長門「涼宮ハルヒはあなたに好意を持っている」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:キョン「あれっ?鶴屋さん、どうしたんですか?」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 16:32:51.86 ID:ejoUjUHG0

長門「恋愛感情と言い換えてもいい」

キョン「な・・・お前は何を言っている!」

長門「事実。そして恐らくそれに気付いていないのは当人達のみ」

キョン「みんな知って・・・」

長門「あなたは彼女をどう思っているか知りたい」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 16:35:32.79 ID:ejoUjUHG0

キョン「そりゃ・・・嫌いじゃないさ」

長門「好きではない?」

キョン「・・・いや、好きなんだろう」

長門「あなたにその意思があるのなら、彼女に告げるべき」

キョン「その意思って・・・」

長門「涼宮ハルヒと恋人になりたいという意思」

キョン「・・・なくはない」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 16:38:23.39 ID:ejoUjUHG0

長門「だったら」

キョン「まあ本当にあいつが俺のことをその・・・好きだっていうなら、そりゃ願ったりだ」

長門「確かな情報」

キョン「いや、お前を信用してないわけじゃない」

キョン「けどな、やっぱりその・・・覚悟というか、準備というか」

長門「女の子は白馬の王子様を待っているもの」

キョン「・・・お前もそういうこと言うんだな」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 16:41:13.48 ID:ejoUjUHG0

長門「私の染色体もXX」

キョン「いや、そういう話じゃない」

キョン「・・・というかお前も誰か待っているのか」

長門「・・・待っているのかもしれない」

キョン「そいつはどんなヤツだ?」

長門「複数の女性に好意をもたれながら、全く気付いていない」

キョン「鈍いヤツだな・・・」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 16:46:22.77 ID:ejoUjUHG0

長門「あなたと恋人になることで、涼宮ハルヒの精神状態は安定するはず」

キョン「そういうものか」

長門「そういうもの」

キョン「・・・長門は俺とハルヒにくっついてもらいたいわけだな」

長門「・・・」

古泉「僕の仕事が減るのならもうどんどんくっついちゃってください」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 16:51:23.88 ID:ejoUjUHG0

古泉「急に声かけたくらいで拘束した挙句テロ犯のように扱うのは酷いと思いますが」

キョン「・・・まあ、俺もひどいと思うが」

長門「私の怒りはこの程度で治まらない」

古泉「ギャグボールは勘弁してください。台詞描写のみのSSでは僕の出番がなくなってしまう」

長門「・・・仕方ない、二度目は無い」

古泉「恩に着ます」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 16:57:24.37 ID:ejoUjUHG0

キョン「で、俺のことはいいよこの際。長門はどうなんだよ」

長門「・・・はっきり言って、アプローチの仕方がわからない」

古泉「んっふ!僕に任せていただけますか?」

キョン「おお、この手の話は経験豊富そうな古泉!アドバイスをしてやってくれまいか」

古泉「その説明口調、ナイスですよ。ですが僕は恋愛経験はありません」

長門「見掛け倒し」

古泉「・・・ちょっと傷つきました。こういうのはですね、他の女性陣に聞いてみればいいんですよ。僕って頭いい!」

キョン「おう、その手があったか!そうと決まれば行くぞ長門!」

長門「合点」





古泉「やっぱりほどいてくれませんでしたね」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 17:04:46.99 ID:ejoUjUHG0

朝比奈「で、私ですか」

キョン「ええ、我々よりお年を召してらっしゃる朝比奈さんならなにかいい意見が聞けるのではと」

朝比奈「そんな、一つ上なだけじゃないですか。大袈裟ですよ」

長門「それはおかしい、朝比奈みくるの実年齢はにじゅ
朝比奈「あぷろーちって言うのはですね、とにかく自分に素直に行くことですよ!」

キョン「長門、今よく聞こえなかった。もう一度言ってくれ」

長門「朝比奈みくるの実年齢はにじゅ
朝比奈「だから!迷うより先に思いを告げる!これが一番ですよ」

キョン「・・・ありがとうございました」

長門「・・・」

朝比奈「お役に立ててうれしいです」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 17:09:22.36 ID:ejoUjUHG0

キョン「というわけで朝比奈さんからは大した情報が得られなかったわけだ」

長門「残念」

古泉「で、なぜ僕のところへ?」

キョン「いや、やっぱり大人の女性が一番かな、と」

古泉「ああ、森さんですか。彼女の番号ならメモリーに入ってますから」

長門「携帯を借りる」





古泉「わかってたけどほどいてくれませんね。さっきからちょくちょく人が見に来てるんですが」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 17:13:42.51 ID:ejoUjUHG0

森「なるほど、青春ですね」

キョン「青春ですよ。この無機質ガールの人間化にご協力ください」

森「・・・ていうか」

キョン「はい?」

森「この子ってあなたのことが」
バチンッ

長門「蚊がいた」

キョン「・・・そうか。お前のビンタはソニックブームを引き連れてるんだな」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 17:16:32.46 ID:ejoUjUHG0

キョン「ところで森さんはさっきなんて言ってたんだ?お前の音速ビンタで鼓膜がもっていかれたんだが」

長門「私も耳の穴ぺったんこしてたから知らない」

キョン「お前・・・耳が耳の穴に入るタイプだったのか・・・」

長門「鼻の穴もぺったんこできる」

キョン「それは俺もできるぞ、フンッ」

長門「・・・耳は無事なの?」

キョン「・・・いつ触れてくれるかと思ってたぞ」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 17:19:21.64 ID:ejoUjUHG0

キョン「しかしなんだかまともな話が聞けんな」

長門「困った」

キョン「なー困ったなー」

佐々木「ん?キョンと・・・誰だい?その子は」

キョン「おう佐々木」

長門「彼のセックスフレンドです」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 17:23:20.51 ID:ejoUjUHG0

佐々木「・・・そう、なのかい?」

キョン「長門。意味もわからず言葉を使うのはやめなさい」

長門「意味は知っている。ただのジョークアベニュー」

佐々木「アベニューかい・・・そりゃまた・・・なんだね」

キョン「そ、そうだ、佐々木。お前、例えば好きな男が出来たらどうする?」

佐々木「・・・!?え、そりゃあ・・・えっ?」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 17:28:51.55 ID:ejoUjUHG0

佐々木「あー、恋愛感情は一種の精神疾患だと僕は思ってるね」

キョン「む、そうだったか。じゃあ聞いてもしょうがなかったかな・・・」

佐々木「・・・けど、もし僕がその病気に罹ったとしたら」

キョン「おう、もし罹ったとしたら?」

佐々木「まずは行動するかな。なるべくくっつくように、積極的に」

キョン「これはなかなかいい意見なんじゃないか?・・・どうした長門、急にしがみついてきて」

キョン「・・・佐々木、お前まで・・・」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 17:35:31.59 ID:ejoUjUHG0

長門「歩きにくい?」

キョン「ああ、両側からくっつかれるとな」

佐々木「すまないね、キョン。だけどこうしていないと負けそうなんだ」

キョン「何にだよ」

佐々木「・・・引力、とか」

キョン「・・・」

長門「そういえば彼女にまだそうだんしていない」

キョン「お、誰かいるのか」

長門「朝倉涼子」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 17:38:49.86 ID:ejoUjUHG0

朝倉「なに、その状態」

キョン「なんかわからん」

朝倉「なんか卑猥よ!卑猥!」

キョン「長門、こいつにめがねを薦めてやれ」

長門「眼科に通うといい」

朝倉「くっ・・・長門さんがそっちにいたんじゃ分が悪いわね・・・」

キョン「いや、それはいいんだが、お前・・・恋愛経験とかあるか」

朝倉「私三歳よ」

キョン「そうでした」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 17:41:14.24 ID:ejoUjUHG0

朝倉「なるほどね、アプローチの仕方」

キョン「そうなんだ。長門が迷っててな」

朝倉「んもう!長門さんの為だったらなんだって答えてあげるのに!最初に言ってよ」

キョン「で、何かあるか?」

朝倉「そんなもん既成事実よ。襲っちゃえばいいじゃない!」

キョン「最悪」

長門「下劣」

佐々木「ご両親が可哀想だ」

朝倉「男の両側にくっついて言う台詞じゃないと思うの」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 17:44:40.33 ID:ejoUjUHG0

朝倉「そういえばなんでくっついてるの」

佐々木「好きな人と一緒にいたいって思うのがおかしいかい?」

キョン「えっ」

佐々木「・・・っていう練習をね、練習をしてたんだ」

朝倉「じゃあつまり私が好きな人にくっついてもいいのね?」

キョン「それはお前の自由だと思うが」

朝倉「わかったわ劉鳳!合体しましょう!」

長門「私は劉鳳では無いし漫画版スクライドの台詞を何人が理解できるか怪しい」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 17:51:38.56 ID:ejoUjUHG0

ハルヒ「キョン、何よこの状態」

キョン「俺に長門と佐々木がくっついて、長門に朝倉がくっついたら、どこからか寄ってきた朝比奈さんが俺にくっついて、その朝比奈さんにさらに鶴屋さんがくっついたらこうなった」

ハルヒ「なんとか魂みたいね・・・」

キョン「まあそれはいいんだが、お前も恋愛は病気派だったか」

ハルヒ「そうよ、あれは病気よ」

キョン「じゃあ好きな男に対するアプローチの仕方なんてのも」

ハルヒ「知りたくもないわ」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 18:01:29.36 ID:ejoUjUHG0

ハルヒ「・・・けど、どうしてもって言うならあんたで練習してもいいわよ」

キョン「ああ、知らないならいいんだ、じゃあな」

ハルヒ「あ、ちょっとキョ・・・古泉君まで引きずってるけどあれ大丈夫なのかしら・・・」


キョン「結局ロクな話が聞けなかったな」

長門「残念至極」

キョン「・・・まあ、結局恋愛ってのは人それぞれなんじゃないか?お前が思うようにするのが一番なんだろう」

長門「私の・・・思うように・・・」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 18:05:20.37 ID:ejoUjUHG0

長門「私の思うように・・・わかった。恩に着る」

キョン「よし、その意気だ。頑張れよ」

長門「私はあなたが・・・好き」

キョン「・・・!?(視線が俺の後ろに・・・)」

長門「私と付き合って欲しい、古泉一樹」

古泉「んっふ!」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 18:10:00.08 ID:ejoUjUHG0

古泉「そうですね・・・この拘束を解いてくれたらお付き合いしましょう」

長門「わかった」

古泉「今まで気付かずにいてすいませんでした。これからは恋人同士、今まで以上に親密に行きましょう」

長門「ゆきりんと呼んで」

古泉「ゆきりん」

長門「もう一回」


キョン「なあ、佐々木・・・」

佐々木「なんだいキョン」

キョン「俺たち、付き合おうか」

佐々木「いくらなんでも自暴自棄で選ばれたんじゃね・・・」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 18:14:06.86 ID:ejoUjUHG0

キョン「俺、今日一日回ってさ、長門の好きな男って俺だと思ってたんだ」

佐々木「そうかい・・・」

キョン「違ったんだな。ってことは多分」

キョン「ハルヒも俺のことなんて・・・なんとも思ってなんだろうな」

佐々木「キョン・・・涙、拭きなよ」

キョン「ありがとな・・・今度、星を見に行かないか」

佐々木「そのぐらいならお供するよ・・・」






糸冬

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 18:19:45.44 ID:ejoUjUHG0

ぶっちゃけなにもかんがえずにかいた
はんせいはしているのでつぎにかくときはおおまじでかく

じゃあの



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