1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 00:43:07.41 ID:xsG2o3Cp0
みくる大「嫌です」
古泉「じゃあ出て行ってください」
みくる大「なによ!わたしのどこに不満があるっていうの!?」
古泉「僕と朝比奈さんの同棲生活に割り込んできて、そのまま居座ってるところです」
みくる大「その台詞は何度も聞いたわ」
古泉「ちょっと、ラーメンの汁飛ばさないで下さいよ」
みくる大「ごめんなさい」
古泉「いえ。それで、明日ハローワークに行きますから」
みくる大「ひぃっ!」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/25(土) 00:45:09.30 ID:xsG2o3Cp0
古泉「ちょっと、ラーメンが!」
みくる大「その単語は嫌いなの」
古泉「とりあえず掃除…」
みくる大「その単語は嫌いなの!」
古泉「ああもう、聞こえてますよ!」
みくる大「そうですか」
古泉「はい。あなたも一緒に片付けて下さいよ」
みくる大「嫌です」
古泉「言うと思いました」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 00:47:40.12 ID:xsG2o3Cp0
みくる大「もう一個ラーメン作って」
古泉「インスタントでしょう。それくらい自分でやってください」
みくる大「ええ〜、小さいわたしが言ったら作る癖に〜」
古泉「働いたら作ってあげます」
みくる大「しょうがないわ、自分で作ります」
古泉「そうですか。片付けるのでしばらく台所に居てください」
みくる大「ちゃっちゃとやりなさいよ」
古泉「あ?」
みくる大「冗談です」
古泉「分かってます」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 00:50:13.29 ID:xsG2o3Cp0
みくる大「お湯を沸かすのすら面倒だわ」
古泉「朝比奈さんが帰ってくるまでに片付けなくては」
みくる大「小さいわたしはどこへ行ったの?」
古泉「今日はSOS団女子組でお出かけするそうです」
みくる大「お土産買ってきてくれるかなぁ」
古泉「優しい人ですから、買ってきて下さるのではないでしょうか」
みくる大「さすがわたしよね」
古泉「本当に同一人物なんですか?」
みくる大「原作ではね」
古泉「そうですか」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 00:52:34.89 ID:xsG2o3Cp0
みくる大「ずるずる。美味しいわ」
古泉「疲れました」
みくる大「お疲れ様です」
古泉「どうも。ちょっと僕にも下さいよ、ラーメン」
みくる大「ふざけないで」
古泉「その台詞、そっくりそのままお返しします」
みくる大「わたしはいつでも真面目よ」
古泉「ふざけないで下さい」
みくる大「むっ!」
古泉「お腹空いた」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 00:54:20.74 ID:xsG2o3Cp0
みくる大「一本なら食べてもいいわよ」
古泉「いりません」
みくる大「人の親切を何だと思ってるの!」
古泉「僕だって怒るときは怒るんですよ?」
みくる大「ごめんなさい」
古泉「いいですよ」
みくる大「ずるずる」
古泉「結局くれないのですね」
みくる大「あなたも作って食べればいいじゃない」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 00:58:50.35 ID:xsG2o3Cp0
古泉「あなたのせいで買い置きのカップ麺がなくなりました」
みくる大「あらら」
古泉「コンビニに行ってきます」
みくる大「わたしも行くわ」
古泉「留守番してて下さい。あなたを連れていくと無駄にお金を使う」
みくる大「なんの事?分からないわ」
古泉「以前のSSでの事を忘れたのですか?」
みくる大「古泉くんは初めて読む人の事を考えていないの!?」
古泉「考えてますよ。読んでも読まなくても変わらないでしょう」
みくる大「確かに」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 01:01:34.18 ID:xsG2o3Cp0
古泉「行ってきます」
みくる大「わたしも行くってば」
古泉「何も買わないと約束できますか?」
みくる大「します」
古泉「どうせ破るんでしょうけど、まぁいいですよ」
みくる大「だから好きなのよね〜古泉くん」
古泉「好かれるのは朝比奈さんだけで結構です」
みくる大「わたしも朝比奈よ」
古泉「あなたは朝比奈さん(大)です」
みくる「憎たらしい子ですね」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 01:04:25.38 ID:xsG2o3Cp0
古泉「明日はハローワークに行きますからね」
みくる大「あ゛ぁ゛〜さむっ!」
古泉「聞いてますか?」
みくる大「コート貸して」
古泉「どうしてあなたはいつもいつも着てこないのですか」
みくる大「ブラウスにタイトスカートは冷えるの」
古泉「部屋を出る前に行って下さいよ」
みくる大「えぇ〜ん、寒いよぉ」
古泉「女の涙は武器ですね」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 01:07:13.18 ID:xsG2o3Cp0
みくる大「ぬくぬくだわ。古泉くんのぬくもりを感じる」
古泉「そうですか」
みくる大「ねえ、肉まん食べたいな」
古泉「はぁ?さっきラーメン食べてたでしょう」
みくる大「お腹が空いたんです」
古泉「太りますよ」
みくる大「未来の技術は凄いのよ」
古泉「ただ単に食べても太らない体質なだけなのでは?」
みくる大「そうとも言いますね」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 01:10:16.59 ID:xsG2o3Cp0
古泉「とりあえず僕も肉まんを買いましょうかね」
みくる大「見て古泉くん、新発売のお菓子だって!」
古泉「買いませんよ」
みくる大「む」
古泉「そんな顔してもダメです」
みくる大「可愛くない?」
古泉「可愛いですけど、ダメです」
みくる大「小さいわたしが喜ぶと思うんだけどなぁ」
古泉「買って帰りましょう」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 01:13:21.83 ID:xsG2o3Cp0
古泉「朝比奈さんの喜ぶ顔が楽しみです」
みくる大「はむはむ」
古泉「家に着くまで我慢できないんですか?」
みくる大「こうして歩いて食べるのがいいんですよ」
古泉「では僕も食べましょうかね」
みくる大「余ったら、ちょうだい☆」
古泉「心配しなくても、余りませんよ」
みくる大「ケチね」
古泉「どの口が言うんですか」
みくる大「この口」
古泉「ふむ」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 01:16:20.86 ID:xsG2o3Cp0
ガチャッ
みくる「あっ、お帰りなさい、古泉くん」
古泉「おや。帰ってらしたのですね」
みくる「うん。ついさっき帰ってきたの」
みくる大「ただいま、小さなわたし」
みくる「うふふ。お帰りなさい、大きなわたし」
古泉「このまま外へ居て下さっても結構ですよ」
みくる大「外道」
みくる「古泉くん、あまり大きなわたしにいじわるしないでくださぁい」
古泉「すみませんでした」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 01:19:00.56 ID:xsG2o3Cp0
みくる「おいしそうですね、肉まんですかぁ?」
古泉「そうですよ。一口どうですか?」
みくる「いいんですかぁ?」
古泉「もちろんですよ」
みくる「あむ。おいしいです!」
古泉「それは良かった」
みくる「か、間接キスしちゃいましたぁ☆」
古泉「ほんとですね☆」
みくる「うふふ」
古泉「ははは」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 01:23:12.52 ID:xsG2o3Cp0
古泉「おや。口元に肉まんの欠片がついていますよ」
みくる「えぇっ?ど、どこですかぁ?」
古泉「…はい。取れましたよ」
みくる「あ、ありがとうございますぅ////」
みくる大「わたしもついたわ。取ってぇ」
古泉「自分で取ってください」
みくる大「明らかに贔屓です。これは教育によくありませんよ」
古泉「あなたはもう大人でしょう」
みくる「あたしが取ってあげますよ」
みくる大「さすがわたし、優しいわ。古泉くんとは大違いね」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 01:28:46.14 ID:xsG2o3Cp0
古泉「戯言は置いておいて、朝比奈さん」
みくる「なんですかぁ?古泉くん」
古泉「明日、朝比奈さん(大)をハローワークに連れていきます」
みくる「はろ…?よく分かんないけど、分かりましたぁ」
みくる大「助けて!」
みくる「ふえぇっ!?ど、どうしたんですかぁ?」
みくる大「ハローワークっていうのは悪の巣窟なの!危険なのよ!」
みくる「えぇ〜〜!?そ、そ、そんなところに連れていくんですかぁ?古泉くんっ」
古泉「その人の言ってることは嘘ですよ」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 01:33:20.96 ID:xsG2o3Cp0
みくる大「嘘じゃないです!古泉くんの言ってることが嘘なんです!」
古泉「ハローワークというのは、公共職業安定所。職を探すところです」
みくる「こっちのほうが本当っぽいです…」
古泉「朝比奈さん!僕を信じてください!」
みくる「信じます!」
みくる大「二人とも敵よ!」
古泉「そうですか、ではここに居ては危ないですね。出て行ってはどうですか?」
みくる大「ぐぅ…!逃げ場がないわ」
古泉「明日。いいですね?」
みくる大「うぅ……」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 01:38:13.30 ID:xsG2o3Cp0
古泉「朝比奈さん、明日は学校をお休みします」
みくる「分かりました。涼宮さんにはあたしから伝えておきますね」
古泉「よろしくお願いします」
みくる大「ダメよ、学校は行かなきゃ!涼宮さんを放っておくというの!?」
古泉「最近は閉鎖空間も発生しませんし、『機関』からも許可を頂きましたので」
みくる大「適当すぎるわ!」
古泉「二次創作なんですから、なんでもありですよ」
みくる大「んん〜!」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 01:43:39.27 ID:xsG2o3Cp0
みくる「あたしも一緒に行きましょうか…?」
古泉「そんな。悪いですよ」
みくる「でも、その…大きなあたしは、あたしなわけだし…うぅん」
古泉「何がどうなってああなるんでしょうね」
みくる「嫌いになっちゃましたか?あたしの事…」
古泉「まさか。ありえませんよ」
みくる「良かったぁ」
みくる大「行きたくない…」
古泉「朝比奈さんが居た方が何かと安心できますし、一緒に来て下さいますか?」
みくる「はいっ!」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 01:47:59.39 ID:xsG2o3Cp0
ぴぴるぴるぴる
キョン「もしもし」
古泉「突然すみません。古泉です」
キョン「なんだ」
古泉「明日、朝比奈さんと朝比奈さん(大)をハローワークに連れていくので、学校をお休みします」
キョン「そうか」
古泉「涼宮さんにお伝え願いますか?」
キョン「おいハルヒ。古泉と朝比奈さん明日休むってよ」
古泉「ご一緒なのですか?」
キョン「まあな」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 01:51:03.13 ID:xsG2o3Cp0
ハルヒ「…っと!……なさい!」
キョン「はいはい」
ハルヒ「もしもし古泉くん!?なんで休むのよ!」
古泉「知人をハローワークに連れていかなくてはならないのですよ」
ハルヒ「そう。なら仕方ないわね」
古泉「すみません」
キョン「じゃあな。頑張れよ」
古泉「ありがとうございます」
みくる大「行きたくない…」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 01:53:21.85 ID:xsG2o3Cp0
古泉「いつまでブツブツ言ってるんですか」
みくる大「行きたくないもの」
古泉「朝比奈さん。朝比奈さんはあんな風にならないで下さいね」
みくる「努力しますぅ」
みくる大「無駄よ。小さいわたしはわたしなんですからね!」
古泉「きっと今ここに居る朝比奈さん(大)は別の未来の朝比奈さん(大)なんですよ」
古泉「そうとしか考えられません。いや、考えません」
みくる大「それは現実逃避です」
みくる「実際は、どうなんですかぁ…?」
みくる大「分からないわ。適当ですから」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 01:57:16.64 ID:xsG2o3Cp0
古泉「大丈夫です。例えこうなってしまっても、朝比奈さんは僕が養います」
みくる「古泉くん…////」
古泉「未来はこの手で変えてみせる!」
みくる大「ねぇ、晩御飯まだ?」
古泉「空気の読めない方ですね。それに食べすぎです」
みくる大「おーなーかーすーいーたー」
古泉「イラッ」
みくる「許してあげてぇ」
古泉「許します」
みくる「ありがとう☆」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 02:03:34.90 ID:xsG2o3Cp0
古泉「今日の料理当番は朝比奈さん(大)、つまり僕ですね」
みくる大「分かってきましたね。その調子です」
古泉「本来ならばあなたが作るんですよ。分かってるんですか?」
古泉「いつもいつも他人に任せきりで、手伝おうともしない」
古泉「追い出されても仕方がない立場なんですからね」
古泉「朝比奈さんに免じて許してあげてますが、」
古泉「あの、聞いてます?」
みくる大「これを面白いと思って書いてるの?」
古泉「はい?」
みくる大「まあゆとりが頭捻って書いてるんだと想像すると楽しいけど」
古泉「所詮は自己満足ですからね。こういうのは」
みくる大「そうですね」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 02:16:03.30 ID:xsG2o3Cp0
古泉「次の日になりました」
みくる大「ガタガタ」
古泉「起きてください。行きますよ」
みくる大「嫌!」
古泉「行きますよ!」
みくる大「絶対に動かない。絶対にだ」
古泉「困りましたね」
みくる「い、行きましょうよぉ、大きなわたし」
みくる大「どうして働かなくちゃいけないの…」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 02:35:08.97 ID:xsG2o3Cp0
古泉「働くと、お金が入ります」
みくる大「はい」
古泉「そうすると、一人で暮らせるようになります」
みくる大「一人で暮らすなんて嫌です」
古泉「というか未来に帰ればいいんじゃないですか?」
みくる大「何言ってるのよ!働きたくないからここにいるんじゃない!」
古泉「そうですか」
みくる大「そうです」
古泉「そんな理由、許しませんよ」
みくる大「ひいん」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 02:39:51.39 ID:xsG2o3Cp0
古泉「僕達はあなたの親じゃないんですから」
みくる大「でも、お母さんみたいです」
古泉「ふざけないでください」
みくる大「ごめんなさい」
古泉「ベッドから出てきてください。早く」
みくる大「うぅ〜来週になったら行きますからぁ」
みくる「大きなあたし!」
みくる大「な、なぁに?怖い顔しちゃって」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 02:43:09.24 ID:xsG2o3Cp0
みくる「古泉くんを困らせないでください!」
みくる大「わたしを困らせないで」
みくる「うぅっ、言う事を聞いて下さいっ」
みくる大「生意気よ、小さなわたし!」
古泉「朝比奈さんに何てことを言うのですか」
みくる大「だって」
古泉「晩飯抜き」
みくる大「なんと!」
古泉「話が進まないので、さっさと行きましょうか」
みくる「そうですね☆」
みくる大「襟が伸びるぅ首が絞まるぅ」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 02:45:49.02 ID:xsG2o3Cp0
古泉「今日もいい天気ですね」
みくる「うん。ちょっと寒いけど…」
古泉「あなたと居ると心が温まりますけどね」
みくる「やだぁ、古泉くんったら☆」
古泉「ははは」
みくる大「コート貸して」
古泉「学習してくれませんか?」
みくる大「古泉くんが引っ張るからでしょ」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 02:49:58.23 ID:xsG2o3Cp0
古泉「着きました」
みくる大「本当に入るの?」
古泉「当たり前でしょう。何の為に来たと思ってるんですか」
みくる大「わたしの就職先を探すため」
古泉「おお、やる気になったのですね」
みくる大「なってません」
古泉「そうですか。では入りましょう」
みくる大「ガタガタ」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 02:52:25.10 ID:xsG2o3Cp0
みくる「怖いところなのかと思ったけど、普通ですね」
古泉「悪の巣窟というのを信じてたんですか?」
みくる「えっ…やっぱりあたしが言った事ですし…あ、正確にはあたしじゃないけど…」
古泉「可愛いですね、朝比奈さん。最高です」
みくる「照れますぅ☆」
みくる大「ガタガタ」
古泉「どうして僕の後ろに隠れてるんですか」
みくる大「怖いよー」
古泉「ここで待ってますから、調べてきて下さい」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 02:56:52.62 ID:xsG2o3Cp0
みくる大「えぇ!?一緒に来てくれないの!?」
古泉「調べるのは一人でやってくださいよ」
みくる大「どうすればいいか分かんないもん」
古泉「職を見つけたとしても、ちゃんと働けるか不安ですね」
みくる「一緒に行きましょう、古泉くん」
古泉「しょうがないですね。行きましょうか」
みくる大「ガタガタ」
古泉「あなたは前」
みくる大「ひえぇ」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 03:01:04.70 ID:xsG2o3Cp0
古泉「思ったんですけど、あなた、彼の前ではきちんと仕事してませんでした?」
みくる大「伝えるだけだもの。簡単でしょう」
古泉「だったらその仕事を続ければ良いのでは?」
みくる大「伝えることだけが仕事じゃないの」
古泉「伝えるだけって今言ったじゃないですか」
みくる大「過去に行ったりもしなきゃいけなくて大変なの!」
古泉「それで嫌になったと?」
みくる大「うん」
古泉「そうですか」
みくる大「だから帰ろう」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 03:05:12.07 ID:xsG2o3Cp0
古泉「未来にですか?」
みくる大「お家!」
古泉「この番号が書かれたパソコンで調べるようですね」
みくる大「聞いてる?」
みくる「あっ、ここですぅ」
古泉「どうぞ、朝比奈さん(大)。お調べ下さい」
みくる大「パソコンの入力の仕方が分かんない」
古泉「嘘でしょう」
みくる大「嘘です」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 03:12:09.11 ID:xsG2o3Cp0
みくる大「えぇ〜ん、しくしく」
古泉「静かにして下さい。この空気が分からないのですか?」
みくる「なんだかピリピリしてますぅ…それに、とても静か」
古泉「みなさん職を探すのに一生懸命なんでしょう。誰かさんとは違って」
みくる大「なによぅ、わたしだって今調べてるわよぅ」
古泉「僕に言われて仕方なく、でしょう」
みくる大「そうですけど…ふぅぅ〜」
古泉「泣くなら静かに泣いて下さい」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 03:17:45.91 ID:xsG2o3Cp0
カチカチ
みくる大「見つかりませんでした。帰ろう」
古泉「え?ちゃんと調べたんですか?」
みくる大「調べたもん!」
古泉「どれ」
みくる大「ほら、見てくださいよ」
古泉「09:00〜16:00、土・日・祝日休みで給与200万〜!?」
古泉「あなた真面目にやってますか?」
みくる大「わたしはいつだって真面目よ」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 03:22:38.96 ID:xsG2o3Cp0
古泉「見つかるわけないでしょう!ふざけるのも大概にして下さい!」
みくる大「ふざけてないって言ってるじゃないですか!」
古泉「どう見てもふざけてる!真面目に探す気ゼロじゃないか!」
みくる大「勝手に連れてきたのはそっちでしょ!」
みくる「あの、お、落ち着いてぇ…古泉くん、素が出ちゃってますぅ…」
モブ「さっきからうるせぇんだよ!!」
みくる「あああ、す、すみませぇん…ふぇぇ…」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 03:28:33.75 ID:xsG2o3Cp0
古泉「あなたのせいで追い出されたじゃないですか」
みくる大「そっちがいきなり怒鳴ってきたんじゃない」
古泉「どうするんですか、もうあそこ行けませんよ」
みくる大「わたしのせいって言いたいんですか?」
古泉「どう考えてもあなたのせいでしょう」
みくる「…ぅぅぅ、ケンカはやめてくださぁい…」
キョン「よお」
みくる「キョ、キョンくぅ〜ん…」
キョン「どうしたんですか?というか何だこの空気は」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 03:33:34.62 ID:xsG2o3Cp0
古泉「もう帰りですか?部活は?」
キョン「お前と朝比奈さんがいないから、今日は解散だとよ」
古泉「そうですか。涼宮さんと長門さんは?」
キョン「そこ、コンビニ。お久しぶりですね、朝比奈さん(大)」
みくる大「そーね」
キョン「なんという不機嫌オーラ。何したんだ、古泉」
古泉「何も」
キョン「こっちの不機嫌オーラもすごいな」
ハルヒ「あら、古泉くんじゃない!あれ?みくるちゃん、泣いてるの?」
みくる「…ひっく…泣いてないれふ」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 03:37:45.12 ID:xsG2o3Cp0
ハルヒ「ちょっと、ダメよ古泉くん。みくるちゃんを泣かせちゃ!」
古泉「すみません」
ハルヒ「どうしてみくるちゃんが二人いるの?ん、こっちのみくるちゃんは大人っぽいわね」
ハルヒ「もしかして、お姉さんとか?」
キョン「未来から来た、朝比奈さん(大)だ」
ハルヒ「へえ、そうなの」
みくる大「こんにちは、涼宮さん」
ハルヒ「うん、良い成長をしたわね、みくるちゃん!胸も更にでかくなってるじゃない!」
みくる大「てへ」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 03:42:53.09 ID:xsG2o3Cp0
ハルヒ「じゃ、あたしは帰るわ!みくるちゃん(大)、また会いましょう!」
みくる大「さよなら〜」
キョン「で、何があったんだ?」
古泉「朝比奈さん(大)が働きたくないと駄々をこねたせいでハローワークを追い出されました」
みくる大「違うわよ。古泉くんが急にでっかい声出して周りの人に迷惑をかけたからでしょ」
古泉「あなたが真剣に取り組まないのが悪いんでしょう。こっちはあなたの事を考えて」
みくる大「誰も考えてくれ、なんて言ってないもん。そっちが勝手に言ってるだけです」
古泉「だったら未来に帰れよ!」
みくる大「いや!」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 03:50:49.64 ID:xsG2o3Cp0
長門「この時代に滞在したいのなら、職につくべき」
みくる大「!」
長門「朝比奈みくるも、この時代に滞在する為に学業に励んでいる」
古泉「そうだそうだ」
みくる大「うぅ…だから長門さんは苦手なのよぉ」
ダッ
キョン「ちょっと、朝比奈さん(大)!」
古泉「ありがとうございます、長門さん」
長門「あなたの為に言ったわけではない」
長門「でも、ピザまん一つ」
古泉「あ、はい」
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 04:05:08.95 ID:xsG2o3Cp0
古泉「家に帰ったら朝比奈さん(大)が居たので適当に仲直りした」
そして川の字で寝た
終わり
もうダメだな
読んでる人いるか分からんが読んでくれてありがとう
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 05:03:04.84 ID:xsG2o3Cp0
眠れないから書く
古泉が風邪を引いたよ編
みくる「こ、古泉くんっ…大丈夫ですかぁ?」
古泉「そんなに心配しなくても大丈夫ですよ」
みくる「でも、でも、熱もこんなに高いし、それに汗もっ」
古泉「ただの風邪ですから。今日はなるべく僕に近づかない方が良いですよ」
みくる「えぇ…そんなぁ…」
古泉「風邪をうつしてしまうと大変ですから。涼宮さんに怒られてしまいます」
みくる「それでもぉ…看病させてほしいです」
古泉「げほっ…学校に行かなくてはならないでしょう。涼宮さんによろしくお伝え下さい」
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 05:05:43.74 ID:xsG2o3Cp0
みくる大「大丈夫よ。わたしに任せなさい!」
古泉「ますます具合が悪くなりそうです」
みくる大「今回のわたしはマジモードですから」
みくる「えっと、じゃあ…お願いします。大きなあたし」
みくる大「ガッテン承知の助よ。安心して学校に行きなさい」
みくる「はい…。行ってきますぅ…」
古泉「行ってらっしゃい。気をつけて」
みくる大「ちゃんと勉強するのよ!」
みくる大「さて、と」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 05:08:46.48 ID:xsG2o3Cp0
古泉「はぁ…はぁ…だるい…」
みくる大「どうしたんですか、急に悪化しましたね」
古泉「朝比奈さんに…心配かけたくないです…げほっ、から」
みくる大「わたしはいいっていうの?」
古泉「そもそも…僕が風邪を引いた原因は、あなたではないかと…」
みくる大「なにかしたっけ?」
古泉「…散々人のコートを奪っておいて…よく言いますね」
みくる大「!」
みくる大「ごめんなさい」
古泉「いいですよ…僕も少し疲れていましたし、ゆっくり眠りたかったですし」
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 05:11:45.72 ID:xsG2o3Cp0
みくる大「今日はふざけません。真剣に看病します」
古泉「どちらかと言うと、ふざけてくれたほうが安心できます、ね」
みくる大「えっと、まず…どうすればいいんだっけ」
古泉「冷蔵庫…冷蔵庫に冷えピタがあるので、げほっ、取って下さい」
みくる大「これね!貼ってあげます。おでこ出して」
古泉「はぁ、こうですか…」
みくる大「ちゅーしてあげたくなるおでこね」
古泉「…だめですよ、まだ朝比奈さんとのキス描写がないんですから…」
みくる大「分かってますよ。はい、貼れた」
古泉「どうも…ふぅ」
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 05:14:14.91 ID:xsG2o3Cp0
みくる大「汗を拭いてあげる!服脱いでください」
古泉「それくらい自分で出来ますから…」
みくる大「ダメです」
古泉「ごほっ、いつになく行動的ですね…調子が狂います」
みくる大「それは調子が悪いからじゃない?」
古泉「なるほど…」
みくる大「いいから、脱いで!」
古泉「分かりましたよ…上半身だけですからね」
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 05:25:14.46 ID:xsG2o3Cp0
みくる大「はい、終わり」
古泉「普通に拭いて終わりましたね」
みくる大「エッチなハプニングはモテモテ主人公じゃないと無理なのよ」
古泉「そうですか」
みくる大「おっぱい押し付けてあげたじゃない」
古泉「そうでした?げほっ、頭がぼーっとしているので…」
みくる大「じゃ、ちゅーしてもいい?」
古泉「ダメです…というかキスしたいんですか?」
みくる大「もう、そんな事聞かないで下さいよぉ」
古泉「あなたが言ってきたんでしょう…」
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 05:30:48.67 ID:xsG2o3Cp0
古泉「いつまで抱きついているのですか…もう拭き終わったのでしょう」
みくる大「下半身がまだですよ!」
古泉「今日はふざけないんじゃなかったんですか…うぅ」
バタリ
みくる大「た、た、大変!古泉くんが倒れたー!」
古泉「大丈夫ですから…さ、騒がないでください…」
みくる大「上、着なきゃ。風邪、治りませんよ」
古泉「今は…起き上がるのもだるいです。裸の方が冷たくて気持ちい…げほ」
みくる大「では下も脱がせますね」
古泉「ちょ…」
80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 05:33:49.29 ID:xsG2o3Cp0
みくる大「全裸の方がよりひんやりすると思うわ」
古泉「い、いいですからっ…」
みくる大「エッチなハプニング発生中」
古泉「やめろ」
みくる大「すみません」
古泉「いえ…僕の為に言ってくれたんでしょうし…」
みくる大「次は何をすればいいのかな」
古泉「…そうですね、では、おかゆか何かを作ってくれませんか」
みくる大「よしきた」
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 05:38:13.85 ID:xsG2o3Cp0
古泉「あの、作れるのですか?」
みくる大「失礼ね。それくらい出来ます」
古泉「…うーん」
みくる大「いいから、寝ててください!ちゃんと作れるから!」
古泉「朝比奈さんが作れるんですから、大丈夫ですよね…」
みくる大「うんうん」
古泉「では、少しだけ眠らせて頂きます…」
みくる大「ゆっくり眠ってくださいね☆」
古泉「はー…」
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 05:40:44.49 ID:xsG2o3Cp0
みくる大「古泉くん」
古泉「うぅ…」
みくる大「起きないとちゅーしちゃうぞ」
古泉「…なんですか」
みくる大「なんで起きちゃうのよ」
古泉「起きないとキスされてしまいますから…」
みくる大「素直じゃないんだから」
古泉「出来たのですか?」
みくる大「もちのろんよ!ほら、ちゃんと出来てるでしょ?」
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 05:44:10.00 ID:xsG2o3Cp0
古泉「げほっ、ほんとですね…驚きです」
みくる大「なによぅ、信じてなかったの?」
古泉「はい」
みくる大「こういう時は素直ですね」
古泉「僕はいつでも素直ですよ」
みくる大「たーんと食べて下さいね。たくさん作りましたから」
古泉「そんなに作ってどうするんですか…」
みくる大「今日の晩御飯はみんなでおかゆを食べるの」
古泉「…作りすぎです…」
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 05:48:52.46 ID:xsG2o3Cp0
ミ、ミ、ミラクル♪
古泉「んむ、朝比奈さんからメールです」
『古泉くん、大丈夫ですか?ちゃんとお薬飲んで、ゆっくり眠って下さいね。 ☆みくる☆』
古泉「感激です…げほっ、これで風邪が治りそうな勢いです」
みくる大「メールで治ったら医者はいらないのよ!」
古泉「なぜ怒るのですか」
みくる大「え?怒ってないですよ」
古泉「そうですか…」
みくる大「さぁ、お食べ」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 05:51:50.75 ID:xsG2o3Cp0
古泉「もう食べてますよ」
みくる大「もっと食べなきゃダメです!」
古泉「そうは言っても…具合が悪くてあまり食べられません」
みくる大「あーんしてあげるから。はい、あーん」
古泉「…今回はお言葉に甘えましょうか」
みくる大「!?」
古泉「う…やっぱりいいです…」
みくる大「やだ、古泉くんってばツンデレ?」
古泉「違うと思いますけど…ツンデレは彼なのでは」
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 05:55:05.99 ID:xsG2o3Cp0
みくる大「ま、どうでもいいわ。ほら、あーん」
古泉「あー……へぶしっ」
みくる大「ぎゃっ!」
古泉「すみません、くしゃみが…」
みくる大「ひゃあ、顔面におかゆがっ」
古泉「だ、大丈夫ですか。すみません」
ごしごし
みくる大「痛っ、痛いですっ」
古泉「目の前がぐわんぐわん…」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 05:58:34.87 ID:xsG2o3Cp0
ごつっ
みくる大「あだっ!」
古泉「うぐっ…」
みくる大「ちょっと、古泉くん?」
古泉「はぁ、大丈夫です…けど」
みくる大「いやん、そこはおっぱいよ☆」
古泉「苦しいです…」
みくる大「もう。ほら、起きて。重っ!」
古泉「すみません、自分で起きれますから」
92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 06:02:12.21 ID:xsG2o3Cp0
古泉「なんだか、疲れました…」
みくる大「わたしもです。あ、薬飲んだ?」
古泉「飲みました…すみませんが、また寝ます…」
みくる大「わたしも寝ようっと」
古泉「ちゃんと片付けて下さいよ…」
みくる大「後でするもん。よっこいしょういち」
古泉「なぜベッドに入ってくるんですか」
みくる大「いいじゃない。いつも一緒に寝てるでしょう?」
古泉「僕、一応病人なんですけど…」
みくる大「おやすみ。がー」
古泉「早い」
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 06:04:53.05 ID:xsG2o3Cp0
みくる大「ふふふ、寝てるわね」
古泉「ん…?」
みくる大「ちゅー」
古泉「うわぁ!」
みくる大「ちっ、起きたか」
古泉「何してるんですか、あなたは」
みくる大「ねえ、どうしてそんなに嫌がるの?」
古泉「どうしてって、そりゃあ…」
みくる大「わたしじゃ、ダメなの?」
95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 06:07:17.46 ID:xsG2o3Cp0
古泉「そりゃダメでしょう」
みくる大「ですよね」
古泉「僕には朝比奈さんがいますからね」
みくる大「わたしとキスしたって同じ事じゃない」
古泉「まぁ、そうなりますけど…どう考えても別人としか」
みくる大「そこら辺はあまり考えずに。ね」
古泉「ね。じゃなくて…」
みくる大「古泉くんのケチ!おせっかい!インポ!」
古泉「なっ…」
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 06:10:41.10 ID:xsG2o3Cp0
みくる大「あれ?もしかして図星?」
古泉「そんなわけないでしょう。元気ですよ」
みくる大「どれどれ?」
古泉「変態ですか、あなたは」
みくる大「女はエロい生き物なのよ」
古泉「離せ痴女」
みくる大「古泉くんって時々怖いです」
古泉「放っておいたらヤられそうですし」
みくる大「きゃ!古泉くんのエッチ!スケッチ!ワンタッチ!」
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 06:13:32.21 ID:xsG2o3Cp0
古泉「あなたと居ると風邪が悪化しそうですよ」
みくる大「そう?なんだか元気になってるように見えるけど」
古泉「確かに。随分と体が楽になりました」
みくる大「わたしの看病のお陰ですね」
古泉「薬のお陰だと思いますけど」
みくる大「ほんとに素直じゃないんだから」
古泉「ありがとうございます」
みくる大「そうそう、それでいいのよ」
古泉「そうですか」
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 06:16:54.77 ID:xsG2o3Cp0
ガチャッ
みくる「ただいまです」
みくる大「おかえり、小さいわたし。むぎゅむぎゅ」
みくる「くすぐったいですよぉ」
古泉「おかえりなさい、朝比奈さん」
みくる「古泉くん!体の方は大丈夫ですか?」
古泉「この通り、元気になりました」
みくる「はぁ…良かったぁ…」
みくる大「わたしのお陰よ」
みくる「ありがとうございます、大きいあたしっ…」
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 06:21:00.40 ID:xsG2o3Cp0
みくる「涼宮さん達、すごく心配してたんですよ」
古泉「申し訳ないことをしてしまいましたね」
みくる「お見舞いに来たがってたんだけど、止めておきました」
みくる「きっと古泉くん、気を使っちゃうから」
古泉「ありがとうございます。移してしまっては悪いですしね」
みくる「でも、元気になってほんと、良かったぁ…」
古泉「あなたのメールのお陰で、治ったんですよ」
みくる「もぉ、古泉くんったら☆」
古泉「ははは」
101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 06:23:21.88 ID:xsG2o3Cp0
古泉「朝比奈さん(大)、本当にありがとうございます」
みくる大「なんだか照れてしまいます」
古泉「こんなまともな関係になること、あまりないですからね」
みくる大「古泉くん、わたしを見ると怒るもの」
古泉「あなたが働かずに食っちゃ寝してるからでしょう」
みくる大「ほら、また!」
古泉「分かりました、もういいませんよ」
みくる大「それはそれで寂しいです」
古泉「どっちなんですか」
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 06:28:22.14 ID:xsG2o3Cp0
古泉「次の日」
みくる大「うぅ〜だるいぃ〜頭痛いよぉ〜」
古泉「見事に移ってしまいましたね」
みくる「だ、大丈夫ですかぁ、大きなあたし」
みくる大「大丈夫じゃないですぅ…ふぇ〜ん、気持ち悪いぃ」
古泉「では、僕達は学校へ行かなくてはならないので」
みくる「えぇ!?こ、古泉くんっ」
みくる大「ひどい〜!薄情者ぉ…」
古泉「冗談です。ちゃんと看病、してあげますよ」
終わり
朝比奈みくる(大)を看病編に続く。かは分からない
その前に古泉とみくるのにゃんにゃん編
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 06:35:59.39 ID:xsG2o3Cp0
古泉「今日一日、帰ってこないで下さい」
みくる大「帰ってこないでと言われても、この家から出る気はありません」
古泉「長門さんがあなたを泊めて下さるそうです」
みくる大「なんで勝手に話つけてるのよ!わたし、長門さん苦手なんですから」
古泉「これを機に、仲良くしてはどうですか?」
みくる大「さりげなく玄関の方へ押さないで下さい」
古泉「僕と朝比奈さんで話し合わなければならない事があるんです」
みくる大「何かあったの?」
古泉「涼宮さんと彼の事で…あなたが居ても問題はありませんが」
古泉「あなたは今のSOS団の朝比奈さんではありませんからね」
みくる大「そうなんですか…」
107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 06:39:19.34 ID:xsG2o3Cp0
古泉「というか、あなたが居ると話が進まないと思うんで」
みくる大「はっきり言うわね」
古泉「そりゃあもう」
みくる大「仕方ないです。今日は長門さんのお家に泊まらせて頂きます」
古泉「はい。長門さんによろしくお伝え下さい」
古泉「あの、確認したい事があるのですが」
みくる大「なぁに?」
古泉「あなたは今現在ここにいる朝比奈さんの成長したお姿なんですよね?」
みくる大「原作ではね」
古泉「そうですか、ありがとうございます」
108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 06:41:16.80 ID:xsG2o3Cp0
みくる大「えっと、長門さんの部屋の番号は…ピピピ」
チンポーン
長門「………」
みくる大「あぅ、あ、あの、わたしっ」
長門「入って」
みくる大「はあ、緊張します」
ガチャ
長門「どうぞ」
みくる大「ど、どうも」
109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 06:42:52.97 ID:xsG2o3Cp0
みくる大「きょ、今日は一日よろしくお願いします」
長門「コクリ」
みくる大「古泉くんも、あなたに…よ、よろしくって…」
長門「そう」
みくる大「あ、あわわ」
長門「座って」
みくる大「はい…」
長門「………」
みくる大「………」
長門「………」
みくる大「うぅ…」
110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 06:46:02.15 ID:xsG2o3Cp0
みくる大「はぅ…耐えられない…」
長門「お茶」
みくる大「はひっ!?」
長門「飲んで」
みくる大「ありがとうございます。美味しいです」
長門「そう」
みくる大「な、長門さん。あの」
長門「なに?」
みくる大「涼宮さんとキョン君に何があったんでしょう?」
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 06:50:35.98 ID:xsG2o3Cp0
長門「何が、とは?」
みくる大「え、えっと…古泉くんが小さいわたしと話し合わなければならない事があるって」
長門「………」
みくる大「その、涼宮さんとキョン君のことで…」
長門「わたしの知る限りでは、彼らに特に変わったことはない」
みくる大「へ?そ、そうなんですか?」
長門「そう」
みくる大「…話し合いに一日っておかしくない?」
長門「………?」
みくる大「すみません、わたし帰りますね!ありがとうございました」
長門「ユニーク」
112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 06:56:07.68 ID:xsG2o3Cp0
みくる大「隙を見つけて古泉くんのポケットから鍵を盗っておいて良かったわ」
みくる大「わたしをこのまま追い出すつもりだったんですね、きっと!」
バンッ
みくる大「古泉くん!話し合いなんて嘘なんでしょう!?」
みくる「あっ…やぁ…こ、古泉くっ……、えっ!?」
みくる大「こんな形で追い出すなんてひどいです……ってあれ?」
古泉「………」
115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 07:02:41.98 ID:xsG2o3Cp0
みくる「ひょえぇっ!な、な、な、な、な、なんでぇ!?」
古泉「あ、あなたはなぜこうも…」
みくる大「合体中?挿入ってるの?」
古泉「なっ…」
みくる「うっ…うぅ…恥ずかしすぎて死にそうです…」
みくる大「えっと、その、ごめんね?」
古泉「…いえ…嘘をついたのがいけないんでしょうし…」
みくる大「わたしはいないと思って、どうぞ続けてください」
116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 07:07:57.80 ID:xsG2o3Cp0
古泉「無理に決まってるでしょう。萎えてしまいましたし」
みくる大「ダメよ、そんなのじゃ。もっと元気出していかないと」
みくる「…ぅぅぅ…ふぇ…ん、あぁっ」
古泉「はあ…すみません、朝比奈さん」
みくる「…ひっく……ふ、ぅ…」
古泉「やけくそでヤっちゃいましょうか。僕はかまいませんけど」
みくる「あたしは嫌ですぅ…」
古泉「じゃあ、やめておきましょう」
みくる大「愛ね」
117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 07:11:55.56 ID:xsG2o3Cp0
古泉「ちょっとの間、外へ出てくれませんかね」
みくる大「このまま三人でヤっちゃいましょう」
古泉「は?」
みくる「ふぇ?」
古泉「ちょ、ちょっと!なに脱いでるんですか」
みくる大「わたしはみくるなんですから。気にしないでいいよ」
古泉「そういう問題じゃ…んぐっ」
みくる「んんっ」
古泉「どうしたんですか?」
みくる「大きなあたしとキス描写をされる前に、あたしとキスをっ」
古泉「そうですか」
118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 07:14:23.78 ID:xsG2o3Cp0
古泉「というか、この状況は…ダメですよ、僕は彼じゃないんですし」
みくる大「いいのよ。二次創作なんだから」
古泉「そういうものでしょうか」
みくる大「じゃ、いただきます☆」
みくる「だめですぅ」
古泉「うわっ、ちょっ」
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 07:18:39.74 ID:xsG2o3Cp0
古泉「…という夢を見ましたね」
キョン「随分と羨ましい夢を見たものだな」
古泉「朝比奈さんに囲まれて寝ているので、夢か現実か一瞬分からなくなりましたよ」
キョン「なんだろう、この気持ちは。これが殺意?」
古泉「まあまあ、落ち着いて下さい。あなたも涼宮さんとよろしくやっているのでしょう?」
キョン「いやらしいことはさせてくれんがな」
古泉「いいじゃないですか。健全なカップルが一番ですよ」
キョン「そういうお前はどうなんだ」
古泉「そうですね…禁則事項ということにしておきましょうか」
キョン「そうかい」
終わり
125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/25(土) 07:25:48.49 ID:xsG2o3Cp0
読んでくれてありがとう。寝る
みくる(大)の看病編はスレが残ってたらで