1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 01:48:02.21 ID:F1aNMuRr0
ハルヒ「ねえキョン、あんたってホント馬鹿ね」
キョン「……」
ハルヒ「脳みそからっぽなんじゃない?何やらせても
中途半端なんだから。あんたそんなんだとどうせ将来はフリーターでしょうね」
キョン「…ああ、俺は馬鹿だ。お先真っ暗だろうな」
ハルヒ「あら、素直じゃない。そういう心がけが大事なのよ」
キョン「お前も馬鹿な団員なんて要らんだろう。
と、いうわけで俺は今日限り抜けさせていただく。じゃあな」
ハルヒ「は?」
ギイッ バタン
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 01:49:07.09 ID:F1aNMuRr0
ハルヒ「ちょ、ちょっとキョン!何言ってんの!
ぶん殴ってあげるから戻って…待ちなさいよ!」
ハルヒ「ストップ!止まりなさい!」
キョン「……」
ハルヒ「怒るわよ!そういう冗談嫌いなの!」
キョン「……」
ハルヒ「ねえ!キョン!」
キョン「触るな」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 01:49:57.79 ID:F1aNMuRr0
バシッ!
ハルヒ「いたっ…!あ、あんた……キョンの分際で暴力!?
ふざけんじゃないわよーーーー!!!」」
キョン「…あのさ、お前ずっとそんなんだと少ない友達全員無くすぞ…じゃあな。もうメンドイ。
関わらんでくれ」
ハルヒ「なっ……!なによ!馬鹿!馬鹿キョン!死ねばいいのよ!!」
ハルヒ「馬鹿!アホたれ!童貞!」
ハルヒ「……」
ハルヒ「キョン……」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 01:50:56.02 ID:F1aNMuRr0
ハルヒ「ったく!何なのよあいつ!もう謝ったって
絶対許してあげないんだから!」
古泉「……」
みくる「……」
長門「……」
ハルヒ「古泉くん!」
古泉「…なんでしょう」
ハルヒ「今日のキョンはおかしいわ!
何かあったか知らない?」
古泉「さあ…知りませんね。どうでもいいですし」
ハルヒ「あっ…そう」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 01:51:57.76 ID:F1aNMuRr0
ハルヒ「……」
ハルヒ「……あーーー!!イライラするわね!!」
ガン!!
古泉「涼宮さん、机を蹴り飛ばすのはいいんですが、
僕の足に当たりました」
ハルヒ「そ、直しておいて」
古泉「はい」
ハルヒ「もうちょっと手前よ、古泉くんもみくるちゃんのどんくさい病が移ったの?
あーもう!イライライライライラ!」
ガアン!
ハルヒ「な…なにすんのよ!!!椅子放りなげて…気でも狂ったの!?
ちょ、大事なパソコンにあたったらどうすんのよ!馬鹿じゃないの!」
古泉「…もう我慢の限界です」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 01:53:28.14 ID:F1aNMuRr0
ハルヒ「は、はぁ…?」
古泉「あなたは団員よりパソコンの方が大事ですか?」
ハルヒ「当たり前でしょ!」
ガアン!!ガラガラ…
ハルヒ「な、何暴れてんの!いい加減にしないとコロスわよ!」
古泉「どうぞ」
ハルヒ「は?」
古泉「殺したければ殺せばいいでしょう。
僕ではどうせ涼宮さんの腕力にはかなわないので
無抵抗で殺されてあげますよ、さあどうぞ」
ハルヒ「は…なによ……冗談よ…
なにマジになっちゃって一人でキレてんのよ…馬鹿じゃないの…」
古泉「…もう、あなたの冗談に付き合うのは疲れました。
僕も辞めさせていただきます。では」
ハルヒ「な…なによ古泉くんまで!
あんたたちどうかしちゃったんじゃないの!」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 01:54:56.87 ID:F1aNMuRr0
古泉「……」
ハルヒ「まっ、待ちなさいよ!」
バタン
ハルヒ「………」
ハルヒ「……なんなのよ…あいつら…」
ハルヒ「…みくるちゃん」
みくる「…はい?」
ハルヒ「あなた、何か知ってるでしょ」
みくる「な…なにも…」
ハルヒ「嘘よ!キョンと古泉くんがあきらかにおかしいじゃない!
どうせ…みんなで何か企んでるんでしょ!!」
みくる「あたし…なにも知りません…
涼宮さんこそ、どうしてそんなに不機嫌なんですか…?」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 01:56:07.16 ID:F1aNMuRr0
ハルヒ「はあ?なによあんた!他人事みたいに!
ちょっと立ちなさいよ!ほら!」
みくる「痛っ…涼宮さん…痛い…ですぅ…」
ハルヒ「ねえみくるちゃん、あんたそうやってすぐに
か弱い女の子演じるわね?そうやって男に媚びて楽しい?ねえ?」
みくる「べ、別に演じてなんか…痛い…ごめんなさい…やめて…」
ハルヒ「謝るってことは認めるのね。ほら、助け呼びなさいよ!
キョンが白馬に乗って助けにきてくれるわよ!可愛い朝比奈さん〜って!」
みくる「なんでこんな…やめて…痛いです…ぐすん…」
ハルヒ「また嘘無き!?あたしあんたみたいなぶりっこ大嫌いなのよ!」
みくる「ぐすっ…涼宮さん…いつまでこんなこと続けるんですか?」
ハルヒ「…は?」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 01:57:20.57 ID:F1aNMuRr0
みくる「あたしをオモチャにして、いじめて、今までどれだけ
傷ついたと思いますか……あたしがキョン君と仲良くするから…
嫉妬するからいじめるんですか…?」
ハルヒ「は、は、はあああ!?キョンがなんだって!?
キョンに惚れてるのはあんたでしょ!!媚びばっかり売ってるのが見え見えなのよ!!」
バシッ
みくる「ぐっ…!」
バシッ!バシッ!バシッ!
ハルヒ「この女狐!!マジで殺すわよ!!」
みくる「うっ…ぐすん…ぐっ…う…」
長門「…やめて」
ハルヒ「有希、邪魔しないで!」
長門「いい加減にしてほしい。不愉快」
ハルヒ「は…?有希までそんなこと言うわけ…?」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 01:58:24.62 ID:F1aNMuRr0
長門「朝比奈みくるを離さないと、実力を行使する」
ハルヒ「な、なによ…ひっ…痛い痛い痛い痛い!!」
長門「離して」
ハルヒ「痛い痛い痛いっ!! わかった、わかったわよ!」
みくる「ぐすっ…長門さんありがとうございます…」
長門「もう、ここには用は無い。私も退部する」
みくる「あ、あたしも…もう嫌です…ぐすっ…」
ハルヒ「かっ、勝手に消えればいいのよ!あんたたちみたいな
ぶりっこの淫売はこっちから願い下げよ!失せなさい!!」
長門「……」
みくる「……」
長門「あなたは、最低」
ギイ バタン
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 01:59:14.69 ID:F1aNMuRr0
ハルヒ「……」
ハルヒ「なによ…なんなのよ…なんだってのよ……」
ハルヒ「くそおおおおおおおおおおおおおお!!!」
ガン!バタン!ドカ!ドン!
ハルヒ「はぁ…はぁ…ふざけてる…ふざけてる…」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 02:00:08.52 ID:F1aNMuRr0
翌日
ハルヒ「…キョン」
キョン「……」
ハルヒ「昨日のあれはなんだったのよ」
キョン「……」
ハルヒ「あたし怒ってるからね…」
キョン「……」
ハルヒ「あんたが謝るまで許してやんないんだから」
キョン「……」
ハルヒ「シカトとか、子供みたいね」
キョン「……」
ハルヒ「なんか言いなさいよ」
キョン「……」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 02:01:16.09 ID:F1aNMuRr0
谷口「うぃーーーっす!」
国木田「おはよう、キョン」
キョン「おう、おはよう」
谷口「キョン、昨日のめちゃイケ見たか?」
キョン「おー見た見た」
国木田「面白かったよねー」
ハルヒ「ちょっと…」
キョン「録画しとけばよかったぜ」
ハルヒ「ちょっとーーーーーーーーーーー!!!!!」
谷口「は…?」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 02:02:41.56 ID:F1aNMuRr0
ハルヒ「キョン、あたしだけシカトなの!
ねえ谷口、この馬鹿キョンがシカトすんの!何か言ってやってよ!」
谷口「……」
ハルヒ「ねえ!」
谷口「なにお前?どなたさん?国木田こいつ知ってるか?」
ハルヒ「…は?」
国木田「僕も知らないなあ」
ハルヒ「な、なにわけのわかんないこと言ってんのよ!
馬鹿にしてんの!?ぶん殴るわよ!」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 02:03:27.64 ID:F1aNMuRr0
谷口「あのさ、わかったから邪魔しないでくれるか?
俺たちはキョンと喋ってんんだ。うるせーよ」
ハルヒ「な、なによ谷口のくせに!!!」
谷口「気安く名前呼ばないでくれよ」
国木田「なんかこの人気持ち悪いね…向こう言って喋ろうよ」
谷口「そうだな、おいキョンいこうぜ」
キョン「だな」
ハルヒ「……」
ハルヒ「なんなの……これ…」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 02:04:13.96 ID:F1aNMuRr0
昼休み
ハルヒ「はぁ……。キョンも、みんなも…なんなのよ…。
……お弁当…食べるかな…」
パカッ
ハルヒ「え……」
ハルヒ「な、なによ…これ!!
なんなのよーーーー!!!!」
ガシャッ カラカラ…
ハルヒ「だ、誰よ!!あたしのお弁当をゴミまみれにした奴は!
この中にいるんでしょ!!誰なのよ!!殺してやるから!!!」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 02:05:08.25 ID:F1aNMuRr0
ボソボソ 知るかよ…
ボソボソ なんだよ…うっせえ…
ボソボソ 涼宮ってほんと頭おかしいよな…
ボソボソ 転校してくれないかな…
ハルヒ「……何で…みんな…」
ダッ
「出て行ったwwww」
「ゴミ入れたの誰々?wwww」
「お前じゃねーの?w」
「あいつ嫌われすぎwwwwwwwwww」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 02:06:14.04 ID:F1aNMuRr0
ハルヒ「…学食で食べることにしましょう…」
ハルヒ「あ…あれは」
ハルヒ「鶴屋さん、お昼?」
鶴屋「やあやあ、そうだよっ!……って、ハルにゃんかい」
ハルヒ「ねえ鶴屋さん、お昼一緒にどうかしら?」
鶴屋「……」
ハルヒ「鶴屋さん…?」
鶴屋「ねえハルにゃん、昨日みくるに酷い事したよね?」
ハルヒ「え…あたしは別に…みくるちゃんが…」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 02:07:07.03 ID:F1aNMuRr0
鶴屋「みくるから全部聞いたよ。あたしの可愛いみくるを
いじめるなんて、あたしに喧嘩売ってるようなもんなのさ」
ハルヒ「は……なによっ!鶴屋さんちょっとおかしいんじゃないの!」
鶴屋「おかしいのはハルにゃんにょろ?
…もういいやっ。疲れるから相手してらんないよ」
ハルヒ「な…待ちなさい!ムカつくわね!」
鶴屋「もうみくるに近づかないでくれるかいっ それじゃ」
ハルヒ「ちょっ……」
ハルヒ「鶴屋さんまで……あたしが何したっていうのよ…」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 02:12:39.56 ID:F1aNMuRr0
書き溜めは以上。
続きはぼちぼち書きます。
ハルヒ「もう…早退しようかしら…昨日あれから…何かおかしいわ…」
阪中「涼宮さん」
ハルヒ「ブツブツ…ブツブツ……えっ」
阪中「涼宮さん元気ないね…?どうかしたの?」
ハルヒ「あっ、ううんそんなことないわよ!」
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 02:15:30.95 ID:F1aNMuRr0
阪中「そう?ならよかった…。次体育の授業、ドッヂボールなの知ってる?男女混合で」
ハルヒ「ふうん、そうなんだ」
阪中「ほら、男の子の投げるボールって早くて怖いじゃない?
涼宮さん運動神経抜群だし、守ってくれると嬉しいな」
ハルヒ「まっ、任せなさい!あたしが鉄壁の守備を見せてあげるわ!」
阪中「頼もしいな…じゃあ涼宮さん、またあとでね♪ニコッ」
ハルヒ「うん、あとでね!」
ハルヒ「阪中……」
ハルヒ「クラスのみんなはいじめてくるのに…
阪中は味方なんだわ…嬉しいじゃない…」
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 02:18:27.02 ID:F1aNMuRr0
ハルヒ「さー!ドっからでもかかってらっしゃい!」
阪中「涼宮さん期待してる〜〜」
ハルヒ「うりゃーーーーー!!!」
ハルヒ「へっへーん」
ハルヒ「てやーーーーーー!!!」
阪中「きゃー!涼宮さん素敵!」
ハルヒ「あっ、あぶない阪中!」
阪中「きゃっ…!…あいた〜…やられちゃった〜…」
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 02:21:57.16 ID:F1aNMuRr0
ハルヒ「大丈夫っ?」
阪中「だいじょぶだいじょぶ!涼宮さんあとは頑張ってね〜」
ハルヒ「よくも阪中に当ててくれたわね…てやーー…」
バシッ!
ハルヒ「へ…?ボールどこからとんできたの…?
あたしがボール持ってるのに…」
バシッ
ハルヒ「いたっ!ちょっ!なんなの!」
バシーーーーン!!
ハルヒ「ふぎゃっ!」
阪中「涼宮さーん…守ってっていったのに…う・そ・つ・き♪」
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 02:26:12.94 ID:F1aNMuRr0
ハルヒ「な……なにすんのよ!味方に当てて…ひっ!」
バシッ バシッ バシッ
ハルヒ「あ、あんたら、やめ、やめなさいよおおお!!!」
ゴツッ!
ハルヒ「う…あ…」
国木田「あーあ、谷口〜。硬球はさすがにやばいって」
谷口「涼宮は頑丈だからでーじょーぶだよ、うりゃっ!」
ゴツッ!
ハルヒ「いだっ!!な、なんなのよこれ!!イジメじゃない!!何考えてんの!!!」
阪中「うん、イジメだよ。それが?」
バシッ
ハルヒ「ひ………!!」
110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 02:30:48.58 ID:F1aNMuRr0
ハルヒ「痛いってば……やめて…お願い…」
阪中「え〜。やめたらつまんないよ〜」
バシッ バシッ バシッ バシッ
「ギャハハハハハ!」
「涼宮鼻血でてるww」
「ざまあwwww」
ハルヒ「なんで…こんな目に…あう…の…」
キーンコーンカーンコーン
阪中「残念、終わっちゃったあ」
ハルヒ「………」
阪中「というわけでいっぱい散らばってるボール、片付けておいてね♪」
ハルヒ「……」
124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 02:35:14.51 ID:F1aNMuRr0
ハルヒ「……もう…やだ…意味わかんない……
あたし…夢でも見てるの……」
「クスクス、あれがウワサの涼宮ハルヒ?」
「めっちゃおつむヤバいらしいよねw」
「ちょっと可愛いからって調子乗りすぎw」
ハルヒ「……」
「うわー!涼宮がにらんでるwww」
「こわーいww」
「おちっこちびりそう〜〜ww」
「ギャハハハハ!!」
ハルヒ「……」
131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 02:38:25.88 ID:F1aNMuRr0
ハルヒ「帰ろう…帰って……お父さんとお母さんに…
転校したいって言おう…もうこんなところヤダ…」
古泉「…それはお目出度いことです」
キョン「古泉、お先にすまんな!」
みくる「なんだか恥ずかしいです〜」
ハルヒ「…あの声は……」
142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 02:41:16.88 ID:F1aNMuRr0
ハルヒ「SOS団のみんなが……・…
……もう、SOS団じゃないんだったわね…」
古泉「お二人は、いつからそのような関係に?」
キョン「おいおい野暮な事聞くなよ」
みくる「うふふ」
ハルヒ「なに……?この嫌な予感は…」
古泉「気になるじゃあないですか、お二人がいつから交際していたのか」
ハルヒ「は?は???」
156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 02:44:55.25 ID:F1aNMuRr0
キョン「ほんとお前はむっつり助平だな」
古泉「お褒めに預かり光栄です」
みくる「うふふ♪実は…出会ってすぐなんですよ」
古泉「そうだったのですか」
キョン「ハルヒの手前、大っぴらに付きあえんから苦労したぜ。
まあ、これで気にする必要はなくなったし安心だぜ」
みくる「涼宮さんの嫉妬は怖いですぅ〜…」
ハルヒ「な……・な……嘘でしょ……やめてよ……」
170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 02:48:35.93 ID:F1aNMuRr0
古泉「では、男女の関係であるのですか?」
キョン「ほんとお前変態だな」
みくる「…禁則事項です♪」
長門「彼と朝比奈みくるが性交を行った回数は128回。
一日における最大回数は7回」
キョン「おいっ長門っ や、やめんかい!」
みくる「ひゃ、ひゃあああ!」
古泉「なるほどなるほど…」
ハルヒ「……………」
176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 02:49:43.25 ID:F1aNMuRr0
ハルヒ「…………」
ハルヒ「……………………」
ハルヒ「…………………………………………」
ハルヒ「ああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」
187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 02:51:39.67 ID:F1aNMuRr0
ザザーン… ザザーン…
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;;;._,,,..._,,,..,, ;;;._,,,..._,,,..,, ~"''''"~"''''~"'"~~"''''"~"''''~"'"~~"''''"~"''''~"'"~
ハルヒ「………」
197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 02:54:55.67 ID:F1aNMuRr0
ハルヒ「ここから落ちたら………死ね…るかしら……」
ハルヒ「……・……」
ハルヒ「楽しかった……SOS団…」
ハルヒ「みくるちゃんがいて…有希がいて…古泉くんが…いて…
……キョンがいて…」
ハルヒ「みんなで…色んなことしたわ…」
ハルヒ「………」
ハルヒ「夏休みは……盆踊り…プール…花火大会……」
ハルヒ「………」
200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 02:56:57.27 ID:F1aNMuRr0
ハルヒ「生まれ変わったら……」
ハルヒ「キョンと………」
ハルヒ「………」
ハルヒ「…」
ザバーーーーン
ゴボゴボゴボゴボ……
ゴボゴボゴボゴボゴボ……
216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 03:00:56.68 ID:F1aNMuRr0
〜二日前〜
キョン「最近のハルヒは調子乗りすぎだろ」
古泉「確かに…涼宮さんの横暴さが増している気がします」
みくる「近頃の涼宮さん……なんだか怖いです〜…」
キョン「なんかあったのか?あいつに」
古泉「さあ…これといって、情報は掴んでいません」
長門「…あった」
キョン「へ?」
長門「涼宮ハルヒには現在、脳内寄生型原始情報生命体が寄生している思われる」
236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 03:07:31.67 ID:F1aNMuRr0
キョン「脳内…なんだそれは?」
長門「情報統合思念体と起源を同一とする情報生命体。
有機生物の脳内に侵入し、宿主を操る」
古泉「それに寄生された宿主は、どんな風に操られるのですか?」
長門「宿主の人格を引き継ぎ、凶悪化する。
今まで大人しかった人間の振る舞いをコピーしつつ、
周囲に悟られないように凶悪さを増していき、最終的には
自我を崩壊させ、また別の宿主に移る」
キョン「崩壊って…なんでまたそんなもんが?」
長門「原因は不明。だが、駆除する方法はある」
キョン「そ、それはどうするんだ?」
長門「いじめること」
キョン「は?」
244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 03:12:27.44 ID:F1aNMuRr0
長門「精神に極度のストレスを与えると、
情報生命体は耐え切れず消失する」
キョン「でもいじめるって…ハルヒをいじめるなんて考えただけで恐ろしいぞ」
みくる「涼宮さんを怒らせたら…ひゃああ…」
長門「方法はそれしかない…」
キョン「それは、いじめた記憶とか残るんじゃないのか?」
長門「それは問題ない。記憶するのも体験するのも
情報生命体。寄生されてる間の人格は宿主のものではない」
キョン「そうか…なら…」
古泉「あまりやりたくはないですが…やるしかありませんね」
265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 03:16:49.75 ID:F1aNMuRr0
〜現在〜
森「救命活動急ぎなさい!」
多丸弟「AEDを作動させます!」
キョン「まさか…自殺しようとするなんてな…!ハルヒ!しっかりしろ!!」
みくる「ふぇぇえ…あたしがいいすぎちゃったから…涼宮さんが心配です…ぐすっ」
長門「情報生命体が宿主を道連れにしようとしたと思われる」
古泉「もう寄生中の方は?」
長門「完全に消失した。今の涼宮ハルヒの人格は間違いなく本人のもの」
古泉「あとは涼宮さんが蘇生してくれるのを祈るばかりです…」
276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 03:20:00.53 ID:F1aNMuRr0
多丸兄「心臓が動き出しました!」
森「人工呼吸器急いで!」
キョン「ハルヒ!!ハルヒ!!」
みくる「涼宮さん……」
ハルヒ「………」
キョン「ハルヒ!目を覚ませ!!!」
ハルヒ「…んもう…うっさいわねえ…」
キョン「……!」
ハルヒ「なんで濡れてんのよ!キョン!着替えとってきて!」
288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 03:24:02.50 ID:F1aNMuRr0
ハルヒ「ねえキョン、あんたってホント馬鹿ね」
キョン「はいはい俺は馬鹿ですよ」
みくる「涼宮さ〜ん、もうお体の方は大丈夫なんですか?」
ハルヒ「あんなんちょっと水泳したぐらいのもんよ!
でもほんと、なんであたし海に飛び込んでたのかしら…記憶がまったくないわ」
キョン「おおかた宇宙人の寄生虫にでも脳をのっとられてたんだろ」
ハルヒ「それ面白そうね!でもその間の記憶がないなんて残念だわ!もう一回乗っ取られないかしら!」
キョン「本気にするな。笑顔で妄想するな(マジだけど)」
295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 03:30:11.91 ID:F1aNMuRr0
古泉「それにしても、涼宮さんが無事でなによりでした」
キョン「ほんとだぜ。森さんたちにお礼しないとだな」
古泉「ところで…ちょっと耳に入れたい事があるのですが…小声でお願いします」
キョン「なんだ?」
古泉「我々機関が、長門さんのような情報統合思念体のインターフェイスと
接触していることは、前にお話しましたね?」
キョン「ああ、長門の親玉の知り合いみたいな奴らだろ?」
古泉「ええ、彼らの情報によるとですね……脳内寄生型原始情報生命体というのは…
ある一部を除いて、8000万年前に絶滅したそうなのです。その一部だけがサンプルとして、生命体を所有しているようなのです」
キョン「ほう。ある一部とは?」
古泉「…長門さんを送り込んできた、情報統合思念体です」
キョン「な……」
300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/26(水) 03:35:02.54 ID:F1aNMuRr0
古泉「さらにもう一つ……その情報生命体は…
寄生していると宿主を凶暴化させるのは事実ですが、
人格自体は紛れも無く宿主本人のものであるということなのです」
キョン「え……つまり、いじめを受けたのはハルヒ自身…?」
古泉「そうなります…。それに、いじめを行うのは我々だけのはずでしたよね?」
キョン「ああ…」
古泉「なぜ、クラスメイトや他の人までいじめに参加していたのでしょう?」
キョン「……!!」
古泉「それが、できるのは…・」
俺は長門を横目で見た。
いつものように無表情でハードカバーを読みふける長門が、
一瞬 ニヤ、と笑った気がした。
おわり