ハルヒ「あっついわねー」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:佐々木「ふむ、今日は彼にしようか」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 05:57:04.75 ID:PZHw6p980

キョン「夏だししょうがないな」

ハルヒ「あーイライラするわ!」

古泉「涼宮さん、気分転換にどうです?オセロでも」

ハルヒ「遠慮しとくわ。このまま動かないでいたら蒸し暑くて死んじゃうわよ。動いても暑いけど。」

古泉「そうですか」

キョン「(それにしてもほんとに暑いな・・・げっ!40℃!?」

キョン「(こりゃ暑いわけだ・・・おい長門、情報操作で気温はなんとかならんのか?この部屋だけでもいい。」

ハルヒ「え?じょうほうそうさ?なんなのよじょうほうそうさって?」

キョン「!?」

キョン「い・・・俺今声に出てたか・・・?」

ハルヒ「うんバッチリ。」

キョン「そ・・・そうか・・・まあその・・・ちょっと暑さで頭がやられてことによる妄言だ。忘れてくれ・・・。ちょっと頭冷やしてくるよ。」

ハルヒ「しっかりしなさいよね、まったく情けない!」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 06:02:39.49 ID:PZHw6p980

キョン「(あ・・・あぶないあぶない・・・。一瞬心の中まで読まれてるのかと思った・・・。)」

ハルヒ「なに言ってるの?心の中なんて読めるわけないでしょ?」

キョン「なっ!?」

ハルヒ「ん?古泉君なあに?「どういうことだ」って・・・」

古泉「え?ぼ・・・僕はなにも言ってませんよ?」

ハルヒ「今言ったじゃない。なんちゃら空間がどうのって」

キョン&古泉&長門&みくる「!!!??」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 06:22:27.38 ID:PZHw6p980

キョン「(これは・・・どういうことだ・・・?)」

ハルヒ「どういうことって?」

キョン「・・・」

古泉「すいません涼宮さん、僕たちちょっと暑さでやられたみたいです」

ハルヒ「そうみたいね。」

古泉「いやはやお恥ずかしい・・・ちょっと散歩でもして気分転換してきます」

ハルヒ「わかったわ。早く戻ってくるのよ?」

古泉「わかりました」



ガラガラ バタン。 タッタッタ・・・



キョン「お・・・おい古泉・・・どういうことだよ・・・?」

古泉「・・・・」タッタッタ

キョン「おい聞いてるのか?」

古泉「・・・」タッタッタ

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 06:28:12.70 ID:PZHw6p980

キョン「おい!」

古泉「ふう・・・ここまで来れば安全でしょう・・・」

キョン「どういうことだ?」

古泉「部室を出たくらいじゃ涼宮さんに心を読まれてしまいます」

キョン「じゃあやっぱり・・・!」

古泉「ええ。思い通りにする能力の他に、「心を読む能力」も備わってしまったようですね」

キョン「これはいろいろとマズイんじゃないのか」

古泉「しかも本人はまだ気付いていません」

キョン「みたいだったな」

古泉「これはちょっと大変なことになりました・・・」

キョン「・・・」

キョン「あ!朝比奈さん!」

みくる「ここにいたんですか・・・」

キョン「ハルヒは?」

みくる「トイレに行くって出てきちゃいました。心を悟られないように・・・。」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 08:23:26.81 ID:PZHw6p980

すまん早々に寝落ちしてた



キョン「そうですか・・・」

みくる「なんだか大変なことに・・・」

古泉「ええ・・・おそらく涼宮さんのなかでまたなにか精神的な変化があったのでしょう。今はそれしかわかりません・・・」


ぱらぴらぽーん♪

キョン「メールだ・・・長門からだ。」

古泉「部室から送ってきたんでしょうか」

キョン「だろうな。えーと・・・」

-涼宮ハルヒの例の能力はおそらく一時的なもの。しかし長引く可能性も大いにありうる。この事件の起因となるもの。それはあなた。-

キョン「・・・」

古泉「やれやれ・・・」

キョン「やれやれっていうな」

古泉「またあなたですか」

キョン「またっていうな」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 08:36:23.22 ID:PZHw6p980

キョン「どうするんだ?」

古泉「どうしましょう・・・こればっかりは厳しいですね・・・涼宮さんに容易に近づけなくなってしまいました」

みくる「わ・・・私も無心でいるのはちょっと・・・」

キョン「だよなぁ・・・でも近くにいないわけにもいかないだろ?」

古泉「まあそうなんですが・・・」

古泉「おおかた」

キョン&みくる「?」

古泉「おおかた涼宮さんがあなたの気持ちを、心のうちを知りたいと願ったのでしょう。」

キョン「推測でモノを言うな」

古泉「そうとしか考えられませんがね・・・」

キョン「・・・」

みくる「あ、あの・・・」

キョン「どうしました?」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 08:44:21.34 ID:PZHw6p980

みくる「とりあえず部室に戻りませんか?」

古泉「そうですね・・・戻りましょうか」

キョン「ど・・・どうするんだ?」

みくる「今日はもう時間もないのですぐ帰宅時間になります。今日のところは頑張るしかないです!」

キョン「頑張るって・・・」

古泉「いきましょうか」

キョン「あっおい!・・・・どうなっても知らねーぞ・・・」


〜部室〜


古泉「ただいま帰りました」

キョン「相変わらずここは暑いな〜」

みくる「あ、今冷たいお茶煎れますね〜」

ハルヒ「ねえあんたたち・・・」

キョン&古泉&みくる「?」

ハルヒ「あななたち普通の人間じゃないのね?」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 08:54:44.84 ID:PZHw6p980

三人「!!!??」

ハルヒ「やっぱりね・・・あ、キョンは普通の人間よね。」

ハルヒ「古泉君は超能力者だったんだ」

古泉「え・・・あの・・っと・・・」

ハルヒ「みくるちゃんは未来人だったのね」

みくる「(ブルブル・・・)」

ハルヒ「で、有希が宇宙人!」

長門「・・・」

ハルヒ「なるほどねー、私を観察するために・・・」

キョン「お・・おいハルヒ」

ハルヒ「?」

キョン「ど・・・どうしたんだよ急に・・・お前も暑さにやられたのか・・・?」

ハルヒ「いいわよ無理しなくて。もう分かっちゃったんだもん」

キョン「いや・・・お・・・お前もなんとか言ってやれ古泉!」

古泉「・・・ふう・・・わかりました・・・打ち明けましょう・・・」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 09:02:07.60 ID:PZHw6p980

キョン「(お、おい古泉!)」

みくる「(ブルブル・・・)」

長門「・・・」


古泉「そうです。彼を除いて、私たちはあなたを観察するためにこちらに派遣された者です」

ハルヒ「なんでまた私を?」

古泉「もうお気づきでしょう」

ハルヒ「うふふ。まあね。要するに私の思い通りになるってことね」

古泉「はい。その通りです」

ハルヒ「で?機関にはもうこの状況は伝わってるの?」

古泉「なんともう機関のことまで・・・」

ハルヒ「さっきから古泉君そのことしか考えてないじゃない」

古泉「いやはや・・・お恥ずかしい限りです」

古泉「機関には報告せざるを得ないでしょう。この状況は隠してもすぐバレますし・・・」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 09:15:25.20 ID:PZHw6p980

ハルヒ「そうなの・・・」

みくる「あ・・・あのあの・・・えっと・・・これからどうしたら・・・(ブルブル・・・)」

古泉「とりあえずすぐにどうこうできるレベルじゃないので、上からの支持を待ちましょう」

みくる「は・・・はい・・・」

古泉「さっきは報告すると言いましたが、もうこれだけの異変なら機関も気付いてるでしょう」

キョン「・・・」

ハルヒ「あらキョン。どうしたの、そんなに目ぇ丸くして」

キョン「いやどうしたのってお前・・・」

キョン「お・・おい長門・・・」

長門「?」

キョン「どうするんだこの状況・・・」

長門「どうしようもない・・・」

キョン「そんな・・・それでいいのか・・・?」

長門「対象に気付かれた以上、手の施しようがない」

キョン「・・・・・・・」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 09:28:41.91 ID:PZHw6p980

キョン「情報操作も無理なのか・・・?」

長門「無理。もうどうにもできない」

キョン「お手上げ・・・ってことか・・・」

長門「お手上げ」


ハルヒ「こらキョン!!」

キョン「っ!!?」

ハルヒ「もういいでしょ、バレちゃったもんは仕方ないわ。それはそれで置いといて、今まで通りやればいいじゃない。」

キョン「いやいいわけないだろ。大体お前はいいのか?」

ハルヒ「なにがよ?」

キョン「相手の思ってること分かっちまったら辛いんじゃないのか?
なかにはお前に対して心ないことを思ってるやつもいるかもしれんのだぞ?」

ハルヒ「ああ、それは平気」

キョン「平気って・・・」

ハルヒ「聞きたくなければいつでも聞かなくて済むの。耳をふさぐみたいに、念じれば聞こえなくなるのよ。」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 09:36:54.19 ID:PZHw6p980

キョン「なんと・・・(都合のいい耳だ・・・ハルヒがハルヒである所以だな)」

ハルヒ「あんた吹っ飛ばされたいわけ?」

キョン「いやっ!い、いまのはあれだ、ちょっと試しただけだ!本当にばれるのかなと思って・・・」

ハルヒ「苦しいわね・・・もういいわ。大体分かってるから。」

キョン「す・・すまん・・・」

長門「(パタン・・・)」

ハルヒ「じゃあとりあえず今日はここまでにしましょう」

キョン「そ・・・そうだな・・・」

古泉「ではまた明日。」

みくる「さ・・・さようなら・・・」

キョン「・・・」

キョン「みんな帰ってしまったか・・・」

キョン「まさかいきなりこんなことになるとは・・・」

キョン「これはどうするべきなんだ・・・?」

キョン「まったくハルヒのやつ、毎回毎回やらかしてくれるな・・・」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 09:42:17.63 ID:PZHw6p980

キョン「とりあえず帰るか・・・」

〜キョン家〜

キョン「まあ今は考えても仕方ないか、なるようになるだろ」

プルルルル

キョン「ん・・・古泉・・・?」

キョン「はい」

古泉『どうも、夜分遅くにすみません。』

キョン「おう、どうした?」

古泉『あれから涼宮さんとは?』

キョン「いや、あってもないし話もしていないぞ」

古泉『そうですか・・・』

キョン「どうしたんだ?」

古泉『さきほど涼宮さんとお話をしまして』

キョン「そうか」

古泉『やはりあなたが原因だったようです』

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 09:53:40.01 ID:PZHw6p980

キョン「そうか・・・」

古泉『はい』

キョン「え?」

古泉『いや、一応耳に入れておこうかと思いまして』

キョン「そうか・・・でもいいのか、こんなことして?ハルヒ気付かれたらまためんどくさいことになるんじゃ・・・」

古泉『大丈夫です、今は聞こえてません』

キョン「なぜわかるんだ」

古泉『本人に聞きました』

キョン「なんと」

古泉『どうやら200〜300mまでの人の心を探れるようです』

キョン「ほう」

古泉『そして、涼宮さんとのつながりがちかければ近いほど、遠くでもよく聞こえるそうです」

キョン「ほほう」

古泉『さらに、つながりが近くても彼女は自由にそれを遮断できます』

キョン「ほほほう」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 10:02:00.69 ID:PZHw6p980

古泉『意識して聞き、意識して遮断する、ということですね』

キョン「ほんとに不思議なやつだ」

古泉『まったくです』

キョン「いやお前が言うな」

古泉『ははは・・・』

キョン「で、これからどうするんだ?」

古泉『とりあえず、今のところ機関からの指示もないですし、このまま様子見ですね』

キョン「大丈夫なのか?」

古泉『なにがです?』

キョン「その機関とやらは、これだけの大事になってるのになにも指示をしてこないんだろ?」

古泉『まあそうですね』

キョン「忙しそうなのか?」

古泉『まあ警察で言う初動捜査みたいなものでもやってるんでしょう、そのうち指示も下りてくると思いますよ』

キョン「そうか」

古泉『まああなたは僕の事より涼宮さんのことを心配してあげてください』


56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 11:16:21.57 ID:PZHw6p980

キョン「ハルヒの心配って・・・どう心配すればいいんだよ・・・」

古泉『それはお任せしますよ・・・それではおやすみなさい』
キョン「・・・」

ピロロロロロr

キョン「またか・・・今度はだれだ・・・長門?」

キョン「もしもし」

長門『私』

キョン「ああ、わかってるぞ」

長門『話したいことがある』

キョン「おおなんだ、話してみろ」

長門『できれば会って話したい』

キョン「(来ると思った・・・)おういいぞ。」

長門『じゃああの公園で待ってて』

キョン「わかった。いますぐいっていいのか?」

長門『いい。』

キョン「了解。」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 11:17:24.83 ID:PZHw6p980

〜公園〜

キョン「おう長門、元気だったか?」

長門「元気。うちに来て。」

キョン「ここじゃだめなのか?」

長門「うちに結界を張った。ここは張ってない。」

キョン「け・・・結界?」

長門「うちには張ってある。来て。」

キョン「あ・・ああ・・」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 11:19:00.53 ID:PZHw6p980

〜長門家〜

長門「どうぞ」

キョン「あ、ああ・・・ありがとう・・・(ズズズ・・・)」

長門「・・・」

キョン「で、なんだ話って・・・いや、まずその前に結界について教えてくれ」

長門「結界。これが張ってあるかぎり涼宮ハルヒは会話を読めない」

キョン「マジか。というか会話なのか?読まれるのは心じゃないのか?」

長門「会話すれば心で理解する。その心を彼女は読む。同じ。」

キョン「なるほどな。でもどうにもできないんじゃなかったのか?いまこうやってどうにかできてるじゃないか」

長門「どうにもできないといったのは嘘。」

キョン「嘘?」

長門「嘘。」

キョン「・・・なんで嘘を?」



60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 11:20:27.83 ID:PZHw6p980

長門「あの時になにかできると言えば彼女が無意識にそれに対応する準備をする」

キョン「ふむ」

長門「それをされると逆にこちらが対応しにくくなる」

長門「なにもできないといえば彼女はなにもされないと思い、こちらを警戒しなくなる」

キョン「警戒って・・・」

長門「彼女を元に戻す」

キョン「?」

長門「心が読める前の彼女にまで戻す」

キョン「そんなことができるのか・・・?」

長門「現段階では不可能ではない」

キョン「そうか・・・でもそんなことしていいのか?」

長門「?」

キョン「その・・・情報なんちゃらは・・・許可をくれるのか?」

長門「情報統合思念体」

キョン「それだ」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 11:21:41.45 ID:PZHw6p980

長門「情報統合思念体はいま存在していない」

キョン「なに!?」

長門「古泉一樹が属する機関も存在が消えている」

キョン「どういうことだ?」

長門「おそらくは彼女の仕業。動機はわからない」

キョン「・・・」

長門「情報統合思念体が存在しない以上、私は何者にも属さない」

キョン「え、あ、まあ・・・そうだな」

長門「だからあなたに統括してほしい」

キョン「なっ!?」

長門「許可を」





さるよけさんくす

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 11:22:33.36 ID:PZHw6p980

キョン「いやいやいやいやちょっと待て」

長門「?」

キョン「許可って・・・なんの許可だ?」

長門「あなたに私を統括してもらう許可」

キョン「その許可を俺に委ねてる時点でもうすでにだな・・・」

長門「・・・許可を」

キョン「いいよ長門、お前の好きなようにしろ。ただし決して無理はするなよ」

長門「・・・(コク)」

キョン「ハルヒのことは頼んだぞ、足手まといかもしれんが、協力できることがあったら言ってくれ」

長門「(コク)」

キョン「じゃあそろそろ帰るよ。おじゃましました〜」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 11:23:48.36 ID:PZHw6p980

〜帰り道〜

キョン「ふーっ・・・」

プップップップップ・・・プルルルル・・・



古泉『もしもし?』

キョン「ああ俺だ」

古泉『どうしました?』

キョン「今長門と話してきたんだが」

古泉『ええ。それで・・・?』

キョン「機関もうないってよ」

古泉『えええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!』

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 12:03:14.89 ID:PZHw6p980

古泉『あの・・・どういうことでしょうか?』

キョン「いやそういうことだ。詳しくはしらん。またハルヒだろうと長門が言ってた」

古泉『そ・・・そうですか・・・』

キョン「まあそれを伝えたかっただけだ。じゃあな」

古泉『・・・わざわざありがとうございました。それでは・・・』

キョン「さて帰るか」

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 12:04:05.35 ID:PZHw6p980

〜翌日〜

キョン妹「キョーンくーん!!おーきてー!!!」


ゆっさゆっさ

ばっふばっふ

ばっさばっさ


キョン「わかったから起きるから乗るなめくるな潜り込むな」

妹「キョンくんおはよーっ!」

キョン「・・・」

〜〜〜〜

妹「いってっきまーす!」

キョン「ふわああ・・・。。」

〜〜〜〜

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 12:04:49.22 ID:PZHw6p980

〜授業中〜

ハルヒ「あんた大変ねえ毎日、妹に叩き起こされるなんて」

キョン「うるさい。てゆーかなんで知ってんだ」

ハルヒ「あんたの頭ん中みりゃわかるわよ。」

キョン「朝一番にすることが人の心を読むことなのか?趣味悪いぞ。」

ハルヒ「う、うるさいわね!なにしようが私の勝手でしょ!!」

先生「おーいそこうるさいぞ」

ハルヒ「・・・くっ」

キョン「ところでハルヒ」

ハルヒ「なによ・・・!」

キョン「今更だから言うが・・・古泉の機関や長門の情報なんちゃら消したの・・・お前か?」

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 12:05:50.67 ID:PZHw6p980

ハルヒ「ええそうよ」

キョン「やっぱそうか・・・なんでそんなことしたんだ?」

ハルヒ「そんなことあんたに関係ないでしょ?」

キョン「関係ないわけないだろ。もうお前はすべてを知ってんだ。ということはSOS団は全員関係大有りだろ」

ハルヒ「・・・」

キョン「なんで消したんだ?」

ハルヒ「だって・・・」

キョン「?」

ハルヒ「だって・・・あれさえなければ・・・」

ハルヒ「機関や情報統合思念体がなければ・・・ずっと一緒に・・・みんなで・・・・・・」

キョン「ハルヒ・・・?」

ハルヒ「あんなのがあるから・・・みんないつか帰っちゃうんだと思ったら・・・」

キョン「・・・消しちまってたってわけか」


87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 12:06:33.15 ID:PZHw6p980

ハルヒ「・・・」

キョン「ふうーっ。」

ハルヒ「・・・?」

キョン「たしかにあいつらはお前の監視って名目で来たのかもしれないけど」

キョン「お前の敵じゃないだろ?すくなくとも本人達は。」

ハルヒ「・・・」

キョン「・・・SOS団なんだろ?」

ハルヒ「・・・・・・・」

キョン「お前が望まなくても叶う願い事だっていっぱいあると思うぞ?」

ハルヒ「・・・・うん」

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 12:21:53.19 ID:PZHw6p980

〜放課後、部室〜

キョン「だそうだ」

古泉「なるほど」

ハルヒ「・・・」

古泉「大丈夫ですよ涼宮さん、僕たちはいなくなったりしません。」

古泉「あなたが望めば僕たちはここにいる。あなたが僕たちに『消えろ』と思わない限り、みんな一緒ですよ」

キョン「だそうだハルヒ」

ハルヒ「うん・・・」

みくる「そうですよ!涼宮さんさえよければ、これからもここでお茶、煎れさせてください」

キョン「だそうだハルヒ」

ハルヒ「うん・・・」

古泉「またみんなで旅行したり野球したりしましょうね」

キョン「だそうdハルヒ「うるさい」

キョン「(´・ω・`)」




97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 12:31:25.93 ID:PZHw6p980

キョン「ところでずっと気になってるんだが・・・」

キョン「聞いていいかハルヒ?」

ハルヒ「?」

キョン「なんで心を読みたいとおもったんだ?」

ハルヒ「っ・・・!!そっ・・・それは・・・///」

キョン「だってそもそもそこからだろ?この騒動の発端は」

ハルヒ「いやその・・・あの・・・」

キョン「さあ答えてもらうぞ。言っとくが『関係ない』ってのは使えんからな」

ハルヒ「こ・・・ここで・・・?」

キョン「え?」

ハルヒ「ここで言わないと・・・だめ?」

キョン「なんだここじゃ言えないのか?SOS団しかいないしここでもいいと思うんだが」

ハルヒ「いやあのそうじゃなくって・・・」






100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 12:45:11.55 ID:PZHw6p980

キョン「まあ言いたくないならいいぞ、ホントはそんなに気になってないしな」

ハルヒ&古泉&みくる「えええええええええええええええええええええええええええええええ」

長門「完了」

キョン「え?」

長門「涼宮ハルヒの心を読む能力を削除した」

キョン「まじでか」

長門「記憶までは削除できなかった。だから彼女は『心を読めた過去がある』と認識する」

ハルヒ「あ・・・本当だ・・・もう読めない・・・」

長門「情報統合思念体と古泉一樹の機関も私の記憶層から再構成した」

ハルヒ「えっ・・・!」

長門「ただし少し手を加えた。私は情報統合思念体によって作られたが、少し立場を変えてみた」

キョン「立場?」

長門「情報統合思念体より私のほうが立場が上。もう命令されない。これからは私に対しての要望という扱いになる」






117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 13:51:38.81 ID:PZHw6p980

キョン「すごいなおい、そんなことまでできるのか」

長門「古泉一樹の機関についても同様。」

古泉「まじですか」

長門「まじ」

キョン「なんでそんなことしたんだ?」

長門「私がSOS団だから」

ハルヒ「有希・・・」

みくる「でも・・・涼宮さんの記憶が消えてないなら、私たちの目的もバレたまんまってことですよね?それってそのままでいいんですか?」

長門「それはあえてそのままにした。」

キョン「なんかややこしいな・・・」

古泉「それはまたなぜです?」








120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 13:57:54.19 ID:PZHw6p980

長門「今回の発端は彼女の『人の心を読む能力』」

長門「これの原因に関する記憶を削除すれば我々の目的の記憶も消える」

ハルヒ「じゃ・・・じゃあ早く消してくれていいわよ・・・?」

長門「駄目。あなたにはするべきことが残ってる」

キョン「そうなのかハルヒ?」

ハルヒ「うっ・・・」

古泉「なるほど」

みくる「そういうことでしたか!」



123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 14:02:49.88 ID:PZHw6p980

キョン「?」

長門「早く言うべき」

ハルヒ「ちょっと・・・お願いちょっとまって・・・まだいろいろ準備が・・・(ドクドク)・・・」

キョン「おいどうした?みんなおかしくないかいきなり・・・何の話してんだ?」

長門「早く言うべき」

みくる「がんばってください涼宮さん!!」

古泉「んっふ、若いことは素晴らしいですね」








ハルヒ「お願い・・・・早く記憶消してえええええええええええ」






125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 14:03:52.36 ID:PZHw6p980


ふう・・・



























正直すまんかった

132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 14:12:51.80 ID:PZHw6p980

あと個人的な重大発表


このSSを書いてるまさに真っ只中、俺は会社を辞めた

140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/31(金) 14:19:43.25 ID:PZHw6p980

見てくれた人ありがとうございました




ニートマンセー!



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