長門「・・・残るはおかずのり眉毛だけ」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:アカギ「鷲巣麻雀で精子を賭けることになった・・・!」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/16(火) 21:47:07.68 ID:v+7+K2vS0


朝倉「誰がおかずのり眉毛よ!」

長門「見つけた」ポスン

朝倉「あ・・・」

キョン「よーし、それじゃあ次は俺が鬼だな」

長門「」クイクイ

キョン「ん、どうした?」

長門「この三人で缶けりをする理由が見当たらない」

長門「簡潔な説明が欲しい」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/16(火) 21:50:15.14 ID:v+7+K2vS0


キョン「いや、お前オセロのやり方知らなかっただろ」

キョン「だから他の遊びも知らないんじゃないかと思って

長門「・・・・・・彼女がいるのは何故?」

キョン「ああ、あいつは俺のクラスの委員長様で、やたら面倒見がいいんだ」

キョン「頼んだらノリノリで引き受けてくれた」

長門「・・・・・・」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/16(火) 21:55:29.88 ID:v+7+K2vS0


キョン「だいたい、コンタクト用なんちゃらのくせに遊びのひとつも知らないんじゃ、円滑な人間関係は築けないぜ?」

長門「対有機生命体コンタクト用ヒューマn」

朝倉「ほらほらよそ見しなーい!!!」カーン

キョン「うわっ、ずるいぞ朝倉!」

朝倉「いいからさっさと缶を探しにってらっしゃいね」タタタタタ

キョン「くそっ、長門もちゃんと隠れとけよ!」タタタタタ

長門「・・・・・・」トコトコトコ

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/16(火) 22:02:39.66 ID:v+7+K2vS0


キョン「あー、おい長門さん」

長門「・・・何」

キョン「隠れてるんだよな?」

長門「そう」

キョン「顔が出てるのはなんでだ?」

長門「気にしないで」

キョン「・・・そうか」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/16(火) 22:08:24.89 ID:v+7+K2vS0


キョン「まあいいや。長門見つけた・・・」

カキーン

キョン「ほあっ!?」

長門「缶をけった。まだ貴方が鬼」

キョン「あんなところから一瞬で!?」

キョン「くそっ、どこに飛んでったんだ!」ダダダダダ

長門「・・・・・・」トコトコトコ

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/16(火) 22:12:55.21 ID:v+7+K2vS0


ガサガサ

キョン「朝倉見つけた!」

朝倉「ああっ!見つかった!」

キョン「今度こそ・・・っ」ダッ

カキーン

キョン「ああっ!?」

長門「・・・まだ貴方が鬼」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/16(火) 22:17:30.48 ID:v+7+K2vS0


キョン「えー、俺の鬼がこれで連続64回続いております」

キョン「そろそろ違う遊びにうつろうと思います」

朝倉「そうね。数字的にもきりがいいし」

キョン「そうか?」

長門「2のべき乗」

キョン「・・・いまいちピンと来ないが、よしとしよう」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/16(火) 22:24:34.99 ID:v+7+K2vS0


キョン「というわけで、文芸部室に来たわけだが」

朝倉「あら、ポコペンとかどろけいもやるんじゃなかった?」

キョン「走ることが組み込まれてる遊びは、もう無理と判断した。あと、けいどろな」

朝倉「?」

朝倉「どろけいよ」

キョン「けいどろだ」

朝倉「どろけい!」

キョン「けいどろ!」

長門「・・・(何を言い争っているのかわからない)」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/16(火) 22:32:01.54 ID:v+7+K2vS0


キョン「とりあえず、谷口が言ってた『どろたん』ということで話を落ち着けよう」

朝倉「・・・どろけい」

キョン「(無視、無視)それじゃあ、室内でできる遊びをやるぞ、長門」

長門「トランプや将棋なら、見てて覚えた」

キョン「ふふふ・・・今日教えてやるのは、そんなゲームゲームした遊びではない!」

朝倉「もったいぶってないで教えてよ」

キョン「教えてやろう、その名も・・・アルプス一万尺だ!!!」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/16(火) 22:39:00.94 ID:v+7+K2vS0


朝倉「ちょっとこっちに・・・」クイクイ

キョン「ん、どうした?」

朝倉「いくらなんでも、それを知らないってことはないでしょ。ちょっとは考えなさいよ」

キョン「そうか?長門の反応を見てみろよ」

朝倉「え?」

長門「・・・?」クニッ

朝倉「小首を傾げてる・・・」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/16(火) 22:42:49.40 ID:v+7+K2vS0


キョン「いいか長門。まず俺と朝倉でやって見せるから」

長門「」コクリ

キョン「せっせっせーの」

朝倉「よいよいよい」

キョ朝『アーループースーいちまんじゃーくー』パンパンパンパンパンパンパンパン

キョ朝『こーやーり(ぎ)ーのーうーーえーで』パンパンパンパントンッパンッ

朝倉「アールーペーンーおーどーりーをー・・・どうしたのよ、途中で止まるなんて」

キョン「いや、なんか今、おかしなもんが聞こえたような気がして・・・」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/16(火) 22:53:50.35 ID:v+7+K2vS0


朝倉「なにわけのわからないこと言ってるのよ。もう一回、最初からよ」

キョン「あ、ああ」

キョン「せっせっせーの」

朝倉「よいよいよい」

キョ朝『アーループースーいちまんじゃーくー』パンパンパンパンパンパンパンパン

朝倉「こーやーぎーのーうーーえーで」パンパンパンパントンッパンッ

キョン「やっぱりかあああ!」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/16(火) 23:01:12.43 ID:v+7+K2vS0


朝倉「な、なにが?」

キョン「朝倉、こやぎじゃなくて、こやり、だ」

朝倉「え、うそ?」

朝倉「そんな、私は今まで何を信じていたというの?確かにあったはずの足元が不意に崩れt・・・」

キョン「旅立った朝倉は置いといて、さあ、やるか」

長門「え?まだ最後まで教えてもらって・・・」

キョン「今の動きがワンセットで、最後まで同じ動きを繰り返してりゃいいだけだから」

キョン「さ、いくぞ」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/16(火) 23:07:08.47 ID:v+7+K2vS0


キョン「なかなか筋がいいな」

長門「これを覚えてなんになるの?」

キョン「だから、言っただろ?コンタクト用なんちゃらが遊びのひとつも知らなきゃ、円滑な・・・」

長門「対有機生命体コn」

朝倉「さあ、スピードアップよ!!!」

キョン「あ、お帰り」

長門「・・・・・・コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース」ボソリ

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/16(火) 23:12:06.15 ID:v+7+K2vS0


ランラララララララランララララララ・・・

ドンッ

キョン「げはあっ!」

朝倉「ああっ、大丈夫!?」

長門「あ・・・」

キョン「やっぱりな・・・長門のほうが、スピードが上・・・ぐはっ」

朝倉「ちょっと!目を開けてぇ!!!」

長門「・・・(そんなに強く突いてないはず)」

ムクリ

キョン「さあ、次は朝倉がやる番だ」

朝倉「おっけー」

長門「・・・演技?」

キョ朝『いえす、あいどぅー』

長門「うわ・・・」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/16(火) 23:16:16.33 ID:v+7+K2vS0


朝長『アーループースーいちまんじゃーくー・・・』

キョン「よし、そこから徐々にスピードを上げて!」

朝長『コーヤーリーノーウーエーデ…』

キョン「そうっ!いいよいいよっ!」

朝長『ランラララララララ・・・』ゴオオオオォ

キョン「もっと!もっと速く・・・」

キョン「・・・・・・」

キョン「女子高生が猛烈なスピードでアルプス一万尺・・・」

キョン「なんか壮絶なもんがあるな」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/16(火) 23:20:32.52 ID:v+7+K2vS0


朝倉「はあっ、はあっ・・・・っ」

長門「・・・・・・」

キョン「凄いなお前ら、アシュラマンみたいになってたぞ」

朝倉「そんな、感想、は、っ、いいからっ、次っ」

キョン「おう。それじゃ次は・・・」

キョン「軽く、なべなべそこぬけでもやるか」

長門「なべ?」

キョン「なべなべそこぬけ。正式名称は知らん」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/16(火) 23:25:45.05 ID:v+7+K2vS0


キョン「じゃあ長門はまずは見といてくれ」

キョン「まずは二人で向かい合って手をつなぐ」

朝倉「いくわよー」

キョ朝『なーべーなーべーそーこぬけー』ブンブン

キョ朝『そーこがぬけたらかえりましょっ』グリン

キョン「・・・というように、背中合わせになったらOKだ」

キョン「さらにこの状態から」

キョ朝『なーべーなーべーそーこぬけー』ブンブン

キョ朝『そーこがぬけたらかえりましょっ』グリン

キョン「元の体勢に戻って、終わり」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/16(火) 23:30:37.76 ID:v+7+K2vS0


キョン「どうだ、簡単だろ?」

長門「わざわざお手本を見せてもらうまでもなかった」

キョン「まあそう言うな。それじゃやってみるか」

長門「・・・」コクリ

キョ長『なーべーなーべーそーこぬけー』ブンブン

キョ長『そーこがぬけたらかえりましょっ』ガキッ

長門「・・・あれ?」

キョン「タイミングが合わなかったな」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/16(火) 23:38:02.37 ID:v+7+K2vS0


長門「もう一回」

キョ長『・・・・・・かえりましょっ』ガキッ

キョン「おかしいなー」

長門「・・・・・・」

朝倉「ちょっと替わってくれる?」

キョン「ああ」

朝長『なーべーなーべーそーこぬけー』ブンブン

朝長『そーこがぬけたらかえりましょっ』ガキッ

長門「また・・・」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/16(火) 23:44:14.81 ID:v+7+K2vS0


長門「かえりましょっ」ガキッ

長門「かえりましょっっ」ガキッ

長門「ぐす・・・かえりましょっ!」ガキッ

朝倉「痛い痛い腕が痛い!長門さん、もっとゆっくり!」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/16(火) 23:51:02.80 ID:v+7+K2vS0


ジーーーー

キョン「わかったぞ。長門、お前、しょっの時に回り終わろうとしてるな」

キョン「しょっ、で回りはじめるんだ。もう一回やってみろよ」

朝倉「せーのっ!」

朝長『なーべーなーべーそーこぬけー』ブンブン

朝長『そーこがぬけたらかえりましょっ』グリン

長門「・・・・・・成功した」

朝倉「やった!やったわね、長門さん!」

42 名前:1 v+7+K2vS0[] 投稿日:2009/06/16(火) 23:59:28.24 ID:v+7+K2vS0


キョン「それじゃあとは戻るだけだな」

キョン「せーの」

朝長『なーべーなーべーそーこぬけー』ブンブン

朝長『そーこがぬけたらかえりましょっ』ガキッ

朝倉「・・・長門さん?」

長門「・・・うかれてタイミングを間違えた」グスッ

45 名前:1 v+7+K2vS0[] 投稿日:2009/06/17(水) 00:05:05.42 ID:xLUUrw2F0


キョン「そろそろ帰るか」

長門「えっ?」

朝倉「まだ三つしかやってないわよ?」

キョン「お前らがかえりましょってやってる間に、どれだけ時間が経ったと思ってんだ」

朝倉「え・・・やだ、もうこんな時間!?」

長門「タイムスリップ」

キョン「はあ・・・それじゃ帰るぞ」

48 名前:1 v+7+K2vS0[] 投稿日:2009/06/17(水) 00:10:47.99 ID:xLUUrw2F0


朝倉「ちょっといい?」

キョン「あれ、どうしてこっちに?」

朝倉「ちょっと訊きたいことがあるのよね」

キョン「勉強と恋の悩み以外ならなんでも言ってくれ」

朝倉「・・・」ジトリ

キョン「よしわかった。恋の悩みなら特別に聞いてやる」

朝倉「・・・」ジトリ

キョン「・・・すまん、調子に乗ってた」

50 名前:1 v+7+K2vS0[] 投稿日:2009/06/17(水) 00:15:42.40 ID:xLUUrw2F0


朝倉「こほん。なんで急に、長門さんに遊びを教えようと思ったの?」

キョン「・・・朝倉。オセロって、何人でやる?」

朝倉「なによいきなり」

キョン「いいから答えろよ」

朝倉「二人よ。普通はね」

キョン「・・・」

キョン「長門はさ、オセロのルール、知らなかったんだよ」

54 名前:1 v+7+K2vS0[] 投稿日:2009/06/17(水) 00:22:39.12 ID:xLUUrw2F0


キョン「だから、二人で遊ぶこと・・・いや、何人かでやる遊びなんか知らないんじゃないかと思ってさ」

朝倉「オセロを知らなかったくらいで、そんな・・・」

キョン「二人用のゲームをしたことがない、っていうのは想像だけど、あながち外れてないと思う」

朝倉「・・・・・・」

キョン「何回か話してるうちにわかってきたんだ」

キョン「あいつは、コミュニケーションをとるのが下手なところがある」

朝倉「ズバリと言うわね」

57 名前:1 v+7+K2vS0[] 投稿日:2009/06/17(水) 00:30:07.09 ID:xLUUrw2F0


キョン「たぶん、クラスでも浮いてるんじゃないかな」

朝倉「そんな気はするけど」

朝倉「それと今日のことと、どんな関係があるのよ」

キョン「文芸部室に移動してからやったこと、覚えてるよな?」

朝倉「ええ。アルプス一万尺となべなべそこぬけ、でしょ」

キョン「その二つの遊びに共通することは?」

朝倉「え・・・どっちも幼児向け?」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/17(水) 00:35:35.06 ID:xLUUrw2F0


キョン「ブーッ」

朝倉「ヒント!ヒントちょうだい!」

キョン「お前そんなキャラだっけ・・・まあいいや」

キョン「正解は、【どっちも手が触れ合う】だ」

朝倉「そんな普通なことが答え?」

キョン「ああ」

62 名前:1 v+7+K2vS0[] 投稿日:2009/06/17(水) 00:43:21.20 ID:xLUUrw2F0


キョン「体と体が直接触れ合う行為は、互いの心の垣根を低くする」

キョン「別に手と手じゃなくてもいい。背中と背中、頭と頭でも」

朝倉「頭と頭って、よっぽど垣根が低くないと無理よ?」

キョン「・・・訂正。指先同士でも」

朝倉「ET?」

64 名前:1 v+7+K2vS0[] 投稿日:2009/06/17(水) 00:48:57.08 ID:xLUUrw2F0


キョン「とにかく、体が触れ合う遊びをしたら、心の垣根は低くなるんだよ」

朝倉「随分と乱暴な理屈ねぇ・・・」

キョン「ほっとけよ。あとは、長門がクラスのやつらと今日教えてやった遊びをやれば、クラスメイトとも仲良くなれる」

キョン「俺は長門に、コミュニケーションのひとつの方法を教えてやりたかっただけさ」

キョン「遊びを通して・・・な」

66 名前:1 v+7+K2vS0[] 投稿日:2009/06/17(水) 00:52:43.19 ID:xLUUrw2F0


朝倉「長門さんがクラスの人を「なべなべ(略)やらない?」って誘うの?」

朝倉「あんまり実用的じゃないような・・・」

キョン「心配ないさ」

キョン「女子ってのは小学生くらいの時にやった遊びを、不意に思い出すもんだ」

キョン「今日の昼休み、思い出してみろよ」

朝倉「そういえば、隅のほうで何かわいわいやってる人たちがいたような・・・」

キョン「アルプス一万尺やりながら「懐かしー(笑)」とか言ってた。小学校なんてついこないだのことなのにな」

キョン「長門のクラスにも、アルプス一万尺をやるやつらがいたって、おかしくはないだろ?」

朝倉「可能性はゼロじゃないと思うけど・・・」

69 名前:1 v+7+K2vS0[] 投稿日:2009/06/17(水) 00:58:56.79 ID:xLUUrw2F0


キョン「アルプス一万尺をやってるやつらに長門が近づいていって、こう言うんだ」

キョン「「私もまぜて」ってな」

キョン「それ以上ことばを交わさなくても、手と手を打ち合わせているうちに、しだいに打ち解けていく」

キョン「そして、長門の超絶スピードに驚嘆するクラスメイト」

キョン「そこで満を持して、長門はこう言うわけだ。「なべなべ(略)ってあったよね」と」

キョン「あら不思議、長門がクラスの輪にあっという間にとけこんだではないか」

朝倉「・・・幸せな脳みそね」

74 名前:1 v+7+K2vS0[] 投稿日:2009/06/17(水) 01:06:11.74 ID:xLUUrw2F0


キョン「ま、今のは冗談だとしても、今日の経験は長門の中に蓄積されたはずさ」

キョン「人と触れ合うってのが、どういうことなのかってことはな」

朝倉「ふうん、意外とまじめに考えてるじゃない」

キョン「意外とはなんだ、意外とは」

朝倉「女の子の手が触りたくてあんなことを考えたのかと思ってた」

キョン「それなら、胸を揉めるようなことを考えるさ」

朝倉「・・・意外、で文句ないわね?」

キョン「・・・すまなんだ」

78 名前:1 v+7+K2vS0[] 投稿日:2009/06/17(水) 01:12:38.30 ID:xLUUrw2F0


朝倉「どうして涼宮さんに頼まなかったの?」

キョン「あいつのやり方は・・・否定はしないが、俺の主義に合わなくてね」

キョン「つい、面倒見のいい委員長様に甘えちまった。悪かったな」

キョン「単なるクラスメイトの頼みをきいて、見ず知らずのやつの相手をしてくれるなんてな」

朝倉「ふふ、頼られて悪い気はしないわ」

朝倉「引き受けたのは、頼んできたのが貴方で対象が長門さんだったから、だけどね」ボソリ

キョン「なんか言ったか?」

朝倉「いえ別に?」

82 名前:1 v+7+K2vS0[] 投稿日:2009/06/17(水) 01:18:19.44 ID:xLUUrw2F0


朝倉「それじゃ私は帰るわね」

キョン「ああ。また明日、教室で」

朝倉「さよなら。また明日ね」タタタ

キョン「・・・いいやつだな、朝倉」

キョン「さて、明日は長門に何を教えてやろうかな・・・」


おわり

84 名前:1 v+7+K2vS0[] 投稿日:2009/06/17(水) 01:24:56.03 ID:xLUUrw2F0

さるさんの心配しなくてよかったので気が楽でした
よるも更けてきたので
ながとのことを考えなが
ら、寝ます



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