1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 19:37:00.28 ID:bNh2nMAk0
キョン「今日は本読んでないのか?」
ハルヒ「……」
キョン「長門……?」
ハルヒ「……」
キョン「どうしたんだ長門。俺の顔をじっと見て」
ハルヒ「……あたしに言ってるの?」
キョン「なんだ?長門」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 19:39:09.18 ID:bNh2nMAk0
ハルヒ「ちょっとキョン」
キョン「キョ……長門が俺のことを……」
ガチャ
長門「……」
キョン「長門!?」
ハルヒ「有希!聞いて有希、キョンったら……」
キョン「長門が二人!?」
ハルヒ「は?」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 19:40:17.30 ID:bNh2nMAk0
キョン「な……長門?どっちが長門だ?長門?」
ハルヒ「何言ってるのよキョン。有希は……」
ガチャ
みくる「お持たせしましたあ〜」
キョン「長門が増えた!!」
ハルヒ「ちょ」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 19:42:13.38 ID:bNh2nMAk0
みくる「ふえ?」
キョン「長門……どれが本物の長門だ……」
ハルヒ「ちょっとキョン、どうしたのよ!」
長門「……」
ガチャ
古泉「失礼します」
キョン「長門4人目!?」
ハルヒ「な……何よ……どうしたのよキョン……」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 19:43:24.76 ID:bNh2nMAk0
古泉「えっ」
キョン「長門、長門か?」
古泉「あの、僕は長門さんではなく……長門さん、これは……」
長門「……説明する。来て」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 19:46:40.10 ID:bNh2nMAk0
廊下
長門「彼は私を好きすぎて混乱している」
長門「そのためすべての人物が私に見える」
ハルヒ「でも授業中は何ともなかったわよ!?」
長門「放課後になれば私に会えるから……よけい混乱したと思われる」
ハルヒ(うぜえな)
みくる(うぜえ……)
古泉「つまり、今の状況を利用すれば彼とラブラブし放題ってわけですね」
ハルヒ・みくる「!!!」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 19:48:56.12 ID:bNh2nMAk0
ハルヒ「それだ!」
長門「しまった……」
みくる「キョンくううううん!!!」ダッ
ハルヒ「団長より先に行くことは許されないわよ!」ダッ
古泉「言わなきゃよかった」
部室
ハルヒ「キョン!」バッ
キョン「長門!?」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 19:51:33.74 ID:bNh2nMAk0
ハルヒ「キョン、あたしが有希よ!あたしが本物よ!」
キョン「そ、そうなのか」
ハルヒ「そう!あいつらはあたしのふりしてキョンを奪おうとしてる悪いげぶふぁあっ!!」
みくる「キョン君、私です。私が長門有希です!」
キョン「長門!?今長門を蹴飛ばしてなかったか!?」
みくる「そんなことあたしはしません」
キョン「そうか、お前が本物……」
古泉「させるかあ!!!!」バッ
キョン「ながとおおおおおおおおおおおおおおおおお」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 19:54:05.53 ID:bNh2nMAk0
長門「……」
キョン「どれが長門だ!?この4人のうちどれが本物の長門だ!?」
ハルヒ「あたしよキョン!」
みくる「あたしです!キョン君!」
キョン「……あ、触ればいいのか」
ハルヒ「なっ」
キョン「長門は貧乳だ。でかいやつは偽物だ。うむ」
ハルヒ「何言ってんのよキョン!」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 19:56:57.00 ID:bNh2nMAk0
キョン「ふへへ失礼しますデュクフフフ」
ハルヒ「ひやあああああああ」
キョン「……いや待てよ」
ハルヒ「な、何よ……」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 20:00:27.07 ID:bNh2nMAk0
キョン「俺は長門を傷つけたくない。だからやめる」
ハルヒ「そうよ、そうしなさい」
キョン「しょうがない。古泉ーオセロしようぜ……あれ、古泉がいない」
キョン「そういえばここには長門しかいない……?」
キョン「……パラダイイイイイイィィィッス!!!!!!!!!!!11」
みくる「ひっ」びくっ
キョン「素晴らしい。ととえも……とても素晴らしい」
キョン「よし、そこの長門でいいや。オセロしようぜ!」
古泉「えっあ、はい。僕ですか」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 20:02:28.73 ID:bNh2nMAk0
キョン「……」パチン
古泉「……」パチン
キョン「……」パチン
古泉「……」パチン
キョン「……飽きた。もうお前いいよ」
古泉「えっ……」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 20:04:12.02 ID:bNh2nMAk0
キョン「んー、朝比奈さんいないと喉渇くな」
みくる「あ、今、いま淹れます!」トテテテ
キョン「ありがとよ長門」
長門「……」ペラッ
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 20:06:12.82 ID:bNh2nMAk0
長門「……」ペラッ
長門「……」
長門「……」ペラッ
ハルヒ「キョン、あたしと遊びましょ!」
キョン「え」
ハルヒ「何する?」
キョン「積極的だな、長門。好感度上がるぜ」
ハルヒ「そっ……そう?」
キョン「よし、何するか。お医者さんごっこ?おままごと?」
ハルヒ「え、えーと」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 20:09:06.03 ID:bNh2nMAk0
ハルヒ「キョンの好きな方で……」
キョン「じゃお医者さんごっこ。俺お医者さーん」
ハルヒ「じゃ、じゃああたし看護婦さーん」
キョン「患者だろ」
ハルヒ「え、う、うん、そうね。あたし患者さーん」
キョン「よし始めるぞ。今日はどこが悪いんですかー」
ハルヒ「ぜ、全体的に悪いでーす」
キョン「よし、脱げ」
ハルヒ「は?」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 20:10:21.66 ID:bNh2nMAk0
キョン「俺お医者さんだから」
ハルヒ「そ、そうね。脱がなきゃ診れないわね」
キョン「そうそう」
ハルヒ「そうよね。じゃあ今脱ぐわ」
キョン「うんうん」
ハルヒ「……ばかあああああああああああ」バチーンッ!
キョン「あうんっ」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 20:14:15.89 ID:bNh2nMAk0
ハルヒ「キョンのバカ!まさか本当に有希にこんなことしてるんじゃないでしょうね!?」
ハルヒ「団長だからこそ言うわ!この変態!おまえはクズだ!」
キョン「もっと……もっと言ってください……」
ハルヒ「ひいいいっ」
キョン「嘘です」
ハルヒ「嘘か」
キョン「でも今ので分かった。お前は偽物だ。長門は団長じゃない」
ハルヒ「あっ」
キョン「えいっ」カチッ
ハルヒ「え?何よこれ……きゃあああああああああ」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 20:16:43.54 ID:bNh2nMAk0
キョン「涼宮ハルヒの消失」
みくる「涼宮さんが……消えた……?」
キョン「あと3人か……ふっ」
キョン「とりあえず長門、遊ぼうぜ!」
みくる(つつ次はあたしですかあ!?)
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 20:19:29.61 ID:bNh2nMAk0
キョン「何する?」
みくる「……ほ、本を読みたいですう!」
キョン「本?長門らしいけど……つまらなくないか?」
みくる「でもっ、本が読みたいです!」(これでしばらくは安全ですよね!)
キョン「えー……うん、まあいいか」
みくる「うおおおおおおおおっし!!!!」
キョン「やっぱつまらないから却下」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 20:21:30.57 ID:bNh2nMAk0
みくる「キョン君は本当に長門さんが好きなんですか!?」
キョン「好きだ。もちろん愛してる」
みくる「……本当ですか?」
キョン「長門のためなら俺は何でもする。苺のヘタだって食べる」
みくる「……じゃあキョン君の宝物のkiss×sis限定版ください」
キョン「殺してやろうか」
みくる「ひいいっ!」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 20:23:31.50 ID:bNh2nMAk0
キョン「俺が長門のためにしてやれることは朝比奈さんのおっぱいを揉むことまでだ」
みくる「最低です!」
キョン「長門のためなら……古泉のちんこだって……うっげろおおおおおおおおおおお」
古泉「吐いたあ!ひどい!」
キョン「とりあえず俺は長門のためなら雌豚の胸を揉める」
みくる「殺してえ」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 20:26:56.82 ID:bNh2nMAk0
キョン「キャベツの芯だって食べる。ママにわがままも言わない」
みくる「子供かお前」
キョン「妹のお菓子勝手に食べたりしない。言ってから食べる」
みくる「『もらうぞ』って言ってすぐ食べるんでしょうね」
キョン「朝比奈さんのお茶こっそり古泉にあげたりしない」
みくる「殺してえ……むしろ苦しめたい……」
キョン「それくらい俺は長門が好きだ!!好きなんだあああああああああああ」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 20:29:47.10 ID:bNh2nMAk0
長門「……」ペラッ
古泉「動じませんね」
みくる「……キョン君!」
キョン「ん?」
みくる「おっぱいの大きな女性は好きですか!?」
キョン「嫌いです」
みくる「うわああああああ負けたあああああああああああ」
キョン「長門……お前は偽物だな?」
みくる「……」
キョン「長門は胸が小さいから大きいのが嫌いと言っても負けていない」
みくる「……消えたら、どこへいくんでしょう」
キョン「教えません。朝比奈さん、あなたいつも臭いです」カチッ
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 20:32:18.57 ID:bNh2nMAk0
長門「……消えた」
古泉「彼女たちはどこへ行ったのですか?」
長門「分からない」
古泉「……そのスイッチは一体何ですか?」
キョン「これ?わかんね」
古泉「そうですか」
キョン「ああ」
古泉「……」
キョン「……」ブーッ
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 20:33:51.74 ID:bNh2nMAk0
古泉「くさっ」
キョン「ははwやっちゃったwははw」
古泉「……」
キョン「そんな目で見るな……」
古泉「……はあ」
キョン「あと長門は二人か。どっちかが古泉なんだろう?」
長門「そう」
キョン「そうか……」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 20:35:36.22 ID:bNh2nMAk0
キョン「まあ下を触れば簡単だな」
古泉「待ってください!」
キョン「ん」
古泉「もし触った方が長門さんだったらどう責任取るんですか!」
キョン「あ、そうかー」
古泉「何でそんな軽いん」
キョン「別に良くね?」
古泉「……」
キョン「だからそんな目で見るなよ長門……」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 20:39:17.40 ID:bNh2nMAk0
みくる「ひゃあああああっ……ひいっ」ぼすんっ
みくる「あれ……布団の上?」
みくる「ここは……」
ハルヒ「みくるちゃん!」
みくる「涼宮さん!!」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 20:40:52.33 ID:bNh2nMAk0
みくる「涼宮さん、ここはどこですか?」
ハルヒ「知るかよ!!!」
みくる「知ってろクズ!!!」
ハルヒ「一体どこなのよここー……きいいっ!むかつく!」
みくる「……こうなったら」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 20:43:01.27 ID:bNh2nMAk0
みくる「てててっててー携帯電話〜」
ハルヒ「なんでそんなだみ声のドラえもんなのよ」
みくる「……初代ドラえもん知らないんですか?」
ハルヒ「え?」
みくる「高校生のくせに……」
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 20:44:57.55 ID:bNh2nMAk0
みくる「とりあえず長門さんに電話です」
みくる「……家の番号しか知らないや」
ハルヒ「それでもいいからかけましょう。誰か出るかも」
みくる「そうですね」ピピピ…
プルルルルル…プルルルル……
ハルヒ「?」
みくる「電話の音……?」
ハルヒ「もしかして、ここって有希の家?」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 20:47:46.30 ID:bNh2nMAk0
>>56
初めて知った
ありがとう
ハルヒ「あ、襖ある!」
みくる「気づけよ。最初に」
ハルヒ「うるさいだまれ」
みくる「……開けたら変なものがあるなんてことないですよね?」
ハルヒ「……大丈夫よ。大丈夫……大丈夫」
みくる「……えいっ」ガラッ
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 20:51:22.54 ID:bNh2nMAk0
キョン「む……」
古泉「どうかしましたか?」
キョン「……来た」
古泉(彼とイチャイチャしようとしただけなのに……何でこんなことに)
キョン「何が来たのか聞いてくれよ」
古泉「何が来たんですか?」
キョン「……くくく……奴だよ」
古泉「もう帰れ。病院行け」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 20:53:26.10 ID:bNh2nMAk0
キョン「俺に神が降臨したんだ」
古泉「はあ」
キョン「どっちが本物の長門かわかった」
古泉「へえ」(長門さんにまかせて早く帰ろう)
キョン「長門は僕なんて言わない。つまりさっきから本を読んでるのが本物の長門だ!」
長門「……」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 20:55:12.85 ID:bNh2nMAk0
長門「違う。さっきからあなたと会話しているのが長門有希」
古泉「な、長門さん!?」
長門「長門有希は一人称を僕にしようとしているらしい」
キョン「そうだったのかっ!!」
長門「そう。だから私は帰る」
キョン「おう。また明日」カチッ
古泉「長門さああああああああああん!!!!!!」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 20:57:41.01 ID:bNh2nMAk0
キョン「この貧乳……確かに長門だ……」ペタペタ
古泉「胸なんかねえよ」
キョン「長門っ……!長門っ……!」
古泉「ひいい」
キョン「長門ぉっ……!」
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 20:59:51.78 ID:bNh2nMAk0
ボスンッ
ハルヒ「……ゆ、有希!」
みくる「長門さん!」
長門「ただいまんこ」
ハルヒ「有希、ここはあなたの家らしいわ。今ここから出るとこ」
長門「そう」
みくる「さっきあけたんですけど……その」
ハルヒ「なんか巨大な生物がいたから閉めたわ」
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 21:02:09.02 ID:bNh2nMAk0
長門「それはきっと私のペット」
ハルヒ「じゃあ怖がる必要ないわね」
みくる「開けまーす」ガラガラ
長門「……これ違う。私のペット違う」
ハルヒ「な」
みくる「え」
完
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/01(水) 21:04:35.46 ID:bNh2nMAk0
……何のために書いたんだろう