1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 21:37:00.06 ID:tfUHUjLX0
前回までのあらすじ
キョンは、無愛想な長門がコンタクト用なんとかだということに疑問を抱く。
朝倉の協力を得て、長門に人付き合いを覚えさせようと奮闘するキョン。
そんなある日、キョンはふとしたことで朝倉の家に泊まることとなる。
それを目撃した長門は嫉妬し、そのことをハルヒに告げ口しそれを聞いたハルヒはジェラシーからキョンを刺し殺す・・・という夢を朝倉に見せた。
「・・・そうだ、その手があったわ」
悪夢から覚めた朝倉が思いついた妙案とは?
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 21:40:22.00 ID:tfUHUjLX0
キョン「なあハルヒ。朝倉はどこだ」
ハルヒ「朝倉?誰よそれ」
キョン「・・・え?」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 21:41:22.35 ID:tfUHUjLX0
キョン「谷口・・・朝倉知らんか?」
谷口「はあ?」
キョン「いや、知らないならいいんだ」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 21:42:14.65 ID:tfUHUjLX0
キョン「どういうことだ?いきなり朝倉がいなくなってる・・・」
キョン「また、何か厄介なことに巻き込まれたか?」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 21:45:02.29 ID:tfUHUjLX0
キョン「なあ長門、朝倉がどこにいるかわからないか?」
長門「・・・わからない。昨日から索敵をかけているのに、彼女の位置情報がまったくつかめない」
キョン(長門にわからない・・・となると、これはかなりの大事なんじゃ・・・)
バンッ
ハルヒ「さあ、今日もはりきって活動するわよ!」
キョン「すまんハルヒ。急用ができたから、きょうの団活は休ませてもらう」ダッ
ハルヒ「あ、ちょっと!何よ、急用って・・・」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 21:48:02.77 ID:tfUHUjLX0
キョン「朝倉は昨日まで確かに存在した。長門の反応がそれを示している」
キョン「だが、今日になって朝倉の存在を覚えている者がいなくなった」
キョン「こんな時、俺はどうすればいい?考えろ・・・」
キョン「そうだ!」
あちゃくら「どうするんですか?」
キョン「まず、朝倉の家に行ってみる。なにか手がかりがあるかもしれない」
あちゃくら「そうですね。急がば回れって言いますしね」
キョン「それはなんか違うだろ」
キョあ『あははははは♪』
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 21:52:36.42 ID:tfUHUjLX0
ピンポーン
キョン「出ないな」
あちゃくら「ちょっと出かけてるのかもしれませんよ?」
キョン「うーん、夕食時くらいを狙ったほうがいいのかな・・・」
あちゃくら「あ、晩御飯食べにくるんですか?気合いれないと!」
キョン「あ・・・すまん、そんなつもりじゃなかったんだけど」
あちゃくら「まあまあ。一人で食べるの、寂しいなあと思ってたんですよ〜♪」
キョン「そうか?それじゃお言葉に甘えて・・・」
キョン「あれ?いる?」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 21:56:12.93 ID:tfUHUjLX0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
キョン「さて、教えてもらおうか」
あちゃくら「何を?」
キョン「何でいきなり周りの連中からお前に関する記憶が消えているのか、だよ」
あちゃくら「ああ、そんなことですか。てっきりスリーサイズとか訊かれるものと///」
キョン「幼稚園児が何ぬかしてやがる」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 21:59:16.55 ID:tfUHUjLX0
あちゃくら「えっとですね、まず私は対(略)インターフェースなわけです」
キョン「知ってる」
あちゃくら「それでですね、私は急進派に属してるわけです」
キョン「それも知ってる」
あちゃくら「急進派の私としては、涼宮さんになんらかのアクションを起こしてもらわないと始まらないわけです」
キョン「わかってる。殺されかけたからな」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 22:00:47.30 ID:tfUHUjLX0
あちゃくら「涼宮さんに情報爆発を起こさせるには、日常に物凄い異変が起こればいいわけです」
あちゃくら「前はキョンくんを殺して状況を変えようとしたわけだけど、今回はアプローチを変えてみました」
キョン「それが、『朝倉がいなくなる』という変化なわけだな?」
あちゃくら「そのとおり!」
あちゃくら「突然クラスメイトが消え、誰もその美少女のことを覚えていない」
あちゃくら「涼宮さんの大好物の、不思議ですよ!」
キョン「さりげなく図々しいな、お前」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 22:03:26.21 ID:tfUHUjLX0
あちゃくら「あとは、この異変に気付いたけれどもどうしようもない苛立ちで、涼宮さんが何らかのアクションを起こすのを待つだけですよ〜♪」
キョン「あー、朝倉?」
あちゃくら「はい?」
キョン「そもそも、ハルヒ自体、お前がいた記憶が消えてるみたいなんだが」
あちゃくら「・・・・・・はい?」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 22:11:47.43 ID:tfUHUjLX0
キョン「お前がいたことを覚えてるのは、俺と長門だけみたいなんだが」
あちゃくら「・・・ミスったぁー!!!」
キョン「あー、朝倉?」
あちゃくら「ああーぁ!あの時!きちんと涼宮さんの座標指定を面倒臭がらずにきちんと手動設定していればぁ!」
キョン「えっと・・・元気出せ?」
あちゃくら「慰めや同情はいりません!自分の愚かさを悔いる時間をください!!!」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 22:15:50.69 ID:tfUHUjLX0
キョン「・・・」
あちゃくら「こんな省エネモードの体じゃ、もう今月いっぱい何もできやしない!」
キョン「ていっ」
あちゃくら「きゃぁっ!高い!!!」
キョン「そーれ、アクセルトゥラッソーリフトー」
あちゃくら「あははははははは♪」
キョン「デススパイラルー」
あちゃくら「きゃー!?目が回りますよー!?」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 22:22:41.31 ID:tfUHUjLX0
キョン「うぷっ・・・ちょっと回りすぎた」
あちゃくら「すいません。落ち着きました」
キョン「それじゃ、一から説明してもらおうか」
あちゃくら「ええ・・・と言っても、物凄く簡単ですよ?」
あちゃくら「情報爆発を起こすために、みんなから私に関する記憶を消しました」
キョン「で、間違ってハルヒの記憶も消した、と」
あちゃくら「あの時AUTOにせずにMANUALにしておけばよかったんですけど・・・」
キョン「情報統合思念体って、けっこうハイテク?いや、ローテク?」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 22:29:06.71 ID:tfUHUjLX0
キョン「で、本来記憶を残す対象として指定しようとしたハルヒの代わりに、俺に記憶が残ったわけだな?」
あちゃくら「いえ、涼宮さんの代わりになったのは長門さんですよ」
キョン「え?何で?」
あちゃくら「何でと言われても・・・座標指定が間違ってたとしか」
キョン「じゃあ俺は誰と間違って記憶を残されてるんだ?」
あちゃくら「え?それは・・・えっと・・・いいじゃないですか、細かいことは!!!」
あちゃくら(言えない・・・『忘れられたく無かった』とか///)
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 22:32:01.67 ID:tfUHUjLX0
キョン「で、長門が、お前の存在を感知できないみたいなことを言ってたんだが」
あちゃくら「長門さん経由で涼宮さんに存在がばれるといけませんからね。長門さんの記憶を消した上で、プロテクトをかけておきました」
キョン「実際には記憶を消し忘れてるけどな」
あちゃくら「細かいことは気にしないで」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 22:36:18.47 ID:tfUHUjLX0
キョン「さっきから気になってはいたんだが・・・」
あちゃくら「何ですか?」
キョン「なんでずっとType-Bなんだ?」
あちゃくら「その呼称、きっちり聞いてたんですか・・・」
キョン「なあなあ、教えろよ〜」
あちゃくら「細かいことは気にしないで」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 22:41:38.98 ID:tfUHUjLX0
キョン「細かいことっつうか、(朝倉が)ちっちゃいことだよな、これ」ボソッ
あちゃくら「何か言いました?」チャキーン
キョン「ひぃっ!サバイバルナイ・・・・あれ?」
あちゃくら「どうしました!?」
キョン「なんでさらに縮んでるんだ?」
あちゃくら「あっ・・・こうなったら隠し通せませんね」
あちゃくら「実は、今月支給された分のエネルギーを情報改変に使っちゃって、カツカツなんです」
キョン「なにそのシステム」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 22:46:18.66 ID:tfUHUjLX0
あちゃくら「毎月、情報統合思念体から一ヶ月分の生活費とエネルギーが支給されるんですよ」
あちゃくら「私より長門さんのほうがメインなんで、私に廻ってくる分は少ないんです」
キョン「だから省エネモードがあるのか・・・」
あちゃくら「今月は情報改変でほとんど使っちゃったから、今月いっぱいはこの姿で過ごします」
キョン「Type-Cにはならないのか?あれのほうが消費は少ないだろうに」
あちゃくら「あれは・・・日常生活にやたらと支障をきたすから」
キョン「あー、わかる。手とか指も無いもんな」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 22:51:07.79 ID:tfUHUjLX0
補足:おかずのり眉毛の朝倉さんは、朝倉(原作)・あちゃくら(ちゃん)・あしゃくら(にょろーん)の3タイプに変身します
混ざりすぎてわけがわかりません
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 22:52:39.45 ID:tfUHUjLX0
キョン「よし、謎も完全に解けたところでいつものやつやるか」
あちゃくら「え?」
キョン「長門とやる遊びを考えるんだよ」
あちゃくら「あのー、私けっこう大変なことになってると思うんだけど」
キョン「自業自得」
あちゃくら「うわ、ひどい」
キョン「どうせ一月したら戻せるんだろ?」
あちゃくら「それもそうですけど・・・」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 22:58:52.08 ID:tfUHUjLX0
あちゃくら「ちょっと待ったー!!!」
キョン「おうっ!どうした?」
あちゃくら「確かに一ヶ月経てば元に戻せるだけのエネルギーが支給されますけど・・・使っちゃったらまた一ヶ月この姿じゃないですか!」
キョン「ちっ・・・気付いたか」
キョン「いいじゃないか。不審に思ったハルヒが何かやらかしてくれるかもしれないぞ」
あちゃくら「そんないきあたりばったりな展開は望んでません!」
キョン「・・・かなり適当な理由で人を殺そうとしといてよく言うよ」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 23:05:44.21 ID:tfUHUjLX0
あちゃくら「とにかく、私の綿密な作戦が失敗した今、やはりキョンくんに直接なにかしたほうがいい結果を生みそうですね」
キョン「待て、何をする気か知らんがやめとけ。無駄なことだ」
あちゃくら「ふふふ、私の電子辞書に無駄という単語は無いのです!」
キョン「サポートセンターに電話を・・・」
あちゃくら「問答無用!とりゃっ」バッ
キョン「なんのっ!せいっ」ガシッ
あちゃくら「あ」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 23:10:07.12 ID:tfUHUjLX0
キョン「そりゃ!巴投げ!」
あちゃくら「キャー♪」ピューン
キョン「追いついて・・・」ダダダ
キョン「キャッチ」パシッ
あちゃくら「きゃー♪もっともっと♪」パタパタ
キョン「ファイナルブリンガー!」ガガガ
あちゃくら「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 23:12:41.71 ID:tfUHUjLX0
キョン「いくらちっちゃいとはいえ、片手で持ち上げるのは流石に辛いな・・・」
あちゃくら「もっと!もっと!」
キョン「はいはい。そーれ、地獄極楽落としぃー!」
あちゃくら「あーっ♪」
キョン「・・・バリアだな、あれ」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 23:15:59.44 ID:tfUHUjLX0
あちゃくら「ふう・・・ちょっとはしゃぎ過ぎました///」
キョン「気にするな。いつものことだろ」
あちゃくら「その言い方じゃ、私がいつもキョンくんにいいように弄ばれてるみたいじゃないですか」
キョン「その表現はやめろ。誤解を生む」
ドサッ
キョン「ん?」クルリ
あちゃくら「何の音でしょう?」クルリ
長門「・・・・・・・・・」ギリッ
キョあ「あ」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 23:22:01.11 ID:tfUHUjLX0
長門「・・・」バッ
タタタタタタタタタ
キィッ
長門「・・・・・・・・・死」
バタンッ
キョン「・・・なあ朝倉」
あちゃくら「・・・なんですか」
キョン「・・・結局俺に何をしようとしてた?」
あちゃくら「・・・背中に『ハルヒラヴ』っていうタトゥシールを貼るつもりでした」
キョン「・・・大人しく貼ってもらえばよかったな」
あちゃくら「・・・そうですよ」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 23:29:22.53 ID:tfUHUjLX0
〜〜長門の部屋〜〜
キョン「だから、今回の異変について話を聞いてただけだって!」
長門「嘘」
あちゃくら「本当ですよ!」
長門「もう信じられない」
長門「今までにもいろいろあった。放課後に二人っきりで教室にいたり、一緒に登校したり・・・」
キョン「いや、それは・・・」
長門「二人はデキている」
あちゃくら「違いますよ!そりゃそうだったらいいなあなんて思ったり思わなかったりしますけど」
キョン「え?」
あちゃくら「あ」
長門「 」イラッ
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 23:35:17.72 ID:tfUHUjLX0
長門「二人がデキていることは気にしていない。気に入らないのはそれを私に黙っていたということ」
キョン「いや、だから」
長門「男の言い訳は見苦しい」
キョン「言い訳じゃなくて・・・」
長門「その口、縫い合わせてやろうか」
キョン「すいません・・・」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 23:41:06.65 ID:tfUHUjLX0
あちゃくら「だから、何度も言うように私とキョンくんは付き合ってないんです!」
長門「女のヒステリーは見苦しい」
あちゃくら「いや、だから」
長門「付き合ってると認めた方が幸せだと思う」
あちゃくら「え?」
長門「公認カップル」
あちゃくら「え・・・・・・」
あちゃくら「はい、私とキョンくんはデキテマス」
キョン「朝倉!!?」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 23:48:11.20 ID:tfUHUjLX0
長門「それでいい。二人がデキてるという事実を確認できないのに仲間はずれにされるから、腹が立つ」
長門「二人がデキていると認識してさえいれば、腹を立てることも無い」
長門「今後二人には、そのように接することにするから」
キョン「それで長門の心に平穏が戻るなら、別にいいんだが」
あちゃくら「えっとキョンくん。ふつつかものですが・・・」
キョン「え?本気?」
長門「 」イライラッ
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/09(日) 23:54:29.84 ID:tfUHUjLX0
長門「往生際が悪い。朝倉涼子、既成事実をつくりなさい」
あちゃくら「え?」
長門「ほれ、ぶちゅーっと」
キョン「待て。体が動かないんだが」
長門「自由は奪わせてもらった。ほら、朝倉涼子」
あちゃくら「それじゃ・・・いただきます///」
キョン「長門!せめてカメラをしまえ!」
長門「うん、それ無理」
キョン「ああーん!」
ブチュッ
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 00:00:17.46 ID:arJbUpl/0
〜〜朝倉の部屋〜〜
キョン「マイスウィートリップが・・・朝倉に奪われた・・・」
あちゃくら「いつまでも愚痴らないでください。ちょっと女の子として哀しくなります」
キョン「せめてType-Aだったら・・・」
あちゃくら「もう・・・」
『Type-B ⇒ Type-A・・・』シュワシュワ
朝倉「キョンくん」
キョン「え?」クルッ
チュッ
朝倉「これでいいんでしょ///」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 00:04:54.11 ID:arJbUpl/0
キョン「よ・・・」
朝倉「よ?」
キョン「よっしゃああああああああああああ!!!!!!」
朝倉「きゃあっ」
キョン「よし、このまま友達以上恋人以上な関係に持ち込もう!!!」ガバッ
朝倉「あーれー」
『緊急 Type-A ⇒ Type-C・・・』シュワシュワ
あしゃくら「キョンくん・・・どうぞ」
キョン「・・・ごめん、俺どうかしてた」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 00:10:25.87 ID:arJbUpl/0
あしゃくら「ごめんね。いまのへんしんとないふとかばりあでけっこうエネルギーをむだづかいしちゃったから」
キョン「その格好、寝る時だけじゃなかったのか」
あしゃくら「かじにはむかないだけで、うごけるから」
キョン(耐えろ、耐えろ俺!お持ち帰りは厳禁だ!!!)
あしゃくら「ながとさんにたのんで、じょうほうかいへんはきゃんせるしてもらえることになったけど、しばらくType-Aにはなれないわ」
キョン(ということは・・・高校生サイズには戻らないと)
プツンッ
あしゃくら「どうしたのキョンくん?ふるえてるけど・・・」
キョン「お持ち帰りぃぃぃ!!!」ガバッ
あしゃくら「あーれー」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 00:16:20.00 ID:arJbUpl/0
〜〜キョンの家〜〜
キョン「さあ朝倉!一緒に寝よう!」
あしゃくら「はわあ、ゆめみたい」ゴソゴソ
あしゃくら「おやすみ、キョンくん」
キョン(ふおおおおおおおおおおお!!!)
〜〜朝〜〜
チュンチュン
キョン「ふわあ、よく寝た・・・ん?」
朝倉「すーすー」
キョン「 」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 00:20:26.90 ID:arJbUpl/0
朝倉「うーん、むにゃむにゃ」
キョン「・・・ありのまま今起こったことを話すぜ」
キョン「『俺はちっちゃい朝倉と寝てたと思ったら、おっきい朝倉と寝てた』」
キョン「な… 何を言ってるのか わからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…」
カチッ
キョンの妹「はわわわ・・・キョンくんが女の子を連れ込んでる!」
キョン「おまっ・・・何レコーダー持ってんだ!」
キョンの妹「ハルにゃんに報告だ!」
キョン「待てっ!」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 00:23:30.68 ID:arJbUpl/0
〜〜長門の部屋〜〜
長門「私のエネルギーを少し朝倉涼子に転送しておいた」
長門「彼女だって少しでも早く学校に行きたいはず」
長門「記憶も戻したし、完璧」
長門「ゆきりんったら気配り上手」
長門「・・・ぶい」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 00:25:19.06 ID:arJbUpl/0
〜〜キョンの家〜〜
キョン「こらっ!それをよこせ!」
キョンの妹「やだー」
朝倉「ふぁ・・・あれ、体が戻ってる?」
朝倉「私の部屋じゃない・・・」
キョン「渡せって!そうじゃないと俺の命が危ない!」
キョンの妹「知らないよー」
朝倉「・・・寝顔見られた!!?」ゴシゴシ
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/10(月) 00:31:35.69 ID:arJbUpl/0
朝倉消失事件は誰にも知られること無くあっさりと丸く収まった
これにて『長門「やかましいや、このおかずのり眉毛」』あたりからズレた方向性を修正完了
長門のやきもちは一応の終息をむかえた
次回より再び、『キョンお兄さんと涼子お姉さんの、長門と遊ぼう!』的な流れに戻ります
それではまたいつか、おかずのり眉毛で