじゃない!!相変わらず団員としての自覚がないわね!」
キョン「おっ…」
キョン(よかった、どんな顔して会えば良いかと思ってたんだが…。こういうとこは、さすがハルヒだな)
キョン「悪いな、目覚ましが今日は起こしてくれなかったんだよ」
ハルヒ「ふん、もう少し時間に余裕を持ちなさいよね。どうせ夜更かしでもしてたんでしょ!」
キョン「夜更かし、か。してないさ。それよりハルヒ、お前も約束守ってるか?」
ハルヒ「あっ…あったり前じゃない!ちゃんと守ってるわよ!確かめる!?」かぁぁっ
キョン「え?あ、いや、遠慮しとこう。元気そうでなによりだ」
564 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 05:34:10.74 ID:lzobsWmS0
【放課後】
古泉「先日はお疲れ様でした。おかげさまで一件落着ですね」
キョン「みたいだな。お前の方も閉鎖空間ごくろうさん」
古泉「いえ、僕達のほうは立ち入り制限だけでしたよ」
キョン「なに?そうなのか?」
古泉「ええ。楽なものでしたよ、もともと人通りも少なかったですしね」
キョン「そうか……いや、それなら良いんだが……」
古泉「ふむ?なにか閉鎖空間を懸念するような事態になっていたようですね」
キョン「まぁな。あのハルヒの様子で閉鎖空間が発生しなかったのか…」
古泉「ふふ、こう考えてはいかがでしょう?貴方が目撃者になることを、涼宮さんが望んだから」
キョン「…いや、それはないだろう」
古泉「どうでしょう?誰にも断言することはできませんよ。僕達の行動はすべて涼宮さんの手のひらで転がされている可能性もあるんですから」
キョン「……やれやれだ。だから俺が目撃しても閉鎖空間ができなかったってか?勘弁してくれ」
古泉「んっふ、何はともあれ一件落着なのですから、良しとしましょう」
キョン「……それもそうだな」
568 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 05:40:17.60 ID:lzobsWmS0
【後日談】
キョン(露出が素晴らしいものだってのは実感できたし、あれ以来露出もののAVなんかにも手を出すようになったが)
キョン(それにしても……あのハルヒがあそこまで暴走するなんてな)
キョン(露出させたり見るぶんには楽しいが、実際にするのはどんなもんなんだろうな…?)
キョン(…ハルヒに聞いてみる…訳にもいかないか)
キョン(……となれば……)
キョン(いやいや待て、この前ハルヒに説教したばかりだろ。なんで俺がやるんだ)
キョン(いや、でも……一回くらいなら……)
キョン(そうだよな、ハルヒのときだって俺が居なけりゃ誰にも見られてなかったんだし)
キョン(興味もっちまったのも、元はと言えば古泉のせいだ。一回くらいなら…)
キョン(今日の夜あたり、やってみるか……いや、しかしなぁ…)
576 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 05:46:33.61 ID:lzobsWmS0
【深夜3時・公園】
キョン「結局来ちまった……なにやってんだ俺は…」
キョン「でも、ここなら…草むらもあるし、人通りもないし……。なにより明かりもほとんどなくて暗いしな」
キョン「……」ドキドキ
キョン「ちょっとくらいなら、裸になっても大丈夫…だよな、うん。大丈夫」
キョン「よし、やっちまおう」
キョン「まずは下から……く、緊張する……」
・
・
・
警官「おい、なにやってんだ」
キョン「えっ…あ、うわっ………違っ…え?おまわりさん?」
キョン「…うわ、うわ……違うんです、えっと、うわっ……」
警官「え?じゃない。何やってんだって聞いてるんだ」
キョン「……ごめんなさい……ごめんなさいっ……!!」
【おわり】
584 名前:1[] 投稿日:2009/09/29(火) 05:49:55.38 ID:lzobsWmS0
終わりです。もうすぐ起きなきゃいけない時間なので。
こんな時間までお付き合いいただきthxでした。
遅筆でごめんなさい。変態でごめんなさい。
露出は素晴らしいけどハイリスクって事ですね。これから実践する方、自己責任で。
このSS読んだなんて取り調べで言わないでください
保守・支援thxでした