1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 18:52:55.53 ID:NEQgFmhD0
キョン「なにを急に言い出すんだ」
ハルヒ「もしもの話よ」
キョン「もしもの話でも想像もしたくはないな」
ハルヒ「どういう意味よ!」
キョン「別に、独り言だ」
ハルヒ「ふん……あんたが私の子供だったらそういう性格には育てないわ!」
キョン「迷惑な話だな」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/20(日) 18:56:01.42 ID:NEQgFmhD0
古泉「…おや?なにやらおもしろそうな話をしていますね」
キョン「なんだ古泉、いたのか?」
古泉「ええ、最初から部室にいましたよ」
ハルヒ「う〜ん…古泉君が子供なら苦労はしないでしょうね!」
古泉「んふ…涼宮さんにそういってもらえるとは光栄です」
キョン「苦労するのは古泉のほうだろうな」
ハルヒ「うるさい!バカキョン!あんたのそういうところが気に入らないのよ!」
キョン「俺はお前のすぐキレるところが気に入らんけどな」
ハルヒ「――――〜ッ!!」
キョン(少し言い過ぎたか?)
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 19:01:51.82 ID:NEQgFmhD0
ハルヒ「だいたいあんたはいつもやる気がなさすぎるのよ!」
ハルヒ「悔しくて泣くぐらいなにかに全力を尽くしたことがあるの?」
キョン「お前なんかに話す必要はないな」
ハルヒ「やっぱりないのね!あんたはなにやっても駄目な人間だものね」
キョン「なに?」カチン
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 19:09:16.27 ID:NEQgFmhD0
ハルヒ「ふん!なによその目は!」
キョン「俺からも言わせてもらうが」
ハルヒ「なに?言ってみなさい!」
キョン「……お前のわけわらん活動に付き合ってやってるんだから少しは感謝の気持ちってのがあってもいいだろ?」
キョン「人に感謝も出来ないようなやつに説教される事なんてないな」
ハルヒ「……ッ!」
長門(oh……)
古泉(………糞が)prrrr!prrrr!
ハルヒ「……今日はもう解散」
ガチャッ……バタンッ!
古泉(……困ったものです)prrr!prrr!
キョン「……ふんっ」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 19:19:21.44 ID:NEQgFmhD0
――――涼宮宅
ハルヒ(なによ!キョンのばかばかばかばかばか!!)
ハルヒ(私があいつの母親ならあんな性格には育てないわ!)
ハルヒ(別にキョンのお母さんを悪くいってるわけじゃないけど…)
ハルヒ(少なくともあんな性格には育てないわ!)
ハルヒ「キョンが私の子供……か……」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 19:25:48.32 ID:NEQgFmhD0
翌日
――――ピ・ピ・ピ・ピ・ピ・ピ・ピ……!
キョン「………う〜ん…」
キョン「………いつのまにか寝てたのか……」
キョン(今日は目覚めがいいな……)
トントントントン………
???「キョンく〜〜ん!朝だよ!」
キョン(残念だったな……我が妹よ……今日は珍しく俺は起きて……)
ハルヒ「ほら!いつまでも寝てないの!」
キョン「……って!!」バッ!!
ハルヒ「いいかげん起きなさい!」
キョン「なんでお前がここに居るんだ!?」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 19:33:12.00 ID:NEQgFmhD0
ハルヒ「……?寝ぼけてるの?」
キョン「いや、残念ながら俺の目はバリバリ覚めている……ってそんな話はどうでもいい!!」ガバッ!!
ハルヒ「きゃっ!」
キョン「なんでここにいる!?それに俺の親はお前がここに居ることを知って…………」
キョン「………」
ハルヒ「……キョンくん?」
キョン「…………ハルヒ……お前背がかなり伸びたな……というか全体的にデカくなった?のか?」
ハルヒ「ふふっ……まだキョンくんに背は越されないわよ?」
キョン「…………ハルヒが……デカくなったんじゃない」
ハルヒ「さあ、早く着替える!下で待ってるからね?」
トントントントン………
キョン「俺が……ちっちゃくなってる……のか?」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 19:40:21.06 ID:NEQgFmhD0
ハルヒ「ほら、早く食べないと遅刻するわよ?」
キョン「あ、ああ……」
キョン「…………」モグモグ
キョン(またハルヒの仕業か……)
キョン(しかし!いままでならただ驚いている俺だが……)
ハルヒ「やった、今日の占い1位」
キョン(ハルヒ……お前のおかげでこういう時の対処方を嫌というほど覚えた!)
ハルヒ「あ!キョンくん1番最後だ……残念だったね〜」
キョン(少し気がひけるが……元に戻れるならやむをえまい……)
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 19:50:58.96 ID:NEQgFmhD0
キョン「ハルヒ……ちょっといいか?」
ハルヒ「こら!ちゃんとお母さんって呼……」
――――――チュッ
キョン(どうだ……これで元の世界に……)
ハルヒ「フフフ……どうしたの急に?」
キョン(元の世界に……)
ハルヒ「……!もうこんな時間!早く学校に行く支度してキョンくん!」
キョン(元の……)
ハルヒ「ほら!早く!」
キョン(なんだと……?)
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 20:00:44.96 ID:NEQgFmhD0
ハルヒ「寄り道しないでまっすぐ帰るのよ?さ、いってらっしゃい!」
キョン「…………」
ハルヒ「行ってきますは?」
キョン「い、行ってきます」
ハルヒ「はい!いってらっしゃい!」
キョン「…………」トボトボ
キョン(おかしい……いつもならこれで元の世界に戻れたはずだ……)
キョン(長門……古泉でもいい……助けを……)
???「あ!キョンくんだ!」
キョン「………?」
キョン妹「おはよう!キョンくん!一緒に学校行こ?」
キョン「Oh my sister!」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 20:11:45.06 ID:NEQgFmhD0
キョン妹「しすたー?」
キョン「助けてくれ!我が妹よ!とりあえず長門…いや古泉でもいい!ここに呼んでくれるか?」
キョン妹「キョンくん?」
キョン「うまく説明できないんだが……朝起きたらこんな子供の姿になってたんだ」
キョン妹「…………」
キョン「それでだな……長門か古泉に助けてもらおうと……」
キョン妹「……もぉ〜!TVの話なら学校で聞くから!今は早く学校にいこ!」グイグイ
キョン「お、おい!話を……!話を聞け!」
キョン妹「はいはい!学校に行ったらたくさん聞いてあげるからね」
谷口「ははっ見ろよ国木田!ガキの癖にもう尻にしかれてるぜ!」
国木田「ハハッ谷口コロス」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 20:20:08.89 ID:NEQgFmhD0
キョン(妹も俺を覚えていないのか……)
キョン(とりあえず……古泉に電話か……)
キョン「つっても……」
キョン妹「どうしたの?キョンくん?」
キョン「あ、ああ…電話ってこの学校のどこにあるか知ってるか?」
キョン妹「でんわ……?う〜ん…職員室にあると思うよ?」
キョン「職員室か……面倒だが仕方ないか……」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 20:22:26.39 ID:NEQgFmhD0
キョン妹「…………あ、あのキョンくん」ヒソヒソ
キョン「ん?なんだ?」
キョン妹「これ、良かったら使って」ガサゴソ
キョン「これは……携帯?」
キョン妹「あ!静かに!学校に持ってきてることがばれたら怒られるから……」
キョン「ああそうか、すまん、少し借りるぞ?」
キョン妹「う、うん」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 20:35:00.52 ID:NEQgFmhD0
―――――校内トイレ
キョン(えっと……たしか……)ピッピッ・・・・・・prrrrr・・・prrrrr・・・
キョン(よし!かかった!)
―――ガチャッ
古泉『はい、古泉です』
キョン「古泉か?俺だ、キョンだ」
古泉『キョンくん……?どうやって電話をかけているのかな?今は学校のはず・・・・・・』
キョン「助けてくれ、またハルヒのやつがなにかしでかしたらしい」
古泉『母さんが……?』
キョン「ああ、俺にもよく分からんことになっていてな……どうやら俺は子供になってしまったらしい」
古泉『……キョンくん?いま父さんは仕事中なんだ?遊びならまた後で』
キョン「…………父さん?」
古泉『ひどいなぁ……僕はキョンくんの父さんじゃないか』
キョン「」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 20:47:50.65 ID:NEQgFmhD0
キョン(結局古泉も当てにならない……残るは朝比n……いや、長門か……)
キョン妹「…どう?役にたった?」
キョン「ん?ああ、かなり役にたった。サンキューな」ナデナデ
キョン妹「あ、うん……えへへ……///」
キョン(とりあえず……学校が終わるまでおとなしくするか……)
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 21:10:43.20 ID:NEQgFmhD0
―――――下校
キョン(長門のマンションの場所は……大丈夫……だよな……)
キョン妹「あ、キョンくん……ちょっといい?」
キョン「……?どうした?」
キョン妹「あの……二人きりで話したいんだけど……///」
キョン「すまん。今日は少し予定があってな……また明日にしてくれるか?」
キョン妹「えっ?あ、うん……大丈夫……だよ……」
キョン「そうか、それじゃまた明日な」ナデナデ
キョン(明日にはいないかもしれないけどな……)
キョン妹「うん……じゃあね……」
キョン(さて少し急ぐか)スタスタ
キョン妹「…………ハァ…」ショボーン
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 21:22:36.41 ID:NEQgFmhD0
キョン「とりあえず着いたな……」
キョン「…………」ピピピピ・・・プツッ
『・・・・・・・・・・・・・。』
キョン「長門有希さんのお宅でしょうか?」
『・・・・・・・・・・・・・。』
キョン「あ〜……なんといったらいいのか俺にもわからんのだが……」
『・・・・・・・・・・・・・。』
キョン「涼宮ハルヒの知り合いのものだ……って言ったら分かるか?」
―――――ウィーン
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 21:36:31.49 ID:NEQgFmhD0
キョン「ここか」
―――――ピンポーン
キョン(頼む……!長門……!)
―――――ガチャッ
長門「…………」
キョン「…………」
キョン「……俺のこと……覚えてるか?」
長門「…………」
キョン「…………」
キョン(くそっ…やっぱり駄目か……)
長門「…………」
長門「…あなたを忘れるはずはない」
キョン「ヒャッハァァアアアーーーーーーーー!!!」
>>1だけどすまんやっぱ長門の記憶はそのままなんだ、まんこ
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 21:47:45.69 ID:NEQgFmhD0
キョン「というわけなんだ」
長門「……この世界は涼宮ハルヒが望んだため改変されてしまった世界」
キョン「やっぱりあいつの仕業か……あれ?けどなんで長門は俺を覚えているんだ?」
長門「…この世界が改変されるとき、私達対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースは
自身にプロテクトをかけ、改変の影響を受けないようにした。」
キョン「……なるほどな、ご都合主義ってやつか」
長門「そういうこと」
キョン「……ん?ちょっと待て……私達って事は……」
―――――ガチャッ!!
朝倉「長門さん、遊びにきちゃいましたよ」
長門「彼女も世界の改変の影響を受けてはいない」
キョン「………なるほどな」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 21:59:09.47 ID:NEQgFmhD0
キョン「……よ、よう朝倉」
朝倉「ん?誰この子?」
長門「…情報統合思念体から連絡はあったはず」
キョン「俺だ、キョンだ」
朝倉「!?キョンくんが小さい!!」ナデナデ
キョン「や、やめろ!撫でるな!」
朝倉「なんということかしら!!」ペシペシ
キョン「叩くな!」
朝倉「こんなのが本当にあのキョン君!?意外と可愛いわね!」ギュウゥゥ
キョン「く、苦しいぞ朝倉……」
長門「落ち着いて」
朝倉「イエッサー!!」
キョン「………元の世界に戻ったら覚えてろよ!」
朝倉「やってみろ!」ファッ!
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 22:07:27.82 ID:NEQgFmhD0
長門「とりあえずこの世界を元に戻す、その為にはあなたが鍵」
キョン「それなんだが……俺も最終手段はやってみた、しかしなんも起こんなかったぞ」
長門「…おそらく今回はそれ以外の方法が鍵になっている可能性がある」
キョン「それ以外ってもな……まったく見当がつかん」
長門「しかしあなたが鍵な事はたしか」
キョン「……どうしようもないな」
朝倉「とりあえず……朝比n…古泉君にも手伝ってもらえばいいんじゃない?」
キョン「……俺だってそうしたい、だがな……」
長・朝「?」
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 22:18:50.24 ID:NEQgFmhD0
キョン「ただいまー」
ハルヒ「おっそーい!いままでなにしてたの!」
キョン「ちょっと勉強してたら遅くなった」
ハルヒ「ホントかしら?正直に……って」
朝倉「こんにちは」
長門「………………。」
ハルヒ「あら?キョンのお友達?」
キョン「ああ、紹介するよ。俺の友達の姉ちゃんなんだ」
朝倉「朝倉涼子です。」
長門「長門 有希」
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 22:25:23.73 ID:NEQgFmhD0
ハルヒ「なんでキョンくんの友達の姉ちゃんがこんなとこに来るのよ?」
キョン「いろいろと理由があって……」
朝倉「お宅のキョンくんが大人になりたいというので来ちゃいました。」
ハルヒ「!」
キョン「え?」
朝倉「というかもうキョンくんは大人ですよ。あんな立派なモノも持ってますし///」
ハルヒ「え?それってどういう……」
キョン「と、とりあえず俺の部屋に!ご飯はまだいいから!」
ハルヒ「ちょっとまtt」
キョン「長門!朝倉!は、早く俺の部屋に!たしか二階の一番奥の部屋だったはず!」
朝倉「嫌がる私をキョンくんは無理やりに……」
ハルヒ「え?」
キョン「おいぃぃぃぃちょっとなにしてんすか!!!!!!!!」
長門「連れてくるべきではなかった」
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 22:32:57.06 ID:NEQgFmhD0
キョン「少しでも人数多いほうがいいとおもったんだ」
朝倉「へへっ」
長門「…それで、私達に見せたいものとは?」
キョン「ああ、ちょっと下に来てくれ……静かにだぞ?」
朝倉「イエッサー!!」
長門「・・・・・・・・・。」
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 22:41:33.65 ID:NEQgFmhD0
古泉「ただいま」
ハルヒ「あ、おかえりなさい」
長門「・・・・・・これはいったい?」
朝倉「古泉くんはなんでこの家に来たのかしら?」
キョン「それがな……」
長門「?」
キョン「あれウチのお父さんらしい」
長門「………」
朝倉「古泉君が父さんとはね……」
109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 22:48:55.99 ID:NEQgFmhD0
朝倉「やーい、お前の父ちゃんガーチムチ!」
キョン「やめろ」
古泉「……?どこの子なのかな?キョンくん?」
キョン「ああ、俺のともだt」朝倉「古泉君がキョンくん呼ばわり!?」
キョン「はぁ…、仕方ない……父さん、話があるからちょっと俺の部屋に来て」
古泉「?」
112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 22:56:58.07 ID:NEQgFmhD0
キョン「長門……情報操作で古泉を改変前の古泉にできないか?」
長門「……推奨はできない」
キョン「なんでだ?」
長門「涼宮ハルヒの力で改変された記憶を無理に元にもどすのは脳に負担がかかり障害が残る可能性が」
朝倉「亜dふぁfンfごおんごのfんlsdあhふぉあんふぉp」←呪文詠唱中
長・キョ「あ」
古泉「呼ばれて飛び出てこいずみデーーーーーースwwwwwwwwwwwwwww」
117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 23:03:15.59 ID:NEQgFmhD0
古泉「どうも、キョンくんに朝倉さん」
古泉「そして」
古泉「長門(笑)さんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
長門「……………」
古泉「みなしゃんどうちたんでしゅか?wwwwwwそんな目で僕を見てwwwwwwwwww」
キョン「…………」
長門「…………」
朝倉「w」
キョン「……どうにか元に戻せないか?」
長門「そろそろ本気だす」
古泉「常に本気だせよカスwwwwwwwwwwwwwww」
長門「jfhウェイfhwbっふぉうぇいr−おお@「@p「pp「「」←呪文詠唱中
125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 23:15:03.84 ID:NEQgFmhD0
古泉「なるほど、そんなことがあったんですか」
キョン「ああ、だがお前も元に戻ったから力強いな」
古泉「ありがとうございます。……しかし僕にもどうs……あ、頭が……痛い…」
キョン「………。ま、まぁ三人よればなにかいい案が出るかもしれん」
長門「がんばる」
朝倉「私もいるよ?」
古泉「とりあえず詳しい事はまた明日話しあいましょう。」
キョン「そうだな、もう時間も遅いしな」
136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 23:25:01.32 ID:NEQgFmhD0
朝倉「それじゃ私達はもう帰るわ」
長門「…………。」スタスタ
キョン「おう、また明日な」
ハルヒ「あれ?もう帰っちゃうの?」
朝倉「ええ、また明日来ます。」
長門「…お邪魔した」
朝倉「あ、それと……」
ハルヒ「?」
朝倉「ご主人もキョンくんと一緒で以外とアソコ大きいですね///」
ハルヒ「え?」
朝倉「それじゃあさようなら」
―――――ガチャッ…バタンッ!
古泉(あのアマ……!)
147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 23:33:54.90 ID:NEQgFmhD0
ハルヒ「……ねぇ、なにが大きいの?まさかちn」
古泉「なんでもないです、彼女は少し変なんですよ……ハハハッ!」
ハルヒ「?なんかあなた様子が変よ?」
古泉「なにいってんですか?いつもの僕さ!!」
ハルヒ「まるで人が変わったみたい……」
キョン「こいずm……お父さん!僕とゲームしようぜ!」
古泉「よーし、パピー頑張っちゃうぞ!」ドタドタッ
ハルヒ「…………」
ハルヒ(なんか変ね……)
150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 23:38:30.53 ID:NEQgFmhD0
キョン「なんとかやり過ごせたな」
古泉「今は二人で今後どうするか考えましょうか」
キョン「そうそれだ、まぁ今回の事の発端は……99%で団活のあれだな」
古泉「あの後はあなたのおかげで大変でしたよ」
キョン「すまんかったな、あっちが本気で怒るとは思わなかったぜ」
古泉「今後気をつけていただかなければこっちは体がいくつあっても足りないですよ」
キョン「わかったよ、……しかし原因が分かってもな……解決できないんじゃ意味がない」
古泉「…たしか涼宮さんは『あんたが私の子供なら性格をまず治す』とおっしゃっていましたね」
キョン「…そうだったか?」
古泉「ええ、なので元の世界に戻る方法は単純な推測ですが…」
キョン「?」
古泉「あなたが涼宮さんに気に入ってもらえる性格の子供になればいいかと」
151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 23:40:16.52 ID:NEQgFmhD0
キョン「……本当にそれで元に戻れるのか?」
古泉「分かりません。しかしやってみる価値はあると思います」
キョン「具体的にはどうすればいいんだ」
古泉「そうですね……とりあえず世間一般的に見て『いい子』になれば……」
キョン「ハルヒは満足するってことか」
古泉「そういうことです」
キョン「『いい子』ね……といってもどんな事をすればいいんだか」
古泉「そうですね……『家事を手伝う』『テストで良い点数を取る』『親の言うことを良く聞く』などなど…」
キョン「俺にとってはどれもした記憶がないな」
古泉「……あなたのお母さんはさぞかし苦労したんでしょうね」
キョン「うるせぇ」
156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 23:46:11.79 ID:NEQgFmhD0
ハルヒ「キョンーー!あなたーー!ご・は・ん・よ!」
古泉「わかった、今行く」
キョン「…………」
古泉「……返事はした方が評価は高いですよ」
キョン(……やれやれ)
キョン「はーーーい!ママーーー!いま行くよーーー!」
古泉「…………」
キョン「……笑うな」
古泉「失礼しました。」
161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 23:55:16.92 ID:NEQgFmhD0
ハ・古・キョ「ごちそーさまでした」
ハルヒ「今日は初めてドリアを作ってみたんだけど……どうだった?」
古泉「うん、すごくおいしかったよ」
ハルヒ「そう?良かった!……キョンくんはどうだった?」
キョン「全体的に言えばまだまだだな。それに焦げが多かっt」
古泉「…………ゲフンゲフンッ!」
キョン「!」
キョン「あ、い、いや、とってもおいしかったよ!この焦げがまたおいしいよ!」
ハルヒ「ホントに!?作ってよかったわ!」
キョン「ふぅ……」
162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 23:57:33.34 ID:NEQgFmhD0
ハルヒ「それじゃあお皿さげるわよ」カチャカチャ・・・
古泉「……ゲフンゲフンッ!オウフオウフッ!」
キョン「あ、僕もお皿洗い手伝うよ!」
ハルヒ「あらそう?それじゃあ手伝ってもらおうかしら?」
古泉(………先が思いやられますね)
167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/21(月) 00:03:22.08 ID:edaLmcTq0
ハルヒ「キョンくんが手伝ってくれたおかげではやく終わったわ」
キョン「他にも手伝うことがあればいつでも言ってね!ママ!」
ハルヒ「フフッ、ありがとうね……それじゃお風呂も沸いたし、もうお風呂に入っちゃいなさい」
キョン「ハイッ!ママ!」スタスタ
ハルヒ「あれ?一人で入るの?」
キョン「へ?」
ハルヒ「いつも私かお父さんと入るのに・・・・・・」
キョン(・・・・・・なんだと?)
古泉「…………んふっ///」
175 名前:>>1 ◆QbjJFhhlDA [] 投稿日:2009/09/21(月) 00:10:37.33 ID:edaLmcTq0
キョン「いや、一人で入るからいいよ!」
ハルヒ「そっか……そうだよね……もうキョンくんもお母さん達と入るのは嫌な年なんだよね…」
キョン「い、いや…そういうわけじゃ…!」
古泉(……ここはやはりどちらかと入るしかないかと…)ヒソヒソ
キョン(くそ……どっちも無理だ!どうする……!)ヒソヒソ
古泉(とりあえずここは僕と入りましょう)ヒソヒソ
キョン(……いくら親子という設定でもハルヒの裸体を見るなんて俺にはできんからな……)ヒソヒソ
古泉「……ということは…」ドキドキ
キョン「今日はお父さんと入ることにするよ」
古泉「ふんもっふ!!!!」
186 名前:>>1 ◆QbjJFhhlDA [] 投稿日:2009/09/21(月) 00:19:54.46 ID:edaLmcTq0
キョン「おい、タオルは付けろよ」
古泉「んふっ……分かってます、安心してください。」
キョン「お前の息子など見たくもないからな」
古泉「私のは人に見せても恥ずかしくないと自負していますが…」
キョン「殴るぞ!とりあえず湯船には俺が先に入るからな!」
古泉「困ったものです。」
196 名前:>>1 ◆QbjJFhhlDA [] 投稿日:2009/09/21(月) 00:36:13.42 ID:edaLmcTq0
―――――ガラガラ
キョン「ほう……それなりに広い風呂ではあるな」
古泉「これなら窮屈な思いをしなくても良さそうですね」ポロン
キョン「なんでタオル付けてないんだよ!!」
古泉「んふっ……僕の使徒が大暴れです」ブルンブルンッ
キョン「回転させるなぁぁぁあああああーーーーーーーー!!!!!」
キョン「とりあえず俺は湯船につかる!!お前は体を先に洗え!!」
ザッパーーンッ!
古泉「しかしあなたとこうして裸の付き合いをするのは始めてですね」ゴシゴシ
キョン「今回が最初で最後だ、もう入りたくもない!」
古泉「んふっ……ひどいですね」シャァーーーー
202 名前:>>1 ◆QbjJFhhlDA [] 投稿日:2009/09/21(月) 00:47:28.91 ID:edaLmcTq0
キョン「やっと一日が終わったな……」
古泉「お父さんと一緒に寝ると言ってくれるなんて……うれしい限りですよ」
キョン「お前なんかとハルヒを一緒に寝させられるか」
古泉「嫌ですね、なにもしませんよ」ニコッ
キョン「……しかしなんでお前がお父さんっていう設定なんだろうな」
古泉「涼宮さんの身近にいる男子は僕とあなたぐらいだから……かと」
キョン「しかしもっとマシな男はいなかったのか……いくら設定上だからといってこいつがお父さんとはな……」
古泉「谷口よりはマシだと僕は思いますがね」
キョン「ハハッ、もっともだな」
古泉「それじゃあ明日は早く起きてくださいよ……それもいい子の条件の一つですからね」
キョン「分かっているさ、それじゃあもう俺は寝る」
古泉「ええ、おやすみなさい」
205 名前:>>1 ◆QbjJFhhlDA [] 投稿日:2009/09/21(月) 00:53:11.68 ID:edaLmcTq0
―――――翌日
ハルヒ「キョンく〜〜ん!朝だよ……って」
キョン「おはよう、ママ」
古泉「おはようございます」
ハルヒ「今日はみんな早起きなのね……?それじゃあご飯の用意できてるから」
古泉「分かりました」
ハルヒ「早く支度しておりてきなさいよ!」トントントン・・・
古泉「…………」
キョン「ふぅ……すまんな古泉、お前のおかげでなんとか早く起きれた」
古泉「案の定、あなたは起きれませんでしたね。早めに起きていて良かったです。」
キョン「明日からはがんばってみるさ」
208 名前:>>1 ◆QbjJFhhlDA [] 投稿日:2009/09/21(月) 00:57:39.95 ID:edaLmcTq0
ちょっと本気だして早くする
―――――学校
キョン(とりあえず学校まではなんとか『いい子』でやり過ごせたな)
キョン(テストでいい点数を取る……か……)
キョン「今日はなにかテストってあるのか?」
キョン妹「今日は数学のテストがあるよ」
キョン(数学か……俺のもっとも不得意とする教科だな……)
キョン妹「キョンくんは勉強したの?」
キョン「ん?ああ、数学は得意でな」
キョン(まぁ小学生のテストなら余裕だな)
担任「キョン、54点、次はもう少し頑張れよ」
キョン「」
213 名前:数学です ◆QbjJFhhlDA [] 投稿日:2009/09/21(月) 01:01:45.91 ID:edaLmcTq0
みくる「そんなこんなでキョンくんは涼宮さんの望むような子供になるべく努力したんですが……
数日経っても元の世界には戻れませんでした……」
朝倉「一体なにをすれば元の世界に戻れるのよ!」
キョン「この5日間……俺はだいたいの力をだしたつもりだが……」
古泉「変化はなし、ですね」
長門「・・・・・・・・・・・・。」
キョン「俺はあと何をすればいいんだ!」
朝倉「なにか他にやり残してることがあるんじゃない?」
キョン「いや、やれることはすべてやったつもりだ」
古泉「他になにか涼宮さんが喜びそうなことは……」
217 名前:>>1 ◆QbjJFhhlDA [] 投稿日:2009/09/21(月) 01:03:20.04 ID:edaLmcTq0
朝倉「私がもし親だったら……家事とか手伝ってくれたら嬉しいかも」
キョン「それは出来る限りしている…時々忘れたがな」
長門「…お菓子を作ってもらえると嬉しい」
キョン「作ったさ、主に古泉がだが」
朝倉「テストでいい点を取る」
キョン「思い出したくもない点数だった」
朝倉「う〜ん……後は……」
キョン「どれも他人の力を借りてやっとだからな、やっぱ俺は『いい子』なんかにはなれないんだな」
221 名前:>>1 ◆QbjJFhhlDA [] 投稿日:2009/09/21(月) 01:07:32.58 ID:edaLmcTq0
朝倉「あ〜……でもなんか子供が一生懸命になにかをやってたら『いい子に成長したな』とか思うかも」
キョン「そういうもんか?」
朝倉「たぶんね」
キョン「ふ〜ん…ま、試してみるか」
古泉「明日はちょうど休みですし、公園あたりにでも行ってなにかしてみてはいかがですか?」
キョン「……そうしてみるか」
朝倉「それじゃあ頑張って!」
長門「幸運を祈る」
キョン「おう、ありがとな」
224 名前:>>1 ◆QbjJFhhlDA [] 投稿日:2009/09/21(月) 01:11:04.93 ID:edaLmcTq0
―――――翌日
キョン(とりあえずハルヒと公園に来たわけだが……)
ハルヒ「四葉のクローバーってなかなかないものね……」
キョン(四葉のクローバー探しって……)
ハルヒ「あ!……………違った」
キョン(……俺はこういうの考えるのは苦手だな)
ハルヒ「う〜ん……難しいわね」
キョン「…………」
キョン(まぁすぐに見つかる……よな?)
226 名前:>>1 ◆QbjJFhhlDA [] 投稿日:2009/09/21(月) 01:14:51.07 ID:edaLmcTq0
―――――数時間後
ハルヒ「キョンく〜ん……もう暗くなってきたよ?帰りましょ?」
キョン「いや……もう少し……」キョロキョロ
ハルヒ「……それじゃああと少しだけよ?」
キョン「うん」
キョン(四葉ってのはこんなに見つからないもんなのか?)
朝倉「…キョンくん」ガサガサ
キョン「おわ!・・・いきなり現れるな!」
古泉「心配だから見に来ましたよ」
227 名前:>>1 ◆QbjJFhhlDA [] 投稿日:2009/09/21(月) 01:18:40.87 ID:edaLmcTq0
キョン「なかなか見つからんもんだな」
古泉「なにを探しているんですか?」
キョン「四葉だ、四葉のクローバー」
朝倉「そんなものですか?なら……」
長門「jfhウェイfhwbっふぉうぇいr−お「「」←呪文詠唱中
朝倉「10本じゃたりませんでしたか?」
キョン「いや十分だ……この手があったか」
古泉「それでは涼宮さんに気づかれると厄介なので僕達はこれで…」
朝倉「私達も終わるまで待ってるから……ピンチになったら言ってね」
長門「see you again」
キョン「ああ、それじゃあな」
キョン(……………)
キョン(ほんとにこれで……いいのか?)
229 名前:>>1 ◆QbjJFhhlDA [] 投稿日:2009/09/21(月) 01:20:10.26 ID:edaLmcTq0
ハルヒ「あら?どうだった?」
キョン「……………」
キョン「いや、見つからなかった……」
古・朝・長「!?」
ハルヒ「…そっか……まだ探す?」
キョン「うん」
古泉(なぜ彼はあんなことを…?)ヒソヒソ
朝倉(分からないわ……どういうつもりよキョンくん)ヒソヒソ
長門(…………)
キョン(すまんな、長門に朝倉……)
キョン(元はといえばハルヒがこんな俺をしっかりさせる為になってしまった世界だ……)
キョン(いつも他人に頼ってばかりな俺を変える為にな……)
キョン(なら……もしかしたらだが最後ぐらいは……)
キョン「自分の力で解決させてみせるさ」
232 名前:>>1 ◆QbjJFhhlDA [] 投稿日:2009/09/21(月) 01:24:16.54 ID:edaLmcTq0
ハルヒ「ほら、もう帰ろう?暗くてなにも見えないじゃない」
キョン「いや……まだ外灯の下はまだ見える!」
キョン(頼む!見つかってくれ!)
ハルヒ「……………」
みくる「しかしこの日キョンくんは四葉のクローバーを見つけることはできなかったみたいです」
233 名前:>>1 ◆QbjJFhhlDA [] 投稿日:2009/09/21(月) 01:26:20.81 ID:edaLmcTq0
ハルヒ「今日は見つからなかったけど明日はきっと見つかるわ」
キョン「…………」
ハルヒ「ほら、そんな顔しないで」
キョン「やっぱり俺は……」
ハルヒ「え?」
キョン「やっぱり俺は頑張ってもなにも出来ない無能な人間だったんだ!」
ハルヒ「キョンくん……」
キョン「今のお前は覚えてないだろうが…」
ハルヒ「?」
キョン「『あんたはなにやっても駄目な人間だ』って言ってたよな?」
ハルヒ「!そんなこと……!」
キョン「そのとおりだった!」
キョン「くそ!お前がこんな世界にしてしまったのも分かるぜ……」
237 名前:>>1 ◆QbjJFhhlDA [] 投稿日:2009/09/21(月) 01:28:23.00 ID:edaLmcTq0
朝倉(キョンくんが……)
古泉(泣いて……いますね)
長門(…………)
キョン「くそ……ちくしょう……」
ハルヒ「顔をあげて」
キョン「……………」
ハルヒ「キョンくんは十分いい子よ?私キョンくんみたいな子供ができて良かった」
キョン「………ハルヒ」
長門(…世界が元に戻りはじめている)
朝倉(……それじゃあ)
ハルヒ「キョンくんは……」
ハルヒ「キョンくんは……世界で一番いい子よ!」
キョン「…………ハルヒ……」グスン
ハルヒ「……キョンくん」
キョン「…………ありがとうハルヒ」ギュウゥゥ
241 名前:>>1 ◆QbjJFhhlDA [] 投稿日:2009/09/21(月) 01:31:21.18 ID:edaLmcTq0
古泉「やれやれ、なんとか一件落着ですね」
朝倉「まさか泣くとはね」
古泉「体に応じて彼の心も幼くなっていた、という事ですかね……?」
長門「…分からない、しかし彼がこの世界になってから変わったことは確か」
朝倉「それじゃあ元の世界に戻ったらいい子になっているのかしら?」
古泉「そうかもしれませんね」
長門「…………世界の改変も終了した様子」
朝倉「それじゃあまた学校でね」
長門「Good bye」
みくる「こうして涼宮さんが改変した世界も元に戻り、なんとか今回の一騒動も無事に終わり
また明日からはいつもの日常が始まる……」
みくる「……と、このときはみんなそう思っていたんです」
242 名前:>>1 ◆QbjJFhhlDA [] 投稿日:2009/09/21(月) 01:32:24.05 ID:edaLmcTq0
―――――翌日
キョン「ママーーー!一緒に帰ろうよ!」ギュウゥゥ
ハルヒ「な、なんなの今日のキョンは!?だ、抱きつくな!!」
長門「……………」
古泉「困ったものです」
終わり
254 名前:>>1 ◆QbjJFhhlDA [sage] 投稿日:2009/09/21(月) 01:38:08.34 ID:edaLmcTq0
長い間ありがとうございました
次は長門が主役のものを書くかな……
それではみなさまおチョメチョメ
261 名前:>>1 ◆QbjJFhhlDA [sage] 投稿日:2009/09/21(月) 02:02:52.97 ID:edaLmcTq0
あの世界でみくるはどうなってたか……暇なんで書きます
みくる(はぁ……今日も仕事か)
みくる(鶴屋さんは彼氏でも作れっていうけど…)
みくる「……そんな素敵な男性なんかいないよなぁ……」
キョン妹「おはようございまーす!」
みくる「あら、おはよ……」
キョン「おはようございます」
みくる「」ズキューーーーンッ
262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/21(月) 02:09:54.18 ID:edaLmcTq0
みくる(この近くにあんな子いたかしら?)ドキドキ
みくる(え!?ななななんで私はドキドキしているの?)ドキドキ
みくる(ま、まさか……いえ、そんなことはないはずよ!)ドキドキ
みくる(あの子に……恋してるなんて……!!)
263 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/21(月) 02:14:59.99 ID:edaLmcTq0
―――――会社
鶴屋「どうしたんだい?みくる?そんな顔して?」
みくる「あ、鶴屋さん……おはようございます…」
鶴屋「…なんかいつものみくるらしくないねぇ…なにか悩み事かい?」
みくる「い、いや……なんでもないんです!」アタフタ
鶴屋「ふ〜ん……みくる〜……あんた『恋』してるね?」
みくる「ふぇ!?」
鶴屋(図星か……)ニヤリ
264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/21(月) 02:22:22.34 ID:edaLmcTq0
鶴屋「やっぱりね〜…年頃の娘の悩みと言ったら恋のなやみしかないからな〜」ニヤニヤ
みくる「そ、そんなんじゃ」
鶴屋「それじゃあみんなに報告してくるっさ!嘘ならいいよね〜?みくる〜?」
みくる「ふぇぇ……鶴屋さん意地悪です〜……」ウルウル
鶴屋「あ、ごめんね?みくる……ちょっと意地悪すぎちゃったね」
みくる「……いえ、大丈夫です」
鶴屋(…全然だいじょぶそうじゃないね〜)
鶴屋「…私なんかでよかったら相談乗るよ?」
みくる「……う〜ん」
鶴屋「いや!別に無理して言わなくても大丈夫だよ?」
みくる「……笑わないで聞いてくれますか?」
鶴屋「モチロンっさ!」
266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/21(月) 02:24:07.85 ID:edaLmcTq0
鶴屋「な〜るほど……それでその男性ってのはどんな人なんだい?」
みくる「いえ……まだ性格とかは分からないんですが……」
鶴屋「?」
みくる「たぶん優しくて……思いやりがあって……いつも温かく見守ってくれそうで……」
鶴屋「ふ〜ん……歳はどれくらいな感じ?」
みくる「と、歳は……禁則事項です」
鶴屋「?……ふ〜ん…」
鶴屋(どんな人かねぇ……)
鶴屋「明日私もその人を見に行ってもいいかな?」
みくる「ふぇ!?だ、駄目です!絶対無理です!!」ポカポカ
鶴屋「わ、分かったよ!ただ言ってみただけっさ!」
鶴屋(このみくるの慌てよう……)
みくる「……はぁ」
鶴屋(見に行くしかないじゃないか!)
267 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/21(月) 02:29:32.36 ID:edaLmcTq0
―――――翌日
みくる「…………」ガチャッ
鶴屋(みくるが出てきた!)
みくる「…………」キョロキョロ
鶴屋(……なにかを探しているにょろ?)
みくる「…………!」
鶴屋(なにか…見つけた…?もしや例の男……?)
みくる「…………///」
鶴屋(その視線の先には……)
キョン妹「はやく!遅刻しちゃうよ!」
キョン「分かってる、これだって全力をだしている」
鶴屋「……小学生!?」ガササッ!
269 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/21(月) 02:34:25.78 ID:edaLmcTq0
みくる「!?鶴屋さん!?」
鶴屋「あ!や、やぁみくる!今日はいい天気っさね!」
みくる「……見てましたね?」
鶴屋「あ、いや、その……ごめん!」
みくる「ふぇぇ…!あれほど見にきちゃ駄目って言ったのに!!」
鶴屋「ほんとにごめん!!なんでも奢るから許して!!」
みくる「………ふぇぇん!もう私恥ずかしくって消えてなくなりたい!」
鶴屋「ほ、ほら!とりあえず会社に行こ!?」
みくる「………グスン」
270 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/21(月) 02:38:13.38 ID:edaLmcTq0
みくる「…………」
鶴屋「ほら、立って!」
みくる「…………」トボトボ
鶴屋(まいったねぇ……)
キョン(さっきの人……やっぱり朝比奈さんに見えたような……)
キョン妹「ほら!ボォーッとしない!」
キョン「あ、ああ……」
キョン(気のせいだよな……?)
272 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/21(月) 02:42:05.54 ID:edaLmcTq0
―――――会社
鶴屋「まさか小学生とはな〜……」
みくる「私だってしんじられません……でもこの気持ちは恋に違いありません!」
鶴屋「でも……小学生じゃどうしようも……」
みくる「恋愛に年の差は関係ありません!」
鶴屋(って言ってもねぇ……)
鶴屋「これからどうすんのさ?告白でもするつもりかい?」
みくる「それは……その……」
鶴屋「ならあきらめた方がどちらのためにもなると思うけどねぇ」
みくる「ふぇぇ……」
273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/21(月) 02:49:15.52 ID:edaLmcTq0
鶴屋「まあそこらへんはゆっくり考えて……」
みくる「…決めました」
鶴屋「え?なんだって?」
みくる「決めました!私は彼に告白してみせます!」
鶴屋「…それは本気かい?」
みくる「やらずに後悔するよりやって後悔した方がいいと誰かが言ってました!」
鶴屋「……………」
鶴屋(本気……なんだね……?)
鶴屋「……よし!お姉さんも協力するよ!」
みくる「本当ですか!?」
鶴屋「ああ!できることならなんでもするよ!」
みくる「……鶴屋さん……」ウルウル
鶴屋「ほら!泣かないで今後どうするか考えなきゃ!」
みくる「!……はいっ!!」
274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/21(月) 03:00:04.73 ID:edaLmcTq0
―――――帰り道
みくる(……とりあえず名前を聞かなきゃ!)コソコソ
キョン妹「それじゃあまた明日ね!」
キョン「ああ、また明日な」
キョン妹「じゃーねー!キョンくん!」
キョン「じゃあな」
みくる(……よし!とりあえず名前げっと!!)
キョン「…………」トボトボ
みくる(…どこの家なのかも知っておかなきゃ)コソコソ
キョン「ただいま!」
ハルヒ「あら、おかえり」
ハルヒ「ご飯はまだだから…先にお風呂入っちゃって!今日は……一人でお風呂入れる?いま手が離せなくて……」
キョン「全然大丈夫です!」
ハルヒ「そう、それならいいんだけど……」
みくる(……とりあえずシャンプーもなに使ってるのか知っておこう)
276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/21(月) 03:17:06.85 ID:edaLmcTq0
みくる「という感じで昨日は彼のことをいっぱい知りましたよ!」
鶴屋「みくる〜……それはストーカーというんだよ?」
みくる「……ふぇ?」
鶴屋「はぁ〜……やっぱり今日もう告白しちゃいなよ」
みくる「ふぇぇ!?きょ、今日ですかぁ!?」
鶴屋「やっぱり早めにしとかないと……あんたまたストーカー的行為を続けそうだしね」
みくる「……う〜ん…でもぉ……」
鶴屋「大丈夫!私もついていくっさ!」
みくる「ホントですか!?」
鶴屋「みくるを一人にはできないよ!」
みくる「ありがとうございます!鶴屋さん!」
鶴屋(ほんとはそのキョンくんが心配だからね……今のみくるなら誘拐でもしそうだし…)
みくる(よぉ〜し……頑張るぞぉ!)
277 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/21(月) 03:29:29.61 ID:edaLmcTq0
―――――翌日
みくる(今日はお母さんのハルヒさんと公園でなにかしてますね……)ヒソヒソ
鶴屋(なにかを探しているように見えるけど……)ヒソヒソ
キョン「…………」キョロキョロ
鶴屋(なんだろね……?)ヒソヒソ
みくる(う〜ん……これじゃあ告白できませんね)ヒソヒソ
鶴屋(う〜ん、そうだね……ってみくる…)
みくる(?どうしました?鶴屋さん)
鶴屋「その変装はなんだい?」
278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/21(月) 03:38:10.76 ID:edaLmcTq0
みくる「いえ、盗撮しようとかそんなことの為の変装ではありません」
鶴屋「……はぁ、こりゃ今日は告白は無理かな」
みくる「そんなこと……それじゃあ見ていて下さい!私の度胸を!」スタスタ
鶴屋「あれぇ?みくるどこに行くんだい?」
鶴屋「…………」
鶴屋(まさか本当に告白しに行ったのかな?)
キョン「…………」キョロキョロ
みくる「…………」ピキーン!
みくる(いまだ!)
―――――パシャッ!
鶴屋「やっぱり盗撮っ!?」
279 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/21(月) 03:44:27.44 ID:edaLmcTq0
みくる「どうです!私の度胸!」
鶴屋「…みくる……もうこの恋は諦めなよ」
みくる「なにを言うんですか?まだ時間はたっぷりあります!」
鶴屋「ほら、もう真っ暗になっちゃったよ?」
みくる「夜景を見ながら告白……ロマンチックだと思いませんか?」
鶴屋「……はぁ〜……仕方ない!もうこうなったらとことん付き合うよ!」
みくる「その意気です!鶴屋さ……」
鶴屋「あれぇ?キョンくん泣いちゃってるねぇ」
280 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/21(月) 03:50:24.00 ID:edaLmcTq0
みくる「……………」
鶴屋「おぉ〜……ぎゅ〜っとしてるよぎゅ〜っと!」
鶴屋「親子で危ない関係なのかもね〜、みくる〜」
みくる「……………」
鶴屋「みくる……?」
みくる(私のキョンくんに抱きつくなんて……)
鶴屋「み、みくる!?目が!目が怖いよ!?」
みくる「いくら母親でも許しません!!」ダダッ
鶴屋「……行っちゃったよ」
281 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/21(月) 03:55:02.68 ID:edaLmcTq0
みくる「はぁ……はぁ……私は……」タッタッタッタ
みくる「絶対叶わない恋でも……」
みくる「どんなに困難な恋でも……」
みくる「私は……!」
みくる「キョンくんが好きでぇーーーーーす!!」
282 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/21(月) 03:56:14.75 ID:edaLmcTq0
――――ピ・ピ・ピ・ピ・ピ・ピ・ピ……!
みくる「…………!」ガバッ!
みくる「………あれ……?」キョロキョロ
みくる(…………夢、だったの?)
みくる「……………」
みくる(どんな夢だったっけ……?)
―――――〜♪
みくる「あ、電話……鶴屋さんからだ……」カチャッ
みくる「……あれ?待受け画面……」
みくる(誰だっけ……この男の子……)
―――――〜♪
みくる(でも……なんか……)ドキドキ
みくる「……素敵な男の子だなぁ///」
みくるの話・終わり