キョン「……ここはどこ?私は誰?」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 05:59:18.11 ID:GX+13h7jO

キョン「……ここはどこ?私は誰?」

ハルヒ「っ!?」

古泉「っ!?」

みくる「っ!?」

長門「……」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 16:42:57.69 ID:GX+13h7jO

キョン「……ここはどこ?私は誰?」

ハルヒ「きゃぁぁぁああああああああ!!キョンがぁ!キョンがぁ!!」

みくる「キョンくぅぅぅううううん!!」

古泉「い、今すぐ僕の知り合いの病院に、れ!連絡します!!……あ、あわわわわわわわ!!」

長門「……」プシュー

キョン「……え」(どうしよう……、何この流れ……)

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 16:45:56.32 ID:GX+13h7jO










キョン「……」(ど、どうしよう……、何かあっという間に入院させられてしまった……)

ハルヒ「う……えっぐ……キョンがぁ……キョンがぁ……うわぁぁぁぁあああああん」

古泉「うぅ……ひっぐ……とりあえずここは専門の方にお任せして僕たちは戻りましょう……うっ…」

キョン「……」(何このリアクション……)

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 16:48:19.52 ID:GX+13h7jO









キョン「……はぁ」(ちょっと驚かせてやろうと思っただけなのに……)


コンコン


「失礼します」

キョン「……はい、どうぞ」(……来客?一体誰だ?)

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 16:51:23.33 ID:GX+13h7jO

佐々木「……キョン」

キョン「……」(……佐々木か)

佐々木「うぅ……僕のことも忘れてしまったのかい……」

キョン「……」(……っ!?佐々木なら何かいいアイディアをくれるはず!白状して助けもらうか)

佐々木「……うぅ……キョン……そんな……」

キョン「佐々木、実は俺記憶喪失ってうs」

佐々木「婚約者である僕のことを本当に忘れてしまったというのかい!?」

キョン「……え」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 16:56:25.95 ID:GX+13h7jO

佐々木「キョン!僕たちは婚約した仲だろ!?」

キョン「……え?」

佐々木「死ぬまで一緒にいるって……うっ……死ぬまで愛し合うって誓った仲じゃないか……えっぐ……」

キョン「……え?ちょっと待って……」

佐々木「な、なんでこんなことに……うっ……ほらっ、この指輪キョンがくれた結婚指輪だよ……」

キョン「……ちょ」(箱から出してすらないじゃないか。まさかこいつ今買ってきてのか……)

佐々木「一千万円もしたって言ってたじゃないか……うぐっ……」

キョン「一千万ですと!?」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 17:01:13.19 ID:GX+13h7jO

佐々木「キョンが私のために一生懸命バイトして買ってくれたんじゃないか……うっ……ひっぐ……」

キョン「……」(一千万って……)

佐々木「ほら……似合うだろ……うっ……」

キョン「……」(その前に箱やら包装紙隠せよ……ん?これは領収書か……?)

佐々木「さぁ、後はこの婚姻届にサインしてくれれば僕が保管しておこう」

キョン「……ひぃっ!!」(領収書が機関宛になってる……佐々木、なんて恐ろしい……)

佐々木「さぁ、後は君が名前を書くだけだ」

キョン「ん?……うわっ、ばか!勝手に書かせようとするな」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 17:03:25.71 ID:GX+13h7jO

佐々木「さぁ!さぁ!」

キョン「痛い!痛いって!ぁぁぁぁあああああ」


コンコン


「失礼します」

佐々木「っ!?」

キョン「っ!?」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 17:06:32.20 ID:GX+13h7jO

みくる「失礼しまぁす」

キョン「……」(朝比奈さん!やっぱりあなたは天使だ!)

佐々木「ちぃっ!!」

キョン「ひぃっ!?」(佐々木が舌打ちした……)

みくる「あっ、佐々木さん来ていたんですね」

佐々木「ああ、こんにちは。そろそろ帰ろうとしてたところです」

みくる「そうなんですかぁ」

佐々木「ええ、それでは」

みくる「はぃぃ」

佐々木「キョン、また来るからな」ボソボソ

キョン「ひぃっ……」ブルブル

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 17:12:50.36 ID:GX+13h7jO









みくる「キョン君お茶ですぅ、少しでも思い出してくれるきっかけになればいいと思って……」

キョン「だからメイド服でお茶を淹れてるんですね」

みくる「はい、なにか思い出せそうですかぁ?」

キョン「……っ!?」(ひらいめいた!記憶喪失利用すれば朝比奈さんのおっぱい触れるんじゃね!?)

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 17:18:13.74 ID:GX+13h7jO

みくる「……おいしいですか?」

キョン「はい、とってもおいしいです………………はっ!?」

みくる「キョ、キョン君!?どうしたんですかぁ!?」

キョン「あなたの名前は……朝比奈さんですね、うっ……脳が……」

みくる「キョン君!」

キョン「あなたを見ていると色々記憶がよみがえってきます……、ん?……これは……ほくろ?……それも星形の……この記憶は一体……」

みくる「ふぇっ!?」

キョン「ぐっ……なんだこの記憶は……くそっ、早く理解しないと……脳が……ぐぁっ……」

みくる「キョ、キョン……」

キョン「朝比奈さん……?」

みくる「う……ぅ……多分これのことだと……思いますぅ」

キョン「……」(かかった!)

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 17:23:54.20 ID:GX+13h7jO

キョン「こ……これは……!!朝比奈さん、めくっただけじゃ分かりません……胸全体を見せてもらってもいいですか?」

みくる「ふぇっ!?で、でも……」

キョン「お願いします!記憶がよみがえってきそうなんです!」

みくる「ふぇっ!?」

キョン「そう……ですよね、ごめんなさい、無理を言ってしまって……
色々とありがとうございます、もう僕は大丈夫です……
ふふっ、1人孤独に死んでいきます。ふふっ……」

みくる「ふぇぇぇえええええん?ごめんなさいキョン君!キョン君がこんなに困ってるっていうのに……うぅ……私は……私は……なんてひどいことを……えっぐ……」

キョン「いいですよ朝比奈さん、無理しなくて……
もう一生孤独に生きていく覚悟は出来てますから……ふふっ……」

みくる「キョ、キョン君は孤独じゃありません!
ど……どうぞ、み、見てください……」

キョン「……では、失礼して」(うぇっへっへ、ちょろいな)

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 17:29:35.09 ID:GX+13h7jO

キョン「ハァ……ハァ……」(朝比奈さんの生乳……)

みくる「うぅ……」

キョン「触ってみてもいいですか?」

みくる「ふぇっ!?」

キョン「……そうですよね、ごめんなs」

みくる「どうぞ!どうぞ触ってください!」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 17:30:36.62 ID:GX+13h7jO

キョン「ありがとうございます」サワサワ

みくる「ひっ……」

キョン「ハァ……ハァ……」モミモミ

みくる「あっ……あふぅ……」

キョン「ハァ……ハァ……」モミモミ

みくる「んぅっ……あっ……あぅ……」

長門「……」

キョン「……」ペロペロ

みくる「うぅぅ……あふぅ……あっ……あっ……」

長門「……」

キョン「ハァ……ハァ……」コリコリ

みくる「んぅっ……あぁ……あっ……」

長門「……」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 17:35:21.35 ID:GX+13h7jO

みくる「あぁっ!……キョン君……あぁっ……そっちは……ダメです……あふぅ……」

キョン「朝比奈さん……もう俺……」

長門「……」

みくる「あぁっ……キョン君……ダメ……あっ……」

キョン「ハァ…ハァ…朝比奈さ…………」

長門「……」

キョン「……」

みくる「あふぅ……キョン君……どうしたんで…………」

長門「……」

みくる「……」

キョン「……」

長門「……」

みくる「……」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 17:43:03.38 ID:GX+13h7jO

キョン「……ここはどこ?私は誰?」

みくる「えっ!?」

長門「……」

キョン「ひぃっ!?何故俺の前に半裸の女性が……」

みくる「キョンくぅん、ショックでまた記憶がぁ……長門さん、折角キョン君の記憶がぁ」

長門「この……」

みくる「……?」

長門「……泥棒猫」ペチン

みくる「あみゅう!!」

キョン「あ、朝比奈さぁぁぁぁあああああん!!」

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 17:45:41.44 ID:GX+13h7jO

長門「……フゥ」

キョン「ちょ!!お、お前!!朝比奈さんが窓ガラス突き破ってふっとんでったぞ!?」

長門「彼女は未来人。あれぐらいなんてことはない」

キョン「そ、そういう問題じゃねぇだろ!!あ、朝比奈さぁぁぁぁあああああん!!」

長門「……それより」

キョン「ひぃっ」ブルブル(一瞬で俺の膝の上に……)

長門「次は許さない……」

キョン「ひぃっ!……な、何がでしょうか……」ブルブル

長門「浮気」

キョン「……はい」(いつから恋人になったんだよ……)

長門「なにか問題が?」

キョン「なっ!ないです!!」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 17:49:58.56 ID:GX+13h7jO

長門「早く家に帰る……」

キョン「……家?」

長門「私たちの家」

キョン「えっとそれは……」

長門「大丈夫、着いてきて」

キョン「え……でも俺の家は……」

長門「マンション」

キョン「でも俺の家族が……」

長門「あなたの家族は私」

キョン「えっと……つまり……」

長門「私たちは夫婦、既に結婚している」

キョン「……なっ、なんですとぉぉぉぉおおお!?」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 17:57:59.15 ID:GX+13h7jO

キョン「い、いや!ちょっと待て!俺まだ高校生だぞ!?法律的に結婚出来ないだろ!?」

長門「私は3才」

キョン「……」

長門「問題ない」

キョン「……」

長門「既に子供もいる」

キョン「……え?」

長門「私のお腹の中に」

キョン「な、なんですとぉぉぉぉおおお!?」

長門「……」

キョン「ちょっと待て!子供って……」(そもそも俺は童貞だよ!なんで童貞に子供がいるんだよ!?)

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 18:04:51.90 ID:GX+13h7jO

長門「早く」

キョン「痛い痛い痛い!引っ張らないで!」

長門「大丈夫。失った記憶は私が丁寧に思い出させてあげる」

キョン「ぁぁぁぁあああああ、痛いっ!引きずらないでぇ……」(捏造の間違いだろうがぁぁぁぁあああああ)

長門「……」

キョン「痛い!皮膚が!焼ける!熱い!」


ガチャッ


古泉「……?おやおや、これは一体」

キョン「……」(古泉ぃぃぃぃいいい!よくやったぁぁぁぁあああああ!!)

長門「……チッ」

キョン「ひぃっ」ブルブル

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 18:09:29.75 ID:GX+13h7jO

古泉「あの……これは一体……」

長門「ショック療法」

キョン「うぅ……ひっぐ……えっぐ……恐かったよぉ……」

古泉「……でも彼、号泣してますが……」

長門「……チッ」

古泉「……っ!?」

長門「自分の夫を迎えにきただけ。あなたからも彼に私たちの関係を説明してあげて」

古泉「関係って……同じ部活の団員としk」

長門「……何?」

古泉「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁぁぁぁあああああ」

キョン「こ、古泉の体が捻れ曲がってる!?」ブルブル

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 18:12:32.45 ID:GX+13h7jO

古泉「あ゛あ゛あ゛……あ゛な゛だだち゛ば゛…夫婦でずう゛……あ゛ぁ゛ぁ゛」

長門「そう」

古泉「あがっ」ドサッ

キョン「ひぃっ」ブルブル

長門「帰る」

キョン「は……はい…………」


森「きゃぁぁぁああああああああ!古泉ぃぃぃぃいいい!?」


キョン「っ!?」

長門「……」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 18:17:01.36 ID:GX+13h7jO

長門「今日は帰る……また来る」

キョン「……ひぃっ」

長門「それじゃあまた……あ・な・た」ボソ

キョン「……」ブルブル


古泉「いたたたた……体が捻切れると思いましたよ」

森「こんにちは。体調はどうでしょうか」

キョン「あ、ありがとうございます……」

森「はい、これはお見舞いの品です」

キョン「あ、どうも」

森「早速ですが、用件の方を、古泉」

古泉「はい」

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 18:19:42.02 ID:GX+13h7jO









キョン「で……俺はその涼宮ハルヒって奴と恋人だったと……」

森「はい」

キョン「……はぁ」(この人たちもか……、なんかもうやだ……)

古泉「ですからあなたはこれからも涼宮さんと仲良くすればいいのですよ」

キョン「……はぁ」

森「それじゃあ古泉、後は任せましたよ。それではお大事に」

古泉「はい、お任せを」

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 18:25:13.69 ID:GX+13h7jO

キョン「……」

古泉「……」

キョン「……」

古泉「……」

キョン「……」

古泉「……うっ」

キョン「……?」

古泉「……えっぐ」

キョン「……?」

古泉「ダメだ……やっぱり出来ない……」

キョン「なんだいきなり?」

古泉「親友に嘘をつくなんて……」

キョン「……」

古泉「親友に嘘をつくなんて……僕にはやっぱり出来ないんですよぉぉぉぉおおお!!
うぉぉぉおおおおおお!!」

キョン「っ!?」(こ、古泉ぃぃぃぃいいい!!)

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 18:28:48.03 ID:GX+13h7jO

古泉「すいません……今までのは嘘でした」

キョン「……ああ」(古泉ぃぃぃぃいいい!!俺はお前を信じてたぞ!!)

古泉「僕たちに都合の良い嘘だったんです……うぅ……ごめんなさい……」

キョン「……ふふっ、構わないさ」

古泉「うっ!?ひっぐ……あ、ありがとうございます……」

キョン「なに、俺たちは親友なんだろ?気にするな」

古泉「……はいっ!!」

キョン「ふふっ」

古泉「本当は……」

キョン「ああ」

古泉「本当は僕たちは恋人同士だったんです!!」

キョン「……え?」

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 18:35:58.30 ID:GX+13h7jO

古泉「うっ……僕たちは結婚を間近に控えた恋人同士でした……ひっぐ……」

キョン「……」

古泉「あの事件が起きるまでは……」

キョン「……」ポチッ

古泉「あれは……いつものように僕たちが仲睦まじく下校している時でした……」

キョン「……」

古泉「僕たちの仲を良く思わない悪の大魔王……ハルーヒ涼宮が僕たちを……」

キョン「……」

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 18:36:48.83 ID:GX+13h7jO

キョン「……」

古泉「あなたは僕を庇っt」


ガチャッ


古泉「っ!?」

看護師「どうしました!?大丈夫ですか!?」

キョン「あの……この人変質者です」

古泉「っ!?」

看護師「こらっ!?早く病室から出なさい!」

看護師「もしもし!警察ですか!?」

古泉「離して下さい!離せぇ!!」





キョン「……ふぅ」

94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 18:40:10.90 ID:GX+13h7jO








キョン「……はぁ、これからどうしよ」


ガチャッ


「失礼します」

キョン「ん?また来客か。はい、どうぞ」

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 18:45:35.26 ID:GX+13h7jO

朝倉「キョン君……大丈夫?」

キョン「……」(朝倉か……)

朝倉「大勢で来たら大変だと思って……クラスの代表できたの」

キョン「そうか」

朝倉「はいこれ、皆からのお見舞いの品だよ」


キョン「あ、ああ。ありがとう」

朝倉「食べさせてあげようか?ふふっ」

キョン「なっ!?いっ、いい!自分で食える!」

朝倉「ふふっ、冗談よ」

キョン「……ったく」

朝倉「うふふ」

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 18:48:26.49 ID:GX+13h7jO

キョン「……」モグモグ

朝倉「うふふ」

キョン「……」モグモグ

朝倉「ふふっ」

キョン「……朝倉、あまり見つめられると食べにくいんだが……」

朝倉「ふふっ、照れてるの?」

キョン「そ、そんなんじゃない!」

朝倉「……」

キョン「……」

朝倉「……」

キョン「……」

朝倉「……ねぇ」

キョン「……なんだ?」

朝倉「あの時の約束……覚えてる?」

キョン「……約束?」

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 18:52:49.85 ID:GX+13h7jO

朝倉「ふふっ、記憶喪失だもんね……しょうがないか……」

キョン「そんな悲しそうな顔するなよ。言ってみろよ」

朝倉「……うん」

キョン「……」

朝倉「……あなたを殺してもいいっていう約束」

キョン「……え?」

朝倉「約束したじゃない。『情報爆発のために俺はお前に殺されてやるぜ!』って」

キョン「な、なんですとぉぉぉぉおおお!?」(お、お前改心したんじゃねぇのかよぉぉぉぉおおお!?)

朝倉「それじゃあ早速だけど」キランッ

キョン「ちょっ!待て!キランッっじゃねぇよ!そのナイフをしまえ!」

朝倉「それ無理」

キョン「ああっ!なんか懐かしい!」

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 18:57:49.01 ID:GX+13h7jO

キョン「いやぁぁぁぁぁあああああ!!」

朝倉「さよなら」


「ちょっと待て眉毛コラ」


キョン「っ!?」

朝倉「っ!?なにもの!?」

キョン「……誰もいない……?」

朝倉「……?」

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 18:59:56.37 ID:GX+13h7jO

キョン「今の声は……?」

朝倉「……くっ!?誰!?出てきなさい!」


ガサゴソ


キョン「……ん?……下?」

朝倉「……ベッドの下?」


ガサゴソ


長門「朝倉涼子、あなたの情報連結を解除する」

キョン「長門ぉぉぉぉおおお!!お前帰ったんじゃなかったのかよおぉぉぉぉおおお!?」

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 19:06:41.97 ID:GX+13h7jO

長門「ベッドの下に潜んでた……ずっと」

キョン「ひぃっ!」ブルブル

朝倉「長門さん!?何故あなたがここに!?」

長門「あなたが彼を殺そうとすることは火を見るより明らか。既に予測済み」

朝倉「くっ……」

キョン「違うから!格好つけてるけどそいつただのストーカーだから!!」

長門「……」

キョン「ひぃっ!ごめんなさい!」ブルブル

朝倉「悪いけど逃げさせてもらうわよ!!」

長門「……この」

朝倉「……?」

長門「……泥棒猫」ペチン

朝倉「あぁっん!!」

キョン「朝倉ぁぁぁぁあああああ!!」

108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 19:10:30.66 ID:GX+13h7jO

キョン「……」

長門「……」

キョン「……あの」

長門「なに」

キョン「朝倉が……描写したくない程悲惨なことになってるんだが……
ペチンって……全体ペチンの威力じゃねぇよ」

長門「……そう」

キョン「……?」

長門「他の女の心配……」

キョン「ひぃっ」ブルブル


長門「言ったはず」

キョン「あ…ぁ…」

長門「浮気したら……次はないって」

キョン「……」ブルブル

144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 20:50:27.39 ID:GX+13h7jO

長門「……」

キョン「……」ブルブル

長門「こっちを見て」

キョン「……はい」ブルブル

長門「何故浮気するの」

キョン「本当にごめんなさい」ブルブル

長門「謝罪はいい。理由を聞いてる」

キョン「……」ブルブル

長門「……」

キョン「……」ブルブル

長門「……」

キョン「……長門!!いや、有希!!この野郎!!」ペチン

149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 20:55:28.08 ID:GX+13h7jO

長門「……?」

キョン「俺は亭主関白とまではいかない!だかな!
自分の夫に対してそれは…………」

長門「……」

キョン「……ないんじゃないでしょうか……」

長門「そう……夫……」クスクス

キョン「俺は喉が渇いた!お茶を買ってこ………きてください……」

長門「分かった」クスクス


ガチャッ


キョン「……」ブルブル

キョン「に、逃げないと……」ブルブル


ガチャッ


キョン「っ!?」

151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 21:01:29.62 ID:GX+13h7jO

みくる「キョンくぅん」

キョン「朝比奈さん!大丈夫なんですか?」

みくる「はい、さっきは途中でいなくなっちゃってごめんなさい」

キョン「いえ、こちらこそ」(ああ、天使のようなお方だ……)

みくる「あの……き……を」

キョン「はい?」

みくる「さっきの……づき……を」

キョン「……はぁ」

みくる「さっきの……続きを……しても……いいですよ」

キョン「なっ、なんですとぉぉぉぉおおお!?」

みくる「キョン君の記憶が戻るためなら私……なんでもします」

キョン「なんで……そこまでしてくれるんですか?」

みくる「だってキョン君は……私の恋人だから……」

キョン「……え?」

153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 21:04:47.88 ID:GX+13h7jO

キョン「……」

みくる「キョン君……」

キョン「朝比奈さん……」(もう知るか!こんなチャンス逃すわけにはいかない!)

みくる「……キョン…君……あっ……」

キョン「朝比奈さん……」

みくる「んぅ……キョン君……あふぅ……」

キョン「ハァ……ハァ……」

みくる「あぁっ!……うぅぅ……ぁ……」

155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 21:09:41.71 ID:GX+13h7jO

みくる「あぁっ……あっ……あっ……」

キョン「ハァ……ハァ……」

みくる「んぅ……あふぅ……うぅぅ……」

キョン「ハァ……ハァ……」

みくる「あっ!……あぅっ……」

長門「……」

キョン「ハァ……ハァ……」

みくる「キョン君……いいよ……」

キョン「朝比奈さん……ハァ……ハァ……」

長門「……」

157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 21:11:53.74 ID:GX+13h7jO

キョン「朝比奈さん……いれますよ……ハァ……ハ…………」

長門「……」

キョン「……」

みくる「……あふぅ……キョン……君?……どうしたんで…………」

長門「……」

キョン「……」

みくる「……」

長門「……」

159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 21:16:27.56 ID:GX+13h7jO

キョン「……」(またこのパターンかよぉぉぉぉおおお!?)

みくる「……」

長門「……」

キョン「……ごめんなさい」

長門「……」

160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 21:17:27.44 ID:GX+13h7jO

キョン「……本当ごめんなさい」

長門「……」

キョン「……脅されたんです」

長門「……」

キョン「……いうこときかないと殺すぞって」

みくる「えっ!?」

長門「……」

キョン「……俺だけじゃなく長門も殺すぞって」

みくる「えっ、ちょっ……」

長門「……」

キョン「……本当ごめんなさい」

長門「……」

161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 21:21:05.58 ID:GX+13h7jO

長門「話つけてくる」グイッ

みくる「あみゅう!」

キョン「……はい」

長門「その次は…………あなた」

キョン「ひぃっ」ブルブル






ガチャッ


古泉「ふふっ、待っていましたよ、この時を」

キョン「なっ!?お前は!?逮捕されたはずじゃ!?」

163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 21:24:13.82 ID:GX+13h7jO

古泉「ふふふ、さぁ……軽く1発いきましょうか」

キョン「ひっ……う、嘘だよな……」

古泉「さぁ、どうでしょう」ドサッ

キョン「やめっ、離せ!……んぁ……」

古泉「ふふふ、いいじゃないですか、恋人なんですから」

キョン「うぁ……やめ……やめろ……あっ……」

古泉「毎日のようにしてたことじゃないですか」

166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 21:31:28.28 ID:GX+13h7jO

キョン「やめ……ろ……あっ……」

古泉「ふふっ、それは新しいプレイかなにかですか?」

キョン「気持ち……悪い……んだよ……あぁっ……」

古泉「ふふっ、気持ち良いですって?」

佐々木「……」

キョン「この……あぁっ……」

古泉「ふふっ、そろそろ入れますよ」

佐々木「……」

キョン「やめ……あぁっ……うぁっ……あっ……………………」

佐々木「……」

キョン「……」

167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 21:32:13.67 ID:GX+13h7jO

古泉「ふふっ、そんな焦らなくても入れてあげますよ」

キョン「……」

古泉「ハァ……ハァ……入れますよ」

キョン「……」

古泉「……?どうかしましたか…………あ……」

佐々木「……」

古泉「……」

キョン「……」

古泉「……」

佐々木「……」

173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 21:40:04.15 ID:GX+13h7jO

キョン「……」

古泉「……」

佐々木「キョン、君とは少し話し合わなければならないようだ」

キョン「……」

古泉「……」

佐々木「はぁ……」

キョン「……強姦されてました」

古泉「なっ!?同意の上じゃないですか!?」

佐々木「大丈夫だ、警察は既に呼んである」

175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 21:40:57.48 ID:GX+13h7jO

キョン「……」


ガチャッ


森「古泉……来なさい」

古泉「ひぃっ……」

森「お騒がせしてしまいすいませんでした。それでは」


ガチャッ


キョン「……」

佐々木「……」

177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 21:49:08.47 ID:GX+13h7jO

佐々木「……」

キョン「……」

佐々木「僕たちは婚約しているんだよな?」

キョン「えっと……」

佐々木「既に君の親とうちの親とは話がついてるんだぞ」

キョン「なっ、なんですとぉぉぉぉおおお!?」

佐々木「ちなみに3日後に僕たちの中学校で前祝いをする。皆心から祝ってくれるみたいだぞ。
まぁ、結婚式のようなものだ」

キョン「お前……いなくなったと思ったら……」

佐々木「僕はこんなに君のことが好きなのに」ドサッ

キョン「ちょっ……」

佐々木「好き好き好き好き大好きなんだよ」

キョン「……」(顔を……擦り付けてくるなんて……)

佐々木「好きだよキョン、愛してる。好き好き大好き愛してる」ギュー

キョン「……ぁ…」(佐々木が……デレた……)

183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 21:56:08.99 ID:GX+13h7jO

佐々木「もう離さないぞキョン」スリスリ

キョン「……も……萌え……」

佐々木「好き好き大好きだー」ギュー

キョン「……」ナデナデ(動物みたいだな)

佐々木「好き好き大好き愛してる」ギュー

キョン「……佐々木」

佐々木「……なんだい?離さないぞ」ギュー

キョン「いや、お楽しみのところ悪いんだが冷蔵庫を開けてみてくれないか?」

佐々木「冷蔵庫?やだね、冷蔵庫まで行ったらキョンから離れてしまう」

186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 22:00:52.07 ID:GX+13h7jO

キョン「いや、さっき自分でポットの中と花瓶の中を確かめたがいなかったからな。
後は冷蔵庫くらいかなと思ってさ」

佐々木「いなかった?一体なにがだ?」ギュー

キョン「ほらっ、手伸ばしておくから冷蔵庫開けてくれ」

佐々木「……分かったよ、その代わり絶対手離すなよキョン」ギュー

キョン「はいはい」

佐々木「……よいしょっと」


パカッ


長門「……」

佐々木「……え?」

キョン「やっぱりそこか」

189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 22:06:01.02 ID:GX+13h7jO

キョン「……よっ」

長門「……」プイッ

キョン「しかし体育座りしてるとはいえよく入るな」

長門「……」プイッ

佐々木「キョン、何故長門さんが冷蔵庫の中に……
しかも涙目だが……」

キョン「あぁ、何ていうか多分嫉妬……かな」

佐々木「嫉妬……?」

193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 22:11:51.31 ID:GX+13h7jO

キョン「長門、いつまでもそんなとこ入ってたら風邪ひくぞ」

長門「……知らない」プイッ

佐々木「キョン……長門さんは一体……」

キョン「ああ、なんか俺の妻らしい」

佐々木「なっ、なんだと!?」

キョン「あぁ、自称な、自称」

佐々木「……ふぅ、そうか」

長門「……」

佐々木「長門さん君はキョンの妻なのか?僕はキョンの婚約者だ」

キョン「……え?」

長門「もう子供もいる」

佐々木「なっ、なんだと!?」

194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 22:17:13.90 ID:GX+13h7jO

長門「妊娠1ヶ月」

佐々木「なっ……」ゴソゴソ

キョン「……?」

佐々木「僕は既に妊娠5ヶ月だぞ!」

キョン「っ!?」(枕をお腹に入れてるのバレバレだろ!?)

長門「……っ!?」

キョン「……」(ええっ!?あれで騙されるの!?)
長門「……」キョロキョロ

佐々木「ふふっ、僕の方が先に子を授かったみたいだね」

長門「……」ゴソゴソ

キョン「……」(……長門)

長門「間違えた……私は妊娠6ヶ月」

キョン「……」(長門……冷蔵庫の中身をお腹につめたのがバレバレだよ……)

佐々木「なっ、なんだと!?」

キョン「なっ、なんですとぉぉぉぉおおお!?」

198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 22:24:27.34 ID:GX+13h7jO

訂正お願いします


キョン「……」(ええっ!?あれで騙されるの!?)
長門「……」キョロキョロ



キョン「……」(ええっ!?あれで騙されるの!?)

長門「……」キョロキョロ



改行入れ忘れてました
すいません

199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 22:28:44.31 ID:GX+13h7jO

佐々木「くっ……」ゴソゴソ

キョン「……」

佐々木「あはは!間違えていたよ!実は僕は7ヶ月さ!」

長門「……っ!?」

長門「……」キョロキョロ ゴソゴソ

キョン「……」

長門「間違えていた。私は8ヶ月」

佐々木「なっ、なんだと!?」

キョン「……」

佐々木「……」キョロキョロ ゴソゴソ

佐々木「僕は9ヶ月だ!」

長門「っ!?」

長門「……」キョロキョロ ゴソゴソ

長門「10ヶ月」

キョン「……」

201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 22:31:30.27 ID:GX+13h7jO










佐々木「32ヶ月!」

長門「33ヶ月」

佐々木「34ヶ月!」

長門「35ヶ月」

佐々木「36ヶ月!」

長門「37ヶ月」

キョン「……」

206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 22:40:05.62 ID:GX+13h7jO







ガチャッ


ハルヒ「キョン!赤ちゃんの名前決めたわ!ハルヒとキョンからとって、男の子だったらキョンヒ、女の子だったらハルンよ!!………………ん?」


ガチャッ


古泉「うふふ、見てくださいこのお腹。来月には産まれるみたいですよ……………ん?」ナデナデ




佐々木「ハァ……ハァ……53ヶ月!」

長門「……54ヶ月」

佐々木「ハァ……ハァ……55ヶ月!…………ん?」

長門「……56ヶ月…………?」

213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 22:46:45.65 ID:GX+13h7jO

古泉「おや、これはこれは。妊婦さんが4人も揃ってしまいましたね」ナデナデ

キョン「……」(お前は妊婦じゃねーだろ)

ハルヒ「えっと……これは……
……そんな!私は妊娠1ヶ月なのよ!?」

佐々木「僕は57ヶ月だ」

長門「私は58ヶ月」

佐々木「間違えた59ヶ月だ」

長門「60ヶ月」

キョン「……」(お前らは冷静になれよ)

古泉「おやおや、第4夫人までいるのですか」ナデナデ

キョン「……」(だからお前は夫人じゃねーだろ)

217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 22:53:54.79 ID:GX+13h7jO

古泉「全くこの国では一夫多妻は認められてないというのに」ナデナデ

ハルヒ「そんな……私が浮気相手だったなんて……」

佐々木「61ヶ月!」

長門「62ヶ月」

キョン「……」

キョン「……」

キョン「……あの」

古泉「……はい?」

ハルヒ「……なによ」

佐々木「……なんだい?」

長門「……なに?」

218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 22:56:03.56 ID:GX+13h7jO

キョン「えっと……その……記憶……もう戻ってるというか……」

古泉「っ!?」

ハルヒ「っ!?」

佐々木「っ!?」

長門「っ!?」

キョン「……」

キョン「……」

キョン「えっと……すまん……」

221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 22:59:09.05 ID:GX+13h7jO

キョン「……」

佐々木「……」

長門「……」

古泉「……」

ハルヒ「……」

キョン「……」

佐々木「……」

長門「……」

古泉「……」

ハルヒ「……」

キョン「……」

佐々木「……」

長門「……」

古泉「……」

ハルヒ「……」

224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 23:01:30.20 ID:GX+13h7jO

キョン「……」

佐々木「……」

長門「……」

古泉「……」

ハルヒ「……」

古泉「……え……えっと……僕……バイトにいかないと……」ゴソゴソ


ガチャッ


ハルヒ「わ、私も!ふ、不思議を探しにいかないと!あは!あはははは!」


ガチャッ

232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 23:09:28.23 ID:GX+13h7jO

キョン「……」

佐々木「……」ゴソゴソ

長門「……」ゴソゴソ

佐々木「よ、よく考えたら僕、妊娠なんてしてなかったよ!あは!あはははは!」

長門「……私も」


ガチャッ


キョン「……」

キョン「……」

キョン「……」

キョン「……」

キョン「……え?」


END

237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 23:11:22.80 ID:GX+13h7jO









キョン「……」

キョン「……1人になっちゃった」

キョン「……」

キョン「……俺も帰るかな」


ガチャッ


キョン「っ!?」

245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 23:17:09.42 ID:GX+13h7jO

キョン「お、お前は……」

佐々木「くっくっ、このまま僕が帰るとでも思ったのかい?」

キョン「……えっと、状況がよく掴めないんだが……」

佐々木「あれだけ醜態を曝してしまったんだ。もう恥じるものはない。
というわけで…………」

キョン「……?」

佐々木「……キョンだぁい好き!」ダキッ

キョン「なんと!?」

佐々木「好き好き大好き愛してる」ギュー

キョン「……あへへ」

248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 23:24:19.37 ID:GX+13h7jO

佐々木「キョンー」ムギュー

キョン「あはは、そんなに顔押し付けたら息出来ないだろ」

佐々木「さぁ、キョン。そういうことで僕と子づくりをしよう」

キョン「なっ、なんですとぉぉぉぉおおお!?」

佐々木「君の両親と僕の両親はもう僕たちが結婚すると納得しているんだぞ」

キョン「……マジでか」

佐々木「中学の皆も祝福してくれてる。結婚しないわけにはいかないだろう。というか僕は既成事実を作りたいだけなんだかね」

キョン「いや……さすがに早いんじゃ……」

佐々木「さぁ、いざ子づくりをしy」


「させない」


佐々木「っ!?」

キョン「っ!?」

250 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 23:26:46.58 ID:GX+13h7jO



スタッ


キョン「うわっ!」

佐々木「なっ!?長門さん!!一体どこにいたんだ!?」

長門「ずっと天井に貼りついていた」

キョン「……マジでか」

長門「させない」

佐々木「くっ……僕とキョンの邪魔を」

255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 23:30:29.62 ID:GX+13h7jO

佐々木「だいたい君はまだ3才だろ?キョンを犯罪者にするつもりか?
生憎だがキョンはロリコンではないぞ」

キョン「……」

佐々木「16まで待つとしても13年も待たなくてはならないではないか」

長門「チキュウノホウリツヨクワカラナイ」

キョン「っ!?」

佐々木「っ!?」

長門「チキュウノコトバヨクワカラナイ」

キョン「っ!?」

佐々木「くっ、卑怯な!」

257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 23:38:23.69 ID:GX+13h7jO

佐々木「くっ、長門さん!いいかい!?3才児と結婚なんかしようとしたらキョンは捕まるんだ!」

長門「……ワカラナイ」

キョン「……」(首傾げてる長門もかわいいな……)

佐々木「しかもロリコンというレッテルをはられてしまう!」

長門「モット…ユックリ……チキュウノコトバヨクワカラナイ」

キョン「……」

佐々木「簡単に言うとだな、君がキョンと結婚しようとするとキョンは犯罪者になってしまうんだ!」

長門「ワタシ……3サイ……ムズカシイハナシヨクワカラナイ」

佐々木「くっ……」

キョン「……佐々木」

佐々木「なんだいキョン!?」

キョン「俺……3才児って響き……嫌いじゃないぜ……」

佐々木「……え?」

長門「マジで?」

261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 23:44:34.57 ID:GX+13h7jO

長門「早く、今すぐ生殖活動を」

佐々木「なっ!?」

長門「そしてこの婚姻届にサインを。戸籍や年齢などは後で偽装しておくから問題ない」

キョン「そんなぁ……まだ結婚なんて……あへへ……」

佐々木「キョン!ダメだ!こっちの婚姻届に書くんだ!」

キョン「痛い痛い!引っ張るな!」

長門「こっち」

キョン「痛い!痛いって!裂ける!」

269 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 23:54:48.01 ID:GX+13h7jO

キョン「ぁぁぁぁあああああ!裂ける!裂けるって!」

佐々木「こっちだ!」ギリギリ

長門「こっち」ギリギリ

キョン「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁぁぁぁあああああ!!ちょっ!マジで!」

佐々木「早くペンを握るんだぁぁぁ」ギリギリ

長門「判子がない」オロオロ ギリギリ

キョン「ぁぁぁぁあああああ!!脱臼した!今絶対脱臼したって!!」

佐々木「さぁ、サインするんだ」ギリギリ

長門「判子がない……あっ、血を出せば……」スパッ ギリギリ

キョン「ぁぁぁぁあああああ!!今長門俺の指先切っただろ!?ぎゃぁぁぁぁぁあああああ!!痛い痛い痛い!佐々木もペン刺さってるって!!」

佐々木「あと……ちょっと……」グサグサ ギリギリ

長門「後押すだけ……」ギリギリ

キョン「……いい加減にしないか!!」

佐々木「っ!?」

長門「っ!?」

271 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/09(木) 00:00:59.21 ID:6CAFoEOHO

キョン「全くお前らは!なんで仲良く出来ないの!?」

佐々木「……」

長門「……」

キョン「ちょっとそこに座りなさい!!」

佐々木「……」

長門「……」

キョン「何か言うことは?」

佐々木「……ごめんなさい」

長門「……ごめんなさい」

キョン「全く、俺の体を見てみろよ。両肩が脱臼して、指先は血だらけだ。
……だけどね、そんなことはどうでもいいの。
俺は2人が仲良くしてくれればいいの。
ほらっ、仲直りの握手をしなさい」

佐々木「……ごめんなさい」

長門「……ごめんなさい」

キョン「うふふ、やれば出来るじゃない」

274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/09(木) 00:05:00.56 ID:6CAFoEOHO

キョン「俺が何を言いたいか分かったか?」

佐々木「……皆仲良く」

長門「……同じ」

キョン「ちげーよ!!今なんのために仲直りしたと思ってんだよ!?」

佐々木「……」

長門「……」

キョン「……はぁ、分かるまでそこで正座してなさい。俺はちょっと治療してくるから」

佐々木「……はい」

長門「……はい」

275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/09(木) 00:08:22.50 ID:6CAFoEOHO










キョン「はぁ……痛かった……
どうだ、分かったか?」

佐々木「……いえ」

長門「……同じく」

キョン「……はぁ、全くお前らは。いいか?俺が説明してやる。一言一句聞き漏らすことのないように」

佐々木「……はい」

長門「……はい」

279 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/09(木) 00:16:49.39 ID:6CAFoEOHO

キョン「いいか?長門は宇宙人だ。要は戸籍もないし根本的に世の道理から外れている」

佐々木「……」

長門「……」

キョン「なら、俺は佐々木と長門の2人と結婚できるんだ」

佐々木「……っ!!」

長門「……っ!!」

キョン「お前ら2人も俺と結婚出来るし、俺も2人と結婚出来て、皆幸せ。
どうだ?最高だろ?」


佐々木「名案だよキョン!君は1000年に1人の逸材だ!」

長門「妙案。ずっとついていく」

キョン「さぁ!皆で仲良くなやっていこう!」

佐々木「ああ!」

長門「了解した」

キョン「あはははははは!!」

287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/09(木) 00:29:58.67 ID:6CAFoEOHO




佐々木「好き好き大好き愛してる」ムギュー

長門「……」ムギュー

キョン「あはは、2人ともくっつきすぎだ」

佐々木「だって大好きなんだもん」ムギュー

長門「……好き」ムギュー

キョン「全くしょうがないなぁ、あはははは」

佐々木「キョンだぁい好き」ムギュー

長門「……大好き」ムギュー




古泉「彼らは幸福の椅子に座ることが出来た人々です。
しかし皆さん、幸福の椅子に座ることが出来た人々がいるのならば、
当然、幸福の椅子に座ることが出来ずに溢れた人々がいるということです。
ならば僕らはせめて、あの幸福のために、犠牲になった2人のことを……覚えておきましょう」



HAPPY END

290 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/09(木) 00:31:32.97 ID:6CAFoEOHO

終わりました

今回は2人の犠牲があったものの、幸せに終われたと思います

お付き合いありがとうございましたm(__)m

305 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/09(木) 01:14:18.69 ID:6CAFoEOHO

皆さんコメントありがとうございます
お付き合いしていただきありがとうございましたm(__)m



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