キョン「何かおかしい」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 01:17:50.56 ID:17eyOPN/0

キョン「そう気づき始めたのはなんたらかんたらペラペーラ」

ハルヒ「おーばー♪」

キョン「このように、デジャブ電話の通り俺は駅前に向かったのである」

ハルヒ「ぶつぶつうるさいわね、それに遅いわよキョン」

キョン「心の声だから気にするな。遅れてすみませんね」

みくる「あたしも今来たとこ」

古泉「お久しぶりですね。あれからまた旅行にでも…」

キョン「え?あれ?」

キョン「おい古泉。お前いつから女になったんだ?」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 01:19:13.94 ID:17eyOPN/0

古泉「朝起きたらなってました。原因は不明です」

キョン「まぁ大体予想はつくが…」

古泉「そうですね。まだ確定するには早すぎると僕は思いますけど」

キョン「普通に来てるけど、いいのかよ?」

古泉「さぁ?いいんじゃないですか」

キョン「おいハルヒ。古泉が女になってるぞ」

ハルヒ「そうね」

キョン「驚かないのか?」

ハルヒ「うん」

キョン「そうか」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 01:20:23.54 ID:17eyOPN/0

ハルヒ「じゃあ出発しましょ」

キョン「市民プールか」

ハルヒ「なんで知ってるの?」

キョン「知らん」

ハルヒ「え?」

キョン「ん?」

ハルヒ「まぁいいわ。行きましょう。プールまでは自転車で行くから」

キョン「お前らも乗ってきてるのか」

古泉「いえ、自転車で来ているのはあなただけですよ」

キョン「!?」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 01:23:22.69 ID:17eyOPN/0

キョン「俺の後ろにハルヒが立ち乗り、その後ろに古泉が朝比奈さんを抱えて座り」

キョン「そして前のカゴには長門が座っている」

ハルヒ「あんた独り言多いわね。気持ち悪い」

キョン「それより俺を殺す気か?こんな4人乗り無謀すぎるだろ」

ハルヒ「気合でなんとかなるってグレンラガンで言ってたわ」

キョン「なら仕方ないな」

ギコギコ

キョン「ぬおお」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 01:26:07.08 ID:17eyOPN/0

キョン「やっぱ無理だろこれ」

古泉「朝比奈さん、大丈夫ですか?落ちないように気をつけて下さいね」

みくる「こ、古泉くんこそ…わたし、重くないですか?」

古泉「軽すぎて話になりませんよ」

みくる「やだ、もう。古泉くんったら…」

古泉「おっとすみません、胸が当たってしまいました」

みくる「ふふ、大丈夫ですよ。今のあなたは女の子なんですから」

古泉「そうですか?では、おっぱいタ〜ッチ」

みくる「いや〜ん、まいっちんぐ」

キョン「あの人未来人だよな?」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 01:28:16.86 ID:17eyOPN/0

長門「あなた以外の体重をゼロにする」

キョン「ありがとう長門」

長門「かまわない」

ハルヒ「すごいわね、有希!そんなこと出来るの?」

キョン「長門は宇宙人だからな」

キョン「ついでに朝比奈さんは未来人で、古泉は超能力者だ」

ハルヒ「その話、前に聞いたわよ」

キョン「本当の話だからな」

ハルヒ「へ〜」

キョン「じゃあ出発」

ハルヒ「いけー!」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 01:32:04.26 ID:17eyOPN/0

キョン「着いたので、今俺達がいる場所は市民プールだ」

ハルヒ「さ、着替えましょ。みくるちゃん、有希、行くわよ!」

古泉「では、また後で」

キョン「古泉、お前もあっちだろ。なんで行かないんだ?」

古泉「心は男ですからね。涼宮さん達の裸を見るのはまずいでしょう」

キョン「俺がお前の裸を見て興奮して襲うかもしれないぞ」

古泉「ないですね」

キョン「ないな」

古泉「では行きましょう」

キョン「ああ」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 01:34:55.23 ID:17eyOPN/0

ぐいぐい

古泉「痛いです。髪を引っ張らないで下さい」

キョン「本物なんだな。一日で伸びるとは」

古泉「髪より驚くところがあると思いますが」

キョン「おっぱいはモノホン?取れたりしないのか?」

古泉「取れませんよ。触ってみますか?」

キョン「触る」

古泉「どうぞ」

もみもみ

キョン「おお!」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 01:37:25.73 ID:17eyOPN/0

古泉「どうです?本物でしょう?」

キョン「そういえば、俺今まで一度もおっぱい触ったことなかったわ」

古泉「そうですか」

キョン「初乙(初めて触ったおっぱいの略)がお前とはな…」

古泉「それは光栄ですね」

キョン「本当にそう思ってるのか?」

古泉「いえ、別に。どうでもいいです」

キョン「そうか」

古泉「そうです」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 01:39:56.79 ID:17eyOPN/0

キョン「俺もお前が初乙だなんて嬉しくもなんともねーよ」

古泉「いいじゃないですか。夏ですし」

キョン「なんで夏だといいんだ?」

古泉「適当に言ったので分かりません」

キョン「そうか」

キョン「ちんこもないの?」

古泉「胸があってちんこがあったらそれは女ではないでしょうね」

キョン「下も触っていい?」

古泉「ふざけるな」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 01:42:17.21 ID:17eyOPN/0

キョン「それは怒るんだな」

古泉「あなただってちんこを触られるのは嫌でしょう?」

キョン「うーーーーーん」

古泉「そんなに悩む事ですか?」

キョン「まぁいいや。行こうぜ」

古泉「そうですね」

ハルヒ「おっそい!何やってんのよ!」

古泉「彼に胸を揉まれていました」

ハルヒ「は?」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 01:44:16.37 ID:17eyOPN/0

キョン「本当に女になったかどうか確かめただけだ」

ハルヒ「変態?」

キョン「そうかもしれないな」

ハルヒ「あっそ」

キョン「変態な俺は嫌いか?」

ハルヒ「好き」

キョン「なら、いいじゃねえか」

ハルヒ「そうね」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 01:46:53.55 ID:17eyOPN/0

ハルヒ「あたしも触ろっと!」

みくる「じゃあ、わたしも…」

長門「………」

もみもみ

古泉「これは困りましたね。僕は心は男なのですよ」

ハルヒ「体は女なんだから、いいじゃない!」

古泉「出来れば男の姿のときにされたかったですね」

ハルヒ「え、男の姿でおっぱい揉まれたいの?」

古泉「そういう事ではありません」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 01:50:10.44 ID:17eyOPN/0

古泉「男の姿のときに、こうしてあなた方に囲まれたいと言っているのです」

ハルヒ「あなたも男なのね!」

古泉「何だと思っていたのですか?」

みくる「古泉くんの浮気者…」

古泉「冗談ですよ朝比奈さん。僕はあなただけ見つめてます」

みくる「なら、許します」

キョン「おい。そんなことより俺も混ぜろ」

ハルヒ「ちょっと、それはあたしの胸!」

キョン「マジか!?よっしゃ」

長門「ラッキースケベ」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 01:55:44.52 ID:17eyOPN/0

ハルヒ「うん、この消毒液の匂い。臭いわ」

ばしゃーん

ハルヒ「早く来なさい!水がぬるくて気持ち悪い!」

キョン「飛び込み禁止だぞ」

ばっしゃーん

長門「………」

みくる「ぷわー、気持ち悪いですぅ」

キョン「3人飛び込んだことだし、良しとするか」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 01:57:30.22 ID:17eyOPN/0

古泉「楽しそうですね」

キョン「そうか?」

古泉「楽しそうに見えませんか?」

キョン「見える」

古泉「そうですか」

古泉「微笑ましい光景です。平和でもあります。めんどくさいので以下略」

キョン「いきなり電話をかけてきて以下略」

古泉「……ん?」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 01:59:46.02 ID:17eyOPN/0

キョン「どうした?デジャブか?」

古泉「はい。どうして分かるんですか?」

キョン「俺もデジャブったからだよ」

古泉「原因は分かりますか?」

キョン「俺の予想ではループしているな」

古泉「おそらくそうでしょうね」

キョン「今回はどうだろうな」

古泉「この姿のまま抜け出せたら非常に困りますね」

キョン「ループ確定か」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 02:02:04.87 ID:17eyOPN/0

ハルヒ「そろそろお弁当にしましょう。なんとみくるちゃんの手作りよ!」

みくる「てへ」

古泉「おいしいですね」

キョン「もう食ったのか?」

古泉「いえ、まだ一口も」

キョン「そうか。おいしいな」

みくる「まだ食べてないですよね」

キョン「はい」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 02:06:30.41 ID:17eyOPN/0

キョン「なんだかんだで食い終わる俺達」

キョン「長門が座っている。きっと遊び疲れたんだな」

ハルヒ「キョン!」

キョン「俺と古泉は何でも言う事を聞く団員です」

ハルヒ「よろしい。水中サッカーをやるの!」

キョン「そうか」

ハルヒ「そうよ!じゃあね!」

古泉「暑いです」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 02:09:39.30 ID:17eyOPN/0

キョン「プールは終わって今はいつもの喫茶店だ」

ハルヒ「これからの活動計画を考えてみたんだけど、どうかしら?」

キョン「いいんじゃないか」

古泉「楽しそうですね」

みくる「金魚食べたいですぅ」

長門「………」

ハルヒ「ふと気づいたのよ。夏休みはもうあと二週間しかないのよね」

キョン「大丈夫だぞ。31日の0時を過ぎればまた今日に戻るから」

ハルヒ「あ、そうなの?でもこの計画は絶対だからね!」

キョン「ああ」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 02:12:05.57 ID:17eyOPN/0

ハルヒ「明日から決行よ!盆踊りの会場は…」

古泉「僕が調べておきました」

ハルヒ「さすがね、古泉くん!」

古泉「もったいなきお言葉」

キョン「明日は浴衣を買いに行くんだろ」

ハルヒ「そうよ!忘れず集合ね!」

キョン「古泉も着るのか?」

ハルヒ「もちのろんよ!」

古泉「照れますね」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 02:14:41.78 ID:17eyOPN/0

キョン「奢り終えて解散後、俺はふと思い立って長門に声をかけた」

キョン「長門」

長門「………」

キョン「何でもないんだけどな。最近どうだ?元気でやってるか」

長門「元気」

キョン「そりゃ良かった」

長門「そう」

キョン「そう」

長門「なに」

キョン「別に」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 02:16:47.90 ID:17eyOPN/0

キョン「次の日。今、俺は浴衣売り場で一人待っている」

キョン「古泉が女になる必要ってあったんだろうか」

ハルヒ「お待たせ!」

キョン「可愛い!可愛すぎるぞハルヒ!」

ハルヒ「当たり前でしょ、バカキョン」

キョン「結婚しよう」

ハルヒ「卒業したらね」

キョン「分かった」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 02:19:52.43 ID:17eyOPN/0

ハルヒ「それにしても、みくるちゃん!あなた…可愛いわ!」

古泉「とてもよくお似合いですよ」

ハルヒ「あなたの浴衣姿にこの世の95%の男はメロメロね!」

キョン「残りの5%は何なんだよ」

ハルヒ「この可愛さはガチなゲイの男には通用しないの!」

古泉「僕は同性愛者ではありませんよ!!」

ハルヒ「分かってるわよ」

古泉「それは良かった」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 02:22:10.14 ID:17eyOPN/0

ハルヒ「有希も古泉くんも可愛いでしょう?」

キョン「お前が一番可愛いよ」

ハルヒ「もう…」

古泉「みなさんとてもよくお似合いですよ」

長門「あなたも」

古泉「ありがとうございます」

みくる「ほんと、可愛いです。古泉くん」

古泉「この世で一番美しいのはあなたですよ、朝比奈さん」

みくる「古泉くん…」

長門「ユニーク」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 02:25:21.90 ID:17eyOPN/0

キョン「そんなこんなで盆踊り会場」

みくる「わぁ、凄いですぅ」

ハルヒ「みくるちゃん、あなたが食べたがってた金魚もあるわよ!」

みくる「きゃ、いきなり引っ張らないでくださぁい」

すたこらさっさ

古泉「僕達は金魚すくいでもしますか?」

キョン「遠慮しとく。それより俺と草陰に行かないか?」

古泉「誘ってるんですか?」

キョン「ああ」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 02:27:05.77 ID:17eyOPN/0

古泉「そういうの引くわ^^;」

キョン「冗談なんだけどな」

古泉「知ってます」

キョン「冗談だって分かってて引くとか言ったのか!?ええ!?」

古泉「何をそんなに怒ってるんですか?」

キョン「え?怒ってないけど…」

古泉「そうですか。僕の気のせいだったみたいです」

キョン「長門、何か食うか?」

長門「お面」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 02:29:43.85 ID:17eyOPN/0

キョン「美味いか?」

長門(コクリ)

キョン「そうか」

ハルヒ「大量だったけどたくさんいらなかったから1匹だけにしたわ」

みくる「リンゴ飴美味しいです」

古泉「頬に飴の欠片がついていますよ」(ぺロリ)

みくる「きゃっ☆もう、びっくりしちゃいましたよぉ☆」

古泉「すいません☆」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 02:31:21.09 ID:17eyOPN/0

ハルヒ「たこ焼き。1個だけなら食べてもいいわよ」

キョン「それよりも俺はお前が食べたい」

ハルヒ「いらないの?」

キョン「あーんってしてくれるなら食べる」

ハルヒ「あーん」

キョン「あーん」

ハルヒ「美味しい?」

キョン「美味いぞ」

ハルヒ「良かった…///」

キョン「可愛い」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 02:40:47.68 ID:17eyOPN/0

ハルヒ「ついでに花火もしましょう!せっかくこんな格好してるんだし」

古泉「そうおっしゃるだろうと思って、花火を作ってきました」

ハルヒ「さすがね、古泉くん!」

古泉「もったいなきお言葉」

ドーン

長門「たーまや…」

キョン「本格的だな」

古泉「『機関』は手を抜いたりしません」

キョン「花火職人もいるのか?」

古泉「ええ、まぁ」

キョン「ふーん」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 02:43:08.36 ID:17eyOPN/0

ハルヒ「きゃー!あはは!」

みくる「きれー…」

キョン「花火大会に行く予定が潰れたな」

古泉「何かしらの予定で埋まるでしょう」

キョン「他に何か別の事したか?記憶にないのだが」

古泉「記憶はリセットされてるんじゃないですか?」

キョン「なるほどな。その事を忘れていた」

古泉「忘れていたんじゃなくて、知らないんです」

キョン「え?もうわけわかんねーよ」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 02:45:54.68 ID:17eyOPN/0

ハルヒ「明日は昆虫採集ね!」

キョン「夏休みの宿題は終わってるのか?」

ハルヒ「あんなの三日もあれば終わるでしょ」

キョン「三日!?すごいな、さすがはハルヒだ」

ハルヒ「褒めたって何も出ないわよ」

キョン「愛してるぞハルヒ」

ハルヒ「わたしも」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 02:48:44.00 ID:17eyOPN/0

キョン「俺は全然終わってないんだよな」

古泉「僕もまだ半ばですね」

キョン「そうだ、花火大会で一日空いた事だし、俺の家で宿題やらないか?」

古泉「僕はかまいませんよ」

みくる「わたしもですぅ」

長門「右に同じ」

ハルヒ「ちょっと、あたしだけ仲間外れ!?」

キョン「何言ってんだ、お前も来るんだろ?」

ハルヒ「当たり前じゃない!」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 02:51:41.36 ID:17eyOPN/0

キョン「これで予定は埋まったな」

ハルヒ「勝手に決めるんじゃないの!団長はあたしなのよ!」

キョン「だめか?」

ハルヒ「いいわよ」

キョン「そうか」

ハルヒ「でも明日は昆虫採集だからね!」

キョン「分かってるよ」

古泉「セミ限定ですか?」

ハルヒ「そうよ!」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 02:55:44.44 ID:17eyOPN/0

キョン「一番多く捕まえた人には一日団長の権利が与えられるセミ取り大会当日」

ハルヒ「セミって食べられるのかしらね」

キョン「俺はお前が食べたいよ」

ハルヒ「天ぷらにしたら美味しいかも」

キョン「全裸にしたら美味しいかも」

ハルヒ「天ぷらが美味しいのって衣だけだけなんじゃない?」

キョン「全裸が良く見えるのは服のおかげなんじゃないか」

古泉「そろそろ始めませんか?」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 02:58:12.88 ID:17eyOPN/0

キョン「セミ取り終了。一番はハルヒ」

ハルヒ「キャッチ&リリースの精神よね」

キョン「逃がしてあげたら将来、恩返しにくるかもしれないし」

ハルヒ「それはあたしの台詞よバカキョン」

キョン「俺とお前は一心同体なんだよ」

ハルヒ「じゃあ、あたしが今何て思ってるか当ててみなさいよ」

キョン「キョン大好き!」

ハルヒ「当たってるわね」

キョン「言っただろう、一心同体だと」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 03:00:04.99 ID:17eyOPN/0

ちょっと休憩

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 03:14:38.11 ID:17eyOPN/0

キョン「セミを無事逃がして次の日。今日はバイトをする日だ」

みくる「い、いらっしゃいまへー!ならんでくらはーい!」

キョン「この糞暑いのに着ぐるみを着て風船配り?ふざけんな!」

古泉「落ち着いて下さい。どうせ着ぐるみを着ていなくても暑いですよ」

キョン「それもそうだな」

古泉「物分りがよくて助かります」

キョン「お前が男の姿だったらむしゃくしゃして殴ってるよ」

古泉「OH、怖いですね。女になってて良かったです」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 03:18:26.25 ID:17eyOPN/0

キョン「はあ、終わった…あっちー」

古泉「大丈夫ですか?」

キョン「なんとかな」

みくる「ふえー…疲れたぁ…」

古泉「朝比奈さん、しっかり!僕がついていますよ!」

みくる「ありがとう、古泉くん…わたしなら大丈夫…」(ガクッ)

古泉「朝比奈、さん…?朝比奈さあああああああん!!!!」

長門「朝比奈みくるは死んでいない」

古泉「分かってますよ」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 03:23:08.91 ID:17eyOPN/0

ハルヒ「みんなお疲れー!ごくろーさん」

キョン「報酬は?」

ハルヒ「この着ぐるみよ!あたし前から欲しかったのよね!」

キョン「この野郎!これが報酬だって!?さすがの俺も怒ったぞ!」

キョン「しかも一人だけ涼しいところでアイス食べやがって!」

キョン「などと思ったのだが」

ハルヒ「みくるちゃん、いつでも好きなときにこれ着ていいわよ!あたしが許すわ!」

キョン「って言ってたときの笑顔が最高に可愛いからまぁいいか」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 03:24:50.08 ID:17eyOPN/0

キョン「さすがに疲れたな。今日はぐっすり眠るとしよう」

キョン「邪魔されないように携帯はマナーモードにして…」

キョン「これでよし。おやすみー」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 03:26:45.32 ID:17eyOPN/0

プルルルルル

キョン「…んあ?」

プルルルルル

キョン「え?あれ?マナーモードにしたはずの携帯がなってる…!?」

キョン「うわああああああああああ!!」

キョン「はい、もしもし」

電話の声「…ぅぅ(しくしく)……ぅぅぅぅ(しくしく)」

キョン「イタ電かよ…」

ピッ

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 03:29:56.51 ID:17eyOPN/0

キョン「マナーモードだったのを解除してしまったのか…」

キョン「ドジっ子だなぁ、俺は」

プルルルルル

キョン「はい、もしもし」

電話の声「…ぅぅぅ(しくしく)」

キョン「またかよ」

電話の声「キョンくーん…」

キョン「なぜ俺の名前を?」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 03:33:04.21 ID:17eyOPN/0

電話の声「あたしです…あああ、とても良くないことが…ひくっ…このままじゃあたしぅぅぅえ」

キョン「一体誰なんだ、この人は」

電話の声「やぁ、どうも。古泉です」

キョン「今の声は古泉だったのか」

電話「え?今のは朝比奈さんですよ」

キョン「そうか」

電話「明らかに僕とは違う声でしょう」

キョン「お前の声も可愛いよ」

電話「キモイ」

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 03:36:25.21 ID:17eyOPN/0

電話「ちょっとした事情があるので駅前に今すぐ来てください」

ブツッ

キョン「ハルヒといい、わがままな妖精さんだな全く」


キョン「着いた」

古泉「夜分に申し訳ありません。ですが、朝比奈さんがこの通りな事態ですので」

みくる「ふぇぇ、キョンくん、あたし…」

キョン「未来に帰れなくなったのですね」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 03:38:28.24 ID:17eyOPN/0

みくる「えっ…なんで、知って…!?」

キョン「実は俺も未来人なんです。隠しててすみません」

みくる「そうだったんですかぁ…」

キョン「嘘です」

みくる「ですよね」

古泉「我々は同じ時間を延々とループしているのですよ」

キョン「何だって?」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 03:39:54.00 ID:17eyOPN/0

古泉「我々は同じ時間を延々とループしているのですよ」

キョン「何だって?」

古泉「我々は同じ時間を延々とループしているのですよ」

キョン「何だって?」

古泉「我々は同じ時間を延々とループしているのですよ」

キョン「何だって?」

古泉「我々は同じ時間を延々とループしているのですよ」

キョン「何だって?」

古泉「我々は同じ時間を延々とループしているのですよ」

キョン「そうなのか」

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 03:43:44.59 ID:17eyOPN/0

古泉「ここ最近の時間の流れがおかしくなっていることに気付きました」

キョン「へえ」

古泉「これは朝比奈さんの功績と言ってもいいでしょう」

みくる「ひっく…照れます…」

古泉「さすがは僕の朝比奈さんです」

みくる「僕の、だなんて…ぅぅ…☆」

古泉「ああ、僕が今、男の姿なら今すぐキッスをしたのに」

キョン「女同士でもいいじゃねえか。キスしちゃえ」

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 03:45:48.43 ID:17eyOPN/0

古泉「まぁそれはおいておいて、おかげで僕にも確信が持てましたよ」

キョン「何の確信だよ」

古泉「我々は同じ時間を、もう何度も繰り返し経験しているということをです」

キョン「何だって?」

古泉「我々は同じ時間を、もう何度も繰り返し経験しているということをです」

キョン「何だって?」

古泉「我々は同じ時間を、もう何度も繰り返し経験しているということをです」

キョン「何だって?」

古泉「我々は同じ時間を、もう何度も繰り返し経験しているということをです」

キョン「何だって?」

古泉「我々は同じ時間を、もう何度も繰り返し経験しているということをです」

キョン「それはさっき聞いた」

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 03:48:35.97 ID:17eyOPN/0

古泉「正確に言えば」

キョン「別に言わなくていいぞ」

古泉「そうですか、では言いません」

キョン「やっぱりループしてたんだな」

古泉「そうですね」

みくる「私からも説明しますぅ…」

キョン「どうぞ」

みくる「禁則事項」

キョン「そうですか」

古泉「素晴らしい説明です朝比奈さん!」

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 03:53:42.68 ID:17eyOPN/0

キョン「原因はハルヒか?」

古泉「他に心当たりがあるのですか?彼女はやり残したことがあると感じているんでしょう」

キョン「可愛い奴だな。さすがは俺の嫁(予定)」

古泉「長門さんはループを記録しているらしいですよ」

キョン「そうなのか?」

長門「そう」

古泉「何回くらい繰り返しているのですか?」

長門「今回が、6回目に該当する」

キョン「ふうん」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 03:55:57.07 ID:17eyOPN/0

古泉「6回のループ、どうでしたか長門さん」

長門「楽しかった」

キョン「良かったな」

長門「良かった」

キョン「じゃあ帰るか」

古泉「そうしましょう」

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 03:57:45.10 ID:17eyOPN/0

キョン「そうだ、朝比奈さんは未来に帰れないようだが」

みくる「古泉くんと居られるなら帰れなくていいです」

キョン「そうですか」

古泉「嬉しいことを言ってくれますね」

キョン「あれ?古泉、いつの間に男に戻ったんだ」

古泉「さっき戻りました」

キョン「そうか。じゃあな」

古泉「おやすみなさい」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 04:02:05.99 ID:17eyOPN/0

キョン「今日は天体観測の番だ。俺達は長門のマンションの屋上に来ている」

キョン「その天体望遠鏡、お前のなのか?」

古泉「幼い頃の僕の趣味がこれだったんですよね」

みくる「素敵すぎますぅ…」

古泉「初めて衛星の木星を捉えたときは、けっこう感動しましたよ」

みくる「わたしも捉われたいですぅ」

古泉「はは、こいつぅ☆」

みくる「きゃん☆」

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 04:03:15.54 ID:17eyOPN/0

ハルヒ「いないのかしら」

キョン「俺ならここにいるぞ」

ハルヒ「違うわよ、火星人」

キョン「いるんじゃないか?」

ハルヒ「いるわよね」

キョン「いるいる」

ハルヒ「会いたいなー」

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 04:05:28.77 ID:17eyOPN/0

ハルヒ「UFO見つけましょうよ!」

キョン「いた!UFOだ!」

ハルヒ「どこどこ?」

キョン「よく見ろ、あそこだ!」

ハルヒ「ほんとだ!でかしたわ、キョン!」

キョン「まぁな」

ハルヒ「疲れたから寝るわ」

キョン「おやすみ」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 04:07:20.76 ID:17eyOPN/0

キョン「何がしたいんだろうな、こいつは」

古泉「さて。それが分かれば解決したも同然ですが」

キョン「夏休みにやり残した事と言われるとセックスしか浮かばん」

古泉「下品ですね。死んで下さい」

キョン「本気で言ってるのか?」

古泉「まさか」

キョン「だよな。驚いた」

古泉「本気だったら何も言わず、ここから落としてますよ」

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 04:09:32.61 ID:17eyOPN/0

キョン「分からん」

古泉「試しに、こういうのはどうです?」

キョン「断る」

古泉「そうですか」

キョン「嘘だよ、言えよ」

古泉「涼宮さんを背後から突然抱きしめて、耳元でアイラブユーと囁くんです」

キョン「いつもやってる」

古泉「そうでしたね」

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 04:11:57.95 ID:17eyOPN/0

キョン「次の日。バッティングセンター」

ハルヒ「やたー!ホームラン!」

みくる「古泉く〜ん、頑張ってくださぁい」

古泉「いきますよー」

カキーン カキーン

キョン「おう、長門。やってるか」

長門「今は休憩中」

キョン「そうか」

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 04:15:50.64 ID:17eyOPN/0

キョン「6回も同じ日を繰り返して、本当に楽しかったのか?」

長門「作画や演出はもちろん、服や水着の違い、声優の演技の違い、」

長門「あなたのアドリブ、どの台詞があってどの台詞がないかを探したりと、」

長門「私は楽しんで見ている」

キョン「でもさすがに若干飽きてるだろ」

長門「そんなことはない」

キョン「そうか」

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 04:18:35.94 ID:17eyOPN/0

キョン「次の日は俺の家で宿題」

ハルヒ「丸写しはダメだからね」

キョン「普通に宿題をやっただけなので終わり」

キョン「次の日はハセ釣り大会に参加した」

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 04:21:51.24 ID:17eyOPN/0

ハルヒ「優勝するわよ!」

キョン「フィーーーーーッシュ!」

みくる「ひゃぁ…エサが怖いです古泉くん」

古泉「大丈夫ですよ、あなたの分まで僕が釣り上げます」

みくる「わたしの心が釣り上げられちゃいましたぁ☆」

ハルヒ「とりゃー!」

長門「これで15498匹目に該当する」

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 04:26:47.66 ID:17eyOPN/0

キョン「映画鑑賞だが、つまらないのでハルヒに手を出すことにする」

ハルヒ「邪魔すんな!あたしはつまらなくても最後まで見る主義なの!」

キョン「長門」

ハルヒ「こら!有希に手を出さないの!」

みくる「古泉くん、ポップコーン食べますか?」

古泉「ありがとうございます、朝比奈さん」

みくる「あ、あーんして、あげます」

古泉「あーん」

みくる「ひゃんっ☆わたしの手は食べちゃだめですぅ☆」

古泉「すみません朝比奈さん☆」

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 04:31:20.35 ID:17eyOPN/0

キョン「次は肝試し」

ハルヒ「あんまり怖くないわね」

みくる「ふぇ〜怖いですよぉ」

ハルヒ「大丈夫よ、みくるちゃん!幽霊とだって友達になれるわ!」

キョン「あ、幽霊」

ハルヒ「え?」

長門「肩」

ハルヒ「ぎゃああああああああ!」

みくる「どしえええええええええええええええ」

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 04:34:54.38 ID:17eyOPN/0

キョン「ハルヒが俺に抱きつき、朝比奈さんは古泉に抱きついた」

長門「………」

キョン「長門、なぜ古泉に抱きつく」

長門「あなたは危険」

キョン「どさくさに紛れておっぱい触ろうと思ってたのがバレたのか?」

古泉「それは僕でも分かりましたよ」

キョン「さすが超能力者だな」

古泉「褒め言葉として受け取っておきましょう」

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 04:37:28.28 ID:17eyOPN/0

みくる「だめですっ、古泉くんはわたしのですっ」

長門「そう」

古泉「同人以外ではありえない展開ですね。お二人から抱きつかれるとは」

キョン「実際ではその役目は俺だからな」

古泉「消えてしまえ」

キョン「おお、幽霊が消えたぞ。すごいな古泉」

古泉「ありがとうございます」

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 04:42:51.53 ID:17eyOPN/0

キョン「これぐらいだった気がするので、30日へGO。場所は喫茶店」

ハルヒ「これで課題は一通り終わったわね」

キョン「そうだな」

ハルヒ「うーんこんなんで良かったかしら。うん、こんなもんよね」

ハルヒ「この夏は色んな事ができたわよね。色んな所にいったし以下略」

ハルヒ「明日は予備日に空けておいたから、そのまま休みにしちゃっていいわよ」

キョン「じゃあデートしようぜ」

ハルヒ「も、もう!みんなが居る前で何言ってるのよ////」

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 04:44:46.81 ID:17eyOPN/0

古泉「僕達もデートをしましょうか、朝比奈さん」

みくる「いいんですかぁ?」

古泉「もちろんです。宿題も終わりましたしね」

みくる「わ、わたし…古泉くんの家に行きたいですぅ☆」

古泉「僕もそのつもりでした^^」

みくる「きゃわっ☆☆」

古泉「ははは」

102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 04:47:20.24 ID:17eyOPN/0

ハルヒ「有希はどうするの?」

長門「家に居る」

ハルヒ「一人?」

長門「違う。あしゃくら」

キョン「ちゃんがつくのと混じってるぞ」

長門「この際関係ない」

キョン「それもそうだな」

長門「そう」

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 04:49:15.49 ID:17eyOPN/0

ハルヒ「じゃあ解散!楽しかったわ!」

キョン「俺の課題はまだ終わってねえ!」

ハルヒ「なに言ってんの?」

キョン「別に」

ハルヒ「あっそ」

キョン「ハルヒ」

ハルヒ「なによ」

キョン「好きだ」

ハルヒ「知ってるわよ」

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 04:59:49.82 ID:17eyOPN/0

キョン「夏休み最終日、俺とハルヒはごく普通のデートをした」

キョン「そして、別に心配などしていなかったが9月1日は普通にやってきた」

ハルヒ「アホ面しちゃって。バカみたい」

キョン「ポニーテールにしてくれ」

ハルヒ「嫌よ。めんどくさい」

キョン「そうか」

ハルヒ「そうよ」


終わり

108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 05:01:28.97 ID:17eyOPN/0

次は普通のを書く
その前に休憩

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 05:17:27.48 ID:17eyOPN/0

古泉「長門さんは、どうして笑わないのですか?」

長門「必要ないから」

古泉「笑ったほうが素敵だと思いますよ」

長門「別にいい」

古泉「ほら、笑ってください」

長門「………」

むにむに

古泉「にー」

112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 05:18:48.01 ID:17eyOPN/0

長門「………」

古泉「笑いませんね」

長門「あなたはどうして笑っているの」

古泉「涼宮さんが望む人物設定がこれだからです」

長門「そう」

古泉「そうです。では、笑ってください」

113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 05:19:36.49 ID:17eyOPN/0

長門「なぜそうなるの」

古泉「いいじゃないですか」

長門「よくない」

古泉「ケチですね」

長門「………」

古泉「ケチ」

長門「うるさい」

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 05:21:01.68 ID:17eyOPN/0

古泉「あ、今うるさいって言いましたね」

長門「それがなに」

古泉「その調子で笑ってください」

長門「………」

古泉「シカトはなしですよ」

長門「あなたの話は意味不明」

古泉「そんなこと言うなよ!」

長門「!?」

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 05:23:04.64 ID:17eyOPN/0

古泉「どんな顔をすれば分からないようですね」

長門「………」

古泉「笑えば、いいと思うよ」

長門「あんた馬鹿?」

古泉「なに…?そこでアスカだと?」

長門「気持ち悪い」

古泉「ひどいです。傷つきました」

118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 05:24:12.88 ID:17eyOPN/0

長門「え…今のは惣流・アスカ・ラングレーの」


ごめん意味不明だからやめるわ

119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 05:26:42.00 ID:17eyOPN/0

8月31日 キョンとハルヒのデート編


ハルヒ「遅いわよ、キョン!罰金!」

キョン「悪いな、プリキュア見ててさ」

ハルヒ「妹ちゃんに付き合ってたの?まぁ、それなら仕方ないわね」

キョン「いや、妹は見てない」

ハルヒ「!?」

キョン「俺が好きだから見てるんだ」

ハルヒ「何それ?あんた、あんなのが好きなの?

120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 05:27:43.84 ID:17eyOPN/0

キョン「あんなのだと?イースに謝れ!」

ハルヒ「な、なによ。気持ち悪いわね」

キョン「俺のこと嫌いになったのか?」

ハルヒ「好きよ」

キョン「そうか」

ハルヒ「うん」

キョン「じゃあ行くか」

122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 05:30:11.29 ID:17eyOPN/0

キョン「素直なハルヒは可愛くないらしいぞ」

ハルヒ「あっそ」

キョン「ハルヒ」

ハルヒ「うるさいわね、何よ」

キョン「好きだ」

ハルヒ「ばばばばばば馬鹿じゃないの!?」

キョン「馬鹿だぞ」

ハルヒ「ああああんたね、何言ってるか分かってんの!?!!>W!?!」

キョン「分かってる」

ハルヒ「そうなの」

キョン「そうだ」

123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 05:31:26.46 ID:17eyOPN/0

ハルヒ「ところで、何食べる?」

キョン「お前」

ハルヒ「いつもの喫茶店でいいわよね」

キョン「ああ」

ハルヒ「もぐもぐ」

キョン「ぱくぱく」

ハルヒ「おいしいわね」

キョン「そう思うのか?」

ハルヒ「思うわよ」

キョン「うまいな」

124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 05:32:54.18 ID:17eyOPN/0

ハルヒ「あんたの奢りだからね、遅れてきたんだから」

キョン「遅れなくても払ってやるよ」

ハルヒ「嘘、ほんと?」

キョン「嘘だ」

ハルヒ「やっぱりね」

キョン「嘘じゃないぞ」

ハルヒ「どっちなのよ」

キョン「本当」

ハルヒ「うざっ」

127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 06:04:57.36 ID:17eyOPN/0

キョン「これからどうする?」

ハルヒ「特に行きたいところはないわ」

キョン「俺もだ」

ハルヒ「困ったわね」

キョン「俺の家、来るか?」

ハルヒ「そうね、することないし。行きましょう」

キョン「キター!」

ハルヒ「いやらしいこと考えてたら、殺すわよ」

こうして俺達は俺の部屋でダラダラして過ごした


終わり

古泉とみくるのデート編に続く

128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 06:07:53.86 ID:17eyOPN/0

古泉「やぁ、どうも」

みくる「ひゃわ!迎えに来てくれたのですかぁ」

古泉「ええ。本当に僕の家で良いのですか?」

みくる「古泉くんのお家がいいんですぅ」

古泉「何もないので、つまらないかもしれませんよ?」

みくる「こ…古泉くんが、いるじゃないですかぁ」

古泉「そうでしたね、うっかりでした」

みくる「このぉ☆」

古泉「ははは」

131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 06:10:23.46 ID:17eyOPN/0

古泉「では、行きましょう」

みくる「ここから近いのですかぁ?」

古泉「あんまり近くないです」

みくる「ええ〜!あ、歩いていくんですかぁ?」

古泉「嫌でしょうか?僕は朝比奈さんとならどこまでも行ける気がしますよ」

みくる「きゃっ☆古泉くんったらぁ☆」

古泉「ははは」

みくる「でもタクシー呼びませんか?」

古泉「そうしましょう」

132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 06:12:35.12 ID:17eyOPN/0

みくる「はあ〜涼しくて気持ちいいですぅ」

古泉「それは良かったです」

みくる「あ、タクシー代、出しますね」

古泉「いえ、そんな。結構ですよ」

みくる「で、でもぉ…」

古泉「『機関』のタクシーなんで、どうせタダですし」

みくる「なぁんだ☆だったら安心ですねっ☆」

古泉「安心ですっ☆」

133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 06:15:54.58 ID:17eyOPN/0

古泉「着きました」

みくる「大きいマンションですねぇ」

古泉「そんなことありませんよ////」

新川「先ほどの発言、上の者に報告しておきますぞ」

古泉「!!」

新川「では」

古泉「くそっ、可愛い部下の冗談だろう…」

みくる「早く行きましょぉ」

古泉「そうですね、行きましょうか」

135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 06:17:54.77 ID:17eyOPN/0

古泉「どうぞ。散らかっておりますが」

みくる「わぁ、本当に散らかってますねぇ」

古泉「すみません。意外と大雑把なもので」

みくる「自分で、意外と、なんて言っちゃう古泉くんが好きですぅ☆」

古泉「僕も若干腹黒いあなたが好きですよ☆」

みくる「うふふ」

古泉「ははは」

みくる「片付けましょう」

古泉「ありがとうございます」

136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 06:21:43.21 ID:17eyOPN/0

みくる「古泉くんも一緒に片付けるんですよぉ」

古泉「嫌です」

みくる「そうですかぁ…じゃあ、やめときましょう」

古泉「え?」

みくる「えっ?」

古泉「片付けて下さい」

みくる「しょうがないですねぇ」

古泉「優しいですね、朝比奈さん」

みくる「もう、いじわるぅ☆」

137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 06:23:51.34 ID:17eyOPN/0

古泉「というか全部捨てましょう」

みくる「えぇ?い、いいんですかぁ?」

古泉「はい。大事なものはちゃんと片付けてあるので」

みくる「普段から片付けないからこういう事になるんですよぉ」

古泉「一人暮らしだと、どうもね」

みくる「わたしだって一人暮らしですよ?」

古泉「一緒に暮らしましょうか」

みくる「喜んで」

138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 06:27:06.63 ID:17eyOPN/0

古泉「引越しの手配は明日にでも『機関』に頼みます」

みくる「ありがとう。今日はゆっくり過ごそうねっ☆」

古泉「そうですね☆」

こうして僕達は僕の部屋でダラダラして過ごした


終わり

古泉とみくるの引越し編に続く

141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 06:33:08.58 ID:17eyOPN/0

古泉「引越しの手配を頼んだら、断られました」

みくる「えぇ?ど、どうしてですかぁ?」

古泉「『機関』は便利屋ではないと怒られてしまいました」

みくる「大丈夫なんですかぁ?」

古泉「僕のことなら心配なさらず。全然平気ですよ」

みくる「良かったですぅ」

古泉「『機関』がケチなだけですから」

みくる「きゃふっ☆また怒られちゃいますよぉ☆」

古泉「ははは」

147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 06:48:36.78 ID:17eyOPN/0

古泉「未来的な何かで一気に移動できたりしないのですか?」

みくる「できたとしても禁則事項ですぅ」

古泉「未来人もケチですね」

みくる「あぁ、言ったなぁ!」

古泉「おっと、いっけね☆」

みくる「こらぁ☆待てぇ〜☆」

古泉「ははは、捕まりませんよぉ☆」

みくる「もぉ〜☆」

149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 06:51:10.67 ID:17eyOPN/0

古泉「!? 朝比奈さん!」

古泉「どうしたんですか!急に眠ってしまって!誘っているのですか!」

みくる大「こんにちは、古泉くん」

古泉「これはこれは。朝比奈さん(大)ですね」

みくる大「え?どうして知っているの?」

古泉「見れば分かります」

みくる大「それもそうですね。初めまして」

古泉「初めまして」

150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 07:03:28.43 ID:17eyOPN/0

みくる大「その子には眠ってもらいました」

古泉「そうですか」

みくる大「あまり私と仲良くしないで」

古泉「無理ですね」

みくる大「でしょうね」

古泉「分かってるんだったら言わないで下さい」

みくる大「言ってみたかったの」

古泉「なら仕方ないですね」

みくる大「てへ」

151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 07:05:15.96 ID:17eyOPN/0

古泉「で、何しにいらしたのですか?」

みくる大「暇だったので引越しのお手伝いに」

古泉「それは心強いですね」

みくる大「目を瞑って下さい」

古泉「ちゅーでもしてくれるのでしょうか」

みくる大「開けていいですよ」

古泉「おお、凄いです。朝比奈さんの荷物が全てここに」

みくる大「もっと褒めて」

古泉「さすがですっ☆」

みくる大「きゃうんっ☆」

153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 07:07:37.37 ID:17eyOPN/0

古泉「ところで、朝比奈さんの居る未来というのはどれほど未来なのですか」

みくる大「言うほど遠くないよ」

古泉「でも、船が海に浮かんでいないんですよね?」

みくる大「え?浮かんでるよ?」

古泉「え?」

みくる大「わたしが言ったの?」

古泉「言ってましたよ」

みくる大「あちゃー、わたしってドジだから」

古泉「^^;」

154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 07:11:23.68 ID:17eyOPN/0

みくる大「古泉くん、わたしにはちょっと冷たいね」

古泉「そんなことありませんよ」

みくる大「でもさっき引いてたよね?」

古泉「はい」

みくる大「引いてたんだ…」

古泉「冗談です」

みくる大「なんだ、そっかぁ☆」

古泉「お茶目さん☆」

みくる大「こつん☆」

155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 07:13:42.29 ID:17eyOPN/0

みくる大「では、そろそろ帰ります」

古泉「ちゅーくらいしちゃってもいいのではないでしょうか」

みくる大「そこのわたしになら、どうぞ」

古泉「いただきます」

みくる大「また会いに来てもいい?」

古泉「いつでもどうぞ」

みくる大「じゃあね」

古泉「さよなら」

こうして僕達の同棲生活は幕をあけた


終わり

古泉とみくるの恥ずかしながら同棲始めちゃいました編に続く
でも眠いから寝る。終わり

178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/21(火) 17:31:21.84 ID:17eyOPN/0

古泉とみくるの恥ずかしながら同棲始めちゃいました編


古泉「実は、僕と朝比奈さん、一緒に暮らすことになったんですよ」

キョン「へえ」

ハルヒ「ふーん」

長門「そう」

古泉「そっけないですね。もっと祝福して下さいよ」

キョン「めんどくさい」

みくる「祝福してくださぁい」

キョン「分かりました」

179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 17:32:52.56 ID:17eyOPN/0

キョン「おめでとう!」

ハルヒ「おめでとう!」

長門「おめでとう…」

鶴屋さん「めでたいねっ!」

谷口「おめでと」

国木田「おめでとう」

コンピ研部長「おめでとう」

会長「どうでもいい」

喜緑「おめでとうございます」

森&新川「おめでとう」

古泉「ありがとう」

180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 17:34:22.19 ID:17eyOPN/0

キョン「これでいいか?」

古泉「どうも」

ハルヒ「なんで同棲するの?」

古泉「同棲するのに、理由なんてありますか?」

ハルヒ「あるでしょ?」

古泉「ないでしょ?」

ハルヒ「そうね」

古泉「はい」

181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 17:38:45.37 ID:17eyOPN/0

古泉「今度から朝比奈さんの事は古泉さんと呼んで下さいね」

キョン「結婚したのか?」

古泉「年齢的に考えて無理でしょう」

キョン「じゃあなんで?」

古泉「どうしてそこまで深く聞こうとするのですか?」

キョン「別に」

古泉「そうですか」

182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 17:41:16.96 ID:17eyOPN/0

古泉「理由はないです」

キョン「だと思ったよ」

みくる「こ、古泉みくるだなんてぇ…照れまふっ☆」

古泉「リンゴのように真っ赤なお顔ですね。食べちゃうぞ☆」

みくる「あんっ☆食べられたぁ〜い」

長門「ユニーク」

ハルヒ「うざいわ」

キョン「羨ましい」

183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 17:43:03.06 ID:17eyOPN/0

ハルヒ「羨ましいの?」

キョン「羨ましいぞ」

ハルヒ「………」

キョン「腹減った」

ハルヒ「こ、こ、こ、このぉ☆」

キョン「え?」

ハルヒ「うるさい」

キョン「何も言ってない」

ハルヒ「そうね」

キョン「おてんば娘だなぁハルヒっ☆」

ハルヒ「えへへっ☆」

184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 17:47:02.34 ID:17eyOPN/0

キョン「やっぱりいいわ、それ」

ハルヒ「あたしも今同じ事を思ったわ」

古泉「僕も同感です」

ハルヒ「なんで?」

古泉「キャラが被るでしょう」

キョン「そんな事考えてるの?」

古泉「いえ、何も考えていません」

みくる「わたしの事は考えてくれてないんですかぁ…?」

古泉「あなたは僕の一部ですからっ☆」

みくる「わおん☆」

187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 17:51:37.16 ID:17eyOPN/0

古泉「恥ずかしながら同棲始めました編の割に同棲描写がないですね」

キョン「何か変わったことがあるのか?」

古泉「ごく普通の日常ですね」

キョン「ふわぁ…」

古泉「人が話をしているときにあくびをしないで下さいよ!!」

キョン「いいじゃねえかあくびぐらい!!」

古泉「それもそうですね。怒鳴ってすみません」

キョン「こちらこそ」

188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 17:53:27.94 ID:17eyOPN/0

古泉「変わった事と言えば、そうですね」

キョン「何だよ」

古泉「たまに朝比奈さん(大)が来て一緒にお食事をします」

キョン「どこが変わってるんだ?」

古泉「今ここにいる朝比奈さんと接触しているのですよ?」

キョン「別にいいんじゃねえの?」

古泉「そうなんですか?」

キョン「知らん」

古泉「ほう」

189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 17:56:45.80 ID:17eyOPN/0

キョン「ダブル朝比奈さんに囲まれて食事をしているのか、お前は」

古泉「いえ。僕の前に二人が並んで座っているので囲まれてはいません」

キョン「そういう意味で言ったんじゃない」

古泉「知っています」

キョン「ならいいや」

古泉「はい」

192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 18:19:27.22 ID:17eyOPN/0

ハルヒ「みくるちゃんっ」

むぎゅむぎゅ

みくる「くすぐったいですよぉ、涼宮さん」

ハルヒ「んふふ、みくるちゃん抱き心地いいわ」

キョン「どれどれ」

古泉「おい」

キョン「お前怒ると怖いな」

古泉「それほどでも」

193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 18:21:38.08 ID:17eyOPN/0

キョン「ハルヒ、俺達も同棲しようか」

ハルヒ「無理よ。あんたのとこだって親がいるでしょ」

キョン「それもそうだな」

ハルヒ「残念だけどね」

キョン「残念なのか?」

ハルヒ「そりゃ少しはね」

キョン「結婚しよう」

ハルヒ「聞き飽きたわ、それ」

195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 18:24:07.93 ID:17eyOPN/0

パタン

キョン「長門が本を閉じたので帰ろう」

みくる「古泉くん、スーパーに寄っていきませんかぁ?」

古泉「分かりました。今日のご飯はなんですか?」

みくる「禁則事項です☆」

古泉「おやおや、困ったお人だ☆」

みくる「うふっ☆」

キョン「俺はフォアグラがいいな」

古泉「一人で食ってろ」

196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 18:26:20.66 ID:17eyOPN/0

キョン「ここのお前は俺に冷たすぎる」

古泉「そうですか?普通でしょう」

キョン「他のところでは俺のことが大好きだったりするのに」

古泉「僕に好かれたいのですか?」

キョン「うわ、きもっ」

古泉「ひどくないですか?」

キョン「ごめん」

古泉「気にしてません」

197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 18:29:24.49 ID:17eyOPN/0

古泉「ただいま」

みくる「おかえりなさい」

みくる「ただいまです」

古泉「おかえりなさい」

みくる「きゃっ☆」

古泉「うわっ☆」

みくる「ひょえっ☆」

古泉「ははは」

198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 18:30:52.86 ID:17eyOPN/0

みくる大「何をやってるの?」

古泉「いらしてたのですね」

みくる大「ええ、ずっと」

古泉「随分と暇な方なんですね」

みくる大「平和だもの」

古泉「平和が一番!」

みくる大「つまんない」

古泉「平和が一番!」

みくる大「平和が一番!」

200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 18:33:14.79 ID:17eyOPN/0

みくる「あ、大きなわたし」

みくる大「待ってたのよ小さなわたし」

みくる「なんですかぁ?」

みくる大「今日のご飯は何?」

みくる「ハンバーグですよ」

みくる大「普通ね」

みくる「だめですかぁ?」

みくる大「いいわよ。わたしのご飯美味しいもの」

201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 18:35:07.77 ID:17eyOPN/0

古泉「僕もお手伝いします」

みくる「うふ、ありがとうダーリン☆」

古泉「////」

みくる「////」

みくる大「||||」

古泉「なんですか、それ」

みくる大「何でもないけど?」

古泉「そうですか」

202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 18:36:50.01 ID:17eyOPN/0

こねこね

みくる「楽しいですぅ☆」

古泉「それは良かったですね」

みくる「古泉くんは楽しくないですかぁ?」

古泉「あなたと居る時はいつでも楽しいですよ」

みくる「ひゃあ〜☆★☆」

古泉「あなたとの時間はかけがえのない宝物です」

みくる大「青春してるわね」

古泉「あなたは手伝わないのですか?」

203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 18:40:10.62 ID:17eyOPN/0

みくる大「当たり前じゃない。わたしは客よ」

古泉「常に僕達の部屋に居座っている癖によく言いますね」

みくる大「一緒に住んでるとでもいいたいの?」

古泉「できれば出て行ってもらいたいですね」

みくる大「こうなることは規定事項なの」

古泉「口の減らない方ですね」

みくる大「減ったら怖くない?」

古泉「怖いですね」

みくる大「うん」

206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 19:08:31.30 ID:17eyOPN/0

みくる「出来ましたぁ」

古泉「美味しいそうですね。さすがは朝比奈さん」

みくる「もうっ、わたしはもう朝比奈ではないですよ」

古泉「おっと、そうでしたね」

みくる「古泉くんが言ったくせにぃ」

みくる大「え?朝比奈でしょ?」

古泉「空気の読めない方ですね。黙っていてもらえますか」

みくる大「わたしもみくるなのよ」

古泉「そうでしたね、すみません」

みくる大「いいよ」

207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 19:11:09.42 ID:17eyOPN/0

もぐもぐ

古泉「美味しいです」

みくる大「美味い!」

みくる「良かったですぅ」

古泉「美味しいですか?

みくる「美味しいですぅ」

古泉「良かったです」

こうして僕達はいつも通りに飯食って風呂入って寝た

終わり


書くネタが浮かばないよ編に続く

214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 20:20:46.53 ID:17eyOPN/0

古泉「書くネタが浮かばないんですよ」

キョン「そうだな」

古泉「何を書けばいいと思いますか?」

キョン「お前の過去」

古泉「僕は自分には興味がありませんよ」

キョン「こういうときだけ原作っぽくするなよ」

古泉「うるさいですね」

キョン「うるさかった?」

古泉「はい」

キョン「………」

215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 20:22:33.53 ID:17eyOPN/0

古泉「………」

キョン「………」

古泉「あなたが黙ってるのは気味が悪いです」

キョン「それはこっちの台詞だよ」

古泉「何を書けばいいんでしょう?」

キョン「俺に聞くな」

こうして僕達はくだくだと喋り家に帰って寝た


終わり
何かネタくれ

218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 20:31:04.70 ID:17eyOPN/0

SOS団の5年後編


キョン「突然だが5年経った。俺達は21とか22とか23とかその辺の歳になった」

ハルヒ「久しぶりにみんなで集まるわよ!」

キョン「先週も集まらなかったっけ?」

ハルヒ「男の癖に細かいことにうるさいわね」

キョン「そんな俺は嫌いか?」

ハルヒ「好き」

キョン「俺もだ」

ハルヒ「あっそ」

220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 20:34:06.06 ID:17eyOPN/0

キョン「なぁハルヒ、そろそろ結婚しないか?」

ハルヒ「大学卒業したらね」

キョン「分かった」

キョン「いつもの駅前には既に長門と古泉×2が来ていた」

古泉「やぁ、どうも」

みくる「こんにちはぁ」

長門「………」

キョン「よう。元気か」

古泉「どう見えますか?」

キョン「未来は見えていない」

古泉「そうですか」

221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 20:35:57.15 ID:17eyOPN/0

ハルヒ「みくるちゃん妊娠したのね!おめでとう!」

みくる「ありがとうございますぅ」

キョン「え?なんで一週間でこんなに腹でかくなってんの?」

古泉「まぁいいんじゃないですか」

キョン「そうだな」

長門「名前は決めた?」

みくる「小宇宙とかいてコスモがいいです☆」

長門「ユニーク」

古泉「えっ…」

222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 20:37:35.05 ID:17eyOPN/0

ハルヒ「素敵な名前よ!」

古泉「正気ですか?」

ハルヒ「まさか」

古泉「もっと普通の名前にしませんか」

みくる「わたしもそう思ってたところです」

長門「わたしは小宇宙(コスモ)をおすすめする」

古泉「お断りします」

長門「そう」

223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 20:40:18.29 ID:17eyOPN/0

キョン「そういえば朝比奈さんは未来人だけど、未来に帰らなくていいのか?」

古泉「色々とありましてね。帰らなくても良くなったのですよ」

キョン「色々って?」

古泉「聞きたいですか?」

キョン「うーーーん」

古泉「聞かせてあげましょう」

キョン「じゃあ聞く」

古泉「回想スタート」

224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 20:43:41.04 ID:17eyOPN/0

古泉「朝比奈さんがわざと留年し、僕達と同じくして卒業した日の事です」

みくる「古泉くん…わたし、未来に帰らなくてはいけません…」

古泉「えぇ!?それは本当ですか!?」

みくる「本当ですぅ…ぅぅぅ」

古泉「帰らないで下さい!」

みくる「私だって帰りたくないです…ひっく…」

古泉「何とかならないんですか」

みくる大「なるよ」

226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 20:46:45.65 ID:17eyOPN/0

みくる「なるんですか?」

みくる大「わたしに任せなさい!」

古泉「お願いします」

みくる大「ちょっと未来に行ってくるから待っててね」

古泉「分かりました」

みくる「古泉くん、わたし達一緒にいられるのかなぁ?」

古泉「朝比奈さん(大)が何とかしてくれるでしょう」

みくる大「ただいまー」

227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 20:50:00.75 ID:17eyOPN/0

古泉「どうでした?」

みくる大「ここに居てもいいって言ってたよ」

みくる「良かったぁ…ありがとうございます、わたし」

古泉「こういう時ぐらい役に立ってもらわないとね」

みくる大「何よ!その言い方はないんじゃないの!」

古泉「5年も居座ってタダ飯食って、よく言いますね」

みくる大「ごめんなさい」

古泉「いえ、ありがとうございます。朝比奈さん(大)」

229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 21:08:03.87 ID:17eyOPN/0

古泉「と、まぁこんな感じです」

キョン「未来がおかしくなったりしないのか?」

古泉「そんなの知ったこっちゃありませんよ」

キョン「それもそうだな」

ハルヒ「大事なのは現在(いま)よね!」

キョン「さすが、言うことが違うなハルヒ」

ハルヒ「当たり前でしょ、あたしを誰だと思ってるの」

キョン「涼宮ハルヒ」

ハルヒ「うん」

230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 21:12:49.64 ID:17eyOPN/0

キョン「これからどうするんだ?」

ハルヒ「いつもの喫茶店に行きましょう」

キョン「そうだな」

こうして俺達は高校のときと何一つ変わらない日を過ごした


終わり

古泉とキョンがにゃんにゃん編に続く

232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 21:15:23.64 ID:17eyOPN/0

古泉「どうやら僕はあなたが好きなようです」

キョン「やっぱりここでも俺の事を好きになるんだな」

古泉「そこまで好きではないですけどね」

キョン「言われた事は最後まで貫き通せよ!」

古泉「はいはい分かりました」

キョン「なんだその態度は!俺は主人公なんだぞ!」

古泉「それが何なのですか?」

キョン「言ってみたかっただけだよ」

古泉「そうですか、言えて良かったですね」

233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 21:17:19.85 ID:17eyOPN/0

キョン「で、俺が好きなのか」

古泉「まぁそうですね」

キョン「俺もお前が好きだ」

古泉「え…本当ですか?」

キョン「本当だ」

古泉「すみません、今後あなたを見る目が変わってしまうかもしれません」

キョン「引くなよ。お前が告白して来たんだろ」

古泉「そうでしたっけ?」

キョン「そうじゃなかったっけ?」

古泉「記憶にありません」

234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 21:19:30.23 ID:17eyOPN/0

キョン「何すればいいんだ?」

古泉「何もしなくていいです」

キョン「何言ってるんだ。全国のお姉さん方が俺達の絡みに期待してるんだぞ」

古泉「全国ではないと思います」

キョン「俺もそう思う」

古泉「大人しくしていましょうよ」

キョン「とりあえずキスをしよう」

古泉「話聞いていましたか?」

236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 21:23:05.05 ID:17eyOPN/0

キョン「いいだろキスの一つや二つ」

古泉「あなたって同性愛者だったのですか?」

キョン「そんなわけないだろ」

古泉「安心しました」

キョン「じゃあ目を瞑ってくれ」

古泉「本気ですか?」

キョン「俺が嘘をつくとでも?」

古泉「ええ」

キョン「うん。まぁ、つくな」

237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 21:25:42.91 ID:17eyOPN/0

古泉「ちょ、やめて下さいよ」

キョン「きっとこれもハルヒが望んでいるんだな」

古泉「え?」

キョン「あいつも女だ。BLに興味を持ってしまったのかもしれない」

古泉「そうなのですか?」

キョン「そうだろ、たぶん」

古泉「適当でしょう?」

キョン「俺は適当に生きる主義なんだよ」

239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 21:27:20.25 ID:17eyOPN/0

古泉「ぎゃあ!近い!」

キョン「いつもはお前が近づいてるだろ」

古泉「そうですけど、人に近づかれるのは嫌です」

キョン「勝手な奴だな」

古泉「あなたに言われたくないです」

キョン「それもそうか」

古泉「もういいでしょう。離して下さい」

キョン「キスさせろよ!」

241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 21:29:51.55 ID:17eyOPN/0

古泉「しつこいですね。涼宮さんにチクりますよ」

キョン「チクったところでどうにもならんだろ」

古泉「どうして分かるのですか?」

キョン「お前、男だし」

古泉「なるほど」

キョン「アホらしくなってきたな」

古泉「僕は最初から思ってましたけど」

キョン「そもそも俺がキスしたいのはお前じゃない、ハルヒだ!」

古泉「じゃあ迫ってくるな」

242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 21:31:01.03 ID:17eyOPN/0

キョン「お前のことも嫌いじゃないけどな」

古泉「僕はあまり好きではないです」

キョン「え?」

古泉「はい?」

キョン「最初に好きって言ってただろ」

古泉「そうでしたね」

キョン「そうだよ」

古泉「はい」

246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 22:12:43.94 ID:17eyOPN/0

キョン「好きなんだろ?俺のこと」

古泉「僕が好きだと嬉しいのですか?」

キョン「あんまり」

古泉「でしょう」

キョン「でも好いてくれよ」

古泉「めんどくせえ」


終わり

うろ覚えだよ消失編につづく

247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 22:17:51.26 ID:17eyOPN/0

ハルヒ「クリスマスはクリスマスパーティをやるわよ!」

キョン「みたいな事を言ってた気がする。そして次の日」

谷口「よぉキョン」(げほげほ)

キョン「風邪?」

谷口「たぶんな」(げほげほ)

キョン「ふーん」

谷口「心配しないのか?」(げほげほ)

キョン「当たり前だろ」

谷口「んだよ友達想いじゃねえな」(げほげほ)

キョン「友達じゃないからな」

谷口「そっかー」(げほげほ)

249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 22:20:34.72 ID:17eyOPN/0

キョン「教室に入ったら既に授業が始まっていた。どうやら遅刻したらしい」

キョン「な、なんでハルヒの席にお前が!」

朝倉「どうしたの?気持ち悪い顔しちゃって」

キョン「元々だ」

朝倉「そうなの」

キョン「で、なんでお前がいるの?死んだよな?」

朝倉「悪い夢でも見てたんじゃない?」

キョン「そうか、あれは夢だったんだな」

朝倉「そうよ」

キョン「ハルヒは?」

250 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 22:22:57.74 ID:17eyOPN/0

朝倉「誰?それ」

キョン「は?お前の観察対象だろ」

朝倉「観察対象?」

キョン「お前は宇宙人だろう」

朝倉「やだ、あなた電波?」

キョン「ああ」

朝倉「冬だものね」

キョン「そうだな」

朝倉「しょうがないわ」

251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 22:25:07.97 ID:17eyOPN/0

国木田「おはようキョン」

キョン「相変わらず可愛いな国木田」

国木田「きっしょ」

キョン「よし、変わらないなお前は」

国木田「ねえ、谷口は?」

キョン「知らん。風邪引いてたから保健室だろ」

国木田「ああそう」

キョン「さて、ハルヒもいないし長門に会いに行くか」

252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 22:27:15.33 ID:17eyOPN/0

バンッ

キョン「長門。ハルヒがいないんだが、どこに行ったか分かるか?」

長門「…び、びっくり」

キョン「どうした?いつもに増して可愛いじゃないか」

にじりにじり

長門「やめて…」

キョン「じゃあやめるわ」

長門「うん」

254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 22:29:19.88 ID:17eyOPN/0

キョン「あ、ちょっとこの本見せて」

長門「どうぞ」

キョン「長門からのメッセージだな。もらっていくぞ」

長門「うん」

キョン「じゃあな」

長門「あの」

キョン「なんだ?」

長門「これ、良かったら」

キョン「すまん、文芸部に入る気はない」

長門「分かった」

255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 22:32:05.12 ID:17eyOPN/0

キョン「あ、朝比奈さん。どうも」

みくる「うひょあ〜!だ、誰ですかぁ?」

キョン「え?もうボケたんですか?」

鶴屋さん「ちょいと少年っ!みくるに何か用っかい?」

キョン「いえ、別に用はないです」

鶴屋さん「抜け駆けはダメにょろ!」

キョン「俺、急いでるんで」

鶴屋さん「分かったよっ!」

キョン「さいなら」

256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 22:34:17.68 ID:17eyOPN/0

キョン「え〜っとなになに?鍵を集めろ?なんだそりゃ」

キョン「SOS団の5人を集めろって事だろうな。そうに違いない」

キョン「そして放課後」

長門「あ…」

キョン「なんかお前の家に行かなきゃいけない気がするんだ」

長門「いいよ」

キョン「そうか。じゃあ行こう」

長門「ここ」

キョン「知ってる」

長門「え…そ、そう」

258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 22:35:58.38 ID:17eyOPN/0

キョン「お邪魔します」

長門「覚えてる?」

キョン「いや、覚えてない」

長門「そっか」

キョン「何?」

長門「わたしとあなた、以前図書館で会った事がある」

キョン「お前とは違う長門となら行った事あるけど」

長門「そうなんだ」

キョン「そうだよ」

262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 23:02:32.61 ID:17eyOPN/0

朝倉「おでんよ」

キョン「ありがとう」

もぐもぐ

キョン「美味かった。じゃあな」

長門「また来てね」

キョン「今の笑顔いいね!記念に一枚」

パシャッ

キョン「じゃ、そういう事で」

263 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 23:03:54.54 ID:17eyOPN/0

キョン「次の日」

国木田「谷口、とうとう休んだらしいよ。熱が高いんだろうね」

ピピピッ

国木田「何してるの?」

キョン「谷口に用があるんだ。だから電話」

国木田「ふーん」

プルルルル

谷口「げほっ…んだよ…」

キョン「ああ、谷口?」

264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 23:10:38.93 ID:17eyOPN/0

キョン「お前、涼宮ハルヒって知ってるだろ?」

谷口「…あぁ…?光陽学園に行った涼宮ハルヒのことか…げほっ」

キョン「このタコ野郎!」

谷口「な、何なんだよ…言っとくけど俺マジで風邪…」

キョン「光陽学園だな。サンキュー」

ピッ

キョン「ちょっと早退するわ」

国木田「うん。ばいばい」

265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 23:19:55.93 ID:17eyOPN/0

キョン「光陽学園に突入したら追い出された。当たり前か」

キョン「大人しく放課後まで校門で待っていると…」

キョン「おい」

ハルヒ「なによ。見知らぬ男におい、って呼ばれる筋合いはないわよ」

キョン「あれ、古泉も居たのか」

古泉「なぜ僕の名を?」

キョン「まぁいいだろ。よし、行こうぜ」

ハルヒ「あんた誰よ。まず名を名乗りなさい」

キョン「ジョン・スミス。ほら、早く行こうぜ」

ハルヒ「はい!」

266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 23:21:39.74 ID:17eyOPN/0

ハルヒ「へえ、SOS団か。楽しそうね」

キョン「そうだろう。今すぐ北高に行かないか?」

ハルヒ「行くわ!」

古泉「僕が奢るのは涼宮さんの分だけですよ」

キョン「ケチくせ」

古泉「なんだと」

キョン「奢ってくれよ」

古泉「僕はね、涼宮さんが好きなんですよ」

キョン「マジか?」

古泉「えらくマジです」

267 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 23:23:19.20 ID:17eyOPN/0

キョン「でもダメだな。ハルヒは俺の嫁になる女だ」

古泉「そうですか。では諦めましょう」

キョン「早いな」

古泉「僕の前じゃあんな笑顔を見せてくれたことはありませんからね」

キョン「あの笑顔は俺専用なんだ」

古泉「憎たらしい人ですね。本当にあなたの世界の僕と友人だったのですか?」

キョン「友人と呼べる仲ではないな」

古泉「そうですか」

キョン「そうだ」

268 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 23:26:00.18 ID:17eyOPN/0

ハルヒ「ジョンの体操着に着替えたことだし、潜入するわよ!」

キョン「その前に朝比奈さんを連行しないと」

ハルヒ「そうね!」

バタンッ

ハルヒ「ここが書道部ね!朝比奈みくるってどの子?」

みくる「ふぇ?わ、わたしですけど…」

古泉「おや…?」

みくる「ドキン…」

古泉「付き合って下さい」

みくる「喜んで」

269 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 23:28:24.67 ID:17eyOPN/0

ハルヒ「ここが部室ね!」

キョン「みんな揃ったな」

長門「え、なに?」

キョン「SOS団だぞ」

長門「へえ…」

みくる「わたしのことはみくるちゃんって呼んで下さい」

古泉「僕のことはいっちゃんでいいですよ」

みくる「いっちゃん☆」

古泉「みくるちゃん☆」

長門「ユニーク」

271 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 23:30:21.89 ID:17eyOPN/0

キョン「じゃあな、お前ら。俺は帰る」

ハルヒ「うん。ばいばい」

キョン「エンターっと」

ぐるぐる

キョン「ここはどこだ?」

グサッ

キョン「いってえな!何すんだよ!」

朝倉「長門さんが世界を変えたのよ。邪魔する気でしょ、許さないわ」

キョン「ったいなぁもう…」

272 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/21(火) 23:31:40.79 ID:17eyOPN/0

キョン「よぉ」

キョン「あれ?俺だ」

キョン「えーっと、台詞なんだっけ?長いから忘れちまったわ。まぁいいや大人しく寝てろ」

キョン「意味が分からん。まぁいいや、おやすみ」

276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 00:04:04.69 ID:QCzKdUl/0

シャリシャリ

キョン「長い眠りから目が覚まし、一番に目にしたのがお前か。運命を感じないか?」

古泉「感じませんね。永眠しますか?」

キョン「やめろ。今の俺はナイフが怖い」

古泉「そうですか」

キョン「向けるな」

古泉「向けてませんけど」

キョン「分かってる」

277 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 00:07:57.11 ID:QCzKdUl/0

キョン「ハルヒは?」

古泉「下にいますよ」

キョン「寝袋に包まっているハルヒも可愛いな」

古泉「そうですね」

ガシャーン

キョン「!?」

みくる「こ…こ…古泉くんのばかぁ!」

古泉「待って下さい朝比奈さん!僕が想っているのはあなたですよ!」

ダッ

みくる「ふえぇ〜〜ん」

古泉「誤解でーす!」

キョン「騒がしい」

278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 00:08:51.28 ID:QCzKdUl/0

長門「ありがとう」

キョン「うお、いつの間に居たんだ?」

長門「ずっと」

キョン「そうか。気にするな」

長門「そう。じゃあ」

キョン「ああ、またな」

キョン「さて、と…」

280 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 00:11:08.56 ID:QCzKdUl/0

むぎゅ

ハルヒ「んご?」

キョン「おはようマイハニー」

ハルヒ「あれ、あんた起きたの?ていうか、何抱きついてんのよ!」

キョン「心配してくれてたんだろ?」

ハルヒ「当たり前じゃない!バカキョン!」

キョン「ハルヒ」

ハルヒ「何よ!」

キョン「好きだ」

ハルヒ「知ってる!」


終わり

285 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 00:37:33.72 ID:QCzKdUl/0

古泉くんが記憶喪失になっちゃったよ編に続く

290 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 00:56:08.06 ID:QCzKdUl/0

古泉くんが記憶喪失になっちゃったよ編


「誰?」
古泉の一言は俺達を黙らせるには十分すぎる一言だった。
「ここ、どこ?どうして病院にいるの?」
キョロキョロと辺りを見回す古泉に、俺は声を掛ける。
いつも通り、自然に。古泉、と。
「どうして僕の名前を…?」
嫌な汗が出る。
何を言ってるんだ、お前は。そんなキャラじゃないだろ?
こんなときに冗談を言うのはやめろ。
「なに?わけわかんない。ねぇ、そこのお姉さんは、どうして泣いてるの?」
手で顔を覆いながら、ボロボロと涙を流していた『お姉さん』は、ゆっくりと顔を上げた。
涙でぐしゃぐしゃな顔は、古泉を見ると更にぐしゃぐしゃになった。
「ふ…ぅぅぅ、古泉、くん…私のせい……うぇぇ…」
ふらふらと古泉に近づき、力なくその場に座り込んだ。
そしてまた、わんわんと泣き出す。
「僕、何かされたっけ?」
頭の上にハテナマークを飛ばし、考え込むような仕草を作る古泉。
あぁ、この仕草を俺は知っている。こいつは間違いなく、俺達の知る古泉だ。
それなのに、こいつは俺を、俺達のことを、忘れている。

291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 01:08:38.24 ID:QCzKdUl/0

ハルヒ「なに?今回はシリアス路線でいくの?」

キョン「この路線で続くと思うのか?」

ハルヒ「無理ね。1レスが限界だわ」

古泉「で、誰なのさ?」

キョン「実はお前はな、超能力者なんだ」

古泉「は?そんな子供騙しの嘘に騙されないよ」

キョン「そこのショートカットの子が宇宙人」

古泉「………」

キョン「泣いてるお姉さんは未来人だ」

古泉「はあ…」

キョン「この俺の彼女はなんと神様だ」

292 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 01:11:17.45 ID:QCzKdUl/0

古泉「僕が中学生だからって馬鹿にしてる?」

キョン「お前は高校生だろ?」

古泉「え?」

キョン「お前こそ俺を馬鹿にしてるだろ!おい!」

みくる「ふえぇ〜ん、古泉くんを怒らないでぇ」

古泉「この人、頭おかしい?」

ハルヒ「おかしいわよ」

長門「正常ではない」

古泉「やっぱりね」

293 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 01:13:17.08 ID:QCzKdUl/0

長門「今の古泉一樹の記憶は力が芽生える手前の記憶になっている」

キョン「なんで?」

長門「知らない」

キョン「長門が知らないことはきっと永遠に解決できないな」

長門「努力して」

キョン「俺は努力という言葉がこの世で一番嫌いなんだ」

ハルヒ「あんたもう帰りなさいよ」

キョン「ごめんなさい」

ハルヒ「しょうがない、許すわ」

296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 01:16:01.99 ID:QCzKdUl/0

キョン「もう一度同じような衝撃を与えれば元に戻るんじゃないか?」

みくる「ひぃ〜ん…やめてぇ…」

ハルヒ「どうしてこんな事になったの?」

キョン「朝比奈さんが高いところの物を取ろうとしたんだ」

キョン「そしたら足を滑らせて、それを古泉が庇って頭を床にぶつけた」

キョン「それはもう凄い音だったぞ」

ハルヒ「凄かったわね」

キョン「知ってたのか?」

ハルヒ「一緒に居たもの」

キョン「そうか」

297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 01:20:53.21 ID:QCzKdUl/0

古泉「お姉さん、すごく可愛いね」

みくる「え!?そ、そうですかぁ…?////」

古泉「うん。すれ違った人みんながみんな振り返るであろう美人さんだよ」

みくる「やだぁ、もう☆古泉くんったら☆」

古泉「てっへへ☆」

ハルヒ「記憶をなくしても、あまり変わった気がしないわね」

キョン「もういいんじゃないか?無事だったわけだし、帰ろうぜ」

ハルヒ「だめよ。古泉くんが心配じゃないわけ!?」

キョン「お前は俺の心配だけしてればいいんだよ」

ハルヒ「バカキョン////」

長門「真剣に考えて」

298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 01:26:28.94 ID:QCzKdUl/0

古泉「…という夢を見たんですよ」

キョン「そうか」

こうして俺達はいつも通りオセロをやって帰って糞して寝た


終わり

朝比奈ミクルの冒険 Episode28に続く

311 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 05:52:23.40 ID:QCzKdUl/0

ここの長門はバカップル二組に挟まれて大変だな編


キョン「部室の前に到着したのでノックをする」

コンコン

キョン「返事がない。誰もいないようだ」

ガチャ

古泉「どうも」

みくる「こ、こんにちはぁ」

キョン「居たのかよ」

312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 05:54:02.43 ID:QCzKdUl/0

みくる「す、すみません。ノックに気がつかなくてぇ」

古泉「僕もです」

キョン「嘘だろ」

古泉「嘘です」

キョン「何してたんだ?」

みくる「禁則事項です☆」

古泉「そうです」

キョン「どうせやらしいことしてたんだろ」

古泉「何をおっしゃいますやら」

キョン「チョメチョメしてたんだろおおお!?」

313 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 06:01:31.31 ID:QCzKdUl/0

古泉「単に話をしていただけですよ」

キョン「お前の言う事は例え普通の事でも信用できん」

古泉「傷つきました。もう傷モノです」

みくる「ひどいです、キョンくん。謝って下さい」

古泉「そうだそうだ。謝れ」

キョン「ごめんなさい」

古泉「かまわないですよ」

みくる「仲良き事は美しき哉ですぅ」

314 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 06:04:36.14 ID:QCzKdUl/0

キョン「で、何してたんだ?」

古泉「窓際で寄り添ってイチャイチャしていました」

キョン「それだけかよ、つまらん」

古泉「どんな事を想像していたのですか」

キョン「え…そりゃあ…」

古泉「朝比奈さんの前でやめて下さい」

みくる「ひゃわ〜////」

キョン「あの人もちゃっかり想像してるじゃねぇか」

316 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 06:10:18.87 ID:QCzKdUl/0

古泉「困ったものです」

キョン「というか、長門の前でお前ら…あれ?長門は?」

古泉「最初から居ませんよ」

キョン「気がつかなかった」

みくる「ひどいです」

古泉「コンピューター研究部にお邪魔しているのではないでしょうか?」

ハルヒ「やっほー!」

キョン「久しぶりだなハルヒ」

ハルヒ「さっきまで一緒に居たじゃない」

キョン「そうだな」

317 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 06:15:16.67 ID:QCzKdUl/0

ハルヒ「相変わらず馬鹿ね」

キョン「お前に会えないと時間が長く感じるんだよ」

ハルヒ「あんたがのろまなだけでしょ」

キョン「好きだ」

ハルヒ「はいはい」

古泉「ヒューヒュー」

みくる「古泉くんったら渋いぃ☆」

キョン「古いだけで渋くはないでしょう」

古泉「ああ言えばこう言う」

318 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 06:20:56.23 ID:QCzKdUl/0

ガチャ

部長「ちょ、ちょっと長門さん?」

ぐいぐい

長門「いいから」

ハルヒ「あら、お隣さんじゃない」

部長「うっ…」

ハルヒ「何?また勝負でも挑みに来たの?」

キョン「ハルヒは渡さないぞ」

部長「お、お金積まれてもいらないよ」

キョン「なんだとこの野郎!」

古泉「落ち着いて下さい」

319 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 06:26:35.11 ID:QCzKdUl/0

長門「貸して」

ハルヒ「え?何を?」

長門「それ」

ハルヒ「パソコン?いいけど…」

長門「そう」

キョン「長門は自分の椅子を団長席に持っていき、部長氏を座らせた」

キョン「そして長門はハルヒがいつも座っている席に座った」

部長「視線が痛い…」

長門「気にしないで」

320 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 06:28:22.91 ID:QCzKdUl/0

キョン「どうしたんだ?何かおかしな事でもあったのか?」

長門「何も」

キョン「そうか」

長門「遊ぶだけ」

古泉「なぜSOS団の部室で?」

長門「なんとなく」

古泉「そうですか」

ハルヒ「なんでこいつがいるのよ?」

長門「わたしが連れてきたから」

みくる「あ、お茶淹れますね」

321 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 06:31:08.23 ID:QCzKdUl/0

長門「わたしが共に居たいと思ったのが、彼」

キョン「お父さんは許しませんよ、長門」

ハルヒ「お母さんも許さないわ!」

古泉「見てください、朝比奈さん茶柱が立ってますよ」

みくる「わぁ、今日は幸せな一日になりますね」

古泉「あなたと居ればいつでもどこでも幸せですよ」

みくる「わたしもですぅ☆」

古泉「ははは」

長門「どうして?」

322 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 06:37:42.87 ID:QCzKdUl/0

キョン「どうしてだろう」

ハルヒ「分かんないわ」

キョン「じゃあ、いいんじゃないか」

ハルヒ「それもそうね」

キョン「長門、楽しむんだぞ」

ハルヒ「人生は一度きりだからね!」

長門「分かった」

部長「何なんだこれは」

323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 06:46:39.96 ID:QCzKdUl/0

古泉「朝比奈さん☆」

みくる「もう、みくるって呼んで下さいよぉ一樹くんっ☆」

古泉「恥ずかしいですよ////」

キョン「なぁハルヒ、早く結婚しようぜ」

ハルヒ「うるさいわね、卒業してからって言ってるでしょ!」

キョン「抱かせてくれ」

ハルヒ「この変態!死ね!」

キョン「じゃあ死ぬ」

ハルヒ「死んだら殺すわよ」

キョン「素直じゃないなぁハルハル」

ハルヒ「ぎゃー、ハルハルって言うな気持ち悪い!」

325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 07:05:08.85 ID:QCzKdUl/0

部長「…いつもこんな感じなのかい?」

長門「そう」

部長「へ、へぇ…」

長門「ユニーク」

部長「バカップル二人に挟まれて大変だろう?長門さん」

長門「そうでもない。あなたとわたしも、そのうち仲間入り」

部長「え」


終わり

それではあなたが死んでしまいますよキョン君編に続く

326 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 07:13:48.71 ID:QCzKdUl/0

古泉とみくるとみくる大の同棲生活編


古泉「今日の料理当番はあなたですよ」

みくる大「聞こえない」

古泉「今日の料理当番はあなたですよ!!」

みくる大「ちょっと、近所迷惑になるでしょ」

古泉「あなたが聞こえないと言ったから大きな声を出したのでしょう」

みくる大「いいじゃない、そんな事は」

古泉「同じ朝比奈さんなのにどうしてあなたは可愛くないのですか?」

327 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 07:15:42.39 ID:QCzKdUl/0

みくる大「え、わたしって可愛くない?」

古泉「可愛いですよ」

みくる大「さっき可愛くないって言ったよね?」

古泉「言いました。可愛くないです」

みくる大「可愛くないのかー…」

古泉「いえ、可愛いですよ」

みくる大「!?」

328 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 07:17:41.74 ID:QCzKdUl/0

古泉「買い物に行ってきて下さい」

みくる大「やだ。家から出たくない」

古泉「では未来へ帰ってください」

みくる大「わたしが邪魔みたいな言い方して」

古泉「邪魔だから言ってるんです」

みくる大「いいわ、小さいわたしも連れて帰る」

古泉「ずっと居て下さって結構ですよ」

みくる大「うわ、露骨!」

329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 07:22:02.92 ID:QCzKdUl/0

古泉「朝比奈さんが戻ってくるまでに掃除をしておきます」

みくる大「ね、小さいわたしはどこへ行ったの?」

古泉「今日は鶴屋さんとショッピングです」

みくる大「それは嘘ね。浮気です。間違いなく」

古泉「そんなわけないでしょう」

みくる大「信じてるんだ?愛だねぇ」

古泉「掃除がしたいんです。邪魔なのでどいて下さい」

みくる大「今頃あの子は別の男と…」

330 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 07:24:12.94 ID:QCzKdUl/0

ポイッ

みくる大「ちょっと、お外は嫌いなの」

古泉「うるさい人にはおしおきです。しばらく外に居て下さい」

みくる大「外道!悪魔!」

古泉「ちっ」

みくる大「あー、舌打ちした!キャラ崩壊してるぞ〜」

古泉「あなたに言われたくありません」

古泉「それに、今更ですよ」

みくる大「それもそうね」

332 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 07:34:02.88 ID:QCzKdUl/0

みくる大「暇だわ」

古泉「では、掃除を手伝ってください」

みくる大「それは嫌です」

古泉「じゃあ大人しくしてて下さい」

みくる大「どうせ出すならベランダじゃなくて玄関の方にしてよ」

古泉「外へ出る気になったのですね!?」

みくる大「うん」

古泉「分かりました、では一旦中へ」

みくる大「ふう〜」

333 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 07:36:03.18 ID:QCzKdUl/0

古泉「なんで寝るのですか。約束が違います」

みくる大「約束なんてしてません」

古泉「まぁ約束はしてませんけど」

みくる大「でしょう?」

古泉「外に出ましょうよ」

みくる大「やだ!寒いし」

古泉「今の季節は冬なのですか」

みくる大「そういう事にしておきます」

古泉「分かりました」

334 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 07:40:42.20 ID:QCzKdUl/0

古泉「あなたが動かないので晩御飯は僕が作ります」

みくる大「わたし、お鍋が食べたいな」

古泉「あなたの言う事を聞くつもりはないですが、今日はお鍋にしましょう」

みくる大「お肉いっぱい入れて下さいね」

古泉「太りますよ」

みくる大「グラマーだからいいの」

古泉「そうですか。買い物に行ってくるので留守番してて下さい」

みくる大「買い物?わたしも行くよ」

古泉「外に出たくないんじゃなかったんですか?」

みくる大「そんな事言ったっけ?記憶にないですね」

古泉「そうですか」

336 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 07:44:39.82 ID:QCzKdUl/0

みくる大「寒いですね。凍えそうです」

古泉「あなたはその服しか持ってないのですか」

みくる大「未来に帰ればあるけど帰りたくないから、ない」

古泉「めんどくさ」

みくる大「いいじゃない。コート貸してね」

古泉「なんで帰りたくないんですか?」

みくる大「働きたくないから」

古泉「そうだとう思いましたよ」

みくる大「さすがね」

古泉「それほどでも」

338 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 08:26:50.10 ID:QCzKdUl/0

×古泉「そうだとう思いましたよ」
○古泉「そうだろうと思いましたよ」


みくる大「一番高い食材がいいな」

古泉「ふざけないで下さい。なるべく安いのを選びますよ」

みくる大「主婦みたいだね」

古泉「本来ならば、今日はあなたの番なんですからね」

古泉「いつもいつも言っても聞きませんけど。…あれ?消えた」

古泉「未来に帰ってくれたんでしょうか。ラッキーですね」

みくる大「いるわよ」

古泉「ああ、いたんですか」

みくる大「そろそろ泣いちゃうぞ」

古泉「どうぞ、ご勝手に」

339 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 08:31:39.09 ID:QCzKdUl/0

古泉「といいますか、勝手にカゴにお酒を入れないで下さいよ」

みくる大「いいじゃない。買って☆」

古泉「戻してきます」

みくる大「たまには飲ませてよ」

古泉「その台詞、昨日も聞きました」

みくる大「そうでした?わたしってドジだから」

古泉「その一言で何でも許してもらえると思わないで下さいね」

みくる大「思ってません」

古泉「すみません」

みくる大「いえいえ」

340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 08:36:32.48 ID:QCzKdUl/0

古泉「買い物も終わりましたし、さっさと帰りましょう」

みくる大「きゃん、さむぅい」

古泉「くっつかないで下さい。ただでさえ荷物持ってるというのに…」

どしゃん ぼへんっ

古泉「何の音だ?」

みくる「あ…あ…」

みくる大「おかえり小さいわたし」

古泉「朝比奈さん。鶴屋さんとはもう別れ」

みくる「古泉くんの浮気者ー!」

古泉「えー、ちょっと…」

342 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 08:40:30.96 ID:QCzKdUl/0

みくる大「意外と足早いのね、わたしったら」

古泉「あなたのせいで誤解されてしまいましたよ」

みくる大「きっと規定事項です」

古泉「そうですか」

みくる大「追いかけないんですか?」

古泉「どうせ家で会います」

みくる大「それもそうですね」

古泉「あなたと朝比奈さんは同じ方ですが、この場合浮気になるのですか?」

みくる大「ならないんじゃない?」

古泉「良かったです」

343 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 08:44:48.27 ID:QCzKdUl/0

みくる「ふぇーん、古泉くんのばかぁ」

古泉「すいません、朝比奈さん。悪いのは全て朝比奈さん(大)です」

みくる「そっかぁ…よく考えたらわたしなんですから浮気じゃないですよね☆」

古泉「そうですよ☆」

みくる「ヽ(^▽^)ノ」

古泉「ヽ(^▽^)ノ」

みくる大「お腹すいた」

こうして僕達は三人で鍋をつついてダラダラして風呂入って寝た


終わり
寝る

368 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 18:24:42.62 ID:QCzKdUl/0

朝比奈みくる(大)の冒険編


チンポーン

キョン「新聞ならお断りです」

みくる大「わたしです」

キョン「誰でしょう?」

みくる大「わたしですよ。入れて下さい」

キョン「名前を言ってくれないと分かりません」

みくる大「本気で言ってるんですか?」

キョン「こんな事で本気になると思ってるんですか?」

みくる大「思ってないです」

370 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 18:26:50.29 ID:QCzKdUl/0

キョン「で、誰なんでしょうか」

みくる大「朝比奈みくる(大)です」

キョン「ああ、特盛さんか。どうしました?」

みくる大「お話があるんです。お家に入れてくれませんか」

キョン「しょうがないですね」

ガチャ

キョン「どうぞ」

みくる大「どうも」

371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 18:29:22.03 ID:QCzKdUl/0

キョン妹「あれぇ〜?みくるちゃん大人になったねぇ〜」

みくる大「未来から来たんです」

キョン妹「凄いねぇ〜」

みくる大「信じてないですね?本当ですよ」

キョン妹「うんうん。すごぉ〜い」

みくる大「馬鹿にしてる?」

キョン「あの、まだ小学生なんで」

みくる大「てへ、ちょっとムキになっちゃいました」

キョン「そうですか」

372 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 18:45:07.58 ID:QCzKdUl/0

みくる大「今日ここに泊めてくれませんか?」

キョン「え?」

みくる大「泊めて下さい」

キョン「なんでですか?」

みくる大「古泉くんに追い出されました」

キョン「なんでですか?」

みくる大「いい加減にしなさいって」

キョン「回想して下さい」

みくる大「オッケー」

374 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 18:53:05.27 ID:QCzKdUl/0

みくる「今日のご飯もおいしかったですね☆」

古泉「あなたが作った料理はどれも美味しいですよ」

みくる「うふふ☆」

みくる大「明日は肉じゃがにしてね」

古泉「あなたも片付けるの手伝って下さいよ」

みくる大「やだよぅ」

みくる「ひゃわっ」

ガシャーン

380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 19:35:19.32 ID:QCzKdUl/0

古泉「大丈夫ですか?朝比奈さん」

みくる「ああ、古泉くんのコップがぁ」

古泉「気にしないで下さい。また買ってきますから」

みくる大「そうよ、気にしなくていいわ」

みくる「ごめんなさい…」

古泉「片付けは僕がしますので。触らないで下さいね」

みくる「で、でもぉ」

みくる大「こういうのは男の人に任せればいいのよ、わたし」

381 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 19:42:07.90 ID:QCzKdUl/0

古泉「あの」

みくる「は、はい」

古泉「いえ、朝比奈さんではなく」

みくる大「わたし?」

古泉「そうです。確認なのですが」

みくる大「なに?」

古泉「全てにおいて、手伝う気は全くないのですね?」

みくる大「当たり前です」

古泉「分かりました」

382 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 19:44:19.55 ID:QCzKdUl/0

みくる大「わ!ちょっと、襟が伸びる」

みくる「猫さんみたいですぅ」

ぽいっ

みくる大「何するの?」

古泉「追い出しです」

みくる大「何でそんな事するんですか?」

古泉「分からないのですか?」

みくる大「全然」

古泉「ダメだこいつ…」

383 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 19:48:15.32 ID:QCzKdUl/0

みくる「お、お二人共落ち着いてぇ」

みくる大「小さいわたしがこう言ってるのよ!」

古泉「いい加減にしなさい!」

みくる大「あれ?本気で怒ってる?」

古泉「どちらかと言うと本気ですね」

みくる大「あらら」

古泉「しばらく反省してて下さい」

みくる大「中に入れてぇ」

古泉「入れません」

バタン

386 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 20:10:35.46 ID:QCzKdUl/0

みくる大「こんな感じですかね」

キョン「あなたが悪いんじゃないですか?」

みくる大「やだ、キョンくんまでそんな事言うの?」

キョン「言いますよ」

みくる大「そうですか」

キョン「それで泊めて欲しいですか?」

みくる大「野宿しろって言うの!?」

キョン「言ってません」

みくる大「そうですか」

387 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 20:12:28.52 ID:QCzKdUl/0

キョン「泊めたらハルヒが怒るので」

みくる大「秘密にすればいいじゃない」

キョン「あいつは鋭い奴ですから」

みくる大「それはそうですけど」

キョン「閉鎖空間が発生したら古泉が更に怒りますよ」

みくる大「その事をすっかり忘れていました」

キョン「俺も忘れていました」

みくる大「じゃあいいじゃないですか」

389 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 20:15:36.26 ID:QCzKdUl/0

キョン「ちょっと聞いてみます」

パピプペポ

キョン「もしもしハルヒ?」

ハルヒ「キョン?何か用?」

キョン「未来からきた朝比奈さんが俺の家に泊めろと言ってるのだが」

ハルヒ「浮気者」

キョン「いや、まだ泊めてない」

ハルヒ「あっそ」

キョン「泊めていいか?」

ハルヒ「ダメに決まってるでしょ、バカ!」

ブツッ

390 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 20:18:31.55 ID:QCzKdUl/0

キョン「というわけでダメです」

みくる大「現実は意外と厳しい」

キョン「長門のところにでも行ってみてはどうです?」

みくる大「やだ。長門さん苦手」

キョン「わがままな人だな」

みくる大「イラついてる?」

キョン「若干ね」

みくる大「みんな冷たいです」

391 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 20:21:50.40 ID:QCzKdUl/0

キョン「古泉は大変だな」

みくる大「いいじゃない。小さいわたしと同棲してるんだから」

キョン「確かに。美人2人に囲まれて暮らしている古泉が憎い」

みくる大「その調子よキョンくん」

キョン「朝比奈さん(大)、俺をあなた側へ付けさせようとしてますね?」

みくる大「もちろんです」

キョン「腹黒いな。実に腹黒い」

みくる大「ギャップ萌えを狙ってます」

393 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 20:29:42.03 ID:QCzKdUl/0

チンポコー

キョン妹「キョンくーん、古泉くんが来てるよぉ」

キョン「朝比奈さん(大)を迎えに来たんじゃないですか?玄関に行きましょう」

みくる大「え〜、怖い〜」

キョン「早くして下さいよ」

みくる大「分かりました」

400 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 21:26:19.12 ID:QCzKdUl/0

ガチャ

古泉「どうも。夜分遅くに申し訳ありません」

キョン「別にいいけど」

古泉「朝比奈さん(大)がそちらにお邪魔しているのではないかと思いまして」

キョン「ああ、してるぞ」

古泉「やはりですか。ご迷惑をおかけしてしまいましたね、すみません」

みくる大「何よ、保護者面しちゃって!」

古泉「コップを買いに来たついでですよ。あなたを迎えに来たわけではありません」

キョン「おい、ツンデレは俺の属性だぞ」

401 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 21:29:08.92 ID:QCzKdUl/0

古泉「早く帰りますよ」

みくる大「何よ、わたしの事なんて放っておいて」

古泉「分かりました。では、さようなら」

みくる大「ちょ、置いていく気!?」

古泉「どっちなんだ」

みくる大「乙女心を分かってよ」

古泉「乙女と呼べる歳なのですか?」

みくる大「禁則事項です☆」

古泉「はい」

402 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 21:38:20.94 ID:QCzKdUl/0

みくる大「本当はわたしを迎えに来るのが一番の目的で、コップはついでだったんでしょ?」

古泉「いえ、一番の目的はコップですよ」

みくる大「素直じゃないんですから」

古泉「自分に都合のいいように考えるのが得意な方ですね」

キョン「実際はどうなんだ?」

古泉「朝比奈さんに迎えに行くよう言われたので来ました」

キョン「そうか」

古泉「少し怖かったです」

404 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 21:41:49.62 ID:QCzKdUl/0

キョン「朝比奈さん=朝比奈さん(大)だからな」

古泉「ここではもう別人扱いでもいい気がしますけどね」

キョン「まぁな」

みくる大「小腹が空きました。古泉くん、コンビニ寄ってもいい?」

古泉「帰るのですか?」

みくる大「うん」

古泉「いいですけど、お金は自分で出して下さいね」

みくる大「追い出されたからお金持ってきてないもん」

古泉「くそ…」

405 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 21:45:51.74 ID:QCzKdUl/0

キョン「じゃあな。頑張れよ」

古泉「はい。ありがとうございました」

みくる大「ばいばいキョンくん♪」


みくる大「あ゛ーさむっ!」

古泉「ちょっと、くっつかないで下さいってば」

みくる大「しょうがないじゃないですか。寒いんですから」

古泉「では、僕が着ているコートを貸すので離れて下さい」

みくる大「いやん、ありがと☆」

古泉「寒い」

406 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 21:50:31.20 ID:QCzKdUl/0

みくる大「おでん買ってもいい?」

古泉「は?ご飯食べたばかりでしょう」

みくる大「キョンくん家まで歩いたもの」

古泉「はあ…買いますよ買えばいいんでしょう」

みくる大「古泉きゅん大好き☆」

古泉「分かりましたから、早く選んでください」

みくる大「コンニャク」

古泉「意外とヘルシー」

407 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 21:53:32.42 ID:QCzKdUl/0

みくる大「何してるの?」

古泉「朝比奈さんにスイーツを買っていってあげるんです」

みくる大「スイーツ(笑)」

古泉「どれも美味しいそうで迷いますね」

みくる大「わたし、これ」

古泉「コンニャク食ってろ」

みくる大「食べますよ」

古泉「そうですね」

409 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 22:02:01.00 ID:QCzKdUl/0

古泉「結局あなたの分のスイーツまで買わされてしまいました」

みくる大「いいじゃない。小さいわたしの笑顔が見れるのよ」

古泉「priceless」

ポコチーン

みくる「はぁい。あ、おかえりなさい。古泉くん」

古泉「ただいまです」

みくる「大きなわたしも」

みくる大「ただいま!あー疲れた」

古泉「朝比奈さんにお土産があります」

411 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 22:04:23.32 ID:QCzKdUl/0

みくる「わぁ、おいしそう!」

古泉「たくさんありますよ」

みくる「ありがとう、古泉くん☆」

古泉「どういたしまして☆」

みくる大「お熱いね〜むしゃむしゃ」

古泉「ベッドの上でコンニャク食うな!」

みくる大「こぼさないもん」

古泉「僕のコートが既に汚れているのはどういう事ですか?」

413 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 22:07:25.45 ID:QCzKdUl/0

みくる「染みが出来ちゃいますぅ」

古泉「すみません、洗って頂けますか」

みくる「うふ。分かりましたぁ」

古泉「どうしたのですか?嬉しそうですね」

みくる「ううん。大きなわたしと居るときの古泉くん、楽しそうだから」

古泉「楽しくないですよ」

みくる「えぇ、ショックです…」

古泉「楽しいですよ」

みくる「良かったです☆」

414 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 22:11:43.76 ID:QCzKdUl/0

古泉「僕は二人きりの方がいいんですけどね」

みくる大「変な事を考えているのですね。いやらしい子」

古泉「そういう思考をお持ちのあなたが一番やらしいと思います」

みくる大「女というのはエロい事ばかり考えている生き物よ」

古泉「あなただけでしょう」

みくる大「わたしはこれっぽっちも考えていません」

古泉「ああそうですか良かったですね」

みくる大「投げやりだわ」

416 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 22:32:49.19 ID:QCzKdUl/0

古泉「スイーツも食べて、お風呂も入った事ですし、寝ましょうか」

みくる「そうですね」

古泉「ベッドからどいて下さい」

みくる大「たまにはわたしもベッドで寝たいです」

古泉「どいて下さい」

みくる大「足蹴にするなんてひどい!」

古泉「邪魔なんです。布団引いてあげてるんですからいいでしょう」

みくる「古泉くん、あんまり冷たくしないで下さい…」

古泉「すみませんでした」

418 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 22:38:44.62 ID:QCzKdUl/0

古泉「でも言っても聞かないのですよ、この人」

みくる「あ!いい事を思いつきました☆」

古泉「何でしょう?」

みくる「川の字で寝るのはどうですかぁ?」

古泉「え」

みくる大「賛成!!」

古泉「ちょっと」

みくる大「さすがはわたしね♪」(むぎゅむぎゅ)

みくる「苦しいですよぉ、大きいわたしぃ」

古泉「あの」

420 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 22:44:55.47 ID:QCzKdUl/0

みくる大「Wでかぱいに挟まれた気分はどう?」

古泉「おっぱいは置いておいて、苦しいです」

みくる「こ、こ、古泉くん…腕に抱きついちゃってもいいですかっ」

古泉「どうぞ☆」

みくる「えへへ、嬉しい☆」

みくる大「わたしも☆」

古泉「ダメです」

みくる大「なんで背中向けるのよぅ」

古泉「いいから寝てください」

421 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 22:53:04.93 ID:QCzKdUl/0

みくる大「背中に抱きついちゃうからいいもん」

古泉「足を乗っけないで下さい、重いです」

みくる「ひょわぁ…こ、古泉くんに抱きしめられてますぅ」

古泉「すみません☆」

みくる「かまいません☆」

みくる大「さり気なく押さないで下さい、落ちちゃいます」

古泉「落ちて下さい」

みくる大「うおりゃ」

古泉「な、内臓が出る」

422 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 22:55:06.47 ID:QCzKdUl/0

みくる大「んじゃ、おやすみー」

みくる「zzz」

古泉「これから毎日こうなのでしょうか…身が持ちませんね」

こうして僕達は寝た


終わり

もうネタがない

428 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/22(水) 23:10:27.48 ID:QCzKdUl/0

読んでくれてありがとう

449 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 02:24:12.31 ID:RAN6GD4B0

うろ覚えだよ溜息編


キョン「重要な話があるんだ」

ハルヒ「何よ」

キョン「好きだ」

ハルヒ「あの夢(※うろ覚えだよ憂鬱編参照)って本当だったの?」

キョン「本当だ」

ハルヒ「そうなの」

キョン「好きだ」

ハルヒ「さっき聞いたわよ」

450 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 02:28:37.58 ID:RAN6GD4B0

ハルヒ「一回しか言わないからよく聞きなさいよ」

キョン「分かった」

ハルヒ「あ、あたしも」

キョン「結婚しよう」

ハルヒ「結婚!?あんた気が早すぎるわよ」

キョン「お前が好きなんだ!」

ハルヒ「う、うぅ…」

キョン「どうなんだ」

451 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 02:30:55.55 ID:RAN6GD4B0

ハルヒ「そ、そ、卒業したらね!」

キョン「よし。約束だぞ」

ハルヒ「ふん!」

キョン「あ、そうだ」

ハルヒ「何?やっぱ取り消しとか言うんじゃないでしょうね?」

キョン「言うわけないだろマイハニー」

ハルヒ「それは気持ち悪いわ」

キョン「ひどい」

452 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 02:34:35.14 ID:RAN6GD4B0

ハルヒ「で、何なの?」

キョン「聞いて喜べ。長門は宇宙人、朝比奈さんは未来人、古泉は超能力者なんだ」

ハルヒ「ふざけんなっ!」

キョン「ごめんなさい」

ハルヒ「あたしこそいきなり怒鳴ってごめん」

キョン「でも本当なんだぞ」

ハルヒ「あっそ」


キョン「こういうやり取りが半年前にあったのである」

453 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 02:43:36.95 ID:RAN6GD4B0

キョン「運動会があったけど一つの話として書かれてないのでスルー」

ハルヒ「アンケートなんてバカみたい」

キョン「何の話だ?」

ハルヒ「文化祭の話でしょ」

キョン「ああ、そうだったな」

ハルヒ「SOS団はもっと楽しいことをするわよ!」

キョン「映画撮影とか?」

ハルヒ「いいわね、決定!」

457 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 03:39:06.69 ID:RAN6GD4B0

ハルヒ「色々考えてきたわ!」

・製作……SOS団
・監督とか脚本とかその辺……涼宮ハルヒ
・主人公……朝比奈みくる
・ヒロイン……古泉一樹
・ライバル……長門有希
・撮影とかその他……キョン

みくる「あた、あたしが主人公なんですかぁ?」

ハルヒ「そうよ!」

みくる「そんなの無理ですよぉ」

ハルヒ「有希に狙われる古泉くんを守るの!」

みくる「頑張ります」

458 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 03:42:52.65 ID:RAN6GD4B0

キョン「俺は何役なんだ?」

ハルヒ「雑用。書いてあるでしょ」

キョン「雑用とは書いてな…」

ハルヒ「ビデオカメラの調達に行きましょう!」

キョン「スポンサーになってもらうのか?」

ハルヒ「そうよ!それでビデオカメラをもらうの」

キョン「さすがだなハルヒ」

ハルヒ「まぁね」

459 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 03:46:19.90 ID:RAN6GD4B0

キョン「ビデオカメラや武器をもらい、俺は自分の家に持って帰った」

キョン「次の日、谷口が話しかけてきたが面倒だったので無視した」

キョン「放課後になったのでSOS団の部室へ行く」

コンコン

ハルヒ「どーぞ!」

キョン「ウェイトレスさん、お茶を一つ」

みくる「はぁい」

ハルヒ「どう?ウェイトレス姿のみくるちゃん、可愛いでしょ?」

キョン「お前が一番可愛いよ」

ハルヒ「バカキョン////」

460 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 03:49:18.64 ID:RAN6GD4B0

古泉「おや。これはこれは。可愛すぎますね朝比奈さん」

みくる「似合ってるかな…?」

古泉「それはもう。似合いすぎてて頭がどうにかなりそうです」

みくる「もう、褒めすぎですよぉ☆」

古泉「ははは」

長門「………」

古泉「うわ、びっくりした」

キョン「どうしたんだ、その格好」

461 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 03:52:03.36 ID:RAN6GD4B0

長門「占い」

キョン「そうか」

古泉「よくお似合いですよ」

長門「ぽっ」

みくる「む…」

ハルヒ「有希、それよそれ!みくるちゃんのジェラシーも!」

463 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 04:00:57.10 ID:RAN6GD4B0

キョン「何のことだ?」

ハルヒ「これよ!」

『戦うウェイトレス 朝比奈ミクルの冒険(仮)』
☆登場人物
・朝比奈ミクル……戦うウェイトレスな未来人
・古泉イツキ……超能力少年だけど無自覚だからほとんどただの少年
・長門ユキ……悪い宇宙人
・エキストラ……その辺の人

みくる「なんでわたしが未来人だと知ってるんですか?」

ハルヒ「キョンから聞いた」

古泉「何してくれてるんですか、あなたは」

キョン「何か問題が?」

古泉「いえ、別にないですけど」

464 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 04:05:13.65 ID:RAN6GD4B0

キョン「次の日。谷口が弁当の時間につまんねえとか話してたが無視した」

ハルヒ「商店街へ行ってCM撮影ね」

みくる「こ、ここのお店はなんとかかんとか」

ハルヒ「はい、カット」

古泉「頑張って下さい、朝比奈さん!」

みくる「えへへ、頑張りますぅ」

ハルヒ「なんか雰囲気出ないわね。バニーに着替えましょう」

キョン「お前も着替えるのか?」

ハルヒ「あたしは監督だから着替えないわよ」

キョン「なんだ、つまらん」

465 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 04:07:41.84 ID:RAN6GD4B0

ハルヒ「バニー、好きなの?」

キョン「特別好きではないけど、嫌いな男はいないだろ」

ハルヒ「ふーん。どうでもいいけど」

キョン「とか言って、俺が好きと言ってたら着替えてたんだろ?」

ハルヒ「うん」

キョン「好きだ!」

ハルヒ「嘘よ、嘘」

キョン「お前が好きなんだ」

ハルヒ「も、もう////」

466 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 04:10:22.56 ID:RAN6GD4B0

キョン「朝比奈さんはバニーに着替えてCMを2本撮った」

ハルヒ「みくるちゃん、これ撃って」

みくる「うひょええええ」

古泉「気をつけて下さい、朝比奈さん!」

長門「………」

キョン「ずっとプラカード掲げて、疲れないか?」

長門「平気。宇宙人だから」

キョン「そうか」

長門「そう」

467 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 04:13:26.97 ID:RAN6GD4B0

キョン「次の日。なんか大変な事が起こるらしい」

ハルヒ「今日はこの公園で撮影するのよ」

みくる「いい場所ですね」

古泉「今度二人で来ましょうか」

みくる「その時はお弁当作ってきますぅ☆」

古泉「楽しみですね☆」

ハルヒ「はい、みくるちゃん!着替えて、それからこれつけて」

みくる「分かりましたぁ」

469 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 04:17:31.08 ID:RAN6GD4B0

ハルヒ「この青い目にはね、秘密があるの!」

キョン「そうかー凄いなぁ、ハルヒは」

ハルヒ「当たり前じゃない」

キョン「今日は何撮るんだ」

ハルヒ「みくるちゃんと有希の戦闘シーンよ!」

スススッ

長門「………」

キョン「カメラ前に移動するのが早いぞ長門」

長門「ピース」

キョン「いいねぇその角度!目線こっち!そうそう!」

470 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 04:21:07.51 ID:RAN6GD4B0

古泉「カラーコンタクト、痛くないですか?」

みくる「全然平気ですぅ」

ハルヒ「撮るわよ!みくるちゃん、このエアガンを有希に向かって撃ちなさい!」

みくる「えっ…でもこれ人を撃っちゃダメなんじゃ…」

ハルヒ「大丈夫よ。みくるちゃんの腕じゃ当たらないわ」

みくる「でもぉ…」

ハルヒ「有希、いざとなったら宇宙人のパワーで何とか出来るわよね?」

長門「余裕」

みくる「なら安心ですね」

471 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 04:27:40.71 ID:RAN6GD4B0

キョン「しょぼい戦闘シーンを撮り終え、休憩」

ハルヒ「休憩終了!鳩を背景にみくるちゃんを撮るの!」

ハルヒ「出来れば白い鳩がいいけど、この際目を瞑るわ」

キョン「よく覚えてないから飛ばす。そしてまた戦闘シーン」

ハルヒ「みくるちゃん、ビーム出して」

みくる「無理ですぅ」

ハルヒ「その青い目には凄い力が秘められてるって設定なのよ」

古泉「見事な厨二設定ですね」

キョン「ハルヒを馬鹿にしたな!」

古泉「うぐっ、静まれ、彼の右手…!」

473 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 04:31:48.92 ID:RAN6GD4B0

ハルヒ「ミクルビームっ!て叫びながら手をこうするの」

みくる「ここ、こうですか?」

ハルヒ「右目は閉じてね」

みくる「ひゃあい」

ハルヒ「じゃあ、言ってみて」

みくる「ミクルビームっ!」

ジュッ

キョン「あ?目の前が真っ暗だぞ。あれ?長門?」

長門「………」

キョン「レンズを隠したら撮れないだろ。どけなさい」

474 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 04:36:54.28 ID:RAN6GD4B0

ハルヒ「あれ?有希、いつの間にそんな所に?瞬間移動?」

長門「そう」

ハルヒ「凄いわね」

みくる「えっ?えぇ?こ、古泉くぅん…」

プシュッ

古泉「レフ板が切断されました」

キョン「見りゃ分かる」

古泉「もう少しズレていたら僕が死んでいましたね」

みくる「し!?死んじゃらめええええ」

ビシュッ

古泉「あぶねっ」

479 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 05:03:28.09 ID:RAN6GD4B0

キョン「長門、なんとかしてくれ。古泉が死ぬ」

長門「分かった」

ガシッ

みくる「あぎゃ!ななな、長門さ…」

古泉「乱暴な真似はやめて下さい!」

長門「邪魔」

古泉「すみません」

長門「終わった」

みくる「ひえぇ……」

480 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 05:09:07.26 ID:RAN6GD4B0

長門「これ」

キョン「コンタクトレンズだな」

長門「レーザー」

キョン「そうなのか」

古泉「怖いですね」

長門「右手に穴が開いた」

キョン「げっ、痛そうだな。大丈夫なのか?」

長門「修正する」

古泉「傷が塞がりました。関心しますね」

長門「そう」

481 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 05:13:46.09 ID:RAN6GD4B0

古泉「朝比奈さん、大丈夫ですか?」

みくる「怖かったぁ…」

古泉「あなたの目からビームが出ていたのですよ」

みくる「ほ、本当ですかぁ?うひょぁ…」

古泉「ミクルビームは僕のハートを狙い撃ちでしたけどね」

みくる「古泉くんったらぁ☆えいっ☆」

古泉「ははは」

482 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 05:19:17.92 ID:RAN6GD4B0

キョン「鶴屋さんとか谷口も合流して色々撮ったけどいまいち覚えてないので省略」

キョン「そして俺達は鶴屋さんの家に来た」

ハルヒ「古泉くんはみくるちゃんをお姫様抱っこして運んでくるの!」

古泉「分かりました」

ハルヒ「そんで、そこの布団に寝かせるのよ!」

古泉「分かりました」

みくる「はれ?ほほはろこれすひゃ〜?」

古泉「僕の部屋です」

みくる「ありやとーございまひゅ」

483 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 05:23:18.68 ID:RAN6GD4B0

ハルヒ「そこで起き上がったみくるちゃんを押し倒してキスしちゃって」

古泉「喜んで」

みくる「こんなろころれ…恥ずかひいれすよぉっ☆」

キョン「ちょっと待てハルヒ。朝比奈さんの様子がおかしくないか?」

ハルヒ「そうかしら?いつも通りだと思うけど」

キョン「それもそうか」

鶴屋さん「うひーっ!みくる、おかしー!ひひひ、あっはははははあっひょあはあ!」

キョン「何かしたんですか?」

鶴屋さん「みくるのジュースにテキーラ混ぜたら面白いってハルにゃんが」

484 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 05:29:45.03 ID:RAN6GD4B0

古泉「朝比奈さんに何て事を!」

ハルヒ「色っぽくていい感じでしょ?」

古泉「それはもう」

みくる「はれ?ちゅーしないんれすかぁ?」

ハルヒ「ぶちゅっといっちゃいなさい」

古泉「うーん、よく考えたら皆さんの前ですし…」

ハルヒ「いいじゃないの!やっちゃいなさい」

キョン「やりすぎだバカ」

ハルヒ「なによ、止めないでよ」

485 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 05:38:41.22 ID:RAN6GD4B0

ハルヒ「みくるちゃんはあたしのオモチャなの!」

キョン「……っ!ハルヒ!」

ぽかっ

ハルヒ「いたっ」

キョン「人を物みたいに言うんじゃありません」

ハルヒ「何よ!キョンのバカ!もう知らない!」

キョン「拗ねたハルヒも可愛いな」

鶴屋さん「ごめんキョンくん。悪ふざけがすぎたねっ!」

キョン「俺はかまいませんよ」

鶴屋さん「そうかいっ!」

486 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 05:42:42.64 ID:RAN6GD4B0

古泉「ちょっと一緒に行って欲しいところがあるんですけど」

キョン「いいけど」

古泉「タクシーに乗っていきましょう」

キョン「古泉がぐだぐだと何かを喋ってたら神社についた」

古泉「見てください。鳩が真っ白です」

キョン「ハルヒの力か?さすがは俺の嫁(予定)だな」

古泉「そうですね。では帰りましょう。また明日」

キョン「連れて来たんなら乗せてけよ」

古泉「しょうがないですね。乗ってください」

キョン「どうも」

488 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 05:46:26.24 ID:RAN6GD4B0

キョン「次の日。俺の教室の前に古泉が立っていた」

古泉「おはようございます」

キョン「何か用か」

古泉「見てください。朝比奈さんの手作りお弁当です」

キョン「そうか、良かったな」

古泉「はい。涼宮さんは閉鎖空間を出さずに反省しているみたいですよ」

キョン「可愛い」

古泉「では、九組に戻ります」

キョン「ああ」

490 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 05:53:37.60 ID:RAN6GD4B0

キョン「昼。谷口が愚痴ってたが無視した」

バタンッ

キョン「ハルヒ!急いで弁当を食って急いで部室へ俺がやってきたぞ!」

ハルヒ「あっそ」

キョン「そのポニーテールは俺の為か?」

ハルヒ「それ以外にあると思うわけ?」

キョン「この映画は絶対成功させよう」

ハルヒ「当然よ。あたしが監督するんだからね」

キョン「成功は約束されてるな」

ハルヒ「そうよ。昨日はごめんねキョン」

キョン「俺こそ殴ってすまなかった。結婚しよう」

ハルヒ「卒業したらね」

491 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 06:01:51.92 ID:RAN6GD4B0

キョン「その後、桜が咲いたり猫が喋ったりしたが大して重要じゃないだろ。なので省略」

鶴屋さん「キョンくんっ!」

みくる「これ、割引券です。どうぞ」

キョン「どうも」

鶴屋さん「あたしは去るよっ!じゃね!」

みくる「古泉くんのことはあまり信用しない方が…あたしはしてますけど」

キョン「ハルヒが神様とかいう話ですか?」

みくる「あたしは、その、別の考えを持ってるんです。長門さんもたぶんそう」

キョン「へー」

みくる「古泉くんのことを、そのぅ…あんまり信用しないで…と言ったら御幣があるけど、でも…」

みくる「あたしは古泉くんの事が好きです」

キョン「そうですか」

492 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 06:05:18.37 ID:RAN6GD4B0

キョン「分かってますよ。ハルヒが神様なわけないじゃないですか」

キョン「ハルヒは俺にとっての女神ですよ」

みくる「そうですか。では、さよなら〜」


キョン「よぉ長門」

長門「わたしの言葉が真実であるという保証もない」

キョン「いきなりどうした」

長門「別に」

キョン「そうか」

493 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 06:12:21.73 ID:RAN6GD4B0

キョン「その夜、古泉が家に来た」

古泉「やぁ、こんばんは」

キョン「何なんだお前は」

古泉「朝比奈さんがウッカリ者を演じていて、本心は別にあるとしたらどうですか?」

キョン「知るか」

古泉「そんな朝比奈さんも、可愛いですよね」

キョン「そうだな」

古泉「それでは、また」

キョン「おう」

494 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 06:15:24.90 ID:RAN6GD4B0

キョン「全て撮り終わり、編集作業をする事になった」

ハルヒ「徹夜ですれば間に合うわよね」

キョン「泊まり込んでやれって言うのか?」

ハルヒ「あたしも手伝うから」

キョン「手と手を取り合って一緒に頑張ろう」

ハルヒ「はいはい。さっさとやる!」

キョン「分かりました」

495 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 06:18:34.93 ID:RAN6GD4B0

キョン「なんとか間に合った」

ハルヒ「へー!まあまあじゃない?ちょっと物足りないけど」

ハルヒ「あんたにしては上出来ね!やればできるじゃない、キョン!」

キョン「お前が居てくれたからさ、ハルヒ」

ハルヒ「キモイ」

キョン「このナレーション読んでくれ」

ハルヒ「この物語はフィクションでありなんとかこうとか」

キョン「よし完成だな」


うろ覚えだよ溜息編
終わり

520 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 17:17:26.71 ID:RAN6GD4B0

うろ覚えだよ憂鬱編


キョン「サンタクロースの存在は最初から信じてなどいなかった」

キョン「宇宙人や未来人や超能力者もいない」

キョン「そう思ってた時期が俺にもありました」

キョン「高校へ進学してクラスで自己紹介をしていたとき」

ハルヒ「東中出身、涼宮ハルヒ」

ハルヒ「ただの人間には興味ありません」

ハルヒ「この中に宇宙人、未来人、超能力者以下略」

キョン「美人だ。惚れた」

522 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 17:19:32.77 ID:RAN6GD4B0

キョン「なあ。初っ端の自己紹介のアレ、どこまで本気だったんだ?」

ハルヒ「全部」

キョン「ますます惚れた」

ハルヒ「あんた宇宙人?」

キョン「そうだ」

ハルヒ「嘘でしょ」

キョン「嘘だ」

ハルヒ「だったら話しかけないで。時間の無駄だから」

キョン「いい女だ」

523 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 17:22:59.14 ID:RAN6GD4B0

キョン「ハルヒはクラスの女子から話しかけられていたが無視していた」

キョン「俺としか話さないと決めたんだろう。間違いない」

谷口「お前、この前涼宮に話しかけてたな」

キョン「ああ」

谷口「もしあいつに気があるんなら、悪い事は言わん。やめとけ」

キョン「余計なお世話だ。お前とは友達にならん」

谷口「ごめん」

キョン「いいよ」

谷口「あいつの奇人ぶりは常軌を逸している」

キョン「てめえ!」

525 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 17:26:26.39 ID:RAN6GD4B0

国木田「話が進まないからキョンは黙っててよ」

キョン「分かった」

谷口「あの自己紹介、お前らも聞いただろ」

国木田「宇宙人がどうとかいうやつ?」

谷口「そ。中学時代にもわけのわからん事をやり倒していたな」

谷口「有名なのが校庭落書き事件」

キョン「笹の葉ラプソディか」

529 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 17:30:07.30 ID:RAN6GD4B0

谷口「まぁそんなこんなで色々あったわけよ」

谷口「でも面がいいからモテるんだよな」

谷口「一時期はとっかえひっかえってやつだったな」

谷口「俺の知る限り、一番長く続いて一週間」

谷口「最短では告白されてオーケーした五分後に破局してたなんてのもあったらしい」

谷口「聞いた話だって、マジで」

キョン「それからも谷口はベラベラと喋っていたが俺は無視した」

531 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 17:35:24.94 ID:RAN6GD4B0

キョン「ハルヒをずーーーっと見ていて気付いたことがある」

キョン「その一。髪型が毎日変わる。どの髪型も似合っていて可愛い」

キョン「その二。男子がいるにも関わらず、教室で堂々と着替える」

キョン「着替えを真後ろでまじまじと見つめていたが委員長の朝倉に追い出された」

キョン「あいつは俺の敵だ」

キョン「その三。この学校に存在するあらゆるクラブに仮入部していた」

キョン「その四。学食ではうどんを食べる率が高い」

キョン「その五。涼宮家の夕食は基本的に午後7時10分頃」

キョン「その六。風呂の時間は約1時間強」

キョン「その七……」

533 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 17:39:25.08 ID:RAN6GD4B0

キョン「曜日で髪型を変えるのは宇宙人対策か?」

ハルヒ「いつ気付いたの?」

キョン「え?本当に宇宙人対策だったのか?」

ハルヒ「そうよ」

キョン「ふーん」

ハルヒ「あたし思うんだけど、曜日によって感じるイメージってそれぞれ異なる気がするのよね」

キョン「知るか」

ハルヒ「あっそ」

535 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 17:41:28.56 ID:RAN6GD4B0

ハルヒ「あたし、あんたとどこかで会ったことがある?ずっと前に」

キョン「それは運命を感じたという事か?」

ハルヒ「うるさい」

キョン「ごめん」

ハルヒ「ふんっ」

キョン「次の日。ハルヒは長かった髪をばっさり切って登場した」

キョン「俺の気持ちは沈んだ」

537 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 17:43:25.44 ID:RAN6GD4B0

ハルヒ「全部のクラブに入ったの」

キョン「あっそ…」

ハルヒ「面白そうな部活がなかったの。全然なかったの」

キョン「一回聞けば分かる…」

ハルヒ「つまんないわ」

キョン「そうですか…」

539 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 17:46:31.76 ID:RAN6GD4B0

キョン「涼宮。付き合う男を全部振ったって本当か?」

ハルヒ「何であんたにそんな事言わなくちゃいけないのよ」

キョン「じゃあいいや」

ハルヒ「ちょ、待ちなさいよ。しょうがないから話してあげるわ」

キョン「別に話したくないならいいって」

ハルヒ「出どころは谷口?高校に来てまであいつと同じクラスだなんて」

ハルヒ「ひょっとしてストーカーかしら、あいつ」

キョン「ス、ストーカー行為はもうしてないぞ!」

ハルヒ「は?」

キョン「なんでもない」

541 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 17:49:17.31 ID:RAN6GD4B0

谷口「おい、キョン。どんな魔法を使ったんだ」

キョン「うるせえストーカー。話しかけんな」

国木田「昔からキョンは変な女が好きだからね」

キョン「変だと思うお前らが変なんじゃないのか」

朝倉「あたしも聞きたいな」

キョン「お前は俺の敵だ。今すぐ視界から消えろ」

朝倉「ちっ…涼宮さんに一人でも友達が出来たのはいいことよね」

キョン「いずれ恋人になる」

朝倉「ああそう。頑張ってね」

543 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 18:16:46.21 ID:RAN6GD4B0

ハルヒ「ミステリー研究会ってのもダメだったわ」

キョン「そうか」

ハルヒ「超常現象研究部には期待したんだけど」

キョン「ダメだったんだろ」

ハルヒ「ほんと、つまんないわ」

キョン「自分で部活を作ればいいんじゃないのか」

ハルヒ「ナイスアイディアね。そうすることにするわ」

ハルヒ「あんたも協力しなさい」

キョン「分かった」

545 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 18:18:30.11 ID:RAN6GD4B0

キョン「こうしてハルヒは部活を作った」

ハルヒ「文芸部室を借りたの。この子がいいって言うから」

長門「長門有希」

キョン「良かったな。ありがとう長門」

長門「いい」

ハルヒ「で、マスコットキャラを連れてきたわ!」

みくる「こここここここどこですか?わたし、なんで連れてこられたんですかぁ?」

キョン「いい乳だな」

ハルヒ「でしょう!?」

もみもみ

547 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 18:20:09.40 ID:RAN6GD4B0

みくる「どひーーー」

ハルヒ「柔らかいわ!あんたも揉む!?」

キョン「揉む」

みくる「ひっ、やめてぇ…」

ハルヒ「冗談よ。ねぇ、キョン?」

キョン「俺は本気だった」

ハルヒ「最低ね。みくるちゃんに謝りなさい」

キョン「ごめんなさい」

みくる「いえ、いいですよ」

548 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 18:21:50.00 ID:RAN6GD4B0

ハルヒ「みくるちゃんにはメイド服を着て、SOS団専用のメイドになってもらうの!」

キョン「SOS団って何だ?」

ハルヒ「私達の部活の名前よ!」

キョン「いい名だ」

ハルヒ「後は謎の転校生が来れば完璧ね!」

キョン「近々来るらしいぞ」

ハルヒ「楽しみだわ!じゃ、今日は解散!」

549 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 18:25:07.16 ID:RAN6GD4B0

キョン「次の日。コンピューター研究部にパソコンをもらいに行く」

ハルヒ「みくるちゃんのおっぱい揉ませてあげるからパソコンちょうだい」

みくる「い、いやですぅ」

ハルヒ「いいじゃない、胸の一つや二つ!」

部長「あげるから出て行ってくれないか?」

ハルヒ「分かった」

キョン「こうして最新型のパソコンをゲットした」

551 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 18:27:29.57 ID:RAN6GD4B0

キョン「また次の日。ハルヒ達はバニーガールの姿でビラを配るらしい」

ハルヒ「んふふ、どう?」

キョン「素晴らしい」

ハルヒ「でしょ?通販で買ったの。行きましょ、みくるちゃん!」

みくる「ぅぅぅ…恥ずかしいよぉ…」

キョン「記念に一枚」(パシャッ)

みくる「ひぃん…誰か助けてぇ」

キョン「校門でビラ配りをしていたハルヒ達は教師に見つかり、こっぴどく怒られた」

553 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 18:30:20.07 ID:RAN6GD4B0

ハルヒ「腹立つ!何なのあのバカ教師共!今日はこれで終わり、解散!」

キョン「おお、ハルヒの生おっぱい」

みくる「出てってくださいぃ…」

キョン「分かりました」


キョン「着替え終わったんですか?」

みくる「キョンくん…わたしがお嫁に行けなくなったら、もらってくれますか?」

キョン「無理です。すみません」

みくる「良かったですぅ」

555 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 18:32:49.35 ID:RAN6GD4B0

ハルヒ「待望の転校生が来たわ!部室で待ってなさい!」

キョン「というわけで部室。朝比奈さん、オセロでもしましょうか」

みくる「はぁい」

パチパチ

長門「………」

キョン「なんだ、長門。興味あるのか?」

長門「ある」

キョン「代わってやるよ」

みくる「ひゃ…!」

556 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 18:35:00.37 ID:RAN6GD4B0

キョン「ルール知らないのか?」

長門「知らない」

キョン「そうか」

みくる「こ、困りますぅ」

キョン「転校生、女だといいなー」

バンッ

ハルヒ「へい、お待ち!」

ハルヒ「九組に本日やってきた即戦力の転校生!その名も、」

古泉「古泉一樹です。…よろしく」

557 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 18:37:34.82 ID:RAN6GD4B0

キョン「男かよ…」

ハルヒ「ここ、SOS団!あたしが団長の涼宮ハルヒ!そこにいるのは団員1、2、3」

ハルヒ「ちなみにあなたは4番目!みんな、仲良くやりましょう!」

古泉「入るのは別にいいんですが、何をする部活なんですか?」

ハルヒ「宇宙人や未来人や超能力者を探し出して、一緒に遊ぶ事よ!」

古泉「なるほど。さすがは涼宮さんですね」

みくる「もう揃っちゃってます…あぶっ」

長門「黙って」

みくる「むぐ…!」

560 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 19:00:44.27 ID:RAN6GD4B0

古泉「古泉です。転校してきたばかりでペラペラペ〜ラ」

キョン「ああ、俺は…」

ハルヒ「そいつはキョン。あっちの可愛いのがみくるちゃんで、そこの眼鏡っ子が有希!」

みくる「あっ、わたっ…」

ごんっ

みくる「きゅう」

古泉「大丈夫ですか?」

みくる「だ、大丈夫で…」

562 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 19:05:18.28 ID:RAN6GD4B0

古泉「どうしました?えっと…朝比奈さん?」

みくる「好きです」

古泉「僕もです。付き合ってくれませんか?」

みくる「喜んで」

キョン「おめでとう」

古泉「ありがとうございます」

ハルヒ「いえー!みんな、一丸となってがんばっていきまっしょー!」

キョン「おー」

564 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 19:07:35.68 ID:RAN6GD4B0

キョン「それからは色々あった」

キョン「長門に自分は宇宙人だと告白され、朝比奈さんは未来人、そして古泉は超能力者だった」

キョン「朝倉も宇宙人だったようで、俺は殺されかけた。やはりあいつは俺の敵だった」

キョン「長門が助けてくれたお陰で俺は無事、朝倉は消えた。よく考えればいい奴だったかもしれんな」

キョン「その後、古泉に変な空間に連れて行かれ、変なCG映像を見せられた」

古泉「見てください、これが僕達なのですよ!すごいでしょう!」

キョン「ハルヒが作り出す《神人》という変な怪物と戦うらしい。男の心はいつまでも少年だ」

キョン「後は何があったっけな。忘れてしまった」

キョン「まぁいいやと眠りにつき、夢の世界へ投げ出された俺が出会ったのは」

568 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 19:16:50.61 ID:RAN6GD4B0

ハルヒ「起きろ、キョン!」

キョン「おはようハルヒ。どうした?」

ハルヒ「分かんないわ。気がつくと学校に居たのよ」

キョン「出れんな。このままここでずっと一緒に暮らすか」

ハルヒ「バカ」

キョン「その上目遣い、可愛いぞ」

ハルヒ「は!?な、な、何言ってんのよ!」

キョン「俺はいつでもお前の事を可愛いと思っていた」

ハルヒ「じょ、じょ、冗談は、や、やめないさいよ!ここここんなときに!」

キョン「とりあえず部室行くか」

569 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 19:22:10.79 ID:RAN6GD4B0

ハルヒ「探検してくる」

キョン「気をつけろよ」

古泉「どうも」

キョン「どうした、真っ赤だぞ」

古泉「もうすぐ世界が崩壊します」

キョン「そうなのか、大変だな」

古泉「涼宮さんが共に居たいと思ったのがあなたのようです」

キョン「嬉しいこと言ってくれるじゃないの」

古泉「あなたはこのまま二人きりでもいいと思ってそうですが」

古泉「それでは話が終わってしまうので、何とかして戻ってきて下さい」

キョン「しょうがないな」

570 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 19:23:51.37 ID:RAN6GD4B0

古泉「あ、そうそう。長門さんがパソコンをつけろと言ってました」

キョン「朝比奈さんは?」

古泉「僕に、気をつけて下さいね☆と言ってました」

キョン「そうか」

古泉「そろそろ限界です。ちゃんと戻ってきて下さいよ?」

キョン「ああ…」

古泉「ちゃんとですよ!」

キョン「分かったよ、うるさいな」

キョン「パソコンつけるか」

571 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 19:27:09.93 ID:RAN6GD4B0

YUKI.N>みえてる?

ああ

YUKI.N>そう


キョン「長門はこれ以上何も言ってこなかった。何だったんだ一体」

ハルヒ「キョン!見て!何か出た!」

キョン「あれは《神人》だな」

ハルヒ「なんで知ってるの!?」

キョン「古泉が言ってた。お前が作り出してるらしいぞ」

ハルヒ「そうなの!すごいわ!」

572 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 19:30:10.09 ID:RAN6GD4B0

キョン「それよりハルヒ」

ハルヒ「なによ…」

キョン「俺、実はポニーテール萌えなんだ」

ハルヒ「なに?」

キョン「いつだったかのお前のポニーテールはそりゃもう反則なまでに似合っていたぞ」

ハルヒ「バカじゃないの////」

キョン「この夢から覚めたら、俺はお前に告白をする」

ハルヒ「え?」

キョン「だから、とりあえずキスしよう」

574 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 19:33:27.63 ID:RAN6GD4B0

………
……


キョン「いい夢だった」

キョン「こうして俺は世界の崩壊を防いだ。俺はヒーローだ。」

キョン「2回目の不思議探索は長門達が空気を読んで二人きりにしてくれた」

キョン「しかしまあ、結局のところ」

キョン「最初に話すことは決まっているのだ」

キョン「そう、まず―――」

キョン「俺があいつに惚れているということ」


うろ覚えだよ憂鬱編
終わり

582 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/23(木) 20:40:30.25 ID:RAN6GD4B0

これ以上書いても同じような感じにしかならないと思うから終わり
読んでくれてありがとう



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