1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 22:58:29.40 ID:CWbDkX1SO
"ポケットモンスター"
縮めてポケモン。隣国では口袋怪物と呼ばれているらしいのだが、ご存じだろうか?
日本人なら誰もが知っている、あのドラゴンクエストやファイナルファンタジーを軽く超える世界的な人気を誇り、アニメや漫画の題材にも使われ、企業名にもなっている
えっーと確か……累計1億5000万本?
と、まぁ洒落にならないほど売れているRPG式育成ゲームだ
これは我らがSOS団と、そんなポケモンとの間に起った、今年の夏の出来事である
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 23:00:12.49 ID:CWbDkX1SO
7月10日
キョン「や・・やっと終わったぞ、期末試験」
キョン「今回はかなりしんどかったな・・・正直」
ハルヒ「そう?」
キョン「そうさ。岡部にも呼び出されたんだ。昼休みにわざわざ俺のとこまで来て言いやがった」
ハルヒ「何を?」
キョン「俺の成績に文句と注文があるらしい」
キョン「期末試験の結果次第ではその文句が俺の親にまで届きそうな安パイだとよ」
キョン「進学を考えるなら今のうちに心を入れ替えろだとか」
ハルヒ「へえ」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 23:01:27.19 ID:CWbDkX1SO
ハルヒ「あんた、そんなに成績あやしかったっけ?」
ハルヒ「あたしより真面目に授業聞いてるように思ってたけど…」
キョン「聞いても解らなきゃ時間の無駄にしかならんのさ」
ハルヒ「ふーん」
ハルヒ「なんなら、あたしが勉強見てあげよっか」
ハルヒ「別にいいわよ、どうせ授業の繰り返しになるだけだろうけど、英語と現国なら授業より解りやすい教え方をする自信があるわ」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 23:02:46.12 ID:CWbDkX1SO
キョン「俺だって進級ぐらいは無事にしたいもんだ」
キョン(万が一ダブるようなことになって)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
キョン『ちわっす、涼宮先輩』
ハルヒ『あ、バカキョン、即行で三色パン買ってきて。料金後払いね!』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
キョン「なんていう日常会話を部室で繰り広げるのは業腹だ」
ハルヒ「なに独り言いってんのよ」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 23:04:23.56 ID:CWbDkX1SO
ハルヒ「ま、別に今バタバタする必要もないんじゃない?」
ハルヒ「来年は受験の夏よ」
ハルヒ「やれ夏期講習だ模擬試験だ」
ハルヒ「まぁ私はやらないけど」
キョン「優等生はいいよな、余裕があって」
ハルヒ「だからこそ!くいが残らないように今年の夏は遊び尽くすべきなのよ!!」
キョン「そうかい」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 23:05:33.88 ID:CWbDkX1SO
ハルヒ「でも夏のイベントってもうマンネリなのよね」
ハルヒ「海水浴、セミ捕り、盆踊りに花火、etc…」
キョン「いいじゃないか、それのなにが不服なんだ」
ハルヒ「キョンは夏が好きなのね」
キョン「ああ、夏の暑さとセミの喧騒をこよなく愛する男だと呼んでくれ」
谷口「おいキョン!」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 23:07:30.46 ID:CWbDkX1SO
キョン「なんだ谷口、お前納豆臭いぞ。近寄るな」
谷口「ポケモンやろうぜ、ポケモン!」
キョン「は?」
山根「ぶひひひ!ついに再来月金銀のリメイクがでるんでひ!」
国木田「ハートゴールドとソウルシルバーだって。ちょっとダサいかな」
谷口「国木田や山根はもう予約しちまったらしいからな」
谷口「両方頼めば、アルセウスのフィギュアが付いてくんだってよ!俺とお前で一緒に注文しようぜ!」
キョン「あのだな、谷口・・・」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 23:09:28.98 ID:CWbDkX1SO
キョン「お前だって担任から成績について俺とだいたい似たようなことを同音異句で言われたんだろ?」
キョン「そもそもお前がのんきだから俺だって大丈夫だろうと思っていたところもあるんだよ!」
谷口「人のせいにすんな!」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 23:11:06.91 ID:CWbDkX1SO
谷口「いいか、キョン」
谷口「勉強なんてもんはな、陰謀だ陰謀」
キョン「なんだそりゃ」
谷口「今から塾に通おうが無駄な努力さ。所詮あいつらただの守銭奴だからな。やらされるのはなんのためにもならねぇ問題ばかりだ」
谷口「やればやるほど知識欲がなくなる、それが勉強。コツコツやるだけ奴らの術中にハマるのさ」
谷口「それにどうせ二年にどれだけ成績を上げようが意味はねぇ。どうせやるなら三年。それも正月が終わったあたりからだ」
谷口「どちらかと言えばまともに成績を保持している国木田のほうがおかしいんだよ!」
国木田「いや、おかしいのは君の方だよ谷口」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 23:14:46.43 ID:CWbDkX1SO
谷口「じゃあ放課後にゲオでな!」
ハルヒ「何よ・・あいつ。うちの団員を勝手に持ち出すなんていい度胸ね」
キョン「たまには付き合ってやらんとな、一応あんなんでも数少ない俺の友達だ」
ハルヒ「ふん」
キョン「そういやお前は、ゲームとかやらないのか?」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 23:16:47.97 ID:CWbDkX1SO
ハルヒ「ポケモン?」
ハルヒ「あー・・確かクリスタルバージョンならあったかな」
キョン「ほう」
キョン「やっぱり誰でもやってるもんだな」
ハルヒ「まぁあの頃は周りに合わせて買わされちゃったのよね」
ハルヒ「今思えば、何が面白かったのか全然わからないわ」
キョン「そんなもんかね」
ハルヒ「そう言えばここ最近、自分でゲームなんて買ったことなんてないわね」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 23:19:11.43 ID:CWbDkX1SO
すずみやけ
ハカセ「うーん、わかんないよ・・・」
ハルヒ「ちゃんと読んでみて、同じ条件だからここは反復試行なの、だから・・」
ハカセ「そっかじゃあ・・ここをこうすれば・・・」カリカリ
ハルヒ「っていうかもう疲れたでしょ、休憩にしましょう」
ハカセ「はーい」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 23:20:48.86 ID:CWbDkX1SO
ハカセ「ハルヒお姉ちゃん、DSやってもいいですか?」
ハルヒ「いいけど、ほどほどにしなさいよー」
ハカセ「うん」テンテレン
ハルヒ「あら…ポケモン?」
ハカセ「うん!」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 23:22:41.25 ID:CWbDkX1SO
ハルヒ「昔のヤツなら私も持ってるわよ」
ハカセ「ほんと!?」
ハルヒ「うーんと」ガサゴソ
ハルヒ「あったわ!これこれ!」
ハカセ「うわー、見せて見せて!」
ハルヒ「へへん!私のハイレベルなポケモンを見て度肝抜くんじゃないわよ!!」ピコーン
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 23:24:43.69 ID:CWbDkX1SO
ハルハルの手持ちポケモン
ユンゲラーLv.89 プリンLv.14 ゴーリキーLv.45
メガニウムLv.93 ゴーストLv.70 ピチューLv.5
ハカセ「お姉ちゃん・・・」
ハルヒ「な、なによ。なんか文句あんの!?」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 23:27:25.32 ID:CWbDkX1SO
ハカセ「おじゃましましたー」バタン
ハルヒ「何よあの蔑むような眼は・・」
ハルヒ「なんか悔しいわね・・・」
ハルヒ「・・・・・」カタカタ
ハルヒ「・・へぇ努力値なんてのがあるんだ。結構奥が深いのね」
ハルヒ「見てなさい!今にぎゃふんと言わせてやるわ!!」ピコーン
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 23:29:19.27 ID:CWbDkX1SO
7月11日
ハルヒ「確か、裏技があったはずよね。レベル100まであげるやつ」
ハルヒ「え!クリスタルじゃできないの!?」
7月12日
ハルヒ「ちょっと、なんでこいつら進化しないのよ!」
ハルヒ「通信交換?知るか、そんなの」
7月13日
ハルヒ「やった・・・ついにホウオウゲット」
ハルヒ「流石に三日連続で徹夜はきついわね・・・」
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28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 23:31:47.48 ID:CWbDkX1SO
一週間後
ハカセ「…えっと」
ハルヒ「さぁかかってきなさい!」
ハカセ「その、なんていうか…」
ハルヒ「いざ、尋常に勝負ッ!!」
ハカセ「ゲームボーイとDSは通信できないんじゃ…」
ハルヒ「えっ!?」
ハカセ「だからDSじゃないとでk…」
ハルヒ「ゲームボーイ持ってきなさい!」
ハカセ「も、持ってないですよ〜」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 23:33:31.32 ID:CWbDkX1SO
7月17日
谷口「キョン、期末テストの結果どうだった・・」
キョン「情熱の赤いバラってとこだな」
谷口「そうか!へへ、じゃあ夏休みは俺とお前だけで補習だな」
キョン「マジかよ・・」
ハルヒ(うぅ・・・あんなに苦労したのに・・・)ズーン
キョン「よぉ、ハルヒ。明日から夏休みだっていうのに元気ないな」
ハルヒ(このままじゃ腹の虫がおさまらないわ・・・)
キョン「おーい、ハルヒさーん」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 23:35:11.67 ID:CWbDkX1SO
ハルヒ「・・ねぇキョン」
キョン「ん?」
ハルヒ「あんたゲームボーイのポケモンは持ってないの?」
キョン「持ってねぇよ」
ハルヒ「なんで!?昔のポケモンもやってたんでしょ」
キョン「小学生男子のゲーム機は壊れたか盗まれたかして二年も保たないものなのさ」
キョン「ましてや昔の携帯機を後生大事に持ってる奴なんていないだろうに」
ハルヒ「・・ふ、ふーん」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 23:36:49.14 ID:CWbDkX1SO
ハルヒ「じゃあ私もDSに乗り換えようかな・・・」
谷口「おお!?」
キョン「なんだ、お前もやるのかよ」
ハルヒ「昨日クリスタルやってね。なんかハマっちゃったのよ」
国木田「へー、涼宮さんもポケモンなんてやるんだ。意外だなぁ」
谷口「じゃあさ!新作買ったらさ、みんなで対戦しようぜ、対戦!!」
ハルヒ「そ、そうね…」ソワソワ
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 23:39:17.92 ID:CWbDkX1SO
キョン「お、みんな揃ってるな」ガチャ
長門「・・・・・・」
古泉「どうも」
みくる「キョンくんこんにちわぁ〜」
みくる「あれぇ、涼宮さんは一緒じゃないんですかぁ?」
キョン「ええ、遅れてくるらしいですよ。なんでも新作ゲームの予約だそうで」バタン
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 23:41:50.96 ID:CWbDkX1SO
長門「・・・・!?」
みくる「へ?」
古泉「ゲーム・・・ですか」
キョン「ああ、たかがゲームだがな。あいつ、谷口や国木田と楽しく会話なんて初めてじゃないかな?いい兆候だな」
古泉(今年発売の新作ゲームといえば・・・いや、まさかね・・)
みくる「えっーと、あのー・・」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 23:43:43.06 ID:CWbDkX1SO
みくる「ちょっといいでしょうか・・・」
キョン「? はい」
みくる「それはどういったゲームなんですかぁ?」
キョン「"ポケットモンスター"ですよ、古泉も知ってるだろ?」
長門「・・・・・・」
みくる「ふぇ!?」
古泉「ぶっー!!!!」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 23:46:21.92 ID:CWbDkX1SO
キョン「うわ!きたねぇ!!」
キョン「おい、古泉。噴出してんじゃねーよ。ちょっとかかちまったじゃねーか!」
古泉「ゴホッ!・・・ゴホッ!!」
長門「・・・ポケモン」
キョン「ん?」
長門「ポケモンのこと?」
キョン「ああ、自分で好きなモンスターを育成するゲームだ」
長門「・・・・・・」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 23:47:40.20 ID:CWbDkX1SO
キョン「あ、朝比奈さんお茶のおかわりください」
古泉「ちょ、ちょっと待ってください!」
キョン「なんだよ・・きたねーな」
古泉「けしかけたんですか!!涼宮さんに!!」
キョン「なにをだ」
古泉「ポケモンをですよ!」
キョン「ああ・・・、でもあいつこの前まで興味なさげだったのにな。なんでだろ?」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 23:49:33.80 ID:CWbDkX1SO
古泉「なんということだ・・・」ガク
みくる「ふぇ〜ん」
キョン「一体なんだっていうんだよ・・」
長門「・・・数えるほどだが、涼宮ハルヒに与えてはいけない情報がいくつか存在する」
キョン「え?」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 23:52:41.15 ID:CWbDkX1SO
古泉「我々機関・・いえ、その他の勢力達も、極力涼宮さんには興味を示してもらいたくないものがありまして・・・」
古泉「知ってのとおり、機関は今まで涼宮さんの望みを時空改変能力の先に周って解決させてきました」
古泉「謎の転校生、敵対する生徒会、殺人事件を望むのなら偽の死体を用意することだってできます」
古泉「・・しかし、我々でも対処に難しく、彼女の常識を飛び越えて現実に危険な影響を及ぼす可能性の高いものがあるんです」
古泉「その中でもA級レベルに属するのが・・」
キョン「ポケモンだっていうのかよ・・・」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 23:55:46.25 ID:CWbDkX1SO
キョン「なんだよそれ・・・バカバカしい・・」
古泉「映画撮影時のことを思い出してください」
古泉「ビームや粒子カッター、喋る猫など、涼宮さんは刺激的でエキセントリックなものを好む傾向があります」
古泉「とうぜん、携帯ゲームの単純なコマンド形式の戦闘で満足して頂けるわけがない・・・」
キョン「・・そ、そうか」
キョン「そうだよな・・あいつが『ピカチュウがいたら』なんて思いたったらすぐだもんな・・・」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 23:58:44.32 ID:CWbDkX1SO
古泉「いくら機関でも架空の生物を用意することは不可能です」
古泉「仮にポケモンなどいう得体のしれない生物が世にはびこるようなことがあれば・・・・それこそ世界は滅びてしまいます」
みくる「ど、どどどうしましょう・・」オロオロ
長門「ピカチュウってなに?」
キョン「す、すまん古泉。そこまで重大なことだとは知らなくて・・」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 00:01:20.80 ID:mQ+aJEJgO
古泉「・・いえ、すいません。これは全て僕の過失です。始めのうちに話しておくべきでしたね・・」
古泉「涼宮さんだってもう女子高生、まさかポケモンなんて幼稚なものに手を出すとは・・・と甘く考えてました」
長門「私にも責任がある。ごめんなさい」
キョン「長門・・・古泉・・本当にすまん」
ハカセ「へっきし!!」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 00:03:49.72 ID:mQ+aJEJgO
ハルヒ「ヤッホー!今日もSOS団頑張っていきましょー!!」バーンッ!
みくる「・・・あ」
古泉(きた!)
古泉「聞きましたよ、涼宮さん。ポケモンに興味があるようで」ニコ
ハルヒ「え?う、うん・・」
キョン(すごい必死だな・・・)
古泉「実は僕の遠い親戚にポケモン関係の仕事をしている人がいまして・・・」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 00:06:11.54 ID:mQ+aJEJgO
ハルヒ「え、じゃあ」
ハルヒ「ポケモンの開発元の会社に勤めていて、新作のさらに新作の議案にも携わっていてる取締役みたいな知り合いとか!?」
古泉「・・え、ええそうですとも」
キョン(顔が引きつってるぞ、古泉)
みくる「古泉くん・・」
ハルヒ「じゃあ会社にお邪魔してもいいのね!!」
古泉「・・・は?」
キョン(なんでそうなるんだよ!図々しい奴だな、もう!!)
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 00:11:27.71 ID:mQ+aJEJgO
ハルヒ「いつ!?」
古泉「それは・・・」
ハルヒ「(・_・)」ジー
古泉「いっかg・・」
ハルヒ「(´・ω・`)」シュン
古泉「うぅ・・・」
古泉「・・に、にしゅう」
ハルヒ「(´・ω・`)」
古泉「・・・・来週」
ハルヒ「(゚∀゚)」
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 00:13:35.39 ID:mQ+aJEJgO
古泉「・・・一週間後に」
ハルヒ「うんうん!」
ハルヒ「じゃあ今日はもう解散!」
ハルヒ「さっさと家に帰ってプラチナバージョンやりたいしね!!」
みくる「ふぇ!?」
古泉「ぷ、プラチナ・・・」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 00:15:12.80 ID:mQ+aJEJgO
キョン(さっそく別のポケモン買ってきたのか・・・)
ハルヒ「〜♪」
長門「・・・・・」
みくる「ふみゅぅ・・」
キョン(おいおい・・・いいのかよ。こいつのことだから三日もしないうちにマンネリするんじゃないのか)
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 00:17:31.38 ID:mQ+aJEJgO
古泉「ぐっ!」バッ!
ハルヒ「え?」
みくる「ひゃあ!?」
キョン(! あの古泉がハルヒの手から物を奪い取った!!)
ハルヒ「ちょ・・何すんのよ!古泉くん!!・・・・え?」
みくる「こ、これは・・」
長門「・・・・・」
キョン「ど、土下座」
古泉「」ズーン
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 00:20:07.65 ID:mQ+aJEJgO
古泉「お願いします!このゲームだけはッ!!今はまだ・・・」
古泉「一週間!お願いします!!一週間だけ待って下さい!!」
ハルヒ「う、うん。分かったわ。楽しみはとって置かないとね!」
古泉「涼宮さん・・・」
ハルヒ「そ、それじゃ私はこれで・・・」バタン
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 00:23:58.54 ID:mQ+aJEJgO
古泉「ああ・・やってしまった・・・。もう後にはひけませんよ・・・」
みくる「大丈夫なんですかぁ、古泉くん」
キョン「そうだよないくらなんでも本物のポケモンなんて・・・」
古泉「くそ・・なんでこんなことに・・・」
キョン「古泉・・・」
長門「私も協力する」
古泉「・・・え?」
長門「まかせて。情報操作は得意」
古泉「長門さん」ジワ
みくる「わ、わたしも協力しましゅ!」
キョン「古泉、俺にできることならなんでも言ってくれ」
古泉「みなさん・・んふ!ありがとうございます・・・」ブワッ
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 00:27:14.53 ID:mQ+aJEJgO
古泉「幸い明日から夏休み」
古泉「今週、僕と長門さんは団活には参加できないと・・・涼宮さんにお伝え下さい」
キョン「分かった。明日俺の口から伝える」
古泉「朝比奈さん旅行の手配は・・・」
みくる「はい!まかせてくだしゃい!」
古泉「あなたも」
キョン「怒らせればいいだよな?二日後のこの時間に」
古泉「ええ、超特大の閉鎖空間をバシバシ発生させてやって下さい」
キョン「そう上手くいくかね」
古泉「簡単ですよ、あなたなら」
キョン「嫌な買い振られようだな・・・」
古泉「ふふ」
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 01:01:36.21 ID:mQ+aJEJgO
古泉「では!」ガチャ
古泉「もしもし、森さん!?・・・・あぁ、すいません仕事中でしたか。実は・・・」
バタン!
キョン「頼んだぞ古泉、長門」
古泉「はい・・はい・・・ぅう・・すいません・・」
古泉「えぇ、わかりました。今からそっちへ向かいます」ピッ
古泉「それでは打ち合わせどおりに・・・長門さん」
長門「・・・・・」コク
古泉「くくっ・・・あなたに歯向かったのは今日が初めてですね」
古泉「待っていろよ、涼宮ハルヒ!眼に物をいわせてやる!!」
古泉「いわばこれは機関と思念体による協同の一大プロジェクトだッ!!」
長門「頑張る」
一部完
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 01:04:00.21 ID:mQ+aJEJgO
さるさんくらった…何故だ
てか荒らししかいねーな
どうせだから明日もう一度スレ立て直すわ
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/24(木) 01:13:56.18 ID:mQ+aJEJgO
ハルヒ×ポケモンのSSスレってもうひとつもあるじゃんww
こっちも喋るポッポがでる予定なんですけどwwww
まぁそこらへん大目にみてくれたら有り難いです