古泉「おやおや、キョンくん、僕のお尻に固いものが当たってますよ」


メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:長門「私もメイド服を着れば可愛いはず」

ツイート

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 02:23:47.62 ID:ud6NJ050O

古泉「おやおや、キョンくん。僕のお尻に硬いモノがあたってますよ」

キョン「うるせー。…古泉が悪いんだからな」

古泉「全くあなたは…さぁ、たっぷり可愛がってあげますよ」

キョン「古泉…うん…」


キョン「…って、何でこんなのやらされにゃぁならんのだ。気色悪いぞ」

古泉「僕もサブイボたってきました。ほら」

キョン「うわっホントだ。俺も鳥肌立ちっぱなしだぜ、全く…」

古泉「しかし、次の映画がボーイズラブとは…考えもしませんでしたね」

キョン「全くだ。こんな知識をハルヒに入れ込んだ、あの女共を捻り潰してやりたい」

古泉「同感です。メディアに取り上げられたからと言って、全てに受け入れられるとは思わないでいただきたいですね」

キョン「まさにその通りだ!!」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 02:52:37.67 ID:ud6NJ050O

古泉「んふっ…可愛いですね、あなたは」

キョン「んん…そんなんいいから…はやく、古泉」

古泉「そんな可愛い事を言われたら、理性が飛んじゃいそうです…」

キョン「別に理性なんか要らないだろ?…俺とお前で十分だ」

古泉「えぇ、キョン君…」



キョン「うわー、やっぱ無いわ。無いわこれ」

古泉「無いですね。無いです。僕も無理です。何故貴方なんかと…」

キョン「それは俺もだ、古泉」

古泉「しかし、こんな映画誰が見るんですか?僕だったら近寄りもしませんよ」

キョン「俺だって同級生がこんな映画撮ってたら引いて引いてしょうがないな」

古泉「何故女性は男性同士がイチャイチャしている姿が好きなのでしょうか?」

キョン「ホモが嫌いな女は居ない!!って言葉が有るくらいだし、憧れでも有るんだろうよ」

古泉「男の世界だって面倒くさいのですがね」

キョン「ねー」


22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 03:00:14.90 ID:ud6NJ050O

古泉「…キョン君、僕、もう、我慢出来ません…」

キョン「俺もだ…古泉。」

古泉「キョン君…キョン君!!」

キョン「古泉!!」



キョン「……。」

古泉「……。」

キョン「…で、だ。俺らには男同士のイチャコラは理解できない。同性だからな」

古泉「はい。どうしても愛情まで行ってしまうと、どうも引いてしまいますね」

キョン「それでだ。これを女同士に置き換えてみたらどうだろう?」

古泉「ほう?所謂、百合ですね?具体的には?」

キョン「そうだな…例えば、長門と朝比奈さん」


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 03:07:18.14 ID:ud6NJ050O

〜空想〜

長門「朝比奈みくる……私はあなたが好き」

みくる「ふぇっ!!な、長門さん!!そ、そ、そ、そんな事急に言われても…」

長門「私はあなたを好いている。愛している」

みくる「長門さん…」

長門「ずっと一緒にいたい。ずっと私の側に居てほしい。私のたったひとつのお願い」

みくる「…長門さん……はい。」

長門「朝比奈みくる…」ギュム

みくる「今度からはみくるちゃんって呼んで下さい」

長門「……みくるちゃん?」

みくる「はい」ギュム

〜空想終了〜


キョン「ありうる!!」

古泉「ありうる!!」


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 03:16:51.97 ID:ud6NJ050O

キョン「古泉…?」

古泉「なんです?」

キョン「……手、握ってくれ」

古泉「んっふ。わかりました、キョン君」

キョン「…ん、ありがとよ」



古泉「……寒っ」

キョン「まだ夏だよな!?夏だよな!?」

古泉「しかし、長門さんと朝比奈さんは良かったですね」

キョン「あぁ。少しだけだが、ハルヒに入れ知恵した女共の気持ちが分かる気がする」

古泉「涼宮さんと長門さんってのも有りですね」

キョン「あぁ。あと、鶴屋さんと朝比奈さんの組み合わせも有りだな」

古泉「大人朝比奈さんと高校生朝比奈さんも素敵ですね」

キョン「あぁ、想像しただけで至福だ……」


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 03:30:31.33 ID:ud6NJ050O

古泉「…しかし、百合に必要なある一つの要素が足りませんね」

キョン「……なんだ?」

古泉「かっこいい女の子です」

キョン「!!…そう言われれば!!」

古泉「黄薔薇のお姉様にあたるキャラも」

キョン「杉本先輩にあたるキャラも」

古泉「巴お姉様にあたるキャラもいないんです!!」

キョン「うっかりしていたぜ……ん?佐々木はどうだ?一人称僕だが」

古泉「佐々木は僕っ娘ですが、女の子にキャーキャー言われるタイプでは無いでしょう?」

キョン「そうだな。身長もそんなに無いしな」

古泉「一人くらい、高身長で女の子にキャーキャー言われている方が居たっておかしくは無いのですがね…」

キョン「結構な数のキャラをカバーしていたと思っていたが……迂闊だったな」

古泉「ええ」


28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 03:37:54.53 ID:ud6NJ050O

古泉「どうしたんだい、キョン?悩み事かい?」

キョン「一樹お兄様…僕…僕…」

古泉「さぁ、お兄様に何でも話してごらん?怖くないからね?」



キョン「www」

古泉「きめぇwwww」

キョン「お兄様とかwwww無理無理wwww」

古泉「怖くないって、何がだよwww」

キョン「www…ふー。でだ、何話してたんだっけ?」

古泉「wwwwえっ?wwww」

キョン「だから、何話してたって話だよw」

古泉「wwww」

キョン「古泉、お前wwwwwwww」

古泉「wwwwwww」

キョン「wwwwwwww」


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 03:48:39.14 ID:ud6NJ050O

古泉「……すみません。なかなかツボから抜け出せなくて」

キョン「お陰で巻き添え食らったぜ」

古泉「すみません。…で、何のお話でしたっけ?」

キョン「え?あぁ、あれだ、高身長な女キャラの話だ」

古泉「あぁ、そうでした。男勝りな方は結構いらっしゃるのですがね」

キョン「むしろ、朝比奈さん意外おしとやかなヤツは居なさそうだ」

古泉「生徒会の喜緑さんは?」

キョン「なんか裏が有りそうで嫌だ」

古泉「それが女性と言うものです」

キョン「お前の上司の…何だっけ?森さんだっけ?前会ったときはおしとやかそうだったけど」

古泉「森さんですか!?森さんがおしとやか!?夢見るのもいい加減にして下さいよ!!」

キョン「……怖いのか?」

古泉「……ええ、もの凄く」


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 04:01:16.39 ID:ud6NJ050O

キョン「何があってもこの手は離さない!!離さないぞ古泉!!」

古泉「いいえ!!離して下さい!!このままではあなたも巻き添えです!!死ぬのは僕一人で十分」

キョン「馬鹿言ってんじゃねぇ!!お前の居ない世界なんて、生きる価値無いんだよ!!」

キョン「生きるのも、死ぬのも一緒だ!!古泉!!」

古泉「……はい!!」



キョン「…これ何の場面?」

古泉「ベタというか何というか…必要なんですかね?これ」

キョン「俺に聞くなよ…でだ、さっきの続きだが、怖いのか?森さん」

古泉「鬼ですよ鬼。鬼上司です。鬼軍曹です。」

キョン「うわぁ…でもあの人だぜ?あんな可愛い人が?」

古泉「僕も最初は可愛い人だなぁと思って居ましたよ。組織に入って直ぐは」

キョン「そんな早く崩れさったのか?」

古泉「えぇ。でも第一印象は最高でした。こんな小さくて可愛い人が僕の上司だなんて、組織入って良いことくらい有るもんだなぁって」


48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 12:08:27.71 ID:ud6NJ050O

キョン「…古泉、今日親居ないから…その…な…」

古泉「んっふ、誘って下さっているのですね。可愛らしい方です」

キョン「か、可愛いとか言うなよ!!こ、こ、古泉だって、格好いいんだからな!!」

古泉「ありがとうございます。今日はうんと優しくしませんとね」

キョン「古泉…///」




キョン「…俺ってキャラ的に言えばツンデレなのかな?」

古泉「死んだ魚の目の鈍感野郎です」

キョン「おまっ!!」

古泉「で、なんでしたっけ?」

キョン「あぁ゛!!…っえぇっと、そうそう、森さんの第一印象からの話だ」


50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 12:09:32.43 ID:ud6NJ050O


古泉「あぁ、そうでした。凄く可愛らしいなぁ…って思った矢先、ほっぺバーンですよ」

キョン「うわぁ…」

古泉「で、『お前は初めて会う上司に挨拶一言も出来ないのか!!』って…」

キョン「ハルヒよりキツいな…」

古泉「それからと言うもの、訓練でもバーン。報告書出してもバーン。…僕だって高校生なんですよ!?」

キョン「お前、そんな苦労してたなんてな…ほら、泣くなよ」

古泉「泣いてなんかいませんよ!!」グスッ



せっかくスレが残ってたから、出先だけど書けるだけ書くね。
支援、保守ありがとう。


54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 12:27:15.67 ID:ud6NJ050O

キョン「お前がしたいのなら…俺は構わない」

古泉「そう言っていただけるのは嬉しいですが、僕らは僕らの速度で歩いていきましょう?」

キョン「俺のこと嫌いになったのか!?」

古泉「いいえ、むしろ大好きだから時期を待っているのです。あなたを傷つけたくは有りませんからね」

キョン「古泉…///」




キョン「今日び、少女漫画でもこんな展開無いよな」

古泉「無いですね。高校生のムラムラ感を舐めるなって感じです」

キョン「なー」

古泉「で、ですね、森さんのほっぺバーンが日に日に増えてきたとき止めて下さった方がいまして」

キョン「お!!良い奴じゃん。良かったな古泉。女か?」

古泉「女性だったら惚れているところですが、違います。新川さんです」

キョン「新川さんって、あの執事の?」

古泉「はい。僕が森さんにほっぺバーンされたときすかさずやって来てくれましてね」

キョン「ほうほう」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 12:38:13.45 ID:ud6NJ050O


古泉「『森、上司と言うものは、立場を振りかざして良いように使っていいものではない』」

古泉「『むしろ、部下がモヤモヤしている時に、殴られてスッキリさせる位の気概がないと付いてはこないものだよ』って」

キョン「イケメン!!超イケメン!!流石はスネーク!!」

古泉「バドー格好いい!!って叫びそうになりましたね」

キョン「それで、少しは収まったわけだ?」

古泉「えぇ。僕が学習したのも有るんでしょうが、回数は減りましたね」



59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 12:39:40.21 ID:ud6NJ050O

キョン「お前も見えないところでなかなか苦労してんだな。お疲れ」

古泉「ありがとうございます」

キョン「しかし、新川さんも格好いいな。理想の男って感じだぜ」

古泉「えぇ、全くです。…しかし」

キョン「何かあるのか?」

古泉「組織の集まりに行った帰り、少し話したいことがありまして、新川さんを探していたら」

キョン「何だ?」

古泉「『これは濡れてもいないし、隠れて移動するにはちょうど良い箱だな…』って」

キョン「まさか…」

古泉「ダンボールを愛でていました…」

キョン「Oh…」


63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 12:50:00.25 ID:ud6NJ050O

古泉「キョン君、欲しいものは有りますか?して欲しい事は有りますか?」

キョン「良いから、座ってろ」

古泉「でも、僕、キョン君に出来る限りの事をしてあげたいんです…」

キョン「別にそんなん良いから。…古泉が隣に居てくれるだけでいいんだよ」

古泉「…はい。」




古泉「…女の子って、こんな感じの言葉を言われたいんですかね…?」

キョン「しかし、何故それを俺らに投影する必要があるのだ!?…わからん」

古泉「えぇ、わかりません」

キョン「…でだ、ダンボールを愛でていたとは、少なからず声に影響されたんだろうな」

古泉「そうでしょうね。…この先、バンダナでもしてこられたらどう反応したら良いのか…」

キョン「あぁ、困るなそう言うの…」

古泉、キョン「「無限バンダナだ」」

古泉「wwwwwww」

キョン「wwwwwww」

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 13:06:23.14 ID:ud6NJ050O

キョン「とうとう此処まで来てしまったな…」

古泉「引き返すなら今ですよ。この先は茨の道です」

キョン「今更だろ?」

古泉「しかし、出来れば貴方には真っ当な人生を歩んで欲しかったのですが…」

キョン「…俺はお前が居れば、どんな世界も楽園に変わる。行こうぜ、古泉!!」

古泉「えぇ!!」




古泉「…くっさ」

キョン「…真夏に3日間風呂は入らなかった時以上に臭うな」

古泉「…お風呂入らなかったんですか…?」

キョン「ものの例えだろ!!」

古泉「…いいですよ。僕は貴方がどんなにお風呂入らなくとも友達でいてあげます」

キョン「だからなぁ…ったく」



65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 13:08:44.02 ID:ud6NJ050O

古泉「でも、出来たら入って下さいね。そんな事したら、女の子も寄って来ませんよ?」

キョン「おまっ!!人の話を聞け!!チョップだチョップ!!」デュクシデュクシ

古泉「痛っww痛いですってwww」

キョン「おらおらwww」デュクシデュクシ

古泉「ちょっwwあぁもう、必殺!!関節決め!!」ボキッ

キョン「Oh!!ギブギブ!!」



保守支援ありがとう。
お昼休み終わったので、講義に出てきます。
残っていたらちょいちょい書かせていただきます。では。


79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 15:28:03.24 ID:ud6NJ050O

パワポの間少しだけ…

古泉「さて、僕はそろそろおいとましましょうかね。明日も学校ですし」

キョン「……古泉?」

古泉「はい?どうかしましたか?」

キョン「……もう少し」

古泉「?」

キョン「……もう少し、このままで…」

古泉「はい」




キョン「もう少し、このままでwww」

古泉「今日び女の子でも言ってくれませんよ。そんな可愛い彼女が欲しいものですね」

キョン「なー。あ、でさ、古泉。お前新川さんみたいに声に影響されたことは有るか?」



80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 15:29:10.39 ID:ud6NJ050O

古泉「声ですか?んー、あんまり考えた事は無いですね」

キョン「まぁ、そんなものか」

古泉「あぁ、でもブリーチを読んでると時々イラってするようになりました」

キョン「何だ?展開の遅さにか?」

古泉「いえ、死神にです」

キョン「Ah…」

古泉「悪魔で、執事ですから」


82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 15:38:23.32 ID:ud6NJ050O

キョン「そう言えばそうだったな」

古泉「しかも何故か恋次を見てると、捻り潰したくなるくらいイラっと来るんですよね〜」

キョン「髪赤いもんな」

古泉「あとは…カレーとか?」

キョン「ボフゥッwwwそうだそうだ、カレーだよカレーwwww」

古泉「そんなに笑わないで下さいよ」

キョン「いやwwあの歌はwww傑作だったwwww」

古泉「もう、やめて下さいってば!!」

キョン「wwwwwwwww」

古泉「ほら、次の話題に移りますよ!!」

キョン「全てはwww愛のwwwターメリックww」

古泉、キョン「「ハラハラハラペーニョwwwwww」」

キョン「腹wwwいてぇwwwwww」

古泉「ぼふぉぉwwwwww」


85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 15:51:37.58 ID:ud6NJ050O

キョン「このまま助けが来ないまま、俺ら死ぬんじゃないか」

古泉「いいえ、きっと助けは来ます。さあ、一緒の毛布にくるまりましょう」

キョン「古泉…あぁ、そうだな。助けは来るよな」

古泉「ええ…ほら、ちゃんと肩までくるまってくださいよ」

キョン「…古泉……あったかいな…」

古泉「えぇ、そうですね」



古泉「これ、何分映画なんですかね?3部作とか言ったら泣きますよ」

キョン「ハラペーニョwwwwww」

古泉「まだ引きずってるんですか!!いい加減止まって下さいよ」

キョン「ハラハラwwwハラペーニョwwwwww」

古泉「本当に貴方と言う人は…えい、古泉チョップ」メメタァ

キョン「モルスァ!!」



86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 16:03:10.58 ID:ud6NJ050O

古泉「止まりましたか?」

キョン「…俺今一瞬ファービーの気持ちがわかった気がする……」

古泉「何を言っているんですか?全く…で、貴方は無いんですか?」

キョン「っつ、痛ぇ…え?何がだ?」

古泉「だから、声に影響されたことですよ」

キョン「あぁ、そうだな…そう言われてみるとあったかな…うーん」

古泉「さぁ、思い出して下さい」

キョン「やっぱ、気付いたらイチゴ牛乳飲んでることかな」

古泉「やっぱり彼ですか」

キョン「結構アイツの影響がデカくてよぉ、気付いたら机の引き出しに甘味を詰め込んでるし」

古泉「さぞかしミッチリ入ってる事でしょうね」

キョン「気付いたらコンビニで五千円位するチュッパチャプスツリーを買ってたり」

古泉「あれ買ったの貴方ですかwwwwww」


ちょっとまた一旦切るよ。早く終われ、講義。
保守支援ありがとう。

106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 18:46:45.18 ID:ud6NJ050O

ただいま。教授にバナナ貰ったwしかも半額ww
ご飯食べながらゆっくり書いていく。保守ありがとう。

キョン「古泉…お前と初めて踊ったのも、フォークダンスだったな」

古泉「えぇ。あの時は緊張して上手く踊れませんでしたけどね」

キョン「今日は呼吸のあった俺達のオクラホマミキサーを踊れる」

古泉「はい。それではお手を…よろしいですか?」

キョン「あぁ…古泉」



キョン「今時フォークダンスだなんて」

古泉「流行りませんね」

キョン「しかも人数合わせにまわされるのって、小さい男子だよな?」

古泉「それと、身長の高い女子でした。僕等が踊っていたら、さぞかし滑稽でしょうね」

キョン「キャンプファイヤーに照らされる二人…」

古泉「気分の高揚した二人は、初めて唇を重ねあうのです…」

キョン「……。無いわ。ベタだけど無いわ」

古泉「……。時代錯誤も甚だしいです」

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 18:53:02.37 ID:ud6NJ050O


古泉「それで、先程の続きですが、彼の影響で甘味を好むようになったと?」

キョン「あぁ、気付いたら口にしていることがある…」

古泉「しかし、コーヒーはブラックがお好みですよね?」

キョン「あぁ。もともと俺は味覚異常者じゃない。甘いものだってそこそこに好きなんだ」

古泉「では何故?僕らの前ではそのような素振りを見せないのですか?」

キョン「湧き出る砂糖への思いを振り切って俺はお前等の前に立っているんだ!!」

古泉「なんと言う思い…」

キョン「お前は気付いたら、丼片手に小豆ご飯を食べていた俺の気持ちが分かるか!?」

古泉「うっぷ…気持ち悪い…」

キョン「そして脇には練乳さえあったんだぞ!?…もう、俺…どうしていいか…」

古泉「ご飯じゃなくて、氷だったら最高なのに」


111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 19:13:33.45 ID:ud6NJ050O

古泉「それでは、喫茶店やファミレスに行ったときに甘いモノを頼めば良いじゃないですか」

キョン「お前は普通にマトモな事を…」

古泉「だってそうでしょう?別にコーヒーのブラックじゃなきゃ駄目なわけでは無いですし」

キョン「馬鹿やろう!!俺だってなぁ…俺だってなぁ…朝比奈さんの前では格好つけたいんだよ!!」

古泉「……一言好きだって言えば簡単に落ちるだろうに……鈍感野郎め」ボソッ

キョン「なんだ?なんか文句でもあるのかぁぁ!!」

古泉「いいえ、別に。それでは、コーヒーにお砂糖を入れたらどうです?今日はそんな気分なんだって感じで」

キョン「一度砂糖の進行を許してしまうと、俺は止められないかもしれない……」

古泉「そんなに重傷なんですか!?」


113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 19:37:17.23 ID:ud6NJ050O

キョン「お前は俺が砂糖しゃくしゃくしてても引かないか?」

古泉「何も頼まず砂糖しゃくしゃくしてたら、流石に引きますね」

キョン「お前は俺が紅茶に砂糖13杯入れて、ゲル状の何か飲んでても引かないか?」

古泉「神父様って呼んであげますよ」

キョン「ナノマシン02クルースニク40%限定起動承認」

古泉「俺は人(マン)ではない機械(マシーン)だ」

キョン「神よ、私は糖尿病が心配です」

古泉「肯定(ポジティブ)」

キョン「パーフェクトだウォルター」

古泉「それは別の吸血鬼です」

キョン「すまん。しかし、未完が悔やまれる作品だな」

古泉「えぇ、全くです」


115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 19:57:15.30 ID:ud6NJ050O

古泉「今日は一段と冷えますね。うぅ、寒い…」

キョン「ん…」

古泉「マフラーを?」

キョン「…一緒に巻けば暖かいだろ?」

古泉「はい」



キョン「一度はやってみたーい」

古泉「女の子と一緒にまかれたーい」

キョン「やっぱこう言うのって憧れだよな〜」

古泉「コートのポケットの中で手を繋いだり」

キョン「いいわ〜」

古泉「手を息で温めてくれたり」

キョン「はーはー」

古泉「…まぁ、どれもこれも」

キョン「…相手が居ないと無理なんですけどね」

117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 20:22:28.36 ID:ud6NJ050O

古泉「…で、話を戻しますが、喫茶店やファミレスで甘いモノを食べたら良いじゃないですか」

キョン「お前もしつこいな。俺は食べないったら食べない」

古泉「別に僕らの前でなくとも、学校帰りとかに寄って食べたりしたらどうです?ほら、クラスの方とか」

キョン「それも嫌だな。国木田だけだったらまだしも、谷口はなぁ…」

古泉「あぁ、彼は…ね…」

キョン「…な?」



118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 20:26:48.00 ID:ud6NJ050O

古泉「いっそのこと、一人でパフェを食べに行ったらどうです?一度行ってみたら何か弾けるかもしれませんし」

キョン「パフェ!?一人でパフェだと!?」

古泉「何ですか?」

キョン「おまっ…それはお前がイケメンだから言える話だろ?」

古泉「一体パフェと僕がイケメンと言う話がどう関係するんですか?」

キョン「お前みたいなイケメンが一人でパフェ食べてたって、きっと」

キョン「『あの人パフェ食べてる〜可愛い〜』とか『甘いモノが好きな男の子って素敵〜』って言われるんだろうよ」

古泉「そうとは限らないと思いますが…」

キョン「あまつさえ、素敵なお姉さんに逆ナンされたりもするんだろうさ!!」

古泉「あ、じゃあ行ってみようかな?」

キョン「それに比べ、俺みたいなキショメンが一人でパフェ食べて見ろ」

古泉「別に構わないじゃないですか」

キョン「『うわぁ、何アイツ。一人でパフェ食べてるよ。キモイ』や『ああなりたくは無いよね』って言われるんだ!!」



120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 20:33:33.98 ID:ud6NJ050O

古泉「そうとは限らないでしょう?」

キョン「では何故、何故パフェ親父はあんな深夜にパフェを食いに行っているんだ!?」

古泉「!?そ、それは…」

キョン「昼間に行くと、人の気持ちを知らない馬鹿共に笑われるからだろう!!」

古泉「…あぁ…あぁ…」

キョン「きっと彼は心無い中傷に傷ついて、そして真夜中のBigBoyにたどり着いたんだ…」

古泉「パフェ親父さん…ウッ…」

キョン「そこまでしないと食べられないパフェを、お前は俺に食わせる気か!?あぁ!?」

古泉「すみませんでした」

キョン「パフェ親父さんに向かって」

古泉「すみませんでした!!」

キョン「それでこそ男だ」


122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 20:42:25.16 ID:ud6NJ050O

キョン「古泉…ち、チョコ作ったから食べてくれるか?」

古泉「あぁ、そういえばバレンタインデーでしたね。ありがとうございます」

キョン「あ、ありがたく食べろよ!!」

古泉「えぇ。…でも僕は貴方に付けて食べたいです」

キョン「こ、古泉…///」




古泉「何ですか、これ?僕変態じゃないですか!!」

キョン「お前、変態じゃなかったのか…!?」

古泉「何ですか!?その反応は!!傷つきますよ」

キョン「悪かった。ちょっとノッてみたくなった。ごめん」

古泉「許しません」

キョン「今日帰りに紅茶おごる」

古泉「許しません」

キョン「クッキーもつける!!」

古泉「許します」

124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 20:54:13.46 ID:ud6NJ050O

キョン「甘味のネタを引きずるけどさ」

古泉「何です?」

キョン「きのこたけのこって永遠の戦いだよな」

古泉「えぇ。話題に困った時、どっち好き?と言えば大抵盛り上がりますよね」

キョン「な。ぶっちゃけどっちでも良いんだけどな」

古泉「確かにそうですが…しかし、それでは話題が続かないので困りますよ」

キョン「じゃあ、お前はどっち派だよ?」

古泉「僕はたけのこ派で通してます」

キョン「お前たけのこかよ〜チョコの量から言って、きのこだろ?」

古泉「なっ…あなた、さっきは中立だと言ったじゃないですか!?」

キョン「いや、俺は昔からどっちかって言うときのこ派だった」

古泉「キィィ!!この、きのこ野郎め!!チョコが食べたいなら、板チョコかじってれば良いでしょ!!」

キョン「なんですって!!このたけのこ厨!!あんたなんか足りないチョコ成分を思って、涙で枕を濡らせばいいのよ!!」


127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 21:14:38.57 ID:ud6NJ050O

古泉「これだから、きのこ野郎とは話が合わないのよ!!ふんっ!!」

キョン「本当、もう信じられない!!これだからたけのこ厨は嫌いよ!!ふんっ!!」

古泉「……。」

キョン「……。」

古泉「……wwwwwww」

キョン「wwwwwww」

古泉「何故オネェ口調なんでしょうかwww」

キョン「わからんwwwわからんが自然に口からでたwwwww」

古泉「wwwあーら、キョンちゃん久しぶりぃwwwww」

キョン「wwあらーん、古泉ちゃんご無沙汰してたわねぇwwww」

古泉「もうwwwメールしてもなかなか返さないんだからんwwww」

キョン「ごめんごめんwwwちょっとぉ、バタバタしててねぇwwww」

古泉「……wwww無理wwwww無理ですww」

キョン「俺らwww何やってんだwwww」


128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 21:21:35.51 ID:ud6NJ050O

古泉「ゲホッゲホッ…はぁ…笑いすぎました」

キョン「ふぅ…腹いてぇ…」

古泉「別にきのこでもたけのこでも、美味しいから良いのですがね」

キョン「な。しかし、どっちも何か惜しいんだよな」

古泉「そうですね。たけのこはチョコが惜しいですし」

キョン「きのこはクッキー部分が惜しいんだよな」

古泉「いっそのこと、きのこのチョコの量で、たけのこのクッキーではどうでしょう?」

キョン「それは誰もが考えることだ。しかし、実現していないところをみると、難しいんだろうな」

古泉「どこがダメなんでしょうね?コストパフォーマンスでしょうか?」

キョン「明治に聞いてみたい気がするな」



132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 21:31:55.27 ID:ud6NJ050O

古泉「僕考えて見たんですけど、きのこのクッキー部分をフランのクッキー部分にしたら最高じゃ無いですか?」

キョン「お!?確かに美味そうだ。フランはなかなか美味いもんな」

古泉「これを明治さんに持ち込みしたらどうでしょう?大学卒業後、就職先は安泰ですよ!!」

キョン「おぉ!!この就職難の時代に、一流企業に就職とは俺ら勝ち組になれるぜ!!」

古泉「ですよね!!…しかし、これには難点がありまして…」

キョン「なんだ?」

古泉「僕らに考え付く位ですから、既に明治さんも考えているはずです」

キョン「Oh…」

古泉「そしてそんなきのこの山が発売されていないところをみると…」

キョン「難しいんだろうな…」

古泉「コストパフォーマンス…消費者の購買欲…」

キョン「不景気ってやーねー」

古泉「ねー」


134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 21:43:18.87 ID:ud6NJ050O

古泉「キョン君!!ほらほら」パシャパシャ

キョン「う、冷てっ…やったな古泉!!待てよ!!」

古泉「んっふ。俊足の僕を捕まえて下さい」

キョン「こらこら、待てよ古泉!!」

古泉「待ちません!!んっふ」

キョン「待て待て〜…」



キョン「…ハルヒは俺達に何をやらせたいんだ?」

古泉「気持ちの悪い映画を撮らせたいことはわかっていますが…」

キョン「なんとか阻止できたらいいが…」

古泉「機嫌が悪くなったら僕ら組織の生死に関わります」

キョン「きっと、それが古泉のせいだってわかると…」

古泉「森さんに、ほっぺバーンですね…ウッ…」

キョン「ほらほら泣くな」

古泉「泣いてません…ウッ…」


135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 21:55:30.37 ID:ud6NJ050O

キョン「白い砂、青い海、素敵な水着も良いが」

古泉「瑞々しい葉の茂る、静かな高原でも良いですね」

キョン「格好は勿論」

古泉、キョン「「白いワンピースにつばのながい白い帽子!!」」

古泉「いやぁ、いいですね。究極ですね」

キョン「日がな一緒にブランコに揺れていたい…」

古泉「手を触れてはいけない。ある種、人形を愛でる感じでしょうね」

キョン「草原に座って一緒に本を読み」

古泉「シロツメクサで編んだ王冠をかけてくれるんです」

キョン「さよなら僕の可愛いシロツメクサと」

古泉「手帳の隅で巡り続けるストーリー」

キョン「風に吹かれた君の」

古泉「冷たい頬に」

古泉、キョン「「触れてみたー小さな午後ー」」


138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 22:09:40.42 ID:ud6NJ050O

キョン「やべっ…自転車パンクしてやがる」

古泉「お困りでしたら近くまで乗せていきますよ?」

キョン「あぁ、悪いな。自転車は俺が漕ぐよ」

古泉「ええ、お願いします」

キョン「…古泉、しっかり捕まってろよ」

古泉「…はい///」



古泉「掴まると捕まるを掛けたわけですね」

キョン「しかし、映画だったら伝わらんだろう」

古泉「まぁ、書いている本人が楽しければそれで…」

キョン「巻き込まれる方はたまったもんじゃないな」

古泉「はぁ…全くです」

キョン「むしろ自分達を出して百合百合してた方が人入るんじゃないのか?」

古泉「割とプロデュースが好きですからね、彼女」

キョン「朝比奈さん主演だったら、喜んで撮るのに…」


140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 22:21:28.24 ID:ud6NJ050O

古泉「先程の白ワンピースを着させるとしたら誰でしょう?」

キョン「そうだな…朝比奈さんは似合いそうだな」

古泉「確かに。その格好でおしとやかに微笑まれたら胸キョンですね」

キョン「あぁ…素敵だ…しかし、ハルヒもなかなかに似合いそうだよな」

古泉「脱いだサンダルを両手に持って裸足で歩いていたら、なんだかぐっと来るモノがありますよね」

キョン「あぁ良いなぁ。」

古泉「長い髪の鶴屋さんもきっとたまらないですよね」

キョン「…森さんは?」

古泉「…静かにしていれば似合うのでしょうがね…ふふっ…」

キョン「お、おぉ…しかし、一番似合いそうなのはアイツだな」

古泉「えぇ、彼女ですね」

古泉、キョン「「長門(さん)!!」」


145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 22:43:28.33 ID:ud6NJ050O

キョン「長門は似合うなぁ」

古泉「えぇ、完璧でしょうね」

キョン「洋書なんか持ってさ」

古泉「元が人形っぽいですものね」

キョン「それで少し微笑んだりでもしたら」

古泉、キョン「「胸キュン…」」

キョン「どうしよう俺、次から長門のこと正面から見れねぇよ」

古泉「僕もです」

キョン「あのヘリウムみたいな瞳で見られたら…」

古泉「しかも、上目遣いで…」

古泉、キョン「「胸キュン!!」」


148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 22:55:15.54 ID:ud6NJ050O

キョン「……!!!!!!」

古泉「どうしました?そんなにこの映画が怖いですか?」

キョン「そんなん、怖くねぇよ!!………!!!!!!!」

古泉「んっふ。じゃあ、僕は怖いので手を握っていてくれますか?」

キョン「し、仕方ねぇな!!握ってやるよ!!」

古泉「ええ、ありがとうございます」




キョン「…なにこれ。何で古泉が一枚上手な感じなの?」

古泉「まあ、普段の態度からでしょうね」フフン

キョン「何で得意げなんだよ!?」

古泉「まぁ、僕の方が大人に見えるから仕方有りませんよ」

キョン「くそっ…何かムカつく…」

古泉「ムカついて構いませんよ。僕は大人ですから」フフン

キョン「…ふぉー!!!古泉ぃ!!!シッペとデコピンと馬場チョップどれが望みだ!?!?」

古泉「普通それジャンケンの罰ゲームでしょう!?負けてもいないのに…!?」

150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 23:05:36.65 ID:ud6NJ050O

キョン「黙れ古泉ぃ!!成敗してくれるわ!!!!」

古泉「ちょっ…ちょっとこっち来ないで下さいよ!?」

キョン「古泉ぃ!!成敗!!wwww」

古泉「ちょっと、ニヤケ笑いが気持ち悪いですよ!!…www」

キョン「お前の方が気持ち悪いわ!!むしろちょっと前に俺がキショメンって言ったときにフォローしろよ!!」

古泉「そんなこと気にしていたんですか!?てっきり自虐ギャグ的な何かかと…」

キョン「うるせぇな!!成敗!!」

古泉「ちょっちょっと、やめっやめっ…!!!……ふふっ」

キョン「何だその笑いは…観念したのか!?」

古泉「んっふ…僕は素敵な武器を見つけました…ふふっ」

キョン「なん…だと…!?」

古泉「えぇ、30センチ定規、竹製です!!」

153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 23:17:24.58 ID:ud6NJ050O

キョン「やめっ…やめろ、古泉!!」

古泉「立場が逆転したとたん逃げ腰ですか?情けない……」

キョン「古泉…話し合えばわかる…話し合えば!!」

古泉「仕掛けたのは貴方ですよ?……成敗!!」

キョン「くっ…これまでか………!!!!」

古泉「んふっ、おしまいですよ!!……!?!?それは!?」

キョン「くくっ、天は俺を見放さなかったようだ。コイツを見つけるとはな…!!」

古泉「そ、それは…」

キョン「30センチ定規、プラスチック製だ!!」



158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 23:33:28.00 ID:ud6NJ050O

古泉「僕の竹製定規は固さこそ素晴らしいが、柔軟性に欠ける……」

キョン「その点、俺のプラスチック製定規は固さはイマイチだが、柔軟性は抜群だ!!」ミョンミョン

古泉「くそっ…これで五分…」

キョン「お互い公平で勝負を再開しようではないか、古泉君」

古泉「えぇ。始めましょうか!!!」

キョン「望むところだ!!!」

ベシッベシッ!!ミョンミョン


159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/29(土) 23:36:13.50 ID:ud6NJ050O


古泉「なかなかやりますね…では、これはどうですか!?必殺、定規の角攻撃!!」ドゥビシュドゥビシュ

キョン「痛っwww痛いっての!!www……ちくしょう、これでもくらえ!!プラスチックのミョンミョン攻撃!!」ミョンミョンミョンミョンペシペシ

古泉「ちょっwww地味に痛い!!地味に痛いwww」

キョン「くらえ!!wwwwww」ミョンミョンミョンミョンペシペシ



……バキッ………

古泉「……(´・ω・`)」

キョン「…(´・ω・`)」

古泉、キョン「「……(´・ω・`)」」ショボーン



支援ありがとう。みんな愛してる。
連絡があったのでちょっとさしで飲みに行ってきます。
残っていたら続きを書かせていただきます。
それでは……ミョンミョン

188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 03:35:35.41 ID:3HoM/5cNO

ただいまミョンミョン保守ありがとう。
お酒が回っていい気持ち。安っぽいと言われようが、ジントニックとラムコーラ最高!!
眠りにつくまで少しだけど書いていくね。


古泉「こうして、一緒の布団で眠るのは初めてですね」

キョン「同じ部屋とかは結構あったけどな」

古泉「…布団の中で、手繋いで良いですか?」

キョン「ばっ!!…そんなこと聞くなよ……」

古泉「では、繋ぎますね」

キョン「……朝まで握っていろよ」

古泉「えぇ」




189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 03:37:13.13 ID:3HoM/5cNO



キョン「…………。」

古泉「…………。」

キョン「…あかん、めっちゃテンション下がってもうたわ……」

古泉「…何故関西弁なのですか?」

キョン「俺らの舞台って、関西って聞くやろ?なんや、別に使うててもかまへんがな」

古泉「……とりあえず何かイラっとするので止めて下さい」

キョン「かまへんやん。かまへんやん」

古泉「古泉チョップ、二枚歯!!」ドゴォォォォォ

キョン「ひでぶ」


190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 03:55:30.06 ID:3HoM/5cNO

キョン「……あぁ、定規折れて凄まじくテンション下がったな」

古泉「あ、さらっと標準語に戻った」

キョン「これってあれだな、修学旅行の夜に似てるな」

古泉「え?…あぁ、あれですね。みんなで盛り上がってるときの空気読めない行動ですね」

キョン「『お前、ユミちゃんの事好きなんだろ?なぁ、なぁ?』」

古泉「『べ、別に僕はユミちゃん何か好きじゃないです』」

キョン「『嘘付け!!お前絶対ユミちゃんの事好きなんだろ?俺証拠持ってるもん』」

古泉「『違います。違いますから、早く寝て下さい。先生来ますよ!!』」

191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 03:56:36.75 ID:3HoM/5cNO



キョン「『怒った怒った!!やっぱ図星なんだろ?なぁ、やっぱり好きなんだろ?』」

古泉「『うるさいですよ。早く寝て下さい!!』」

キョン「『ユーミちゃん!!ユーミちゃん!!ユーミちゃん!!ユーミちゃん!!』」

古泉「『うるさーーい!!!!!!黙れ黙れ黙れ!!!!!!僕は別に、ユミちゃん何か好きじゃ無いんだ!!!!!!!』」

キョン「『あ…その…』」

古泉「『何で早く寝てくれないんだよ!!!!何でうるさくするんだよ!!!!……うぅっ、なんだよ、もう…ぐすっ…』」

キョン「『あ…あの…ごめんな?』」

古泉「『もう、早く寝ようよ…グスッ…明日先生に言うからね…ヒック…』」


キョン「…この膨らみから萎むまでの早いこと」

古泉「この場合はいじる相手を間違えたのが原因ですね」

キョン「…なんにしてもだ」

古泉「定規が……」

古泉、キョン「「はぁ…」」


192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 04:06:27.49 ID:3HoM/5cNO

古泉「……キョン君、僕の頭を撫でてくれませんか?」

キョン「何だよ、急に!?」

古泉「いえ…少し、そうして欲しいと思っただけです……すみません、迷惑でしたね」

キョン「はぁ…古泉」

古泉「何でしょう?」

キョン「…お前、頑張りすぎてるから、たまには少し休め」ナデナデ

古泉「…ありがとうございます」




キョン「それ自身は至ってどうでもいいことなのだが」

古泉「何か一つ崩れてしまうと、テンションって下がりますよね」

キョン「ねー」

古泉「どうしましょう?この定規」

キョン「とりあえず、次会ったとき長門に直してもらおうぜ」

古泉「長門さん、お願いしますね」

キョン「本当、長門様々だな」

194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 04:21:40.38 ID:3HoM/5cNO

キョン「さっきの脚本のシーンに映画を一緒に見るやつがあっただろ?」

古泉「あぁ、あの、ホラー映画を見ているシーンですか?」

キョン「そう、それ。古泉は映画好きなのか?」

古泉「映画ですか…まぁ、そこそこですね。割と好きな方ですよ」

キョン「ふーん、イケメンは映画も抜かりないって訳だな」

古泉「何ですか?その妙に棘のある言い方?映画は本を読むより楽ですからね」

キョン「まぁ、見ているだけである程度理解できるからな」

古泉「それに時間もあまりとらないので、バイトなどで時間が無いときはちょいちょい見てますね」

キョン「忙しいな、お前も」

古泉「どこかの誰かさんが、もう少し気を使ってくれればだいぶ僕のバイト時間も減るのですが?」

キョン「すみません、お代官様」

古泉「くるしゅうない、近う寄れ」

キョン「ははー」


196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 04:40:15.61 ID:3HoM/5cNO

キョン「目隠しをして何をするつもりだ!?」

古泉「大丈夫です。怖くありませんよ」

キョン「…で、でも……」

古泉「視覚以外で僕を感じて下さい。キョン君」

キョン「…わかった…古泉///」


古泉「…あれ?僕って涼宮さんに変態っぽくとられているんですかね?」

キョン「俺は知らんが、割とそういう台詞、古泉に多いよな」

古泉「何がいけないんでしょうか?僕のどこが変態ですか!?」

キョン「だから、知らんって!!…なんだ、強いて言えば、その敬語じゃないのか?」

古泉「し、しかしこれは、涼宮さんが望んだ事で…」

キョン「敬語だと本心が読みにくいからな。それじゃあないのか?」

古泉「…おのれ、涼宮ぁぁ!!!!馬鹿にしてるのかぁ!!!!」

キョン「古泉落ち着けって!!」

古泉「うがー!!」

キョン「古泉!!ハウス!!ハウス!!」

198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 04:49:01.41 ID:3HoM/5cNO

キョン「落ち着いたか?茶でも飲むか?俺の煎れたやつだが」

古泉「出来れば朝比奈さんの煎れた美味しいお茶がいいです」

キョン「にゃろう…」

古泉「でも、仕方ないので貴方の煎れたものでも飲みますよ」

キョン「さっきから生意気言いやがって…くらえ!!お水!!」シャパシャパ

古泉「ちょっwww止めて下さいってwwすみません、謝りますから」

キョン「そうか…なら、許す……と思ったら大間違いだ!!」パシャパシャ

古泉「わーwwwすみませんってばwwすみませんwwww生意気言いませんからwwwwww」

キョン「仕方ない許してやろう。ほらタオル」

古泉「ふぅ、ありがとうございます」


200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 05:16:15.33 ID:3HoM/5cNO

古泉「少し前に映画を見に行ったんですよ」

キョン「いきなり映画に戻ったな…で、どうしたんだ」

古泉「その日僕、バイトの帰りにふらっと立ち寄って映画館に行ったので、スケジュールとか確認してなかったのです」

キョン「まぁ、そう言う日も有るわな」

古泉「シネコンだったので、悪くても二つ位は見たいのが有るだろうと践んでいたんですよ」

キョン「まぁ、10近くは作品有るだろうさ」

古泉「でも、その週は最悪で、僕の見たかった物も終わってましたし、見ても良いかなってものもそんなに無くて…」

キョン「タイミング悪いなお前」

古泉「しかも、レイトショーに近い時間だったので更に作品も少なく…」

キョン「アチャーだな。それは」


201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 05:25:43.19 ID:3HoM/5cNO

古泉「しかし、僕はその日映画館で映画を見たくて仕方有りませんでした!!」

キョン「凄い熱意だな」

古泉「何か無いかと、何か無いかと探し……僕は見つけたのです」

キョン「おっ!?有ったのか?見たい物」

古泉「『1408号室』を…」

キョン「何だそれは?」

古泉「その映画にはスティーブン・キング原作とかかれていました」

キョン「スティーブン・キングね」

古泉「僕は思いました。キング原作だし、ハズレは無いはず…見たいのも無いし、今日はこれにしようと」

キョン「まぁ、いいんでない?キング原作はわりかし面白いし」

古泉「しかし、それが全ての間違いだったのです」

キョン「なんだよ?」


204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 05:33:31.39 ID:3HoM/5cNO

古泉「チケットを買い、ポップコーンとペプシコーラを抱えて劇場に向かいました」

キョン「普通じゃん」

古泉「僕は指定席に座り、開演を待ちました」

キョン「ふむ」

古泉「スクリーンに映像が移り、ストップ映画泥棒や新作映画の案内が流れます」

キョン「映画泥棒のパントマイムは凄いよな」

古泉「もう映像は流れているのに、観客は僕以外誰一人として居ない…」

キョン「まさかwww」

古泉「えぇ、僕はスティーブン・キング原作の映画を一人で見る羽目になったのです…」

キョン「おまっwwwwww」

古泉「あの広い映画館のど真ん中、一番良い席に一人だけで……」

キョン「wwwwwwwww」

205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 05:43:08.05 ID:3HoM/5cNO

キョン「怖かった?wwwwwwなぁ、怖かった?wwwwww」

古泉「怖いに決まってますよ!!もう、何ですかあれは!!」

キョン「でも周りに人は居ないwwwwww」

古泉「人が映る度にビクっとし、怪奇現象が起こる度にビクっとし、作中の電話が鳴る度に泣きそうになってましたよ!!」

キョン「お前はwwwwwwwww」

古泉「しかも、やはりキング原作です。一筋縄ではいきません」

キョン「?www」

古泉「終わったかなぁ?と見せかけて、まだ続くのですよ!?何度騙されたか!!全く、いやらしいったらありゃしない!!」

キョン「スティーブン・キングだなぁwww」



207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 05:49:42.36 ID:3HoM/5cNO

古泉「もう、最後の方は半泣きでキレてましたね。バカ、キングのバカって」

キョン「お前はキングのなんなんだよwwwwww」

古泉「僕はその時決めました。金輪際、スティーブン・キング原作の映画は一人で見ないと!!」

キョン「それでも、人数居れば見るんだなww」

古泉「…面白くなかったわけでは無いですから……むしろ、面白いですし…」

キョン「でも、一人では?」

古泉「絶対見ません!!」

キョン「wwwwww」

古泉「彼はきっと、悪魔の申し子ですよ」

キョン「怖い思いしたからって、大作家に失礼なこと言うなwwwwww」

古泉「悪魔の申し子です!!」

キョン「wwwwww」

213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/30(日) 06:14:10.48 ID:3HoM/5cNO

古泉「こうやって、体をくっつけていると、貴方の心音が聞こえます…」

キョン「俺だって聞こえてるがな」

古泉「こうやってると、いつかは溶けて混ざり合いそうな気分になりませんか?」

キョン「俺は、古泉に触れていたいから、ずっと別々のままが良い…」

古泉「貴方って人は…///」



キョン「溶け合うって字を見ると、ちびくろサンボを思い出すな」

古泉「虎がバターになるのでしたっけ?」

キョン「そうそう。それで、母親の作ったホットケーキに塗って食うんだ」

古泉「確か半端じゃない量ですよね?」

キョン「確かお母さんが27枚食べて、お父さんが55枚食べて、サンボが169枚食べたんだっけな?」

古泉「……よほど虎のバターは美味しかったのでしょうか?」

キョン「…この家族は何を目指してるんだろうな……」


もうそろそろ限界なので、酔っ払いは寝ます。保守、支援、ありがとう。
またもや、次起きた時まだスレが残っていたら書かせていただくよ。
それでは。



ツイート

メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:長門有希の一日