32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/13(木) 00:15:04.53 ID:0wlDSq0LO
>>4
キョン「ん?なんかつっぱるな……まさか!」
長門「何?」
キョン「長門、もしかしてコンディショナーは……」
長門「していない」
キョン「馬鹿やろう!!」
長門「!」ビクッ
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/13(木) 00:18:55.57 ID:0wlDSq0LO
長門「どうしたの……?」
キョン「どうかしてるのはお前だろ長門!コンディショナーしないで髪をふくなんて……」
キョン「キューティクルが痛んじまうだろ!!」
長門「ご、ごめんなさい……」
キョン「はぁ……もういいさ」
長門「………」
キョン「……じゃあ、トリートメントはしたよな?」
長門「え?」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/13(木) 00:22:55.31 ID:0wlDSq0LO
長門「コンディショナー……トリートメント……?」
キョン「お、おまえ……まさか違いが分かってないのか?」
長門「……ごめんなさい」
キョン「……もう一度風呂入ってこい、俺のやつ貸してやる」
長門「ありがとう……」
キョン「いいか?トリートメントを付けて蒸らしたタオルを巻いて10分」
キョン「そしたら洗い流して、つぎにコンディショナーだ」
長門「了解した」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/13(木) 00:25:56.93 ID:0wlDSq0LO
バタン
長門「終わった」
キョン「よし、ほら、頭拭いてやる」ギュ
長門「………」
キョン「頭皮を揉むようにして水を拭き取るのが髪にダメージを与えないんだ」グシグシ
長門「そう」
キョン「……よくできたぞ、長門」
長門「……そう」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/13(木) 00:29:20.77 ID:0wlDSq0LO
キョン「体もしっかり拭き取らなきゃな」ゴシゴシ
長門「……」
キョン「長門、バンザイ」
長門「了解した」
キョン「脇の下は湿りやすいからな」ゴシゴシ
長門「っ……」
キョン「くすぐったかったか?悪い悪い」ゴシゴシ
長門「平気」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/13(木) 00:32:51.98 ID:0wlDSq0LO
キョン「長門、横向いてくれ」
長門「?」
キョン「サンドイッチみたいに拭くんだ」
長門「了解した」
キョン「……優しくしないとな」ギュッギュッ
長門「…っく……!」
キョン「わ、悪い!痛かったか?」
長門「大丈夫、少しこすれただけ……」
キョン「そ、そうか……」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/13(木) 00:35:31.68 ID:0wlDSq0LO
キョン「えーと……」
長門「……」
キョン「ここからは自分でやってくれるか?」
長門「なぜ?」
キョン「なぜって……大事なところだしな……」
長門「大事?」
キョン「あぁっ!とにかく、自分で拭いてくれ!」
長門「……了解した」ゴシゴシ
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/13(木) 00:38:11.78 ID:0wlDSq0LO
キョン「長門ー拭けたかー?」
長門「拭けた……なぜそっちを向いてるの?」
キョン「よし……いや、まあな」
長門「……」
キョン「んじゃ、パジャマに着替えてくれ」
長門「……了解した」スッ
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/13(木) 00:42:00.52 ID:0wlDSq0LO
キョン「おお!いいぞ長門!」
長門「そう」
キョン「ああいいとも!涼しげな浴衣をモチーフにしたショートパンツ!」
キョン「上もゆったりとしていて夏のパジャマとしては最高だな!」
長門「……ありがとう」
キョン「こちらこそ!」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/13(木) 00:45:57.85 ID:0wlDSq0LO
キョン「よーしあとは髪を乾かすだけだな」
長門「その必要はない」
キョン「……へ?」
長門「この髪の長さならしばらくすれば自然かんs」
キョン「このうんこロボットがあぁー!!」
長門「ひっ!」ビクッ
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/13(木) 00:50:14.34 ID:0wlDSq0LO
長門「………」プルプル
キョン「長門……どうしてお前はそうやって自分を傷つけるんだ?」
キョン「トリートメントはおろかコンディショナーすらつけない、自然乾燥させてキューティクルを痛める……」
長門「ご、ごめんなさい……」
キョン「お前は可愛いんだから、もっと自分をいたわってやってくれよ……」
長門「!……コクン」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/13(木) 00:52:31.54 ID:0wlDSq0LO
長門「髪……」
キョン「俺に乾かさせてくれるのか?」
長門「コクン……あなたが、いい」
キョン「はは、光栄だな、じゃあドライヤー借りるぞ」
キョン「ほら、椅子に座れ?」
長門「……了解した」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/13(木) 00:55:35.93 ID:0wlDSq0LO
キョン「こうやってな、遠くから風を当てるんだ、近いと熱で髪が痛んじまう」ブオオオ
長門「うん」
キョン「どうだ?髪って案外繊細だろ?」
長門「びっくりした」
キョン「はっはっは、まあこれから頑張ればいいさ」
長門「うん……」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/13(木) 00:58:21.70 ID:0wlDSq0LO
キョン「よし終わり!」
長門「きれい……」
キョン「だろ?毎日こうやってればもっときれいになるんだ」
長門「……ありがとう」
キョン「いや、まあ俺が無理やりやっちまったみたいなもんだけどな……」
長門「そんなことはない、私はとても感謝している」
キョン「そ、そうなのか?そりゃ嬉しいな」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/13(木) 01:00:50.84 ID:0wlDSq0LO
キョン「……なあ長門」
長門「なに」
キョン「抱きしめてもいいか……?」
長門「………」
キョン「……悪い、ちょっとふざけすぎたな」
長門「……構わない」
キョン「ほ、本当か!?」
長門「うん、むしろ嬉しい……」
キョン「長門……」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/13(木) 01:03:55.51 ID:0wlDSq0LO
キョン「長門……」ギュッ
長門「ん……」
キョン「暖かいな……」
長門「そう……」
キョン「風呂上がりでホカホカだ」ギュウ
長門「……」
キョン「髪も……サラサラですげぇいい匂い……」スウゥ
長門「む……ぅ…」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/13(木) 01:06:58.23 ID:0wlDSq0LO
キョン「はぁ……長門っ……」スンスン
長門「あ……っ」
キョン「鎖骨も可愛いぞ……」
長門「そ……う……」
キョン「……はぁっ、はぁっ……」
長門「………」
キョン「……悪かった、ちょっと興奮しすぎた……」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/13(木) 01:09:39.93 ID:0wlDSq0LO
長門「大丈夫……」
キョン「本当に悪かった……」
長門「問題ない」
キョン「ああ……じゃあ、もう帰るな」
長門「待って」
キョン「へ?」
長門「明日も、髪を乾かしてほしい」
キョン「……ああ!もちろんだ!」
終わりで