ハルヒ「大変よ!古泉君が使い物にならなくなったわ!」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 01:33:36.32 ID:MkzzWoYUO

キョン「意味がわからん」

ハルヒ「部室に来るなり顔を伏せて、ずっと声を殺して泣いてるのよ!
問いかけても、うんともすんとも言わないわ!」

みくる「いったい、何があったんでしょうか……」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 01:39:59.77 ID:MkzzWoYUO

長門「私は理由を知っている」

キョン「長門?」

ハルヒ「有希……教えてくれるかしら?」

長門「古泉一樹はレイプされた」

キョン「レイッ……!?」

ハルヒ「どこをレイプされたの!?詳しく教えてちょうだいっ!?」

キョン「おいハルヒ、これ以上は」

ハルヒ「副団長がレイプされたのよ!?掘られたのか奪われたのか、知っておく必要があるわ!」

みくる「別にそこは……」

ハルヒ「重要な事よみくるちゃん!」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 01:43:44.94 ID:MkzzWoYUO

ハルヒ「それに男にやられたのか、女にやられたのかも知りたいわ!」

キョン「おい、もう止めろハルヒ。古泉の気持ちも考えろ」

ハルヒ「さぁ有希、聞かせてちょうだい!?」

長門「……古泉一樹は」

古泉「長門さん……自分で話します……」



12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 01:47:00.83 ID:MkzzWoYUO

キョン「古泉……」

みくる「古泉君……」

古泉「襲われたのは、部室に来る前でした……」

ハルヒ「ついさっきじゃないの!?」

長門「涼宮ハルヒ」

ハルヒ「なによ有希!?」

長門「黙って聞け」

ハルヒ「あ……う、うん。ごめんね有希……」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 01:54:30.42 ID:MkzzWoYUO

古泉「……続けます。僕は教室を出て、部室に行く前にトイレに行きました」

キョン「あそこのトイレか」

古泉「はい……そこで小用を足している時に、突然背後から何者かに襲われました……僕はこう見えて腕力に自信はあったんですが……何も出来ませんでした」

ハルヒ「ガチムチね!?たっぷりケツマンを」

長門「涼宮ハルヒ」

ハルヒ「あぅ……ご、ごめんなさい……」



18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 02:00:40.76 ID:MkzzWoYUO

古泉「僕を襲ったのは、多分一般的な体型の方だと思います……直ぐに目隠しされ、身体の自由を奪われたので確証はありませんが……」

みくる「身体の……自由を……ですかぁ?」

古泉「ええ……一瞬でした。目隠しされたかと思うと、縄のような物で縛られ、ガムテープで口を塞がれました。そして……くっ……うぅ……!」

キョン「古泉、無理に話さなくていいぞ」

古泉「……いえ、語らせて下さい……それで個室に入れられ……」



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 02:07:58.02 ID:MkzzWoYUO

ハルヒ「」

長門「涼宮ハルヒ」

ハルヒ「……何も言ってないじゃない!?」

長門「…………」

ハルヒ「ご、ごめんなさい……」

長門「……古泉一樹、続きを」

古泉「……そしてそのままベルトを外され、ズボンとパンツを同時に引きずり落とし、僕の物を露出させたのです」

みくる「抵抗……出来なかったんですか?」

古泉「はい……特殊な縛られ方をされてたようです。全く身動き出来ませんでした。そして先ずは僕の物を……口と手で……」


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 02:17:58.61 ID:MkzzWoYUO

キョン「一つ聞いていいか古泉?」

古泉「……どうぞ」

キョン「その、なんだ。手と口から男か女か」

古泉「僕を襲ったのは女性だと思われます」

みくる「お、女の人が……?」

古泉「断定は出来ませんが……十中八九そうでしょう。口と手だけで、僕は直ぐ様絶頂に達してしまいました……恥ずかしい話ですが」

キョン「仕方ないぞ古泉。恥ずべき事ではない」

古泉「そして……まだ脈打つ僕の物を、豊満な胸としか思えない物でぎゅっとはさみ」

長門「朝比奈みくる」

みくる「ふえっ!?」



29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 02:24:28.63 ID:MkzzWoYUO

みくる「わた、私じゃないですよぉ!?」

長門「…………」

みくる「そんな目で見ないで下さいよぉ!?」

キョン「長門、落ち着け。犯人が朝比奈さんとまだ決まった訳じゃない。
それに朝比奈さんは勿論、俺達団員には時間的に無理があると思うぞ」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 02:32:40.56 ID:MkzzWoYUO

ハルヒ「そうよ!それに目隠しされていたわけだし、犯人が女性と思わせるために」

長門「涼宮ハルヒ」

ハルヒ「……今回は謝らないわよ。謝るのは有希の方じゃない!」

長門「…………」

ハルヒ「何よその目は」

みくる「あ、あの、もう気にしてませんから……」

長門「……ごめんなさい」

ハルヒ「よし。古泉君、続けてちょうだい」

古泉「はい……確かに涼宮さんの言う通り、女性と決め付けるのは早計だったかも知れません……僕は経験がありませんでしたから、目隠しされたら」

ハルヒ「……えっ!?」

キョン「古泉、童貞だったのか!?」

古泉「あ、はい……そうですが……?」

みくる「そんなぁ」

長門「……信じられない」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 02:42:20.56 ID:MkzzWoYUO

キョン「待て!古泉が童貞かどうかは、最後まで聞いてからだ!」

ハルヒ「それもそうね!」

古泉「……その、皆さんは」

長門「いいから話を続けろ」

古泉「は、はい……わかりました……それで、また犯人に無理矢理絶頂を迎えさせられ……」

みくる「……ど、どうて……どうなったんですかぁ?」

古泉「……挿入させられました……」

ハルヒ「おめでとう古泉君!」

キョン「おめでとう」

長門「おめでとう」

みくる「よかった……よかったですぅ」

パチパチパチパチ

古泉「…………」



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 02:49:31.12 ID:MkzzWoYUO

ハルヒ「あ、でもそれがおまんこかアナルか童貞だった古泉君にはわからないのよねっ!?」

古泉「……はい……僕には……判断……出来ません……」

みくる「それで、どうなったんですかぁ?」

古泉「そのまま……犯人が……上下に……」

キョン「また直ぐにいっちゃったのか?古泉」

古泉「……すいま……せん……」

長門「チェリ泉」

古泉「…………」

長門「無視しないで。最後まで続けてチェリ泉」

ハルヒ「有希、古泉君はもう童貞じゃないのよ!?」

長門「……それはまだわからない」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 02:55:49.91 ID:MkzzWoYUO

ハルヒ「なにがわからないのよ!?」

長門「犯人は、器具を使った可能性も考えられる」

ハルヒ「!!」

キョン「オナホか」

みくる「でも、それだと……」

長門「人肌に近い物もある」

みくる「人肌……あの、長門さん。それって女性用にも」

長門「朝比奈みくる。今は関係無い」

みくる「あ、ごめんなさい長門さん……」

キョン「後で貸してあげますよ朝比奈さん」

ハルヒ「さぁ、古泉君。続けてちょうだい!」

古泉「……ちょっと……急用を……思い出しました……帰ります……」



43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 02:59:08.30 ID:MkzzWoYUO

キョン「急用なら仕方ないな」

ハルヒ「仕方ないわね」

みくる「そうですねぇ……」

長門「明日、また」

古泉「……失礼します……」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 03:05:53.54 ID:MkzzWoYUO



キョン「……帰ったか」

みくる「それにしても驚きでしたぁ」

長門「まさか童貞だったとは」

ハルヒ「レイプより、そっちのほうが重大だったわね!」

キョン「高校生にもなってなぁ……長門、古泉君を襲った犯人の見当は付いているか?」

長門「わからない。最初は朝比奈みくる、もしくは朝比奈みくる(大)かと推測したが、今となっては……」

みくる「私は、童貞は無理ですよぉ」

ハルヒ「童貞襲うなんて、変態よ変態!」



46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 03:10:00.27 ID:MkzzWoYUO

………

……



森「以上が、貴方が帰った後の涼宮ハルヒ達の会話です」

古泉「…………」

森「……古泉」

古泉「あ、はい……」

森「何故、経験が無い事を隠していたのですか?」

古泉「そ、それは別に報告しなくても……」

森「はぁ……もう宜しいです。今日は帰りなさい」

古泉「…………」

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 09:56:21.88 ID:MkzzWoYUO

まだあったのかよ

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 10:06:10.98 ID:MkzzWoYUO



僕は家に帰り、そのまま布団にくるまって声を殺して泣きました。

レイプされた事。

童貞を馬鹿にされた事。

涙が止まりません……僕は明日から、どんな顔をして部室に行けば良いのでしょうか。

しかしですね。涼宮さんはともかく、他の団員まで……学校でレイプされた事と言い、性の氾濫はここまで……。

――ガチャッ

古泉「え?」



73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 10:10:13.69 ID:MkzzWoYUO



――ギシッギシッと足音がゆっくり近づいて来る。

こんな時間に誰が?

いや、そもそも鍵はかかっていたはずなのに。断りもなく無言で部屋に入って来る知り合いなんて僕には。

――ギシッ

古泉「…………」

僕の寝室の前で、足音が止まった。

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 10:19:17.45 ID:MkzzWoYUO



何者かが、寝室の扉の向こうに立っている……。

古泉「……誰、ですか?」

返事は無い。

古泉「……警察を呼びますよ?」

次の瞬間だった。

突然、寝室の扉が開いたかと思うと一瞬で僕は身体の自由を奪われ、目隠しをされてしまった。

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 10:23:25.09 ID:MkzzWoYUO

古泉「なっ……!?」

瞬きするかしないかの一瞬。

人間技じゃない。

古泉「貴方は……貴方は何者なんですかっ!?どうして僕を……むぐっ!?」

口をガムテープなような物でふさがれた。

数時間前と同じように僕をレイプするつもりですかっ!?


78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 10:30:37.53 ID:MkzzWoYUO

カチャカチャとベルトをゆっくり外され、ズボンとパンツを引きずり、そして僕の物に触れて……

――ずぷっ

この感触は……そのまま挿入ですかっ!?

女性器なのか、どちらの肛門なのか、長門さんの言う通り器具なのか……判断出来ませんが今度はいきなり挿入とは……貴方は……貴方は一体何をしたいんですか……。

――カシャッ カシャッ

古泉「!?」

――カシャッ カシャッ

目隠しをされていてもわかるぐらいの閃光……この音は……写真撮影……ふ、ふふ……いいですよ……もういいです……好きにしてくださいよ……。



80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 10:35:35.11 ID:MkzzWoYUO



抵抗する気力を失った僕は直ぐに……絶頂を迎えさせられた。

古泉「…………」

それで満足したのか、何者かはまた一瞬で僕の身体を封じていた縄をほどき、目隠しとガムテープを取り……姿を消した。

こちらに後ろ姿すら見せない。声も吐息でさえも確認させずに。

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 10:39:07.44 ID:MkzzWoYUO



最早、考える気力も失せた。

僕は今、二度目のレイプをされ写真を取られた。

それでいいじゃないですか。

寝かせてください……何もかも忘れたいんです……今日だけは良い夢が見れますように……。

僕はそのままベッドの上で静かに目を閉じた。



85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 10:44:44.46 ID:MkzzWoYUO

………

……



次の日。

どんな夢を見たかも思い出せず、朝から憂鬱な気分で僕は学校に向かっていた。

昨日と比べて少し、冷静さを取り戻していた自分がいる。

諦めるな古泉一樹。どんな理由であれ、犯人は許せない……。



86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 10:52:55.67 ID:MkzzWoYUO



……いつも通りの学校生活。

普段と変わらない級友達。

問題は放課後の活動ですね……長門さんに話を聞かなくては。

犯人が残した、たった一つの手がかり。

人間技では無いスピードでの束縛。

正直、長門さんが犯人、もしくは犯人に関わりを持っているとしか……しかし、訓練次第では……森さんも似たような事が出来ますし……動機は……何故僕なのか……。

授業そっちのけで、僕は犯人像を絞るのに必死だった。

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 11:42:58.24 ID:MkzzWoYUO

………

……



無事に授業が終わったと同時に、僕は急いで部室に向かった。

――ガチャッ

古泉「お待たせしました……昨日は……その……取り乱してしまって申し訳ありません」

ハルヒ「あ、古泉君……昨日はごめんね!」
キョン「俺達も大人気無かったよ。馬鹿にして悪かったな古泉」

みくる「悪気は無かったんです……ごめんなさい古泉君。はい、お茶です」

古泉「あ、どうもありがとうございます朝比奈さん……?」

長門「古泉一樹」

古泉「あ、長門さん。実は長門さんに話が……」

長門「チェリ泉なんて言って申し訳無い。全面的に撤回する」

古泉「えっと……?」

ハルヒ「さて、古泉君は童貞じゃなくなったわけだし!一件落着ね!それでは今週末の不思議検索の」

古泉「ちょっと待って下さい!?」

114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 18:05:47.56 ID:MkzzWoYUO

キョン「?」

ハルヒ「どうしたの古泉君?」

古泉「ちょっと待って下さい……ええっと、僕が童貞かどうかはまだ判断出来なかったのでは」

みくる「何を言ってるんですかぁ」

キョン「この写真を送って来たのは、お前じゃないか」

古泉「写……真……」

ハルヒ「これ古泉君でしょ?」

そう言って涼宮さんが見せた写真は……僕が……束縛されて……。

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 18:15:08.01 ID:MkzzWoYUO

ハルヒ「ん?どうしたのよ?」

古泉「この写真は……どこで……」

キョン「学校に来たら、机の中にあったんだが」

みくる「古泉君が入れたんじゃないんですか?」

古泉「何を言っているんですか朝比奈さん……」

呼吸が上手く出来ない……口の中が渇く……上手く喋れない……落ち着け、落ち着け古泉一樹。

古泉「すいません……涼宮さん。写真を……写真を見せてくれませんか」

ハルヒ「別にいいけど?」

涼宮さんから手渡された写真は全部で6枚。

束縛された僕。そして何者かが馬乗りになっている。下半身しか確認出来ない……しかし明らかに女性だ。

そして結合部分の写真……。

古泉「……長門さん」

長門「なに?」

古泉「正直に答えて下さい……貴女の仕業ですか……?」

長門さんは、静かに首を横にふった。

119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 18:24:46.54 ID:MkzzWoYUO

古泉「質問を変えます……貴女は僕を襲ったこの女性を」

長門「私はなにも知らない」

古泉「貴女が知らない訳無いじゃないですか!?」

キョン「お、おい」

みくる「古泉君……?」

古泉「そうだ朝比奈さん!」

みくる「ひっ!?」

僕は怯える朝比奈さんを逃がさないように、両肩をしっかり掴んだ。

古泉「長門さんじゃ無ければ貴女だ……僕の物を簡単に挟む胸は貴女しかいない」

みくる「わた、私じゃないですよぉ!?」

古泉「お願いします……このまま時間遡行して貰えませんか?そうすれば貴女の無実も晴れるし、僕も犯人を知る事が出来る!」

みくる「それは……できないですよぉ!」

古泉「どうして!?」

みくる「申請しても、却下されますよぉ。私の時間遡行はそんな簡単に……」

120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 18:26:14.59 ID:MkzzWoYUO



ハルヒ「二人は何の話をしているの?」

キョン「えーっとだな……」

長門「胸を使った斬新なプレイ」

キョン「だそうだハルヒ」

ハルヒ「ふーん……有希には関係な……ごめんなさい」

長門「許さない」

キョン「長門ーとりあえず古泉を何とかしろー。朝比奈さんが危険だ」

長門「了解」

122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 18:31:09.54 ID:MkzzWoYUO



古泉「いいから早くして下さいっ!」

みくる「お、落ち着いて古泉君……痛いですぅ……」

古泉「これが落ち着……!?」

突然、身体中の力が抜けていった。

古泉「なっ……?」

『全く、何を考えているんだ古泉は』

『ふええ、キョン君。怖かったですぅ』

『ちょっとみくるちゃん!?』

『古泉一樹の意識を強制遮断……』

くそっ……長門さんの……仕業……。

そのまま僕は意識を失った。

127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 18:59:22.06 ID:MkzzWoYUO

………

……



『ふぅ……これで良しっと……』

『手際……良く……なった』

『三回目だし……さて……と』


この声は……?



128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 19:01:20.19 ID:MkzzWoYUO



『余り……こう……事は』

『いいじゃないか……だろ……ユ……キ……じゃあ目隠しを……』

ユキ……ユキだって……やっぱりこれはっ!?

古泉「ふもっふ!!」

『あ』

『嘘ぉ!?』

古泉「やはり長門さん!貴女の……仕業……?」

『あちゃー……見られた……』

『どうしようもない……』

古泉「……誰でしょうか?」

129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 19:13:36.47 ID:MkzzWoYUO

ほぼ無理矢理意識を回復させ、まだ頭が上手く回らない僕の目に映った男女。

北高の制服を着けている……微かに見覚えはあるが……僕の記憶には無い……。

女性は困った顔をしながら、

『えーっとだな……バレちゃ仕方ないよな……古泉、すまなかった!』

『……すまない』

古泉「謝る前に……貴方達は……誰ですか……?」

『一言で言えば、異世界人かな』

古泉「…………」

『古泉、私とユウキの顔を良く見ろ』



130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 19:14:58.92 ID:MkzzWoYUO

ユウキ……ユウキだって……?

長門「長門ユウキ。宜しく」

古泉「じゃあ、貴女は……」

女性はクスリと笑みを浮かべながら、呟いた。

「キョン子。私はキョン子って呼ばれている」

古泉「…………」

キョン子「どうした古泉」

古泉「……無茶苦茶にも程がありますよっ!?」

長門「私もそう思う」



133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 19:21:09.48 ID:MkzzWoYUO

古泉「なんなんですかコレは!?異世界人!?キョン子!?設定無視にも程がありますよ!?」

キョン子「そう言われてもだな」

古泉「こんなの納得しませんよ誰も!?」

キョン子「とりあえず落ち着くんだ古泉」

古泉「落ち着けませんよ。大体、何ですかキョン子って。女体化妄想キャラじゃないですか。阿呆ですか馬鹿ですか死んだ方が良いですよ貴女」

キョン子「うわぁ……そこまで言うか古泉」

古泉「当然でしょう。こんなの誰も望んじゃいない」

キョン子「ユウキーちょっと黙らせてくれー」

長門「了解」

古泉「いいですか?こういう話は貴女方が出てきた時点で破綻……むぐっ」

キョン子「それ以上言うな古泉……破綻してるのは最初っからじゃないか。薄々気付いていただろう?」

147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 20:58:08.27 ID:MkzzWoYUO

キョン子「違和感を感じていただろう?この世界の涼宮ハルヒ達に」

古泉「…………」

キョン子「当然だ。古泉、お前も異世界人なんだからな。
この世界では」

古泉「…………」

キョン子「……落ち着いたか?もう寒いとか痛いとか言わないか?」

僕はゆっくり頷いた。

長門「……寒いし痛いのは変わらないけど」

キョン子「ちょっと黙れーユウキー。ガムテ取るぞ古泉」

――ビリッ



148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 21:02:01.34 ID:MkzzWoYUO

古泉「……解るように説明してもらえますか?」

キョン子「ディケイド的な存在……修正者って感じかな」

古泉「ディケイド?」
キョン子「そう、ディケイド」

古泉「……ええっと……ディケイドとは」

キョン子「観てないのか!?」

古泉「……何かの映画でしょうか?」

キョン子「ああっ!もうっ……その、なんだ。バラレルワールドは知っているな?」

153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 21:15:02.93 ID:MkzzWoYUO

古泉「ええ、知っていますが……」

キョン子「一つの世界、それも原始となる世界にαやらβやら作った馬鹿がいてな。無限に湧き出るバラレルワールドにエラーが起こりやがった」

古泉「エラー……?」

キョン子「あぁ。原始の世界は3年近く停滞。その結果、パラレルワールドは3年前と比べて発生と設定矛盾が加速しちまった」

古泉「…………」

キョン子「原始の設定が止まったおかげで、滅茶苦茶な世界が発生しまくり。それを修正する為に私達が」

古泉「ちょっと待って下さい……整理しますから」

156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 21:19:06.33 ID:MkzzWoYUO



長門「無理のある世界は、少なからず原始に影響を与えてしまう」

キョン子「そうなる前に、無理矢理修正する」

古泉「……それで僕をレイプしたんですか……それでこの性に寛容な世界は何が修正されたんですか?」

キョン子「…………」

長門「…………」


古泉「?」

キョン子「その、怒らないでくれよ?」

158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 21:33:43.12 ID:MkzzWoYUO

キョン子「初めてのケースだったんだよ……私達以外の異世界人。しかもそれに気付いていない……」

古泉「……聞きたくない気持ちでいっぱいなんですが」

キョン子「私の知ってる古泉は、女性でガチレズだったり、男性でガチホモだったりと散々嫌な思いをさせられてな……」

長門「あれは酷かった」

キョン子「それで今回は復讐って言うか、奥手でノーマルな古泉を」

古泉「もう……いいです……」



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