1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 20:07:44.61 ID:9aSJKpvN0
ハルヒ「荒川さん、圭一さん、裕さん」
新川「は…はい。わたくしめでよろしければ…」
圭一「相変わらず、フランクですな」
裕「うん。やろうか」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 20:13:17.12 ID:9aSJKpvN0
ハルヒ「でも、ただ麻雀するだけじゃ面白くないわよね…じゃあ、ロンされたりツモられたりしたら一枚ずつ脱いでいきましょ」
新川「はっ…それは…」
圭一「だ…脱衣麻雀ってことかい…?」
ハルヒ「そうよ。いいでしょ?」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 20:19:44.05 ID:9aSJKpvN0
裕「いや…でも…」
新川(待ってください、裕さん。この方を不機嫌させたら何が起こるか、お分かりでしょう?)
圭一(世界崩壊の危機…ですな)
裕(しかし…どうすれば…。涼宮さんから上がるなんて絶対にできないし…でも黙って脱いでいくなんて…)
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 20:30:58.65 ID:9aSJKpvN0
新川「涼宮様。今回の脱衣麻雀。我々、つまり男性同士の点棒のやりとりに限り、脱衣を行わないわけにはいかないでしょうか?」
ハルヒ「えっ、なんで?」
新川「脱衣麻雀は大抵、男女の間で行われるものです。男同士はやや違和感があるかと…」
ハルヒ「うーん…それもそうね。まぁ、あたしがあがればいいわけだし…じゃっ、そうするわ!」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 20:38:33.53 ID:9aSJKpvN0
圭一(新川さん。素晴らしい機転ですな)
裕(これで、こちらが差し込みし合えば、事は収まる…)
新川(なんとか、乗り切りましょう…)
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 20:42:41.33 ID:9aSJKpvN0
東一局 親番ハルヒ
新川(この親はさっさと流さないといけませんな…。幸い、配牌2シャンテン。そして中が対子。チラッ)
圭一(中はこちらに1枚ある…)
裕(何とか乗り切れそうですね…)
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 20:45:46.86 ID:9aSJKpvN0
ハルヒ「あれ?これ上がってるんじゃない?」
新川(な、何ですとーっ?)
ハルヒ「ほら」
圭一「ほ…ほんとうだ…」
裕「しかも…混老七対子の形…」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 20:47:43.65 ID:9aSJKpvN0
新川「あのう…涼宮様。つかぬ事をお聞きしますが…今回、トビは…?」
ハルヒ「ないわよっ。途中で終わっちゃうなんてもったいないじゃない!ほら、ルールよルール。」
新川「しょっ…しょうがありませんなぁ」
圭一「は…はやく流さないと…」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 20:51:56.49 ID:9aSJKpvN0
東1局 一本場
新川(今回は手が重い…お二人は…?)
圭一(だめだ…)
裕(こっちもです…)
ハルヒ「えっーと…どっち切ろうかしら…」
新川(ふー…今回は上がってないようですな…)
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 20:54:33.02 ID:9aSJKpvN0
ハルヒ「じゃあっ、これ。リーチね!」
圭一(ダ、ダブリー…?)
ハルヒ「ツモ!ダブリー一発ツモに…」
新川(な、何がどうなってるいるのです…これは…)
裕(な…なんて言う剛運…)
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 20:57:51.44 ID:9aSJKpvN0
その後もハルヒの連荘は続く…
ハルヒ「ツモ!」
ハルヒ「あっツモ!」
ハルヒ「きたわ…ぬるりと…バシッ。ツモ、8000オール!」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 21:00:42.68 ID:9aSJKpvN0
新川(あぁ…何ということでしょう…)
ハルヒ「ほら、ズボンも脱いじゃって」
圭一(あっと言う間にパンツ一丁…)
裕(しかも、まだ東一局だなんて…)
ハルヒ「3人とも弱すぎよ。うちのキョンでも、もうちょっとましだわ」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 21:09:36.76 ID:9aSJKpvN0
圭一(とはいえ…この圧倒的な涼宮さんの流れ…とても…)
裕(だ、誰か変えてくれ…悪魔でもっ…)
新川(うぅ…年頃の女性の前でこんな格好…森に見られたら…もう、いっそ…死んだほうがマシです…)
?「死ねば助かるのに…」
3人「!?」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 21:20:21.45 ID:9aSJKpvN0
ハルヒ「ん?3人ともどうしたの?」
新川「いえ、今声が聞こえたような…」
?「クックックック…。どうやら、あんたら3人にしかオレの姿は見えないらしいな…」
圭一(あなたは…)
裕(もしかして…)
新川(赤木…しげる!?)
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 21:26:46.13 ID:9aSJKpvN0
赤木「へぇ、オレの事知ってるのか…そいつは驚きだ…」
圭一「で…伝説の…男が…なぜ…?」
赤木「さぁな…オレにも理由はわからねぇ…ただ、ここに呼ばれた様な気がしてな…」
新川「ま…まさか、涼宮様が…」
裕「僕たちの弱さに憤慨して、赤木しげるをここに呼び寄せた…?」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 21:36:33.93 ID:9aSJKpvN0
圭一「でも、涼宮さん本人には見えていない…。あの未来人や宇宙人を認識できないのと同じようなことですか…」
赤木「細かい話はどうでもいいが…あんたら…ちょいと負けすぎじゃねぇか…?」
新川「でも…お分かりになるでしょう…あの方の強さを…」
赤木「はは…確かに…こいつ…技術は大したことないが…とてつもない剛運を持っている…あの鷲頭巌を凌ぐほどの…」
圭一「とても我々には無理だ…」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 21:40:38.82 ID:9aSJKpvN0
赤木「そいつはどうかな…?」
裕「えっ…?」
赤木「背中に勝とういう意思がない…とにかくこの親を流したいという…逃げの麻雀…そんな麻雀じゃあ…いつまで経ってもあんたらに流れはこない…」
新川「し…しかし…」
赤木「クク…それに…こんな化け物相手に…小細工を使おうってのが…そもそもの間違い…」
赤木「とりあえず…まっすぐ手を作ってみな…自分ってやつを信じて…」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 21:43:21.57 ID:9aSJKpvN0
東一局 7本場
新川(初めて…聴牌できました…ですが役なし…止むおえません…)
新川「リーチ」
ハルヒ「う〜ん…困ったわねぇ…」
圭一(新川さん…頼みます…)
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 21:55:26.52 ID:9aSJKpvN0
新川(一発めのツモ…こ…これは…4枚目の西…。ツモを増やすためにここは…)
新川「カンッ」
ハルヒ「そのカン…成立しないわ…」
新川「えっ…」
圭一「ま…まさか…」
裕「アンカンのチャンカンってことは…」
赤木「ククク…こりゃまいったな…」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 22:00:35.13 ID:9aSJKpvN0
ハルヒ「ロン…国士無双!西単騎待ち!」
新川「あ…あ…あ…」
ハルヒ「さっ、新川さん。約束は約束よね?」
新川「そっそんな…後生ですから…」
ハルヒ「問答無用!さぁさぁさぁ!」
赤木「クク…見ちゃいられねぇな…」
ドォーン…
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 22:14:41.71 ID:9aSJKpvN0
ハルヒ「あ…あれ…ここは…?」
果てしなく続く闇がそこに広がっていた…
ハルヒ「あっ…明かり…」
まるで吸い寄せられられるかのように、少女はその明かりに向けて歩き出す。
ハルヒ「んっ、ここは…」
明かりの先はとある洋館の一室…真ん中には麻雀テーブルの様なものが置いてある…
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 22:22:57.85 ID:9aSJKpvN0
赤木「クックック…来たようだな…」
ハルヒ「へっ…あ…あんたは…赤木…しげる…?」
赤木「あぁ…お前の名は…?」
ハルヒ「す…涼宮ハルヒよ」
赤木「こんな状況に置かれて…平常心とは…」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 22:32:54.76 ID:9aSJKpvN0
ハルヒ「あっ…そうだった…ここどこ?新川さんとかは…?」
赤木「ここは…あんたのいた世界とはちょいと違うとこだ…ちなみに、あの3人は来てない…」
ハルヒ「違う世界…?何いってんの?」
赤木「くくっ…まぁ戸惑うのも無理ねぇか…お前、退屈してたんだろ…?」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 22:40:33.62 ID:9aSJKpvN0
ハルヒ「えっ?あぁ…あの3人弱すぎるしさ…勝ってばっかじゃつまんないじゃん」
赤木「確かに…でも負けるのはいや…」
ハルヒ「そうね…あたしを苦戦させてもらいたいわ!」
赤木(大した自信…だが…それが勝負事におていは必要なこと…自分をどんな時でも信じ切れない奴は…絶対に勝てない…)
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 22:42:01.05 ID:9aSJKpvN0
赤木「じゃあ、オレと麻雀やらねぇか?」
ハルヒ「へっ…あ…あんたと…?」
赤木「オレの事は知ってんだろ?」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 22:51:35.59 ID:9aSJKpvN0
ハルヒ「まぁ…確かにあんたなら…あの3人よりは断然強いわね。でも、二人しかいないじゃん?
あたし、キョンと二人麻雀やったことあるけど、すっごくつまんかったわっ」
赤木「まぁ…あれにはちょいと工夫が必要…。でも…今回面子は揃ってる…入ってくれ…」
ハルヒ「?」
?「なんじゃ…急に呼び出しおって…わしにこの小娘と打てというのか?」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 23:00:28.20 ID:9aSJKpvN0
ハルヒ「小娘とは何よ!あたしは、SOS団の団長、涼宮ハルヒよ。じいさんっ」
鷲巣「じいさんじゃと、この鷲頭巌を誰だと思っておる。この日本の裏…」
赤木「まぁまぁ、喧嘩するなよ。闘志をぶつけるのは、麻雀にしようぜ」
ハルヒ「でも、3人?言っとくけど、あたし、サンマも嫌いだから。だってすぐ飛んじゃうんだもん」
赤木「心配するな…ほら…やってきたぜ…」
涼宮ハルヒがやってきたドアから、無機質な足音が響く。現れたのは…
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 23:07:54.50 ID:9aSJKpvN0
ハルヒ「ゆ、有希!?あんた、どうしたの?」
長門「…」
赤木「さすが、嗅ぎつけるのが早いな…。しかも、あの空間を無理矢理こじ開けるとは…」
長門「ここは…あなたによって作られた空間…今回のことは、アカギしげる…あなたが仕組んだこと…そして…ここから出るには…あなたを倒すしかない…」
ハルヒ「へっ?どういうこと?」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 23:12:32.74 ID:9aSJKpvN0
赤木「察しがいいな…まぁ、そういうことだ。ルールは半荘一発勝負。ちなみにコンビ打ちありだ…つまり、オレと鷲巣のチームそして
あんたと涼宮ハルヒのチームで対戦しようってわけだ…」
鷲巣「なるほど…そういうことか…」
ハルヒ「有希…何が何だか…」
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 23:22:00.59 ID:9aSJKpvN0
長門「これはあなたが見ている夢…そして彼らを倒すことでしか覚めることができない…」
ハルヒ「あ…そうなの。そういうことなら、OKだわ。でも、あんたら覚悟しなさいよ。あたしと有希の最強コンビに勝てるなんて思わないで!」
赤木「クックック…楽しみだ…」
鷲巣「大した自信じゃの…わしらを相手に…しかしこの二人…お前やわしと何か同じ感じがするの…」
長門「…」
赤木「じゃあ…卓につきな…」
ざわ…ざわ…ざわ…ざわ…
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 23:26:49.20 ID:9aSJKpvN0
確かに天の方がよかったかも… でもあんま知らないので申し訳ない
こっからは麻雀描写中心だけど、自信ないのであまり期待しないで見て頂けるとありがたい…
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 23:29:55.00 ID:9aSJKpvN0
東家に鷲巣…南家にアカギ…西家にハルヒ…北家に長門…
鷲巣「まさかお前と共闘することになろうとはな…」
アカギ「くっくっくっ…よそ見してると…親が落ちるぞ…鷲巣。こいつらは本当に手強い…」
鷲巣「ふん…お前に言われんでも分かっておるわっ」
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 23:41:18.36 ID:9aSJKpvN0
長門(鷲頭巌…技術もそれなりではあるが…注目すべきはその剛運…そしてその剛運に匹敵…
それ以上の運を持っているのが涼宮ハルヒ…)
長門(そして…剛運に合わせ…天才的な技術…判断…戦略を持っているのが…赤木しげる…)
長門(ここでは情報操作も使えない…この中ではどう贔屓目に見ても…私が一番格下…)
長門(私が気をつける必要がある…)
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 23:49:06.82 ID:9aSJKpvN0
鷲巣「くっくっく…東パツでこの配牌とは…」
ハルヒ「どうしたのっ、早く切りなさいよ!」
鷲巣「わかっておるわ…北で…リーチじゃ」
ハルヒ「ダ、ダブリー!?」
この重要な一戦の東パツ親番で、Wリーの手が入る…これが…鷲巣の剛運…
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 23:59:26.89 ID:9aSJKpvN0
赤木 「西…」
長門(場には字牌のみ…判断材料はこれだけ…)
この時…長門は自らの持ちうる力を総動員して思考した…
しかし…ダブリーに現物なしではもう勘に頼るしかない…
長門「白…」
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/20(月) 00:03:09.11 ID:lzqpa68z0
鷲巣「…」
長門(通った…)
ハルヒ「5ピン」
鷲巣「…」
一見すると、真ん中の牌というのは打ちづらい…しかし、これが通るのは、また涼宮ハルヒの持つ剛運の為せる業…
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/20(月) 00:12:37.67 ID:lzqpa68z0
長門(また現物がない…)
2巡目に鷲巣と赤木が切ったのはいずれも字牌…
長門(ここは…)
長門が打ち出したのは通っていない字配の發…
鷲巣「ロン!ロン!ロォォォォォォン!悪いのぉ、お嬢ちゃんっ」
長門(う…)
もちろんこれは誰が打ってもこうなるだろう…しかし、このメンバーの中では…それすら…かわしていかなくてはならない…
92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/20(月) 00:16:24.26 ID:lzqpa68z0
鷲巣「Wリードラ1…裏は…なっ…裏がのらんじゃとぉ!?」
赤木「くっくっく…今日は…調子が悪いのか…?鷲巣…」
鷲巣「だまっておれっ…7700じゃ…」
長門「…」
ハルヒ「有希、まだ始まったばかりよっ。次はあたしが親っかぶりさせてやるんだから!」
鷲巣「ふんっ…」
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/20(月) 00:19:37.60 ID:lzqpa68z0
東1局 1本場
3巡目
鷲巣(張った…。タンヤオ・イーペーコー・ドラ1…待ちは4、7、6ピン変則3面張。当然…)
鷲巣「リーチっ」
赤木「…」
長門「…」
ハルヒ「きたっ。リーチよっ!」
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/20(月) 00:26:19.57 ID:lzqpa68z0
鷲巣(南か…通るじゃろ…いや…通してみせる…わしの剛運でっ)
ビシッ
ハルヒ「じじい…その牌よ…」
鷲巣「なっ…」
ハルヒ「リーチ一発チートイドラドラ…12300点ねっ」
鷲巣「なっ…七対子南単騎待ちじゃとぉ!?」
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/20(月) 00:33:37.38 ID:lzqpa68z0
アカギ「ふふ…」(やはり現時点ではあちらの方が上…)
ハルヒ「有希、これであんたの分…とりかえしたからっ!」
有希「コクッ」
108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/20(月) 00:36:54.59 ID:lzqpa68z0
東2局
注目の赤木の親…しかし…赤木はこちらに流れがないのを感じていた…そしてその配牌…
赤木(ふっ…やはり悪いか…)
配牌5シャンテン…典型的なゴミ手…
ハルヒ(こいつの親は、さっさと流した方がよさそうね…)
110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/20(月) 00:45:20.67 ID:lzqpa68z0
6巡後
ハルヒ「中」
長門「ポン」(これで、聴牌…待ちは5、8ピン)
ハルヒ「8ピン」
長門「ロン」(これで赤木しげるの親は流した…)
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/20(月) 00:48:08.43 ID:lzqpa68z0
赤木「…っえてないのか?」
長門「?」
アカギ「聞こえてないのか?長門有希」
鷲巣「…ロォォォン!悪いが、頭ハネじゃなぁ、お嬢ちゃんっ」
長門「くっ…」
118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/20(月) 00:59:34.10 ID:lzqpa68z0
鷲巣「まったくこんなクズ手を上がったのは久しぶりじゃ…イーペーコーのみの1300」
赤木「ふふっ…」
点数は安い…リードしているのはこちら…そして赤木の親も流れた…しかし…差し込み失敗…
ハルヒ・長門側に漂う…嫌な流れ…
119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/20(月) 01:01:07.73 ID:lzqpa68z0
東3局
この局…親番の長門…ハルヒの配牌は決して悪くなかった…だが…
5巡目
赤木「リーチ」
赤木の聴牌宣言
ざわ…ざわ…ざわ…
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/20(月) 01:03:01.21 ID:lzqpa68z0
赤木「きたぜっ…ぬるりと」
ハルヒ「うっ…」
長門「…」
赤木「リーチ一発ツモタンピンドラ1。3000・6000だ…」
ハルヒ「次は私の親ね…」
この流れ…どう考えても…アカギ・鷲巣側…
121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/20(月) 01:05:40.63 ID:lzqpa68z0
赤木「きたぜっ…ぬるりと」
ハルヒ「うっ…」
長門「…」
赤木「リーチ一発ツモタンピンドラ1。3000・6000だ…」
ハルヒ「次は私の親ね…」
この流れ…どう考えても…アカギ・鷲巣側…
122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/20(月) 01:07:15.19 ID:lzqpa68z0
東4局
親番のハルヒの配牌は3シャンテン…至って平凡…しかしここから
バシッ…バシッ…バシッ…
ハルヒ(張ったわ)
無駄ヅモなしで3巡目、聴牌
ハルヒ(リャンメンか…シャンポンか…う〜ん、迷うわね…)
リャンメンなら役なし聴牌…シャンポンならツモり三暗刻…
ハルヒの選択は…
123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/20(月) 01:08:58.49 ID:lzqpa68z0
ハルヒ(ここはとりあえず上がり優先ね…)
リャンメン…
そしてハルヒの一発目のツモ…
ハルヒ(うわ…)
最悪…完璧な裏目…
ハルヒ「くっ…」
124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/20(月) 01:11:01.97 ID:lzqpa68z0
しかし次のツモ
ハルヒ「あっ…ツモ!」
鷲巣「!?」
赤木「…」
ハルヒ「リーヅモ…のみね。1000オール」
ハルヒ…何とかツモりあがる。しかし次局…
125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/20(月) 01:12:15.87 ID:lzqpa68z0
赤木「ロンッ…チャンタ。2600は2900…」
ハルヒ「うぅ…」
あっさり赤木に流され…東場終了
126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/20(月) 01:13:43.43 ID:lzqpa68z0
現在の点数は
赤木 38900
ハルヒ34400
鷲巣 22200
長門 10300
これをチームにすると
赤木・鷲巣 61100
ハルヒ・長門44700
その差16400点差…
点数、流れ、共に赤木・鷲巣側… ハルヒ・長門に勝機はあるのか!?
ここまで、見てくれた人。ありがとね