814 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 22:51:32.41 ID:m7dh4/1z0
キョン「さーてと、今日は部活もないことだしさっさと帰るかな…」
キョン「ん?これは…」
『放課後、教室に来てください』
キョン(いつぞやのトラウマが甦ってくるようなシチュエーションだな)
キョン「まああいつは"転校"したしな、今回は行っても大丈夫だろう」
819 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/27(木) 23:02:47.78 ID:m7dh4/1z0
キョン(教室以外に表記がないってことは自分の教室でいいんだよな…)
キョン(つまりクラスメート!健全な男子高校生としては告白なんじゃないかと期待せざるをえない!)
ガラッ
?「あ、来てくれたんだ♪」
キョン「う、嘘だろ…?」
キョン「これは悪い夢だ、きっとそうに違いない、そうだと言ってくれ」
823 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 23:16:57.45 ID:m7dh4/1z0
朝倉「んもぅ、そんな反応されちゃうとさすがの私も傷ついちゃうなー」
キョン「朝倉、お前はあのとき長門に消されたはずだろ…?」
朝倉「確かに一度は消えたわ、でも今あなたの目の前にいるのは紛れもなく私なの♪」
キョン「なんだよそれ、意味がわからないし笑えないっての!」
キョン「それでどうしてここにいるんだよ、また俺を殺そうって魂胆か!?」
825 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 23:28:13.12 ID:m7dh4/1z0
朝倉「ああ、なるほどね、今回はナイフは持ってないから安心して」
朝倉「今はもう特殊な力なんてないの」
キョン「俄には信じがたいが、まあ話くらいは聞いてやらんでもない」
朝倉「ありがと、今日は普通の女子高生としてキョンくんをここに呼んだの」
キョン(物騒なことさえしなければ美人で性格もいいし申し分ないんだけどな…)
828 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 23:44:15.77 ID:m7dh4/1z0
朝倉「ちょっとー、話を聞いてくれるんじゃなかったの?」
キョン「ん、ああスマンスマン」(すっかり油断してたぜ、まだ何があるかわからないからな…)
朝倉「それでね、ちょっと聞きたいことがあるんだけど」
キョン「なんだ」
朝倉「よくやらなくて後悔するよりもやって後悔したほうがいいっていうよね?キョンくんはどう思う?」
キョン(あれ?デジャブ?)
キョン「あ、ああ、まあ確かにその通りだとは思うが殺そうとするのは勘弁してくれな…?」
830 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 00:02:36.39 ID:yCDBv2200
朝倉「だからそんなことしないってば!」ぷくー
キョン(あ、ふくれた、かわいいな)
朝倉「で、キョンくんはやって後悔するほうがいいと思うのね!?」
キョン「お、おお…」(なんでそんなすごい剣幕なんだ?俺が何をしたってんだ?)
朝倉(そうよね、言っちゃえ涼子、がんばれ涼子!)
朝倉「キョンくん!!」
キョン「おう!?」
朝倉「最近キョンくんちょっと変わった事してるみたいじゃない?」
834 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 00:16:41.12 ID:yCDBv2200
キョン「変わった事…?」
朝倉「うん、それを知ったからあなたを呼んだの」
キョン「もしかして」
朝倉「はい、これ♪」ピラ
キョン(なんでこういうときだけ勘が冴えるんだろうか、全く)
朝倉「1時間5000円でキョンくんを独占できてなんでもお願い聞いてくれるんだよねっ?」
キョン「…なんで知ってる」
朝倉「それは…えっと、ほら、私にわからないことはないのよ、そう!」(見てたから、だなんて言えない…)
839 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 00:33:18.85 ID:yCDBv2200
キョン「んー、イマイチ腑に落ちんが案外そうなのか、いやでも…」
朝倉「と、とにかく!今日これからの時間を私に売ってくれないかな?」
キョン「まあいいだろう、どうやらいきなり隙を突いてグサリ!なんてこともなさそうだしな」
朝倉(やった!キョンくんとデート!どこにいこうかな、なにをしようかな♪)
キョン「さて、じゃあ行くか、1日お試しサービスで今日はタダにしとくわ」グイッ
朝倉「…ぁ」(手、握られちゃった)
842 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 00:37:50.54 ID:yCDBv2200
キョン「さて、勢いで出てきたはいいものの…朝倉、どこかいきたいとこあるか?」
朝倉「ふぇ?」
キョン「ボーッとしてどした、らしくないな」
朝倉「ううん、何でもないの!あ、映画館があるわ、あそこに行きましょう!」
朝倉「チ、チケット買ってくるね!ちょっと待ってて!」タタッ
846 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 00:43:32.42 ID:yCDBv2200
キョン「妙なこともあったもんだよな…」
キョン(一度は俺を殺そうとしたやつと今は時間をともにしてるだなんて)
キョン(周りから見たら完全にカップルなんだろうな、所謂制服デートってやつか)
キョン(朝倉は柄にもなくぼーっとして挙動不審だな、今日は楽しかったよ♪グサリ、とかなんなきゃいいが)
朝倉(完全に不意打ちだったわ、まさか手を握ってくるだなんて…)
係員「お客様、どの作品のチケットをお求めでしょうか?」
朝倉(うー、頑張って彼を振り向かせなきゃ、呆けてちゃダメよ、攻めるの涼子!)
係員「…あのーお客様?」(にやけたり悶えたりガッツポーズしたり忙しい女の子ね)
848 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 00:48:41.64 ID:yCDBv2200
朝倉「キョンくんお待たせー」トトッ
キョン「お、待ってました」
キョン「で、これから何の映画を見るんだ?」
朝倉「えーっと」(係員さんに恥ずかしいところ見られて勢いで決めましただなんていえるわけないじゃない…)
朝倉「み、見てのお楽しみ☆」
キョン「それもそうだな、もうすぐ開演みたいだし入ろうか」
851 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 00:57:08.17 ID:yCDBv2200
グシャッ
朝倉「ひえっ!」
グチャ
朝倉「あうっ!」
キョン「上映中に話すのは不本意だが朝倉、そんな怖がりなのに何故ホラーを選んだ?」ボソボソ(宇宙人にも怖いものはあるんだな)
朝倉「わ、私が聞きたいわよぅ〜」グスッ
朝倉「抱きついても、いい?」ウルウル
キョン「!?ま、まあ好きにしてくれ」(そんな目されちゃ断るわけにはいかないよなあ)
854 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 01:03:15.93 ID:yCDBv2200
キョン「お、面白かった…よな?」
朝倉「決めた、もうああいう映画絶対見ないもん」グスッ
キョン(まだ動悸が…まさか朝倉にときめいているとでもいうのか?)ドキドキ
キョン「とりあえず落ち着くまでゆっくり歩こうか」クルッ
キョン「ん?」(このブレザーが引っ張られる感覚はもしや、落ち着け、冷静に後ろを振り返るんだ俺)
キョン「裾なんかつかんでどしたんだ?」(涙目はやめて!もうすぐ俺のライフは0よ!)
862 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 01:16:20.21 ID:yCDBv2200
朝倉「…手」
キョン「あ、ああ…」ドキッ
朝倉「キョンくんはお買い物とか好き?」
キョン(このお嬢様もう上機嫌になってらっしゃる、こんな大きく腕振っちゃってな…しかも俺の腕ごと)
朝倉「キョンくんってばー」
キョン「ん、ああごめんごめん」
キョン「で、なんていったんだ朝倉」
864 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 01:26:24.70 ID:yCDBv2200
朝倉「買い物は好き?って聞いたの」
キョン「朝倉が行きたいならどこへでもついていこうじゃないか」
朝倉「あとね、これはお願いなんだけど…」
朝倉「今日だけでいいの、私のこと涼子って呼んで欲しいな…」
キョン「朝倉の望みとあr…」(上目遣い、イイ!)
朝倉「りょ・う・こ♪」ピト
キョン「涼子の望みとあらば仰せの通りに」(指を唇に当ててさえぎるとは、恐ろしい子!)
866 名前:>>863ハルヒ見てたごめんね[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 01:32:50.37 ID:yCDBv2200
朝倉「あ、あの服かわいい!行きましょ!」
キョン(こうしてみると普通の女子高生みたいだよな、とても宇宙人とは思えん)
朝倉「ええ、今は普通の女子高生よ?」
キョン「おうふ!口に出ちまってたのか?」
朝倉「キョンくんの考えてることくらい顔を見ればわかっちゃうわよ♪」
キョン「そんなに単純な人間のつもりはなかったんだけどな」
朝倉「ふふ、私はちゃんと見てるもの」
朝倉「だから今日は私だけを見て、ね?」
キョン(一瞬ドキッとしてしまった、ふ、不覚)
869 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 01:47:10.67 ID:yCDBv2200
朝倉「このワンピースかわいいと思わない?」
キョン「おお、似合うんじゃないか?俺はこういうのもありだと思うがな」
朝倉「そう?じゃあそっちを試着してみようかな♪」
シャッ
キョン「おお…」
朝倉「どうかな?似合う?」
キョン「すごく、いいと思うぞ」
朝倉「かわいい?」
キョン「か、かわいいよ涼子」
朝倉「えへ♪」
872 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 01:59:38.28 ID:yCDBv2200
朝倉「キョンくんがかわいいって言ってくれるなら買っちゃおうかな〜」
朝倉「勿論荷物持ちはお願いね☆」
キョン「やれやれ、わがままなお嬢さんだ」
朝倉「あら、たまにはいいじゃない」
朝倉「それともわがままな女の子は嫌い?」
キョン「朝倉みたいにわがままなときとそうじゃないときとでギャップがあるんなら大歓迎だな」
シャッ
キョン「って急にカーテン閉めてどした」
朝倉「き、着替えたくなっただけよ」(攻めてると思ってたのに、彼何の気なしにああいうこと言うのね…)
873 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 02:09:18.55 ID:yCDBv2200
キョン「なあ涼子、買わなくてよかったのか?」
朝倉「…うん、今日は止めておくわ、それより次はあそこ行きたいな!」
キョン「へいへい」
朝倉「これこれ!一回やってみたかったのよね、プリクラってやつ!」
キョン「撮ったことなかったのか?」
朝倉「長門さんは何歳でしょう?」
キョン「えっと、3歳だっけ」
朝倉「そういうこと、だからプリクラ撮るの初めてなの」
キョン「俺もあんま撮ったこと無いなそういえば」
朝倉「楽しみだね!」
876 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 02:13:22.54 ID:yCDBv2200
キョン「えっと、どんなポーズすればいいんだこりゃ」
朝倉「きっと適当でいいのよ、もっとくっつきましょ!」(これはチャンス、チャンスなのよ涼子!)
キョン「なあ、いくらなんでもこれはくっつきすぎじゃないか?」
キョン「やけに活き活きしたお顔が真横にあるんだが」
朝倉「固いこと言わないの、せっかくなんだから楽しみましょうよ♪」
朝倉「一枚目はこんなかんじか、あはっ、キョンくん変なカオ〜」
キョン「いきなり引き寄せられたらビックリもするさ、8枚まで撮れるんだなこれは」
878 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 02:15:59.08 ID:yCDBv2200
キョン(心なしか…)
パシャッ
キョン(腕組んだり)
パシャッ
キョン(後ろから腕を回させられたりと)
パシャッ
キョン(だんだんと)
パシャッ
キョン(エスカレートしているような…)
880 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 02:19:54.39 ID:yCDBv2200
朝倉「あーあ、もう最後かあ…」(ここよね、タイミングはここしかないはず…)
キョン(正直さっきからドキドキさせられっぱなしなんだが)
朝倉「あの、最後は一枚目みたいにアップで顔近づけて普通に撮ろっか」
キョン「ああ、オッケーだ」(安心したような、このままエスカレートしたらどうなるのか知りたかったような…)
朝倉「カウントダウン始まっちゃうよ、ほら早く早く!」
キョン「やっぱ一回撮ってても顔がこんだけ近いと照れるな」
朝倉「私だって恥ずかしいわよ、もう…」
881 名前:>>879生きろ[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 02:25:29.66 ID:yCDBv2200
じゅーう
きゅーう
はーち
なーな
ろーく
ごー
朝倉「ねえキョンくん」
よーん
さーん
キョン「ん?」
にーい
いくよー
…ちゅっ
884 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 02:32:01.90 ID:yCDBv2200
朝倉「あはは、このラクガキって機能面白いね!」
キョン(最後の一枚、あれ所謂チュープリってやつだよな…)
朝倉「キョンくんもおそろいまゆげー♪」
キョン(朝倉が何を考えてるのかわかんなくなってきた)
朝倉「?」
朝倉「私の顔になんかついてるの?」ジー
キョン「うほぁ、いや、み、見蕩れてた!そうだ見蕩れてたんだ!」
朝倉「そんな恥ずかしいこと大声で言わないでよ…」カアァ
887 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 02:37:28.74 ID:yCDBv2200
キョン「お嬢さん、もっと恥ずかしいこと…シマセンデシタッケ」
朝倉「!」
朝倉「嫌…だった?」
キョン「いやいやいや、そんなことはなくてむしろ嬉しくも…って何言ってんだ俺は」
朝倉「キョンくんは違うみたいだけど、私は…ファーストキス」
朝倉「私、キョンくんのこと――よ」
キョン「すまん、最後なんて言ったんだ?周りが五月蝿くて聞き取りきらなかったんだが」
888 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 02:42:26.94 ID:yCDBv2200
朝倉「…んーん、いいの」
朝倉「あ!撮ったやつ出てきたよ!」
キョン「こうしてみると完全にカップルだな、俺たち」
朝倉「…うん」
キョン「涼子、どうした?」
朝倉「ううん、なんでもないの!あ、私このチュープリ携帯に貼っちゃおっと」ニコニコ
キョン「おいおい、俺みたいなのと付き合ってるって誤解されたら困るだろ」
朝倉「あら、私は大歓迎よ?」
朝倉「とりあえずここうるさいし、外に出よっか」
889 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 02:45:52.92 ID:yCDBv2200
朝倉「わーもう外真っ暗ね」
キョン「結構長い時間遊びまわったんだな、俺たち」
朝倉「キョンくん、今日は本当に楽しかったわ」
キョン「いやいや、俺も最初は殺されるかもしれんとか考えてたがなんだかんだ楽しませてもらったよ」
朝倉「あー、ひっどいなーもう」
キョン「すまんすまん」
朝倉「キョンくん」
朝倉「私、今日のこと一生忘れないからね」
891 名前:初めてさるくらった[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 03:06:27.15 ID:yCDBv2200
キョン「おいおい、もう金輪際会えなくなるみたいな言い方はよせよ」
朝倉「…」
キョン「え?おい、まさか…」
朝倉「そうなの、私がここにいられるには今日だけみたいなの」
朝倉「タイムリミットがもうすぐ、来ちゃう」
キョン「ちょっと待て、タイムリミット?なんのことだ、悪い冗談はよしてくれ、そんな悲しそうな顔で笑うなよ」
朝倉「あの言葉を聞き取ってくれてなかったのは残念だけど、充分すぎるくらい幸せな時間だったわ」
キョン「そんな…」(なんだろう、すごく、嫌だ)
キョン(ああ、わかった、きっとあのとき朝倉がいった言葉とこのもやもやの正体が…)
キョン「涼子、俺も多分、お前のことが好きだ」(我ながら本当に鈍いやつだよお前は…)
朝倉「あーあ、もっと早く聞きたかったな…出来れば私があなたを襲う前に」
朝倉「まるでシンデレラみたいね、魔法が解けた私は王子様の前から姿を消すの」
朝倉「迎えに来て欲しかったけど…うん、無理よね」
893 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 03:11:10.19 ID:yCDBv2200
朝倉「もうそろそろ限界かな、ざーんねん」
キョン「必ず迎えに行ってやる、異論は認めない」
朝倉「あら、男らしいこというじゃない」
朝倉「じゃあ約束ね、もし約束を破ったらどうしてもらおうかなー
キョン「そのときは俺の時間でもなんでもいくらでもくれてやる、何でも言うこと聞こうじゃないか」
朝倉「ふふっ、楽しみにしてるわ私の王子様」
スーッ、カラン
キョン「本当に消えちまった…ちくしょう」
894 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 03:15:13.16 ID:yCDBv2200
キョン「そういえばさっきなんか落ちたよな」
キョン「これは…涼子の携帯か?」
キョン「ハハッ、こんなわかりやすいところにチュープリなんか貼っちまって…」
キョン「帰るか…」
キョン「実は俺も貼ってみたんだけどな、チュープリ」
900 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 03:19:22.31 ID:yCDBv2200
キョン妹「キョンくんおーきーてー!」
キョン「うぐ!」
キョン「た、頼むから普通に起こせ、普通に…」ゲホ
キョン妹「それより時間だいじょうぶー?ちこくしちゃうよー!」
キョン「ゲッ、もうこんな時間かよ!なんでもっと早く起こさなかった!」
キョン「いってきまーす!」(でもこれくらい忙しい方が今は気がまぎれていいかもな…)
ガチャ
901 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 03:24:00.83 ID:yCDBv2200
朝倉「来ちゃった♪」
キョン「へ?」
朝倉「もう、感動的な再会なのにそれだけしか反応はないの?」
キョン「…」ムニー
キョン「痛、い?」
朝倉「約束破ったんだからキョンくんの時間はこれからはずっと私だけのものだからね♪」
キョン(はは…)
朝倉「さっ、早く学校行かないと遅れちゃうよ!」グイッ
キョン「って、うわ!走んなきゃヤバイじゃねえか!」
905 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 03:30:38.55 ID:yCDBv2200
朝倉「あ、ちょっとストップ」
キョン「え?」
朝倉「あのときよく聞こえてなかったみたいだから改めて言うね…」
朝倉「私、キョンくんのこと好きよ」
キョン「…ああ、俺も好きだ」
朝倉「ふふっ」
朝倉「あ、でも浮気なんかしたらグサリ!だからね」ニコッ
キョン「全力デ気ヲツケサセテイタダキマス」
キョン「あ、携帯、これお前のだろ?」
朝倉「これキョンくんのじゃないの?あ!プリクラはってある!」
キョン「え、あ…」
チャーミングな眉毛の女の子と少年はイチャイチャしながら学校へ行き、案の定世界は崩壊したのでした。
おしまい