1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/19(金) 23:37:57.04 ID:TEqewYEs0
朝倉「その呼び方、ほんとやめてくれないかしら?」
長門「無駄口を叩いてる暇があったら、さっさとシャッフルして」
朝倉「はいはい・・・準備できたわよ」
長門「それじゃあ始める」
朝長『スピー・・・ドッ!』
シュババババババババ
キョン「はえーな・・・・」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/19(金) 23:43:16.37 ID:TEqewYEs0
長門「私の勝ち」
朝倉「あと一枚だったのに・・・」
キョン「これで長門が二勝、朝倉が二敗、俺が一勝一敗だな」
朝倉「納得いかないわ」
キョン「しょうがないだろ。カード運が悪かったと思ってあきらめろ」
朝倉「何かイカサマしてない?」
長門「彼の手にはそんな器用さはない」
キョン「・・・ちょっと傷ついた」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/19(金) 23:47:22.86 ID:TEqewYEs0
朝倉「そんな・・・また負けた」
キョン「どんだけ運が悪いんだ、お前は」
朝倉「私のスピードなら、あなたに負けるはずないのよっ」
キョン「でもなあ。一枚出してあとが続かなかったら、スピードとか関係ないしなあ」
朝倉「ゲーム名を変えたほうがいいわ、絶対」
キョン「なんにせよ、お前はこれで三敗目だ」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/19(金) 23:52:58.23 ID:TEqewYEs0
キョン「よし。トランプでハートも温まったし、今日の遊びを始めるか」
長門「何をするの?」
キョン「今日はまず、グーチョキパーで、だ」
長門「ぐーちょきぱーで・・・なに?」
キョン「グーチョキパーで、が名前だと思う」
朝倉「ちゃんと調べてきなさいよ・・・」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/19(金) 23:56:08.06 ID:TEqewYEs0
カチカチッ
キョン「ふむ、正しくは、ぐーちょきぱーでなにつくろう、みたいだな」
朝倉「長いわね」
長門「ぐーちょきぱーで、でいい」
キョン「よし、それじゃやるか」
長門「・・・これ、幼児向け・・・・・・」
キョン「やるぞー」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 00:01:15.52 ID:PzUcZ1TJ0
キョン「ちゃんと歌えよー」
朝倉「おー。ほら、長門さんも」
長門「・・・おー」
キョン「まずは定番のやつからいくからな」
キョン「ぐーちょきぱーで♪」
長門「ぐーちょきぱーで」
朝倉「なにつくろー♪ なにつくろー♪」
キョン「右手がぐーで♪ 左手もぐーで♪」
キョン「ボクシングー♪ ボクシングー♪」
朝倉「え!?」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 00:05:41.64 ID:PzUcZ1TJ0
キョン「え、ってなんだよ。両手がグーだからボクシングだろ?」
朝倉「うそ、両手がグーだったら、具志堅じゃないの!?」
キョン「・・・お前、大阪出身?」
朝倉「違うわよ」
長門「ぐしけん・・・ゴロが悪い」
朝倉「それじゃ次は私がやるわ」
長門「・・・不安」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 00:11:52.47 ID:PzUcZ1TJ0
朝倉「はいっ! ぐーちょきぱーで♪」
キョン「ぐーちょきぱーで♪」
長門「なにつくろー なにつくろー」
朝倉「右手がぐーで♪ 左手はパーで♪」
キョン(太陽か・・・いや、目玉焼きか?)
朝倉「打たせていこーぜーっ!」パンッパンッ
長門「・・・・・・・・・・・・・・」
キョン「・・・なんていうか、予想の左後方から全速力で駆け抜けていく感じだな」
朝倉「え?ええ?これも定番でしょ!?」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 00:16:43.25 ID:PzUcZ1TJ0
長門「次は私?」
キョン「そうだな。なんでもいいから、思いついたやつやってみろよ」
朝倉「私がとっておきを教えて・・・」ススス
キョン「不許可だ」グイッ
長門「それじゃあ・・・」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 00:21:20.90 ID:PzUcZ1TJ0
長門「ぐーちょきぱーで」
キョン「ぐーちょきぱーで♪」
朝倉「なにつくろー♪ なにつくろー♪」
長門「右手がグーで 左手がパーで」
キョン(今度こそ、目玉焼きか太陽のはずっ)
朝倉(これは・・・「バッチコーイ!」をかぶせるパターン!)
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 00:25:45.31 ID:PzUcZ1TJ0
長門「おっとこっのコントッ おっとこっのコントッ」バンッバンッ
キョン「・・・・・・」
朝倉「・・・・・・ブッ、アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!」
朝倉「無表情て!無表情でお笑いネタて!」
朝倉「ヒィー、ヒィー、笑い死ぬぅ!」
朝倉「腹筋痛いふっきnプハハハハハハハハハハ」
キョン「また変な世界に旅立っちまった・・・」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 00:32:02.88 ID:PzUcZ1TJ0
長門「コンビ名を忘れた。教えて欲しい」
キョン「え、今?」
長門「今。急に気になった」
キョン「・・・時間をやるから、調べて来い」
長門「わかった」トコトコトコ
朝倉「ケフッ、ゴホゴホゴホ・・・あれ?長門さんは?」
キョン「ちょっと調べもの・・・」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 00:33:29.98 ID:PzUcZ1TJ0
キョン「右手がチョキで♪ 左手もチョキで♪」
長門「カニ」
朝倉「バルタン星人!」
キョン「長門正解。次は・・・」
キョン「右手がグーで♪ 左手がパーで♪」
長門「イソギンチャク」
朝倉「眼底砕き!!」
キョン「長門正解。次は・・・」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 00:38:07.84 ID:PzUcZ1TJ0
キョン「・・・これが最後だぞー。右手がパーで♪ 左手もパーで♪」
長門「Mr.マリック」
朝倉「前羽の構え!!!」
キョン「朝倉、正解だ」
朝倉「やった、やったわ!128問目にしてようやく正しい答えを導き出したわ!」
キョン(本当にこれが学級委員長でいいのか・・・)
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 00:41:50.48 ID:PzUcZ1TJ0
キョン「それじゃ、キリのいいところで次にいくぞ」
朝倉「え・・・まさか、あれをやるの?」
キョン「当然だろ。そうじゃなきゃ、打ち合わせた意味がない」
長門「打ち合わせ?」
キョン「あ、こっちの話だ」
朝倉「そそそそうそう、こっちの話」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 00:49:07.75 ID:PzUcZ1TJ0
キョン「じゃあいくぞ。まずは俺と朝倉がやるのをよく見てろよー」
朝倉「うう・・・お父さん、私は今、全ての羞恥心を捨てようとしています・・・」
キョン「せいっ!!!」
キョ朝『なっとうなっとうねーばねば♪』クルクルフリフリ
キョ朝『なっとうなっとうねーばねば♪』クルクルフリフリ
キョン「どうだ長門、わかったか?」
長門「・・・え?これ・・・やるの?」
すいません、ちょっとおっきい方に行ってました
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 00:54:17.05 ID:PzUcZ1TJ0
キョン「いいか、まず「なっとうなっとう」のところでは、両手を前でぐるぐる回すんだ」
長門「・・・ビリーズブートキャンプ」
キョン「そうそう、ただ手の位置はへその前な」
キョン「それで、「ねーばねば」のところは肘から先を後ろに振る感じで」
長門「・・・長州小力」
キョン「お前、たとえうまいなぁ」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 00:59:18.53 ID:PzUcZ1TJ0
キョン「最後のポイントだ。やってる最中は、腰を左右に大きく振ること」
長門「恥ずかしい」
キョン「恥ずかしいことなんかないぞ?俺と朝倉しかいないからな」
朝倉「ねえ、この振り付けで本当にあってるの?恥ずかしすぎない?」
キョン「うーん、たぶん正しい振り付けとは違うな」
朝倉「!?」
キョン「幼稚園の時、先生に教わったのがこの振り付けだから、他のは知らん」
長門「じゃあ、変えたほうが・・・」
キョン「不許可。俺の10年を崩すわけにはいかん」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 01:04:14.31 ID:PzUcZ1TJ0
キョン「いいか、羞恥心は捨てて、無心でやるんだ。そうすれば何かが見えるはずさ」
長門「・・・何も見えなくていい・・・帰りたい」
朝倉「・・・せめて、小力パートをWINKに変えてもいいかしら」
キョン「それくらいならかまわん」
キョン「大丈夫、こんな時間にここに来るやつなんていないさ」
キョン「いくぞっ!」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 01:05:30.87 ID:PzUcZ1TJ0
キョ朝長『なっとうなっとうねーばねば♪』クルクルフリフリ
キョ朝長『なっとうなっとうねーばねば♪』クルクルフリフリ
キョ朝長『なっとうなっとうねーばねば♪』クルクルフリフリ
キョ朝長『なっとうなっとうねーばねば♪』クルクルフリフリ
キョ朝長『なっとうなっとうnバタンッ
谷口「おーいキョン、いるかー・・・」
谷口「・・・・・・ごゆっくり」バタンッ
キョ朝長『アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!』
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 01:08:38.73 ID:PzUcZ1TJ0
朝倉「あああああ!ハレ晴れの撮影中っていう妄想だけで頑張ってたのにぃぃぃ!」
キョン「・・・なあ長門。情報操作とかで谷口の記憶、消せるか?」ボソボソ
長門「わかった。殺ってみる」ボソボソ
キョン「・・・長門、字が違う」ボソボソ
朝倉「なに隅っこでこそこそ喋ってるのよ!」
キョン「なんでもないなんでもない!」
長門(誤魔化してる・・・彼は彼女の正体を知らない?)
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 01:14:22.63 ID:PzUcZ1TJ0
キョン「谷口に見られたし、今日はもう帰るか・・・」
朝倉「そうね、そのほうがいいわね・・・」
長門「今日はもう終わり?」
キョン「ああ。明日も団活のあと、残っといてくれ。それとも何か用事あるか?」
長門「ない。明日も残る」
キョン「よーし、楽しみにしてろよ」
〜次の日
キョン「ふんふんふん〜・・・あれ?手紙?」
『放課後誰もいなくなったら、一年五組の教室に来て』
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 01:18:10.99 ID:PzUcZ1TJ0
キョン「すまん長門、今日はちょっとお前と遊べなくなっちまった」
長門「え・・・どうして?」
キョン「ちょっと野暮用が出来ちまってな」
長門「・・・・・・わかった」
キョン「本当にすまん!この埋め合わせは明後日するからな!」
長門「いい」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 01:24:46.05 ID:PzUcZ1TJ0
キョン「朝倉にも言っとかないとな」
キョン「おーい朝倉」
朝倉「あら、なに?」
キョン「今日の長門との遊びは中止だ。ちょっと野暮用が入っちまった」
朝倉「それは残念ね。その分もっと面白いネタを仕入れといてよね」
キョン「ああ、すまんな」
ハルヒ「・・・・・・」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 01:30:37.21 ID:PzUcZ1TJ0
〜放課後
朝倉「遅いよ。入ったら?」
キョン「お前か・・・」
朝倉「そ。意外でしょ?」
キョン「わざわざ手紙で呼び出さなくても、昨日声かけてくれりゃよかったのに」
キョン「そしたら長門に変な期待させずにすんだんだ」
朝倉「・・・期待してると思うんだ」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 01:34:55.97 ID:PzUcZ1TJ0
キョン「で、何の用だ?」
朝倉「あ、そうそう。人間はさあ、『やらなくて(略)だから・・・」
朝倉「あなたを殺して(略)!!!」ヒュン
キョン「うおっ、あぶねえ!」
キョン「あっ、ってことはお前、長門とは元から知り合いだったりするのか!?」
朝倉「ええそうよ。私は彼女のバックアップ」
キョン「くそっ・・・朝倉!指スマで俺が勝ったら見逃してくれ!」
朝倉「うん、それ無理」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 01:40:17.63 ID:PzUcZ1TJ0
朝倉「っていうか私が知ってるのはバリチッチだけど」
キョン「ここでも地域差の壁に阻まれたか・・・」
朝倉「もういいかな?」ヒュン
キョン「うおおお!?避けなきゃ死んでたぞ!!」
朝倉「殺すつもりだもん」ヒュッ
キョン「バリア!こっからバリア!」
朝倉「・・・必死すぎるわよ」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 01:45:39.59 ID:PzUcZ1TJ0
朝倉「むぅ・・・えいっ」ヒュン
キョン「のおおおおお!」
朝倉「よくかわすわね」
キョン「昨日のスピードで目が慣れた!」ダダダ
キョン「ああっ、ドアが無い!逃げられない!助けてドラえもん!!」
朝倉「欲しいのは通り抜けフープ?どこでもドア?」
キョン「どっちでもいい!」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 01:51:58.06 ID:PzUcZ1TJ0
朝倉「無駄よ。この空間は私の情報制御下にある」
朝倉「誰も入れないし、出られないのよ。ついでにこんなコトだって」
キョン「あれ?体が・・・体が動かん!ずるい!」
朝倉「・・・脳みそ退化してない?」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 01:58:47.81 ID:PzUcZ1TJ0
朝倉「じゃあ・・・死んで」
キョン「ぢーざす・・・」
ドカーン
朝倉「なに?なに?なんなの!?」
長門「一つ一つのプログラムが甘い。だから私に侵入を許す」
キョン「やっほう助かった!」
朝倉「邪魔する気?」
長門「・・・やっぱり」
ここまで書いといてなんだけど、朝倉の一人称「あたし」でしたorz
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 02:04:00.16 ID:PzUcZ1TJ0
朝倉「?」
長門「昨日、二人の様子がおかしかった」
長門「そしたら今日、遊ぶ約束を反故にされた」
長門「案の定、私を除け者にして二人で何かやっている」
長門「有機情報連結を解除する。パーソナルネーム朝倉涼子を敵性と・・・」
朝倉「ちょちょちょちょっと、長門さんが暴走してるわよ!」
キョン「俺は助かる。問題ない」
長門「貴方は私がこの手で息の根を止める。私の心を弄んだ報い」
キョン「のえええええ!!?」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 02:10:27.41 ID:PzUcZ1TJ0
キョン「どどどどうしよう朝倉!?」
朝倉「あなたはまだいいわよ!私なんか髪の毛一本残らないのよ!?」
キョン「落ち着け!落ち着いて話を聞いてくれ、長門!」
長門「なに?遺言代わりに聞いてあげることにやぶさかではない」
キョン「・・・え?」
長門「聞いてあげるから早く言いなさい」
キョン「はいすいません」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 02:16:13.95 ID:PzUcZ1TJ0
キョン「実は、今日お前に教えてやろうと思ってた遊びの他に、面白い遊びがあって」
長門「・・・」
キョン「昨日は昼休みとかに朝倉と打ち合わせしてたんだけど、今日はちょっとそれができなくって」
長門「・・・・・・」
キョン「あのあの、それで、今日の約束はキャンセルさせてもらって、今打ち合わせを・・・してたんですけど・・・」
長門「・・・・・・・・・」
長門「おかずのり眉毛、今の話は本当?」
朝倉「あ、えっと、はいっ!本当です!」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 02:22:27.57 ID:PzUcZ1TJ0
朝倉「ちょっと、庇うなんてどういうつもり?私はあなたを殺そうとしたのよ?」ボソボソ
キョン「うるせえ。目の前でクラスメイトを消されたくないだけだ」ボソボソ
長門「また私を除け者に・・・」ギリ
朝倉「違います違います違います!」
キョン「明日の遊びの打ち合わせだから、知られると楽しみが減ると思って!」
〜〜説得一時間〜〜
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 02:27:46.98 ID:PzUcZ1TJ0
長門「じゃあ明日の遊びは、破れ傘刀舟ごっこ他数篇ということ?」
キョン「ああ、そうだ」
朝倉「他数篇のところはナイショなのよ。楽しみにしててね」
長門「」コクッ
キョン「じゃあ、俺はあと少し朝倉と打ち合わせしてから帰るから」
長門「わかった。先に帰る」トコトコトコ
朝倉「また明日ね」
長門「・・・バイバイ」フリフリ
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 02:33:52.37 ID:PzUcZ1TJ0
朝倉「助かった・・・」
キョン「殺陣の練習中に朝倉が熱暴走起こしたってことで丸く収まってよかったな」
朝倉「でも、本当にいいの?私はあなたを・・・」
キョン「もういいさ。ハルヒ関連のゴタゴタは、どうなろうがもう気にしないことにした」
キョン「それに、もう俺の命を狙ったりはしないだろ?」
朝倉「うん・・・」
朝倉「あ、今掃除用具入れが動いたような」タタタ
バンッ
朝倉「惚れてまうやろおぉー!!!」バタン
朝倉「気のせいだったみたい」
キョン「・・・そうか」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 02:40:10.31 ID:PzUcZ1TJ0
キョン「それじゃ帰るか・・・あれ?」フラッ
朝倉「あ・・・」
ガターン
キョン「あは・・・あはは、今頃腰が抜けた・・・」
朝倉「もう、肩貸してあげるわ。ほら、つかまって」
朝倉「よいしょ・・・あら?」フラフラ
バターン
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 02:47:33.04 ID:PzUcZ1TJ0
ガラッ
谷口「わっすれーもの、忘れ物ー」
谷口「・・・・・・・・・・すまん」ガララ
キョン「・・・朝倉、お前も情報操作、できるんだよな?」
朝倉「・・・殺ってみるわ」
キョン「・・・お前もか」
谷口「WAWAWA〜!キョンと朝倉が教室で〜!!!続きはWEBで!!!」
キョン「・・・やっぱり殺ってみてくれ」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 02:54:39.06 ID:PzUcZ1TJ0
〜〜帰り道〜〜
朝倉「っていうか、遊びなんて情報をダウンロードすればいいんだけどね」
キョン「なに、そうなのか」
朝倉「うん」
キョン「じゃあ、俺がやってることは長門にとって迷惑だったのか・・・」
朝倉「馬鹿ね。長門さんは、迷惑だったらはっきりそう言うわよ」
朝倉「それを言わずに、あなたと遊んでる。その方が得る物が大きいってわかってるのよ、きっと」
キョン「そっか・・・」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 02:58:51.42 ID:PzUcZ1TJ0
キョン「そうだよな。俺が長門に教えてやろうと思ったのは、遊びじゃない」
キョン「なんていうか・・・人との接し方、みたいなもんだった」
朝倉「この前あんなに熱く語ってたのに、もう忘れてたの?」
キョン「なんか楽しくなってきちゃって」
朝倉「あきれた」
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 03:04:20.22 ID:PzUcZ1TJ0
朝倉「だから、気にせずこれからも長門さんと遊んであげてね」
キョン「ああ。でもその言い方だと、お前はもう遊ばないように聞こえるぞ」
朝倉「あんなことがあったからね。涼宮さんでも誘ってあげて」
キョン「ダメだ!!!」
朝倉「!?」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 03:08:18.15 ID:PzUcZ1TJ0
キョン「ダメなんだよ、朝倉じゃないと」
朝倉「え?ええ?」
キョン「ハルヒが絡んでくると、いろいろぶっ壊される」
朝倉「(ああ、そういうこと・・・)大丈夫よ。彼女、意外と常識的な・・・」
キョン「SOS団員に対してはまったくの非常識だ」
キョン「あいつのやり方が悪いとは言わんが、長門がハルヒみたいになったら目も当てられん」
朝倉「う・・・」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 03:18:37.87 ID:PzUcZ1TJ0
キョン「コンタクト用なんちゃらが人との付き合い方を知らなかったら、意味がないだろう」
朝倉「対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースね」
キョン「おお、すげえ。覚えてる」
朝倉「当たり前でしょ」
キョン「ま、まあ、長門もお前レベルとまではいかないまでも、それなりに人付き合いが出来るようになってくれればな」
朝倉「それはどういう類の心配?」
キョン「・・・単純に、いい人間関係を作って欲しいっていう、友人としての心配だよ。」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 03:21:50.29 ID:PzUcZ1TJ0
キョン「それにしても、すまん朝倉。団活のあとなんて遅い時間から付き合ってもらって」
朝倉「いいわよ別に、時間のことは」
朝倉「頼られるのは嬉しいしね」
朝倉「それじゃ、また明日ね」タタタ
キョン「ああ、じゃあな」
キョン「・・・殺されかけたけど、基本、いいやつなんだよなぁ」
キョン「さて、帰って明日の遊びを考えておくか」
キョン「他数篇って、いくつくらい用意しておこうかなぁ・・・」
おわり
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/20(土) 03:31:16.76 ID:PzUcZ1TJ0
よる遅く(朝早く?)までお付き合い、ありがとうございました
破れ傘刀舟ごっこは、書いてみたらさほど面白くなかったので没りました
またいつか、おかずのり眉毛で立てるかもしれません