長門「……変身」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/07(火) 21:44:34.95 ID:aLTeT4kI0

キョン「仮面ライダー?」

長門「そう、仮面ライダー」

キョン「長門が?」

長門「私が」

キョン「……ハルヒか?」

長門「そう、涼宮ハルヒ」

キョン「そうか、やっぱりハルヒか」

長門「涼宮ハルヒはおそらく、昨今のイケメンライダーを視聴したと思われる」

長門「そして女性のライダーがほぼ存在しないことから女性ライダーの増加を願ったと推測する」

長門「結果、私が新しいライダーとなった」

キョン「そうか、それはわかったが……何故、素顔のままなんだ?」

長門「劇場版のGacktの影響と思われる」

キョン「ああ、ライダーマンなのか」

長門「そう」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/07(火) 21:48:46.31 ID:aLTeT4kI0

キョン「まぁ、それはいいとして、ライダーになったからには誰かと戦うのか?」

長門「……もうすぐ」

キョン「もうすぐ?」

ガチャ

古泉「大変です、長門さん!涼宮さんが攫われました!」

キョン「……ああ、これか」

長門「そう、予想通り」

古泉「そんなこといいですから、さぁ、早く!」

長門「……行って来るぜ、おやっさん」

キョン「俺、おやっさんポジなんだ……」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/07(火) 21:53:01.16 ID:aLTeT4kI0

周防「――――――涼宮―――ハルヒ――――確保」

長門「……させない」

周防「―――何――者―――?」

長門「仮面ライダー」

周防「―――我が――SSK団―――の――邪魔――する――――?」

長門「そう」

周防「――この―――怪人―――コンブティーク――が―――相手――に―なる」

長門「そう」

キョン「味気ねぇな、おい」

古泉「まぁ、この二人では仕方ないかと」

キョン「そうだな……ところで、ハルヒはどこだ?」

古泉「既に機関のほうで回収済みです」

キョン「じゃあ、この戦闘って意味無いんじゃ……」

古泉「様式美ってやつです。戦闘は必要なんですよ」

キョン「そんなもんか……」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/07(火) 22:01:03.08 ID:aLTeT4kI0

周防「―――いく――ぞ」

ブォンブォン

古泉「あれは!怪人コンブティークの必殺技ヘアナックル!」

キョン「何で知ってるの?」

古泉「あの技は、コンブティークの大量の髪の毛を自在に動かし予測不能な攻撃を繰り出す技です!」

キョン「だから、何で知ってんのよ?」

古泉「変幻自在な攻撃に長門さんはどう対処するのか!?」

キョン「ねぇ、話聞いてる?俺の話聞こえてる?」

ヒュンヒュン  ブォンブォン

周防「―――避ける――だけ―――精一杯――か」

長門「……カセットアームが必要」

朝比奈「長門さーん!カセットアーム持ってきましたぁ!えーい!」

ポーン   ガシッ

長門「感謝する」

キョン「何あれ?朝比奈さん、どんな役なの?」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/07(火) 22:05:51.24 ID:aLTeT4kI0

周防「―――そんな――もの―で――何――が―出来る」

             ナイフ      キラー クイーン
長門「貴女を倒せる。朝倉アーム・太眉の殺人鬼!」

キョン「何あの1/6朝倉フィギュアの上半身みたいなの」

古泉「あれは!カセットアーム!」

キョン「ああ、あのロープアームとかみたいなのか」

長門「朝倉アーム、ナイフ生成開始」

周防「――そんな――小さい―刃物―――ごとき――では」

長門「そう」

ヒュンヒュン  ブォンブォン  シュパッ

キョン「すごいな、あれ。ちっちゃい朝倉がナイフ振り回してるよ」

周防「――切れた――危ない―――止める」

ヒュンヒュン  ガシッ

古泉「ああ!ナイフが奪われてしまいました!」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/07(火) 22:10:05.51 ID:aLTeT4kI0

周防「―――形勢――逆転」

長門「そう……でもない」

古泉「おお!新しいナイフが出来上がりました!」

周防「―――無駄――さらに―――奪う」

ヒュンヒュン  ガシッ  ヒュンヒュン  ガシッ

古泉「駄目です、どんどんナイフが奪われてる!」

キョン「そろそろ、付いていけねぇよ、俺」

周防「―――何度――やっても――――無駄」

朝比奈「朝倉アームの能力はナイフの生成とそれを使った戦闘。そして……」

キョン「朝比奈さん?」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/07(火) 22:13:53.21 ID:aLTeT4kI0

長門「無駄ではない。そろそろ、仕上げ」

周防「――何―――を―――戯言――を――!?」

シュルシュル  ギィィィン

朝比奈「そして、生成したナイフの完全操作」

長門「貴女の髪はすべてナイフで地面に縫い付けた。貴女の負け」

周防「――行動――――不能――なら――ば」

キュィィィィィィン

長門「!!危険、全員伏せて」

キョン「あ、ああ。わかった」

周防「―――自爆」

チュドーーーーーーーン!

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/07(火) 22:20:55.76 ID:aLTeT4kI0

キョン「まさか、周防が自爆するとは……」

長門「様式美。命に別状は無い」

古泉「爆発の直前にどこかに転送された模様です」

キョン「そうか、無事なんだな」

古泉「ええ、組織力があるようですから、怪我などしていても問題ないでしょう」

朝比奈「ですが、それは第二第三の怪人が現れる可能性が示されたと言うことです」

キョン「そういうものなんですか」

長門「だが、問題無い」

キョン「長門?」

長門「私が、すべての怪人を倒す」

長門「私は仮面ライダーだから」

古泉「流石です。長門さん」

キョン「どうしよう、もう、面倒くさい」

第一話・恐怖!怪人コンブティーク  完

第二話・襲撃!怪人エスパーツインテール に続く

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/07(火) 22:25:03.81 ID:aLTeT4kI0

キョン「ところで、ハルヒはどうなったんだ?」

古泉「ええ、涼宮さんでしたら、現在、機関の関連病院の方に入院中です」

キョン「入院?何かあったのか?」

古泉「前回の奪還後、なぜか目を覚まさないんです」

キョン「割と、一大事だな。それにしてはおまえも落ち着いてるが」

古泉「それについては、長門さん。ご説明をお願いできますか?」

長門「了解した。涼宮ハルヒは現在意識不明ではあるが、状態としては睡眠が近い」

キョン「盛大に眠ってるってことか?」

長門「大まかに言えば、そう」

長門「恐らく、誘拐時に何らかの処置を施された模様。現在、彼女の力は半封印状態」

長門「情報統合思念体の予測ではこれは第1段階。次は……」

ガチャ

森「古泉!大変です!涼宮さんの入院している病院に怪人が!」

古泉「何ですって!?長門さん!すぐに病院へ向かいましょう!」

キョン「森さんお久しぶりです」


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/07(火) 22:31:31.75 ID:aLTeT4kI0

橘「フフフ、涼宮ハルヒ!貴女の力、貰いに来ましたよ!」

長門「そうはさせない」

橘「!!おまえは、コンブティークを倒した仮面ライダー!」

長門「そう」

橘「ええい、SSK団の邪魔はさせません!ここで排除してあげます!」

長門「……病院では静かにするべき」

橘「あ、はい。ごめんなさい」

長門「戦闘場所の移動を推奨する」

橘「じゃあ、町外れの採石場跡地なんてどうでしょう?」

長門「了解した。時間は?」

橘「じゃあ、一時間後に」

長門「わかった。一時間後に」

キョン「つっこみきれねぇーよ」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/07(火) 22:35:14.00 ID:aLTeT4kI0

一時間後

橘「フフフ、待ってましたよ!仮面ライダー!」

長門「……」

橘「ここが、貴女の墓場になるのです!」

長門「……そう」

キョン「テンションの差が見ていてかわいそうなレベルだな」

橘「フフフ、喰らえ!ツインテールウィップ!」

ヒュンヒュン   シュパァーン

古泉「あれは!怪人エスパーツインテールのツインテールウィップ!」

キョン「今回は自分で叫んでたな」

古泉「あの技はツインテールに仕込んだ鞭を振り回す凶悪な技です!」

キョン「自分に当たるだろ、それ」

古泉「その鞭のスピードは時に音速をも上回ると言われています」

キョン「危ねーな、おい」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/07(火) 22:39:03.83 ID:aLTeT4kI0

橘「ほらほら、どうしました?手も足も出ませんか?」

シュパーン  シュパーン

長門「……近づけない」

橘「ほらほら、このまま私の鞭で刻んであげますよ!」

長門「こんな時には……」

朝比奈「長門さーん!カセットアームでーす!えーい!」

ポーン    ガシッ

長門「これで勝てる」

キョン「朝比奈さん、コントロール良いな」

古泉「特訓しているそうですよ」

キョン「どうでもいいな」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/07(火) 22:45:55.00 ID:aLTeT4kI0


橘「ふん、そんな1/6古泉フィギュアの上半身を腕に付けたくらいで何が出来るんですか」

      エスパー   セックス ピストルズ
長門「……古泉アーム・撃ち尽くす赤玉!」

キョン「おい、いま長門がセkk」

古泉「あれは、古泉アーム!」

キョン「おい、だから俺のはn」

長門「古泉アーム・エスパーボール発射」

ドキューン

橘「無駄です!」

シパァーン

古泉「ああ、弾かれた!!」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/07(火) 22:52:18.51 ID:aLTeT4kI0


長門「発射。発射」

ドキューンドキューン

橘「無駄無駄!」

シパァーンシパァーン

古泉「また弾かれた!」

長門「発射。発射。発射」

ドキューンドキューンドキューン

橘「無駄無駄無駄ぁぁ!!」

シパァーンシパァーンシパァーン

橘「何度やっても無駄です!そんな攻撃は当たりません!」

長門「……直接攻撃に移行」

ブゥゥーン

古泉「あれは、古泉アーム第二の能力・紅のスーパーボール!」

キョン「そろそろ、帰りたくなってきた」


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/07(火) 22:59:11.39 ID:aLTeT4kI0


橘「直接攻撃?不可能ですね!貴女は私に近づけない!この、ツインテールウィップによって!」

シパパァァァーン  シュパパパァーン

長門「問題ない、近づくための布石は既に」

ギュオォォォーーン

橘「!!これは!」

朝比奈「古泉アーム・第一の能力。紅のオートアタックボール」

朝比奈「射出されたアタックボールは任意の敵を自動で追尾、攻撃し続けるんです!」

キョン「もう、俺、ツッコミやめたい」

古泉「貴方以外に誰が突っ込めるって言うんですか。しっかりしてください」

キョン「じゃあ、ボケるなよ」

古泉「ああ!あれを見てください!」

キョン「聞けよ、おい」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/07(火) 23:06:29.13 ID:aLTeT4kI0


橘「ななな、何なんですかこの球!弾いても弾いても、向かってくるなんて!」

長門「その球は私の停止命令が出るまで貴女を攻撃し続ける」

橘「だからって、この程度!気持ちが悪いだけです!!」

シパパァーン    シュパパァーン

長門「そう、それは布石」

グググッ     ダン!

長門「正面ががら空き」

橘「!!しまtt」

BAGGOOOOOONN!!

キョン「アメコミ!?」



34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/07(火) 23:11:48.47 ID:aLTeT4kI0


橘「キャァァーー」

チュドーーン

キョン「爆発した!!人間が生身で爆発したぞ、おい!!」

長門「……問題ない……たぶん」

キョン「たぶん!?」

――――――――――

キョン「それで、橘はどうなった?」

古泉「幸い、今回も前回と同様、爆発直前に転送されたようですね」

キョン「そうか、死人が出たらツッコミとか言ってられないからな」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/07(火) 23:15:11.02 ID:aLTeT4kI0


古泉「ところで、どうして怪人エスパーツインテールの本名をご存知で?」

キョン「明らかに素顔で来てたじゃねーか。おまえも顔と名前くらい知ってるだろ」

古泉「?」

キョン「馬鹿にしてるのか?かわいい顔しても似合わないぞ。なぁ長門」

長門「?」

キョン「その顔は似合ってる。が、なぜ、長門まできょとんとしてるんだ?」

古泉「……どうやら、彼らの顔は貴方にしか認識できていないみたいですね」

キョン「そう……なのか?長門?」

長門「おそらく、そう。貴方だけが怪人の本性を見破れると思われる」

キョン「そうか、そんな能力が俺に……」

長門「原因はツッコミ」

キョン「ツッコミが!?何で?!」


40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/07(火) 23:19:59.66 ID:aLTeT4kI0


長門「このライダーと怪人の構図は涼宮ハルヒの力の影響。その影響を貴方は受けなかったと思われる」

キョン「ツッコミだから?」

長門「ツッコミだから」

古泉「ツッコミですから」

朝比奈「ツッコミだからですぅ」

キョン「ハハ、ワロス」


第二話・襲撃!怪人エスパーツインテール  完

第三話・決闘!怪人PAN・G  に続く

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/07(火) 23:32:13.13 ID:aLTeT4kI0


キョン「長門に果たし状?」

長門「そう」

キョン「ラブレターじゃなくて?」

長門「違う、果たし状」

キョン「そうか。それで、内容は?」

長門「これ」

キョン「ああ、ええっと、なになに?」

○×日正午に隣町の鉱山跡地にて待つ!  怪人PAN・G

キョン「怪人……えーっと、ぱん・じー?ああ、藤原か」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/07(火) 23:40:28.29 ID:aLTeT4kI0


長門「FUJIWARA?」

キョン「ああ、なんか発音おかしいけど、藤原だ」

長門「だれ?」

キョン「未来人らしいぞ」

長門「……そう。……ならば」

朝比奈「カセットアームはこれで決まりですね」

         フューチャー    メイド イン ヘブン
長門「そう。この朝比奈アーム・巨乳の給仕服を使う」

チャキ

キョン「1/6朝比奈さんフィギュアか……フィギュアでも特盛りですね」

朝比奈「やだ、キョン君たら。うふふ」

長門「……イラッ」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/07(火) 23:49:00.06 ID:aLTeT4kI0


キョン「というわけで、鉱山跡地に指定された時間に来たわけだ」

藤原「待っていたぞ!仮面ライダー!」

長門「……そう」

藤原「俺は今までの怪人とは違う!得物は使わん!素手で勝負だ!いくぞ!」

キョン「感嘆符多いな。キャラ壊れてないか?」

長門「……くる」

藤原「でぇぇやぁぁああああ!!!」

ガギッ  ドゴッ  ベキッ ポイン

古泉「すごい!流れるような連携だ!長門さんも防戦一方ですよ!」

キョン「ポインって何よ?ポインって」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 00:02:25.52 ID:JnSUj4RA0



長門「……ふっ……ほっ……はっ」

ブン  ヒュン  ポイン

古泉「流石は長門さん!的確に回避し防御している!」

キョン「ああ、朝比奈アームのおっぱいの音か」

長門「……(乳揺れの音が耳障り、集中できない)」

藤原「そらそら、どうした!我がSSK団の怪人を二人も倒した奴がこの程度か!」

ブン ブン ブォン ブォン シュバババ  ポイン

長門「……(このままではまずい。朝比奈アームの能力を使用する)」

ヒュイィン

キョン「長門が消えた!」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 00:06:36.90 ID:JnSUj4RA0


藤原「!何処だ!……後ろか!」

ガギ   ポイン

長門「!……防がれた」

シュタッタ  ポイン

藤原「フハハハ!俺は他の怪人とは出来が違う!貴様のその能力は時間移動の応用だな!」

古泉「まずいですね」

キョン「ああ、カセットアームの能力が効かないのはまずいな」

古泉「そんなことではありません」

キョン「?じゃあなんだ?」

古泉「能力説明役を盗られた朝比奈さんが空気です」

朝比奈「そうでもありませんよ」

キョン「朝比奈さん?どういうことです?」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 00:15:30.57 ID:JnSUj4RA0


朝比奈「時間移動を応用した瞬間移動は朝比奈アームの主力ではありません」

藤原「フハハハ!カセットアームの力の無い貴様など、ただのコスプレライダーに過ぎんわぁ!」

長門「……そう」

グググ

藤原「ほう、いい構えだ。だが、そんなものでは!」

ダダダダダ ダダン

藤原「この俺には!通用せん!」

ブォォォォン

長門「……ふっ!」

ギュパッ   ポイィィン

古泉「ああ!朝比奈アームとPAN・Gのキックが!」

キョン「普通、この構図は逆じゃね?」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 00:25:56.21 ID:JnSUj4RA0

朝比奈「朝比奈アームの最大の能力それは……」

藤原「フハハハ!ぶっつぶれろぉぉぉぉ!!!」

長門「……!!」

ミシミシミシミシ

朝比奈「……純粋なパワーです」

藤原「フハハハ……!!な、なんだこのパワーは!」

長門「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

キョン「おお、長門が!」

古泉「ええ、今までに無いほどの大声を!」

キョン「そこじゃ無ぇぇ!」

長門「はぁ!!」

ブォォォン!!!!!

藤原「ぐわっぁぁぁぁ!!このままではおわらんぞぉぉぉぉ!!」

キョン「すげぇ。人ってあんなに高くまで飛べるんだ」



58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 00:36:38.71 ID:JnSUj4RA0

長門「一つ言っておく。カセットアームが無ければただのコスプレ」

長門「その見解は間違いではない」

長門「だが、」

長門「私の科学力は完璧だ」

藤原「ぬわー」

長門「伏せて。爆発する」

チュドーン

朝比奈「汚ぇ花火だ」

キョン「朝比奈さん!?」

――――――――――――

キョン「それで、やっぱり藤原は助かってるよな?」

長門「今回はちょっと、自信が無い」

キョン「おい」

長門「ジョーク」

キョン「まったく……」


59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 00:47:29.94 ID:JnSUj4RA0

キョン「橘、周防、藤原と来たら……」

古泉「関連性がわかりませんね」

キョン「何言ってるんだ?佐々木団のメンバーじゃないか」

古泉「佐々木団?」

朝比奈「もしかして、SSK団のことですか?」

キョン「SSK団?」

古泉「秘密結社SSK団、彼らは怪人による世界征服を目標としている組織です」

朝比奈「そのSSK団が敵となると、この先、厳しい戦いになるかもしれません」

キョン「ていうか、敵も時々『我がSSK団』とか言ってましたよね?」

長門「どんな敵が来ても、私は負けない」

キョン「ねぇ、みんな聞いてる?俺の話聞いてる?」

長門「何故なら、私は、仮面ライダーだから」

第三話・決闘!怪人PAN・G  完

第四話・復活!怪人軍団  に続く

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 02:18:51.45 ID:JnSUj4RA0

古泉「た、大変です!」

キョン「どうした、古泉。幼稚園バスでも襲撃されたか?」

古泉「何言ってるんですか?馬鹿ですか?」

長門「馬鹿?」

朝比奈「ふぇぇ、キョン君がおばかさんですぅ」

キョン「おい、泣くぞ、俺」

古泉「そんなことはどうでもいいんです!地下貯水槽に倒したはずの怪人が集結してるそうです!」

キョン「これまた、ベタな展開だな」

朝比奈「至急、現場へ向かいましょう!」

長門「了解した」

キョン「俺、留守番じゃ駄目?」

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 02:25:56.71 ID:JnSUj4RA0

再周防「―――コン――ブ」

再橘「ツーテールー」

再藤原「パァァァァンンンンンジィィィィィィィ!!」

キョン「うわ、明らかな手抜きップリ。しかもうようよ居るし」

古泉「困りましたね。この数では多勢に無勢です」

朝比奈「ひょえぇー」

長門「各10体。合計30体」

朝比奈「ひょえぇー」

キョン「これは……どうするんだ?長門」

長門「問題無い。朝比奈みくる」

朝比奈「はい、長門さん。カセットアームです」

キョン「切り替え早いですね。朝比奈さん」

94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 02:43:23.53 ID:JnSUj4RA0

                サーチ     グリーン デイ
長門「カセットアーム装着。喜緑アーム・喜緑の日々」

キョン「見た目のまんまだな」

朝比奈「キョン君それは禁則事項です」

長門「……喜緑アーム発動」

キョン「うお!長門がいっぱいだ!」

朝比奈「これが喜緑アームの第一の能力・増えるわかめ」

キョン「ああ、水場ですしね」

長門「それでは、行って来る」

キョン「おう、やっちまえ」

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 02:55:02.42 ID:JnSUj4RA0

長門「……こい。怪人コンブモドキ、怪人エセパーツーテール、怪人PON・G」

キョン「よく、名前知ってるな、あいつ」

再周防「――コンブ」再橘「ツーテール」再藤原「パァッァァァ(ry」

ブォンブォン  ピシャァァンピシャァァン ブンブン

長門「てやー」「とやー」「せいやー」

キョン「掛け声にやる気が感じられないな」

再周防「――コンブ」チュドーン 再橘「ツーテール」チュドーン 再藤原「パ(ry」チュドーン

キョン「弱っ!めっちゃ弱!」

古泉「まぁ、再生怪人やらはなんか色がくすんでたり弱かったりってのは基本ですから」

朝比奈「見てください。長門さんが!」

長門「うなー」「うなー」「うなー」「うなー」

キョン「うわ、長門のやる気が無くなって来てる」

122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 03:19:42.75 ID:JnSUj4RA0

長門「……こい。怪人コンブモドキ、怪人エセパーツーテール、怪人PON・G」

キョン「よく、名前知ってるな、あいつ」

再周防「――コンブ」再橘「ツーテール」再藤原「パァッァァァ(ry」

ブォンブォン  ピシャァァンピシャァァン ブンブン

長門「てやー」「とやー」「せいやー」

キョン「掛け声にやる気が感じられないな」

再周防「――コンブ」チュドーン 再橘「ツーテール」チュドーン 再藤原「パ(ry」チュドーン

キョン「弱っ!めっちゃ弱!」

古泉「まぁ、再生怪人やらはなんか色がくすんでたり弱かったりってのは基本ですから」

朝比奈「見てください。長門さんが!」

長門「うなー」「うなー」「うなー」「うなー」

キョン「うわ、長門のやる気が無くなって来てる」

136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 03:35:30.06 ID:JnSUj4RA0

古泉「段々、数が減ってきましたね」

キョン「……気のせいか?周防もどきだけ減ってないような?」

朝比奈「気のせいではなさそうですね」

長門「ハァハァ……きりが無い」

再周防「――コンブ」再周防「――コンブ」再周防「――コンブ」

長門「うなー」長門「うなー」長門「うなー」

古泉「このままでは、長門さんの体力が……」

朝比奈「問題ありません。そのためのカセットアームです」

キョン「朝比奈さん?」

143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 03:55:51.50 ID:JnSUj4RA0

朝比奈「喜緑アームの真の能力。それは探知能力です」

キョン「探知能力?それが、今、何の役に……」

長門「……発見した」

再周防「――コンブ」再周防「――コンブ」再周防「――コンブ」

長門「うなー」長門「うなー」長門「うなー」

真周防「―――コン――ブ」

長門「貴方が司令塔」

ダダダダダダ   ドカッ

真周防「―――コン――ブ―!」

古泉「見てください!偽者の動きが止まりました!」

朝比奈「漸く見つけたようですね」ニヤリ

キョン「朝比奈さん!?」

147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 04:02:17.97 ID:JnSUj4RA0

長門「群集は先導する者を倒せば四散する。貴女を倒せば、終わり」

真周防「―――ふふ―――ふふふ――貴女に――倒せる―――かしら」

真周防「――この―――怪人―――コンブ――エース――がね――!」

長門「超余裕」長門「超余裕」長門「超余裕」長門「超余裕」長門「超余裕」
長門「超余裕」長門「超余裕」長門「超余裕」長門「超余裕」長門「超余裕」

真周防「―――え――?」

長門「「「「全員長門パンチ」」」」

ドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコ

真周防「―――――ぶべ――――ら」

長門「「「「全員長門キック」」」」

ドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカ

真周防「――――ぱ――ぎょ―ら」

キョン「ひでえ」

148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 04:15:30.69 ID:JnSUj4RA0

真周防「―――もう――――無理」シュワシュワ

長門「勝った」シュルシュル

古泉「おお、長門さんと怪人コンブたちが一人に戻りました」

朝比奈「私たちの勝ちですね」

キョン「酷いリンチを見た」

真周防「―――敗者――は――――――自爆」

キョン「お約束ですね。わかります」

長門「総員、撤退」

151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 04:22:43.39 ID:JnSUj4RA0

キョン「それで、今回の敵はなんだったんだ?」

古泉「おそらく、SSK団が今までの怪人を参考に廉価版を作ったといったところでしょう」

長門「そして、司令塔であった怪人はコンブティークのリメイクモデル」

長門「戦闘能力以外に指揮能力を向上させたモデル。怪人コンブエース」

キョン「コンブモドキのエースだからコンブエースか」

長門「そう」

キョン「まぁ、あれだけの軍勢を倒したんだ。しばらくは……」

朝比奈「そうでもなさそうですよ。外を見てください」

古泉「外ですか?……あ、あれは!」

キョン「巨大な佐々木……だと!?」

長門「ユニーク」

第四話・復活!怪人軍団  完

第五話・衝撃!SSK団首領  に続く

154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 04:46:25.36 ID:JnSUj4RA0

キョン「おいおい、あれは何なんだよ!」

長門「落ち着いて、あれは立体映像」

キョン「そこじゃない、なんで、佐々木が!」

佐々木『聞け!愚民共!!私はSSK団の大首領!」

キョン「あれ、いつもの僕っ娘の佐々木じゃないよ?」

佐々木『我々SSK団は神の力を得た!さぁ、愚民共!跪き、永遠の忠誠を誓え!!」

キョン「なにこれ。どうしたの?佐々木どうしたの?」

キョン「なんで、派手でちょっと露出高めなの?サービスなの?文字だけじゃ分からないのに?」

朝比奈「……神の力ですか……」

長門「涼宮ハルヒは?」

古泉「既に確認済みです。依然、問題なく休眠中とのことです」

キョン「なにがなにやら」

155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 04:56:05.83 ID:JnSUj4RA0

朝比奈「敵は何らかの方法で涼宮さんの力だけを吸収したということでしょうか?」

古泉「そんなことが……」

長門「可能ではある」

古泉「ならば、いったいどうやって?」

長門「仕込みははじめの誘拐の時と思われる」

長門「このときに向こう側の神の器と接触が行われた」

長門「後に抵抗となる涼宮ハルヒの意識を封印」

長門「そして、大軍勢で我々の注意を引いてる最中に……」

朝比奈「涼宮さんの力を吸い上げた……」

長門「そう推測される」


157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 05:17:45.89 ID:JnSUj4RA0

キョン「シリアス過ぎてこの場に居辛いです」

古泉「それでは、先ほどの声明は……」

長門「真実である可能性が高い」

朝比奈「そんな、それでは……」

長門「そう、私の力では対抗は不可能」

古泉「ならば、こちらも」

朝比奈「神の力で対抗するってことですね」

長門「そう」

キョン「朝比奈さん、普段と全然違う。女って怖い」

158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 05:27:52.63 ID:JnSUj4RA0

古泉「では、朝比奈さん。早速執りかかってください」

朝比奈「了解です。2時間で仕上げます」

キョン「え?何が?何が?」

長門「こちらも作成に入る。想定時間はおよそ2時間」

古泉「分かりました。では、機関はSSK団の本拠地の情報を探ります」

古泉「それでは、皆さん。2時間後に」

朝比奈「2時間後に」

長門「2時間後に」

ガチャ   スタスタスタスタスタ

キョン「置いてけぼりです。展開的にも存在的にも」

159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 05:39:06.58 ID:JnSUj4RA0

2時間後

朝比奈「出来ましたぁ!1/6涼宮さん用の服です!」

古泉「機関も情報収集に成功しました!これが敵の本拠地の見取り図と敵軍の勢力です」

           ゴッド   ゴ ッ ド ノ ウ ズ
長門「私も完成した。涼宮アーム・気まぐれな神の憂鬱」

キョン「zzz……あ、悪い寝てた」

朝比奈「キョン君……」

古泉「真面目にやってもらえますか?」

キョン「いや……その……」

ポン

キョン「な、長門?」

長門「現在、シリアスパートに入っている」

長門「そのためツッコミの貴方には全く期待していない」

長門「そう、全く」

キョン「泣いてもいいですか?」

169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 06:27:18.02 ID:JnSUj4RA0


新川「それでは、これよりSSK団本拠地に突撃します」

キョン「ドライバーは新川さんですか」

森「そして、ガイドの森です」

キョン「バスガイドのコスプレですか」

森「それでは皆さん、まもなく出発です。準備はいいですか?」

朝古長「はーい」

森「おやつは300円までですよ?」

朝古長「大丈夫でーす」

森「それでは、出発シンコー!」

朝古長「わーい」

キョン「ああ、もう、俺はツッコま無ぇ!シリアスって言われたからツッコま無ぇ!」


170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 06:35:09.06 ID:JnSUj4RA0


新川「到着です」

森「あらあら、随分と熱烈な歓迎ですね」

キョン「おいおい、あのコンブ。前回よりも多いんじゃねぇか?」

長門「この中にはコンブエースはいない」

古泉「おそらく、指揮はSSK団首領が執っているのでしょう」

森「うふふ、遠隔指揮の怪人モドキですか」

新川「その程度なら、私たちで充分でしょう」

キョン「私たちでって……」

古泉「これは、すばらしい。伝説の傭兵の戦闘が拝見できるとは」

キョン「え?伝説?なにそれ?冗談?」

新川「いやはや、伝説とは。ははは、私たちはそれほどでもありませんよ」

森「そうです。私たちは既に一線を退いた身ですから」

キョン「おい、なんだこれ」

172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 06:42:55.33 ID:JnSUj4RA0

新川「それでは、私たちで」

森「道を切り開きましょう」

シュババッッ

キョン「早!めっちゃ動き早!!」

新川「せい!」

ポイポイポイ

キョン「すげぇ、一瞬で10人くらい投げた!」

森「えーい」

ドッギャーーz__ ン

キョン「一蹴りで20人くらい飛んだ!!」

古泉「何やってるんですか?とっとと行きますよ?」

キョン「無反応なおまえらすごいな!」


174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 06:49:26.07 ID:JnSUj4RA0

古泉「外とは違って、静かですね」

朝比奈「気をつけてください。何があるか分かりませんよ」

佐々木「くつくつくつ、そう、気を張ることも無いよ。諸君」

長門「いた、SSK団首領」

キョン「お、佐々木だ。久しぶりー」

佐々木「ところで、君達は、素直に投降しにきてくれたのかな?」

長門「投降するべきなのはあなた」

佐々木「くつくつくつ、面白い冗談だ」

キョン「なぁ、佐々木。その服露出度高いな!おら、わくわくしてきた!」

朝比奈「キョン君、今、シリアスだから、静かにして」

175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 06:54:54.73 ID:JnSUj4RA0

佐々木「くつくつくつ、こちらには神の力がある。君達の勝てる道理は無いのだよ」

長門「そうでもない。貴女だけが特別ではない」

佐々木「くつくつくつ、そうか、君も神の力を。すばらしい。では、その力、見せてもらおうか」

佐々木「  変  身  !」

古泉「な、なんですって!?」

朝比奈「彼女も変身を出来る!?」

キョン「佐々木も仮面ライダー……だと!?(露出が減ったな)」

177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 07:03:08.73 ID:JnSUj4RA0

佐々木「くつくつくつ、どうかな?出来損ないライダー君。この姿、気に入ってもらえたかな?」

長門「……そう」

古泉「ライダーVSライダーマンですか……」

朝比奈「状況は不利……ですが」

長門「私のカセットアームは完璧」

佐々木「くつくつくつ、そうかい。では、始めよう」

佐々木「どちらが神の力を持つライダーなのかを決める闘いを」

ドギュン

長門「!!」

ガキッ  ズドーン

キョン「全く見えない訳だが」

178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 07:09:52.40 ID:JnSUj4RA0

ガキーン  ギャイーン  ドンドゴドム
ズギャーン  バギョン  ゴルゴム

古泉「く、目で追うのがやっとです!」

朝比奈「しっかりしてください!よく、目を凝らすんです!」

キョン「今、ゴルゴムって聞こえたなぁ」

佐々木「くつくつ、その程度かい?似非ライダー。全くの防戦一方じゃないか」

長門「くっ……がはっ」

佐々木「くつくつ、ボロボロだねぇ。僕の怪人を倒したというから、少々、期待してたんだが」

ドゴーン

佐々木「期待外れだったよ」

キョン「長門が壁に埋まってるぞ、おい」

181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 07:20:01.81 ID:JnSUj4RA0

佐々木「くつくつ、期待外れだ。本当に期待外れだ。落胆したよ。君の戦闘力はこんなもんかい?」

佐々木「この程度で、よく、今までの怪人を倒せたものだ。」

佐々木「よっぽど君は運がいいんだろうね」

佐々木「……今だって、致命傷にはならなかったようだしね」

佐々木「ねぇ、聞こえてるんだろう?似非ライダー」

ガラガラ  ドサッ

長門「……」グッ

佐々木「くつくつ、まだ、戦う姿勢は崩さないか」

佐々木「じゃあ、もっと、楽しませてもらおうかな」

キョン「佐々木ノリノリだなぁ」

184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 07:25:51.35 ID:JnSUj4RA0

ゴッ ゴッ ゴッ ゴッ ゴッ

佐々木「くつくつ、頑丈だね」

ゴッ ゴッ ゴッ ゴッ ゴッ

佐々木「あと、何発、耐えられるんだろうね」

ゴッ ゴッ ゴッ ゴッ ゴッ

佐々木「くつくつ、まだ、見られる顔だね」

ゴッ ゴッ ゴッ ゴッ ゴッ

佐々木「くつくつくつくつくつくつくつ」

ゴッ ゴッ ゴッ ゴッ ゴッ

古泉「こんなの……見てられません」

朝比奈「目をそらさないで、古泉君。これがライダーの生き様なのよ」

キョン「ちょっと、佐々木やりすぎじゃね?」

185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 07:32:14.66 ID:JnSUj4RA0

ゴッ ゴッ ゴッ ゴッ ゴッ

キョン「お、おい、佐々木!」

ゴッ ゴッ ゴッ ゴッ ゴッ

キョン「やりすぎだろ!ちょっと、おまえ、長門を下ろせ!」

ゴッ ゴッ ゴッ ゴッ ゴッ

キョン「おい!佐々木!聞いてるのか!佐々木!」

佐々木「ああ、もう、うるさい蝿だ。君から排除しよう」

ドサッ

キョン「おい、佐々木。何言ってるんだ?」

コツ コツ コツ コツ コツ コツ

キョン「何のつもりなんだ?俺を?排除する?笑えないぞ、佐々木」

コツ コツ コツ コツ コツ コツ ピタ

佐々木「くつくつ、さようなら。うるさい蝿のキョン。これが神の力だよ」

スゥゥゥ ピタ        ブォン

186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 07:37:10.45 ID:JnSUj4RA0

ギャキン

長門「……」

キョン「な、長門」

佐々木「くつくつ、まだ動けたのかい。やっぱり頑丈だ」

長門「……ボソッ」

佐々木「ん?なんだい?辞世の句かい?それとも命乞いかな?」

佐々木「どちらにしても、聞いてあげるつもりは無いけどね」

ググッ

佐々木「……おや、思ったより力は残ってるみたいだね。まだまだ、楽しめそうだ」

キョン「お、おい長門」

長門「……私は終わった。と、言った」

188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 07:45:27.10 ID:JnSUj4RA0

佐々木「終わった?何がだい?君の動ける力が、かな?それとも、君の戦う意志かな?」

長門「両方外れ。神の力とやらも大した事無い。私一人の思考すらも読めない」

佐々木「くつくつ、面白い挑発だ。君の思考が読めない?それがなんだい?」

佐々木「虫けらごときの思考なんて、読みたくもないね。くつくつ」

長門「そう、思考は読めない」

長門「だから、私の策にはまる」

長門「貴女は私を一撃で葬ることも出来た」

長門「礼を言う」

長門「多量の接触があったこと」

長門「おかげで」

長門「解析が完了した」

192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 08:00:12.74 ID:JnSUj4RA0

佐々木「解析?何をいって……!!これは!!」

長門「そう、貴女の言う、神の力」

長門「 変 身 」

古泉「おお、これは!!」

朝比奈「長門さんが、真の仮面ライダーに!」

キョン「……長門!」

長門「……何?」

キョン「……やっちまえ」

長門「……コクッ」

195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 08:09:08.18 ID:JnSUj4RA0

佐々木「くつくつ、そうかい。君もライダーに。くつくつ」

佐々木「だが、状況は、少々、マシになった程度じゃないかなぁ」

佐々木「なんたって、僕はご覧の通り、全くの無傷」

佐々木「君はどうだい?満身創痍。立ってるのもやっとじゃないか」

佐々木「くつくつ、そんな状態で僕に勝てるとでも思ったのかな?」

長門「そう、このままでは状況不利」

長門「だが、私には」

長門「このカセットアームがある」

ジャキーン

キョン「やったー、かっこいいー(棒)」

197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 08:16:22.33 ID:JnSUj4RA0

佐々木「くつくつ、そんな1/6涼宮ハルヒフィギュア(ライブ服ver)如きで」

シュタタッ

佐々木「何が出来るというんだ!!」

ブォォォォォン

長門「涼宮アーム発動。全身フルブースト」

キュピン   ギュオン

佐々木「な!速い!!」

古泉「見、見えなかった」

朝比奈「ええ、見えませんでした」

キョン「もう、ドラゴンボ○ルじゃね?」


199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 08:26:54.38 ID:JnSUj4RA0

佐々木「くつくつ、だが、その程度の速さなら!!」

キュピン   ギュオォォン

佐々木「追い付ける!!」

長門「……」

佐々木「くつくつ、片手がフィギュアではガードもろくに出来ないだろう!」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

佐々木「くつくつ、どうしたんだい?さっきの余裕はどこにいったんだろうねぇ」

長門「……くっ」

キョン「もう、音しか聞こえない」

200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 08:35:46.78 ID:JnSUj4RA0

佐々木「どうした!ライダー!もっとだ!もっと僕を楽しませろぉぉぉ!」

ギョイン ギャキャウィン ドギャキャッキャ ベチコーン

長門「……そろそろ、限界」

佐々木「くつくつくつ、限界?限界だって?くつくつ、やっぱり君はその程度か!」

長門「……あなたの」

佐々木「くつくつ、僕の?限界が?くつくつ、笑わせてくれるなぁ!」

佐々木「くつくつ……ガハァ!!何だと……グハァ!!本当に限界だとでも言うのか!」

佐々木「馬鹿な!満身創痍のアイツより、僕のほうが限界が早いだと!?」

佐々木「そんなことありえん!!」

201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 08:44:35.45 ID:JnSUj4RA0

長門「貴女はとても優秀。己自身の力のみで私のブーストについてきた」

長門「通常だったら、私が負けていた。だが、私にはカセットアームがある」

長門「私の科学力は完璧だ」

佐々木「ぐぁぁぁぁ……はぁはぁ、そんな、そんなもの如きでぇぇ!!」

長門「……貴女には神の力の器があった。しかし、その器の中身は他人のもの」

長門「己が制御しきれる領分を認識できなった」

佐々木「だがぁぁぁ!!まだだっぁぁ!!貴様を消し飛ばすくらいは使いこなしてみせる!!」

長門「ならば、こちらも全力の一撃を出す」

203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 08:54:56.40 ID:JnSUj4RA0

佐々木「ぐぁぁぁぁあああ!!ラァァイダァァァァ!!」

                  デビル      フ ラ グ クラッシャー
長門「切り札カセットアーム、キョンアーム・旗折悪魔の倦怠感」

長門「ダブル・カセットアーム発動。平穏と激動の世界!」

長門「世界を正す一撃」

ド ッ ギ ャ ー z _  ン !


キョン「うおおお!爆煙で何も見えねぇ!」

206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 09:04:33.49 ID:JnSUj4RA0

古泉「煙が晴れてきました」

朝比奈「勝ったのは……」

古泉「あ!あれは!!」

キョン「……佐々木」

佐々木「やぁ、キョン」

キョン「……」

佐々木「君のところのライダーはすごいね」

キョン「……ああ」

佐々木「くつくつ……僕の負け……だよ……ドサッ」

キョン「佐々木!」

208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 09:13:25.58 ID:JnSUj4RA0

長門「……大丈夫、気絶しただけ」

キョン「長門……」

長門「今のうちに、力を戻す」

キョン「佐々木の力をハルヒにか?」

長門「……そう」

長門「その過程で、この世界も再構成する」

長門「仮面ライダーを空想の産物に戻す」

キョン「ああ、頼む。すまんな、いつも、大変なことばっかりで」

長門「いい。問題ない。私は世界を救う仮面ライダーだから」

キョン「はは、違いない」

長門「それでは」

キョン「ああ、やっちまえ」

長門「……そう」

212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 09:20:12.20 ID:JnSUj4RA0

涼宮「はぁ、今日もなぁぁぁんにも無いわねぇ」

キョン「なんだハルヒ。またいつもの退屈病か?」

涼宮「退屈病って、実際に退屈なんだからしょうがないでしょ」

涼宮「あーあ、なんか、こう、ドカーンと起きないかしらねぇ」

涼宮「例えば正義のヒーローが出てくるとか」

涼宮「正義のヒーローなら仮面ライダーがいいわね。イケメン多いし」

長門「……」

キョン「何言ってるんだ、ハルヒ。仮面ライダーなんか出てくるわけ無いだろ」

長門「パタン……ガサゴソガサゴソ」

涼宮「分かってるわよ、そんなこと。例えばよ、例えば」

213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 09:27:51.15 ID:JnSUj4RA0

キョン「例えばにしても、ライダーだけ出てきてどうする」

キョン「怪人居なくちゃ、ライダーだって廃業だろ」

長門「ガサゴソガサゴソ」

涼宮「そしたら、なんか秘密結社とかが出てきて……って、有希。何してるの?」

長門「ガサゴソ……これを」

涼宮「あら、仮面ライダーじゃない。どうしたの?これ」

長門「作った」

涼宮「自作!?」

長門「そう」

涼宮「すごいわね、これ。普通に万単位でお金取れそうよ」



214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 09:30:02.89 ID:JnSUj4RA0

長門「これも、作った」

涼宮「ライダーのヘルメット……自作?」

長門「そう」

涼宮「……オークションに出せば10万は堅そうな出来ね」

キョン「ほう、すごいな。これ」

涼宮「でも……これって」

キョン「ああ……そうだな」

涼キョン「なんで、ライダーマン?」

長門「……私の科学力は完璧だから」


第五話・衝撃!SSK団首領  完

216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/08(水) 09:34:54.06 ID:JnSUj4RA0

おらー完走したぞボケー

おい>>7聞いてるか?>>7

もう見て無いだろうがな、書ききったぞアホ

290 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/08(水) 20:17:37.87 ID:JnSUj4RA0

えっと、じゃあ、終了です

お疲れ様でした

>>1の次回作にご期待ください  ノシ



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