ハルヒ「うるさいわね!パチンコをしてたら勝手に死んじゃったのよ」


メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:ゲンドウ「正義の味方か」シンジ「うん」

ツイート

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 13:33:14.04 ID:E8fsEiJa0

キョン「勝手にって…お前、この子の母親なんだろ?」

ハルヒ「そうよ。それがなに?」

キョン「お前、自分の子供を死なせて悲しいと思わないのかよ!」

ハルヒ「悲しいに決まってるじゃない!おかげでこっちは大損よ!」

キョン「なんだって…?」

ハルヒ「もう少しで連チャン入るって時に死ぬなんて…あ〜もう!まじ最悪だわ」

キョン「最悪なのはお前だろ!ハルヒ!」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 13:40:44.89 ID:E8fsEiJa0

ハルヒ「なによ!あんたには関係ないでしょ!」

ハルヒ「人の家庭の問題に入ってこないでもらえるかしら?」

キョン「人が、子供が死んでるんだぞ!ハルヒ!」

ハルヒ「だからなに?なんであんたに説教されなきゃいけないわけ」

キョン「おまえ!」

長門「待って」

キョン「なんだよ、長門…」

長門「彼女の言うとおりこれは涼宮ハルヒと古泉一樹の問題」

長門「あなたが口を出すべきではない」

ハルヒ「ほらっ見なさい、このバカキョン」

キョン「くっ……そうだ、古泉は!おいっ古泉はこの事を知ってるのか?」

ハルヒ「あーさっき、電話したらすぐこっちに向かうって言ってたわ」


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 14:29:14.19 ID:E8fsEiJa0

すまん、トイレでゲロってた


古泉「す、涼宮さん!ハル子が死んだってどういうことですか!」

ハルヒ「私がちょっと目を離した隙に死んじゃったのよ」

古泉「目を離したって…一体、何があったんですか?」

ハルヒ「だからね、私がパチンコしていたらあの子が車の中で勝手に死んじゃったの」

ハルヒ「はい、分かったでしょ。じゃあ、後は警察の聴取お願いね」

キョン「おいっ待てよ、ハルヒ!お前はどこ行くにいくつもりだ」

ハルヒ「どこってパチンコの続きよ。今日はエヴァの新台が入ってるのよ」

キョン「おまえっ――!」

古泉「うわぁぁぁぁハル子ぉぉぉぉ!!」

キョン「古泉…」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 14:36:28.93 ID:E8fsEiJa0

長門「大丈夫、落ち着いて…」

キョン「そうだ、娘さんには気の毒だがな…」

古泉「落ち着け?これが落ち着いていられますか!」

古泉「僕の、僕の大切な一人娘が死んだんですよ!」

古泉「それなのに…どうして…どうしてこんな…ううっ…」

キョン「兎に角、まずはハル子ちゃんの遺体を引き取ろう?なっ古泉」

古泉「そうですね…すみません、取り乱してしまいまして」

警官「君がこの子の親御さんかい?」

古泉「はい、僕がハル子の父親ですが…?」

警官「ふむ…そうか」

古泉「あのう、なんでしょうか?」

警官「じつは御宅のハル子ちゃん…折檻の痕があるんだよ」

古泉「なんですって!?」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 14:41:41.50 ID:E8fsEiJa0

古泉「折檻の痕ってそんなの何かの間違いです!」

古泉「僕も涼宮さんも子供には暴力を振るってません!」

警官「おたくタバコは?」

古泉「いえ、吸いませんが」

警官「じゃあ奥さんは?」

古泉「ええ、吸ってます。ですが、それがなんだって言うんです!」

古泉「彼女がタバコを吸っていることと折檻に何の――!!」

古泉「も、もしかして…」

警官「お嬢さんからタバコの痕が…その…」

古泉「うわぁぁぁぁぁぁっぁぁぁl!!」

キョン「古泉!落ち着け!」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 14:52:11.52 ID:E8fsEiJa0

キョン「まだ折檻だって決まったわけじゃないだろ」

古泉「でもタバコでおし付けられた痕があるんですよ!」

キョン「……偶然、そういう火傷を負ったのかもしれない」

古泉「そ、そうですよね!まさか涼宮さんがそんなことを」

警官「……お子さんの遺体、確かめるかね?」

古泉「ええ、是非お願いします!」

長門「いいの?」

古泉「だって自分のお腹を痛めて産んだ子ですよ?彼女に限って虐待などありえません」

警官「……ここに安置してある」

古泉「そうです、きっと何かの間違い――チラッ―」

古泉「うわぁぁぁぁぁぁっぁ!!」

キョン「ひでぇ、身体中痣だらけじゃねーか…」



48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 14:58:21.70 ID:E8fsEiJa0

警官「おたくら素人目でも分かるよね?…これは火傷の傷じゃないって」

古泉「ハル子……僕のハル子…」

警官「残念だけどお嬢さんは虐待を受けていたようだ」

古泉「!?」

古泉「そんな…涼宮さんがハル子に虐待していたなんて…」

古泉「どうして!どうして!こんな酷いことを!」

キョン「とりあえずハルヒを連れて来た方がいいな」

長門「私が連れてくる」

キョン「すまんが頼む、長門」

長門「分かった」

キョン「古泉、これ以上は目の毒だ。さっこっちへ行こう」

古泉「……ハル子…」



52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 15:06:05.17 ID:E8fsEiJa0

ジャラジャラジャラ

長門「……とてもうるさい」

長門「涼宮ハルヒはどこ?」

ハルヒ「あ〜もう!なによこの台!全然出ないじゃない!」ドンドン

店員「ちょっとお客さん!台を叩くのはやめてください」

ハルヒ「うっさいわね!こっちはこの台に3万もつぎ込んでるのよ!」

ハルヒ「それなのに全然当たりがこないなんてズルしてるんでしょ!?」

店員「お、お客さん、声が大きいですよ!」

ハルヒ「ほんとのこと言ってなにが悪いのよ!詐欺!この店は詐欺だわ!」

店員「そんなことしてません!」

ハルヒ「じゃあもっと玉が出るように設定しなさいよ!」

店員「勘弁してください!」

長門「………」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 15:15:18.90 ID:E8fsEiJa0

長門「……」ツンツン

ハルヒ「あらっ?有希じゃない?どうしたのよ」

長門「あなたを連れにきた」

ハルヒ「嫌よ。私は今、忙しいの!見て分かるでしょ?」

長門「でも古泉一樹があなたを待ってる…」

ハルヒ「うるさいわね。こっちだって当たりを待ってるのよ!」

長門「……あなたの子供が死んだ」

ハルヒ「そうよ。それがなに?」ジャラジャラ

長門「何も思わない?」

ハルヒ「あー悲しいわ」ジャラジャラ

長門「なら」

ハルヒ「車に4時間放置したくらいで死ぬひ弱な子だったなんて」ジャラジャラ

長門「……古泉一樹が可哀想」



71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 15:25:35.52 ID:E8fsEiJa0

ハルヒ「古泉くんが可哀想?何言ってるのよ、私の方が可哀想よ!」

ハルヒ「あの子ったら毎日、毎日、ギャーギャー泣き喚いて!」

長門「でも子供は泣くのが仕事。それに彼女はまだ幼い」

ハルヒ「なによ、有希?あんたも私に説教するつもりなの?」ジャラジャラ

長門「そうではない」

ハルヒ「じゃあ、なんだっていうのよ!」ジャラジャラ

長門「人と話すときはパチンコをやめるべき。…とても不愉快」

ハルヒ「あんた何様のつもり――!!」

ハルヒ「ちょっと!どうしてくれるのよ!有希のせいで玉なくなったじゃない!」

ハルヒ「なによ、その目は?」

長門「べつに」

ハルヒ「くっ……そうだわ!ねぇ有希、あんたお金かしてくれない?」

ハルヒ「ねぇ、お願いよ。1万でいいからさ。大丈夫よ、すぐに倍にして返してあげるから」

長門「もういい」スタスタ

ハルヒ「ちょっと!待ちなさいよ!……私の玉返しなさいよ!このブス!」

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 15:31:44.59 ID:E8fsEiJa0

キョン「おっ長門、ずいぶん遅かったな――長門?」

長門「……」

キョン「ハルヒを連れて来たんじゃないのか?長門」

長門「しらない」

キョン「しらないってことないだろ?店の中に居るはずだぞ」

長門「しらない」

キョン「なにがあった…?長門…」

長門「古泉一樹の子供が可哀想」

古泉「長門さん?」

長門「あなたは何も悪くない。自分を責めてはいけない」

古泉「……ありがとうございます」

長門「涼宮ハルヒに母親を名乗る資格はない」







91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 15:41:57.79 ID:E8fsEiJa0

キョン「長門がこんなに怒るなんて…」

キョン「しかし、まぁ、ハルヒを連れてこないことには話が進まんな」

古泉「僕が呼んで来ます。彼女の夫は僕ですから」

ハルヒ「あっ!古泉くん!丁度良かったわ!」

古泉「涼宮さん!ハル子が虐待を――」

ハルヒ「その話は後よ、後。それよりも古泉くん、お金貸してくれない?」

古泉「なん…ですって…?」

ハルヒ「だからお金よ!さっきね、友達から電話があって飲みに行くことになったのよ」

古泉「飲みに行くって…ハル子が死んだんですよ!?」

ハルヒ「そういえばそうだったわね」

古泉「そうでしたねって…涼宮さん!あなたって人は!」

ハルヒ「あ〜そんな大声出さないでよ。お金がないならべつにいいからさ」

ハルヒ「車だけかしてくれればいいから」

キョン「ハルヒ、お前自分の車があるじゃないか」

ハルヒ「はぁ?さっきまで死体が転がってた車なんて嫌よ。乗れるわけないでしょ」

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 15:52:44.06 ID:E8fsEiJa0

キョン「死体ってお前の子供だろうが!車の中で死んだのはハル子ちゃんなんだぞ!」

古泉「やめてください!」

長門「あなたは無神経。もう少し古泉一樹に配慮すべき」

キョン「そうだった!す、すまん、古泉…お前の気持ちも考えないで」

古泉「いえ、いいんです。僕のためにありがとうございます」

ハルヒ「話はもう終わった?私、急いでるんですけど」

古泉「涼宮さん、何時に帰られる予定ですか?」

ハルヒ「ん〜今日はハル子が死んでテンション上がらないから1時ってところかしらね」

キョン「1時っておまえ――!」

古泉「あなたは口を出さないでください!」

キョン「……すまん」

古泉「分かりました、夜の1時ですね。では帰られたら涼宮さんに話があります」

古泉「夫婦の話です…よろしいですね?」

ハルヒ「ふん、いいわよ」

127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 16:03:56.75 ID:E8fsEiJa0

キョン「良かったのかよ?古泉」

古泉「ええ、でなければ僕…涼宮さんに手をあげてたかもしれません」

キョン「思い悩むなよ」

キョン「力にはなれないかもしれんが、俺たちがいる」

長門「そう。だから泣かないで…」

古泉「お二人とも…本当にすみません…僕、どうしていいか分からなくて」

キョン「ああ、大切な子供を失っているんだ。気が動転して当然さ」

長門「とりあえず、涼宮ハルヒが戻るまで家に帰るべき」

古泉「そうですね…」

古泉「よければお二人も一緒に来てはいただけませんか?」

キョン「俺たちが?」

古泉「はい…一人だと心が持ちそうにありませんので」

キョン「分かったよ。迷惑でなけきゃお邪魔させてもらう」

古泉「ありがとうございます…」

130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 16:11:36.76 ID:E8fsEiJa0

キョン「運転は俺がするよ。いいだろ?」

古泉「すみません…お願いします」ブーブー

古泉「はい、もしもし?――森さん?僕になんの…」

古泉「ええ、娘が死んでしまいました…」

古泉「えっ?そうです…車の中に取り残されて…はい」

古泉「はい…はい…わざわざありがとうございます」

キョン「森さんか?」

古泉「はい、今しがた機関経由で僕の娘の死を知ったそうです」

キョン「そうか…」

古泉「森さん、ハル子のために泣いてくれてました…」

キョン「森さん、今でもお前のこと愛してるんだな」

古泉「森さんを捨てて涼宮さんを選んだのに…それなのに彼女は」

キョン「古泉…」





141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 16:16:18.08 ID:E8fsEiJa0

らめぇ、我慢の限界。トイレ

149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 16:23:27.92 ID:E8fsEiJa0

ごめん、自分が親にされた体験をかさねて話を書くのは辛いわ。
吐き気がとまらないので乙。

204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 18:21:53.49 ID:QOP3TBAqO

勝手に続き書いても良い?
飲み会に行ったハルヒで。

208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 18:29:12.55 ID:QOP3TBAqO

じゃあ、飯食ってから書かせてもらいます。19時スタートで!

217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 19:10:38.12 ID:QOP3TBAqO

ハルヒ「はぁ、パチンコでスルは、ハル子は死ぬわ散々ね、一樹の奴は金くれないし、飲み会の前にいつもの所で稼ぐかしら。」

携帯を出し操作をするハルヒ。

ハルヒ「書き込みはこれで良いわね。」
(23歳、人妻、スタイルには自信あり、ホ別2でゴムありで話し早くてすぐ会える人。)

221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 19:16:17.05 ID:QOP3TBAqO

5分もしない間に、40通近い返事がハルヒの携帯にくる。

ハルヒ「しかし男ってホント、バカよね病気としか思えないわ。」
そう呟いて返事の中から相手を物色するハルヒ。1通の返事に目が停まり返事をするハルヒ。

225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 19:19:42.19 ID:QOP3TBAqO

(初めまして、同じ年ですね。
条件OKです!すぐ会えるんで返事くれませんか?)

ハルヒ「同じ年か、まぁこいつにするか。」

(○○バイパスの○○っていうファミレスに来れますか?)

229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 19:27:41.95 ID:QOP3TBAqO

1分もしないうちに返事が来る。

(10分かからないで行けますよ!車は黒いワンボックスです。よろしく!)

返事をするハルヒ。

(わかりました。服装はオレンジのキャミソールなんですぐにわかると思います。)

246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 19:53:51.71 ID:QOP3TBAqO

待ち合わせ場所に行くと、メールにあった車が止まっていた。
ハルヒはその車まで行き、助手席のドアを開けた。

ハルヒ「げっ!」

男「はぁ!?」

249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 19:57:22.74 ID:QOP3TBAqO

ハルヒ「なんでアンタなのよ!」
男「それはこっちのセリフだ!」
そう、待ち合わせの男は谷口だった。

谷口「まあ良いや、取り合えず乗れよ。」

ハルヒ「わかったわよ乗るわよ。」

251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 20:02:29.21 ID:QOP3TBAqO

谷口「涼宮がこんな事するなんてなぁ、びっくりだせ」ニヤニヤ

ハルヒ「はぁ?文句あるなら帰るんだけど?」

谷口「文句はねーよ、こっちも溜まってるしよ、利害の一致ってやつじゃねーの?」

ハルヒ「そうね。アンタ、あの条件でOKなのよね?」

252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 20:08:57.26 ID:QOP3TBAqO

谷口「涼宮よ、生でやらせてくれねーかな?ちゃんと外に出すからよ?」

ハルヒ「はぁ?アンタ、馬鹿じゃないの?生なら3なんだけど?」

谷口「つれねーな、お前は。まぁ、3で良いや。」

ハルヒ「じゃあ、前払いでくれない?こっち前払いって決めてるし。」

255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 20:13:15.56 ID:QOP3TBAqO

谷口は財布から諭吉さん3人をハルヒに渡した。

谷口「あそこのラブホで良いよな?」

ハルヒ「良いわ、時間ないから早く行ってくれる。」

谷口「へいへい」ニヤニヤ

259 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 20:18:28.62 ID:QOP3TBAqO

谷口「そういえば、お前、人妻だったよな?相手って俺の知ってる奴?」

ハルヒ「ええ、SOS団にいた、古泉君覚えてる?」

谷口「ああ、覚えてる、あのにやけた奴だよな?おっと、お前の旦那だったな、すまんすまん」ニヤニヤ

262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 20:24:56.78 ID:QOP3TBAqO

ハルヒ「まあいいわ、結婚なんかするもんじゃないわね、自由はなくなるわ、つまらないわ。」

谷口「へーっ、まあ自由人の俺にはわからぬーわ」ニヤニヤ

ハルヒ「それに旦那とは体の相性最悪なのよ、子供産まれたら、抱こうともしないし。」

265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 20:27:09.84 ID:QOP3TBAqO

谷口「そういうもんかね」ニヤニヤ

ハルヒの体を舐める様に見る谷口。

谷口(シートベルトでクッキリしたおっぱいがたまらぬーぜ!)

271 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 20:33:04.92 ID:QOP3TBAqO

なんだかんだで、ラブホに到着。んで、部屋の中。

谷口「さてと、やっと落ち着いたな。隣、座れや。」

ハルヒ「谷口の癖に生意気だけど、まあ良いわ。」

谷口の隣に座るハルヒ。

谷口「お前、こういう事いつもやってるの?」

274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 20:37:13.56 ID:QOP3TBAqO

ハルヒ「まあね、月に3、4回ぐらいかな。もっと言えば、高校の時からかな。」

谷口「マジかぁ、さすが涼宮だな!」

ハルヒ「何がさすがなんだかわからないけど、時間ないから早くしてくれない?」

谷口「時間ねーなら、一緒にシャワー浴びようぜ!」ニヤニヤ

299 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 21:26:50.34 ID:QOP3TBAqO

谷口「じゃあ脱げよ」ニヤニャ

ハルヒの胸を後ろから揉み始める谷口。

ハルヒ「はぁ?あんたのは脱がすんじゃなくて、胸揉んでるって言うのよ!」

谷口「わりい、わりい。」ニヤニヤ
(しかし、良いチチしてるぜ!)
ハルヒは谷口から離れると、さっさと服を脱ぎはじめた。

305 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 21:36:13.60 ID:QOP3TBAqO

谷口も仕方なく服を脱ぎはじめる。
谷口がパンツを脱いだ時、チラチラ見るハルヒの視線に気がついた。

谷口「何、俺のち○ぽチラチラ見てるんだよ!」ニヤニヤ

ハルヒ「見てないわよ!何言ってるのアンタ!」

谷口「へーっ、旦那と比べてどうよ?」

ハルヒ「あいつのは小さいから、比較にならないわね、論外よ論外。」

あまりの解答に笑う谷口。

谷口「奴は顔は良いのにち○ぽが小さいなんて、世の中そうやってバランスとってるんだな!」ニヤニヤ

313 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 21:45:00.58 ID:QOP3TBAqO

ハルヒ「いいから、早くシャワー浴びるわよ!」

ハルヒに促され、風呂場へ向かう谷口。

谷口「なあ、洗ってくれよ!」

ハルヒ「はぁ、谷口のくせに生意気なんじゃないの?」

谷口「じゃ、じゃあよ、ち○ぼだけで良いからお願いします。」

ハルヒ「はぁ…仕方ないわね…」
ハルヒは手にボディーソープを付けると、慣れた手つきで洗い始めた。

319 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 21:52:38.84 ID:QOP3TBAqO

ハルヒ「なんで男って、一緒にシャワー浴びたがるし、一緒に入ったら入ったで、ち○ぽ洗わせたがるのかしら?ホント、男って馬鹿ばっかりね。ソープでも行けばいいのに。」

ハルヒのボディーソープテコキに、体をビクビクさせながら谷口が悠然と語り始めた。

谷口「違うんだなぁ、涼宮!これは、男のロマンなんだよ!」

322 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 21:59:49.84 ID:QOP3TBAqO

ハルヒ「アンタってホント変わらずバカよね。」

なんだかんだで二人でシャワーを浴びベッドに移動。

ハルヒ「ちゃんとイク時は、外にだしてよね。」

谷口「へいへい、わかってますって!」

そして谷口はハルヒにキス。ハルヒの口に舌を入れると、ハルヒも舌を絡める。

324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 22:08:56.42 ID:QOP3TBAqO

有線の音楽に乗せて、クチュクチュといやらしい音が部屋の中に響く。
長いキスの後、谷口が口を離すと、ハルヒが艶っぽい溜息をついた。
ハルヒ「アンタ、キス上手いわね。」

谷口「そうか?」ニヤニヤ

谷口はそのまま、ハルヒの耳を甘噛みした。

ハルヒ「ひゃ!」

ハルヒの反応を見て、さらに谷口は攻め立てる。

326 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 22:14:54.90 ID:QOP3TBAqO

谷口の執拗な攻めに、ハルヒが甘い吐息を吐いたときだった。
耳元で谷口が呟いた。

谷口「なぁ、ふ○らしてくれねーか?」

ハルヒはしょうがないわねと言った顔をし、谷口と体位を入れ換える。

329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 22:23:17.33 ID:QOP3TBAqO

始めはチョロチョロと舐めていたハルヒだったが、口の奥までち○ぽをくわえ込んだ。

谷口「うぉ!」
(俺としたことが、なんて声だしちまったんだ…)

ハルヒは谷口の反応を見逃さなかった。ニャリと笑い激しく頭を上下する。

ハルヒ「どう?気持ち良い?」

谷口「スゲー気持ち良いぜ、さずか涼宮!上手過ぎ!」

ハルヒ「もっとして欲しい?」

330 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 22:29:04.85 ID:QOP3TBAqO

ハルヒ「じゃあ、私のも舐めなさい!」

谷口「良いぜ!尻、こっち向けろよ!」

谷口とハルヒは69の形になり、お互いの性器を舐め合う。

335 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 22:41:55.84 ID:QOP3TBAqO

谷口「あーっ、涼宮、そろそろ限界かも、入れて良いか?」

不満げなハルヒ。

ハルヒ「仕方ないわね、良いわよ!」

体位を入れ換えて正常位でよいよ合体しようとした時、ハルヒの携帯がなった。

340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 22:49:28.92 ID:QOP3TBAqO

ハルヒは携帯のサブディスプレイを見て軽く舌打ちをした。

谷口「どうしたんだ?」

ハルヒ「旦那!古泉から電話!」
谷口「マジかぁ、でねーのか?」
ハルヒ「今色々あって出たくないんだけど?」

谷口「そんなこと言っちゃ駄目だぞ、出てやれよ!」ニヤニャ

ハルヒは谷口に促され電話に出た。

342 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 22:56:52.47 ID:QOP3TBAqO

ハルヒ「はい…」

古泉「涼宮さん、やっぱりハル子の事もあるし、早く帰ってきてくれませんか?」

ハルヒ「はぁ?私、飲み会だって言ったわよね?ちゃんと話し聞いていた?」

古泉「ハ、ハル子が死んだんですよ?お願いします。」

ハルヒ「ハル子が死んだのは予定外、今日の飲み会は予定内なのよ、わかる?だから私は予定通りにするから!」

古泉「ですが…」

346 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 23:06:54.27 ID:QOP3TBAqO

谷口は押し問答とも思えるハルヒと古泉のやり取りをニヤニヤしながら見ていた。
そして、ハルヒのま○こへ素早く挿入した。

ハルヒ「ひゃ!」

谷口(ニヤニヤ)

古泉「どうかしましたか?」

ハルヒ「なんでもないわよ!これ以上話ししても無駄だから切るわよ!」

古泉「じゃあ、どこで飲み会しているか教えてくれませんか?近くでまってますから!」

ハルヒ「嫌よ!教えない!もう切るから!」

そして、ハルヒは電話を切った。

348 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 23:15:07.69 ID:QOP3TBAqO

電話を切った後、ハルヒは谷口を睨みつけた。

ハルヒ「アンタ、バカじゃないの?それともAVの見過ぎ?」

谷口「両方だな、ていうか、お前濡れすぎだぞ!」

谷口の言葉に赤くなるハルヒ。

ハルヒ「アンタ、電話中ずっと動かしてるから、変な声出さないようにするの苦労したんだから!」
谷口「ヘヘッ、良い顔してたぜ?」

そして、谷口はハルヒにキスをした。

354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 23:27:21.13 ID:QOP3TBAqO

部屋の中にはいやらしい音がこだましている、谷口は途中体位を変えようとしたが、ハルヒは「私が腰を振るなんてありえない、アンタが振りなさい!」と言い放ち、谷口は腰を振り続けている。

谷口「涼宮、ホントに子供産んでるのか?スゲー絞まるな!それにこの数の子天井がスゲー気持ちいい。」

ハルヒ「はぁ、はぁ、あたりまえよ!私のは名器なのよ!てか、アンタのち○ぽも固くて太くて奥まで当たって気持ちいいわ!もっと激しくして!」

356 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 23:32:00.99 ID:QOP3TBAqO

そうしている内に谷口は絶頂を迎えようとしていた。

谷口「涼宮、俺もうイキそう…」
ハルヒ「私もイキそうだから、もっと激しくして!」

谷口「ああ」

谷口は一掃激しく小刻みに腰を打ち付ける。

357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 23:37:22.23 ID:QOP3TBAqO

ハルヒは谷口のスパートにガクガクと震え始めた。それを見た谷口は更にラストスパートをかける。

ハルヒ「イク、イク、イクーツ!」

谷口「俺ももう駄目だ…」

谷口はち○ぽを引き抜き、ハルヒの身体へとぶちまける。

359 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 23:41:26.43 ID:QOP3TBAqO

谷口「はぁ、はぁ、スゲー出た、はぁ、はぁ。」

ハルヒ「アンタ、相当溜まってたでしょ?顔にまで飛ん出来たんだけど!まぁ、こっちもいけたから顔に掛かったのはチャラにしてやるわ。」

谷口「ヘヘッ…」ニヤニャ

365 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 23:48:59.97 ID:QOP3TBAqO

谷口はち○ぽをハルヒの口で掃除させようとしたが、ハルヒに「調子に乗るな!」と言われあえなく撃沈。
そして、またも二人でシャワーを浴びる。

谷口「なぁ涼宮、また会わないか?」

ハルヒ「別に良いわよ、今日と同じ条件ならね!」

谷口「物分かり良いなぁ、お前も大人になったってことか?」

後ろから胸を揉もうとしたが、ハルヒにサラリとかわされる。

369 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 23:55:50.52 ID:QOP3TBAqO

二人は着替えを終えて、番号やらメアドを交換して部屋から出て駐車場へと向かった、そして、車に乗りラブホから出ようとしたときに事件は起こった。
コンコン
運転席側の窓を叩く音。
谷口は窓を少し開けた。
男「ちょっとよろしいでしょうか?」

373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 00:02:50.04 ID:mBd6wo5AO

警官だった。
警官「あのーすいません。おたくら○○ファミレスにもう一台車停めてるでしょ?」

谷口「は、はぃ…」ドキドキ

警官「やっぱりねぇ、パトカーで先導するから後ろからついて来てくれるかな?」

谷口「は、はぃ…」ドックンドックン

走り始めたパトカーの後ろについて行く谷口のワンボックス。

377 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 00:11:07.85 ID:mBd6wo5AO

生きた心地がしない谷口はハルヒに話しかける。

谷口「やべーよ、涼宮、円光ばれたんじゃねーか?」ドキドキ

ハルヒ「はぁ?大丈夫よ!私達、同級生なんだし、いざとなったら私の浮気って事にすれば良いから、アンタは少し落ち着きなさい。ファミレスに着いたら私が話しするからアンタは黙って!」

谷口「ああ…わかったよ…頼むわ涼宮。」

そうこうしている間に、ファミレスの駐車場へ到着。

389 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 00:19:48.24 ID:mBd6wo5AO

車を止めて外へ出ると、警官が話し掛けてきた。

警官「その車、そちらの女性の方の車かな?」

ハルヒ「そうよ!それがどうかした?」

警官「一応、免許証見せてもらえるかな?」

ハルヒ「はぁ?なんで?嫌よ!」
警官「ナンバーから照会したら所有者の名前が『古泉一樹』さんて方だったから、一応の確認何です。すいません。」

ハルヒ「私の旦那の車です!何か問題ありますかね?」ギロ

399 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 00:28:11.40 ID:mBd6wo5AO

ハルヒは渋々免許証を見せた。
警官は無線で何やら本部とやり取りをしている。
その間、谷口は固まったように立っている。ハルヒは腕組みをし、警官を睨み付けていた。
警官が本部との通信を終え戻ってきた。

警官「すいません、確認取れました。」

ハルヒ「じゃあ、もう行って良い?こっち急いでるんだけど…」ギロリ

411 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 00:37:57.33 ID:mBd6wo5AO

警官「いやまだ二、三質問あるんですよ、ここのファミレスって援助交際の待ち合わせによく使われるんですよ、それで、私服警官があなた達を見てましてね、あなたが彼の車に乗った後、金銭を受け取り、車がホテルに入って行くのを、うちの捜査員が確認したんですよ。」

ハルヒ「それで?だから?」

谷口(やべーよ!涼宮頑張ってくれ!)

警官「署の方へ来ていただきたいのですが、よろしいでしょうか?」

425 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 00:45:55.50 ID:mBd6wo5AO

警官「一応、そちらの男性の方とどういう関係かというのの確認とかさせていただきたいんですよ。お願いします。」

ハルヒ「あのね、こいつは私の高校の時の同級生で、私の浮気相手!金は借りただけ!分かった?」
ハルヒは怒鳴る様に警官に言い放った。

けれど、谷口はカタカタと何故か震えている。

441 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 00:55:02.55 ID:mBd6wo5AO

車のヘッドライトでハルヒにはよくみえていないが、谷口ははっきりと姿を確認していた。

谷口「キョン、古泉…」

ハルヒ「えっ?」

ハルヒは目を凝らしてヘッドライトの方を見た。間違いなく、古泉とキョンの姿だった。

谷口(ヤベー、涼宮が叫んだの聞こえてないよな…)

古泉「あなたは何をしてるんですか!」
キョンが止めに入る。

キョン「止めろ古泉!警官も見てるし、暴力はマズイ!ここは落ち着け!」

448 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 01:03:39.28 ID:mBd6wo5AO

警官はハルヒが止めていた車のナンバーから、古泉へと連絡が行き、心配した古泉が駆け付けた直後、ハルヒは叫んだのである。
警察には、確かにハルヒと谷口が同級生だった事をキョンからも説明を行い。どうにか解放され、今は古泉とハルヒの家に向かい、長い沈黙が続いている。
その沈黙に堪えれなくなった谷口が口を開いた。

谷口「キョン、す・すまねーっ…」

468 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 01:20:22.04 ID:mBd6wo5AO

キョン「谷口、お前!謝るの俺じゃなく古泉なんじゃないか?」

谷口「そ・そうだった、すまん古泉君…」

そう言われた古泉は谷口を黙って睨みつけている。10秒?30秒?1分?谷口は今にも死にそうだ?
古泉は谷口から目線をづらすと、ハルヒの方を睨んだ。
ハルヒは古泉の視線に気が付くと、タバコに火を付け煙りを吐くと話し始めた。

ハルヒ「谷口、別に謝らなくていいわよ!」

482 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 01:30:53.79 ID:mBd6wo5AO

古泉「あなたって人わ!ハル子が死んだ日に何をしてるんですか!」

ハルヒ「はぁ?アンタバカなの?ファミレスの駐車場で言ったじゃない、浮気よ!う・わ・き!」

谷口(涼宮…これ以上、俺を巻き込まないでくれ…)カタカタ

古泉「いつからの関係なんですか…?」
言葉を発した古泉には、既に覇気がない。

491 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 01:40:38.89 ID:mBd6wo5AO

ハルヒ「今日が初めてよ、ハル子が死んでイライラしてたから、誰でも良かったのよ!たまたま、ばったり会ったから、そのままラブホに直行、で、見ての通よ!」

古泉「谷口さん、本当ですか?」古泉の目はとても冷たい目をしている。

谷口「本当だ!すまん古泉君…許してくれ」
谷口は土下座をして動かない。

497 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 01:48:48.14 ID:mBd6wo5AO

古泉は土下座をしている谷口を睨みながら話し始めた。

古泉「わかりました、谷口さん…あなたを見ているとあなたを殺してしまいそうだ、帰ってください…」

谷口「すまん、すまん…」

谷口は謝り続ける。古泉は財布から金を出すと谷口へ渡した。

古泉「ハルヒが借りたお金です、これを持って、僕の前から消えてください…」

501 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 01:55:37.64 ID:mBd6wo5AO

谷口は古泉から金を受け取ると、逃げるように帰って行った。
谷口が去った後、しばらく沈黙が続きハルヒが話し始めた。

ハルヒ「それで?一樹、アンタは私をどうしたいわけ?」

古泉「昼間、警察の方がハル子の身体に虐待の後があると言ってました、その確認です。」

514 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 02:04:33.81 ID:mBd6wo5AO

ハルヒはタバコの煙を吐き出すと、あっけらかんと言った。

ハルヒ「虐待なんかしてないわ!」

プルプル震える古泉、それを見かねたキョンがハルヒに話し掛ける。

キョン「あのなハルヒ、昼間警察でハル子ちゃんの写真見せられたんだよ、そしたらなんだ、身体中痣だらけで、タバコの押し付けられた後とかあったんだよ。」

ハルヒ「キョン、人の家庭の事に口だししないでくれる?アンタ、何様?」

518 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 02:12:38.26 ID:mBd6wo5AO

キョンは冷静に答えた。

キョン「でしゃばってるとは思うよ、ただな、昼間泣きながら古泉が電話してきてな、ハル子ちゃんが死んだって言うじゃないか、普通じゃないだろ?だから俺は、ハルヒも古泉も心配なんだよ。
だからなぁ、何でも良いから話してくれないか?なぁ?」

ハルヒ「ふん!アンタがそこまで言うなら話してやるわよ。」

古泉は死んだような目で黙ってハルヒを見ている。

527 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 02:20:50.63 ID:mBd6wo5AO

ハルヒ「あの子、よく転ぶから転んで出来た痣なんじゃない?
それに、タバコの跡?あの子、タバコ吸ってる時によく抱き着いてきたから、その時に出来たんじゃないの?」

誰とも目を合わせずにハルヒは言った。

キョン「ハルヒ!本当なんだな?」

ハルヒ「本当よ!」

古泉の携帯が鳴った、古泉は「すいません」とだけ言いキッチンの方へ言った。

532 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 02:29:00.96 ID:mBd6wo5AO

ハルヒ「なんなのアイツ!大事な話ししてるんじゃないの?ホント男ってバカばっかりね!」

キョン「まぁ、落ち着けよハルヒな?落ち着いて話さないとお互いに良くない、な?」

ハルヒをなだめながら古泉を待つこと5分、なかなか戻って来ない。ハルヒが痺れを切らし立ち上がった時、ハルヒが悲鳴を上げた。

541 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 02:35:39.66 ID:mBd6wo5AO

ハルヒ「キャー!アンタ何してるのよ!」

ハルヒの悲鳴で振り返るキョン、そこには泣きながら包丁を持って佇む古泉がいた。

キョン「こ・古泉、落ち着け!刃物なんて危ないぞ?落ち着けって古泉!」

キョンの問い掛けが聞こえていないかのように、古泉はか細い声で話しはじめた。

548 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 02:44:12.93 ID:mBd6wo5AO

古泉「先程、ハル子の司法解剖の結果がわかりました。まあ、僕の知り合いの医者の先生と言いますか、『機関』の先生なんですけどね…早く調べてもらえるように昼間お願いしてたんですよ…」

古泉は虚ろな目をして更に話し始める。

古泉「死因は脱水症状からの衰弱死。でもこれだけじゃないんですよ…」

552 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 02:51:44.31 ID:mBd6wo5AO

古泉は更に涙を溢れさせ淡々と語る。

古泉「涼宮さん、あなたはハル子の痣は転んで出来たって言ってましたね?先生の話しでは転んで出来た痣じゃなく、強く殴りつけたとしか考えられないと言っていました。それに、ハル子の肋骨には無数のヒビが入ってたそうです…」

ハルヒは観念したように言い放った。

570 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 03:07:14.97 ID:mBd6wo5AO

ハルヒ「はぁ、そうよ!私がやったのよ!
あの子ったら全然言うこと聞かないのよ!
だからイライラして毎日殴ってやったわ!
言って分からないのは殴ってでも教えないとね!
でもあの子ったら、『ママ…ママ』って甘えてくるのよ!
私、あの子が死んでくれてせいせいしてるの!やっと自由になれたのよ!それに私は子供が嫌いなの!
さあ、なんか文句があるなら言いなさいよ!」

578 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 03:16:19.95 ID:mBd6wo5AO

古泉「あなたは何て身勝手なんだ…そんな理由でハル子は死ななくちゃならないのか…」

古泉の目にはもはや光りはない。
古泉は包丁を構えてハルヒへと突進する…
それを見たハルヒは悲鳴をあげる…
ドスン鈍い音がして、しばらく沈黙が続く…

581 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 03:24:10.81 ID:mBd6wo5AO

「痛っ…」

倒れたのはキョンだった。

キョン「古泉、こんな女刺して殺しても、ハル子ちゃん喜ばないぞ!
それに俺、さっきから冷静になれって言ってるじゃないか…
最後に冷静だった奴がなんでも勝つんだよ!
古泉!冷静になれ!」

そして、キョンは気を失った……

591 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 03:33:27.99 ID:mBd6wo5AO

〜エピローグ〜

俺はまたも病院のベッドで目を醒ました。ベッドの傍らには古泉でもなくハルヒでもなく、長門が心配そうにこちらを見ている。
あぁ、俺は助かったんだ…
ゆっくりと刺された辺りを触ってみた、刺された傷はそのままだった。
今回、長門は治してくれなかったようだ。
長門はスリッパからパタパタと音をだし、病室から出ていった。
看護師さんを呼びに行ったのか?

598 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 03:41:29.81 ID:mBd6wo5AO

するとしばらくすると、病室に入ってきた人に俺はびっくりする。
森さんだった。森さんは深々と頭を下げると「申し訳ございません。こちらの不手際でこんな目に合わせてしまって。」
なんの事やらさっぱりわからない。
森さんが落ち着くのを待って俺は色々と聞いた。
古泉の事、
ハルヒの事、
俺がどうして病院にいるか…

603 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 03:55:02.44 ID:mBd6wo5AO

古泉は隔離病棟に入院中だそうだ。かなり情緒不安定でいつ退院できるかわからんらしい。
森さんから聞いた話しでは、ハルヒと古泉の血液型ではハル子ちゃんは産まれないらしい。
俺の予想では、ハルヒの男遊びの結果出来た子供をハルヒが古泉の子供だったことにして、ハルヒは古泉と結婚したんだと思われる。まあ、あくまで俺の予想だか…

609 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 04:04:48.40 ID:mBd6wo5AO

ハルヒは、幼児虐待と殺人の容疑で警察に捕まり、現在取り調べ中だ。
その他にも逮捕状が出ている。
売春だ。どうもアイツは売春組織に入ってたらしく、そこが摘発され名前が挙がったらしい。
後からわかったことだが、売春組織を通さない時は出会い系で相手を探して援助交際していたらしい。
そこで会ったのが、谷口だったようだ。ハルヒと谷口の携帯に『ホ別、ゴムあり2で!』って言うメールが残っていて、それが決定打で谷口も逮捕された…

612 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 04:13:08.14 ID:mBd6wo5AO

そして俺の事なんだが、古泉から機関へ電話があった後、古泉の異変に気がついた森さんが古泉の家に行くと、腹から血を流した俺が倒れていたそうだ。
刺され損?いや違うね!
俺はあれで良かったと思っている!
悪い奴が死ねば解決なんかしないね!
こっち側で犯した罪はこっち側で償わせないと!
こっちの罪はあっちじゃ償えないんだぜ!

617 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 04:19:30.79 ID:mBd6wo5AO

長門が病室に戻ってきた。
キョン「いつもお前には苦労かけるな、ホントすまん。」

長門「いい…だってあなたの妻だから…」

キョン「ありがとう。俺達は幸せになろうな。」

長門「うん」

俺は長門の手を握り眠る事にした。







おしまい。

634 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 04:36:26.64 ID:mBd6wo5AO

後書き!

ゲロ吐いて逃げた、1>に変わって書いたんですかどうでしたか?
はじめてSS書いたんで文章グダグタだけどその辺は許してください。
どう考えてもバットエンドにしかならなくて、引き継いで書き始めてから、登場していなかった長門とキョンをくっつける事でごまかしてみました。
朝比奈さんも登場させようか考えたんですが、ハルヒの援助仲間しか思い付かなかったので止めました。登場人物増えすぎてわけわからなくなるSS多いのでそれにならないように。

まあ、また誰かが放棄したSSあったら書くかもしれないので、その時はよろしく!てか、携帯でずっと打つの辛いわ!

668 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 08:50:05.76 ID:mBd6wo5AO

ラストまで書いた奴だけど、飲み会ルート書くんですか?
書くなら最後までちゃんと書いてくださいね。
ただ、あまり話しは膨らまないと思うけど。
飲み会ルートってどうやっても話しは膨らまないと思うけど。
飲み会→ちゃらい男に持ち帰り→セクロス→古泉ラインと合流。
これだとちゃらい男が生きてこないよね?ハルヒの鬼畜ぷりも不完全。
飲み会→車で事故。
これだとハル子の死亡の解決まで繋げるのに伏線がチープになる。
だから、飲み会前に援助→相手谷口→セクロス→更に古泉崩壊ラインで話しを膨らませたつもりなんですが…
セクロスの描画ってラストにあんまり必要じゃないから、サラっと書いたんですが、ドロドロの描画の方が良かったのかな?

672 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 09:01:15.86 ID:mBd6wo5AO

書きたかったけど体力の限界だった!すまん!
書くなら谷口とラブホで話してる時に書くべきだった。
ハルヒの回想→昔のハルヒを思い出し谷口興奮→激しいセクロス。

657 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 07:36:44.64 ID:3KdGm51vO

>>130辺りから

ハルヒ「ちょっと飲みすぎたわ…」フラフラ

女友達T「ちょっとハルにゃん大丈夫かい?」

ハルヒ「平気平気…面倒だけど旦那が待ってるから帰んなきゃ…またね鶴(ry」バタン

女友達T「代行とか呼んだ方がいいっさ…ちょっと待つにょろ」ピポピポ

ハルヒ「大丈夫よッ…ちょっとぐらい酔ってるからって事故なんて起きないわよ」ブロロロロ

女友達T「ありゃ…行っちゃった…」

というネタを思い付いた

660 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 08:02:02.44 ID:3KdGm51vO

ハルヒ「…まいったわね、帰ったら説教かしら。あ〜イライラするわ、あたしは悪くないのに…ちょっとくらい車の中に起きっぱなしにしたくらいで死ぬなんてわかるわけないじゃない」ブロロロロ



聡「澪ねぇ…大丈夫?」

澪「うぇえぇえぇ」ゲロリ

聡「お酒弱いのに飲みすぎるから…背中擦ってあげるから吐いちゃいなよ」サスサス

澪「ごめん聡、律を迎えに来たのに…オェップ」ゲロゲロ

聡「いいよ、歩いてこれる距離だし…姉ちゃんで慣れてるしね」サスサス

澪「そっか…めでたい席だからって呑みすぎたよ…フフッ、まさか唯がな」


ハルヒ「…信号で止まってばっかりでイライラするわ。機械のくせに」ブツブツ

662 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 08:19:07.47 ID:3KdGm51vO

澪「もう平気だ…そろそろ帰ろう」フラフラ

聡「あぁもうフラフラじゃないかよ…ほら手に掴まって」

澪「ごめん聡…あんなに頼りなかった聡がな、フフッ」

聡「…あのさ、澪ねぇ…俺ずっと言いたかったことがあるんだ」

澪「なんだ聡…」フラフラ

聡「俺…ずっと前から澪…!!!澪ねぇッ危ないッ」バッ

澪「えっ?」

┣゙ンッ

澪「痛っ…え?何が?さ、聡?おい、聡…大丈夫か?血…血がこんなに」



ハルヒ「やばッ…事故っちゃった…どうしよう。に、逃げなきゃ」キキィー ブロロロロ

澪「い、嫌だよこんなの…聡…さとしーッ」ガタガタ



665 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 08:40:47.30 ID:3KdGm51vO

ハルヒ「………」ガチャ

古泉「おかえりなさい…座って頂けますか?」

ハルヒ「つ、疲れてるの…明日にしてちょうだい」

キョン「ハルヒ、座れ」

ハルヒ「ッ…なによ、ハル子のことはしょうがなかったの、事故よ事k…事故」ガタガタ

キョン「いいから座れ」

ハルヒ「〜〜〜〜フンッ」ガタッ

古泉「警察から明日事情聴取があるそうです…ハル子の事故について」

キョン「!?古泉ッ…あれが事故だってのか?」

古泉「彼女が事故と言うんなら事故なんでしょう…明日になればわかることですから」ジロッ

ハルヒ「もういいでしょ…寝るわ」ガタッ

669 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 08:54:23.84 ID:3KdGm51vO

キョン「待て、ハルヒ…話はまだ終わっt」

長門「心身ともに彼女の疲労は事実…ここは眠らせるべき」

キョン「くっ」

古泉「……少しは罪の意識でも持って頂けたのてしょうか…ハル子、ハル子ウウッ」シクシク

キョン「古泉、今夜は傍にいた方がいいか?」

古泉「大丈夫です…ありがとうございます。今日は一人にさせて下さい」

キョン「そうか…明日また来るからな。いいか、絶対に早まった真似はするなよ!!」

古泉「…えぇ…大丈夫です」

長門「…何かあったらすぐに連絡して。何時でも構わない」

681 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 09:24:32.86 ID:3KdGm51vO

キョン「良かったのか…ハルヒと二人っきりにさせて」

長門「…大丈夫…彼はそんなに浅はかな人間ではない。それに…子どもを失った彼の心は崩壊寸前。それを乗り越えるのに必要なのは私でもない、あなたでもない。彼自身」

キョン「そんなもんなのか…」

長門「あなたも早く子供を持つべき…そうすれば彼の気持ちを少しは理解出来る」

キョン「キモに命じるよ…長門、明日はどうする?迎えに行くか?」

長門「いい…一人で行ける。彼女によろしく」

キョン「あぁ…じゃ明日な」

687 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 10:04:29.35 ID:3KdGm51vO

古泉(結局朝まで眠れませんでした…子供を殺されたにも関わらず彼女に罵声も浴びさせることも出来ないなんて…事情聴取が終わるまでは報道されるとは思いませんが)ピッ

テレビ「…で起きた轢き逃げ事件で警察は逃げた車両の行方を捜索しています。被害者の会社員田井中聡さんは依然意識不明の重体で警察は一緒にいた知人の女性から…」ピッ

古泉「嫌な事件ばかりです…そろそろ警察に向かう支度をしましょうか」



キョン「…今日は古泉の付き添いで警察に行くから…帰りはまた連絡する…(prrr.prrr)お、電話だ。長門か?もしもし」

鶴屋さん『もしもし、あたしだよ。久しぶりだねキョン君…』

キョン「お久しぶりです鶴屋さん、先日は結婚式の挨拶ありがとうございました。どうしました突然…」

鶴屋さん『…気になることがあってね、キョン君…今朝のニュース見た?』

キョン「!?いえ、まだですが」
キョン(ハルヒの件はまだ報道されてないと思ってたが…まさか)

691 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 10:12:43.11 ID:3KdGm51vO

鶴屋さん『この近くでね…轢き逃げがあったんだって』

キョン(ハルヒの件じゃないのか…)
キョン「そうですか…新聞で見ますね」

鶴屋さん『…昨日ハルにゃんと飲んでたんだけど…ハルにゃん酔ったまま車で帰って…わたし代行呼ぼうとしたんだけど平気平気って帰っちゃったんだよぉ』シクシク

キョン「それがニュースと何の関係が…!?まさかハルヒが轢き逃げの犯人だって…いやそんな」

鶴屋さん『ハルにゃん子供もいるし…友達だから警察にも言えないし…キョン君それとなくハルにゃんに聞いてみてくれないかな?』シクシク

キョン「…わかりました。また連絡します…大丈夫ですよ」
キョン(確かに昨日のハルヒは様子がおかしかった…)

699 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 10:49:10.26 ID:3KdGm51vO

古泉「そろそろ起きて下さい…警察に行きましょう」

ハルヒ「………」

古泉「駄々をこねないで下さい。あなたが事故だと言うんなら警察でそれを証明して下さい」

ハルヒ「な…ん…こ…なる」ブツブツ

古泉「あなたはどうかわかりませんが僕は娘を…ハル子を愛していました。それなのにあなたは自分の娘を…」

ハルヒ「わかったわよ…起きればいいんでしょ!!枕元でブツブツ言わないでよ鬱陶しい…ほんとあの子ははあんたに似たわッ…鬱陶しいところがそっくりね」

古泉「……………」

ハルヒ「こんなに言われてもなんにも言い返さないのね…あんた、あの頃から何も変わっちゃいないわ」


707 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 11:30:34.06 ID:3KdGm51vO

古泉「…あなたは変わってしまいましたよ…あなたが彼でなく僕を選んでくれた時…僕はまさに神に誓いました。この先の人生良き夫、良き父親としてこの身を捧げると…なのにどうして」

ハルヒ「死んだんだもん、しょうがないじゃない…子供が欲しいならまた産んだげるわよ」

古泉「あなたという人はッ」ビュッ

ハルヒ「殴るの?いいわよ…殴りなさいよ」

古泉「…あなたを殴ってもハル子はもう戻ってきません」

ハルヒ「腰抜けね…女の一人も殴れないなんて。いいわ、タクシー呼んでちょうだい」

古泉「タクシー?妻は殴れなくても車の運転は出来ますよ」

ハルヒ「……あの車は駄目よ。あたしの車で行くわ」

古泉「あの車なら警察にありますよ…なんなんですか一体」

708 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 11:40:20.87 ID:3KdGm51vO

ハルヒ「ダメったらダメよッ」

古泉「いい加減にして下さいッ…いつまでも我が儘ばかりで…僕はあなたにほとほと愛想が尽きました」

ハルヒ「………離婚したいの?いいわよ、別に」

古泉「それも事情聴取次第です。さ、乗って下さい……な、なんですか!?このヘコミは?ボンネットまでこんなに…」

ハルヒ「……猫よ、猫を轢いたの」

古泉「猫って…猫でこんなにへこむ訳ないでしょう」

prrr prrr prrr

712 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 11:53:59.88 ID:3KdGm51vO

キョン『あ、古泉か?悪いな…今な、鶴屋さんから電話があってな』

古泉「鶴屋さんですか?」

ハルヒ「鶴屋さん…電話を切って」

古泉「なんですって?電話中です…静かにして下さい」

キョン『ハルヒが昨日飲酒運転で』

古泉「えっ…飲酒運t」

ハルヒ「よこしなさいッ」バシッ

古泉「なにをするんですか!?」

ハルヒ「こんな電話なんてこうよッ」バキッ

古泉「!!??」

716 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 12:10:05.71 ID:3KdGm51vO

プーップーッ

キョン「切れやがった…様子がおかしかったな、警察じゃなくて古泉の家に行くか」

―――――――――――

古泉「なんなんですかあなたは…」

ハルヒ「頭のいいあんたならわかるでしょ?このヘコミと電話で…」

古泉「ヘコミ、鶴屋さんからの電話、飲酒運転?まさか……ニュースで言ってた轢き逃げって…そんな…」
ハルヒ「ニュースは見てないけどたぶんあたしね…場所と時間は新聞で見たわ」

古泉「なんてことですか…警察に行く理由が増えてしまうなんて」

ハルヒ「警察には行くわ…でも行く理由はハル子の事情聴取だけよ」

古泉「なにを馬鹿なことを…大人しく罪を償って下さい。第一誤魔化しきれるわけないでしょう」

ハルヒ「大丈夫よ…あんたの人脈ならこっそり車直してくれる場所ぐらいあるでしょ」

720 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 12:24:56.74 ID:3KdGm51vO

古泉「だからって僕がそんなことを許すわけがないでしょう!!」

ハルヒ「いいの?あたしが一緒に飲んでたのは鶴屋さんよ?鶴屋さんはあたしが飲酒運転で帰ったのを知ってるわ」

古泉「それがどうしました?」

ハルヒ「馬鹿ね…鶴屋さんはあんたんとこの会社の重役でしょ?一緒に飲んでた友達が飲酒運転で轢き逃げ…飲酒運転で帰ったのを知っていた鶴屋さんがただで済むわけないじゃないの」クスクス

古泉「!!??」

ハルヒ「あんただけじゃないわ、あんたの上司も同僚にもみんなに迷惑がかかるわね」

古泉「そんな…」ガクッ

ハルヒ「大丈夫よ…鶴屋さんはあたしが上手く言いくるめるからさ。警察に行くんでしょ?」

古泉「…………みなさんに迷惑がかかるなら…いっそここで…」ギュッ

725 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 12:34:41.24 ID:3KdGm51vO

ハルヒ「なにその包丁……刺すんだ?出来るの?殴ることも出来ないのに…震えてるじゃない」

古泉「大丈夫です…あなたを殺したら僕もすぐにあとを追いますから…あの世でハル子と一緒にやり直しましょう」ニジニジ

ハルヒ「ふざけないでよ…死にたいなら一人で死になさいよ…あたしはまだやりたいことが山ほどあるんだからッ」

古泉「ハル子…お父さんとお母さんもすぐ行くからね」ニジニジ

ハルヒ「や、やめ…ヒッ」

古泉「うわあぁあぁあぁッ」

┣゙スッ

730 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 12:42:59.42 ID:3KdGm51vO

古泉「えっ……なんであなたが…」

長門「鍵が開いていた…」ゴポゴポ

古泉「血、血がこんなに……あぁ…僕はなんてことを」

長門「平気……あとはわたしが片付ける。あなたは頑張った…辛いでしょ?もう休んで」スッ

古泉「平気なわけないでしょう!?あの日僕らが只の人間に戻ったように長門さんも…」

長門「………」フルフル

古泉「嘘なんですか…人間に肉体を改変させたというのは…なんで」

長門「おやすみなさい」ズキュン

古泉「」ドサッ

長門「起きて、涼宮ハルヒ…あなたを安全な場所に連れていく」

735 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 12:51:22.70 ID:3KdGm51vO

ハルヒ「ゆ、有希?どうして」

長門「一緒に来て…もうすぐ彼が来る。そうしたら轢き逃げも隠蔽出来なくなる」

ハルヒ「どうやって」

長門「わたしの車に…さ、乗って」

ハルヒ「う、うん…ねぇ有希…轢き逃げだってあたしが悪いんじゃないのよ。道路でフラフラしてるのがいけないのよ」

長門「…そぅ」

ハルヒ「ハル子だってそうよ…あんな簡単には死ぬなんてわかる筈ないわ」

長門「そぅ」

ハルヒ「有希もそう思うわよね?やっぱり持つべきものは友達だわ…男なんかにはわかるはずないわ」

長門「そぅ」

ハルヒ「ね、どこに向かってるの?」

長門「すべて片付くまであなたが見つからない場所」

738 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 12:58:34.64 ID:3KdGm51vO

キョン「おい古泉、しっかりしろ」バシバシ

長門「すぐには起きない」

キョン「長門、いたのか…どうやって気絶させたんだ」

長門「……あなたに隠していたことがある」

キョン「ハハッ…宇宙人のままってことだろ?」

長門「知っていたの?」

キョン「まぁな…何年の付き合いだと思ってんだ?長門が人間になったと思わせたいなら邪魔する必要なんてないからな」

長門「…………そぅ」

キョン「ハルヒは?」

長門「そのことで相談がある」

745 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 13:18:48.01 ID:3KdGm51vO

澪「……………」トボトボ

律「な、澪…お前は悪くないんだからさ…そんな死んだような顔じゃ聡が起きた時に泣くぞ?」

澪「わたしがあそこでフラフラしてなければ…聡は」

律「悪いのは轢き逃げしたヤツで澪は何も……病室が騒がしいな」

澪「ま、まさか死…」

律「や、やめてくれよ…行こうぜ」

澪「さ、聡?」

聡「澪ねぇ!!…あ、姉ちゃんもいるのか」

律「わたしはついでかよ」

澪「お前、目が覚めて!?良かった、ほんとに良かった」ガバッ

聡「わっ澪ねぇ……先生も奇跡だって…なんか夢の中で女の人に『起きなさい』って言われてさ…キレイな人だったなぁ」

律「夢の中でも女かよ…聡はスケベだな…でも良かったよ」

749 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 13:31:01.63 ID:3KdGm51vO

長門「…お待たせ、次は古泉一樹」

キョン「なぁ長門…ハルヒはどうしたんだ?そろそろ教えてくれよ」

長門「それを教えるのは全部片付いてからにする」

キョン「長門がそういうなら間違いないんだろうけどさ…古泉も大変だな」

長門「彼なら大丈夫…きっと」

キョン「お前が側にいてやるんだろ?」

長門「彼の横にいるべきなのはわたしではない…わたしにはそんな資格なんてない」

751 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 13:43:02.45 ID:3KdGm51vO

古泉「……ここは?」

キョン「古泉、目が覚めたか?病院だよ…お前はハルヒに轢き逃げを問い詰めてその拍子に突き飛ばされて頭をぶつけたんだ」

古泉「で家に来たあなたが通報したってとこでしょうか?彼女は?」

キョン「彼女…ハルヒか?」

古泉「他に誰かいますか?」

キョン「そうだな、他にはいないな。ハルヒはいまだに逃亡中だ…じきに見つかるだろ」

古泉「そうですか…僕はどれくらい寝てたんでしょう」

キョン「一ヶ月くらいか…轢き逃げの被害者も目が覚めたそうだ」

古泉「そうですか、それは良かったです」

752 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 13:49:41.48 ID:3KdGm51vO

キョン「なぁ古泉…ハルヒとはもう無理だろ」

古泉「…………なにを突然」

キョン「この一ヶ月間親身になってお前の世話をしてくれた人がいるんだ」

古泉「まさか………プロポーズですか?」

キョン「俺じゃないぞ!!」

古泉「冗談ですよ」

キョン「心配して損したぜ……今日もそろそろ来るだろ」

コンコン

キョン「ほらな……どうぞ」

ガチャ

古泉「……森さん」

756 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 14:09:30.91 ID:3KdGm51vO

長門「ここで待ってて…食料を調達してくる」ガチャ

ハルヒ「ねぇ有希…クーラーかけてってよ」

長門「我慢して…アイドリングしてると怪しまれる」

ハルヒ「じゃあ窓を開けてよッ」

長門「我慢して…すぐ戻る」

ハルヒ「すぐってどれくらいよ…暑いわねぇ」

長門「三、四時間ぐらい」

ハルヒ「ハァ?こんな蒸し風呂でそんなに待てるわけないじゃない…死んじゃうわよ」

長門「あなたなんて死ねばいい」バタン

759 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 14:17:26.90 ID:3KdGm51vO

ハルヒ「有希、なに言ってんの……やだ、開かない」ガチャガチャ

長門『無駄…内側からは開かない…窓も割れない…そういう風にしてある』

ハルヒ「だ、誰か助けて、助けなさいよ」バンバン

長門『無駄…あなたが泣いても叫んでも誰にも聞こえない…あなたの娘はそうして死んでいった…あなたも母親として同じ苦しみを味わうべき』

ハルヒ「や、やだ死にたくない…有希、私が悪かったわ…友達でしょ?助けて」バンバン

長門『言ったはず…誰にも聞こえない、あなたの声はわたしには届かない…さよなら涼宮ハルヒ』

ハルヒ「い、嫌ぁあぁあ」バンバン

781 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 14:55:39.72 ID:3KdGm51vO

キョン「ちっとは落ち着けよ古泉…いくら上司でも個人の都合で俺まで休ませるなよ」

古泉「いやはや…こればっかりは二回目でも一人ではとても耐えられません」

キョン「まったく…こんなんなら前の仕事の方が良かったよ」

オギャアオギャア

古泉「産まれましたか!?」

キョン「みたいだな」

助産婦「おめでとうございます、元気な女の子ですよ」

森さん「うふふっ」

古泉「森さんに似て可愛いですね」

キョン「名前は決めたのか?」

787 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 15:03:13.23 ID:3KdGm51vO

古泉「そうですね…園生から一文字とって園子とかどうでしょう?」

森さん「ダメね……キョンさん、あなたにはお世話になりっぱなしだけど…この子の名付け親になってくれないかしら?」

キョン「俺が…ですか」

古泉「園子でいいじゃないですか!?」

森さん「一樹は黙ってて…ね?お願いします」

古泉「まぁ園子より良かったら考えますが…」

キョン(自分の子供すらいないのになんで古泉の娘の名前を…あいつの名前なんてどうかな)
キョン「有希、有希なんてどうですか?希望が有るって書いて…有希」

789 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 15:09:28.75 ID:3KdGm51vO

古泉「ふぅ…一段落ですね。ですが問題は山積みな気がします」

キョン「…心配すんな、ハルヒは戻ってこないよ。仮に来たとしても正式に離婚すればいい…だろ?」

古泉「えぇ…でもいいのでしょうか僕だけ幸せになって…ハル子すら救えなかったのに」

キョン「……そのぶん有希と森さんを幸せにしてやればいいだろ、くよくよすんなって」

古泉「人の娘を呼び捨てにしないで下さい…あなたにはあげませんよ」

キョン「馬鹿言えッ…じゃあな」

古泉「有希…いい名前です、ありがとうございました」

806 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 15:57:41.80 ID:3KdGm51vO

長門「涼宮ハルヒはわたしが始末した」

キョン「殺したのか?」

長門「同じようなもの…彼女の娘と同じ目に遭わせた」

キョン「……事故…ってわけにもいかないか」

長門「例え力を失っても観察対象に直接手を下した事について思念体はわたしの処分を決定した…覆すことは出来ない」

キョン「ふざけんなよッ…認められるか」

長門「いい…覚悟の上だから。それより古泉一樹と森園生の件お願いする。彼らの記憶は改変してある」

キョン「いいのか…長門はそれで…お前ずっと古」

長門「構わない…未来永劫涼宮ハルヒが見つかることはない。わたしはあなたと彼の幸せを祈っている、それじゃ」

キョン「………あぁ…幸せになるよ長門」



ツイート

メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:アスカ「シンジ。パイズリしてあげよっか?」