キョン「女ってなんでこんなに馬鹿なんだ」ハルヒ「は?」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:マサト(10)「サトシがポケモンマスター……!」

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30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 14:09:16.17 ID:uxCSDj1k0

キョン「女は会話をする能力もないよな」

ハルヒ「はぁ?だったら今してるこれは何なのよ」

キョン「男の俺がリードしてるから成立してんだよ。
     おまえらは一方的に言いたいことを言うだけの生物だろ」

ハルヒ「ちょっと!好き放題言ってるのはあんたでしょうが!」

キョン「ハルヒ、普段の自分を思い出してみろ。
    これがしたい、あれをする、人の意見には耳を貸さずに即実行……どこが会話なんだ?」

ハルヒ「なによ!あたしは団長なんだから従うのは当然の──」

キョン「ほらな。そうやって団長を振りかざして、まともな会話で糸口を掴む気はゼロだ」

ハルヒ「くっ……!」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 14:18:14.68 ID:uxCSDj1k0

キョン「おまえだけじゃないぞ。長門だって酷いもんだ」

ハルヒ「有希のことまで馬鹿にしようっていうの?」

キョン「言ったろ。女はどうしようもない馬鹿だって」

ハルヒ「有希はあんたみたいなマヌケより何千倍も頭が良いわ!」

キョン「確かに頭は良いんだろうな」

ハルヒ「ほら見なさい」

キョン「だがあいつは自分にしかわからない難解な説明をすることが多々ある。
     本当に頭が良い奴は、馬鹿でもわかるような噛み砕いた説明ができるもんだ」

ハルヒ「屁理屈をごちゃごちゃと……あんたが馬鹿すぎるだけでしょ」

キョン「そうだな。だから俺は馬鹿なりに長門に歩み寄ってるぜ。
     それでようやく会話をしてるんだ。なあ、会話をしようと努力してるのは俺か?長門か?」

ハルヒ「……」

キョン「その沈黙は俺の主張を認めたと受け取っていいんだな?」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 14:34:11.51 ID:uxCSDj1k0

ハルヒ「じゃ、じゃあ、みくるちゃんはどうなのよ!」

キョン「朝比奈さんか……彼女は特別だよ」

ハルヒ「……なんか気に入らないわね」

キョン「なんだよ、嫉妬か?」

ハルヒ「ば、馬鹿言ってんじゃないわよ!誰が嫉妬なんか……」

キョン「朝比奈さんは依存する女の典型だな。何も知らないから、誰かに頼ってばかりだ。
     まあ、頭がカラッポの女としては正しい選択だと思う」

ハルヒ「あんたねぇ……本気で殴るわよ」

キョン「またヒステリーか?会話はどうしたんだ団長さん?」

ハルヒ「むっ……」

キョン「まあ、朝比奈さんが女らしいのも今のうちだけだがな。
    大人になったらやっぱり言いたいことを言うだけの馬鹿女になる」

ハルヒ「そんなことわからないじゃない」

キョン「いいや、俺にはわかる。彼女は絶対にそういう女になるんだよ。
    子供の頃に男に甘えることを知ってるから、それを利用する余計にタチが悪い女にな」

ハルヒ「あんたねぇ!いい加減に──」

キョン「その手をどうするつもりだ?ハルヒ、今してるのは会話だ。わかるよな?か・い・わ」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 14:47:30.92 ID:uxCSDj1k0

ハルヒ「もう沢山だわ!有希やみくるちゃんのことまで馬鹿にされて大人しくしてるあたしじゃないわ!」

キョン「それで、怒り心頭の団長様としてはどうする?クビか?」

ハルヒ「そうよ!あんたなんかクビよ!もう二度と顔を見せないでちょうだい!」

キョン「やれやれ……結局は団長権限を行使か。
     おまえならしっかり反省して少しは良い女になるかと思ったんだがな」

ハルヒ「うるさい、うるさーい!いいから出てけ!」

キョン「はいはい、わかったよ。あーあ、やっぱりまともな女は佐々木くらいか」

ハルヒ「!」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 14:52:27.08 ID:uxCSDj1k0

キョン「SOS団、頑張れよ」

ハルヒ「ちょ、ちょっと今のどういうこと……」

キョン「宇宙人や未来人に超能力……それに異世界人もだっけ?いつか見つかるといいな」

ハルヒ「今、なんて言ったのよ……?」

キョン「じゃあな、ハルヒ」

ハルヒ「ちょ、ちょっと!待ちなさいよ!」

キョン「あ?どうして引き止める」

ハルヒ「いいからあたしの質問に答えなさい!」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 14:59:25.04 ID:uxCSDj1k0

ハルヒ「佐々木って、あの春休みに会った女のことよね?」

キョン「他に誰がいるんだ」

ハルヒ「あ、あんた、あの女と付き合ってるわけ?」

キョン「ただ馬鹿なだけじゃなくて、記憶力までないのか? 佐々木とは友達だと言ったはずだが」

ハルヒ「で、でも、まともな女はあいつぐらいって今言ったじゃない!」

キョン「? おまえが何を言いたいのかさっぱりわからん」

ハルヒ「だから!少なくともあたし達よりはあの佐々木って女を認めてるってことでしょ!」

キョン「ああ、もちろん」

ハルヒ「女を批判しまくったあんたが認めるってことは、つまり!……つまり……うぅ…」

キョン「……どうしてそこで泣くんだ?」

ハルヒ「う、うるさい……キョンの馬鹿…馬鹿ぁ……」

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 15:08:13.33 ID:uxCSDj1k0

キョン「団長権限の次は泣き落としかよ。これぞ女の武器ってわけか?
    本当に言葉で語れない生物なんだな、おまえらって」

ハルヒ「…うぅ…うるさい!もうほっといてよ!キョンなんかどこにでも行っちゃえばいいのよ!」

キョン「言われなくてもそうするさ」

ハルヒ「……うぅ……」

キョン「それじゃあ今度こそ、さよならだな」

ハルヒ「……や、やっぱりダメ……ぃや……キョン…まって……」

  バタン

ハルヒ「……………うぅ…ばかぁ……キョンのばかぁぁぁ!」

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 15:15:44.06 ID:uxCSDj1k0

  ◇ ◇ ◇

キョン「……というわけで、SOS団をクビになってしまった」

佐々木「彼女はもっと理性的な人だと思ってたけどね」

キョン「俺もだ」

佐々木「まあ、女は惚れた男に甘えたがるものだからね」

キョン「それじゃあなにか?ハルヒが俺に惚れてると?何の冗談だそいつは」

佐々木「……はぁ、まったく君って人は」

キョン「なんだよ、言いたいことがあるならハッキリ言ってくれ」

佐々木「そんな調子じゃ、きっと僕の気持ちにも……」 ぼそ…

キョン「ん?何か言ったか?」

佐々木「あのね、キョン。確かに女は馬鹿だけどね──」


佐々木「君だって相当のお馬鹿さんさ」

 END

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 16:10:16.14 ID:uxCSDj1k0

古泉「涼宮さんがヤリマンのはずはありませんよ。先日したのが初めてのようでしたから」

ハルヒ「ちょっと古泉君!」

キョン「なっ……おまえら」

古泉「実はね、そういうことなんですよ。隠していてすみませんでした」

ハルヒ「もう、キョンには内緒にしてって言ったのに」

古泉「すいません。でも、あなたが馬鹿にされてるのを見て放っておけなくて」

119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 16:14:01.06 ID:uxCSDj1k0

キョン「正気か古泉。こんな頭の軽い女のどこがいいんだ」

古泉「あなたがおっしゃる通り、女性はか弱い生き物ですよ。
    でもだからこそ、男がどう接するかが問われるんじゃないですか」

キョン「なんだと?俺が間違ってるとでも言うのか」

古泉「あなたみたいに非難して拒絶するだけでは、男としての価値が疑われると言ってるんですよ」

キョン「このっ!」

古泉「おや、その掲げた手はどうなさるおつもりで?まさか暴力ですか?
    あなたのそれは女のヒステリーとはどう違うんですか?」

キョン「くっ…」

ハルヒ「古泉君、言いすぎよ……あたしのことならもういいから」

古泉「そうですね、あなたがそう言うのであれば」

123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 16:24:48.38 ID:uxCSDj1k0

キョン「くだらん恋愛ごっこだな。古泉、おまえだって結局はハルヒを抱きたいだけだろうが」

古泉「……あなたが本当にそう思うなら、それでも構いませんよ」

キョン「そうして俺に同情して、優位に立ったつもりか?ふざけるな」

ハルヒ「ねえ、キョン。あんたが思うほど女だって馬鹿じゃないのよ」

キョン「うるさい、女は黙ってろ」

ハルヒ「キョン……」

125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 16:29:24.12 ID:uxCSDj1k0

古泉「涼宮さん、今の彼には何を言っても無駄ですよ。もう行きましょう」

キョン「なんだよ、団活そっちのけでヤりに行くのか?」

ハルヒ「……最低」

古泉「構わないで。さあ」

キョン「美男美女が寄り添って羨ましい限りだな!お似合いのアホカップルだよ!」

古泉「……そうですね。あなたはお似合いどころか、カップルを作ることさえ出来ないでしょうから」

キョン「な…っ!」

 バタン…

126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 16:34:35.01 ID:uxCSDj1k0

キョン「くそ、ふざけやがって!俺がどれだけSOS団に振り回されたと思ってんだ!
    たまにはあれぐらい愚痴をこぼしたって……!……でも、そうだったのか……」

キョン「ハルヒは……古泉と付き合ってたんだな……」

キョン「だったら……俺に気があるような素振りなんか見せるなよ……ちくしょう……」


キョン「もう、辞めよう……」

 END



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