1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/19(金) 13:48:25.50 ID:yQM5oBol0
ハ「略)〜は私のところに来なさい!以上!」
あんなこと言わなければ良かった・・・。
あの自己紹介のあと私の席の周りには20人くらいの人だかりができていた。
みんな本当に宇宙人や未来人、超能力者なの?
男「そうそう、俺月の人間なんだよwwww」
男「俺火星人だしwwww」
男「仮性乙wwwwってやかましいわwwwww」
なんか勝手に盛り上がってるし、すごく話しかけづらいじゃない!
キ「なぁなぁ、あれどこまで本気なん?wwww」
国「ちょっとキョンwwww全部本気に決まってんじゃんwwww」
キ「ですよねーwwww」
う・・・うざい・・・!
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 13:51:59.66 ID:yQM5oBol0
キ「おいwww聞いてんのかよwwww」
このキョンってやつが一番私に言ってくるわね。
なんなの?私に気でもあるの?
キ「黙んなよwwwwシカッティングかよwwww」
造語?シカッティングって何よ。シカトの進行形とか意味わからないし。
ハ「ちょっと、話しかけないでよ」
キ「おまえ自分から『宇宙人云々』言っておいて話しかけるなとか意味わかんねーしwww」
ハ「う・・・あなたは宇宙人なの?」
キ「実は俺、イスカンダル星人なんだ」
国「キョンwwwwイスカンダルってwwww古いしwww」
キ「やべwwww歳ばれるんだけどwwww」
む、むかつく・・・!
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 13:55:14.41 ID:yQM5oBol0
日に日に私の机の周りに来る人は減ってきたけど、それでもまだキョンってやつはひっついてくる。
ハ「あんた何なの?いつまで私にくっついてくる気?」
キ「だって俺異世界人だしwwww」
ハ「あーはいはいわかったから、邪魔しないで」
あんなこと言い出した私が悪いけど、まさかこんなに頭の悪いやつが来るとは思わなかったわ。
どうにかこいつから離れないと・・・。
女「ね、ねぇ涼宮さん?」
ハ「何?」
女「涼宮さんって中学のこと陸上やっていたってホント?」
ハ「あ、うん。一通りの部活は経験してきたわよ」
女「陸上部に入らない?涼宮さんならいい記録残せると思うんだけど」
これはキョンから離れるチャンスかもしれないわ!
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 13:59:00.66 ID:yQM5oBol0
ハ「いいわ」
女「ありがとう涼宮さん!放課後グラウンドに来てね」
運動していればさすがにあいつはひっついてこないでしょ。
キ「陸上部とかwwww普通wwww」
部活がこれほど恋しいと思ったことはないわ。
─放課後─
ハ「来たわよ」
女「あ、涼宮さん来てくれたのね!ありがとう!」
キ「おい、おまえも手伝えよwwww」
ハ「なんであんたがいるのよ!」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 14:03:08.60 ID:yQM5oBol0
キ「は?俺陸上部だしwwww」
女「彼はやり投げをしたくて入ったんだって」
キ「やり投げなんでどうでもいいしwwwあ、これは投げやりかwwww」
うざい上におもしろくない・・・。
ハ「ごめん、やっぱりやめるわ・・・」
女「え!?ど、どうして?」
ハ「ちょっと足首の調子が悪いのよ。ごめんね?」
女「足首なら仕方がないね・・・」
あいつが陸上部にいるってことは、文学系なら大丈夫なはず。
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 14:08:44.49 ID:yQM5oBol0
吹奏楽部。一通り楽器出来るから大丈夫ね。
ガラガラガラ・・・
ハ「こんばんわ。入部希b・・・」
キ「君クラリネットの演奏うまいねwww俺のクラリネット吹いてみない?なんつってwww」
女「もうやだぁキョン君たらw」
え?どうして?
キ「あ?またおまえかwwwおまえも俺のトロンボーン吹く?wwww」
ハ「あんたさっき陸上部に・・・」
キ「俺陸上部であり吹奏楽部でもあるんだよwww」
そんな馬鹿な!!
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 14:11:56.61 ID:yQM5oBol0
つ、次はテニス部・・・
キ「俺のラケット握ってみる?wwww」
ソ、ソフトボール部・・・
キ「俺のバット振ってみる?wwww」
美術部・・・
キ「君ちょっと裸婦やってよwww」
・・・天文学部!!
キ「あの星きれいだな。でも君の方がきれいだよ・・・wwww」
だァァァァ!!なんでどこにでもあいつがいるのよ!!
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 14:14:30.98 ID:yQM5oBol0
国「あれ?涼宮さん息切らしてどうしたの?」
こいつは確か、キョンと同じ中学の国木田・・・
ハ「どこの部活に行ってもキョンがいるんだけど、うざい」
国「だってキョンは万能なんだもん。いろんな部活に引っ張りだこだよ」
ま、まさか・・・
国「それより宇宙人や未来人は見つかった?プフーッwwww」
こ、殺す!!
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 14:18:04.70 ID:yQM5oBol0
参ったわね。どこいってもあいつがいたんじゃまともに部活できないわ。
何かいい手は・・・。
・・・はっ!無いのなら作ればいいんだわ!
新しい部活を作ればあいつも来ないわ!!
そうなればさっそく申請しなきゃ!!
先「部活作るには5人は必要だぞ」
・・・な、なんとか5人集めなきゃ!!
でも自己紹介であれだけぶっ飛んだこと言っちゃったから、友達なんて皆無に等しいわ。
そうだ!つぶれかけている部活があれば吸収できるかも!
つぶれかけているぐらいだからキョンだっていないでしょ。
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 14:21:34.43 ID:yQM5oBol0
担任に聞いたら、文芸部というのが今1名しかいないらしい。
しかも私と同じ1年生。クラスは違うらしいけど、行ってみる価値はありそうね。
ガララララ・・・
ハ「失礼しまーす・・・」
長「・・・」
いた。妙におとなしい子が一人。
ハ「あ、あの・・・」
長「何?」
う、すごいクールね・・・やりにくい相手ね。
ハ「あ、あたし涼宮ハルヒ。同じ1年生よ」
長「・・・長門有希」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 14:24:24.26 ID:yQM5oBol0
ハ「ね、ねぇ?部員はあなただけ?」
長「そう」
ハ「他に入部する人は?」
長「・・・先ほど一人来た。でも追い返した」
ハ「え?」
まさか・・・あいつじゃ?
ハ「そいつって、チャラチャラしてて、眠たそうな顔してるやつ?」
長「」コクン
あいつだったァー!
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 14:28:15.76 ID:yQM5oBol0
ハ「なんで追い返したの?」
長「主に口調にイライラする」
同じく。
長「それに彼は本を読む気が一切無かった」
彼女はそういって部屋の隅を指さした。見てみるとそこには無惨に投げ捨てられた本が一冊。
長「文学書を渡したら『そんなことより俺と官能小説読もうぜ』と言ってきた」
あいつらしいわね。
長「本を投げたことに腹を立てたから、広辞苑を彼に向けて投げた」
またもや別の隅を指さすと、角が赤くなっている暑さ10cmほどの辞書が置いてあった。
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 14:30:54.84 ID:yQM5oBol0
そうだ。本題に戻さないと。
ハ「ねぇ?このままじゃ文芸部廃部になっちゃうよね?」
長「そうなる」
ハ「あたしと一緒に、部活作らない?」
長「新しい部活とは?」
ハ「そうね、とにかくあいつが来ないような部活よ!」
長「興味がある」
やった!!これで部員ゲットよ!!
でもあと3人は必要ね。どうしようかしら。
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 14:36:30.67 ID:yQM5oBol0
ガララララ
先「お、やっぱりいたか涼宮」
ハ「先生、どうしたんですか?」
先「いや、伝え忘れたことがあってだな。部活を作るには5人必要だが、クラブであれば3人でいいぞ」
ハ「何が違うんですか」
先「部活は部費がでるが、クラブは実費だ」
なるほど。
先「それで長門は涼宮の部活にはいるのか?」
長「」コクン
先「そうか、そうなれば部室は文芸部室を使えばいい。他に使う部活はないからな」
よっしゃ!ついでに部室も確保したわ!
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 14:42:08.80 ID:yQM5oBol0
ハ「ねぇ・・・長門さん、部活に入ってくれそうな友達はいない?」
長「いない。それと、有希でいい」
ハ「あ、じゃあ、有希さん」
長「有希でいい」
ハ「・・・有希、ありがとうね」
長「・・・あ」
ハ「何?」
長「あなたのクラスに、いる」
私のクラス?誰のことを言っているのかしら?
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 14:48:04.18 ID:yQM5oBol0
ガララララ
涼「長門さん、帰りましょ」
ハ「あ」
涼「あら、涼宮さん?どうしたの」
朝倉涼子・・・たしかクラス委員長だったわね。
ハ「あたしは有希と一緒に部活を作ることにしたの」
涼「部活?だって長門さんは文芸部でしょ?掛け持ちするの?」
長「文芸部はなくなった」
涼「え?まさか涼宮さんがつぶしたんじゃ・・・」
なんで私が悪者になるのよ。
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 14:54:03.18 ID:yQM5oBol0
長「違う。彼女の意志に同意して部活に入ることにした」
涼「そうなの?涼宮さんの意志って?」
ハ「どこに行ってもキョンがいるから、キョンのいない部活を作ろうって話してたの」
涼「キョンくんのいない部活・・・?」
ドサッ
朝倉さんは鞄を落とした。しまった、彼女はクラス委員長だった!
クラスの人間を差別したから怒っちゃったかも・・・!
涼「・・・すばらしいわね!それ!」
あら意外。
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 14:57:36.51 ID:yQM5oBol0
涼「私もあの人嫌いだったのよ」
ハ「な、なにかされたの?」
涼「されたも何もセクハラよ!いきなり私に近寄ってきて『その眉毛で眉コキしたいんですけどwww』って言ってきたのよ!」
キツいなぁそれ・・・。
涼「最初意味わからなかったから『はぁ』としか言えなかったけど、あとから友達に聞いたら・・・キー!!」
長「」ビクッ!
クラス委員長にまでちょっかいを出すなんて・・・最低ねあいつ。
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 15:01:33.48 ID:yQM5oBol0
涼「だから涼宮さん、私もその部活に入れてちょうだい?」
ハ「い、いいわよ」
涼「なんとかしてキョンくんをギャフンと言わせましょ!」
え、ちょっとギャフンは古いんですけど。
その前に部活の趣旨はそれでいいの?
長「仕返しの方法はこれだけ考えた」
有希は一冊のノートをあたし達に見せてきた。そこには事細かに復讐方法が20ページにかけて書かれていた。
いつのまに書いたのよ。
涼「今3人?じゃああと2人は増やして部活にしましょう」
ハ「そ、そうね」
涼「私も友達に声を掛けてみるわ。きっと多く集まるはずよ!」
それほど多く集まってもらうと困るんですが・・・。またあいつが寄って来ちゃうじゃない。
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 15:06:20.19 ID:yQM5oBol0
翌日
涼「おはよう、涼宮さん」
ハ「おはよう」
涼「いい始末の方法考えた?」
そんな物騒な!!
ハ「始末って・・・」
涼「やっぱりナイフでグサーッてやった方が確実かな?」
犯罪じゃないの!!
涼「あはは、冗談よ♪」
目が笑ってないけど、本当に冗談であることを祈るわ。
涼「それじゃまた、放課後部室で会いましょ」
ハ「ええ」
それから放課後まで、再びキョンの嫌がらせを受けた。28回ほど。
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 15:11:34.40 ID:yQM5oBol0
ハ「・・・」ゲッソリ
涼「授業中も執拗にいやがらせ受けていたわね」
長「・・・」
涼「どうしたの長門さん」
長「この本にいたずら書きされている・・・」
涼「え・・・っ!!ひ、ヒゲが・・・」
長「あいつのせい・・・」ゴゴゴゴ・・・
もう本当にキョンを黙らせる部活にしようかしら。
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 15:16:13.59 ID:yQM5oBol0
ハ「先生、これ・・・」
先「お?申請書か?」
ぱさっ
先「んー・・・『SOS団』?なんの部活だこれは」
ハ「えーっと・・・困っている女生徒を助ける部活です」
先「よくわからんが、まぁ相談屋ってことか?」
ハ「そんな感じです」
先「まあいいだろう。職員会議にかけるよ」
ハ「お願いします」
結局いいネーミングが決まらなくて、そのままSOSって書いちゃったけど。
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 15:28:34.51 ID:yQM5oBol0
とりあえず、あたしと有希、朝倉の3人でSOS団は始まった。
あの憎たらしいあいつには知られることなく活動をするのが私たちの腕の見せ所。
開始間もなくして、文芸部室に一人の女の子がやってきた。
朝「あ、あのぁ〜、相談に乗ってくれるって話を聞いてきたんですけどぉ・・・」
同性の私から見てもすごいかわいい子が来た。こんな子学校にいたかしら?
朝「書道部に所属してる、2年の朝比奈みくるですぅ」
に、2年生!?私たちの上じゃないの!
朝「実は、ある人からセクハラを受けているんですぅ」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 15:35:32.02 ID:yQM5oBol0
ある人って・・・まさかね。
朝「書道部に来ては『朝比奈さん、俺に書道を教えてください』って言ってくるんです」
涼「ふむ、熱心なことじゃない」
朝「だから一回だけ、教えてあげようとしたんですけど、私が背中から腕を回して指導するように言ってくるんです」
そ、それって・・・。
朝「そしたら『あ、当たってるんですけど・・・』って言うんです!」
そりゃ、そんな大きな胸なら当たっちゃうでしょ。
朝「意図的に当ててるわけじゃないのに、わざと当てるように肩胛骨を動かしたりダイナミックに書こうとするんですぅ」
涼「セクハラね」
長「乙女の敵」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 15:39:42.60 ID:yQM5oBol0
ハ「ちなみに、そのセクハラしてきた人の名前は?」
朝「えーっと、○○○○って言ってました」
長「・・・誰?」
なんか聞いたことあるような無いような・・・。
涼「キョンくんの本名じゃない」
ハ「!!」
朝「あ、そういえば『俺のことはキョンと言ってくれ』って言ってました」
あいつそんな名前だっけ?
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 15:45:13.15 ID:yQM5oBol0
朝「昨日も一昨日もずっときていて困っているんですぅ。どうにかしてくださぁい!」
ハ「わ、わかったわ。なんとかするわ」
涼「長門さん、例のあれを」
長「御意」
ドサッ
朝「あのぉ、この大量のノートは・・・」
涼「復讐の方法が65535通り書かれたノートです。お好きな復讐方法をどうぞ」
多いなおい!2日間でそんなに考えちゃったの!?
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 15:49:25.96 ID:yQM5oBol0
朝「うーんと・・・えーっと・・・」
涼「あ、これなんかいけるんじゃない?」
朝「ふえぇ!?こ、これですかぁ?」
長「悪くない」
いいかも。
朝「うーん・・・がんばってみます」
ハ「じゃあ早速準備に取りかかるわよ!」
涼・長「おー!」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 15:57:13.40 ID:yQM5oBol0
翌日。
キ「すいませーん!習字を教えてくださーいwwww」
朝「(きた・・・)」
朝「わかりました。でも他の人の迷惑になるといけないので、こちらの別室にきてください」
キ「はいはーいwwww」
キ「(うはwwww別室とかwwwwレ○プできんべwwwww)」
朝「こちらです」
ガチャッ
キ「もう習字道具用意できてるしwwwwヤるき満々wwww」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 16:04:39.07 ID:yQM5oBol0
朝「じゃあここに座ってください」
キ「はいwwww」
朝「じゃあ墨を用意しますね」
スッ
朝「(にやっ)」
グッ ブシャァァァ!!!
キ「おぶふwwwww顔に墨汁がwwwwww」
朝「ご、ごめんなさい!ノズルが上に向いていたなんて・・・」
キ「オーケーオーケーwwww気にしないwwww」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 16:10:03.78 ID:yQM5oBol0
朝「タオルを取ってきます」
キ「きにしなくていいのにwwww」
タッタッタッ・・・バタンッ ガチャン!
キ「あー優しいな朝比奈たんはwwwwおっぱいでかいしwwww」
キ「あ、財布の中にゴムはいってたっかな?wwwwまあ無くてもいいかwwww」
キ「にしても遅いなー朝比奈たんwwww化粧直ししてんのかな?wwww」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 16:34:10.85 ID:yQM5oBol0
10分後。
キ「俺のために高級タオルでも買ってきてくれているのかな?wwww」
20分後。
キ「シャワー浴びてるのかもww」
30分後。
キ「・・・ホテル予約してるのかもw」
1時間後。
キ「・・・ぱねぇ」ぐー・・・
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 16:40:03.04 ID:yQM5oBol0
朝「ただいまぁ・・・」
涼「おかえりなさい。どうでした?」
朝「まんまと罠にひっかかりましたぁ」
さすがあの単細胞変態。
涼「色気を使えばホイホイと付いてくるんだから」
キ「さすがに遅いなwww俺から迎えに行くかwwww」
ガチャガチャ
キ「あれ?wwww鍵がかかってるんですけどwwww」
キ「なんで外鍵なのこの部屋?おかしくね?www」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 16:45:17.93 ID:yQM5oBol0
朝「いつまであーしておくんですか?」
長「死ぬまで」
涼「さすがに死んだら元の子もないわ。私たちは『反省させる』ことが目的なんだから」
ハ「閉じこめてから何時間経ちました?」
朝「1時間半くらいですかねぇ」
さすがにかわいそうね。
ハ「行ってみましょう」
涼「そうね、行きましょ団長さん♪」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 16:49:28.00 ID:yQM5oBol0
キ「寂しい・・・」
ハ『生きてる?』
キ「そ、その声はハルヒか!?」
ハ『あんたに馴れ馴れしく呼び捨て去れる筋合いはない!』
涼『なんで閉じこめられているか、わかる?』
キ「その声は朝倉か?早くここから出せしwwwww」
長『反省の色無しと判断』
キ「なにぼそぼそ言ってんだ?聞こえねぇよwwww誰だよwwww」
長『・・・殺す』ゴゴゴゴ・・・
涼『落ち着いて長門さん』
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 16:55:56.50 ID:yQM5oBol0
朝『もう私にセクハラしないでください』
キ「あれ朝比奈たん?wwwwタオル早くちょうだいwwww」
この期に及んでまだタオルをほしがるの?
キ「墨汁が乾いてパリパリするんだけどwwwwちょっと痛いwwww」
涼『あなたが反省するまでここからは出してあげないわ』
キ「反省って何の反省だよwwww」
ハ『あんた自分が何をしたかわかってないの!?』
キ「なんだよwwww求愛行動しちゃいけないのかよwwww」
今までのは求愛行動だったのか・・・。
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 17:00:00.83 ID:yQM5oBol0
涼「キリが無いわね」
ハ「とりあえず、朝比奈さんにもう手を出さないように念を押しておく?」
長「地道だけどその方がいい」
ハ「聞いてる!?もうこれ以上朝比奈さんにちょっかいを出さないでね!」
キ『はぁ?www人の恋愛に口出すなよwwww』
ハ「な、なんですって!?」
朝「あ、あのぉ・・・」
涼「どうしたの?朝比奈さん」
朝「私・・・彼氏いるんですけど・・・」
キ『なん・・・だと・・・?』
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 17:09:24.70 ID:yQM5oBol0
涼「それって本当?」
朝「はい・・・」
スッ
朝「自慢の彼氏です」
涼「あらかっこいいじゃない」
ハ「素敵じゃない」
長「・・・スマート」
キ『うおおおお俺は信じないぞ!!信じないぞ!!』
ハ「残念だったわね。あんた、これ以上朝比奈さんに手を出すと彼氏が痛めつけにくるわよ?」
キ『わかったよwwwもう中古品の女なんていらねぇよwwww』
涼「口は悪いけど、あきらめたようね」
長「(まさか見せた写真が、土佐犬の写真だとはわかるまい)」
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 17:14:30.60 ID:yQM5oBol0
朝比奈さんの咄嗟の考えに救われたわね。
彼氏がいるとわからせれば黙ると思ってやったわけね。
むかつく捨て台詞を吐かれたけど、結果オーライね。
ハ「もう朝比奈さんに近づいたらダメよ!?」
キ「わかったよwwwwそのかわり俺とつきあえよおまえwwww」
ハ「嫌よ。おととい来なさい」
キ「おとといってwwww何日後だよwwww」
本当にこいつバカなんだわ。
キ「おまえらにつきあってる暇なんてないしwwww谷口とナンパしてこよwwww」
タッタッタッ・・・
長「一件落着」
涼「朝比奈さんに救われたわね」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 17:21:27.38 ID:yQM5oBol0
朝「あ、あのぉ・・・」
ハ「どうしました?」
朝「私も、SOS団に入れてください!」
涼「どうして?別に解決したからといって見返りを求めたりはしてないわ」
朝「いえ、みなさんの行動にすごい惹かれて・・・私もお手伝いしたいなぁって」
長「彼女のひらめきは抜群。SOS団には欲しい逸材」
確かにあの場でパッと彼氏がいるなんてひらめかないわ。
ハ「そうね、これからも手伝ってもらいたいわ!」
朝「ありがとうごいざいますぅ!一生懸命がんばりますね!」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 17:24:54.99 ID:yQM5oBol0
涼「部に昇格するまであと1人ね」
ハ「でも朝比奈さんの相談依頼、誰も来ないわね」
朝「彼がおとなしくしていてくれているんじゃないですかぁ?」
涼「それにしても、今日はなんだか騒がしいわね」
ハ「女子がキャアキャア言って駆け回っているわね?あいつかしら」
長「そういえば、今日転校生が来たという話を聞いた」
ハ「転校生?」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 17:31:17.34 ID:yQM5oBol0
古「ははは、そんなことないですよ」
涼『あら、かっこいいじゃない』
ハ『朝倉さん、ああいうのが趣味?』
涼『かっこいいけど、彼氏にはしたくないわ。もっと素朴な感じがいいわ』
長『リア充』
朝『長門さん何か言いましたか?』
古「えぇ、アメリカに2年間ほど」
ハ『帰国子女?』
涼『あれ、鳥取県から来たって聞いたけど?』
朝『鳥取って、右と左どっちですか?』
長『・・・左』
※実際は右側です
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 17:38:47.57 ID:yQM5oBol0
ハ「しかし、転校生ってだけであんなに人が群れるもんね」
涼「珍しい物好きなんじゃない、日本人って」
朝「長門さん!鳥取県右側じゃないですか!」
長「うかつ」
コンコン
ハ「はい?」
ガラガラガラ・・・
古「こんにちは」
涼「噂をすればなんとやらね・・・」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 18:01:59.71 ID:yQM5oBol0
古「あの、ここは悩みを相談できると聞いたのですが」
涼「女の子向けの相談なのよ」
古「はぁ・・・そうですか。失礼しました」
ハ「待って、かなり思い悩んでいる様子よね?」
朝「相談にのるんですかぁ?」
ハ「こう客がいなくちゃね。誰だって聞いてあげるわ」
古「ありがとうございます。あ、僕は古泉一樹と言います」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 18:09:28.55 ID:yQM5oBol0
古「転校してきて当日に、下駄箱にこんな手紙が・・・」
涼「ラブレター?」
古「それならまだよかったですが・・・」
ハ「何々・・・『調子に乗るな』・・・なにこれ」
古「転校初日で、何もしてないのに目を付けられたようです・・・」
み「しかもわざわざ新聞を切り取って貼り付けてますよぉ」
長「手が込んでいる」
古「誰がいつ入れたかわかりません。なんとか解決していただけませんか?」
ハ「うーん、相当嫉妬深いヤツね。なんとかしてみせるわ!」
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 18:16:39.62 ID:yQM5oBol0
涼「で、朝から張り込みをしているわけね」
ハ「だってそれしか思い浮かばないじゃない」
み「しっ!誰か来ましたよ」
長「あれは先生。可能性は低い」
涼「古泉くんかっこいいから、人気を奪われたイケメンくんのせいじゃない?」
ハ「でも、転校当日じゃいくらなんでも早すぎない?」
み「そうとう嫉妬深い人なんでしょうねぇ」
長「!!・・・あれは・・・」
ハ「うっ・・・しばらく見てなかったわあいつ・・・」
キ『私達をおよっめっにっしなっさっい〜♪』
なんか歌ってる・・・。
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 18:22:30.03 ID:yQM5oBol0
涼「玄関に入ったわ」
み「なんかきょろきょろしてますね」
長「あそこは古泉一樹の下駄箱」
まさかあいつが・・・。
涼「何か入れたわね」
ハ「写真!!」
朝「はい!」パシャッパシャッ
ハ「これで証拠はバッチリよ!」
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 18:28:20.54 ID:yQM5oBol0
ハ「古泉君に嫌がらせをしていたのはあんたね!?」
キ「は?なに言ってんのおまえ?wwwwww」
涼「ネタはあがっているのよ」
朝「これが動かぬ証拠ですぅ!」
バサッ
キ「ちょwwwww盗撮wwwwww」
ハ「盗撮も何もないわ!あんたが嫌がらせの文書入れたんでしょ!」
キ「合成だろこれ?wwww」
長「合成ではない。デジカメにも記録が残っている」
涼「観念しなさい?」
キ「・・・うるせーバーカwwwwだからなんなんだよwwww」
逆ギレですか。
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 18:32:02.64 ID:yQM5oBol0
古「あなたですか・・・なぜこんなことをするんですか」
キ「俺がこの学校牛耳ってんだから、生意気なおまえを絞めるためにやったんだよwwww」
いつからこいつに牛耳られてるんだこの学校は。
古「そんな・・・転校してきたばかりなのに」
キ「だいたいこの時期に転校っておかしくね?wwwおまえいじめられっ子じゃねぇの?wwww」
涼「ちょっと、失礼じゃない!」
み「あやまってくださぁい!」
キ「事実だろ?あ?wwwww」
古「・・・」フルフル
やばい、黒歴史にふれちゃった?
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 18:37:48.31 ID:yQM5oBol0
古「・・・さん」
キ「は?www」
古「許さんでおどりゃ!!!ワレェなめてかかってっと歩けなくなんでェ!!!」
ダンッ!!
ハ「!?」
古「おいコラァ?ワシはなぁ、迷惑してんで?てめぇのせいでなぁ?」
キ「な、なにおm」
古「誰が口聞いていいゆうとんじゃぁ!!」
ドゴンッ!!
涼「つ、机が吹っ飛んだ・・・」
古「おい次やってみろ?おまえ明日から鉛筆も握れんようになるでェ?」
キ「な、なんd」
古「返事せぇへんかァ!!」
キ「は、ハイィィィィィ!!!」
ジョオォォォォ・・・
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 18:42:17.88 ID:yQM5oBol0
み「こ、古泉くん?」
古「・・・はっ、し、失礼しました・・・」
何が起こったの?
古「お恥ずかしいところをお見せしました・・・」
長「詳しく」
古「実は、島根から来たというのは嘘で、広島から来ました・・・」
それで広島弁っぽいのをしゃべっていた訳ね。
古「実は代々、その・・・ヤの付く家系でして、僕も跡継ぎとして育てられてきました」
マジで?これからどう接していけばいいのよ・・・。
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 18:46:58.74 ID:yQM5oBol0
古「世間をもっと知るためにということで、こちらに引っ越してきました」
そういうことだったのね。
古「あの、どうかご内密に」
涼「大丈夫よ。私たちは秘密をしっかり守るから」
長「お口にチャック」
み「それにしても古泉くん、威厳がありましたよぉ」
古「はは、お恥ずかしい」
キ「・・・」ビクンビクン
ハ「何か臭うわね?理科室で何か実験しているのかしら?」
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 18:52:31.32 ID:yQM5oBol0
ハ「さ、解決したわね。これできっと嫌がらせはもうないわ」
古「ありがとうございます。お礼といってはなんですが・・・」
サッ
涼「なにこの紙切れは」
長「数字が書いてある・・・いち・・・じゅう・・・ひゃくまん」
み「これ、小切手じゃ・・・」
てことは、百万円!?
ハ「いいいいいいわよお金なんて!!」
古「そんな!それじゃどうお礼したらいいか・・・」
涼「あー・・・な、ならSOS団に入らない?」
古「僕がですか?」
涼「ええ、一緒に事件を解決していきましょ」
また趣旨が変わった気がする。
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 18:59:17.49 ID:yQM5oBol0
古「わかりました。きっとあなた方の役に立ってみせます!!」
涼「(いざとなったときは彼に脅してもらいましょう)」ヒソヒソ
それはいくら何でもひどいわ。
古「欲しいものがあったら言ってください!なんでも取りそろえてみせます!」
長「プレイステーション3・・・」
み「え!?」
ハ「そ、そんなものはいらないから!」
長「そんなもの・・・」ガーン
涼「ま、まあ5人そろったから部費が出るわよ?」
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 19:04:26.87 ID:yQM5oBol0
ハ「部費でたわね」
涼「結構多いじゃない」
長「プレイステーション3・・・」
み「パソコンが1台手に入ったからいいじゃないですかぁ」
ハ「ネットも出来るようになったし、ホームページを作りましょうよ!」
涼「いいわね。涼宮さんお願い」
ハ「え、私作り方知らないわよ」
古「僕もわかりません」
み「・・・」
長「PS3・・・」
どうすんの?
95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 19:11:12.84 ID:yQM5oBol0
ハ「というわけで作ってもらえないかしら」
パ「別にいいよ」
パソコン部の協力の下、ホームページを作ることができたわ!
なんのいざこざもなくてよかったわぁ。
部「君たち、相談屋をやってるんだって?」
涼「はい、基本は女生徒相手ですが、場合によっては引き受けますが?」
部「実は、彼女が行方不明なんだ・・・なんとか探してもらえないだろうか」
ふふふ、まだ面倒な仕事がやってきたわね・・・。
ハ「おやすいご用よ。このSOS団に任せなさい!!
─ 完 ─