1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/13(土) 18:20:12.64 ID:3lF3kQ1PO
キョン「なんだって!?」
長門「ユニーク」
みくる「本当ですかぁ!?」
ハルヒ「本当よ!とにかく来て!」
キョン「ああ!!」
ダダッ
キョン「はぁ…はぁ……このトイレか」
ガチャリ
キョン「!!」
みくる「古泉君が…そんな…」
キョン「なんてこった…ッ!」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/13(土) 18:24:23.53 ID:3lF3kQ1PO
ハルヒ「死んでからまだそんなに時間はたってないわね…」
キョン「ああ、体がまだ温かい」
キョン「長門、これは……」
長門「本当に死んでいる。誰かが仕込んだ事ではない」
キョン「…そうか」
みくる「これは酷いです…」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/13(土) 18:29:13.53 ID:3lF3kQ1PO
キョン「とにかく、警察を呼ぼう」
ハルヒ「まって、こんな姿を見られたら古泉君が天国で失禁しちゃうわ」
キョン「……わかった」
ハルヒ「私達で犯人を見つけましょう!」
みくる「古泉君の死体と、大量のうんこはどうするんですか?」
ハルヒ「ユキ、やっちゃって!」
長門「…了解」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/13(土) 18:35:21.94 ID:3lF3kQ1PO
長門「はむっ、はふはふっ、はふっ!」
みくる「!?」
キョン「クレイジーだなぁ、オイ」
ハルヒ「言い忘れてたけど、ユキの主食はうんこなのよ」
みくる「Non…」
キョン「マジかよ……さすがの俺でもこれは引くわ…」
長門「ごちそうさま」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/13(土) 18:40:26.77 ID:3lF3kQ1PO
?「NOOOOOOOOOO!!!!!!!!」
ガッターン
キョン「!?」
ハルヒ「隣の女子トイレからね、キョンはここで待ってて!」
キョン「あ、ああ!」
ダダッ
ガチャリ
ハルヒ「そ、そんな……」
みくる「鶴屋さんが…」
長門「うんこを漏らして死んでる、これは連続殺人」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/13(土) 18:45:40.88 ID:3lF3kQ1PO
キョン「なんだって!?鶴屋さんまで?」
ハルヒ「どうやら連続殺人のようね…危ないから部室に帰りましょう」
キョン「ああ、そうしよう」
キョン「(くそっ、一体誰がこんな事を…)」
みくる「涼宮しゃぁん…うえぇぇん……」グスッ
キョン「犯人のヤツ…絶対に許さねぇ!」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/13(土) 18:50:56.45 ID:3lF3kQ1PO
――部室
ハルヒ「まさか古泉君だけでなく、鶴屋さんまで…」
キョン「俺が思うに犯人は、長門だな」
ハルヒ「何言ってるのよキョン!ユキはあの時私達と一緒にいたのよ!?」
キョン「ああスマナイ、長門の主食はうんこだからつい…」
長門「……」
ハルヒ「とにかく、今日は解散よ!」
みくる「鶴屋さん……うう…」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/13(土) 18:56:30.83 ID:3lF3kQ1PO
――翌日
ザワザワ
キョン「おっす」
ハルヒ「キョン!!」
キョン「? どうした、様子が変だぞ……?」
ハルヒ「うん、実はね……」
国木田「谷口……なんで…」
キョン「…?」
ドン!
谷口「」
キョン「! これは、谷口の死体!!!」
ハルヒ「谷口のアホも…うんこを漏らして死んでたわ……」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/13(土) 19:02:55.72 ID:3lF3kQ1PO
この殺人の連鎖を断ち切る手だてはもうないのか……?
そして何より―――
ハルヒ「ふ…ふふふ……」
――ハルヒはもう限界だった
ハルヒ「もう終わりよ…私達もきっとうんこを漏らしながら死ぬのよ…」
ハルヒ「ふふっ、全員死ぬ運命なのよ…」
キョン「おい、落ち着けハルヒ!」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/13(土) 19:07:15.56 ID:3lF3kQ1PO
キョン「団長のお前がしっかりしなくてどうする!?」
ユサユサ
ハルヒ「ふ、ふふふ……」
キョン「ッ、この……ッッ!!!」
バチィンッ
ハルヒ「!?」
キョン「気をしっかり持て!古泉の、鶴屋さんのカタキをうたなくてどうする!?」
ハルヒ「!!」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/13(土) 19:10:50.35 ID:3lF3kQ1PO
ハルヒ「ありがとう、キョン……目が覚めたわ」
キョン「ああ、それでこそハルヒだ」
ハルヒ「……!!」
キョン「ん?どうした?」
ハルヒ「わかったのよ……犯人がね!」
キョン「なんだって!?」
ハルヒ「犯人は間違いなく…アイツよ!」
――後半へ続く
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/13(土) 19:15:09.47 ID:3lF3kQ1PO
――前回までのあらすじ
古泉、鶴屋、そして谷口が何者かに殺害された
被害者は全員、うんこを漏らしていた
そしてハルヒは、犯人がわかったと言うが……?
物語は、戦慄のクライマックスへ!!
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/13(土) 19:19:59.75 ID:3lF3kQ1PO
ザアァア……
ゴロゴロ……ピカッ…
ハルヒ「みんな、集まったわね?」
キョン「ああ」
みくる「涼宮さん、犯人がわかったって本当ですか?」
長門「……」
ハルヒ「本当よ、犯人は、この中にいるわ!!」
ΩΩΩ<ナ、ナンダッテー!!!
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/13(土) 19:25:06.82 ID:3lF3kQ1PO
ハルヒ「私の推理はこう、犯人は、まず最も古泉君に近い人物よ」
キョン「……!!」
ハルヒ「犯人は、古泉君を殺害した後、部室に来たわ」
ハルヒ「私がその後、古泉君の死体を発見したってワケ」
みくる「…ゴクリ」
キョン「ちょっとまて、あの大量のうんこはどう説明するんだ?」
ハルヒ「まぁ聞いてなさい」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/13(土) 19:31:20.94 ID:3lF3kQ1PO
ハルヒ「そして、次に殺害されたのは鶴屋さんね」
キョン「……」
ハルヒ「鶴屋さんが入っていた個室は、何故か水で濡れていたわ」
みくる「……あ!まさか!!」
ハルヒ「そう、犯人はあらかじめトイレの天井に氷をつるしていたのよ」
長門「――!」
ハルヒ「そして氷の中には、ナイフが入っていた……」
ハルヒ「氷がとけたら、ナイフが落ちるって仕掛けよ」
キョン「………」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/13(土) 19:37:16.65 ID:3lF3kQ1PO
ハルヒ「犯人は鶴屋さんに下剤を飲ませていた…」
ハルヒ「そして氷がとける時間に、鶴屋さんがトイレに行くようにした」
長門「完璧な犯行」
ハルヒ「後は谷口だけど、どうでもいいわね」
キョン「おい、古泉のうんこはどうなる?」
ハルヒ「犯人は古泉くんにも下剤を飲ましていたわ」
ハルヒ「そしてトイレにつれてきて、おもいっきりカンチョーした…」
みくる「だからうんこを漏らしていたんですね」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/13(土) 19:41:56.60 ID:3lF3kQ1PO
キョン「……」
ハルヒ「そして犯人は、とても古泉君と鶴屋さんを嫌ってる人物」
みくる「あ!そういえば一昨日キョン君と古泉君が喧嘩していました!」
ハルヒ「……もうわかったかしら?」
長門「…まさか」
ハルヒ「そう、犯人は―――」
ハルヒ「キョン、あんたよ!!」
キョン「ハァーッ、ハァーッ……」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/13(土) 19:48:03.21 ID:3lF3kQ1PO
キョン「…ッ、ああ、そうだよ!あの三人を殺したのは俺だ!!」
ハルヒ「やっぱりね……」
キョン「古泉とか鶴屋とか谷口とか、何となくムカつくんだよ!」
ハルヒ「あんた、それだけの理由で……」
キョン「うんこを漏らさしたのも、長門のキゲンをとって、」
キョン「情報操作で何とかして貰おうと思ったのさ!!」
ハルヒ「? アンタが何言ってるのかわかんないけど…」
ハルヒ「とにかくアンタは逮捕よ、もうすぐ警察がくるわ!!」
キョン「な、なにぃ……?」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/13(土) 19:51:21.77 ID:3lF3kQ1PO
キョン「きいいいいいいいいーーーーー!!!!!!」
ハルヒ「……」
キョン「くやしいくやしいくやしいくやしいくややややややややーーー!!」
長門「ユニーク」
キョン「こうなったら……」
チャキッ
キョン「ふはは、ブッ殺してやる!!」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/13(土) 19:55:01.19 ID:3lF3kQ1PO
長門「それは不可能」
キョン「なにぃ!?」
サラサラ…
キョン「なっ、俺の体がぁ!?」
長門「さようなら、貴方は永遠に閉じ込められる」
キョン「くそっ……ちくしょう…」
ハルヒ「キョン…」
キョン「嫌だ死にたくない死にたくない死にたくないーーー!!!!」
みくる「……」
キョン「何とかしろハルヒーーーー!!!!!お前は俺が好きなんだろーー!?」
ハルヒ「……」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/13(土) 19:58:16.49 ID:3lF3kQ1PO
キョン「嫌だ死ぬ後数秒で死にたくない死にたくない死にたくない」
キョン「嫌だーーー!!死にたくないーーーー!!!逝きたくないーー!!」
サラァ……
ハルヒ「…キョン」
長門「………」
みくる「…………キョン君」
――そして一年後
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/13(土) 20:01:33.88 ID:3lF3kQ1PO
ハルヒ「…キョンが死んでもう一年ね」
みくる「そうですね……」
ハルヒ「なんでキョンが消えたのかわからないけど、これでよかったのかな…」
ガシャン
子供「うわーん……」
ハルヒ「あ、どうしたの?大丈夫?」
子供「あのね、自転車の練習してるんだけど上手くいかなくて……」
ハルヒ「……」スッ
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/13(土) 20:05:17.08 ID:3lF3kQ1PO
――我が子が泣きじゃくるのを見て、父親は悲しみで胸が一杯にならないだろうか
ハルヒ「頑張って、やってみましょう」
――我が子が苦しむのを見て、母親は何も思わないだろうか
子供「…うん」
いやいや、そんなことありえない
子供「がんばる……」
決して決してありえない
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/13(土) 20:07:36.88 ID:3lF3kQ1PO
終わりです
みんな、サンデー読もうぜ!!
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/13(土) 20:15:18.33 ID:3lF3kQ1PO
何が言いたいのかと言うと、
トラウマイスタの最終回で泣いたって事
んじゃおやすみ