長門「・・・私を好きににしていい」


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2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 09:08:12.60 ID:JvRTAUSI0

長門の暴走事件が終わってしばらくした後、
いつものように部室の隅で本を読んでいた長門が確かにそう言った。

キョン「何の話だ」

長門「私のエラーの生であなたにお多大な迷惑をかけた。責任を取りたい」

キョン「あれはお前の責任じゃないだろ、長門」

長門「だが、あなたに迷惑をかけた」

長門「元々は情報統合思念体の責任、情報統合思念体は私と同一、だから私にも責任はある」

古泉「それは私や朝比奈さんにも責任をもらう権利があるのですかね?」

キョン「話をややこしくするな」

長門「古泉一樹、朝比奈みくるの2人には迷惑はかかっていない。迷惑だと思っているのならばそれは被害妄想」

みくる「ふみゃ」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 09:12:27.23 ID:JvRTAUSI0

団長様の机に誰も座っていない部室で、
普段はあまり口を開かない奴が饒舌に喋っているのも珍しいもんだ。

古泉「好きにして良いというのはどこまで許されるんでしょう?」

長門「なんでも」

みくる「あああの、じゃじゃたとえば、えっちなこととか・・・」

朝比奈さん、あなたは何を言っているのですか。

長門「彼が望むなら」

みくる「ふひゃー」

顔を真っ赤にしてうつむかないで下さい朝比奈さん、自分から言ったことですよ。

キョン「俺は長門に迷惑をかけられたと思っていないし、責任を取ってもらう必要はない」

長門「そう・・・」

バシャ

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 09:19:38.22 ID:JvRTAUSI0

古泉に教わりつつ順調に勝ち進んでいた軍人将棋も手を止めるとルールを忘れかけてしまう。
で、タンクは何に勝つんだっけ?

と、そんなことを考えていたと思う。数秒前までは。

キョン「熱ッッ!」

長門「手が滑ってあなたにお茶をぶっかけてしまった。責任を取りたい」

古泉「手が滑ったのですか、疲れていたせいかトルネード投法に見えてしまいましたよ」

思いっきり投げたんじゃねえか。

キョン「幸い、足にちょっとかかっただけだ」

長門がお茶を飲んでる姿は見た記憶がないが、飛んできたお茶の量から言ってそれなりに飲んでいるんみたいだな。

キョン「それに、ずいぶんぬるくなっていたしな、もう熱くないから何ともないぞ」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 09:25:57.37 ID:JvRTAUSI0

ところで、朝比奈さんはまだうつむいたままなのか。

みくる「へみゅ」

みくる「あ、長門さんのお茶が無くなっていますね、私お水くんできますぅ」

そういうと朝比奈さんはなぜか慌てて部室を飛び出していった。
やかんを持たずに水をくみに行けるのか、未来人の行動はよくわからない。
よくわからない行動をするのは朝比奈さん限定かも知れんが。

古泉「Prrrrr」

古泉「おや、バイトが入ったようです」

着信音はお前の口から聞こえた気がしたが?

古泉「うっふ、うまいもんでしょう」

キョン「褒めてねえ」

朝比奈さんと古泉が部室を出て、いま中には長門と俺しかいない。
ということはだ。

長門「あなたに責任を取りたい」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 09:32:59.28 ID:JvRTAUSI0

確かに、長門関連でいろいろな体験をしたが、長門に迷惑をかけられたということは全くない。
むしろ、長門には助けられっぱなしで、恩返しをしたい方だ。

キョン「さっきのお茶の話なら問題はないぞ、濡れてはいるが熱さはもうない」

長門「しかし、悪いこと」

この宇宙製ヒューマノイドは何がしたいんだろうか。

キョン「確かに、人にお茶をかけるのは悪いことだ」

長門「そう」

キョン「だから一言謝ってもらうだけで構わんぞ」

長門「わかった」

そういうと長門は席を立って俺の方に向き直った。

長門「本当にごめんなさい」

きちんとした謝り方だ。
ただ土下座というのはきちんとしすぎではないかね。

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 09:41:04.50 ID:JvRTAUSI0

土下座はやり過ぎだと忠告すべきか、それで良いとすぐに片付けるべきか迷う暇もなく、
テロリストの潜伏先に突入したグリーンベレーのような勢いで誰かが入ってきた。

ハルヒ「遅れたわ! でもお詫びに良い物を持ってきたわよ!」

ハルヒ「・・・キョン、何したのよあんた」

ハルヒは、俺の前で土下座をする長門を見るやいなや、こちらに顔を向けることもなく怒りのコンロに火を入れた。

ハルヒ「有希が土下座するなんてあり得ないわ! おおかたあんたがおかしな命令でもしたんでしょ!」

我らが団長様の怒りは沸騰寸前だ。ティファールの電子ケトルにその技術を教えてやった方が良いんじゃないか。

キョン「俺は何もしてないぞ」

長門「ぶっかけ」

!!??

ハルヒ「へ?」

長門「私がこうしているのは、彼のぶっかけのため」

待て、そんな言い方をすると

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 09:54:14.13 ID:JvRTAUSI0

長門の言葉足らずは今に始まったことじゃないが、この状況でそれしか言わないのは流石に問題だろう。

キョン「いや、ぶっかけってのはだな、そうじゃなくてな」

なんとかしどろもどろで言い訳(でもないんだが)をし始めていると、

ハルヒ「ちょうど良かったわ! あたしもそれを考えていたのよ!」

沸騰を越えて輝きだした人間が1人いた。
手に木刀らしき物を携えているのを見るからに、最悪の流れになりそうだ。

・・・ってなんですと?

ハルヒ「でもあんたと有希だけってのは癪に障るわね、私も混ぜなさいよ」

待て待て待て、勘違いしたまま全速力で発車するな。
どう勘違いしたのか知らんが、年老いて老人ホームにはいるまで残りそうなトラウマを生むのはごめんだ。

ハルヒ「あんた達だけで楽しもうなんて魂胆はずるいのよ。SOS団で何かするならあたしは外せないわよ」

ハルヒの勘違いが俺の予想通りだとしても、一体何を言ってるんだこいつは。

ハルヒ「で、キョンはなんで股間が濡れてるわけ?」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 10:03:20.67 ID:JvRTAUSI0

この状況でどんな言い訳なら通用するんだろう。
長門に心配かけまいとしてズボンを脱がなかったことが、俺のためになるとはな。

ハルヒ「これを持ってきたところで、こんな状況になるなんて思っても見なかったわ!」

そういうとハルヒは携えていた木刀らしき物を中段に構えた。

キョン「・・・って、麺棒じゃないか」

ハルヒ「そうよ? 家庭科室に落ちてたからもらってきたの」

キョン「それで俺をどうするつもりだ」

ハルヒ「あんたに使うわけ無いでしょ、うどん作ってぶっかけを食べるのよ」

あ、そっちの勘違いでしたか。
別にやましいことは考えてなかったのだが、すごく安心した。
いや、ホントにやましいことは考えてなかったぞ?

ハルヒ「・・・あんたまさか、有希に別のぶっかけをしようとしたんじゃないでしょうね」

みくる「おおおまたせいたしましたこむぎこをもってきましたぁ〜」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 10:13:03.78 ID:JvRTAUSI0

怒りの矛先がこちらに向けられる前に、天使が舞い降りてきた。
朝比奈さん、あなたへの拝み方は仏教式でいいのですか。

ハルヒ「流石SOS団専属メイドのみくるちゃんね! あなた使えるわよ!」

みくる「ふみゃあ〜 しゅじゅみやしゃんいたいでふ〜」

ハルヒ「で、小麦粉はどこに持ってるの? おっぱい?」

朝比奈さんを正面から羽交い締めにするという器用なことをしていたハルヒは、
朝比奈さんのメイド服の襟の部分をつかんで、かなり危ういことをしようとしている。

みくる「ふ、ふえ。わわわすれましたぁ〜」

さすがにそれは意味不明すぎますよ。
・・・もしかして、立ち聞きでもして助けに来てくれたのだろうか。

ハルヒ「まあ、いいわ。これからみんなで材料を買いに行きましょう!」

ガチャ

古泉「おや、涼宮さんこんにちは。バイトが入ったのですが急遽キャンセルになったそうで」

元々バイトなんか入っていなかったろうに

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 10:22:35.18 ID:JvRTAUSI0

なんか良くわからんうちに、今日の団活はうどん作りに決まったようだ。
わざわざ麺棒を持ってきたところを見ると、最初からその予定だったらしいが、
それなら小麦粉くらい最初から持ってくればいいものを。

ハルヒ「みんなで買い物に行くのも団活よ」

さいですか。

ハルヒ「ところで、有希はなんで土下座なんかしてるの?」

すっかり忘れていたが、長門はずっと土下座しっぱなしだった。
古泉や朝比奈さんが忘れられることはしょっちゅうでも長門を忘れるなんでかなり珍しいんじゃないだろうか。

長門「私の手が滑って彼の股間にお茶をこぼしてしまった。だから」

長門の顔と俺の股間をフクロウみたいにして見比べたハルヒは、

ハルヒ「あそうなの。てっきり幼稚園児みたいなことをしでかしたのが団員の中にいるのかと思ったわ」

一発殴っても良いのだろうか。

ハルヒ「いくらミスとはいえ、謝るのは大事なことだわ。ほら有希、ごめんなさいは?」

長門「ごめんなさい」

元々縮こまっていた体をより縮こまらせて、俺は長門の謝罪を受けた。

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 10:28:58.61 ID:JvRTAUSI0

5人揃って駅前のスーパーに買い出しに来ていた。
「有希に謝罪させるなんて、元々アンタが悪いのよ」と意味不明の理由で支払いは俺だ。

ハルヒ「それにアンタだけジャージなのもおかしいのよ」

それは長門に言ってくれ。もう許したけどな。

みくる「小麦粉はこれで良いんでしゅか〜?」

長門「それは薄力粉、うどんに適しているのは中力粉」

古泉「味付けはどうするのです? 醤油にしますか、それともめんつゆがお好みで?」

結局、両方買うハメになった。
なんでもイチから作ろうとすると金がかかるもんなんだな。

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 10:38:12.48 ID:JvRTAUSI0

うどん作りの描写は省く。
ほとんどの時間、朝比奈さんがこぼした小麦粉の掃除に費やされたからだ。
最も俺は、水の分量を間違えてでろでろになった生地の救済のため小麦粉を追加で買いに行っていたのだが。

ハルヒ「なかなかおいしいじゃない!」

長門「味としては平均未満。でも、手作り補正でとてもおいしく感じる」

みくる「うどんって自分でも作れる物なんですね〜」

古泉「うどんの太さにばらつきがあるのも、食感が様々になっていけますね」

キョン「麺棒で生地をのばすのが意外に難しかったな」

ハルヒ「伸ばした途端、生地が縮むなんて想像もしてなかったわ」

長門「すだちを買ったのは正解」

古泉「さわやかな酸味が利いているのが良いですね」

みくる「本場稲庭の味ですね〜」

長門「ぶっかけは讃岐が本場」

ハルヒ「あ、そうだところでキョン」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 10:46:34.96 ID:JvRTAUSI0

太い麺の中でも、かなり太めの麺は中が生なのだが、今気にするのはそこじゃない。
涼宮ハルヒ団長様がこの俺に話しかけてきて下さっているのだ。
ここは適当に返事をしておかなければならない。

キョン「ん、なんだ」

ハルヒ「なんで有希に土下座なんかさせてたの? 普通に謝ってもらうだけで良いじゃないの」

朝比奈さんも古泉もにこやかに(と言っても笑顔の質がまるで違うのだが)うどんをすすっているところを見ると、
これはただの雑談だと言うことだな。

キョン「それは、長門の方から・・・」

ハルヒ「・・・も、もちかして、そういうのが好きなの?」

何を言いだすんだこいつは。
しかし、前屈みになるもんだから、胸の谷間が見えそうで見えなくて。
いや、そういうわけではなくてだな。

キョン「か、噛んでりゅぞ」

ハルヒ「ア、アンタだって噛んでるじゃない!」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 10:57:22.86 ID:JvRTAUSI0

なぜか前のめりになるもんだから、目のやり場に困ってしょうがない。
ジャージだから、不測の事態に陥ると、見つかりやすいしな。男ならわかるだろ?
朝比奈さんを見るとさらに緊急事態になりそうだし、この状況で古泉なぞ見たくはない。
消去法で長門を見ざるを得ないのだが。

ハルヒ「どこ見てんのよ、キョン」

バレてしまった。

ハルヒ「さっきから何か見てると思ってたけど、そういうことなのね」

何がどういうことなんだかわからんが、何か思い違いをしているようだ。
目の前におっぱいがあれば見ちゃうだろ? 男ならわかるはずだ。

古泉「わたしにはわかりかねる心理ですね。一般的な男子高校生としてはそうあるべきなのでしょうが」

こいつも何言ってるのかよくわからん。
ふと思えばSOS団にはわかりづらい話をしなさいと言う団則でもあったのだろうか。

ハルヒ「まいいわ、うどんもおいしかったし、今日の所はこれで解散! 明日は休みだけど、日曜はいつもの所に集合だからね」

慌てたようにハルヒによる締めの挨拶が終わったところで、順次解散となった。
普段は朝比奈さんの着替えを待つのだが、今日は俺の着替えもある。
長門に濡らされた制服にだな。そろそろ乾いてる頃だろう。

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 11:06:18.76 ID:JvRTAUSI0

そして日曜。
テレビのニュースで同じ県で大雨被害の状況を見ていると家を出る時間を少し過ぎてしまった。
こっちではそんなに雨降っていなかったのにな。

集合場所に着くと、案の定俺が支払うことになっていた。
別に他の4人が談合していたわけではなく、ビリだからだ。

ハルヒ「今日は5人で不思議探しをしましょ。探す目は多い方がいいからね」

珍しく、例の喫茶店での会議はなく、そのまま不思議探しという名の散歩になった。
そういえば、ハルヒと一緒のルートというのも珍しいな。

ハルヒ「いつもクジで、同じ人と当たってるような気がするのよ。気のせいだろうけど」

いや、多分気のせいじゃないぞ。何度かインチキしているしな。

みくる「こうしてみんなで歩くのも楽しいです」

長門と古泉はいつもの表情だから置いといて、ハルヒと朝比奈さんはどこかうれしそうだ。
まあ、こんなのもたまには良いか。誰かが騒ぎ出さなけりゃ言う事なしなんだが。

ハルヒ「不思議はどこにいるかわからないからね。気になったところをよーく見てみると見つかるかも知れないわよ!」

今日のところは突拍子もないことは言いだしそうにないな。いや、今のところは、か。

古泉「・・・まだ気付かないのですか? 今朝から異変が起こっています。」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 11:11:55.06 ID:JvRTAUSI0

突拍子もないことを言いだす奴はハルヒ以外にもいたことを忘れていた。

キョン「なんだその異変ってのは。もう繰り返される夏休みはごめんだぞ」

古泉「そうではありません。あなたが一番先に気付くと思っていたのですが。」

キョン「俺は平凡な一般人だ。異変を感じ取る特殊能力なぞ持ち合わせてないぞ」

古泉「いや、今回の異変を感じ取るのに特殊能力は必要ありません。それこそ一般人でも可能です」

キョン「そんなに大規模なものなのか?」

古泉「逆です、と言った方が良いでしょう。 そうですね、あなたのクラスの谷口氏ならすぐに気付かれるのではないかと」

谷口が気付くと言うことは、どういう方面の異変なんだかわかるような気もするが。

キョン「もったいぶらずに言えよ」

古泉「おっぱいですよ。今回の異変はおっぱいに関することです」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 11:19:41.15 ID:JvRTAUSI0

胸に異変?
今朝妹のキャミソール姿を見たが、いつも通り真っ平らだったぞ。
あのくらいの年齢だと少しは成長しているものなんじゃないのか?

長門「私の胸囲も、昨日とまったく変わっていない」

キョン「うわ! こんなタイミングで話に入ってくるな」

古泉「そういうことです。朝比奈さんも恐らく変わっていないでしょう」

キョン「・・・なんか毎日成長していてもおかしくはないがな」

長門「私のは毎日測っても誤差程度の増減しかない」

長門は毎日何をしているのだ。胸がないのを気にしているのだろうか。

古泉「もうおわかりかと思いますが、涼宮さんのおっぱいに異変が起こっています」

ハルヒの胸に異変? あいつも朝比奈さんほどではないが胸は平均以上あると思っていたが、
もしかしてけっこう気にするタイプか?

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 11:27:50.36 ID:JvRTAUSI0

そういえば、今日のハルヒもキャミソールだ。
うちの妹は
「シャミキャミ〜♪」
などと妙なふしの歌を歌っていたから何も考えていないのだろうが、
あいつのほうは、胸を気にしてるならそれを強調するために着ているんだろうな。
あいにく、SOS団団長はズカズカと先頭を突き進んでいるおかげでここからは確認できないが。

キョン「今日のあいつ、何か変わったところがあったか? まったく気付かなかったが」

古泉「これはこれは。あきれを通り越してもはや驚きですよ。どうしてあなたはそうなのです」

キョン「気付かないものはしょうがないだろ。 ・・・長門は気付いていたのか?」

長門「当然」

なぜか今日の長門はうれしそうだ。
ハルヒの胸に異変があったのを見つけて喜ぶような奴でもないと思うが。

古泉「今回は時空改変などとは関係ありませんが、涼宮さんのおっぱいに異変があるとすると、多少の混乱は生じるでしょう」

まあ、胸ごときで世界が作り替えられてもたまったもんじゃないしな。

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 11:36:48.97 ID:JvRTAUSI0

古泉「混乱を防ぐためには、あなたから涼宮さんのおっぱいについて何か言う必要があると考えますが」:

キョン「ハルヒの胸についてなにかって、それはセクハラにはならんのか?」

古泉「そこまでの責任は持てません」

ハルヒの胸が今更どうなろうと知っちゃこっちゃない。
それに朝比奈さんを連れてきた理由は胸が大きいという理由だったはずだ。
いや、その前にだな。

キョン「お前、さっきから人に見られまくってるぞ」

古泉「良くあることですよ、僕としてはあまり注目されたくないのですがね」

普段なら「イケメン氏ね」とでも行っておくところだが、
今回のはお前がおっぱいおっぱい言ってるからだと思うぞ。
そんな注目なら俺もごめんだ。

ハルヒ「あれいまのはちょっときょんこれなにかしら!」

健全な男子高校生と言えば聞こえは良いだろうが、端から見ると下ネタ全開トークをしていた俺たちを振り返って、
ハルヒがなぜか棒読みで大声を上げているのにきがついた。

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 11:47:08.74 ID:JvRTAUSI0

どうやらレンガ道の間隙をぬって生えている雑草に興味を示したようだ。
不思議探索ってそんなものを見つけるのが目的だったのか?

ハルヒ「こ、この雑草、タンポポみたいなんだけど、ちょっと変なのよね」

ハルヒはしゃがみ込んで、葉っぱをつまんで裏返したり、茎を指で弾いていた。

キョン「どれ」

俺も付き合ってハルヒと同じようなことをしてみたが、どこが変なのかまったくわからん。
強いて言えば、人が歩いて踏みつぶすような所にタンポポが生えているのが珍しいのか。

ハルヒ「そ、そうよ! 普通タンポポって、あまり人が踏まないような所に生えている物なのに、不思議だわ」

キョン「で、これは宇宙からのなんとか電波の影響だとか言うのか」

ハルヒ「可能性はあるわね」

俺の投げやりな質問に興味を示したのかなんなのか、きらきらした目を上目遣いにしてこっちを見てくる。
慌てて視線をそらそうとしたのだが、間が悪いところにキャミソールと胸板の隙間に視線が行ってしまった。

ハルヒ「どこ見てんのよ///」

キョン「あ、や、悪い。素直に謝る、ごめん」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 11:52:00.56 ID:JvRTAUSI0

変わったところに生えているタンポポに興味を失ったのか、
朝比奈さんの腕を引っ張って、ハルヒはずいずい先へ進んでいく。

古泉「気付かれましたか?」

キョン「何がだ」

古泉「涼宮さんのおっぱいですよ」

キョン「男ならどうしても視線が行くものなんだ。お前はどうか知らんが」

古泉「そういうことではありません。涼宮さんのおっぱいは普段の涼宮さんのおっぱいとは違います」
古泉「おっぱいに異変が起きているというのはその涼宮さんのおっぱ」
キョン「わかったから、そう連呼しないでもらえるか? さすがに視線が痛い」

古泉「むっふ。そうですか。でも単語の響きとしてはかわいいではありませんか」

キョン「おっぱい」

長門「おっぱい」

ああ、まあ確かに可愛いかも知れん。

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 11:57:56.90 ID:JvRTAUSI0

古泉「結論から申しんますと、涼宮さんの胸は明らかに小さくなっています」

長門「私よりちいさい」

古泉「どのような理由でかはわかりませんが、やはり涼宮さんの能力のせいでしょう」

長門「今は私の方がきょにゅう」

古泉「推測ですが、今日涼宮さんがキャミソールを着ているのも、小さい胸を主張したいからでしょう」

長門「私は制服だが、脱ぐとすごい」

古泉「これまた推測ですが、涼宮さんはあなたから胸についての感想を述べて欲しいものかと思われます」

長門「形と色には自信がある」

胸についての感想と言われても、俺は胸に興味はあるが、大きさなどはどうでも良い。
そこにある、と言う一点だけでもう十分なのだ。

キョン「長門はそれでうれしそうなのか」

長門「そう?」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 12:07:44.85 ID:JvRTAUSI0

昼飯を食べている時に、ようやくはっきりと認識したわけだが、ハルヒの胸は明らかに小さくなっていた。
普段通りの大きさなら見えないような部分が、見えそうで見えないような状態になっている。
レストランの照明と羞恥心がうまく折り合いをつけてくれさえすれば、恐らく目撃できていただろう。

キョン「マズいな・・・」

ハルヒ「あれ、おいしくなかった?」

いくらダイエットしたからと言って、急激にここまで小さくなるようなことはないだろう。
女子は胸を凝視することに抵抗感がないぶん気付くだろうし、
古泉の言っていたようにアホの谷口ならばすぐに見抜くだろう。

ハルヒ「うーん、確かにあまりおいしくないわね」

みくる「なんか期待はずれです」

ハルヒ「人気があるって聞いたんだけどな、腕が落ちたのかしら」

解決するには、感想をいってやる、だっけ?
どういえばいいのだろうか。まさか「胸しぼんだぞ」なんか言ったら、確実にはり倒されそうだ。

〜〜〜〜〜〜〜

喜緑「○○町の洋食屋で情報改変がありましたね」
朝倉「ずいぶんと味が落とされたわね、けっこうお気に入りだったのに」
喜緑「元に戻しても問題は無いようですけど、許可がおりませんね」
朝倉「戻さなくても影響はないってことか。また新しいお店探さないと」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 12:15:38.73 ID:JvRTAUSI0

キョン「と言うことで、この先どうしたら良いんだ?」

午後からの探索はくじ引きになった。
長門が気を利かせてくれたのか、俺・長門・古泉のグループと、ハルヒ・朝比奈さんのグループに分かれたから相談できるってんだ。

古泉「恐らく、涼宮さんは貧乳にあこがれを抱いていると思われます」
長門「びにゅう」

キョン「どうしてそんなことになったんだ?」

古泉「金曜日のことが原因かと思われます。あなたは長門さんに土下座をさせていた」

キョン「あれは俺がさせたわけじゃないぞ」

古泉「涼宮さんがそう思っていると言うことです。あなたが長門さんに土下座をさせて制服の襟元から貧乳を見ていたのだと」
長門「微乳」

キョン「とんだ勘違いだ」

古泉「涼宮さんはこう思ったのでしょう「キョンは貧乳好きに違いないわ」とね」
長門「美乳」

キョン「俺が、長門の美乳を見るためにわざと土下座させたと思いこんでると言うことか。妙な嫉妬だな」

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 12:22:30.80 ID:JvRTAUSI0

さっきも言ったが、俺はおっぱいがおっぱいである限り愛することが出来る男だ。
大きさはさしたる問題とならない。
だが、ハルヒがあのままではとんでもない混乱が起きるだろう。
今日のうちに何とかしなくては。

キョン「しかし、何をどういえばいいのやら」

長門「胸の大きさごとに感想を述べる必要があると思われる」

キョン「つまり?」

古泉「つまり、巨乳には巨乳の良さが、ひんny
長門「びにゅう」
古泉「失礼、美乳には美乳の良さがあると力説していただく必要があるというわけですね」

キョン「と、言われてもなあ」

長門「巨乳の方は朝比奈みくるがいる」

長門「実際に接触して確かめて、その感想を言えばいい」

長門「美乳担当は私。・・・私を好きにしていい」

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 12:30:23.50 ID:JvRTAUSI0

古泉「その役目、僕では駄目なのでしょうか」

長門「美乳は男性胸部とは違う。女性のものでないと意味がない」

キョン「ちょ、ちょっと待て。実際にさわったりして確かめろと言うのか?」

長門「指での接触だけでなく別の所の接触も可能」

キョン「長門はそれで良いのか?」

長門「いい。好きにして構わない」

キョン「・・・」

長門「包み込むことは出来ないが、はさむことなら可能」

古泉「それは本当ですか?」

長門「私の体はけっこう柔らかい。寄せればけっこういける」

古泉「では決まりですね」

キョン「ままま、まってくれ、ちょっとまだ」

長門「今日中に何とかしないと間に合わない、猶予がない」

キョン「いや、ちょいとおさまるまで待ってくれ」

古泉「むっふ♪」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 12:39:23.98 ID:JvRTAUSI0

キョン「・・・カラオケに来たわけだが」

古泉「さすがに高校生ではラブホテルは入れないでしょう」

キョン「そういうことでなくて」

長門「古泉一樹、あなたは監視」

古泉「監視カメラのない店舗を機関で調べてもらったので、ドアを守るだけで大丈夫です」

長門「このテレビがうるさい」

古泉「音量はセンター管理されていますので、コンセントを抜いておきましょう」

長門「こっちを向かれると気が散る」

古泉「では外側を向いていましょう」

キョン「・・・ほんとにいいのか?」

〜〜〜〜〜〜〜

店員A「218号室のドアに変な顔が写り混んでいるんだが」
店員B「まさか幽霊じゃ・・・」
店員A「赤い人魂みたいなのも浮かんでるし、怖いよ」
店員B「しばらく近寄らないでおこう・・・」

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 12:47:56.04 ID:JvRTAUSI0

美乳の感想をと言われても、いざとなると怖じ気づくものだ。

長門「まずは形と色を見て欲しい」

え! いきなり!?

長門「下着が色気のない物なのは謝罪する」

いやいやいや、まずは服の上からとかステップがあるんじゃなくて!?

長門「乳房の形以上に乳首の形も自信を持っている」

え、下着も取っちゃうの!? 展開早すぎないかおい!

長門「日焼けしていないから、肌の透明感もなかなか」

ちょっとこれすごい状況じゃないか? えなんで俺こんなことになってんの?

長門「美乳のポイントはほどよい弾力感。ぶにぶにしたデカいだけのとはわけが違う」

うっわうっわ、生でみると全然ちがう! うっわすげえやべえ

古泉「あ、今カッコいいコ通った」

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 12:53:41.97 ID:JvRTAUSI0

ねえこれ夢落ちとかじゃないよね。リアルでいいんだよね?

長門「さわってもいい」

キョン「あ、ああ」

ぷに

長門「・・・」

ぷにぷに

長門「・・・どう?」

キョン「なんかこう、張り付くような弾力があるな」

長門「それが自慢」

長門「手のひら全体で包み込んで」

キョン「おお、ぴったり手のひらにおさまって・・・」

長門「動かしていい」

キョン「うお、すげえ、こんなに柔らかいんだ」

古泉「回し飲み! 男同士で回し飲み!」

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 12:59:45.67 ID:JvRTAUSI0

「・・って言うの考えてみたんだけどどう?」などとハルヒが言いだしたりするんだろうか。
こんな状況あり得ないんだが。

長門「手以外のモノで触れてくれて構わない」

キョン「え?」

長門「言ったはず。はさむことなら可能だと」

キョン「あ、長門待て・・・」
ぺろん

長門「想像以上に大きかったり、意外に小さかったりした時の状況をシミュレーションしていたが、普通サイズ」

キョン「そんなもんだろ///」

古泉「ぐふ」

長門「しぼんだ」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 13:06:20.53 ID:JvRTAUSI0

古泉の存在は助かると思ったが、意外に邪魔だ。
鼻息荒い。もそもそ動くな。

長門「はさむ?」
むくむく

キョン「・・・「オネガイシマス」だそうだ」

長門「わかった」

きょむ

長門「・・・どう?」
キョン「(なにこれやべえあったけえうはまじでうわうわ)あ、ああ」

すりすり

キョン「ちょ、動かさないで! すべすべ感が・・・!」

古泉「ねえまだおわらないの」くるっ

古泉「(ソファを積み上げて壁に!)」

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 13:14:30.41 ID:JvRTAUSI0

ハルヒ「遅ーい!何してたのよ!」

いくら団長命令でも言えるわけが無かろう。

古泉「すみません。カラオケの3時間パックの元を取りたかったもので」

古泉ナイスだ。カラオケに行ってたのは事実だしな。

キョン「ああ、長門は意外に歌うまいんだぞ」

ハルヒ「ふーん」

いつもの喫茶店に再び集まったのが5時少し前。
あの後どうなったかは、恐らく想像通りだ。備え付けの紙ナプキンがなかったらどうしようかと思っていた。
と言うことで、今日はもう一度班決めがあるそうだ。

キョン「(長門、次は朝比奈さんと一緒だ。監視役に古泉もだ)」

長門「ぽー(朝比奈みくると、古泉一樹と一緒・・・)」

ハルヒ「あら、あたしとキョンの2人ね、珍しいわねこの組み合わせ」

長門ーーーーーーーー

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 13:19:28.88 ID:JvRTAUSI0

ハルヒと組んじゃ駄目なんじゃないだろうか。
長門がミスをしたのか?それとも何か秘策があるとでも言うのだろうか。

ハルヒ「さっきあんた達カラオケ行ってたみたいじゃない」

キョン「ああ、暑かったから涼みにな」

ハルヒ「あの、さ・・・あたし達も行かない?」

そのほうが外をうろうろ歩くよりは体にもいいだろ。
高校生らしい休みの過ごし方だしな。

店員A「らっしゃせー218号室へどぞー」

ハルヒ「ソファが積み重なって塔みたいになってる!すごいわ!」

しまった、直してなかった。
つーか店員仕事しろよ。

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 13:27:25.71 ID:JvRTAUSI0

ハルヒは、以前文化祭で判明した通り、かなり歌がうまかった。

ハルヒ「♪ガチでウルワシNever ending girl's life!」

かくいう俺は、うたえる歌もあまりないわけで、
ハルヒの歌をただただ聴いていた。

ハルヒ「♪いまを抜けだそう 手に触れた Glossy future!」

胸がない状態でキャミソール着てるもんだからちらちら目に入って落ち着かない。
ブラは・・・おそらくサイズがなかったせいかつけていない。小学生かお前は。
となると、浮かび出てくるモノがあるわけで・・・。

・・・歌本でも見てるか

ハルヒ「キョンは歌わないの? あたしがしがし入れちゃってるけど」

キョン「ああ、俺は1曲だけでいいよ」

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 13:34:51.62 ID:JvRTAUSI0

多分、数時間前まで同じ部屋で長門の胸を触ったり揉んだりなんやかやしてたせいでおかしくなっていたんだろうな。
文句なら、こうなった原因の自分自身に言ってくれよ、ハルヒよ。

ハルヒ「・・・アンタ今何入れた?」

キョン「別になんでもいいだろ、ほれ次もお前の曲だろ」

ハルヒ「・・・そうね、アンタが何歌おうがあたしには関係ないし」

ハルヒの歌を聴いてるだけでも良かったのだが、
やはりどこか混乱してたんだろうな、ろくに歌詞も覚えていないような歌を入れるなんてな。

ハルヒ「♪浪漫ちっくストライク!」
キョン「♪あげる〜」

ハルヒ「さて、次のアンタの曲で時間だからね。 まったくないしょ予約なんてするなんて根性曲がってるわよ」

キョン「へいへい、どうせ歌うんだから楽しみにとっておいたほうがいいだろ」

ハルヒ「それもそうね、くだらないの歌ったら承知しないわよ」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 13:40:22.43 ID:JvRTAUSI0

〜おっぱいがいっぱい〜

ハルヒ「!?」

キョン「♪ぼくが飲んで 妹も飲んだのにっ」

ハルヒ「ちょ!!」

キョン「♪おっぱいが いっぱ〜い」

ハルヒ「・・・」

キョン「♪おっぱいが いっぱ〜い」

ハルヒ「・・・」

キョン「♪おっぱいが いっぱ〜い」

〜ジャンジャン〜

ハルヒ「キョン・・・なんでこんな曲歌ったのよ」

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 13:47:06.49 ID:JvRTAUSI0

キョン「言っておくが、今歌ったのは赤ちゃんが飲むおっぱいだぞ」

ハルヒ「わかってるわよ!」

キョン「それに、俺がいまだに母乳を飲んでるわけではない」

ハルヒ「当たり前でしょ!」

キョン「甘かったのか思い出せないくらいだからな」

ハルヒ「歌詞をそのまま言わなくてもいいわよ!」

キョン「そういえば、今日は服のせいなのかよくわからんが、以前見たお前のおっぱいは良い乳が出そうだな」

ハルヒ「ななな何言ってんのよこのエロキョン!」

キョン「赤ちゃんが飲む方のだって。変な想像するな」

ハルヒ「・・・うん」

キョン「バストサイズは関係ないらしいが、赤ちゃんが触れて落ち着けるくらいの大きさがあると良いらしいんだ」

ハルヒ「そうなの」

キョン「ああ」

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/15(土) 13:55:01.56 ID:JvRTAUSI0

長門「午後2回目のクジは私のミス。謝罪する」

古泉「それにしても、あのイレギュラーな状況で良く涼宮さんを元に戻せましたね」

キョン「ああ、おっぱいについて語ってやったからな」

古泉「昨日はあれほど嫌がっていたその単語を平気で出すとは、何があったんでしょう?」

キョン「お前が想像するようなことはしていないぞ。歌を歌っただけだ」

古泉「はて、何を歌ったのでしょう。教えていただいてもよろしいですか?」

キョン「ないしょだ」

長門「私は役に立った?」

キョン「あ、えっと、ああうん」

長門「そう」


ハルヒ「みんな聞いて! 赤ちゃんが出来たわよ!」

長古み「!!!」

古泉「あなた方は一体何をしていたのですか・・・!」

90 名前:ふくうち ◆.YUKAuj4c. [] 投稿日:2009/08/15(土) 13:56:19.09 ID:JvRTAUSI0

( ・ω・)と言うことで終わり。

初SSで書きながら考えてたから展開がむちゃくちゃになった。
ぶっかけはどこ行ったんだか。



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