古泉「涼宮さんが最近ストレスを感じているようなんです」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/12(土) 22:44:45.02 ID:9cyFF22/0

キョン「…で?」

古泉「あなたに頼みたいのですが」

キョン「何をだ」

古泉「涼宮さんを癒してあげて下さい」

キョン「俺が嫌だ、と言ったらどうするんだ」

古泉「そうですね、仕方ありませんから僕が代わりに」

キョン「……!」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/12(土) 22:49:47.21 ID:9cyFF22/0

古泉「おや、どうなされたんですか?そんな怖い顔をして」

キョン「別に」

古泉「まあ、これであなたの了承も取れたことですし」

キョン「…何するつもりだ」

古泉「気になりますか?」

キョン「気になるも何も、お前ハルヒに何かできんのかよ」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/12(土) 22:52:11.17 ID:9cyFF22/0

古泉「できますよ」

キョン「…言ってみろ」

古泉「そうですね、愛の告白なんてのは」

キョン「あいつは、恋愛は精神病と」

古泉「だからですよ」

キョン「は?」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/12(土) 22:57:42.90 ID:9cyFF22/0

古泉「精神病というのは、すなわち『正常』でない。僕の言いたいこと…解りますよね?」

キョン「恋愛は精神病で、精神病は『普通』じゃなくて、ハルヒは『普通』じゃないものが好きだって言いたいんだろ」

古泉「理解が早くて助かります」

キョン「…なあ古泉、恋愛ってストレス解消になるのか?」

古泉「さあ」

キョン「さあってなんだよ」

古泉「僕はあくまで、一つの例を出しただけですから」

キョン「あのな」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/12(土) 23:00:46.84 ID:9cyFF22/0

古泉「しかしあなたも、なぜそこまで食いついてくるのですか?」

キョン「別に」

古泉「それさっきも言いましたよ」

キョン「別にいいだろうが」

古泉「あ、三回目ですね」

キョン「…」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/12(土) 23:04:34.80 ID:9cyFF22/0

古泉「他に案も出ないようですし、今回はこれで行きましょう」

キョン「マジか?」

古泉「えらくマジです」

キョン「ま、頑張れよ」

古泉「では」

キョン「ち、ちょっとまった」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/12(土) 23:09:02.00 ID:9cyFF22/0

古泉「なんですか?」

キョン「あー、その、なんだ…」

古泉「特に何もないならもう行きますよ」

キョン「あ、あれだ、今のハルヒのストレスとやらはどんだけのレベルなんだ?」

古泉「と、言いますと?」

キョン「お前たちがこんなことをするぐらいだ、さぞかしあのヘンテコ空間とかが大変なことになってるんじゃないかとな」

古泉「…それを聞いて、あなたはどうするつもりなんですか?」

キョン「え、あ、そのー…」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/12(土) 23:11:12.23 ID:9cyFF22/0

古泉「何か、他にいい案でも?」

キョン「う、その、だな」

古泉「とりあえず僕は涼宮さんのところに」

キョン「ま、待てって!」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/12(土) 23:14:13.84 ID:9cyFF22/0

古泉「何ですか?」

キョン「だからさ、ほら、あいつだって別段好きでもない奴から告白されたって」

古泉「僕は好きですよ」

キョン「念のため聞くが、そ、それは」

古泉「もちろん涼宮さんのことに決まってるじゃないですか」

キョン「……っ!?」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/12(土) 23:20:01.57 ID:9cyFF22/0

キョン「な、何で」

古泉「何でも何も、あんなに魅力的な人はそうそういませんよ」

キョン「あいつのどこが魅力的なんだよ?」

古泉「全てです」

キョン「じ、冗談、だよな?」

古泉「本気ですよ。本気と書いてマジと読むほど本気です」

キョン「そ、それはそれは」

古泉「とにかく、僕はこれから『好きな人』に告白してきますから」

キョン「それは『友達として』か?」

古泉「もちろん、『異性として』に決まってるじゃないですか」

キョン「………」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/12(土) 23:24:49.63 ID:9cyFF22/0

古泉「別にいいじゃないですか。僕は『機関』に所属する超能力者である前に、一介の男子高校生なんですよ」

キョン「そう、だよな」

古泉「それでは」

キョン「……」

古泉「だから何なんですか?僕はこれから」

キョン「……」

古泉「あなたは、涼宮さんのことが好きなんですか?」

キョン「な、なにを、」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/12(土) 23:28:30.14 ID:9cyFF22/0

古泉「正直に答えて下さい」

キョン「まあ、そりゃ嫌いじゃないが…」

古泉「好きなんですか?」

キョン「だ、だから何でそんな」

古泉「言ったじゃないですか、僕は涼宮さんのことが好きだと」

キョン「だからって、」

古泉「恋のライバルを気にするのは当然のことでしょう」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/12(土) 23:32:38.05 ID:9cyFF22/0

キョン「…別に俺は」

古泉「四回目ですよ」

キョン「俺は、その、だな、そりゃまあ好きか嫌いかと言われたら好きだと言うが」

古泉「いわゆる恋愛感情は持ち合わせていない、と?」

キョン「そういうことだ」

古泉「では言わせてもらいますが、」

キョン「何だよ」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/12(土) 23:39:24.14 ID:9cyFF22/0

古泉「あなたは今年の四月某日、カレンダーに印を付けましたよね?」

キョン「ななななななな、何でそれを」

古泉「どうしてその日、あり体に言えば去年の入学式の日に印を付けたんですか?」

キョン「いや、それは、その」

古泉「涼宮さんが忘れたとしても」

キョン「な、なあ、古泉」

古泉「なんでしょう」

キョン「俺の部屋のカレンダーくらいなら可愛いもんだが、何故そんなとこまで知ってるんだよ」

古泉「早く驚愕が読みたいです」

キョン「おい」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/12(土) 23:45:15.57 ID:9cyFF22/0

prrrrrr

古泉「呼び出し、ですか」

キョン「閉鎖空間か?」

古泉「そのようですね。仕方ありません、告白は明日にします」

キョン「…助かった」

古泉「え、」キョン「あれ」

古泉「何が助かったんですか?」キョン「何が助かったんだ?」

古泉「……」

キョン「……」

古泉「こんなことしてる場合じゃないですね。僕はバイトで来れないと伝えておいてもらえますか?」

古泉「涼宮さんに」

キョン「…ああ」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/12(土) 23:47:40.76 ID:9cyFF22/0

キョン「しかし、まさか古泉がハルヒのことを好きだとはな」

キョン「世も末だ」

キョン「……」

キョン「……」

キョン「……」

キョン「くそ、なんだってんだ」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/12(土) 23:51:11.80 ID:9cyFF22/0

ハルヒ「やっほー!みんな揃って…ってあんただけ?」

キョン「そうだ」

ハルヒ「有希は?」

キョン「お隣だ」

ハルヒ「みくるちゃんは?」

キョン「鶴屋さんと勉強会らしい」

ハルヒ「古泉くんは?」

キョン「…バイト、だそうだ」

ハルヒ「ふーん」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/12(土) 23:53:25.83 ID:9cyFF22/0

ハルヒ「ちょっとキョン、」

キョン「なんだ」

ハルヒ「あんた、何でそんなにイライラしてんのよ」

キョン「それはこっちのセリフだ」

ハルヒ「どういう意味よ」

キョン「いや、何でもない」

32 名前: ◆NDKm/Y1ShZIc [] 投稿日:2009/09/12(土) 23:56:07.92 ID:9cyFF22/0

こんなにやるつもりじゃなかったんだけど、とりあえず酉付けときます

34 名前: ◆8T2wnuEkq/Hy [] 投稿日:2009/09/13(日) 00:00:15.71 ID:YfdQEXri0

ハルヒ「なんだか暇ね」

キョン「いつもみたいにパソコンやってりゃいいじゃないか」

ハルヒ「そういう気分じゃないのよ」

キョン「そうかい」

ハルヒ「うーん、何かないかしら」

キョン「何もないんだったら帰ろうぜ」

ハルヒ「そんなのだめよ!…そうだわキョン、>>35しなさい」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 00:00:49.62 ID:XgvQ9jC9O

デート

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 00:05:28.15 ID:YfdQEXri0

>>32>>36の酉でお願いします


キョン「デ、デート?」

ハルヒ「そうよ。なにか文句ある?」

キョン「ツッコミどころはいろいろと満載だがな」

ハルヒ「と、とにかく!団長命令よ、あたしとデートしなさい」

キョン「……へいへい」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 00:10:57.05 ID:YfdQEXri0

ハルヒ「……♪」

キョン「なあハルヒ」

ハルヒ「何よ」

キョン「あー、どこに行きゃいいんだ?」

ハルヒ「は?」

キョン「いや、デートとか言われてもな」

ハルヒ「あんたまさか…、っていうか佐々木さんがいたんじゃないの?」

キョン「だからあいつとはそんなんじゃないんだよ」

ハルヒ「そう、なんだ…」

キョン「で、どこ行くんだよ」

ハルヒ「そうねえ…>>42なんてどう?」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 00:15:59.30 ID:Wp/P4fgQ0

屋上

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 00:20:21.92 ID:YfdQEXri0

キョン「ハルヒ」

ハルヒ「なによ」

キョン「おれは谷口じゃないからそういうのには詳しくないんだが」

ハルヒ「いいじゃないの、今日は天気もいいし」

キョン「やれやれ」

ハルヒ「ほら、行くわよっ!」

キョン「ハルヒ、ところで鍵はどうす」

ハルヒ「有希に任せるわ!」

キョン「いいのか?それで」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 00:28:13.28 ID:YfdQEXri0

ハルヒ「やっぱり屋上はいいわね。暖かいし」

キョン(正直、ハルヒは古泉のことどう思ってるんだろうか)

ハルヒ「キョン…?」

キョン(もし本当にハルヒも古泉のことが好きだったら俺はどうするんだ?)

ハルヒ「ちょっとキョン、聞いてるの?」

キョン(って、なんで俺が悩まなきゃいけないんだ。ハルヒと古泉の問題だろ)

キョン(ハルヒと、古泉の)

ハルヒ「キョン!」

キョン「なんだ?ハルヒ」

ハルヒ「なんだじゃないわよ!さっきからずっと無視して何様のつもりなの?」

キョン「ああ、…すまん」

ハルヒ「やっぱり今日のあんた何か変」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 00:32:57.79 ID:YfdQEXri0

キョン「そんなことはない」

ハルヒ「嘘。何かあったんでしょ?」

キョン「なんでもねえよ」

ハルヒ「…あ、あたしでよかったら相談乗るわよ?」

キョン「……」

ハルヒ「イヤなら別にいいんだけど、ほら、団員の相談を聞くのも団長の仕事じゃない」

キョン「……」

ハルヒ「……」

キョン「……」

ハルヒ「……」

キョン「実は、な」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 00:37:35.06 ID:YfdQEXri0

キョン(ま、待てよ俺、何を言おうとしたんだ?)

ハルヒ「実は?」

キョン「いやすまん、何でもない」

ハルヒ「言いかけたんだから最後まで言いなさい。気になるじゃない」

キョン「いや、本当になんでもないんだ」

ハルヒ「いいから早く言いなさい」

キョン(古泉がお前のこと好きらしい、なんて言えるはずもないだろ)

キョン(…なんで言えないんだ?)

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 00:43:20.26 ID:YfdQEXri0

ハルヒ「もしかしてさ、好きな人とかできたりした、の?」

キョン「……っ!」

キョン(そういやこいつの勘はかなり鋭いんだった)

キョン(…鋭い?なんだそりゃ)

ハルヒ「ま、人の恋愛に口出しはしないけど、団活さぼるのはナシよ」

キョン「待て、どうしてそんな話に」

ハルヒ「え、そうじゃないの?」

キョン「俺じゃない、古泉だ!」

ハルヒ「古泉くんが…?」

キョン「あっ」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 00:48:59.31 ID:YfdQEXri0

ハルヒ「誰なの?」

キョン「言いたくない」

ハルヒ「ということは知ってるのね。言いなさい」

キョン「嫌だね」

ハルヒ「どうしてよ」

キョン(…何でこんなにもハルヒに言いたくないんだろうね、俺は)

ハルヒ「あ、もしかしてあんたもその子が好きだったり」

キョン「それはない。絶対にない」

ハルヒ「じゃあいいじゃないの、言いなさい」

ハルヒ「団長命令よ!」

キョン「…お前」

ハルヒ「え?」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 00:52:27.26 ID:YfdQEXri0

キョン「……」

ハルヒ「ちょ、ちょっとキョン、何言ってるの?」

キョン「……お前が来る前にな、」

ハルヒ「……、」

キョン「聞いたんだよ、古泉から。本当なら今日告白するつもりだったらしいぜ」

ハルヒ「」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 00:57:51.32 ID:YfdQEXri0

キョン「ま、とりあえず俺は帰るわ」

ハルヒ「……」

キョン「ここで俺が言ってたなんて古泉に言うなよ?明日、ちゃんと告白されるだろうしな」

ハルヒ「あんたは?」

キョン「何がだ」

ハルヒ「あたしと古泉くんが付き合ってもいいの?」

キョン「……」

キョン「…別に」

ハルヒ「あっそ」

キョン「じゃあなハルヒ、また明日」



ハルヒ「…バカキョン」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 01:01:42.19 ID:YfdQEXri0

キョン(……)

キョン(別に、俺には関係ないしな)

キョン(団長様と副団長様が付き合うのを止める権利なんてないし、)

キョン(そもそも理由なんてないし)

キョン(……)

キョン(一体俺はどうしたいんだろうな)

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 01:08:18.97 ID:YfdQEXri0

次の日

谷口「なんだぁ?涼宮、えらく機嫌悪そうだな」

国木田「キョン、どうしたの?」

キョン「……」

谷口「どうせいつものだろ?」

国木田「喧嘩するほど仲いいっていうし、気にすることないと思うよ」

キョン「……」

国木田「ほらキョン、HR始まるよ」

谷口「やべ、宿題やってない、国木田見せてくれ」

国木田「仕方ないなあ」

キョン「……」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 01:12:06.07 ID:YfdQEXri0

キョン「おはよう…ハルヒ」

ハルヒ「…おはよ」

キョン「あのな」ハルヒ「あのね」

キョン「何だ?」

ハルヒ「あんたからでいいわよ」

キョン「……」

ハルヒ「今日、来る途中古泉くんにあったのよ」

キョン「そうか」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 01:16:52.63 ID:YfdQEXri0

ハルヒ「で、放課後少し時間をくださいって」

キョン「そ、そうか」

ハルヒ「だから、」

キョン「……」

ハルヒ「……」

キョン「ハルヒ」

ハルヒ「何」

ぎゅっ

キョン「俺な、いますごくイラついてるんだが」

ハルヒ「ちょっ、キョン、離しなさいよ」

キョン「理由はさっぱりだがな」

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 01:19:28.05 ID:YfdQEXri0

ハルヒ「キョン、解ってるの…?」

キョン「だから全然解らないと」

ハルヒ「ここ、教室よ」

キョン「……っ!!」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 01:23:22.51 ID:YfdQEXri0

キョン「す、すまん!」

ハルヒ「いいからキョン、さっさと席につきなさい、岡部も困ってるじゃないの」

キョン(何がやりたかったんだ俺は)

岡部「あー、HR始めていいか?」

キョン「すみません、始めてください」




ハルヒ「…本当、バカキョン」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 01:26:41.65 ID:YfdQEXri0

ハルヒ「じゃ、あんたもちゃんと行きなさいよ。あたしが戻ったときにいなかったりしたら」

キョン「解ってるさ」

ハルヒ「それならいいの」

キョン「……」

ハルヒ「じゃ、また後で」

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 01:31:05.45 ID:YfdQEXri0

コンコン

みくる「はぁ〜い」

ガチャ

みくる「あ、キョンくん。こんにちは、すぐお茶煎れますね」

キョン「いつもありがとうございます、朝比奈さん」

みくる「あ、長門さんもおかわりいりますか?」

長門「……」こくん

みくる「ちょっと待ってくださぁい」

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 01:35:48.36 ID:YfdQEXri0

みくる「はい、どうぞ」

キョン「ありがとうございます」

キョン(あいつ、告白…うけるんだよな)

キョン(…もし俺にハルヒのヘンテコパワーがあったら間違いなく閉鎖空間大発生だ)

キョン(……)

キョン(もしかして俺、嫉妬してんのか…?)

キョン(いやないそれはない。だいたいなんで)

キョン(……好き、か)

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 01:40:15.50 ID:YfdQEXri0

ばぁん!

ハルヒ「みくるちゃん、喉乾いたわ!お茶もらえる?」

みくる「あ、涼宮さんに古泉くん。こんにちは」

キョン「……!」

古泉「こんにちは」

ハルヒ「そこで偶然会っちゃったのよ、だから一緒に来たの」

みくる「そうなんですかぁ」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 01:45:35.72 ID:YfdQEXri0

ハルヒ「そうだみくるちゃん、新しい衣装持ってきてみたんだけど」

みくる「ひえっ!」

ハルヒ「どう?可愛いでしょ」

みくる「た、確かに…」

ハルヒ「今度は有希の分もあるのよ」

長門「……」

みくる「わあ、これすごく長門さんに似合いそうです」

ハルヒ「でしょ?」




キョン「…おい古泉」

古泉「なんでしょうか」

キョン「どうなったんだ?」

古泉「涼宮さんを見れば解ると思いますが」

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 01:48:29.45 ID:YfdQEXri0

ハルヒ「ちょっと、男どもは廊下に出てなさい!」

キョン「はいはい」

ばたん

キョン「古泉、」

古泉「はい」

キョン「ありがとな」

古泉「…はい」

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 01:51:53.66 ID:YfdQEXri0

キョン「俺、なんでお前に礼言ってるんだろうな」

古泉「なんででしょうね」

キョン「解んないのにはいって言ったのかお前は」

古泉「そうです」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 01:54:02.71 ID:YfdQEXri0

古泉「ところであなたは、…解ったんですか?」

キョン「いいや」

古泉「おあいこじゃないですか」

キョン「…悪かったな」

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 01:58:55.07 ID:YfdQEXri0

ハルヒ「入っていいわよ!」

がちゃ

ハルヒ「どう?」

古泉「お二人とも、よくお似合いですよ」

ハルヒ「当ったり前よっ!」

キョン「ハルヒ、」

ハルヒ「なに?みくるちゃんも有希も可愛いでしょ!」

キョン「それはそうなんだが」

ハルヒ「はやく言いなさいよ、じれったいわね」

キョン「……」

キョン「お前のは、ない…のか?」

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 02:02:21.12 ID:YfdQEXri0

ハルヒ「あ、あたし…?」

キョン「朝比奈さんも長門もいいが、俺はお前のが見たい」

ハルヒ「……」

キョン「……」

ハルヒ「…髪型の指定は?」

キョン「…ポニーテール、で……」

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 02:10:27.02 ID:YfdQEXri0

ハルヒ「ま、まあたまには雑用にご褒美をあげるのも悪くないわよね」

キョン「ありがとうござあます、団長様」

ハルヒ「なによ、その気持ちこもってない感謝の仕方」

キョン「俺はちゃんと感謝してるつもりだが」

ハルヒ「嘘つきなさい!」




みくる「あ、キョンくん、いつものキョンくんに戻りましたね」

古泉「やっぱり、これこそが平和なんだと感じますね」

みくる「ねえ古泉くん」

古泉「はい」

みくる「本当はどう思ってたの?」

古泉「そ、それはどういう…」

みくる「『禁則事項です』はナシね♪」



おしまい

96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 02:18:29.60 ID:YfdQEXri0

最初はドSなキョンでキョンハル書こうとしてたんです。
なのに気づけばキョンがえらく乙女に。
ちなみに古泉がハルヒのこと好きというのはもちろん演技です。最初はキョンをたきつけるつもりで書いたはずだったのにな、あれ?
そしてあれですね、PSPで書くのは無謀でした。遅いし。

こんな稚拙なスレを見てくれた全てのみなさんありがとうございました!
たのしかった。いつかまたやる。もしまたこの>>1を見かけることがあったら「ああ、あの才能ない奴か」とおもってやってください。ありがとうございました。

この後は落とすなり再利用するなりどうぞ。自分もまだしばらくここにいるので、何かあったらどうぞ。



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