1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/04(金) 22:18:41.95 ID:pjXlXcBW0
キョン「すまんハルヒ。俺と別れてほしい」
ハルヒ「えっ?」
キョン「いや、お前とは友達のとしての方がよかったと気づいちまったんだよ」
キョン「だから関係を元に戻してほしんだ」
ハルヒ「な……、べ、別にいいわよ。あんたとなんかノリで付き合ったようなもんだし」
キョン「そうか、俺らこれからも友達でいような。今までありがとなハルヒ」
キョン「それじゃまた明日な」
バタン
ハルヒ「………………」
ハルヒ「そんな……、やだよぅキョン……」
182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 01:03:04.68 ID:WqhhSDtw0
>>1の続き
校門
キョン「よっ。待たせたな」
???「ううん、全然まってないよ。むしろ私も用事あったから今来たとこなのね」
キョン「そうか、もうこんな時間か…………どっか飯でも食べてくか?」
???「うーん、じゃあいつものファミレスで」
キョン「よしっ、後ろのっていいぞ阪中」
阪中「じゃあ、おじゃまするのね」
185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 01:07:02.08 ID:WqhhSDtw0
ファミレス
キョン「おれはミートソースでいいかな。阪中は決まったか?」
阪中「うーん、わたしもミートソースでいいや」
阪中「それよりキョン君…………、あの………」
キョン「…………ハルヒの事か?」
阪中「………うん」
キョン「………さっき別れてきた」
阪中「………そっか」
キョン「まぁ、あいつもなんか俺とはノリで付き合ったみたいな事言ってたしな。別に気にする事じゃないさ」
キョン「だから……阪中、俺と付き合ってくれ」
190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 01:12:00.85 ID:WqhhSDtw0
阪中「………でも」
キョン「阪中、ハルヒと別れたら付き合ってくれるって約束したじゃないか」
キョン「阪中、俺はお前が好きなんだよ」
阪中「……うん」
キョン「だから俺と付き合ってくれ」
阪中「うん」
キョン「よしっ、それより早くメニュー頼もうぜ」
阪中「そうなのね」
古泉「さてと、今日もyourfilehostでも見て一発抜いときますか」
prrrrrrrrr
森「古泉!閉鎖空間が発生したわ!大至急来てちょうだい!」
古泉「なんだと………」
192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 01:16:07.62 ID:WqhhSDtw0
翌日
キョン「よう」
ハルヒ「………」
キョン「おいおい、無視かよ。俺ら友達でいるんじゃなかったのかよ」
ハルヒ「分かってるわよ、ただ猛烈に眠くてただ返事するのがめんどかっただけ」
キョン「そうかい。よる遅くまで起きてないでちゃんとねろよ」
ハルヒ「はいはい(誰のせいだとおもってんのよ)
193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 01:19:06.41 ID:WqhhSDtw0
阪中「キョン君おはよ」
キョン「おう、阪中。おはよう」
阪中「今日も帰り校門の前でまってるのね」
ハルヒ「!?」
キョン「わかった。今日も団活があるから遅くなるが」
阪中「大丈夫なのね」
ハルヒ「ちょっとどういうk」
キーンコーンカーンコーン
岡部「朝のHR始めるぞー。席つけー」
ハルヒ「……(どういう事??)」
196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 01:23:35.01 ID:WqhhSDtw0
キョン「うおっ!……もう昼休みか、どんだけ寝てんだ俺は」
キョン「あれ?阪中は?」
屋上
ハルヒ「阪中さん、朝のキョンとの会話どういう事?」
阪中「どういう事って……」
ハルヒ「キョンと一緒に帰るみたいな事言ってたけど」
197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 01:24:57.94 ID:WqhhSDtw0
阪中「うん、いったのね」
ハルヒ「!?」
ハルヒ「あんたさぁ、人の彼氏に手出すなんて最低ね」
阪中「えっ、キョン君は別れたって…」
ハルヒ「!!!」
ハルヒ「わ、別れてなんかないわよ!!!!」
ハルヒ「キョンは私と付き合ってるの!!だからもうキョンには近づかないでちょうだい!!」
阪中「………」
古泉「さて、昼休みですしトイレで一発抜いてから食事でもしますか」
古泉「昨日はさんざんでしたしね」
バンッ!!!!
森「古泉!閉鎖空間よ!
200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 01:27:09.97 ID:WqhhSDtw0
ミスった
ハルヒ「キョンは私と付き合ってるの!!だからもうキョンには近づかないでちょうだい!!」
阪中「………」
古泉「さて、昼休みですしトイレで一発抜いてから食事でもしますか」
古泉「昨日はさんざんでしたしね」
バンッ!!!!
森「古泉!閉鎖空間よ!」
古泉「森さん!?なんで学校に!?(てかなんで男子トイレに!?)」
201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 01:28:17.58 ID:WqhhSDtw0
キョン「国木田と谷口もいねーなぁ。しょうがない、部室で食事とるとするか」
部室
ガチャッ
キョン「あれ?ハルヒ、お前部室でなにやってんだ?」
ハルヒ「別に……それよりキョン。今日はSOSの活動はなしにするわ」
202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 01:30:23.37 ID:WqhhSDtw0
キョン「そうか、じゃ今日は早くかえ」
ハルヒ「でも今日は行きたいとこあるから付き合って」
キョン「あー、悪い。今日はちと阪中と用事があるんだ」
ハルヒ「阪中さんなら帰ったわよ」
キョン「えっ?」
ハルヒ「具合が悪いからさっき早退したわ」
キョン「………そうなのか」
ハルヒ「そういう事だから放課後ちゃんと空けといてよね」
キョン「(阪中早退したのか……、あと電話でもするか)」
203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 01:31:34.64 ID:WqhhSDtw0
放課後
ハルヒ「キョン。行くわよ」
キョン「ああ、てかお前の行きたいとこってどこだよ」
ハルヒ「ああ、それはもういいわ」
キョン「はぁ?」
ハルヒ「そんな事より家来ない?」
205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 01:32:35.83 ID:WqhhSDtw0
キョン「なんだって?行くとこがないなら帰らせてもらう」
ガシッ!
ハルヒ「お願い待って!実はこの間家族で旅行に行った時においしいケーキの土産があるのよ!」
ハルヒ「それをキョンに食べて欲しくって」
キョン「別に今日じゃなくてもいいだろう。」
ハルヒ「えっと、その………そう!賞味期限が今日までなのよ!だから今日じゃなきゃだめなの!!」
キョン「そうなのか?」
ハルヒ「そうよ。だからねっ?いいでしょ?ほらっ、あんたチーズケーキ好きでしょ?おいしいチーズケーキ買ってきたからさっ。ねっ?」
キョン「そうか。じゃお邪魔してもいいか?」
ハルヒ「うん!」
208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 01:35:06.30 ID:WqhhSDtw0
ハルヒ宅
ハルヒ「じゃあケーキ二階に持っていくから先に私の部屋に行ってて」
キョン「わかった」
キョン「そういえば俺ハルヒと別れたんだよな……」
キョン「なんか変な感じだな」
キョン「…………」
キョン「あいつの部屋変わってないな」
キョン「!?」
212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 01:41:08.59 ID:JQaYF4hcO
規制くらったのでとりあえず携帯から投稿します
ハルヒ「!?」
ハルヒ「ちょっと!あんた何勝手に見てんのよ!!」バッ!
キョン「おわっ!?」
ハルヒ「勝手に見ないでよね!」
キョン「てか机の上に堂々と飾ってそれを見るなという方が無理だろ」
ハルヒ「………(片付けておく忘れてた)」
214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 01:45:12.72 ID:JQaYF4hcO
キョン「てかその写真……」
ハルヒ「………なによ」
キョン「まだとってあったんだな」
キョン「二人で初めてデートした時の写真」
ハルヒ「………」
ハルヒ「ねぇ、キョン?」
キョン「………なんだ?」
ハルヒ「昨日のあれ冗談だよね?」
216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 01:50:09.15 ID:JQaYF4hcO
キョン「………」
ハルヒ「なんか今日阪中さんが変な事言ってきたのよ」
ハルヒ「キョンと私が別れたとか」
ハルヒ「だってキョンは私をからかうつもりでいっただけなのに」
キョン「………ハルヒ」
ハルヒ「なのに阪中さんってば本気にしちゃってさ」
218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 01:53:51.23 ID:JQaYF4hcO
ハルヒ「だから私キョンとは別れてないっていったのよ」
ハルヒ「そしたらあの女『キョン君と私は付き合ってる』って」
ハルヒ「阪中さんにしては面白い冗談いうなぁって思って」
キョン「冗談なんかじゃないんだハルヒ……」
ハルヒ「それでね私言ってやったのよ」
219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 01:56:58.84 ID:JQaYF4hcO
ハルヒ「キョンと私は付き合ってるからキョンに手を出したらただじゃおか」
キョン「ハルヒ!!」
ハルヒ「!?」ビクッ
キョン「阪中の言ってる事は冗談なんかじゃない」
キョン「実は俺たち付き合ってるんだ」
ハルヒ「………」
220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 02:01:10.16 ID:JQaYF4hcO
キョン「お前と別れた後ですぐだから信じられないかもしれんが」
ハルヒ「……いや」
キョン「俺もお前の事は好きだったさ。でもそれ以上に阪中の事が好きになっち
まったんだ」
ハルヒ「いや、いやぁ……」
キョン「だから、その、すまないとしか言えない……」
ハルヒ「いややああぁぁぁぁぁぁぁ」
キョン「ハルヒ、ごめん……」
221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 02:05:20.10 ID:JQaYF4hcO
ギュッ
キョン「!?」
ハルヒ「やだ!!お願いキョン!私別れたくない!」
キョン「……お前昨日俺とはノリで付き合ったとかいってたじゃないか」
ハルヒ「うそよ!あれはうそ!だからお願い!」
ハルヒ「あっ、私今日安全日だから生でやっていいわ!」
キョン「生ってお前……」
ハルヒ「キョンメイドのコスプレ好きよね!私ちゃんと着替えるから!ねっ?」
225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 02:09:28.09 ID:JQaYF4hcO
キョン「離してくれ。帰らせてもらう」
ハルヒ「やだ!離さない!!!」
キョン「頼むハルヒ」
ハルヒ「やだ!!」
キョン「離せ!!!」バッ
ハルヒ「きゃあっ!」ドカッ
228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 02:14:41.07 ID:JQaYF4hcO
キョン「すまんハルヒ………、ケーキ上手かった。ありがとな」
ハルヒ「いやぁ、やだよキョン。行かないで……」
キョン「じゃあなハルヒ。また明日学校でな」
ハルヒ「いやぁ……」
ハルヒ「いやあああぁぁぁぁぁ」
230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 02:18:32.00 ID:JQaYF4hcO
キョン宅
キョン「阪中に電話しなきゃ」
prrrrrrrrr
ガチャ
阪中「………」
キョン「あ。もしもし阪中か?」
阪中「……うん」
234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 02:23:13.86 ID:JQaYF4hcO
キョン「体調大丈夫か?」
阪中「……大丈夫なのね」
キョン「………実は今日放課後にハルヒと会ってたんだ」
阪中「そうなんだ……」
キョン「それでな、色々と話を聞いたんだよ」
キョン「まぁ、ハルヒと俺は別れた。これは事実だ」
阪中「………信じていいの?」
キョン「あぁ、もちろんだ。信じてくれ」
236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 02:28:56.47 ID:JQaYF4hcO
阪中「じゃあ私はキョン君を信じるのね」
キョン「おう。ただな今日のハルヒの事は許してやってくれないか?」
キョン「あいつも急な事で頭が混乱しちまってるんだ」
阪中「………」
キョン「全て悪いのは俺だって分かってる。俺の我が儘だって事も」
キョン「それでもやっぱりハルヒの事を許してやって欲しい」
阪中「……わかったのね」
キョン「阪中サンキューな。もし次ハルヒがなんか言ってきたら俺がちゃんと言うからさ」
阪中「うん」
239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 02:33:13.38 ID:JQaYF4hcO
キョン「まぁ今日はゆっくり休んでくれ」
阪中「うん。ありがとう。おやすみ」
キョン「あぁ、おやすみ」
ピッ
キョン「疲れたな。俺も寝るか」
古泉「やっと一週間ぶりにオナニーができますねぇ」
古泉「………今日は無難に床オナでいきましょう」
古泉「ふんもっふ!」ビュルビュル(1リットル)
242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 02:37:38.86 ID:JQaYF4hcO
次の日
キョン「はぁ…」
谷口「ようキョンどうした?溜め息なんかついて」
キョン「別に(ハルヒに会うの気まずいな)」
谷口「なんだよつれないな。あれ?あそこにいるの阪中じゃね?」
阪中「二人ともおはようなのね」
244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 02:42:27.56 ID:JQaYF4hcO
谷口「おう阪中めずらしいな」
阪中「まぁね。あっ、キョン君今日お昼一緒に食べようね」
キョン「あぁ」
谷口「えぇ!お前ら付き合ってんのかよ!?」
キョン「まぁな」
谷口「(確かこいつ最近涼宮と付き合ってたよな??)」
247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 02:45:55.98 ID:JQaYF4hcO
教室
ハルヒ「おはようキョン」
キョン「おうハルヒ。おはよう(案外普通だな。もう大丈夫なのか?)」
ハルヒ「今日お昼ご飯どこで食べよっか?」
キョン「えっ?」
ハルヒ「今日ねキョンのために弁当作ってきたの」
249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 02:50:40.90 ID:JQaYF4hcO
ハルヒ「キョンが昨日どうしても食べたいっていうから朝早く起きて作ってきたんだからね」
キョン「お前なに言って」
ハルヒ「キョンってほんと子供なんだから。今どきたこさんウィンナー食べたいっていうのキョンだけよ」
ハルヒ「でも許してあげる。だってキョンは私の事が大好きでしかたないもんね」ニコッ
キョン「ハルヒ……」ゾクッ
阪中「………」
キーンコーンカーンコーン
岡部「朝のHR始めるぞー」
252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 02:55:41.54 ID:JQaYF4hcO
休み時間
キョン「売店でコロッケでも買うか…」
長門「………」テクテク
キョン「よう長門。お前も売店に行くのか?」
長門「……気をつけて」
キョン「えっ?」今なんて」
長門「………」テクテク
キョン「行っちまった……、何だったんだ?」
259 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 03:03:16.71 ID:JQaYF4hcO
阪中「キョン君!」タッ
キョン「おっ、阪中。どうした?」
阪中「……今朝の事なんだけど」
キョン「あぁ……あれな。俺はハルヒにあんな事は言ってない。阪中信じてくれ」
阪中「うん。私はキョン君を信じるよ。でもなんか涼宮さんの様子おかしかったから……」
キョン「確かに……、目が少しあれだったな……」
阪中「うん。なんか目に光が感じないっていうか……」
キーンコーンカーンコーン
キョン「やべ!次体育じゃねえか!すっかり忘れてた!」
阪中「そうだったのね!急がないと!」
267 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 03:11:06.72 ID:JQaYF4hcO
体育
阪中「やっぱりバレーは疲れるのね」
ハルヒ「あらっ、阪中さんお疲れ」
阪中「あっ、涼宮さんお疲れなのね」
ハルヒ「具合は大丈夫かしら?」
阪中「大丈夫なのね」
ハルヒ「あっ、それより阪中さん。キョンから聞いた?」
275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 03:20:51.84 ID:JQaYF4hcO
阪中「えっ?何を?」
ハルヒ「あの馬鹿まだ言ってなかったのね。まぁ、いいわ。私が代わりに言ってあげる」
ハルヒ「正直もうあんたと一緒にいたくないって言ってたわよ」
阪中「えっ?」
ハルヒ「あいつ優しいからいざ本人を前にするとどうも言いたい事が言えなくなっちゃうのよね。だから私が今代わりにいってあげたの」
阪中「………」
ハルヒ「だからもうキョンに近づかないであげて」
282 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 03:28:57.33 ID:JQaYF4hcO
阪中「………涼宮さんうそはよくないのね」
ハルヒ「はっ?」
阪中「キョン君は絶対そんな事言う人じゃないのね。それに私キョン君に告白された時の事よく覚えてるのね。あの時のキョン君の目はとても真っ直ぐでしっかり私を見てくれてたのね。だからあの時のキョン君の言葉はうそじゃない」
阪中「だからうそをついているのは涼宮さんのほうなのね」
ハルヒ「ちっ、このアマが」ボソッ
ハルヒ「てゆーかあんたキョンとやったの?」
阪中「はっ?」
ハルヒ「だからキョンとHしたかって聞いてんのよ」
300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 03:45:40.05 ID:JQaYF4hcO
阪中「な、きゅ、急に何を言い出すのね!」
ハルヒ「あらっ、その様子だとまだのようね」ニヤッ
ハルヒ「私の時なんて付き合ったその日にしたわよ」
ハルヒ「あんた恋愛経験が少なそうだから分かんないかもしれないけど男と女は常に体を求め合うものなのよ」
ハルヒ「まぁ、考えなんて人それぞれだから深い事は言わないけどキョンはすぐに私の体を求めてきたわ」
阪中「………」
ハルヒ「昨日だって私の家でいきなりキョンが抱きついてきたわ。私全然そんな気なかったんだけどキョンがどうしてもやりたいっていうから仕方なくね」
ハルヒ「しかもあいつゴムなしでやりたいとか言っ」
阪中「………もうその話はいいのね」
ハルヒ「あら、そう」
303 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 03:58:16.93 ID:JQaYF4hcO
すまん。もう限界っす。とりあえず寝ます。今日昼からバイト入ってるんだけど夕方か夜、どっちに終わるか分かんないっす。その後なら書けます。保守は強制しません。もし残ってたら続き書きたいと思ってます。
359 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 17:03:24.40 ID:JQaYF4hcO
今バイト終わりました。保守してくださった方サンクスです。今から帰って6時くらいには再開出来ると思います。書き溜めてないのでゆっくりになるかもしれませんがよろしくです
368 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 18:03:03.19 ID:JQaYF4hcO
パソコンの調子悪いんで携帯から投下していきます>>300の続き
昼休み
ハルヒ「ねぇキョン、お昼一緒にたべよう?」
キョン「………悪い、俺阪中と一緒に食べる約束してるから」
ハルヒ「それなら大丈夫よ。私さっき阪中さんと一緒に食べる約束したから」
キョン「え?」
阪中「キョン君一緒に食べ」
ハルヒ「ねぇ、阪中さん。私も一緒に食べていいんだよね?」
375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 18:17:26.80 ID:JQaYF4hcO
阪中「えっ?なんのこ」
ギュッ
阪中「!?」
ハルヒ「一緒にたべようね?」ニコッ
阪中「う、うん(おしりすごいつねってる………い、いたい)」
キョン「阪中がいいっていうなら」
ハルヒ「それじゃあ屋上で食べましょ。行こキョン」
キョン「おわっ、そんな急に引っ張るなって」
阪中「…………」
380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 18:26:51.66 ID:JQaYF4hcO
屋上
ハルヒ「はい、キョン。あーん」
キョン「…………」
ハルヒ「キョンだめじゃない。男の子なんだからしっかり食べないと。はい、あーん」
キョン「あ、あぁ。サンキュー」
阪中「………」
キョン「(やっぱりここはちゃんと言ってはっきりさせないと)なぁ、ハルヒ」
ハルヒ「ん?何キョン?」
キョン「俺たちもう付き合ってないんだよな」
389 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 18:37:13.58 ID:JQaYF4hcO
ハルヒ「………」
キョン「だからこういうのやめないか?ていうかやめてくれ」
ハルヒ「………そうよね、そうだよね」
ハルヒ「私一人で楽しくなっちゃって馬鹿みたい。なんかごめんね二人とも」
ハルヒ「私もう行くから」タッ
キョン「あ、ハ、ハルヒ」
キョン「行っちまった、少し言い過ぎちまったか?」
阪中「そんな事ないと思うよ。そんな事より早く飯食べるのね」
キョン「あぁ」
398 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 18:47:10.00 ID:JQaYF4hcO
アナウンス「2年5組◯◯君。至急職員室、岡部のところまで来てください」
阪中「あれっ?キョン君呼ばれてるよ」
キョン「俺何かしたっけ?全く記憶にないんだが………まぁ、ちょっと行ってくるわ」
阪中「いってらっしゃい」
阪中「………」
阪中「一人で屋上ってなんだか寂しいのね」
ハルヒ「じゃあ私が一緒にいてあげる」
阪中「!?」
403 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 19:00:51.77 ID:JQaYF4hcO
阪中「涼宮さんいつからそこに……」
ハルヒ「あら、私がここにいちゃ悪いのかしら?」
阪中「べ、別にそんな事ないのね」
ハルヒ「てかさ、あんたちょームカつくのよ」ガシッ
阪中「!?」
ハルヒ「人の彼氏勝手に手出してさ」
ハルヒ「泥棒猫みたいな真似しちゃって」
阪中「う、す、涼宮さん、く、苦しいのね……」
411 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 19:13:18.54 ID:JQaYF4hcO
ハルヒ「あっ、いい事思いついた」
ハルヒ「このまま私があんたの事殺してあげようか?そうすればキョンもこの泥
棒猫に騙されずにすむんだし」
ハルヒ「ねっ、いい考えでしょ?」ニコッ
阪中「う……」ゾクッ
キーンコーンカーンコーン
ハルヒ「あっ、チャイムなっちゃたわ」スッ
阪中「う……、ゲホッ、ゲホ」
ハルヒ「阪中さん、私先行ってるから」タッ
阪中「うぅ………」
416 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 19:26:58.05 ID:JQaYF4hcO
放課後
キョン「よう古泉」
古泉「おや奇遇ですね。部室までご一緒させても?」
キョン「あー、悪いが今日は団活には顔を出さないつもりなんだ」
古泉「おや、何か用事でも?」
キョン「まぁ、ちょっとな」
古泉「そうですか、あまり涼宮さんを不機嫌にさせないで下さいよ。最近閉鎖空
間が頻繁に出現しているんですから」
キョン「そうか、すまない。努力するよ」
古泉「そうしていただけるとありがたいですね。最近は忙しすぎてろくにオナニ」
古泉「おっと、失礼しました」
キョン「??」
古泉「まぁ、涼宮さんの事は頼みますよ。僕はそろそろこの辺で、では」
キョン「あぁ、またな」
キョン「………古泉すまん」
421 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 19:38:58.47 ID:JQaYF4hcO
キョン「よう、待ったか」
阪中「ううん、全然まってないのね」
キョン「そっか、ていうか今日本当に阪中の家行っていいのか?」
阪中「うん。大丈夫なのね。ちゃんとお父さんとお母さんにもキョン君の事紹介したいのね」
阪中「だから早く行こ」
キョン「あぁ、んじゃ行くか」
キョン「やべ!雨降ってきやがった!」
阪中「結構強くなってきたのね」
キョン「いそごうぜ!」
423 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 19:49:31.15 ID:JQaYF4hcO
阪中宅
キョン「ふぅ、やっとついたぜ」
阪中「結局二人してビショビショなのね」
キョン「あぁ、風邪ひかないようにって、うおっ!」
阪中「??キョン君どうしたの?」
キョン「いや、なんでもない(阪中ブラジャー透けて見える………急いでたから気づかなかったな)」
キョン「ピンクか……いい」ボソっ
阪中「何か言った?」
キョン「いや、何も(俺の理性が暴走しそうだ………正直たまりません)」
阪中「??タオル貸すから早く家に入るのね。このままじゃ風邪引くのね」
キョン「あぁ、悪いな」
キョン「ん?(この光景どっかで見たような……)」
425 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 20:01:23.61 ID:JQaYF4hcO
キョン「相変わらず広いな」
阪中「キョン君が来るのってルソーの時以来だっけ?」
キョン「うーん、まぁそうなるな」
阪中「そっか、もうあれから半年以上経つんだね」
キョン「そうだな、時間の流れは早いもんだ」
阪中「………私あの時から少しだけキョン君のこと気になってたかも」
阪中「いや、もしかしたら好きだったかもしれない」
キョン「………」
426 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 20:10:47.68 ID:JQaYF4hcO
阪中「でもキョン君には涼宮さんがいて……」
阪中「2年生にあがった時もキョン君と同じクラスで私はうれしかったな」
阪中「でもその後すぐにキョン君と涼宮さんは付き合っちゃったけど」
キョン「阪中……」ギュッ
キョン「大丈夫だ。今俺が好きなの阪中お前だから……」
阪中「キョン君……」
428 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 20:18:28.07 ID:JQaYF4hcO
キョン「あ、悪い。こんなとこ親に見られる訳にもいかないしな」
キョン「ってあれ?阪中の親はどこにいるんだ?」
阪中「………」
キョン「阪中……?」
阪中「……ごめんキョン君。実は今日お父さんもお母さんもいないんだ」
キョン「………マジで?」
阪中「……うん」
431 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 20:26:23.79 ID:JQaYF4hcO
キョン「……でも何でうそなんかついたんだ?」
阪中「だって……」
キョン「だって?」
阪中「…………キョン君!」
ギュッ
キョン「!?」
阪中「えーと、そ、その何て言えばいいんだろう」
キョン「ど、どうしたんだよ阪中」
阪中「きょ、キョン君を私の物にしてください!」
キョン「!?」
433 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 20:35:16.51 ID:JQaYF4hcO
阪中「え、えーと」
キョン「さ、阪中、それどういう意味で言ってる?」
阪中「ど、ど、どういう意味って」
キョン「正直な話、お、俺は結構18禁の方を想像しちまったんだが。そ、そういう意味じゃないよな。は、はは」
阪中「…………」
キョン「は、はは…………マジ?」
阪中「………うん」
阪中「だって私キョン君の事好きだから」
437 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 20:47:04.35 ID:JQaYF4hcO
阪中「それに今日は親だって帰ってこないから、だからその、んっ」
キョン「………ふぅ、わ、悪い。急にキスなんかしちまって」
阪中「……ううん、うれしかったのね」
キョン「その、いいのか」
阪中「うん。あ、でも待って、その……お風呂に入ってから」
キョン「あぁ」
阪中「………キョン君先に入って」
キョン「わかった。えーと風呂は」
阪中「あ、こっちなのね」
キョン「あ、ああ。サンキュー」
439 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 20:56:36.09 ID:JQaYF4hcO
風呂場
キョン「でけぇ、どこの旅館の銭湯だよこれ」
キョン「さすがお嬢様って感じだな」
キョン「…………たつのはえぇよ俺」
キョン「これからだろうが全く」
キョン「………」
キョン「一発抜いとこうかな」
442 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 21:06:09.26 ID:JQaYF4hcO
キョン「阪中出たぞ」
阪中「あ、キョン君」
キョン「なかなかいい湯だったぞ」
阪中「そう、それはよかったのね」
キョン「阪中も入ってこいよ」
阪中「う、うん。じゃあ入ってくるのね」
阪中「その、………部屋で先に待ってて」
キョン「あぁ、分かった」
445 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 21:17:42.94 ID:JQaYF4hcO
キョン「…………」
キョン「なんだろうこの感じ」
キョン「なんか頭ん中がもやもやするんだよなぁ」
キョン「………」
キョン「うーん、まぁいいか」
キョン「考えてもしょうがないしな」
阪中「キョン君」
447 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 21:21:05.91 ID:JQaYF4hcO
キョン「おう、出たか阪中ってあれ?」
阪中「ふふ、普通に服来てるから少しガッカリした?」
キョン「い、いや別に(案外図星だったりする)」
阪中「………キョン君」
キョン「阪中……」
ギュッ
キョン「ほんとにいいのか?」
阪中「……うん」
キョン「そうか、好きだ阪中」
阪中「うん、私も」
阪中「キョン君大好きだよ」
450 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 21:33:02.16 ID:JQaYF4hcO
事後
キョン「阪中……痛かったか?」
阪中「うん、いれる時がちょっとだけ」
阪中「でもその後は気持ちよかったよ?」
キョン「そ、そうか?ならいいんだ」
阪中「私キョン君の手好き。おっきくて優しくて暖かい感じがする」
キョン「うっ……」ズキッ
阪中「??、どうしたのキョン君?」
キョン「いやなんでもない」
キョン「(またこの感覚……一体何だってんだ)」
454 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 21:43:00.51 ID:JQaYF4hcO
阪中「ねぇ、キョン君」
キョン「ん?どうした阪中」
阪中「私もこれからキョンって呼び捨てしてもいい?」
キョン「??、別にいいが」
阪中「じゃあこれからキョンって呼ぶね」
阪中「これでやっと同等なのね」ボソっ
キョン「ん?何か言ったか?」
阪中「いや、何も言ってないのね、キョン好きだよ」
キョン「あぁ、俺もだ」
458 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 21:55:12.16 ID:JQaYF4hcO
翌朝
阪中「キョン起きて、朝なのね」
キョン「え、あぁ、もう朝か……(結局泊まってしまった……)」
阪中「そろそろ行く準備しないと学校に遅刻するのね」
キョン「あぁ、てか俺の制服は?」
阪中「ビショビショだったから洗濯して干しておいたのね。もう乾いたからそこ
にたたんどいたのね」
キョン「おぉ、マジか。なんか悪いな」
阪中「ううん、そんな事より早く準備するのね」
キョン「おう」
461 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 22:05:26.44 ID:JQaYF4hcO
学校
谷口「ようキョン」
キョン「おう谷口、相変わらずテンションたけえな」
谷口「まっ、それが俺の取り柄だからな。つーか、朝からお熱いぜ二人とも」
阪中「谷口君そんな事いったら照れるのね。キョンそろそろ急がないと予鈴なっちゃうよ」
キョン「あぁ」
谷口「キョン?(阪中ってキョンの事呼び捨てだったっけ?)」
463 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 22:13:47.14 ID:JQaYF4hcO
ガラガラガラガラ
キョン「ふぅ、なんとか間に合ったな」
ハルヒ「あっ、キョン。今日は」
阪中「ねぇ、キョン。そういえば私達数学の宿題やってないのね。昨日結局遊んだまま寝ちゃったから」
ハルヒ「えっ……」
阪中「先生来るまで私の机でやるのね」
キョン「ちょ、阪中。教室でこんなにくっつかなくても」
阪中「いいのね。だって私たち付き合ってるんだもん」
464 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 22:21:43.27 ID:JQaYF4hcO
男子生徒A「えっ、キョンって阪中と付き合ってんの?」
男子生徒B「キョンって涼宮と付き合ってなかったっけ?」
女子生徒A「阪中さんってあんなに積極的な人だったっけ?」
ざわざわざわざわ
国木田「阪中さんってああいう性格してたっけ?」
谷口「さぁ?」
466 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 22:30:56.92 ID:JQaYF4hcO
ハルヒ「ちょ、ちょっと、あんた達!クラスで何いちゃちゃしてんのよ。人目ぐらい気にしなさいよ」
阪中「別に私達付き合ってるんだからいいじゃない。それよりキョンここの問題の答え違うのね」
ハルヒ「キョンって呼び捨て………」
阪中「別に彼女が彼氏の事呼び捨てにするぐらい普通なのね。ていうかさっきから涼宮さん私達に嫉妬ばっかりして醜いのね」
ハルヒ「なっ……」
472 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 22:44:13.93 ID:JQaYF4hcO
阪中「だってそうでしょ?確かに涼宮さんとキョンは付き合っていたのね。でもそれは過去の話。涼宮さんはまだキョンの事好きかもしれないけどキョンの好きな人はもう私なのね」
阪中「今のキョンの彼氏は私なのね。だからもう私達にちょっかいかけるのやめて欲しいのね」
ハルヒ「!?」
ハルヒ「う………」タッ
キョン「ハ、ハルヒ」
ガシッ
阪中「キョン宿題まだ終わってないのね、それにもう朝のHR始まるのね」
キョン「さ、阪中……」
男子生徒C「お、おい阪中が涼宮の事打ち負かしたぞ」
女子生徒B「阪中さんと涼宮さんって最近まで仲良かった気がするけど」
谷口「お、おい。見たかよ今の」
国木田「うん、す、すごかったね」
475 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 22:54:19.83 ID:JQaYF4hcO
昼休み
キーンコーンカーンコーン
キョン「(結局ハルヒは戻って来なかったな)」
阪中「キョン一緒に弁当食べよ」
キョン「あぁ、ていうか俺昨日帰ってないから弁当とかないんだが」
阪中「大丈夫なのね、私朝早く起きてキョンの分まで作ってきたのね」
キョン「おぉ!マジか、サンキュー阪中」
阪中「ふふ、別にたいしたの作ってないのね」
キョン「いやいや、全然上手そうだ。よし、いただきまーす!」
アナウンス「2年5組◯◯君。至急職員室、岡部のところまで来てください」
キョン「………またかよ」
キョン「しょうがない、すぐ戻ってくるから」
阪中「うん、待ってるね」
478 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 23:05:05.86 ID:JQaYF4hcO
ガラガラガラガラ
ハルヒ「………」
男子生徒「げっ、涼宮が戻ってきたよ」
女子生徒「うわ、涼宮さんの席に阪中さん座ってるし」
ハルヒ「………ちょっとどいてよ」
阪中「何?また私達にちょっかいかけに来たの?」
ハルヒ「別にそんなんじゃないわよ………、弁当取りに来ただけよ」
阪中「ねぇ、涼宮さん。あの後授業も出ないでどこに行ってたの?」
ハルヒ「……別にあんたには関係ないでしょ。いいからそこどいてよ」
阪中「そうね。私にはは関係ないのね。今どくわ」
ハルヒ「…………」
481 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 23:16:21.74 ID:JQaYF4hcO
阪中「…………ねぇ、涼宮さん」
ハルヒ「………何よ?」
阪中「昨日はありがとうなのね。私涼宮さんにはすごい感謝してるのね」
ハルヒ「は?何の事?」
阪中「涼宮さん昨日私に男女間について教えてくれたのね。そのおかげで私もキョンの事たくさん知る事が出来たのね」
ハルヒ「あんた何言って」
阪中「大きい声じゃ言えないけどキョンってとっても上手なのね。私初めてなのに2回もイッちゃったのね」
ハルヒ「!?」
ハルヒ「あんた」
阪中「あ、そうそう。キョンが言ってたのね。涼宮さんとやる時よりも私の時の方がずっと興奮したって」
ハルヒ「!!」
484 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 23:26:44.14 ID:JQaYF4hcO
ハルヒ「この!!」
バチンッ!
阪中「…………」
阪中「………な」
阪中「何すんのよ!!」
バチンッ!
ハルヒ「い、痛いじゃない!この!」
男子生徒「まずいぞ!ケンカだ!」
女子生徒「ちょっと誰か!男子止めなさいよ!!」
国木田「た、谷口!キョン呼んできて!」
谷口「お、おう!」
495 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 00:06:09.91 ID:NRZsB+Ye0
阪中「はあ…はあ…」
ハルヒ「…どうしたの、阪中さん。苦しそうね」
国木田「…!」
国木田「涼宮さんはあれだけ動いて全然息が切れてないんだ…」
阪中「はあ…はあ…負けないんだからぁっ!」
ヒュンッ!ヒュンッ!
男子生徒「阪中の攻撃があたらなくなった!」
女子生徒「まずいよ、このままだと…」
キョン「阪中、無事か!!!」
谷口「おい、やめろ二人とも!」
ハルヒ「(キョン…!!!)」
ビュゥン!
499 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 00:09:28.93 ID:NRZsB+Ye0
国木田「阪中さん!後ろ!」
阪中「えっ?」
キョン「よけろ阪中−!!!(だめだ、間に合わない!!!!)」
ハルヒ「なかなかだったけど、まだまだね。じゃあね」
ザシュゥゥーン…
国木田「…!!」
キョン「…!!!!」
阪中「……?わたし、生きてるの?」
女子生徒「い、いやぁぁぁぁぁぁ!!!!」
男子生徒「ど、どうして?!」
504 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 00:12:36.97 ID:NRZsB+Ye0
谷口「ぐふぅ。ち、致命傷ははずしたぜ」
ハルヒ「なんのつもりよ。あんたには関係ないことよ」
ズサァッ…
キョン「た、谷口ィッ!」ガシッ
谷口「キョン、へへ、すまねえな、自分の足で立つ体力も残っちゃいねえらしい」
国木田「でもどうして!?」
阪中「た、谷口くん…」
シーン…
谷口「……暴力は…なにも、うみださねえ。うぐっ」
508 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 00:16:57.33 ID:NRZsB+Ye0
キョン「谷口ぃぃっ!もういい、喋るな!」
国木田「だ、だれか、救急車を!」
ざわざわざわざわ
谷口「ちょっとお前ら黙ってくれ!!!!!」
シーン
谷口「話はまだ終わってねえよ。涼宮。阪中。」
阪中「は、はい」
ハルヒ「…(コクリ)」
511 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 00:21:42.46 ID:NRZsB+Ye0
谷口「ケンカにどっちが悪いもねえ。どっちも悪いんだ。うぐっ」
キョン「谷口ッ!!!」
ばしっ
谷口「やめてくれ。お前たちが犯した罪、何か分かってるか」
阪中「…私は…悪くないのね(グスン)」
谷口「泣いて誤魔化すんじゃねえ!そんなのが許されるのは小学生までだ!!」
阪中「(ビクンっ)ご、ごめんなさい」
ハルヒ「なによ、私たちの罪って?」
谷口「へっ。本気で分かってねえって顔だな。情けねえ。キョン、お前はどうだ」
キョン「…プライベートな喧嘩を教室でしたことか」
517 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 00:27:00.47 ID:NRZsB+Ye0
谷口「はっ。それくらい、したっていいんだよ。少なくとも俺はそう思ってる」
キョン「じゃ、じゃあ何なんだ」
阪中「…」
ハルヒ「…」
谷口「俺たち仲間を、信じなかったことだ」
ざわざわざわ
谷口「辛いときに悩みを打ち明けられなくて、何がクラスメイトだ(ぺっ)」
国木田「(血が混じってる)」
谷口「お前たちを支え合う仲間がこんだけいるのに、何当事者だけで勝手に盛りあがってんだよ!!!!」
キョン「……」
阪中「……」
ハルヒ「……」
ガラガラ
岡部「なんだ、騒がしい…た、谷口ッ!!」
521 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 00:33:05.76 ID:NRZsB+Ye0
ハルヒ「わ、わたしは」
谷口「うるせえっ」
岡部「(少し様子を見よう)」
谷口「クラスマッチでみんなとハイタッチしてたお前、綺麗だったぜ」
ハルヒ「!!!!」
谷口「阪中、お前もな。お前と涼宮のトス→スマッシュ、みんながあれに熱狂した。ほんの数ヶ月前の話しだ」
(谷口を肯定する空気)
谷口「それだけじゃねえ!涼宮が阪中を通してクラスに溶け込んだ、その結果俺たちが手にした一体感。それは俺たちの何より大切なものだッた!!!違ったか!!!!」
525 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 00:40:27.50 ID:NRZsB+Ye0
男子生徒「ちがわねえよ、谷口。」
女子生徒「そうだよ、グループ化してバラバラだったクラスが、初めてあのときまとまったんだよ」
岡部「先生も、同感だ」
谷口「俺たちは、俺たちである以前に高校生だ。兵庫県立北高等学校二年五組の一員なんだよ!!!!!」ばんっ
阪中「…ヒック…うう…ヒック」
ハルヒ「…(シュン)」
ずざっ…ずざっ…
キョン「た、谷口!動くと傷が!」
国木田「キョン…行かせてあげない?」
谷口「へへっ。思い出すなぁ。いろんな夢や希望を抱いて校門をくぐったあの日」
谷口「あの日も、こんな青空だったナァ…ぐ、ぐふっ」
532 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 00:50:19.31 ID:NRZsB+Ye0
全員「谷口ーッ!」
谷口「いいんだよ、もう」
ハルヒ「ううっ…ぐすん…うわーーーーん!!!」
阪中「ひぐっひぐっ…びえええええん!!!!!」
キョン「お、おまえっ…うう(号泣)」
谷口「入学したての頃はさ…早く友達作りたくてさ…誰とでも仲良くしようってしてたのにさ」
谷口「いつから俺たちは、特定の誰かとだけ仲良くすればいいとか、思うようになっちゃったんだろうな」
谷口「その方が居心地がいいなんて、決めつけちゃうんだろうな」
谷口「うぐっ…ちくしょう、目がかすんできたぜ」
谷口「でもさ、すぐそばに居る人間にも気づけなくなるなんて、そんなの寂しすぎないか?」
谷口「人間は争うのが本能だって…人類の歴史は戦争の歴史だって…先生や偉い学者は言うけど…」
谷口「俺たち、同じ民族じゃん…同じ時間に一緒に授業受けて、メシ食って、一緒に遊んだりして…仲間じゃん」
谷口「仲間同士で争うなんて…そんなの、悲しすぎるじゃん」
同時にお互いを見るハルヒと阪中。
二人の方を後ろからぽんぽんする岡部。
544 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 00:58:52.70 ID:NRZsB+Ye0
岡部「人類最初の殺人は、知ってるか」
阪中「ひぐっ、うぐうふっ」
ハルヒ「えぐっ、うえっ、アベルとカイン」
岡部「そうだ、兄弟殺しだ。人間は親しいほど深い憎しみを抱くのかもしれないな。」
岡部「だがな、先生はそれが人間の宿命とは思わない。運命は変えられるんだ。」
阪中「ふえええっ、先生ェ、あたしぃぃ」
ハルヒ「ふあぁぁん!センセー」
岡部に抱きつく二人。
岡部「21世紀初頭、ヒトゲノム解析が終わった。それですべて解決すると思われていたが、実際は違った。」
ハルヒ「ひぐっ。ひぐっ。エピジェネティクス」
岡部「そうだ、獲得形質も遺伝するんだ。それだけじゃない」
キョン「第三の要因…偶然性」
岡部「その通りだ。人間を支配する運命は、三本柱のほんのひとつに過ぎないんだ」
547 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 01:11:31.31 ID:NRZsB+Ye0
谷口「先生…人間は、殺し合うことが宿命じゃない、って、ことですかね…」
岡部「わからん。だが、その可能性はある。そして、俺はそれを試すためにここにいるんだ」
谷口「(無言で親指を突き立てる)」
阪中「涼宮さん…あたしたちの運命も…まだ、変えられるかな…ひぐっ。まだ、間に合うかな」
ハルヒ「まだ?…もう、あたしはあんたを憎んじゃいないわ。」
阪中「だって…だって…!」
ハルヒ「惚れた男が惚れた女を、殴り殺す?
その程度の恋じゃなかったんだから、あたしの恋は」
キョン「ハルヒ…俺…」
ハルヒ「やめて。やさしさなんか、いらないんだから」
549 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 01:15:08.65 ID:NRZsB+Ye0
教室入り口の人だかり。
古泉「長門さんが言うには、まだ数分は持つようです。」
みくる「ふえええ、2年5組は熱いですううう」
鶴屋さん「日本一の名医を呼んでおいたからね、谷口くんは絶対救うさっ!」
古泉「おや。長門さん。気のせいかもしれませんが、今少し、微笑んでいたような?」
長門「……気のせい」
再び教室。
キョン「ハルヒ、俺たちもう別れよう」
キョン「さっきまでの、ちんけな俺たちとは…!!!!」
ハルヒ「(無言で親指を突き立てる)」
外には、雲一つ無い青い空が広がっていた。
553 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 01:30:30.25 ID:NRZsB+Ye0
EDテーマ(>>547あたりからスタート)
Yuki Kimura:Love&Joy
http://www.youtube.com/watch?v=Sg9YUcRlvUQ
挿入歌(谷口が空を見上げるシーン)
Weezer:Surf Wax America
http://www.youtube.com/watch?v=52FgoqFPxKc
554 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 01:34:12.87 ID:NRZsB+Ye0
この作品を、ID: 2BWoVPbB0 に捧げる
見てたら感想をくれるとありがたい
558 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 01:44:20.76 ID:NRZsB+Ye0
ちなみにこの青い空ってのはありがちなモチーフだが、
できればドラえもん最終回のひとつ、ドラえもんの電池切れエピソードを思い起こして欲しい
確か空を見上げるシーンがあったと思う
560 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 01:55:44.90 ID:NRZsB+Ye0
ハルヒになぞらえられるくらいのツンデレらしいからな…ID: 2BWoVPbB0 は
デレさせられたら本望だ