みくる「キョンくん駄目、こんなところ涼宮さんに見られたら……」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 21:22:42.15 ID:dwkvlxBsO

「じゃあ俺、先に行ってるからな」

ハルヒは今日、掃除当番。

「ああ、それとあたし今日職員室に呼ばれてるから」

「わかった、みんなに伝えとく」

普段の行いを鑑れば当然だな。

俺はそんなことを思うふりをしながら机に掛けてある鞄を取り、
教室の出入口を跨ぐ。

廊下に出て、ハルヒの視界に映らなくなった途端に猛ダッシュ。

階段を駆け足で降りていき、最後の数段は飛び降りた。

足が少ししびれたが気にしてられん。

急げ、急げ、急げ!

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 21:24:19.00 ID:dwkvlxBsO

周りの奇異な目も気にせず、俺は廊下を走る。

岡部のヤロウ。
少しHRが延びたのも焦りに拍車をかけていた。

校舎と部室棟をつなぐ渡り廊下に出て文芸部の部室を見上げる。
なんてこった。窓がすでに開いてるじゃないか。

長門も古泉も別に窓を開けたりしない。
ならば部室にはすでにあのお方がいるということだ。

しかも、カーテンが半分ほど閉められているということは……。

いかん、急がねば!

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 21:26:56.96 ID:dwkvlxBsO

薄暗くホコリっぽい階段を駆け上がり、やっと人気の無い廊下についた。

フゥ。
大きく深呼吸をして、息を整える。

ノックをせずにドアノブに手をかけると、
カチリ。
カギがかかってないのはいつものことなのだが、妙に安心した。

しかしなんでカギをしないのかね。
着替えを見られるのを嫌がるくせに不思議なことだ。

ドキドキしながら部室に入ると……。

愛らしいメイドさんがヒラヒラしたフリルの付いたカチューシャをつけるところだった。

間に合わなかったぜ。

「キョ、キョンくん、あの……あの」
朝比奈さんが怯えた声を出した。

やれやれ。
俺は落胆しながらカバンをテーブルの上にほうり、手近な椅子に腰掛けた。


6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 21:29:21.04 ID:dwkvlxBsO

「いえいえ、どうか気にせずにそのカチューシャを付けて下さい」
着替えるところがが見たかったのに残念だ。

「でででも、あの」

「いいですから」
こうなったら早く完全無欠のメイドさん姿を完成させて下さい。

「はい……」

チラチラとこちらをみながら、おどおどした手つきでメイドカチューシャをはめ、手で髪を整える。
俺は足を組み、テーブルに頬杖をついてその様子を見ていた。

「あ、あの、言われたとおりこれで着替え……終わりましたけど」

かわいい。

「でもあのなんで今日は……」
パンパンとスカートとメイドエプロンを軽く叩き、シワを伸ばす。

その仕草もかわいい。

「どうしてこんな……」
怯えた目……。

かわいいなぁ。

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 21:32:32.10 ID:dwkvlxBsO

「今日ハルヒは掃除当番で遅れるそうです」
ゆっくりと椅子から立ち上がり、上着を脱いで椅子の背にかける。

「そ、そうなんですか」
朝比奈さんは小さく握った両手を大きな胸の前で揃えて、一歩後ずさり。

そんなに怖がらないで下さいよ、朝比奈さん。

「そういえば、職員室に寄ると言ってましたから、普段よりも遅くなるでしょうね」
ネクタイを引っ張って少しゆるめる。

「えっ……?」

「二人っきりだな」

「ええ!?」

「メイド姿、よく似合ってるぞ」

「えええ!?」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 21:36:07.25 ID:dwkvlxBsO

両肩に手を置くと、俺はいきなりキスをした。
歯と歯が当たるあまりに乱暴なキス。

ゴツン、という衝撃と痛みに驚いて唇を離してしまう。
目をつぶるのが早すぎたな。

「キョン……くん……?」

朝比奈さんの聴こえるか聴こえないかというくらいの声が、わなわなと震える小さな唇からこぼれた。

いや、震えているのは唇だけではなかった。
内股に閉じられた足も、
柔らかいラインの肩も、
そこから伸びた腕も、
たおやかで細い指も。

その全てが震えていた。

驚き、見開かれた大きな瞳。

「なに……したの? 今……」

自分で口にしたことで理解したのだろうか。
みるみるうちに頬は紅潮し、一瞬で小さな耳の先まで達した。

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 21:39:50.10 ID:dwkvlxBsO

俺は何も言わずギュっと抱きしめる。

感激だね。

初めて触れるメイド衣裳の生地は厚く柔らかく、
その肌触りも非常になめらかなものだった。

一方、純白のエプロンはというと、
生地は薄くてもその形を保つほどのきっちりとした感触。
丁寧なアイロン掛けとのりの効いたクリーニングのおかげであろう。

まさか自分でやっているんだろうか。
いそいそとアイロン掛けをする朝比奈さんを想像してみる。

かわいい、かわいすぎる。

腰にまわした腕に力がはいるのも仕方がないというものだ。

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 21:43:17.71 ID:dwkvlxBsO

「やめてください、やめてくださいぃ〜……」

朝比奈さんが両手を上下に振り回しながら主張するが、
どれほど振り回しても俺の体に触れる気配はなかった。

この人はいつもそうだ。

ハルヒにいじられるときも、
ハルヒに無理矢理着替えさせられるときも、
ハルヒに無理難題を押し付けられるときも。
嫌がる素振りを見せながらも、結局従ってしまう。

いや、表情を崩さずにただ従う長門や古泉よりもマシか。

まぁ、朝比奈さんができる意思表示はたまにするズル休みくらいのものだな。
何も解決しない、ただの逃避に近いが。

だがそういうところがが朝比奈さんの魅力の一つであり、




つけこむ隙でもあった。

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 21:47:25.96 ID:dwkvlxBsO

俺はうつむいた顔をすくい上げるように、
強引に唇を奪った。

そして唾液で濡れた唇で耳をはむはむ。
これはやられてみるとわかるのだが、噛まれた半身に鳥肌が立つ。

「だぁ……めぇぇぇ……」
くすぐったく、思わずこうやって恥ずかしい声が出てしまうほどに。

身を捻って逃げようとするのも予想通りで、抑えるのは容易だった。

やがて腕にかかる体重が増す。

全身が弛緩した証拠だ。

その感触を確認すると、俺は抱きしめたまま相手の身体ごと黒板に押し付ける。
そして再び唇を重ねた。

少し乱暴すぎただろうか。
肩に当たったハンガー立てと黒板にかけられた室温計の揺れる音を聞いて俺はそう思った。

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 21:51:17.86 ID:dwkvlxBsO

朝比奈さんの瞳には涙が浮かんでいた。

「お願い、キョンくん……。
 わたし黙ってますから……。
 誰にも言いませんから……。
 だからやめて……。
 だってもし、もしこんなところ……涼宮さんに見られたら……」

歯をカタカタさせながらやっとつむいだ言葉だった。

おそらく朝比奈さんにとってハルヒの名を出すのは、
俺に対しての切り札になると思ってのことだろう。

しかし俺はその言葉に全く動じることはない。

わかりきってることだ。

あなたとマウスの取り合いしてるところを見られただけであの騒動だったんですよ?
もう二度とあんなことにならないようにハルヒのいない隙を見計らって今、このチャンスを作ったんですよ?

要はバレなきゃあいいんです。

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 21:55:11.26 ID:dwkvlxBsO

だから俺の回答はこうだった。

一旦身体を離し、肩に両手をかけてまわれ右。
チョークで汚れた背中が目に入りちょっと罪悪感。
だが気を取り直し後ろから抱きしめ、そのまま再び黒板に押し付けた。

そしてエプロンの上から胸を揉んだ。

「うっ……うぇっ……ひっぐ……」

朝比奈さんの嗚咽が耳朶を打つ。

うーむ。
生地が厚すぎるな。
エプロンの脇から手を滑りこませると、幾分か柔らかい感触が伝わってきた。
物足りないが、折角朝比奈さんが着せてくれたメイド服を脱がすのは申し訳ない気がする。

仕方ない、と思いながら狭く満足に手を動かせない空間で胸を揉み続けた。

「ううっ……やだよぅ」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 22:00:20.01 ID:dwkvlxBsO

厚い生地の上からではなんともわかりにくいが、先がツンと硬くなって気がする。
感じてきたのかな?

やがて、
はぁっ……と声にはならない、柔らかいため息のようなものが出た。
押し付けているのが黒板ではなくガラスだったのなら、
おそらく曇っていただろう熱い吐息。

「黒板に手をついて」

「えっ? ぴゃっ……?」

返事を待たずに右手で頭を黒板に押し付け、
腰にまわしていた左手を引っ張り、尻を突き出させた。

「キョンくん怖いよぅ……」

スカートの裾は長く、しゃがみこまなければ手が届かないほどだ。
裾を掴み、まくり上げる。
驚いたのはその生地の重さだった。

こんなに重い衣裳を着せて朝比奈さんに給仕させていたのか。
あのハルヒは。

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 22:03:49.82 ID:dwkvlxBsO

せめて夏服バージョンは軽くあって欲しい。

そんなことを考えながらスカートの中を覗くと……、

「……白いストッキングは?」

「ひぃん、間に合いませんでしたぁぁぁぁ……」

「緊張感を高めるガーターベルトは?」

「用意してませぇぇぇぇん……えんえん」

けしからん、実にけしからんな。

とりあえず被るか。
スカートの中に潜り込むと真っ暗だった。
薄暗い感じを期待していたのに。
しかしなんだろうこの背徳感と高揚が混じり合った空間は。

正直、たまりません。

くんくんくんくん。

「いやぁぁぁぁ……嗅がないでくださいぃぃぃぃ……!」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 22:06:01.41 ID:dwkvlxBsO

しかしなんだ。
次第に息苦しくなってきたな。

スカートから顔を出すと眩しい光に目を細めた。
同時に急に低い姿勢から立ち上がったので軽いたちくらみでくらくらした。

う〜ん。

ずっと黒板に手をつき、尻を突き出したままでいるその姿に後ろから抱きつく。
腰の後ろについた大きなリボンに思わず頬擦りしちゃう。

ああ、幸せ。

朝比奈さんの目からこぼれた涙が床に落ちた音がした、気がする。
大丈夫ですよ。
そんなに泣かないで下さい。
もうすぐ終わりますから。

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 22:12:12.93 ID:dwkvlxBsO

と、いうわけで長く厚いスカートをまくり上げる。

「ふぇぇぇぇ〜」

そしてたくし上げたスカートを腰のリボンにひっかけた。
……まさかこのためについてるんじゃないだろうな。

ではいよいよ、ぱぱ……ぱんつを……。

さっきは暗すぎて見えなかったが、
やっと日の目を見たパンツの両端を掴み、ゆっくりと下げる。

つぅっと透明な糸を引いた。
なんだ準備万端じゃないですか。

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 22:15:33.07 ID:dwkvlxBsO

「おねがいですおねがいですもうやめてくださぁぁいぃぃぃぃ〜」
必死の懇願。

だが俺にはここまで懇願されてもやめられない理由があった。

朝比奈さん、あなた自身に頼まれたからです。

そう、未来のあの朝比奈さんが言った、
『あんまりわたしとは仲良くしないで』
その言葉は意外と重かった。

どうしても優しく接してしまう。

他の二人があくまで傍観する姿勢を崩さないのなら、
ハルヒの横暴な振る舞いから俺が守るしかないじゃないですか。
それにあなたの悲しい顔は俺の庇護欲をそそるんです。

だからここで一度、線引きをする必要があった。



いえ、もっとも自分のためであることも否定できませんが。

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 22:18:37.30 ID:dwkvlxBsO

しかし今、俺は混乱していた。
この場に来てわずかな感情の変化があったからだ。

それは、まさか自分の中にはないだろうと思っていた“加虐的嗜好”。

なぜ自分がこんな目に遭うのか、
一体自分は何をすればいいのか、
何もわからないまま混乱し、
鼻水をたらしながら、
両手で次々とあふれる涙を拭うその姿は……。

駄目だ、うまく表現できん。

でももうちょっといじめたい、もうちょっと意地悪したい。
何故かそういう気分にさせられる。

畜生。

なんてこった。

これじゃまるでハルヒと同じじゃないか。

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 22:21:10.81 ID:dwkvlxBsO

だが落ち着け俺。

いくらなんでも尻突き出して待ってるメイドさんを前にして迷うことはないだろう。

大体ハルヒのこと考えれば時間が無いし、
いつまでも下半身丸出しにさせてはこの時期寒いし、
あんまり引き延ばしてもみんなに悪いし。

と、いう訳で。

「朝比奈さん」

「はい……ひっく」

「これをつけて下さい」

取り出したるはコンドーム。

「えっ……?」

「つけて下さい」

「ええっ!?」

「ご奉仕の時間です」

「えええっ!?」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 22:24:49.19 ID:dwkvlxBsO

「あぅぅ……」

震える手で袋を持ったものの、その手では力を入れられず開けることすらままならない。

四苦八苦する様子にいらついた俺は袋を奪って開け、ゴムだけ渡した。
そしてズボンをおろし、既にギンギンに勃起していた自分のモノを出す。

「ひっ……」
初めて見るだろう男根から朝比奈さんは目をそらす。
だがどこか観念したようだった。
目を閉じたままゴムを持った手を近づけるが、そんなんで被せられる訳がないでしょう?
それに……、

「裏表逆です」

「は、はいっ……」

「先をつまんで精液溜まりを作って下さい。……そう。そうやって。
 中で破れたら困るでしょう?」

「ひゃ、ひゃいっ……」

何その上目遣い。
何この征服感。
思わずおっきおっき。

「う、うごかさないでくださいっ」

「す、すみません」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 22:28:18.57 ID:dwkvlxBsO

なるべく直接触れないように気をつかっているのがわかる。
だがそれでもゴム越しにも“熱さ”に驚き、躊躇し、手が止まった。
それでも亀頭を過ぎるとあとは簡単だったようだ。

「はぁっ……」

かぶせ終えると大きな溜め息をついた。
顔だけ汗だくですよ、大丈夫ですか?

「こ、これでいいんですか……?」

やり遂げた感がひしひしと伝わってくるんで、まぁいいでしょう。

「えっ? いやっ……いやぁぁぁぁ」

尻を掴み、クレヴァスに沿って指を滑らせる。
そしてまた垂れてきたえっちなおつゆを今着けてもらったゴムに塗りつける。

時間が無いんですよ、
時間が。

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 22:31:33.65 ID:dwkvlxBsO

にゅぷり。

「はぁぁぅ……そんなのっ……ムリですよぅ……はいりっこありませんよぅ〜」

そうは言いますがね、もう先っぽ入っちゃいましたよ。

「ぬ〜い〜て〜く〜だ〜さ〜いぃぃぃぃ〜……!」

今まで違う、やや強い意思表示だった。
だが俺は気にせず腰を前に進ませる。
段々と突っ張っていた腕が曲がり、
徐々に黒板に顔を押し付けられていく様子に俺のテンションも揚がっていく。

やがて大した時間もかけずに全ての柔肉を押し広げ、俺のモノを根元までくわえこんだ。

「んっ……はうっ……。
 ひっ……ひっぐ……うぇぇぇぇん……」

朝比奈さんは子どものように泣き出してしまった。
あんまり大きな声出さないで。



窓開いてるんですから……。

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 22:35:02.64 ID:dwkvlxBsO

「そろそろいいか……」

 ―――――→ ヌヌヌ…

入り口を刺激するようにゆっくり抜けそうなギリギリまで腰を引く。

「…………!」
きゅっと唇を閉め、首を振って何かに抵抗する朝比奈さん。

今度は少しずつ、少しずつだが深くまで侵入する。

 ←――――― グググ…

「やっ……やぁぁぁ……ん」

愛らしい声が漏れる。

もう少し焦らしながら責めるつもりだったが、いかんせん気持ち良すぎる。
最初はあったはずの、相手を思いやろうという気持ちはどこへやら。

腰の動きは浅く、だが振るペースは早くなっていく。

 ――→
 ←――
 ――→
 ←――

こんな感じ。

「こわれちゃいます! こわれちゃいますぅぅ〜!」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 22:39:32.77 ID:dwkvlxBsO

「あっ、朝比奈さん!」
腰を振りながら声をかける。

「ふぁ……ふぁい……」
だらりと開いた口から気の抜けた返事が返ってくる。

「今どうなっているのか口で説明して下さい」

「……ひっく、む……む〜り〜で〜すぅぅ〜……ぐじゅっ」
鼻をすする音。

「いいからはやく!」

「キョ、キョンくんのぉ……ひっぐ、
 お“禁則事項”がぁ……いやらしい……えぐっ……“禁則事項”をぅ……
 出たり入ったりぃぃ……してますぅぅぅぅ〜……」




「…………」

おのれ未来人!!

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 22:42:49.78 ID:dwkvlxBsO

はぁっ……はぁっ……と荒い(主に俺の)息遣いが続く。

やべ、もうすぐ出るかも、と思っていると、
突然、窓際で本を読んでいた宇宙人から、現実に引き戻される恐ろしい報告が来た。

「涼宮ハルヒが職員室から移動を開始した……」

朝比奈さんの顔が青ざめる。

「抜いてください! 抜いてくださぁぁいぃぃ〜!」

ええ、あともう少しなんであんまり急かさないで下さい。

 → ニュ
 ← パン
 → ニュ
 ← パン

しかし、これはまずい。
はやく果てろマイサン!

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 22:48:03.36 ID:dwkvlxBsO

「ふぇぇぇぇん……はやくぅ、はやくして〜キョンくぅぅぅん〜……」

そ の 言 葉 が 聞 き た か っ ……。

ふぅ……。
出ました。出しちゃいました。
最後の一滴まで……! と搾り出すように力を入れる。
そしてもうしなびたマイサンを優しく引き抜いた。

腰の抜けた俺専属メイドさんをぐっと抱きしめて熱いベーゼ……といきたいところだが、
余韻に浸る暇もない。

ほら朝比奈さん見て下さい。
こんなに出ましたよ?

「近づけないでくださいぃぃ〜」

「現在渡り廊下を全力疾走で接近中……」

焦らすな。
ところでこのずっしり感あふれるコンドーム……、どうすりゃいいの?

長門がゴミ箱を指差した。

GJ長門。
白い弧を描いて吸い込まれる俺の精子たち。

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 22:51:59.07 ID:dwkvlxBsO

とりあえずティッシュを掴み、
ちんこを拭き、
パンツとズボン上げて、
床に脱力してへたりこんでいるメイドさんを立たせる。

電池切れのロボットみたいな動きでパンツを履き始めるが、待っていられない。
チョークとホコリで汚れ、しわだらけのメイド服をきれいにしてやる。

「足音から推測すると二段飛ばしで階段を上がっている……」

踏み外して一階からやり直せ。

「二階に到着……」

よれよれのフリルを直しながらようやく椅子に座らせた。
そして俺も椅子に座り平静を装う。

「SOS団部室まであと3……」

「2……」

「1……」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 22:54:49.37 ID:dwkvlxBsO

ハ゛タ ン !

「やほーみんなおっ待たせー!
 職員室に呼ぶから何かと思ったら、
 『なんか変なコト企んでないか?』だって!
 バッカじゃないの!? 思いつきでやってんの!!」

「…………」ペラッ

「ふふ、つ、次こそは僕の番ですからね」

「いやいや、こればっかりは譲れねーな」

「ふぇっ……ぐすっ……」

「何? どうしたのよみくるちゃん?
 なんで泣いてんのよ。
 あーもう鼻水まで出しちゃって……。
 ほら拭いてあげるからっ、顔上げて」

「しゅじゅみやさぁぁん……ごめんなさぁいぃぃ……じゅるる」

「ちょっとキョン! どうせあんたでしょ! みくるちゃんに何したのよ!!」

フフン。大丈夫、バレっこない。
朝比奈さん自ら話すことはないはずだ。

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 23:02:41.36 ID:dwkvlxBsO

「じゃあなんでみくるちゃん泣いてんのよ……。
 ねぇ古泉君、あなたは何も……見て……ない……の……?」

ハルヒの声が陰る。
様子が変だ。

「ねぇ、キョン……」
背後から聴こえる震えた声。

なんだ? どうした?
何も証拠は残してないはずだ。
それとも俺は何か見落としているのか?

「なんで……古泉君が……、
 みくるちゃんのメイド服を……着て……いる……の……?」





\(^o^)/おしまい。
付き合ってくれてありがとうございました。
今回はちょっと解りづらかったかも。
ゴメンネー。
じゃあIDの数だけ腹筋行こかwww



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