ハルヒ「キョン! 黒人に人権なんてないわよね?」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:ハルヒ「ちょっと有希、アンタ汗かきすぎよ!」

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15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 17:27:03.96 ID:pkl1KJcI0

キョン「・・・・・・いきなり何を言う」
ハルヒ「だから私、組織を作ろうと思うの! 黒人を千滅するための!」
キョン「・・・言ってみろ」
ハルヒ「黒人を、排斥するための、涼宮ハルヒの団! 略してKKK団よ!!」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 17:29:47.76 ID:pkl1KJcI0

キョン「どこをどう略したらそうなるんだ」
ハルヒ「まあ、名称なんてPTAだろうがMDMAだろうが、何でもいいわ」
キョン「いやその前に、山ほど突っ込みたいことがあるんだが」
ハルヒ「何よ?」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 17:33:37.87 ID:pkl1KJcI0

キョン「まず、1つ目。なぜそんなに黒人を嫌うんだ?」
ハルヒ「そんなの、人種として劣ってるからに決まってるじゃないの」
キョン「はっきり言ってのけやがった」
ハルヒ「ていうか、あんたはそう思わないの?」
キョン「別に? 強そうだとか、陽気そうですねとか、そんな程度の認識しか持っておらん。悪いがな」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 17:38:06.65 ID:pkl1KJcI0

ハルヒ「はあ・・・あんたの人間性がそのへんからも伺いしれるわね・・・。いったいどんな教育を受けてきたのよ」
キョン「おまえはいったいどんな道徳教育を受けてきたのかと聞きたい」
ハルヒ「あんな南の果てにすんでるような人種、人間とはいえないわ」
キョン「なんかいろいろなものを敵に回している気がする」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 17:43:22.59 ID:pkl1KJcI0

キョン「えー・・・そしてもう一つ、さっきから気になって気になって仕方のないことがあるんだが・・・その全身白装束はいったい何なんだ!!」
ハルヒ「ユニフォームに決まってるじゃない。これを着込んで黒人に威嚇をするのよ! さっきみくるちゃんと校門の前でビラもまいたのよ」
キョン「頼むからやめてくれ。公安きたらどうすんだ」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 17:47:14.41 ID:pkl1KJcI0

キョン「だいたいなあ、お前言ってることが古いぞ。ほら、アメリカの大統領だって黒人になったじゃないか」
ハルヒ「あんなものは絶対に認めないわ! 脳味噌まで真っ黒なニガーに政治なんかできるわけないの!」
キョン「そういう事言うのマジでやめろよ!」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 17:50:08.03 ID:pkl1KJcI0

ハルヒ「だからこの団の最終目標はアメリカに行って・・・わかってるわよね?」
キョン「どうすりゃいいんだこの女を・・・」
ハルヒ「あっ、でも」
キョン「ん?」
ハルヒ「エディー・マーフィーは認める」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 17:53:50.58 ID:pkl1KJcI0

キョン「・・・・・・そうか」
ハルヒ「そんな例外はのぞいて、私はね、絶対に黒人を人とは認めないの。白人、黄色人、ユダヤ人、ヒスパニック、エディー・マーフィーは認めても、黒人だけは!絶対に!」
キョン「おい、ちょっと待て!!」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 17:56:52.91 ID:pkl1KJcI0

ハルヒ「何? まだ文句があるわけ?」
キョン「ユダヤ人は人間に数えちゃいかんだろう」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 18:00:15.01 ID:pkl1KJcI0

ハルヒ「あんた、何言ってるの」
キョン「あんなやつらは全員オーブンに入ってグラタンになっちまえばよかったんだ」
ハルヒ「ちょっと! それって差別じゃないの!?」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 18:03:29.20 ID:pkl1KJcI0

キョン「差別じゃあない。区別だ。世の中は優秀な血筋だけが種を残せばいいんだ」
ハルヒ「そんなのっておかしいわよ。・・・あっ! キョンの制服のブレザー、校章じゃなくてハーケンクロイツが刻み込まれている!!」
キョン「今頃気がついたのか」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 18:10:34.09 ID:pkl1KJcI0

ハルヒ「全く気がつかなかった」

キョン「だまされたな」

古泉「おや、お二人で何を話しておられるんですか? 涼宮さん、なんですか、その格好は」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 18:13:10.98 ID:pkl1KJcI0

ハルヒ「あら、丁度いいところにきたわね。あなたはもちろん黒人の肩は持たないわよね?」

キョン「ユダヤ人は劣等民族だ。だから当然アインシュタインだって俺は認めん。そうだよな、古泉」

古泉「・・・本当に、何の話をしていたんですか」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 18:16:02.93 ID:pkl1KJcI0

古泉「・・・なるほど。お二人とも意外な主義主張をお持ちなんですねぇ。驚きました」

ハルヒ「で、あなたは実際どうなの」

キョン「古泉、どっちが劣っていると思う?答えないとガス室だぞ」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 18:21:46.02 ID:pkl1KJcI0

古泉「うーん、残念ながらお二人の期待には応えられそうにありません。僕はどちらかといえば、平等な倫理に基づいて、行動していますので」

キョン「だからだ! 猿が人間と同じ扱いを受けるのは平等か? 違うだろ? それはむしろ理不尽だ。だから俺はきちんと区分けするべきだと」

ハルヒ「あんたもたまにはいいこと言うわね。そのとおりよ。絶対ぜーったい、黒人は認めないんだから!」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 18:25:42.32 ID:pkl1KJcI0

古泉「いえいえ。人類皆平等だと思いますよ。誰にでも人間らしく生きる権利はあるはずです」

ハルヒ「そんなの詭弁だわ! じゃあ、あなたはどこからを人間と見ているのよ!!? チンパンジー? ゴリラ? オランウータン?」

古泉「・・・まあ、キムチを食う猿どもは、さすがに人間とは・・・」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 18:30:02.56 ID:pkl1KJcI0

キョン「・・・・・・・えーっと」

ハルヒ「じゃあ、根拠は何なのよ? 朝鮮人は畜生で、黒人は人間ってわけね? どうしてそう思うのよ」

古泉「いや、2ちゃんねるに書いてあったから・・・」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 18:34:45.76 ID:pkl1KJcI0

キョン「ネットの情報を鵜呑みにしてるのか・・・」

ハルヒ「たまに部室のパソコンいじってると思ったら・・・」

古泉「あんなのは動物以下です。わかりきったことです。日本を勝手にライバル視するくせに、日本の技術と資源を盗む! 昔の戦争の話をすぐ持ち出す! 横暴としかいえないではありませんか! あと、民主政治もだめですね。僕は又吉イエスを応援します」

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 18:38:40.66 ID:pkl1KJcI0

古泉「僕はクラスでいつもこの話をクラスメイトゥ達に熱弁しているんですが、どうにも反応がよくないんです。話が高等的すぎますかねぇ?」

ハルヒ「そら、さすがに引かれるんじゃないかしら」

キョン「俺もそう思う。俺だって教室でユダヤ人の話をするのは谷口と国木田だけだ」

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 18:41:27.27 ID:pkl1KJcI0

長門「・・・・・・・ユニーク」

キョン「うわっ! い、いたのか!」

長門「・・・・・・ずっと」

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 18:43:39.94 ID:pkl1KJcI0

長門「あなたは・・・隠していることがある」

キョン「お・・・俺か? ないない。別に隠すようなことはない」

長門「嘘はだめ」

古泉「おや? なんですか隠している事って」

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 18:45:31.10 ID:pkl1KJcI0

長門「あなたは、在日3世」

キョン「!!!!」

ハルヒ「・・・あ、あんた、そうだったの?」

古泉「・・・」

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 18:49:05.70 ID:pkl1KJcI0

長門「あなたの本当の名前は、キム・キョンスク。ニックネームで呼ばれていたから、誰も気がつかなかった」

ハルヒ「そんな・・・」

長門「そしてもう一つ、無視できない項目がある」

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 18:50:49.70 ID:pkl1KJcI0

長門「彼は、自分でも気がついていないが、黒人の血が混ざっている」

キョン「な、なんだってー!!?」

ハルヒ「えええーー!?」

古泉「ほう」

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 18:53:03.21 ID:pkl1KJcI0

長門「彼の遺伝情報を解析した。すると一つ、イレギュラーな遺伝子が見つかった。彼は純粋の日本人でも、韓国人でもなかった。正確に言えば、日本人と、韓国人と、ネグロイド、つまり黒色人種との混血」

キョン「・・・・・・!!」

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 18:55:47.11 ID:pkl1KJcI0

キョン「で、でもみんな! 今まで俺たちは仲良くやってきたじゃないか! そうだろう?」

ハルヒ「・・・・・・・・・・・・・」

古泉「タンパク質の固まりが何か言っていますねえ」

キョン「お、お前等、ひどすぎるぞ!」

長門「これが、現実」

102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 18:59:16.23 ID:pkl1KJcI0

キョン「おい! 無視するなよ! 質悪いぞ! おい! おい!」

ハルヒ「帰りましょっか・・・古泉君」

古泉「そうですね・・・ニコ生の放送に間に合わなくなってしまう」

 バタン

キョン「おい・・・お前等・・・」

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 19:02:52.12 ID:pkl1KJcI0

キョン「俺たちの関係って、こんなものだったのか・・・」

長門「差別とは、こういうもの。残酷で、原始的」

キョン「・・・告発したのは、お前だけどな」

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 19:05:07.65 ID:pkl1KJcI0

長門「わたしには、理解できない。私から見れば、地球上の生物は勇気生命体という意味ですべて等価。比較するべきものはない。人間だけが、その中に差異を見つけだそうとする」

キョン「・・・告発したのは、お前だけどな」

109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 19:06:56.22 ID:pkl1KJcI0

勇気生命体じゃなかった。有機ね

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 19:09:06.26 ID:pkl1KJcI0

キョン「・・・・・・でも確かに俺たちは、何か間違っていたのかもしれない。人間をそういうもので判断するのは、間違っていたのか・・・」

長門「・・・・・・」

112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 19:10:55.78 ID:pkl1KJcI0

キョン「長門はちゃんと、俺のことを平等に扱ってくれるもんな・・・」

長門「当たり前のこと。池田先生もそうおっしゃっている」

キョン「うん・・・ん?」

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 19:13:06.43 ID:pkl1KJcI0

キョン「・・・・・・長門、今読んでるその本、ちょっと見せてくれないか」

長門「かまわない」

     「新・人間革命 池田大作」

キョン「・・・・・・・うん」

119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 19:15:44.93 ID:pkl1KJcI0

長門「あなたも一度集会に顔を出してみるべき。池田先生の言語情報は私のプログラム領域に大きな変革をもたらした。つまり、ありがたい」

キョン「あのー・・・お言葉はうれしいんだが長門、どちらかと言うと俺は無宗教で」

長門「入れと入っていない。私は強制はしない。イヤになったらいつでも帰ってかまわない」

キョン「・・・・・」

長門「許可を」

122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 19:19:31.54 ID:pkl1KJcI0

キョン「・・・か、体が動かない。ほ、本当に強制しない・・・のか」

長門「本当。ただし、許可を得るまでは運動能力を奪う」

キョン「してるよね? それ、してるよね、強制」

長門「キョカヲ」

 ガチャ 「遅れちゃいましたぁ〜」

123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 19:21:39.92 ID:pkl1KJcI0

みくる「ちょっとお家のほうでたてこんでて、すっかり・・・あれ、キョン君と長門さんだけですか?」

長門「・・・・そう。二人は帰った」

キョン「助かった・・・」

127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 19:24:28.11 ID:pkl1KJcI0

みくる「そうですか・・・今日はちょっとお話があったんですけど」

キョン「お話って? また未来に帰れなくなったとか?」

みくる「いえ・・・というよりも、未来がかかったお話です」

キョン「はあ」

131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 19:30:32.68 ID:pkl1KJcI0

みくる「はい。日本の将来、いえ、世界の将来まで変わってしまう可能性のある話です。キョン君は、最近新しく政党ができたこと知ってますか?」

キョン「えっと・・・それもしかして・・・」

みくる「消費税はもちろん0パーセントになるべきだし、ミサイルだって跳ね返すべきですよねー」

キョン「読めてきましたよ」

135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 19:34:17.53 ID:pkl1KJcI0

キョン「残念ですけど、俺はエル・カンターレとか、ブッダ再誕とかには興味ないんです。いくらみくるさんの頼みでも」

みくる「そこまで知ってるなら話が早いですぅ。このパンフどうぞ、あっあと妹さんのぶんも・・・」

キョン「ですから!」

137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 19:39:31.16 ID:pkl1KJcI0

   バタン!
鶴屋さん「よぉーう、みくるぅー! 暇にょろー?」

みくる「あっ鶴屋さん! 鶴屋さんも大川さんの・・・」

鶴屋さん「暇っぽいねぇー! じゃあさー、みんなで「修行するぞ」って言ってみようか! 20回ね! これがめがっさ効くんだー!」

キョン、長門、みくる「それはない」

             完

139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 19:42:02.11 ID:pkl1KJcI0

このスレッドはフィクションです
実在の人物、団体、事件、宗教、人種とは、一切関係がないと言った方がいろいろ都合いいです。



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