佐々木「くっくっくっく」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:古泉「貴方の似顔絵を書いてみたのですよ」キョン「・・・ほう」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/03(水) 20:31:18.25 ID:+0oEzjCWO

キョン「いや〜、最近佐々木からメールがひっきりなしでな。昨日は電話で2時間も話してしまった」

古泉「…何故それをここで言うんですか?」

キョン「ん?何か悪いことでも?」

古泉「いえ…」

ハルヒ「あっそ…ふーん…」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/03(水) 20:35:23.42 ID:+0oEzjCWO

キョン「将棋も飽きたし、用事もあるからそろそろ帰るぜ」

古泉「え…?まだ部活は…」

ハルヒ「何勝手な行動取ろうとしてるのよキョン!」

キョン「佐々木と映画の約束があるんだよ。じゃあな」

バタン

ハルヒ「ったく…なんなのよ…もうっ」ぶつぶつ

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/03(水) 20:41:08.31 ID:+0oEzjCWO

翌日

ハルヒ「キョンが休み…?」

谷口「おい涼宮、キョンとデートじゃないのか?」

ハルヒ「…何言ってるの?」

谷口「あいつ、昨日女と一日遊んで、朝帰りだから遅刻するってメールしてきたんだが」

ハルヒ「あっそう…知らないわよ」

谷口「ああ…すまんな…」
たったった

ハルヒ「…何で謝るのよ…わけわかんないわ…」ぶつぶつ

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/03(水) 20:44:56.98 ID:+0oEzjCWO

昼休み

キョン「おう、ハルヒ」

ハルヒ「うん…」

キョン「あぁ、頭痛いから今日団活休んでいいか?」

ハルヒ「ダメよバカ、佐々木さんと変なことしてたのが悪いんでしょ。自業自得よ」

キョン「あぁ、谷口から聞いたのか…まいったなぁ…まあ、ずっと寝てればいいか…」

ハルヒ「…(ホントだったんだ…)」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/03(水) 20:51:24.26 ID:+0oEzjCWO

キョン「古泉、なんだ話って?」

古泉「昨日、そして今さっき、大きな閉鎖空間が発生しました」

キョン「そうか…あいつも色々溜まってるんだろ…悪く思わないでやってくれ」

古泉「…原因は…間違いなくあなたですよ…」ギリ

キョン「ん?何で俺が?」

古泉「本当に…あなたという人は…」フルフル


キョン「おい、どうした…?」

古泉「何でもありません…あなたの自由を奪い取る権利はありませんからね…では授業に遅れますので」
タッタッタ

キョン「結局呼ばれた理由はさっぱりだな。授業行くか」
タッタッタッ

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/03(水) 20:55:14.86 ID:+0oEzjCWO

放課後

キョン「佐々木、来たのか」

佐々木「君に会いたくてね」

キョン「そうか、俺もだよ」

佐々木「ぎゅっとして良いかな…?」

キョン「あぁ」

ぎゅ〜…

佐々木「好きだよ…」ボソッ

キョン「嬉しいな」なでなで





ハルヒ「(校門で何してんのよあいつら…)」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/03(水) 20:59:08.07 ID:+0oEzjCWO

キョン「お、ハルヒ」

ハルヒ「…ふん」

佐々木「こんにちは、涼宮さん」

ハルヒ「えぇ…うちのキョンがお世話になってるみたいね」

佐々木「お世話になってるのは私の方よ?」

ハルヒ「あっそう…どこが良いんだか、こんなアホ面のアホなんて」

佐々木「そんなことないわ!私のキョンを悪く言わないでよ!」

キョン「佐々木…?そんなに怒らなくても…」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/03(水) 21:02:57.11 ID:+0oEzjCWO

佐々木「キョンから色々聞いてるよ?涼宮さんはキョンにいつもひどい雑用ばっかりさせるんでしょ?」

ハルヒ「それは…」

佐々木「それに、毎週毎週お茶代を払わせるなんてひどすぎると思うよ?」

ハルヒ「…」

佐々木「キョンが可哀想だとは思わないの?」

ハルヒ「うぅ…グス…」

キョン「おい佐々木…」

佐々木「キョンはあなたの奴隷じゃないんだからね!」

ハルヒ「う…グス…ぅえ〜ん…」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/03(水) 21:06:14.87 ID:+0oEzjCWO

ハルヒ「ごめんね…キョン…?でも…あたし…グス…」

キョン「いや、泣くな泣くな…佐々木が言うほど俺は気にしてないからな?佐々木もそんなにきつく言わなくても良いだろ」

佐々木「…ごめん…つい熱くなってしまって…君が好きだからね…」

キョン「照れるな…」

ハルヒ「…うぅ…」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/03(水) 21:08:48.17 ID:+0oEzjCWO

キョン「じゃあ、俺達はこっちたがら。また明日なハルヒ」

ハルヒ「うん…」

佐々木「ごめんね涼宮さん」にこにこ

ハルヒ「く…」










佐々木「くつくつくつくつくつ」

キョン「お?どうした急に?」

佐々木「何でもないよ」ぎゅっ

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/03(水) 21:13:11.12 ID:+0oEzjCWO

翌日

キョン「なんてこった…」

古泉「どうしました?」

キョン「佐々木が好きすぎて…他のことが何も考えられない…」

古泉「…」

みくる「ふぇ…」


長門「…」

ハルヒ「しねしねささきしね」ぶつぶつ

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/03(水) 21:16:54.25 ID:+0oEzjCWO

キョン「昨日なんてさ…」

古泉「すみません。バイトが入りました」

タッタッタッタ

キョン「ハルヒ、聞いてくれよ。昨日さ…」

ハルヒ「キョン、好きよ」

キョン「ん?」

ハルヒ「好き好き好き好き好き…キョン、だいすき…」

キョン「どうした…?」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/03(水) 21:21:15.54 ID:+0oEzjCWO

ハルヒ「キョンは私のものなんだから…」

キョン「これは…閉鎖空間…か…?」

ハルヒ「今までごめんね…?好きだったんだけど、素直になれなくて…」
ぎゅっ

キョン「おい、ハルヒ…?」

ハルヒ「あたしがひどい仕打ちをしたからあんな女に捕まっちゃったのよね…ごめんなさい…」
ぎゅ〜…

キョン「その…苦しいんだが…」

ハルヒ「もう離さないからね…良い子良い子」
なでなで

キョン「話を聞けよ…」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/03(水) 21:24:57.51 ID:+0oEzjCWO

ハルヒ「ここに来るの、二度目よね?」

キョン「まあ…な…」

ハルヒ「また、あたしとキョンだけしかいないのね。嬉しいなぁ…」

キョン「いやいや…他にもいないと生きていけないだろ…?元の世界に戻らないと…」

ハルヒ「ダメよ…戻さないんだから…あっちの世界には佐々木さんが…」



佐々木「私がどうしたって?」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/03(水) 21:31:01.76 ID:+0oEzjCWO

キョン「さ、佐々木…どうしてここに…?」

佐々木「僕にわからないことなんか何もないんだよ。できないこともね」

ハルヒ「ふーん…邪魔するのね」

佐々木「キョン、さっきから君は涼宮さんの背中に手を回してるようだけど、浮気かい?」

キョン「いや…これはその…こいつを離そうとして…」

ハルヒ「ふふ、キョンはあたしのこと好きなんだもんねー」ぎゅ〜っ

キョン「苦し…い」

佐々木「離れてよ…」

ハルヒ「いやよ…」
ぎゅ〜〜〜〜〜…

キョン「む〜…む〜…」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/03(水) 21:34:23.01 ID:+0oEzjCWO

佐々木「ころすよ…?」

ハルヒ「え…?」

グサ…

ハルヒ「な…何よこれ…私の…血が…?」

佐々木「くつくつくつくつくつくつくつくつくつくつ」

グサグシャグチャャ

ハルヒ「あっ…やっ痛っいたい…よ…キョン…助け…」

ドサ…

佐々木「ふふ…」

キョン「佐々木…なんてことを…」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/03(水) 21:37:26.23 ID:+0oEzjCWO

佐々木「これで世界に平和が訪れるね」

キョン「何を言ってるんだ佐々木…?ハルヒを治してやってくれよ…」

佐々木「君こそ何をイッテルノ?そんなのイラナイでしょ?」

キョン「な…なんかお前変だぞ…?」

佐々木「くつくつくつくつくつ…くつくつくつくつくつ…くつくつくつくつくつ…くつくつくつくつくつ…くつくつくつくつくつくつくつくつくつくつくつくつくつくつくつくつくつくつくつくつ」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/03(水) 21:41:08.77 ID:+0oEzjCWO

佐々木「キョンは僕のものだ。誰にも渡さない…」

キョン「あ〜…それは良いんだが…」

佐々木「何か?」

キョン「その手に持ったナイフをどうにかしてくれよ…怖くてたまらん」

佐々木「そうだね。この肉に刺しておこう」

ブスリ…グチョ…

キョン「は、ハルヒの胸が…ぐぷ…ぉえぇえ〜」

佐々木「キョン大丈夫カイ?」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/03(水) 21:44:36.92 ID:+0oEzjCWO

キョン「…ハルヒ…うぅ…」

佐々木「何してるの?」

キョン「何がどうなってやがるんだ…?」

佐々木「大丈夫だよキョン、僕が守ってアゲルカラね…」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/03(水) 21:46:23.93 ID:+0oEzjCWO

おわり



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