1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 09:29:42.92 ID:3i02pXIh0
キョン「人は誰でも華やかな夢に憧れる」
キョン「世界中を旅したい者…大きな家に住みたい者…はたまた…大金を手にしたい者。」
キョン「全ての夢の終着点」
キョン「それがこのっ、ザ・クイズショォォォォォウ!」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 09:40:06.91 ID:3i02pXIh0
キョン「なっ…お前がやれって言ったんだぞ!」
ハルヒ「やっぱ、キョンは地味。あの司会者の様なオーラみたいなのを全く感じないわ」
キョン「しょうがないだろ。芸能人と俺の様な一般ピープルを一緒にするな」
ハルヒ「まぁそれもそうね〜。キョンに何かを期待したあたしが浅はかだったわ。タイムマシンがあるなら
5分前の自分に延々と説教してやりたいわ」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 09:51:42.14 ID:3i02pXIh0
キョン「うっ、そこまで言わなくてもいいだろ」
ハルヒ「やっぱりキョンには裏方がお似合いね。じゃあ、次はみくるちゃんっ!」
みくる「ふぇっ?あ、あたしですか?ど…どうすればいいんですか?」
ハルヒ「クイズショウの司会者の真似よ。ほら、やってみて」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 10:07:55.04 ID:3i02pXIh0
みくる「あの…でもあたし…その番組見たことないんですけど…」
ハルヒ「えぇーっ、あんな人気番組なのに?」
キョン「お前を世界の基準にするな」
ハルヒ「じゃあ、さっきキョンがいった感じでやってみなさい」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 10:22:00.40 ID:3i02pXIh0
みくる「あ…はい。えっと…人は誰でも…にぎやかっ…」
ハルヒ「華やかよ」
みくる「あっ…あの…華やかな夢に…憧れるそうです」
ハルヒ「それで?」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 10:28:26.59 ID:3i02pXIh0
みくる「そっそれで…世界中を旅したい人や…えっと…」
ハルヒ「なぁああ。もう、じれったいわね。」
カキカキ
ハルヒ「はい、みくるちゃん。」
みくる「何ですか、これ。」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 10:30:00.94 ID:3i02pXIh0
ハルヒ「セリフを紙に書いたから今すぐ覚えなさい。後で、やってもらうから!」
みくる「えぇぇ…わ…分かりました」
キョン「朝比奈さん、あんなやつの言うことなんか聞く必要ないですよ」
みくる「いえ…こっこれも、あたしの仕事の一つですから」
キョン「そっ、そうですか…(何とも健気な…)」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 10:32:23.68 ID:3i02pXIh0
古泉「遅れてすみません。ホームルームが長引いたもので。」
ハルヒ「あっ、古泉君。丁度いいところに来たわ!あなたにもやってもらうわよ」
古泉「はい…何をですか?」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 10:34:18.93 ID:3i02pXIh0
古泉「人は誰でも華やかな夢に憧れます」
キョン「(結構、ノリノリじゃねぇか)」
古泉「世界中を旅したい者…大きな家に住みたい者…」
キリッ
古泉「はたまた…真実の愛を手にしたい者」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 10:36:18.57 ID:3i02pXIh0
キョン「(こっちを見るな。無駄に眼力をいれるな。そしてなんだそのアドリブは)」
ハルヒ「なかなか良いわね、古泉君。キョンの数百倍マシだわ。」
キョン「そりゃ、悪かったな」
古泉「お褒めにあずかり光栄です」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 10:40:00.18 ID:3i02pXIh0
ハルヒ「でも、何か足りないわ。オーラみたいなのは凄く出てるんだけど…」
キョン「どうでもいいよ。どうせお前の悪ふざけなんだから」
ハルヒ「次は、有希っ!」
キョン「(えっ、長門も?)」
パタン。スッ
キョン「(あっ、やるんだ)」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 10:47:19.45 ID:3i02pXIh0
長門「…」
ハルヒ「有希は器用だから、もしかしたら一番はまるかもっ!」
キョン「(俺には天地がひっくり返ってもそうは思えんが…)」
長門「…」
長門「ザ…クイズショウ…」
キョン「(はしょったー!)」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 10:52:31.45 ID:3i02pXIh0
ハルヒ「ちょっと有希。最初から言ってよ。」
長門「言った…」
ハルヒ「うそ!?」
長門「言った…。ジッ…」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 11:01:13.72 ID:3i02pXIh0
キョン「(ん?)おいハルヒ、長門はすごい小声で早口で言ってたぞ」
ハルヒ「うそよ!」
キョン「ホントだって。最後の、クイズショウは長門なりにテンションを上げた結果なんだよ」
ハルヒ「あれが、最高潮って言うの?」
キョン「あぁ。なぁ長門」
長門「コクッ」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 11:06:51.62 ID:3i02pXIh0
ハルヒ「ふ〜ん…まぁ、確かに普段の有希を考えたら妥当な気もするけど…」
キョン「うんうん。じゃあ、つぎは朝比奈さんの2回目か?」
ハルヒ「あぁ、もう今日はいいわ。みくるちゃん、今度までに覚えておくように。いいわね?」
みくる「ふぁっ、あ…はい」
ハルヒ「じゃあ、今日は解散!」
キョン「(部室を去っていくハルヒの後ろ姿になにかうっすら危機感の様なものを感じていた)」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 11:23:09.47 ID:3i02pXIh0
翌朝
キョン妹「キョン君。お客さんだよ!」
キョン「んっ…お客さん?」
キョン「(こんな時間に誰だ…)」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 11:27:06.60 ID:3i02pXIh0
バタン
新川「お待ちしておりました。」
キョン「えぇっ、なんで新川さんがっ?」
新川「あなたをザ・クイズショウにご招待致します」
キョン「どっどういうことですか?」
新川「話は後です。取り敢えず、お乗り下さい」
キョン「えっ…ちょっと…」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 11:30:16.13 ID:3i02pXIh0
銀河テレビに到着
古泉「おはようございます」
キョン「古泉っ、どういうことなんだこれは?」
みくる「キョンくん」
長門「…」
キョン「朝比奈さんに長門まで」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 11:35:43.58 ID:3i02pXIh0
古泉「朝起きたら、我々はここに連れてこられたんですよ」
キョン「おい…まさか?」
古泉「そのまさかです」
長門「原因は涼宮ハルヒ」
キョン「やっぱりか… で、何がしたいんだあいつは?」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 11:37:13.52 ID:3i02pXIh0
古泉「あれを見ていただければお分かりになるかと」
キョン「なっなんだあれは…」
特大のポスターにドリームチャンスの決めポーズをするハルヒ
古泉「どうやら、我々では役者不足だったようです」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 11:40:50.37 ID:3i02pXIh0
キョン「つまり、自分が司会者をやると…まてよ。あなたをクイズショウに招待するってことは
俺達の内の誰かが回答者か?」
古泉「いえ、僕は涼宮さんが呼んでいるとのことでしたよ」
みくる「あの…私も」
長門「…」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 11:44:28.59 ID:3i02pXIh0
キョン「長門も否定の態度を取らないって事は…俺が回答者っ…」
古泉「どうやら、そのようですね」
スタッフ「まもなく本番でーす。回答者の方あと観覧希望の方はスタジオにお願いします」
キョン「今からやるんですか?これって収録ですよね?」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 11:47:51.00 ID:3i02pXIh0
スタッフ「いえ、生放送ですよ」
キョン「ええっ。だってまだ8時…」
古泉「この世界は涼宮さんによって改変されたようですから、ゴールデンタイムはこの時間帯なのかも
しれませんね」
キョン「まじかよっ」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 11:50:12.71 ID:3i02pXIh0
スタッフ「?。と、とにかくスタンバイお願いします」
キョン「あ…はい。(こうなりゃ覚悟を決めるしかないのか)」
古泉「あなたがとるべき行動は分かっていますね?では幸運を祈ります」
みくる「キョン君、頑張って」
長門「…」
キョン「(長門…もしもの時は、頼ってもいいんだよな?…)」
長門「…」
キョン「(ここ1年ほど長門の表情をよみとる訓練をしてきた俺でも
それが肯定なのか否定なのかは分からなかった…)」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 11:55:45.87 ID:3i02pXIh0
バンッ
ハルヒ「人は誰でも華やかな夢に憧れるの。」
ハルヒ「世界中を旅したい者…大きな家に住みたい者…はたまた…宇宙人や未来人や超能力者に
会いたい者。
ハルヒ「全ての夢の終着点」
ハルヒ「それがこのっ、ザ・クイズショォォォォォウ!」
キョン「(始まったよ…)」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 11:58:48.01 ID:3i02pXIh0
オープニングが終わり
ハルヒ「さぁ、本日も始まったわよ。このザ・クイズショウは、ここ銀テレスタジオから
世界中に向けて1時間、場合によっては何時間でもぶっとおしの生放送でお送りするわ!」
キョン「(なんか本家よりスケールアップしてるっ…)」
ハルヒ「司会は、あたし。SOS団団長、涼宮ハルヒことMC-SZUMIYAっ」
客「パチパチ。オーッ!」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 12:03:50.73 ID:3i02pXIh0
ハルヒ「そして、本日の回答者はこの人。キョン!」
キョン「あぁ、どうも(今更ながら緊張してきた)」
ハルヒ「じゃっ、プロフィール!」
ナレーション「キョン。本名○○。父母妹の4人家族の長男…」
キョン「…終わりっ?」
ハルヒ「特に言うことなかったら…まぁ要は平凡な人ってことね」
キョン「(くっ…こいつ言わせておけば)」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 12:06:30.71 ID:3i02pXIh0
ハルヒ「あぁ、ひとつあったわ。みんな知ってるかもしれないけどキョンは、SOS団の団員だから」
キョン「(付け足しも短っ…)おい、ハルヒ。お前な…」
ハルヒ「MC-SZUMIYAよっ!」
キョン「んあっ、そのMC-SZUMIYA。お前、何してんだよ」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 12:14:05.18 ID:3i02pXIh0
ハルヒ「何って司会じゃない。」
キョン「学校は?SOS団の活動はどうした?」
ハルヒ「これがSOS団の活動でしょ。それにこれ、学校の課外研修の一環じゃない。
普段は裏方の仕事やってるあんたを、今日は特別に回答者に呼んだげたんだから感謝しなさい!」
キョン「うぅ…どうなってるんだ…」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 12:20:01.48 ID:3i02pXIh0
ハルヒ「さっ、ではルールのおさらいは…まぁ知ってるからいいでしょ。」
ハルヒ「それではキョン。あなたはドリームチャンスに挑戦する意思があるの?
キョン「うっ、あります」
ハルヒ「では聞きましょう。キョンっ。あなたの夢は何?」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 12:22:47.74 ID:3i02pXIh0
キョン「(俺は観覧席に居る3人をちらりと見た)」
キョン「夢は、この世界を本来のあるべき世界に戻すこと」
ハルヒ「へっ?何それ」
キョン「言ったまんまだ。何でも叶えてくれるんだろ?」
ハルヒ「まぁ、いいわ。よく分かんないけど、あなたがドリームチャンスに答えた暁には
この銀河テレビ及び私が所属するSOS団が総力を挙げてこの世界を本来のあるべき世界に
戻します」
キョン「(取り敢えず、第一段階は…)」
ハルヒ「それでは、イッツ・ショウタァァァァイム!」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 12:27:51.17 ID:3i02pXIh0
ハルヒ「では、第1門。この中でSOS団の団長は誰?
A.朝比奈みくる B.長門有希
C.古泉一樹 D.涼宮ハルヒ 」
キョン「Dの涼宮ハルヒ」
ハルヒ「せいかーい。まぁこれに答えられなかったら2階級特退にするところだわ」
キョン「(俺に退く階級なぞあったか?)」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 12:29:44.88 ID:3i02pXIh0
ハルヒ「では第2問。この中で夏休みに我らがSOS団が行…」
キョン「(その後も、俺はなんとか問題をクリアしていき…)」
キョン「びっBのmikuruフォルダっ」
ハルヒ「せいかい… これについては後でしっかりと聞かせて貰うわ…」
キョン「(うぅ。まずい、是が非でもドリームチャンスをクリアせねば…)」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 12:31:32.19 ID:3i02pXIh0
ハルヒ「さて、これであんたは1000万円を手に入れたわけだけど
ドリームチャンスに挑戦する気あんの?」
キョン「も、もちろんっ」
ハルヒ「ふぅー。じゃあ、行くわよっ。ドリィィィィィム・チャンスッ!」
キョン「(何やら奇怪な音楽にのせてこれまたいつぞやの草野球大会で見せた
ヘンテコな踊りに勝とも劣らない奇怪な踊りをハルヒは披露してくれた)」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 12:33:22.48 ID:3i02pXIh0
ハルヒ「では、改めて聞くわ。キョンっ。あなたの夢は何?」
キョン「世界をあるべき姿に戻すことだ」
ハルヒ「相変わらずよく分かんないけど。では、もんだっ…何これ?」
キョン「ん?」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 12:34:34.70 ID:3i02pXIh0
ハルヒ「しょっ、しょうがないわね。問題です。この中で、あなたが好きな人は誰?
A.朝比奈みくる B.長門有希
C.古泉一樹 D.涼宮ハルヒ 」
キョン「なっ(なんちゅう問題だーっ。しかもさりげなく古泉が入ってるし…)チラッ」
古泉「んふ」
キョン「(微笑むなっ)」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 12:36:13.61 ID:3i02pXIh0
ハルヒ「さっさぁ、答えなさいよ。答えないとあんたの夢は叶わないわよ」
キョン「くっ。(これは、なんだ。全世界に生中継されてるこの場で告白しろと…)」
ハルヒ「どうしたの?こ、答えられないの?」
キョン「うっ…公開処刑もいいとこじゃねぇか…」
ハルヒ「放送は何時間でもって言ったけど、番組のテンポってもんを考えてよ」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 12:38:48.77 ID:3i02pXIh0
そう言って客席とは真反対を向くハルヒ。スタジオは完全に静まりかえっていた…
キョン「ハ…ハルヒ…」
ハルヒ「何よ。答え分かったの?」
キョン「お前が…好きだ…」
ハルヒ「へっ…?」
キョン「だから…答えは…Dの…」
俺が言い終える前にファンファーレが鳴り、紙吹雪が舞い散った。
猛烈に恥ずかしい。俺の顔は今、この世のどんな赤色よりも赤いだろうよ
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 12:41:19.33 ID:3i02pXIh0
谷口「うぃっす。キョン!」
キョン「おぉ、谷口か…。相変わらずテンション高いな…」
谷口「まぁな。それより、キョン。昨日のクイズショウ見たか?」
キョン「ドキッ。み、見とらん」
谷口「そうか。すっげぇ、面白かったぜ。俺等と同い年ぐらいの女が回答者で出たんだけどよ」
キョン「谷口」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 12:42:46.63 ID:3i02pXIh0
谷口「ん…なんだ?」
キョン「俺との間にザ・クイズショウの事は触れてくれるな条約を結ぶことを承認してくれ」
谷口「へっ?なんだそれ…」」
キョン「結ぶのか?どうなんだ?」
谷口「いや、まぁ、お前がいやなら話さないけどよ」
キョン「さすが、谷口。お前はいいやつだ…」
谷口「お、おぅ」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 12:45:30.63 ID:3i02pXIh0
ガラガラ
キョン「(教室へ入るとハルヒは既に席に着いていた)」
キョン「お、おはよう」
ハルヒ「あぁ。おはよう。」
キョン「元気ないな…ちっ調子でも悪いのか?」
ハルヒ「身体は元気なんだけどね…久々にひどい夢を見たのよ」
キョン「そっそうか…奇遇だな…。俺もだよ…」
ハルヒ「いっそ、今日休もうかと考えたわ…。ま、でもあたしがいないとSOS団の活動は
成り立たないでしょ」
キョン「そうだな…」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 12:48:21.59 ID:3i02pXIh0
ハルヒ「ねぇキョン。」
キョン「何だ」
ハルヒ「あんたさっ、mikuruフォルダなんて作ってないわよね?」
俺は今、あなたの夢はなんですかと聞かれたら真っ先にこう答える。
キョン「俺を誰かと交換してくれっ」
終わり