キョン「元気が無いハルヒって、かわいいよな」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/03(金) 22:18:39.85 ID:clje2ogBO

古泉「何をいきなり」

キョン「…すまん。妄言だったな」

古泉「止めて下さいよ、冗談になってません」

キョン「気にするなよ。本心じゃねぇから」

みくる(元気が無い涼宮さん…?)

古泉「そう信じてます。それにしても、あなたらしくない発言でしたね」

キョン「もういいだろ、俺が悪かったって」

ハルヒ「お待たせ!」バン

キョン(…待ってねぇよ)

長門「……」ペラ

キョン「…何を何処でやってたんだ?」

ハルヒ「別に何もしてないわよ?ちょっと岡部に呼び出されて」

キョン「え?」

ハルヒ「あんたが教室から出てった後よ。全く、面倒臭いったらありゃしないわ」

キョン「……聞いてやる。今度は何をやらかしたんだ」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/03(金) 22:19:36.76 ID:clje2ogBO

ハルヒ「べっつにー?」

キョン「んな訳あるか」

ハルヒ「岡部と一緒にあんたの進路について頭を悩ませてただけよ」

キョン「…ホント、かわいくねぇ奴だな」

ハルヒ「なっ!気持ち悪い顔してるあんたに言われたくないわよ!」

キョン「……」

ハルヒ「あっ…」

古泉「……」

みくる「ふぇ…」

長門「……」ペラ

ハルヒ「……」

キョン「悪かったな気持ち悪い顔で」

ハルヒ「……」

古泉「まあまあ、そう怒らないで下さいよ」

キョン「……」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/03(金) 22:22:12.00 ID:clje2ogBO

みくる「あのぅ…」

ハルヒ「……」

キョン「……」

みくる「ふぇ…」

ハルヒ「……」

キョン「……」

古泉(困ったものです)

キョン「…今日は帰らせてくれ」スッ

ハルヒ「……」

キョン「いいんだな?」

ハルヒ「……」

キョン「……じゃあな」

バタン

ハルヒ「……」

古泉(涼宮さん、もう少し素直になりましょうよ……)

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/03(金) 22:27:09.63 ID:clje2ogBO

翌日 教室



キョン「よおハルヒ」

ハルヒ「……あんた怒ってないの?」

キョン「よくよく考えたら、お前に言われなくても分かってる事だったからな」

ハルヒ「! …そ、そんな事…!」

キョン「……」

ハルヒ「……ごめん」シュン

キョン(……ハルヒ、やっぱりお前は元気が無い方がかわいいぞ)

ハルヒ「……」

キョン「ま、まあ俺も気にして無いから、そんな落ち込むなよ」

ハルヒ「……」チラ

キョン(……泣きそうになりながら上目使いでこっちを見るハルヒ…。たまらん!)

ハルヒ「……」

キョン「……」ナデナデ

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/03(金) 22:29:57.23 ID:clje2ogBO

ハルヒ「!!」ピク

キョン(しまった!つい手が…!)

ハルヒ「な、何よ」

キョン「いや、すまん、忘れてくれ」

キョン(あまりにもお前が可愛かったから……なんて言えないだろ)

ハルヒ「……変なキョン」

キョン「ああ、確かに変だな」

ハルヒ「何それ。ばっかみたい」ニコ

キョン「…!」

キョン(笑顔もなかなか……)

キョン(……って。さっきから俺は何を考えてやがる。…馬鹿馬鹿しい)

ハルヒ「……?」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/03(金) 22:33:14.01 ID:clje2ogBO

キョン(いや、それにしてもだな……)

キョン「…!」

キョン「…よし」

ハルヒ「ん?何か言った?」

キョン「い、いや?」

ハルヒ「そ。あたし寝るわ。お昼になったら起こしてよね」

キョン「は?お前、授業聞かないつもりかよ」

ハルヒ「余裕よ。なんか昨日は眠れなかったのよね」

キョン「おい……」

ハルヒ「……」

キョン「…やれやれ」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/03(金) 22:37:54.83 ID:clje2ogBO

昼休み



キョン「おーいハルヒー」ツンツン

ハルヒ「……」

キョン「ハルヒちゃーん」クイクイ

ハルヒ「……」ピク

キョン「ハルヒお姉さーん」ペシペシ

ハルヒ「…!」

キョン(……なかなか起きないな)

キョン「ハルヒ。好きだ」

ハルヒ「!!!」ドキ

キョン「って谷口が」

ボカ

キョン「ってぇな!何しやがる!」

ハルヒ「あ、お、おはようキョン」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/03(金) 22:41:03.01 ID:clje2ogBO

キョン「こ、こんにゃろ……」

ハルヒ「って!バカキョン!後5分で授業始まるじゃないの!もっと早く起こしなさいよ!」

キョン「お前が起きなかったんだろ」

ハルヒ「え、嘘よ!だってあたしずっと……あ、いや、何でもない…」

キョン「…?」

キョン「ま、お前がそういうと思ってだな、パン買って来てやったぞ」スッ

ハルヒ「へぇ…。キョンにしては気が利くじゃないの」

キョン(甘いなハルヒ。昼休みにあえて起こさなかったのも、全てはこのパンを食わせるため)

キョン(この、一週間も俺の机で眠っていた『バナナクリームサンド』をな…!)

キョン(買ってから一週間、食うタイミングを逃してただけなんだが)

ハルヒ「キョン?なんかこれ、すっぱい臭いがするんだけど…」クンクン

キョン「さっき買って来たばっかりだぞ?元々そういう臭いなんじゃないか?」

ハルヒ「…あっそ」

パク

キョン(よし…!)

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/03(金) 22:44:48.08 ID:clje2ogBO

ハルヒ(…なんか変な味……。でも、こんな事で文句言ったらキョンに悪いよね…)

ハルヒ「まあまあおいしいわね」パク

キョン「そうかい」

ハルヒ「ん」モグモグ

ハルヒ「あんたも食べる?一口ならいいわよ」

キョン「いや、俺はちゃんと食べたからお前全部食えよ。遠慮すんなって、俺が奢ってやるのはいつもの事だろ?」

ハルヒ「……」

ハルヒ「……ありがと」ボソッ

キョン「何?」

ハルヒ「何も言ってないわよ?」

キョン「え?」

ハルヒ「気のせいでしょ」

キョン「そっか」

ハルヒ「……」

ハルヒ(…ありがとね、キョン)

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/03(金) 22:49:45.93 ID:clje2ogBO

キョン「…あ」

ハルヒ「…何よ」

キョン「ハルヒ…俺…」

ハルヒ「どしたの?」

キョン(人としてやってはいけない事をやっちまった……)

キョン「……すまん」

ハルヒ「え?な、何よ?」

ハルヒ「…キョン、なんか悩みでもあるの?そういう時はね、誰かに言っちゃいなさい!一人で考え込むよりずーっといいんだから!」

キョン「ハルヒ…」

キョン「すまん、ハルヒ…」
キョン(俺、最低だな…)

ハルヒ「何よ、どうしたのよ…」

キョン「……」

ハルヒ「あーもう! いい?落ち込んでるあんた見てるとね、なんか落ち着かないのよ!」

キョン「……すまん」

ハルヒ「何謝ってんのよ…」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/03(金) 22:54:16.11 ID:clje2ogBO

ハルヒ「……」

キョン「……あのさ、」

ハルヒ「……」

キョン「好きな子がいたとしてさ」

ハルヒ「!!」

キョン「その子の笑顔を見るためだったら……何でもする人ってどう思う?ああ、何でもってのは、何でもだ。犯罪とか……」

ハルヒ「……それ、どういう状況か分からないけどさ、」
ハルヒ「その子も可哀相ね」

キョン「…!」

ハルヒ「例えば罪を犯したとして、それをその子が知ったらどうなるの?」

キョン「……」

ハルヒ「その子は何も悪く無いのに、責任感じちゃうんじゃないの?」

キョン「……」

ハルヒ「あたしが言いたいのはね、言いたい事…もしくはして欲しい事があるなら直接言っちゃえって事よ」

ハルヒ「『笑顔が見たい』って言えば、気持ちも伝わるし、何より犯罪なんてしなくて済むじゃない」

キョン(……ハルヒに『元気無くしてくれ』なんて言えるか? 意味不明過ぎるだろ…)

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/03(金) 22:56:05.44 ID:clje2ogBO

キョン「……そうだよな」

キョン「ハルヒ、ありがとよ」ニコ

ハルヒ「え、あ、まあ、別に」

ハルヒ(キョン……笑ってくれた…!)

キョン「今の話、忘れてくれないか」

ハルヒ「……うん」

キョン「ありがとう」

ハルヒ「……」

ハルヒ(もしかして、好きな人とかいるのかな……やだなぁ……)

ハルヒ「はぁ…」







古泉「何故バイトが…彼は一体何を…」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/03(金) 23:02:09.09 ID:clje2ogBO

翌日 朝



キョン「ハルヒ!?」ガラッ

シーン…

キョン「あー、いや、なんでもないぞ」

キョン(ええいお前ら、特に谷口、こっちを見るんじゃない!)

キョン「……」ガタ

キョン(ハルヒ、いつ学校に来るのだろうか…)

キョン(……すまんハルヒ)

ガラ

ハルヒ「……」

キョン「よ、よお」

ハルヒ「……」フラフラ

キョン「は、ハルヒ?」

ハルヒ「キョン……お腹痛い……」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/03(金) 23:08:59.83 ID:clje2ogBO

キョン「ぁ…」

ハルヒ「なんか朝から調子悪いわ……最悪…」

キョン「だ、大丈夫か」

ハルヒ「……そう見える?」

キョン「ぅ…ぁ…すまん」

ハルヒ「何であんたが謝ってんのよ…。変なの」

キョン(やっちまった……)

ハルヒ「食あたりかしら……」

キョン「……」

ハルヒ「ぅ…」

キョン「…かわいい」

ハルヒ「…え?」

キョン「あ、いや、何でも無い!」

キョン(抱きしめたくなる程かわいい……何故だろうか……)

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/03(金) 23:16:42.51 ID:clje2ogBO

ハルヒ「ぅー…」

キョン「な、なんで学校来たんだよ。休めば良かったのにさ」

キョン(…偽善もいいとこだな)

ハルヒ「SOS団の活動に……休みは無いの……だからあたしも……ぅ」

キョン「あー、悪かった、今は喋るな。保健室行くか?」

ナデナデ

ハルヒ「…!」ビク

キョン「……うあ!?す、すまん!」

ハルヒ「……」

キョン「……」

ガラッ

岡部「座れー、始めるぞー」

キョン「ハルヒ……」

ハルヒ「……」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/03(金) 23:20:21.71 ID:clje2ogBO

―――
――


「えー、ここがこうなるように……」

キョン「……」

キョン(…寝るか)

ハルヒ「ぅ…」

キョン「…!」

ハルヒ「きょ、キョン…お腹痛いよぉ…」

キョン「だ、大丈夫か?我慢出来ないのか?」

ハルヒ「も……無理…ぅ……」

キョン(腹を押さえながら涙を目に浮かべ、必死に訴えてくるハルヒ……反則だ……)

ハルヒ「ぅ…痛いよぉ…キョン……」ギュ

キョン(そ、袖を…!)

キョン「は、ハルヒ?トイレ行くか?」

ハルヒ「……」コク

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/03(金) 23:24:21.59 ID:clje2ogBO

キョン「よし、任せろ」

スッ

キョン「先生、ハルヒが具合悪いみたいなんでトイ……保健室連れて行きます」

ハルヒ「……」

キョン「…よし、立てるか?寄り掛かっていいんだからな…」

ハルヒ「うん…」

キョン「ゆっくりでいいか?」

ハルヒ「……」コク

キョン「そっか」

ガラ

谷口「……ちっ」

国木田「谷口、そんな大きい舌打ちしなくてもさ」



国木田「ここにいるみんな、同じ気持ちなんだよ」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/03(金) 23:27:43.07 ID:clje2ogBO

キョン「……」

ハルヒ「……」

キョン「……」ナデナデ

ハルヒ「…!」

キョン「あ、すまん!」ガバ

ハルヒ「ちょっと、離れないでよ……」ギュ

キョン「すまん…」

ハルヒ「と、トイレ寄らせて…」

キョン「ああ」

ハルヒ「ちゃんと待ってなさいよ…?お願いだからね」

キョン(涙声で言われてもなぁ…)

キョン「……」

キョン(ハルヒ、やっぱりお前は…元気無い方がかわいいぞ)

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/03(金) 23:33:06.49 ID:clje2ogBO

ハルヒ「……」

キョン「どうだった?」

ハルヒ「……ばか」

キョン「あ、すまん…」

ハルヒ「ぅ…」

キョン「おいハルヒ!」

ハルヒ「だ、大丈夫よ、後は一人で行けるわよ……保健室ぐらい」

キョン「馬鹿言え、どこが大丈夫なんだ。 ほら、おぶってやるから」スッ

ハルヒ「え?えっと、」

キョン「ほら」グイ

ハルヒ「ゃ!!」

キョン「…よし、行くか」

ハルヒ「お、降ろしなさいよ!」

キョン「嫌だね。こんなお前、ほっとけるかよ」テクテク

キョン(それにしてもこいつ、いろんなところが柔らかいな…)

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/03(金) 23:41:30.34 ID:clje2ogBO

ハルヒ「……」

ハルヒ(……ちょっと、手を前に回してみようかな……)

ギュ

キョン「!!」

キョン(今背中に柔らかい何かが…!)

キョン(胸……だよな?)

キョン(そういえば俺の手は、今ハルヒのふとももに添えられてる訳で…)

ハルヒ「ちょ、ちょっと……あんまり指動かさないでよ…」

キョン「す、すすすまんハルヒ!」

キョン(これは非常にまずい状況じゃないか…!?)

ハルヒ「……」

キョン「ぅ…」

ハルヒ「……なんで前屈みになったのよ」

キョン「…察してくれ」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/03(金) 23:48:16.93 ID:clje2ogBO

―――
――


キョン「じゃあ、また放課後来るからな」

ハルヒ「…別に来なくていいわよ」

キョン「じゃあ古泉を呼んどくか?」

ハルヒ「誰かとか、そういう問題じゃないわよ。一人で帰れるって言ってんの!」

キョン「ホントかよ?さっきまで俺におぶられてた癖に」

ハルヒ「……あんたが勝手にやったんでしょ」

キョン「はは、悪かった。じゃあな、また明日。痛くないからって、今日ははしゃぐんじゃねぇぞ。とりあえず放課後までは安静にしとけ」

ハルヒ「分かってるわよ。じゃあね」

キョン「腹、冷やすなよ」

ハルヒ「分かってるって」

キョン「なんかあったら、電話しろよ」

ハルヒ「分かったから!」

キョン「…じゃあな。とりあえず、昼休みまた来るからな」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/03(金) 23:55:46.01 ID:clje2ogBO

昼休み 保健室



キョン「失礼しま…って誰も居ないのか」

キョン(保健の先生は飯か?)

キョン「……」スッ

ハルヒ「……」

キョン「……寝てるな」

ハルヒ「……」

キョン「……黙ってれば、ホントかわいいなお前」

ハルヒ「……」

キョン「ハルヒ、好きだ」

ハルヒ「……」

キョン「よし、マジで寝てるな」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 00:01:54.66 ID:bxgc/rZGO

キョン「……」

キョン「……」ナデナデ

ハルヒ「……」

キョン「ハルヒ…俺、お前に酷い事しちまったよ」

ハルヒ「……」

キョン「人間として、どうかしてるよな」

ハルヒ「……」

キョン「お前が腹壊したのは、俺がお前に昨日やったパンのせいなんだ」

ハルヒ「……」

キョン「あまりにも、…その、なんだ? 大人しいお前がかわいいから……」

キョン「……」

キョン「……俺、何がしたかったんだろうな」

ハルヒ「……」

キョン「……」

ハルヒ「……」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 00:09:48.91 ID:bxgc/rZGO

翌日 朝



キョン「よお」

ハルヒ「あんた遅いわよ!」

キョン「これが普通だ」

キョン「お腹、もう大丈夫か」

ハルヒ「…うん!ま、まあ…ありがと」

キョン「どういたしまして。俺は特に何もしてないがな」

ハルヒ「それもそうね」

キョン「……」

キョン(昨日のハルヒは何処へやら…)

ハルヒ「最近あっついわねー」パタパタ

キョン「お。いいもん持ってんじゃねぇか」

ハルヒ「ダメよ。あたしのなんだからね」パタパタ

キョン「……じゃあ下敷きで我慢するかな」パタパタ

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 00:14:28.81 ID:bxgc/rZGO

昼休み



キョン「あー」

ハルヒ「ふー…」

キョン「あー…」

ハルヒ「……」パタパタ

キョン「あ゙ー…」

ハルヒ「あんたうっさいわよ…」パタパタ

キョン「何故午前中に体育があるんだ…」

ハルヒ「あたしに言わないでよ」パタパタ

キョン「あ」

ハルヒ「ん?」パタパタ

キョン「ハルヒ。水浴びしてこようぜ」

ハルヒ「は?あんた頭大丈夫?」

キョン「いや、ちょっと髪濡らしてくるだけだからさ、ほら、行こうぜ」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 00:19:22.28 ID:bxgc/rZGO

ハルヒ「…しょうがないわね」

キョン「あちー」

ハルヒ「ほらさっさと行く!」グイ

キョン「はいよ…涼宮」

ハルヒ「…何」

キョン「悪かった、だから怒るなって。いや、お前を苗字で呼んだら涼ししくなるかなって」

ハルヒ「……」

キョン「やばい。暑さで頭がいかれたかもしれん」

ハルヒ「ばーか」

キョン「なんだと」

ハルヒ「…ふふ」

キョン「…?」

ハルヒ「あんた、もっとしゃきっと歩きなさいよ」

キョン「何故お前はそんなに元気なんだ」

ハルヒ「あんたとは出来が違うのよ、出来が」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 00:28:40.03 ID:bxgc/rZGO

ジャボボ…

キョン「……」バシャ

キョン「ふーっ、水って素晴らしいな」

ハルヒ「っていうか、なんであたしを連れて来たの?」

キョン「え、そ、それはだな…」

キョン「……気分だ」

ハルヒ「……まあいいわ。隣使うわよ」ジャー

ハルヒ「……」バシャ

キョン(今ここでハルヒに大量の水をかけたら、風邪引くのか…?)

キョン(…着替え無いって言ってたよな)

キョン「……」ゴクリ

ハルヒ「ふー、気持ち良かった」キュ

キョン「おっと手が!」バシャ

ハルヒ「きゃ!!」

キョン(や、ま、またやっちまった!)

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 00:48:45.00 ID:bxgc/rZGO

ハルヒ「何すんのよ馬鹿!」

キョン「すまん!」

ハルヒ「あー、もー、びしょびしょじゃない」

キョン「ま、まあ、涼しくなっていいんじゃないか?」

ハルヒ「やり過ぎよバカ!」

キョン「はは…」

ハルヒ「下着は無理だけど、ジャージぐらいなら保健室にあるかしら…」

キョン「多分な」

ハルヒ「何が悲しくて二日連続で保健室にお世話になんなきゃなんないのよ……もぅ…」

キョン「……」ドキ

キョン(ハルヒ、今のお前、かなり反則だったぞ…)

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 01:03:49.78 ID:bxgc/rZGO

―――
――


キョン「ぎりぎりだったな」

ハルヒ「別に授業ぐらい遅れたっていんだけどね」

キョン「着替えて来たのか」

ハルヒ「へ?……へくちっ!」

キョン「!!」

ハルヒ「あー…キョン、ティッシュ…」

キョン「お、おう、ほらよ」ポイ

ハルヒ「ん…」

キョン「お、おい、お前まさか風邪引いたんじゃ…!」

ハルヒ「んー、多分ね…。全くあんたがあんな事するからよ、このマヌケ」

キョン「なんだとこの…」
ハルヒ「ふぁ…くしっ!」

キョン「……」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 01:11:02.83 ID:bxgc/rZGO

キョン「それ一枚しか着て無いのか?」

ハルヒ「当たり前じゃないの。濡れたのが上だけで良かったわよ、ホント」

キョン「さ、寒くないのか」

ハルヒ「暑いぐらいよ?」

キョン「そうか…」

キョン(どうすりゃいいんだ…?)

ハルヒ「ぁ………ぅ……くしゅ!」

キョン「すまん…ホントすまん!」

ハルヒ「ホントなら死刑ものよ、バカキョン」

ガシ

キョン「俺に出来る事なら何でもするからな、ハルヒ!」

ハルヒ「ぃやっ!!」バシ
キョン「…?」

ハルヒ「ぁ、えっと、これは……」

ハルヒ「……ぃ、今は触んないで」

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 01:15:51.29 ID:bxgc/rZGO

キョン「……すまん」

ハルヒ「あ、違うのよ?別に嫌いになったとかじゃなくてね、」

ハルヒ「ぁ、あたしさ、今、ほら、これしか着て無いって言ったじゃない?」

キョン「確かに言ったな」

ハルヒ「……言葉の通りよ」

キョン「それってつまり……」

ハルヒ「……ぅ」

キョン「お前今ブラして無いn」
ハルヒ「ぅ、うるさい!!」

キョン「……」

ハルヒ「し、下はちゃんとはいてるからね!」

キョン「さっきも聞いたぞ」

ハルヒ「……とにかく、そういう事だからあたしに触んないでちょうだい」

キョン「ああ…分かった」

キョン(……ちょっと透けて見えないもんか…)ジロー

ハルヒ「ふ…ぁ……くちっ!」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 01:22:49.16 ID:bxgc/rZGO

ハルヒ「この際だから、あんたに移して風邪治そうかしら」

キョン「ああ。そうしてくれると実際助かる」

ハルヒ「…それだとあたしが困るのよ」

キョン「ん?何でだ?」

ハルヒ「……バカ」

キョン「…?」

ハルヒ「あんた、わざとやってる?」

キョン「何を」

ハルヒ「……はぁ」

キョン(マジでさっぱり分からん…)

ハルヒ「……くしゅ!」

キョン「お前、くしゃみだけはかわいいな」

ハルヒ「なっ!!」

キョン「褒めて無いから赤くなるな」

ハルヒ「べ、別に赤くなってなんか…!」

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 01:30:07.91 ID:bxgc/rZGO

ハルヒ「…って、だけって何よ!」グイ

キョン「今更かよ!ぅおっ!」

ハルヒ「ホントにあんたって奴は…」グイグイ

キョン「や、やめろハルヒ!」ガバッ

ハルヒ「ひゃぅっ!!」ピク

キョン「!?」

ハルヒ「ぁ……」

キョン「う、あ、違う!不可抗力だ!」

ハルヒ「……」

キョン(おもいっきり服引っ張っちまった…)

ハルヒ(へ、変な声出しちゃった…)





谷口「何あいつら教室でいちゃついてんだ?」

国木田「つっこんだら負けだよ」

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 01:38:32.82 ID:bxgc/rZGO

翌日



キョン「行ってきまーす」

キョン「ふぁー…あ」

キョン(ハルヒの具合、悪化してないといいんだが)

古泉「どうも」スッ

キョン「…出やがったな」

古泉「出番が欲しいもので」

キョン「まさか朝に攻めて来るとはな」

古泉「僕は悪役ですか」

キョン「冗談だよ」

古泉「…乗ります?」

キョン「助かった、乗らせてくれ」

古泉「どうぞ」ガチャ

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 01:49:06.84 ID:bxgc/rZGO

ブロロ…

キョン「で、話があるんだろ?」

古泉「もちろんです。最近の涼宮さんの精神状態についてなんですが」

キョン「な、何だ」

古泉「全く意味が分からないんですよ。平均的に機嫌はいいようなんですが、上がったり下がったりで」

キョン「機嫌がいい?」

キョン(そんな筈……)

古泉「涼宮さん、昨日も、一昨日も部室に来ませんでしたが…」

古泉「やはりあなたが全て知っているようだ」

キョン「…!」

キョン「…俺はハルヒの事なんて何も知らんし、知りたくも無い」

古泉「『元気が無いハルヒってかわいいよな』」

キョン「!!」

古泉「いつだったか、あなたはそうおっしゃいましたね」ニヤ

キョン(……マジで悪役っぽい事言いやがって…)

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 01:54:43.96 ID:bxgc/rZGO

古泉「今日涼宮さんは風邪を引いてるそうですよ」

キョン「……」

古泉「それにしても、昨日は暑かったですね。 …『水浴び』したいくらいに、ね」

キョン「……」

古泉「汗、かいてますよ」

キョン「……何をするんだ」

古泉「と、言いますと?」

キョン「俺をどうするつもりだ」

古泉「……」ギラ

キョン「ナイフ…!」

古泉「涼宮さんを脅かす者がいれば、排除するまでです。例え、あなたでもね」

キョン「や、やめ、」

古泉「『撒かない種は生えない』……分かりますね?」






96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 02:00:36.35 ID:bxgc/rZGO

キョン「……なかなか、迫真の演技だったな」

古泉「でしょう?」

キョン「で、何が言いたいんだ?」

古泉「いや、特に何も」

キョン「こんな無駄な事までやってそれか」

古泉「暇つぶしですよ、暇つぶし」

キョン「ったく…」

古泉「僕はあなたを信頼していますからね。あなたがきっかけで世界が崩壊しても、僕はそれでいいと思います」

キョン「言い切ったな」

古泉「言い切りましたよ」

古泉「…ただ、」

キョン「あー、言わなくても分かってる。ちょっとやり過ぎた」

古泉「ならいいんです。 さ、着きましたよ」

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 02:12:41.20 ID:bxgc/rZGO

教室



キョン「…ハルヒ」

ハルヒ「……」

キョン「学校休めばいいだろ?何でそんなに無理して…」

ハルヒ「ぃったでしょ…だんちょぅが居なくて……だれがSOS団を……」

キョン「……すまん」

ハルヒ「……頭痛いのよ」

キョン「どれ、おでこかしてみろ」

ハルヒ「……」スッ

キョン「んー……」ピタ

キョン「結構やばいな」

ハルヒ「全然へーき…」

キョン「顔真っ赤で言うセリフじゃないぞ、それ」

102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 02:19:41.71 ID:bxgc/rZGO

キョン「ほら、保健室行くぞ」

ハルヒ「いゃよ…」

キョン「無理言うな。強引にでも連れてくからな」

ハルヒ「…きょん」

キョン「ん?」

ハルヒ「保健室より、あんたと…一緒にいたいから…」

キョン「!!」ドキ

キョン(反則だ…!)

ハルヒ「ぅ……」

キョン「……分かった、保健室で一緒に居てやるから、な?」

ハルヒ「ん……」

キョン「ほら、おんぶ」

ハルヒ「……」ギュ


谷口「……」
国木田「……」

108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 02:36:35.44 ID:bxgc/rZGO

ハルヒ「きょん…ありがとね」

キョン「馬鹿、何言ってんだ。こうなった元凶に礼言ってどうする」

ハルヒ「あたしね…」

ハルヒ「あたし、今、幸せよ…?」

ハルヒ「風邪引いてるけど……キョンにおんぶしてもらって…るからね?」

キョン「は、ハルヒ?」

ハルヒ「……」ギュ

キョン(かわいいどころの問題じゃなくなってきたぞ…!)

ハルヒ「キョンに、頭撫でて貰ってる時、嬉しかった…」

ハルヒ「キョンが、笑ってくれた時も、嬉しかったの…」

キョン「…!」

ハルヒ「……ふふ、あたしなんかおかしいわね…。ごめんね、キョン…」

キョン(耳元でそんな事言われたら……)

キョン(ハルヒ、俺は……、勘違い…していいのだろうか…)

112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 02:42:38.05 ID:bxgc/rZGO

>>1のまぶたがめっちゃくちゃ重い件

保健室


キョン「ほら、ベッドだぞ」

ハルヒ「ぅん…」

キョン(なんか…、ホントにハルヒじゃないみたいだな…)

キョン「あ、あのさ」

ハルヒ「ん?」

キョン「嫌ならいいんだが……」

ハルヒ「何よ…」

キョン「お前が寝るまで、頭…撫でててやろうか?」

ハルヒ「……うん」

キョン「……ただ、授業サボりたいだけだからな」

ハルヒ「……うん」

キョン「……」

ナデナデ

117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 02:54:13.98 ID:bxgc/rZGO

ハルヒ「…キョン?」

キョン「何だ?」ナデナデ

ハルヒ「お願が、ぁるのよ」

キョン「……」ナデナデ

ハルヒ「あたしをね、抱きしめて欲しいの…」

キョン「…!」

ハルヒ「いつものあたしじゃ……こんな事言えないけど……」

ハルヒ「…風邪って不思議よね……ふふ」

キョン「…本気か?」

ハルヒ「……わかんない」

キョン「だ、駄目だ、一種の気の迷いだハルヒ、やめとけ。お前、今どうかしてるんだよ」

ハルヒ「……」

キョン(有り得ん…有り得んぞこんなの…!)

ハルヒ「…そぅなのかな」

ハルヒ「……キョン……」

118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 03:02:51.59 ID:bxgc/rZGO

キョン「……」ナデナデ

ハルヒ「だって……だって……」

ハルヒ「ぁんたに撫でられるとね…」

ハルヒ「なんだかどきどきして…」

ハルヒ「くるしくなって…」

ハルヒ「……」

キョン「ハルヒ…」

ハルヒ「あんたが近くに居るとね…」

ハルヒ「安心するのよ…?」

ハルヒ「1番安心する…」ギュッ

キョン「お、おいハルヒ!!」
キョン(流石にこれはまずいだろ!誰か来たら……!)

キョン「……ハルヒ?」

ハルヒ「……スー…スー…」

キョン「……寝てるのか?」

キョン(抱き着かれたまま眠られてもなぁ……)

124 名前: ◆D/WPxQ1tnA [] 投稿日:2009/07/04(土) 03:20:03.09 ID:bxgc/rZGO

もう限界ですすいません

寝ます…



起きたら続き書きますので
誰か保守をおねが…い……

173 名前: ◆D/WPxQ1tnA [] 投稿日:2009/07/04(土) 12:54:12.03 ID:bxgc/rZGO

みなさんおはようございます



保守ありがとう!!


ではではサクッと続き行きます

175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 13:00:54.04 ID:bxgc/rZGO

翌日 朝



ハルヒ「おっはよう!」

キョン「よお」

キョン(一日であの風邪をあっさり治しちゃう奴なのか…こいつは…)

ハルヒ「いやー、昨日は流石にしんどかったわ!」

キョン「……」

ハルヒ「ま、あたしの敵じゃなかったけどね!」

キョン「お前にかかった病気に同情するね、俺は」

ハルヒ「何よそれ。どういう意味?」

キョン「さぁな」

キョン(やっぱ、こっちの方がハルヒらしくて……)

キョン「……ん?」

キョン(らしくて……何だ?)

キョン(ハルヒらしくて、何なんだ? 俺は何を言おうと思ったんだ?)

178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 13:06:15.41 ID:bxgc/rZGO

ハルヒ「こらっ、キョン!無視するな!」

キョン「ん、あ、すまん」

キョン(どうでもいいか…)

ハルヒ「今日は三日ぶりの団活だから、ビシバシいくわよ!」

キョン「勘弁してくれ。せめて古泉だけにしろ」

ハルヒ「それはないわね」

キョン「やれやれ…」

ハルヒ「……」ニコ

キョン「…!」

キョン(今の…笑顔…)

ハルヒ「ん、どしたの?キョン?」

キョン「……いや、何でもないぞ」

ハルヒ「変なの。最近あんた変よ?」

キョン「……ああ」

キョン(いや……ハルヒ、お前が1番変なんだぞ?)

180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 13:10:36.27 ID:bxgc/rZGO

昼休み



谷口「……」

国木田「……」

キョン「おいどうしたお前ら」

谷口「……」

国木田「……」

キョン「おーい」

谷口「……キョンよぉ、お前ずるいよ」

キョン「はぁ?何がだ」

国木田「もう二人はそういう関係?」

キョン「二人…?」

谷口「涼宮と、」

国木田「キョンだよ」

キョン「か、勘違いするな!そそそういうのは一切無い!」ガタァ

181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 13:17:15.47 ID:bxgc/rZGO

谷口「何でそんなに慌ててんだ?」

キョン「慌ててなんか無いっての!」

国木田「涼宮さん、最近キョンにデレッデレだもんね」

キョン「んな訳あるか!」

谷口「はぁ…キョンの変人好き伝説は本当か…」

キョン「だいたいなぁ、あいつが俺なんかを…その、アレな訳無いだろ!」

国木田「アレって…」

キョン「声に出すのも恐ろしいわ!全く、有り得ん!断じてそんな事は無い!」

谷口「もうくっついちまえよ。なんか見てるこっちがイライラすんだよ」

キョン「何故そうなる。しかも、それなら見なきゃいいだろ」

キョン(ったく……どいつもこいつも……)

谷口「まぁ、正直羨ましいぜ。キョン」

谷口「涼宮があんなに笑って誰かと話す、って事が、まず有り得なかったからな」

国木田「キョンといる時の涼宮さん、なんだろう…幸せそうって言うのかな?」

キョン「……」

184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 13:23:41.05 ID:bxgc/rZGO

ハルヒ「あ、いたいた!」

キョン「げっ」

谷口「噂をすれば」

ハルヒ「ちょっと来なさい!」グイ

キョン「な、何だいきなり!まだ飯食ってる途中…」
ハルヒ「いーいーかーら!」グイグイ

キョン「待てハルヒ!落ち着け! なんだ、それはここでは出来ない事なのか?」

ハルヒ「……出来るけど」

キョン「じゃあ移動する必要無いだろ。で、何だ?」

ハルヒ「……」

キョン「おいハルヒ?」

ハルヒ「……放課後、団活終わっても部室に残ってなさい」

キョン「はぁ?何でまた…」

ハルヒ「大事な話があるの」

キョン「!!」

国木田「……」ニヤ

192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 13:31:15.71 ID:bxgc/rZGO

ハルヒ「じゃ、じゃあね!」タタタ…

キョン「ぁ…」

キョン「待てよ!もう授業始まるぞ!」

キョン「……行っちまった」

谷口「全く、こんな奴を好きになるなんて、涼宮もついてねぇなぁ」

キョン「どういう意味だ。それにさっきも言ったがな、ハルヒは俺の事なんて…」
国木田「もういいよ、分かったよキョン」

キョン「……」

国木田「それで?キョンが涼宮さんの事をどう思ってるかが大切だよ」

キョン「んな…」

谷口「いい加減素直になれよ、キョン」

キョン「……」

キョン(そりゃハルヒは……正直かわいいと思う…だが……)

キョン(それがどうしたってんだ?俺なんかがそんな事思ったって、どうせ叶わないんだ)

キョン(どうせ叶わないなら、考えない方がいいに決まってる…)

195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 13:37:09.03 ID:bxgc/rZGO

放課後



ガチャ

キョン「……」

みくる「あ、キョン君!今お茶いれますね」

キョン「ありがとうございます」

キョン「……」チラ

長門「……」

古泉「どうも、朝ぶりです」

キョン「何だ朝ぶりって」

古泉「朝会ったじゃないですか」

キョン「知らん、お前と会った記憶なんて無い」

古泉「…!」

みくる「涼宮さんは…一緒じゃ無いんですか?」

キョン「先に来てると思いましたが…。あいつの事だから、またどっかで何かやらかしてるんじゃないですか?」

198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 13:41:02.65 ID:bxgc/rZGO

―――
――


キョン「ハルヒのやつ、どうしたんだ」

古泉「気になります?」

キョン「まあな」

キョン(今日はビシバシやるんじゃなかったのか…団長さんよ)

長門「……」パタン

みくる「結局、涼宮さん来ませんでしたね…」

古泉「一体どうしたのでしょうか」

キョン「さぁてね。ほら古泉、さっさと出るぞ」ガタ

古泉「おっと、これは失礼」

みくる「いえ、いいんですよ」

キョン「ん?長門ももう帰るのか」

長門「…そう」

バタン

199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 13:45:02.78 ID:bxgc/rZGO

みくる「……」ガチャ

みくる「あれ、キョン君!?」

キョン「あ、ちょっと部室にまだ用事があったもんで。他の二人は、もう帰りましたよ」

みくる「よ…用事って何ですか?」

キョン「それが、俺にもよく分からないんですよ」

みくる「…?」

みくる「……じゃあ、私も帰りますね」

キョン「はい。また明日」

みくる(用事って何だろ…?)

キョン「……」

キョン「……」

キョン「……」

キョン「中で待ってるか……」ガチャ

200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 13:50:22.00 ID:bxgc/rZGO

バタン

キョン「ふぁ…。誰も居ないと、こんなに静かなんだな」

キョン「……」ガタ

キョン(そういえば最近…あんま寝てねぇな…)

キョン「……」

キョン「……ハルヒ、まだかな」

キョン「……」

キョン「……」

キョン「…ちょっとだけ、寝るか…」

キョン「……」

204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 13:57:40.01 ID:bxgc/rZGO

―――
――


キョン「ん……」

ハルヒ「…!」ビク

キョン「んあ…?ハルヒ…?」

ハルヒ「ょ、ようやく起きたわね」

キョン「ん……」ゴシゴシ

キョン「…今何時だ?」

ハルヒ「6時ちょっと前よ」

キョン「……お前、今まで何してた?」

ハルヒ「……別に」

キョン「……」

ハルヒ「…屋上で考え事してたら、…ちょっと寝ちゃっただけよ」

キョン「お前の『ちょっと』は随分長いんだな」

ハルヒ「あ、あんたに言われたくないわよ!今まで寝てたくせに!」

208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 14:04:16.82 ID:bxgc/rZGO

キョン「それもそうだな。で、大事な話って?」

キョン(厄介な話じゃなけりゃいいんだが…)

ハルヒ「そ、それは…」

キョン「……」

ハルヒ「……」

キョン「……まあ、こっち座れよ」チョイチョイ

ハルヒ「……」ストン

キョン「…そんなに言いにくい事なのか?」

ハルヒ「別に、そんな事…!」

キョン「……」

ハルヒ「……」

キョン「……」

ハルヒ「……今、」

ハルヒ「二人っきりよね。部室に、二人っきり」

216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 14:10:39.58 ID:bxgc/rZGO

キョン「ああ。…それがどうかしたのか」

ハルヒ「…あたしね、いつだったか、夢を見たの。あたしとあんた以外、誰も居ない世界に閉じ込められる夢」

キョン「…!」

ハルヒ「その時、あんたがあたしにしてくれた事があってね、あたしは凄く嬉しかったの」

ハルヒ「今まで色褪せた世界が、一気に色付いた」

キョン(その夢って…まさか…!)

ハルヒ「その夢であんたが言ってくれた事、まだちゃんと覚えてるのよ?…あんたは知らないだろうけどね」

キョン(な、何だこの状況……!ハルヒお前…)

ハルヒ「何もかも夢みたいで…」

ハルヒ「でもあれは夢じゃないってあたしは思ってる」

ハルヒ「夢で終わらせるには、ちょっともったいないもの!」

キョン「……」

ハルヒ「キョン、あんたね、あたしの夢で、あたしに……」

キョン「……」

ハルヒ「キス、したのよ?」

220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 14:16:54.85 ID:bxgc/rZGO

ハルヒ「本当に、嬉しかったのよ?」

キョン(い、今、ハルヒ何つった…!?)

ハルヒ「でもあたしは、それが何故だか分からなかった…」

ハルヒ「何で嬉しかったか分からなかったの」

キョン(一体ハルヒは何を言ってる…!?待て、待て待て!)

ハルヒ「考えて、悩んで、その理由をようやく見つけた…」

ハルヒ「あたしは、キョンの事が好き。大好き」

キョン(落ち着け俺…!ハルヒが言ってる事をよーく考えるんだ…)

ハルヒ「だから、」

キョン(ハルヒは俺の事が好き?んな訳あるか!?いや、でもこいつは確かにそう言った筈で…)

ハルヒ「…あたしと付き合って下さい」

キョン(付き合…っ!?何だ?誰に言った!?今ここには俺しか…、え!?)

225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 14:22:12.08 ID:bxgc/rZGO

キョン(あのハルヒが?恋愛なんて精神病だと言ったハルヒだぞ?)

キョン(…そうだ、よく考えたらそんな事あってたまるか!古泉、居るんだろ?どうせニヤニヤしながら出て来るんだろ!?)

キョン「……ハルヒ」

ハルヒ「……」ビク

キョン「……甘い」

ハルヒ「…へ?」

キョン「甘かったな。俺を嵌めようったってそうはいかないぞ」

ハルヒ「…!」

キョン「どうせこの会話録音でもしてんだろ。残念だったな、俺も学習するんだよ」

ハルヒ「……」

キョン「全く、せっかく待ってやったのにこんなくだらない事だったとはな…。やれやれ…」

ハルヒ「……」

キョン「俺、帰るからな?今日は眠いんだ、勘弁してくれ」

ハルヒ「……あっそ。つまんない奴。少しくらい、騙されてくれたっていいじゃないの」

キョン「…つまんない奴で結構」

232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 14:27:52.94 ID:bxgc/rZGO

キョン「…でも、」

キョン「今の嘘はちょっとやり過ぎだな」

ハルヒ「……あっそ」

キョン「……じゃあな。お前も、早く帰るんだぞ」

ハルヒ「……」

バタン

ハルヒ「……」

ハルヒ「……」ジワ…

ハルヒ「……っ…」

ハルヒ「うっ…ひぐ……」ポロ…

ハルヒ「ばかぁ…っ、ばかぎょん……ぐす、っ」ポロポロ

ハルヒ「ぅえ…っ、ん、ぐ……ひぐっ……」ポロポロ

238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 14:32:00.46 ID:bxgc/rZGO

キョン「…ハルヒ、なんか元気無かったな」

キョン(元気無かったけど、あのハルヒは……なんつーか、見てられなかった…)

キョン「……そんなに俺を騙せなかった事が悲しいのか」

キョン「……ハルヒ」

キョン「お前…、やっぱり、いつもの元気なお前が…、1番……」

キョン「……」



244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 14:34:47.48 ID:bxgc/rZGO

ハルヒ「……っ」

ハルヒ「……」ゴシゴシ

ハルヒ「……ひぐ」ゴシゴシ

ハルヒ「…っ」

ガチャ

長門「……」

ハルヒ「……」

長門「……何故泣いているの?」

ハルヒ「……泣いて、なんか…っ、無い……ぐす、わよ…」

長門「……」

ハルヒ「……っ」

長門「……」



248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 14:39:20.17 ID:bxgc/rZGO

ハルヒ「……」

長門「……」

ハルヒ「…うぅ…っ」ポロ…

長門「……辛いの?」

ハルヒ「…ぅ、ぐす、…ひぐっ…」ポロポロ

長門「……」

ハルヒ「ぅわあぁぁん!有希ぃ…!有希…!」ポロポロ

長門「……」

ハルヒ「うえぇぇん…っ、うあぁぁあん…」ポロポロ

長門「……」

ハルヒ「…っ、ひぐ、うわぁぁぁん……」ポロポロ

長門「……今は、」

長門「そうしていてもいい…」



253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 14:45:45.08 ID:bxgc/rZGO

キョン「……」テクテク

キョン「……帰ったんじゃなかったのか」

古泉「僕はそうしたつもりでしたが」

古泉「どうしてもあなたの元へ行く理由が出来てしまったのでね」

キョン「……知らんぞ」

古泉「……」

キョン「俺は何も知らん」

古泉「……」

キョン「どけよ古泉」

古泉「……」

キョン「頼むから…」

キョン「どいてくれよ!」

古泉「……」

キョン「……」

258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 14:51:15.21 ID:bxgc/rZGO

古泉「どきません」

キョン「…!」

古泉「……」

キョン「……」

キョン「……ハルヒの、」

キョン「ハルヒの気持ちには気付いてたさ」

古泉「…!」

キョン「だけどな」

キョン「だけど…!だけど…!!」

古泉「……」

キョン「俺は最低だ…!ハルヒにパン食わせたのも!風邪引かせたのも俺だ!」

キョン「なのに……なのに……あいつとそんな関係になれる訳ねぇだろ…!!」

古泉「……」

261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 14:59:44.33 ID:bxgc/rZGO

キョン「あいつにはな!俺なんかよりもっと…!」

キョン「もっと良い奴とそうなって欲しいんだよ…!」

キョン「俺なんかがぬけぬけとうまくいったって……」

キョン「そんなの良い訳…ある筈無いだろ…!!」

古泉「本当にそうでしょうか?」

キョン「!!」ビク

古泉「涼宮さんの気持ちもろく考えずに、よくそんな事を言えますね」

キョン「…なんだと」

古泉「仮にあなたより涼宮さんにお似合いの人がいたとして」

古泉「その人と涼宮さんが交際する事を、誰が望みますか?」

キョン「……」

古泉「これから僕は、たいへん失礼な事を言いますよ」



古泉「あなたに涼宮さんを心配する権利は無い。あなたは……最低なお方だ」

266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 15:07:48.33 ID:bxgc/rZGO

キョン「……」

古泉「ただ、」

古泉「涼宮さんはあなたを選んだ」

古泉「他でも無い、あなたをね」

キョン「……」

古泉「おや、これは困りましたね……これじゃ、涼宮さんを気にかける人が居なくなりましたよ?」

キョン「……」

古泉「……冗談です」ニコ

古泉「今日はもう帰った方がよろしいかと。そうですね、今日の事は忘れて下さい?そっちの方が好都合でしょう」

キョン「……」

キョン「……ああ」

キョン「……すまん」

古泉「……」ニコ

273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 15:13:45.04 ID:bxgc/rZGO

翌日



キョン「よ。ハルヒ」

ハルヒ「あ、キョン」

キョン「…お前、目っつーか、目の周り赤くないか?」

ハルヒ「ん、そ、そうかしら?」ゴシゴシ

キョン(……すまん、ハルヒ……)

ハルヒ「……」

キョン「きょ、今日は部室にちゃんと来いよ?団長がいなきゃ、俺ら何も出来ないだろ?」

ハルヒ「……分かってるわよ」

キョン「ならいいんだが」

ハルヒ「……あたしが団長で、あんたが雑用…」

キョン「へ?」

ハルヒ「…うん、そうよね。それでいいのよね」

キョン「…?」

278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 15:17:58.07 ID:bxgc/rZGO

ハルヒ「…馬鹿みたい」

キョン「どうした?」

ハルヒ「やっぱり、そうなんだよね…」

キョン「おーい」

ハルヒ「…あたしは団長よ!」

キョン「ん?ああ、まあそうだが」

ハルヒ「あんたは、いっつもあたしの前に座ってる雑用!」

キョン「なんだそりゃ」

ハルヒ「それ以上でも、それ以下でも無いのよね!」

キョン「…?」

キョン「ハルヒ、お前さっきから何言って…」

ハルヒ「なんでもないわよ?」

ハルヒ「…ふふ」ニコ

キョン「…!!」

キョン「ハルヒ……」

282 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 15:22:32.74 ID:bxgc/rZGO

キョン(結局、ハルヒはこうして笑ってる方がいいのかもな…)

キョン「元気が無い…お前よりはな」

ハルヒ「へ?何?なんか言った?」

キョン「……ああ」



キョン「……元気な時のお前が、1番かわいいって言ったんだよ」






終わり

288 名前: ◆D/WPxQ1tnA [] 投稿日:2009/07/04(土) 15:25:15.07 ID:bxgc/rZGO

終わります。



最後の方、某同人のパクリみたいになってしまってすいません
ホントすいません


後、終わり方微妙ですいません…

317 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 17:13:29.09 ID:bxgc/rZGO

ちょっとなんかアレなんで
後日談みたいなの書きます


さっきのようにオチはありませんが……

まぁゆっくり行きます

320 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 17:16:12.99 ID:bxgc/rZGO

あれで終わりでいいって人は見ないで下さい



ハルヒ「キョン!ちょっと待ってなさいよ!」

キョン「校門でいいのか?」

ハルヒ「うん!」

キョン「はいよ、了解した」

バタン

古泉「…最近、随分と仲が良いですね」

みくる「いつからですかぁ…?」

長門「……」

キョン「……知らん。なんか…自然に、こうなってだな」

みくる「で、でも……その、付き合ってとかは……」

キョン「な、無いですよ。そんな…」

古泉「まあ、ここまで来たら時間の問題じゃないですか?」

キョン「あーあー、もうなんとでも言え。ったく…」

323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 17:24:15.95 ID:bxgc/rZGO

校門


キョン「じゃあな」

古泉「ええ、また明日」

みくる「はい。またね、キョン君」

長門「……」

キョン「……ふー…」

キョン「……」

ハルヒ「ほっ!」スッ

キョン「のわっ!」

キョン「お前、どっから沸いて出た!」

ハルヒ「ふふん、あんたがのろのろしてるから先回りしちゃったわよ」

キョン「んなあほな…」

ギュ

ハルヒ「さぁて、ゆーっくり帰るわよー!」

キョン「……ああ、そうだな」

325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 17:30:15.85 ID:bxgc/rZGO

古泉「不思議ですね。何故いきなり、あそこまで仲が良くなったのでしょうか」

みくる「だ、ダメですよぅこんなの…」

長門「そういえば今回は尾行を忘れていた」

長門「だから今やる」シャキ

古泉「やはり、二人だけに通じる何かがあるようですね……。いやいや、羨ましい限りです」

みくる「そういえば古泉君って、彼女とか…」

古泉「そうですね、この調子だとバイトはしばらくなさそうですし……」

古泉「ちょっとつくってみましょうかね」

みくる「ふぇ…」

長門「……誰?」

古泉「僕が今まで知り合った女性は、皆さん美しい方ばかりですからね。そう聞かれると、逆に困ります」

みくる「うーん…」

長門「……」

古泉「ま、まあ僕の事はおいといて、今は尾行に集中しましょう」

みくる「……」

328 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 17:43:20.75 ID:bxgc/rZGO

キョン「あ、そうだ」

ハルヒ「何?」

キョン「すまん…明日は一緒に帰れないぞ」

ハルヒ「え…な、何で?」

キョン「ちょっと家の用事があってな」

ハルヒ「……」

キョン「…大丈夫だって、明日だけ我慢すれば、また一緒にこうして歩けるんだから、な?」ポンポン

ハルヒ「……」

キョン「ハルヒ?」

ハルヒ「…あたしも、やる」

キョン「へ?」

ハルヒ「あたしもその用事、手伝うって言ってんの!」

キョン「て、手伝うって…」

キョン(そんなたいした用事じゃないんだが……)

369 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 22:29:05.24 ID:bxgc/rZGO

みくる「腕組みしてますよ……いいなぁ…」

古泉「なんだ、朝比奈さんも案外ノリノリじゃないですか」

みくる「ち、違いますよぉ!」

長門「……見て」スッ

古泉「おや……。何やら言い争ってるみたいですね」

みくる「もう喧嘩してるんですか…」

古泉「長門さん。彼らの会話を聞く事は出来ますか?」

長門「完璧には不可能。ただ、約98%の精度での再現は可能」

古泉「……流石ですね」

みくる「盗聴…!」

374 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 22:42:22.53 ID:bxgc/rZGO

キョン「いや、明日は俺以外居ないから、早く帰って留守番しなきゃなんねーんだよ。シャミも居るしな」

ハルヒ「じゃ、じゃああたしもキョンと一緒に留守番する!」

キョン「はぁ!?」

ハルヒ「いいじゃないの別に!晩ご飯、どうせレトルトなんでしょ?あたしが作ってあげるからさ!」

キョン「むぅ」

ハルヒ「ね?ね?」

キョン「……いや、駄目だ」

ハルヒ「…!」

キョン「お前の親御さんに心配かけるんじゃないか?それに、なんか悪いだろ、それじゃ」

ハルヒ「……」

ハルヒ「……ごめん」

キョン「…!」ドキ

ハルヒ「……だって、あたし…キョンと……」

キョン「だー!わかったわかった!わかったから一緒に留守番しようぜ?ハルヒちゃんよ」

ハルヒ「…!」ピク

378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 22:52:00.83 ID:bxgc/rZGO

長門「ダメだハルヒ。いくらなんでもまだ早いんじゃないか。シャミもいるしな」

長門「じゃ、じゃあシャミもあたしと一緒にキョンとやる!」

長門「はあ」

長門「いいじゃないのシャミぐらい。それにあたし、今日安全日なのよね。あんたもどうせ持って無いんでしょ?」

長門「むう」

長門「ね?ね?」

長門「ダメだ」

長門「やっぱり生はまだ早いんじゃないか?」



古泉「何がなんだか」

みくる「あ、安全日……生……ってもしかして……」カァアア

古泉「…どう考えても、シャミ混ぜたらヤバいですよそれ」

みくる「えっ?」

386 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 23:04:53.38 ID:bxgc/rZGO

ハルヒ「……」ギュ

キョン「そんな引っ付くな。俺が悪かったって」

ハルヒ「…早く明日になんないかなぁ」

キョン「お前も、子供っぽい事言うんだな。…ハルヒちゃん」

ハルヒ「っ!やめなさいそれ!」

キョン「ほらほら、そんなに怒らないのハルヒちゃーん」

ボカ

キョン「っだぁ!!」

ハルヒ「ば、バカ!だからやめなさいよそれ!」

キョン「ぐぁ…」

ハルヒ「あ、ご、ごめんね?大丈夫…?」

キョン「ぃ……って…」

ハルヒ「きょ、キョン…?」

キョン「なーんてな」

ハルヒ「なっ…!」

388 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 23:11:36.17 ID:bxgc/rZGO

長門「お前も、子供っぽいところあるんだな。ハルヒちゃん」

長門「う、うるさいわね!」

長門「体はまだ子供なんだから、そんなに怒らないのハルヒちゃーん」



古泉「なんて会話だ…!」

みくる「別にそんな事してるように見えませんけどね…」

古泉「違いますよ、朝比奈さん。これは……」

古泉「本番に備えて興奮を高めようとしてるんですか?」

みくる「いやあたしに聞かないで下さいよ」

古泉「まさか……もうそこまで進展しているとは…」

みくる「……」

390 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 23:20:42.36 ID:bxgc/rZGO

キョン「い、今のはマジで痛い…」

ハルヒ「……ふんだ。知らないわよバカ」テクテク

キョン「おいハルヒ…」

ハルヒ「……」テクテク

キョン「ちょっと待てって」

ハルヒ「……何?」

キョン「あー、なんだ?そんな怒んなって。せっかくのかわいい顔が台なしだr……って!」

ハルヒ「…え?」

キョン(何を俺は…!!)

ハルヒ「な、何?よく聞こえ無かったから、もいっかい…」

キョン「なんでもない!マジでなんでもないんだ!」

ハルヒ「嘘よ!さっきなんか言いかけた!」

キョン(まずい…非常にまずい…!)

ハルヒ「ほらほら、いっちゃいなさいよ!」

394 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 23:33:21.22 ID:bxgc/rZGO

長門「俺はお前のかわいい顔を歪めるのがだいす…」

長門「え?」

長門「いや、なんでもない!マジでなんでもないぞ!」

長門「嘘よ!さっき何か言いかけた!」

長門「……まあ、あれだ」

長門「…続きは、今夜聞かせてやるよ」

長門「キョン……」



古泉「これはひどい」

みくる(長門さん…!!)

古泉「これ、何かにひっかかりません?大丈夫なんですか?」

みくる(古泉君……そろそろ長門さんを疑いましょうよ…)

399 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 23:43:37.21 ID:bxgc/rZGO

キョン(……適当にごまかしておくか)

キョン「いや、ほら、お前が怒るとさ」

ハルヒ「何?」

キョン「俺の好きなお前が見れなく……って!」

キョン(ごまかしになってねぇ!!)

ハルヒ「え?何て?」

キョン「いや、だから…」

キョン(どうする!?どうする俺!?)

ハルヒ「……」

キョン「いや、ただ単に怒ったお前もかわいい……って!」

キョン(結局本音じゃねぇか!!)

ハルヒ(い、今、キョン、あたしの事……か、かわいいって…)

キョン「……」

ハルヒ「……」

403 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/04(土) 23:53:06.55 ID:bxgc/rZGO

長門「……」

古泉「……長門さん?」

長門「ここからの会話はとても危ない。それでも、いいなら」

古泉「……どうします?」

みくる「あたしに聞かないで下さいよ」

古泉「では、やめておきましょうか。流石に、涼宮さんたちが可哀相ですからね」

みくる「と、言いながら尾行は続けるんですね…」

長門「興味深い」

みくる「長門さんまで…」

古泉「仕方ないですよ。これも、僕の仕事の一部なんですから」

みくる「……」

長門「……」

406 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/05(日) 00:07:56.62 ID:660JdGiJO

ハルヒ「…あのさ」

キョン「…なんだ」

ハルヒ「勘違いしてるようだから言うけどさ」

キョン「何をだ」

ハルヒ「…あたしがあんたの家に行きたいんじゃなくて、その、あんたが一人じゃ寂しそうだから仕方なく…」

キョン「あー、はいはい。そんなに俺の家に来たいのか」

ハルヒ「だっ!ちがっ!」

キョン「じゃあ本当は俺の家になんか来たくないってのか?」

ハルヒ「ぅ…それは…」

キョン「ん?どうなんだ」

ハルヒ「……ぁ、ぅ、えと、キョンの家に行きたいってのはね…」

ハルヒ「……行きたいけど…」

キョン「……」

ハルヒ「で、でも、えっと、そういう事じゃなくて…え、あれ?そうなんだけどね、えっと……」

キョン(これはたまらんな…!)

409 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/05(日) 00:16:02.48 ID:660JdGiJO

ハルヒ「違うのよ?え、いや、違くなくて、えっと…」

キョン「すまんハルヒ。ちょっとからかい過ぎたか」

ハルヒ「え?からかい……」

キョン(混乱してるな……よし)

キョン「……俺の事好きか?」

ハルヒ「うん、大好きだけど……って!!」

ハルヒ「違う!う、嘘よ!あんたなんて大っ嫌い!!」

キョン「……」

ハルヒ「……あっ」

キョン「そうか。俺はハルヒの事嫌いじゃ無いんだけどな。それじゃ…しょうがないか…」

ハルヒ「あ、キョン、これはね、違うのよ!?えーっとね、キョンが好きか嫌いかっていえば好き…いや、嫌い……いや、あの…」

キョン(ハルヒ、それじゃ埒があかないぞ…)

ハルヒ「ぅ……いじわる…」

キョン「…!」

ハルヒ「……もういいわよ!あんたなんて大っ嫌い!」プイ

415 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/05(日) 00:26:39.57 ID:660JdGiJO

古泉「涼宮さんさっきから、もじもじしてますね。まるで朝比奈さんのようだ」

みくる「へっ?あ、あたしですか? やだなぁ古泉君、あたしはあんなにもじもじしてませんよぉ」

古泉(こいつ…!)

長門(…!)

みくる「涼宮さん、キョン君と一緒だとああなるんですね…」

古泉「そ、そのようですね。団活では、いつも通りでしたしね」

長門「……」

古泉「そういえば、涼宮さん達が一緒に帰るようになったのっていつからなんです?」

みくる「気付いたの最近でしたからね…。いつなんだろ…」

長門「彼が涼宮ハルヒを泣かせた次の週から。週末に携帯電話でのやりとりがあり、それが影響していると思われる」

古泉「どちらから先に連絡したんですか?」

長門「彼から」

古泉「ほう…」

みくる「キョン君、涼宮さんに何て言ったんでしょうか…」

418 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/05(日) 00:35:45.96 ID:660JdGiJO

キョン「…そうかい」

ハルヒ「……」

キョン「……」

ハルヒ「……」

キョン「……」

ハルヒ「……きょ…キョン?」チラ

キョン「なんだ、ハルヒは俺に引き止めて欲しかったのか?」

ハルヒ「え、ち、ちがっ…」

キョン「怒ったふりして、俺が構ってくれるのを期待してたんだろ」

ハルヒ「ぅ…」

キョン「……」

ハルヒ「……だって……だってキョンが……」

キョン「…はは、ごめんなハルヒ。お前見てると、つい、な」

ハルヒ「……」

キョン(やべ……マジで怒ったか?)

423 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/05(日) 00:44:58.34 ID:660JdGiJO

キョン「悪かったって」

ハルヒ「……許さないわよ」

キョン「許してくれよ」

ハルヒ「……」

キョン「……ハルヒ」

ハルヒ「……」

キョン「……なんだかな、お前がその……もじもじしてるっていうか、女の子らしくしてるとだな…」

キョン「ちょっといじめたくなるっていうか……なんだろうな…」

キョン(俺は小学生かよ…)

ハルヒ「……悪かったわね女の子らしくなくて」

キョン「悪いとは言ってないだろ?ハルヒはハルヒらしくしてるのが1番いいんだよ」

ハルヒ「……それ、慰めても褒めてもないわよね」

キョン「はは、ばれたか」

429 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/05(日) 00:54:30.36 ID:660JdGiJO

古泉「…いや、実際何話してるのかかなり気になりますね」

みくる「ですねぇ…」

長門「ではまた」
みくる「い、いいですから!長門さん、ちょっと休んでていいですよ!」

古泉「ふむ…。それにしても、あの二人の関係はどうなっているのでしょうか」

長門「彼は何もないと言っていた」

みくる「嘘ついてるかもしれませんよ?」

古泉「やはり、ここは誰かが聞きに行くしかないようですね」

みくる「!!」

長門「……」

古泉「……」

みくる「……」

長門「……迷った時の」

古泉「じゃんけん…」

みくる「ですか…」

430 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/05(日) 01:04:01.22 ID:660JdGiJO

ギュ

ハルヒ「ひゃ…」

キョン「ごめんな、ハルヒ」

ハルヒ「ちょ、ちょっと…や、やめてょ…」

キョン「許してくれ」

ハルヒ「……あんた、ずるいわよ…バカ…」

キョン「……」

ハルヒ「ゆ、許してあげるから離して、ね?」

キョン「…ありがとよ」ニヤ

ハルヒ「……なんか、あんた最近ひどいわね」

キョン「俺が?」

ハルヒ「うん」

キョン「んな訳…」

ハルヒ「あるわよ。前はもっと優しかったわ」

433 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/05(日) 01:15:54.88 ID:660JdGiJO

キョン「優しい?」

ハルヒ「そうよ。前のあんたは……」

ハルヒ「とっても優しかったなぁ…」

キョン「……」

ハルヒ「……だから、あたしはあんたに…」

古泉「あ、あれ?涼宮さんじゃないですか!」

キョン「!!」
ハルヒ「!!」

古泉「奇遇ですねぇ…。おや?」

古泉「なんですかその手は。あ、もしかして僕、邪魔でしたか?」ニヤ

キョン「!!」バッ

ハルヒ「あっ…」

キョン「ごっ誤解するなよ古泉!これはだな、えー、あれだ、」

ハルヒ「……」

キョン「ほら、ハルヒからも何か言ってやれって!」

ハルヒ「…え、え?」

435 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/05(日) 01:24:28.84 ID:660JdGiJO

ハルヒ「…古泉君」

古泉「…!」ビク

ハルヒ「あたしと、キョンは……その、そういう関係じゃないのよ?」

古泉「では先程手を繋いでいたのは…」

キョン「そ、それは…」
ハルヒ「えっと…」

古泉「……」

キョン「……古泉」

古泉「…はい」

キョン「誰にも言わないでくれ…」

古泉「!!」
ハルヒ「!!」

キョン「実は俺達…」
ハルヒ「す、ストップ!」

キョン「……ハルヒ」

ハルヒ「だ、ダメよキョン…」

古泉(成る程……つまりそういう関係だったんですか…)

438 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/05(日) 01:32:24.34 ID:660JdGiJO

キョン「いや…でもなハルヒ…」

ハルヒ「前二人だけの秘密って言ったじゃない…!」

古泉(…帰りたいんですけど)

キョン「それはそうだが…」

古泉「おっと失礼。もう行かなくては。それでは、せいぜい仲良くやって下さい。また明日」

キョン(こいつ…!)

ハルヒ「な、仲良くなんか…!」

キョン「はぁ…」

キョン(古泉にばれちまった…)

ハルヒ「…キョン?」

キョン「ん、何だハルヒ」

ハルヒ「……」

ハルヒ「…なんでもないわよ。バカ」プイ

キョン「…?」

440 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/05(日) 01:36:53.32 ID:660JdGiJO

ハルヒ「……」

キョン「……すまん。なるべく秘密にするからさ」

キョン「…でも、なんでそんなに秘密にしたがるんだ?」

ハルヒ「…そ、それは…」

ハルヒ「…あたし、恐いのよ。あんたとこうしてる時、すっごく幸せなんだけど…」

ハルヒ「それがみんなに伝わったら、なんかこうしていられなくなっちゃうんじゃないかなって」

キョン「…普通、逆じゃないか?」

ハルヒ「そうかもしんないけど……でも…」

キョン「分かったよ。なるべく秘密にしとく。ただ、」

ハルヒ「…ただ?」

キョン「……いや、何でもない」

ハルヒ「え?」

キョン(俺としては、自慢したいところなんだがなぁ…)

443 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/05(日) 01:40:00.83 ID:660JdGiJO

キョン「……まあ、いいか」

ハルヒ「え?何が?」

キョン「……」

ギュ

ハルヒ「きょ、キョン?」

キョン「…元気だろうが、そうじゃなかろうが、」



キョン「俺は、ハルヒが隣にいてくれればそれでいいのさ」





終わり




古泉「なんかカッコつけただけで全然纏まってないですけど」
長門「オチ無し」
みくる「最悪ですね…」

448 名前: ◆D/WPxQ1tnA [] 投稿日:2009/07/05(日) 01:43:12.17 ID:660JdGiJO

ああオチ無しですいません

なんかこれ以上闘ってもgdgdになりそうだったので、とりあえず終わりました



っていうか眠いです 寝ます

駄文に付き合ってくれて、どうもありが…と……

451 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/05(日) 01:45:46.15 ID:660JdGiJO

あ、キョンが古泉に会って無いって言ったのは、キョンなりの古泉への嫌がらせというかスキンシップのつもりでした

つまり彼は冗談を言ったんですよ、多分


わかりにくくてすいません…



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