1 名前:ダークナイト[] 投稿日:2009/09/26(土) 18:47:49.96 ID:VOVix19H0
残暑の厳しい 9月のある午後だった、俺はいつものように
部室へ向かっていた。渡り廊下から見える部室にはカーテンが
掛かっているのが見えた。 もう誰か部室にいるんだろう。
「うぃーす」
いつもの様に挨拶をしながらドアを開ける……
そこにはセーラー服とスカートが捲れ上がったハルヒと、
後ろから腰をハルヒの尻へと打ち付けている古泉だった。
なんだ??これは??一瞬意味がわからない。
「す、すまん」
俺はドアを閉め混乱した頭の中を整理する。
2 名前:ダークナイト[] 投稿日:2009/09/26(土) 18:48:31.82 ID:VOVix19H0
「入って良いわよ...」
ハルヒの声ががした。
俺はそっとドアを開ける。ハルヒは団長席に古泉は
いつもの定位置に座っている。
混乱したままの俺はいつもの席へと座る。
それはいつもの部室と変わらない光景だった。
カーテンも開いている。
なんだったんだ??さっきのは??俺の幻覚か??
そんなことを思っているところに、古泉が口を開いた。
「見られちゃいましたね。」
「なんの事だ?」
俺は惚けた返事を古泉にした。惚ける事でさっきの光景を
否定したかった。
「涼宮さんと僕が行っていたことですよ。」
俺は返事をしない。古泉にも目を合わせない。
ハルヒが俺の態度を見て口を開いた。
4 名前:ダークナイト[] 投稿日:2009/09/26(土) 18:49:41.92 ID:VOVix19H0
「キョン、あんた私と古泉君のセックスしてる所見たでしょ。」
ハルヒの口から一番聞きたくないセリフが飛び出した。
俺は泣く泣く返事をする。
「ああ」
横目でハルヒの方を見る。
「じゃあ、そういう事だから。」
何?そういう事?意味が判らない!!
もうどうにでもなれ、俺は思った事を一気に捲し立てる。
「そういう事ってどういう事だ、お前等がなんだ付き合っていて、
それで部室で誰もいない事を良いことにセックスしてたって事か?」
ハルヒはじっと俺の方を見たかと思うと目線を外しただ一言。
「そういう事」
目の前が暗くなる。今すぐ家に帰りたい。
6 名前:ダークナイト[] 投稿日:2009/09/26(土) 18:51:02.84 ID:VOVix19H0
長い沈黙の後、朝比奈さんが遅れてやってきた。
「ごめんなさい、HRが長引いちゃって。」
入ってきた朝比奈さんは部室に広がっている、
ただならぬ空気を察知したのかオドオドし始めた。
「な、な、何かあったんですか?」
俺は明らかにトーンの低い声で
「なにもありませんよ、なあ古泉。」
「ええ、彼の言う通りなにもありませんよ。」
その返事を聞いた朝比奈さんは困惑が隠せない様だが返事をする。
「びっくりするじゃないですか、ならすぐにお茶煎れますね。」
朝比奈さんがあのタイミングで来てくれた事に感謝する俺がいた。
その後は、いつもの団活のように振る舞えた。
そして、いつもの様に長門の本を閉じる音で団活終了の時間となった。
俺は何も言わず部室から逃げるように出た、1秒でも長く部室にいたら
俺は吐いていたかもしれない気持ちが悪い。
7 名前:ダークナイト[] 投稿日:2009/09/26(土) 18:52:07.49 ID:VOVix19H0
俺は家に帰り、布団の中で丸まり震えていた。
いつだ?いつからなんだ?ハルヒと古泉があんな関係になったのは...
考えても判らない、もう嫌だ...
俺は過去の事を思い出しながらいつのまにか眠ってしまった。
「キョン君、お客さん!!早く起きなよ!!」
寝ていた俺を妹が起こしに来た。
「ああ」
返事をして玄関まで行く。古泉だった。
あの時の光景が頭の中でフラッシュバックする。
「なんだ古泉!俺にはお前と話すことなんてない!帰ってくれ!」
古泉は俺の攻撃的な言葉にも動じず、静に口を開いた。
「今回の事は本当に申し訳ありません、お話したい事があります、
少し外で話しませんか?」
9 名前:ダークナイト[] 投稿日:2009/09/26(土) 18:53:42.93 ID:VOVix19H0
俺と古泉は、俺ん家の近くの公園にいた。
着いても沈黙が続いている。
古泉が喋り始めた。
「涼宮さんと僕は付き合ってはいません、まあ、
肉体関係があるのは事実です。」
付き合ってないのに肉体関係がある?呆れた高校生だな、おい。
「本当は嫌なんです、でもこれも涼宮さんのためなんです、わかってください。」
何が嫌なんだ?また、機関の命令というやつか?
古泉はいつものにやけスマイルではなく真剣な顔で喋り続ける。
「あれは夏休みの事です、機関からの報告で、
最近涼宮さんの様子が変だとの報告がありました。
僕には詳しい内容が伏せられてるんです。
それで森さんを問い詰めた所、涼宮さんが良くない友人と遊んでいると
言うことです。僕はそれに納得ができませんでした、さらに問い詰めると
昔付き合っていた男性の方と、、、その、、、不純異性交遊をしていると。」
それとお前がハルヒとセックスすることと何の関係があるっていうんだ?
「僕も驚きました、涼宮さんは常識的な方だと思っていたので、まさか
そんな事をしていると思ってもいませんでした。」
11 名前:ダークナイト[] 投稿日:2009/09/26(土) 18:54:39.54 ID:VOVix19H0
お前は、3年前に能力に目覚めて機関に入ったと言っていたな?
だったら、ハルヒのそういう事も知ってたんじゃないのか?
「それはまあ、当時の僕も中学生です。中学生に話す事ではないとの
事で伏せていたみたいです。僕も信じられませんでした、それで、
機関には秘密で涼宮さんを尾行しました。」
それで、その現場に出くわしたって事か?
「ええ、それでいてもたってもいられなくなり、涼宮さんの前に姿を出したんです。
そこからは修羅場でした、困惑する涼宮さんとキレる男性との間で口論です。」
それで?どうしてお前とハルヒの肉体関係に繋がるんだ?
「男性はキレて帰って行きました。残された涼宮さんと僕が口論になりました。」
ここから詳しく古泉が話しをしてくれた。どうもここが今回の件の確信らしい。
「古泉君どういう事?どうしてここに古泉君がいるのよ!」
「僕の友人が涼宮さんがよからぬ男性といる所を見たと教えてくれましてね、
それで、 良くない事とは判っていたのですが後を付けさせてもらいました。」
「はぁ?キョンなら判るけど古泉君がこんな事するなんて...」
「すいません。でも、本当に涼宮さんが心配だったんです。
彼とはどの様な関係なんですか?普通の方なら僕は彼にも誤らないといけません。」
「誤らなくて良いわ、どうせ体だけの関係だから。他にも相手はいるしね。」
「!?、涼宮さん自分が何を言っているか判っておられましすか??」
「ええっ、判っているわよ、見られてしまったから隠すの嫌だからはっきり言うけど、
セフレって奴よ。この前たまたま再会してまた関係が始まったのよ。
でももうアイツも連絡して来ないと思うけど。」
「それなら良かったです。もう、このような事は僕もしません。誓います。」
「でも古泉君、責任は取ってもらうわよ。」
「??、責任とはどういう事でしょう?」
「決まってるじゃない、古泉君が奴の代わりに私とセックスしなさい。
それならもうセフレに会うのは辞めるわ。」
12 名前:ダークナイト[] 投稿日:2009/09/26(土) 18:55:50.16 ID:VOVix19H0
ここで古泉の回想が終わった。古泉はその場では断ったそうだ、
そうだろ、代わりに抱けと言われて、わかりました抱きますなんて言える
奴が俺に神妙な顔でこんな事を言うはずがない。
ただ、機関に帰るとこの事が問題になっていたそうだ、
機関としてはハルヒが不純異性交友で傷付くのを避けるために、
古泉にハルヒと肉体関係を持つことを決定し古泉も泣く泣く了承したって事だ。
そして、現在に至っているそうだ。
俺は家に帰り、布団の中で天井を眺めていた。
そうだ、ハルヒにだって俺の知らない顔がある。
ただ、昔のハルヒの事を知るにあたりこんなインパクトのある事が
最初ってあまりにも残酷じゃないか?こんなハルヒの過去なんて知りたく
なかった。
14 名前:ダークナイト[] 投稿日:2009/09/26(土) 18:56:43.70 ID:VOVix19H0
翌日、妹に叩き起こされ泣く泣く学校へ行く準備をしている。
休んでも良かったんだが、こんな俺のために学費を出してくれている
親の顔が浮かび現在に至っている。
「キョン君、遅刻するよう」
妹が呼びに来た。妹の顔を見てなんだか切なくなる。
こいつも後何年かするとハルヒの様になるんだろうか?
そんな時、俺はこいつに何をしてやれるんだろうか?
「キョン君泣きそうだよ、どこか具合が悪いの?」
そんな顔をしていたのか?俺は妹に大丈夫と答え家を後にした。
15 名前:ダークナイト[] 投稿日:2009/09/26(土) 18:57:24.34 ID:VOVix19H0
教室に着くとハルヒが外を見ていた。俺は一応ハルヒに挨拶をし
席に着いた。ハルヒからの返事はない。そこにハルヒと俺との間に
分厚い壁があるようでクラクラする。
午前中の授業の内容なんて全然耳には入ってこなかった、
ずっと後ろの席のハルヒが気になる。
そして昼休み。ハルヒはさっさと教室から姿を消した。
「キョン、昼飯食おうぜ!」
そう言って谷口と国木田がやってきた。
「ああ」
俺は一言答える。
「なんだキョン、元気ないな!涼宮と何かあったか?
まあ何だ、そんなに気にするないい加減慣れろ。」
谷口の気楽な言葉が刺さる。ああ、末期だな俺。
弁当を食いながら谷口が、あーでもないこーでもないと
話しをしているが、相槌を打つのがやっとだ。
16 名前:ダークナイト[] 投稿日:2009/09/26(土) 18:58:16.97 ID:VOVix19H0
そうしている間に昨日の古泉の話しを思い出してしまった。
そこで、谷口に昔のハルヒの事を聞いてみた。
「前に話ししたろ、滅茶苦茶だったさ、今ほどではないけどな。」
いや、その話しではない、なんだ付き合ってた男の事だ。
「ああ、一時期とっかえひっかえの話しか、まあ、酷かったな
次から次とよくもまあ付き合えるよ。愛がないね愛が!」
そんな事じゃないんだ、どんな奴だったのか教えてくれ...
「ああ、チャラ男が多かったな、アイツ面良いしまあスタイルも
良いし、狙ってる奴も多かった。」
ここで谷口が小声になった。
「アイツと付き合ってたチャラ男に俺の友達もいたんだが、
涼宮と交際した奴らってほとんどが涼宮の体目的が多かったんだよ。
俺の友達も涼宮の体目的だったんだけどよ、アイツ付き合ってすぐにも
関わらず、そのなんだ、、、やっちまうんだと。」
聞かなきゃ良かった、せっかく母親が作ってくれた弁当を吐きだしそうだ。
「それで、涼宮ってすぐ別れるだろ。だから一時期アイツ、ヤリマンじゃないかって
噂になってな、でも、なんだかあれだ、普通の人間に興味がないとか時間が勿体無いってのが
判明してヤリマンの噂のなくなったんだが、何人かとは関係が続いているって話しもあったんだよな。」
谷口、、、その噂は本当だろうよ、そのせいで俺は生きていく気力がない。
17 名前:ダークナイト[] 投稿日:2009/09/26(土) 18:59:09.25 ID:VOVix19H0
午後の授業もまったく頭に入って来ない。
どうしたら良い俺、、、何にも解決しそうな事が
浮かんで来ない。
そして、全ての授業が終わった。
ハルヒはHRが終わるとさっさといなくなった。
俺はと言えば、帰ろうかと思ったが、
足が勝手に部室へと向かっている。
こんなときにも条件反射っていうのは恐いものだ。
部室の前へと着きノックをする。
「はい。」
ハルヒの声だ、気が重い。
ドアを開ける、部屋の中にはハルヒしかいない。
俺は引きずるように足を前へと進め席に着いた。
長い沈黙が続く。
18 名前:ダークナイト[] 投稿日:2009/09/26(土) 19:00:21.50 ID:VOVix19H0
そんな中、ハルヒが俺の前へと椅子を移動し座った。
「何か言いたい事があるなら言いなさい。」
じっと俺の目を見ている。そんな真っ直ぐした目で
俺を見ないでくれ。辛くなる、、、
「昨日、古泉から話しを聞いたよ古泉の話しは本当なのか?」
ハルヒは溜息をつくと話し始めた。
「本当の事よ肉体関係だけ恋愛感情はないわ、古泉君がどこまで話したか判らないけど
中学時代から肉体関係だけの奴もいたわ。」
俺は目の前がはっきりと真っ白になるのがわかった。
なにかの比喩じゃない、本当に真っ白だ。
俺は、今にも死にそうな声で話した。
「知りたくなかった、見たくもなかった...」
ハルヒは一旦目線を窓の外に向けると俺の方を向き直し話しをする。
「甘えないでよ、これが現実なのよ!アンタに前に言ったじゃない、
私だって体が疼くときがあるの、オナニーだけじゃ満足しないときも
あるわ、だからセックスしたくなるの。アンタはその現場を運悪く
見ただけそれだけなのよ。高校生にもなればみんないつかはセックス
するのよ、それが初体験なのよ。私は中学だっただけ。
それにアンタに見せてる私だけが私の全てじゃないの。
古泉もみくるちゃんも有希だって、
私達に見せていない顔があると思うわ。」
俺は返事もせずハルヒの顔を見ている。
「キョン、泣いてるの?」
ハルヒに言われ初めて泣いているのに気がついた。
確かに俺は泣いている。どうして泣いている?
決まってる、俺はハルヒが好きだ。
俺は呟いた。
「ハルヒが好きだ。」
19 名前:ダークナイト[] 投稿日:2009/09/26(土) 19:01:21.97 ID:VOVix19H0
しかし、ハルヒから信じられないセリフが飛び出す。
「気持ち悪い...」
その瞬間、頭の中で何かが切れる音がした。
気がつくと俺は ハルヒの制服を無理矢理脱がし
ハルヒのパンティを脱がす所だった。
「やめろ!バカキョン!」
何を言ってるんだこの女は?体が疼くんだろ?
俺が宥めてやるよ、それに体目的の奴には
すぐに体を許すくせに、俺には馬鹿だと?
俺はハルヒの顔を引っ叩いた。
静になったハルヒは目に涙を浮かべ俺を睨んでいる。
もうそんな事は気にならい。ハルヒのパンティを無言で脱がす。
ハルヒを抑えつけ俺もズボンとパンツを脱ぐ。
俺のあそこは既に痛いほど大きく硬くなっている。
そしてハルヒのあそこへと侵入する。
「痛い、濡れてないのよ!やめろ!」
そんな言葉は既に俺には届かない。
さらに無理矢理侵入する。全て入ったのを確認し
俺は腰を振る。ハルヒからは苦悶の声が聞こえるが、
もうどうでも良かった。自分の快楽のために腰を打ち付ける。
この頃にはハルヒに対する恋愛感情、愛情は失せていた。
20 名前:ダークナイト[] 投稿日:2009/09/26(土) 19:02:31.60 ID:VOVix19H0
こいつはただのヤリマン女、俺の知ってるハルヒじゃない。
「ハルヒ気持ち言いか?」
「早くいけよ、馬鹿野郎!」
そうですか、分かりましたよ。
俺は更に早く腰を振る。
段々と射精感が込み上げてきた、俺は一層腰を振る。
そしてハルヒの中へと射精した。今までの人生で一番の
射精量だと思うなかなか止まらない。
射精が終わり、ハルヒから引き抜くとハルヒは言った。
「最低、死ね。」
21 名前:ダークナイト[] 投稿日:2009/09/26(土) 19:03:19.19 ID:VOVix19H0
もう駄目だった恋愛感情、愛情が一気に反転し
俺には憎しみしかなかった。
今、俺はハルヒの首を締めている。
最初はジタバタしていたハルヒも静になってる。
ああ、静かなハルヒは本当可愛いな。
動かなくなったハルヒの首から手を離し、
俺はパンツとズボンを穿き、静になったハルヒの頭を撫でている。
すると部室のドアが開いた。そこには朝比奈さんが立っていた。
一瞬状況が飲み込めないのかきょとんとしている。
そして、顔が青ざめていく。
「キ、キ、キョン君、何してるんですか?」
ええ、ハルヒとセックスしてたんですよ。
「涼宮さん、ぐったりしてるんじゃないですか?
もしかして息してないんじゃないですか?」
ええ、俺の事を馬鹿にしてムカついたんで、
首締めたら動かなくなりましたよ。
こいつはこれぐらい静かな方が調度良いんですよ。
22 名前:ダークナイト[] 投稿日:2009/09/26(土) 19:04:18.06 ID:VOVix19H0
「キャー!!」
朝比奈さんが叫んだ。
静にしてくださいよ、ハルヒがやっと静になったのに
今度はあなたですか?
「ひっ、人殺し!!」
朝比奈さんの人殺しと言う言葉で、段々と俺のどこか行っていた
意識が戻ってきた。冷静になりハルヒを見る。
ハルヒは苦悶の表情のまま固まっている。
口からは舌が飛び出ている、目は少し飛び出て真っ赤だ。
死んでいる。俺が殺したんだ。
俺は体から力が抜け座り込んでしまった、そして目からは
涙が溢れてくる。
どうしてこんなことになった?
どうしてハルヒを殺してしまった?
どうしてハルヒに好きだと早く伝えなかった?
どうしてハルヒは俺を好きになってくれなかったんだ?
どうして...どうして...どうして...
ー完ー
23 名前:ダークナイト[] 投稿日:2009/09/26(土) 19:06:24.68 ID:VOVix19H0
感想お待ちしています。
書いて欲しいストーリーあれば書くのでアイディア募集しています。