1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/25(月) 21:32:31.59 ID:h0o/3ic80
朝倉「おはよう」
キョン「あ、朝倉!?」
朝倉「どうしたの?まるで幽霊でも見たような顔して」
キョン「はは…」
まさにそんな心境だ。俺を殺そうとしたあの朝倉が復活していた。
キョン「戻ってきてたのか」
朝倉「え、何が?」
とぼけるつもりらしい。まぁクラスメイトもいるし今はこれ以上追及するのはやめておこう。
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/25(月) 21:34:10.94 ID:h0o/3ic80
ハルヒを含めクラスの連中は朝倉が復帰していた事に疑問を感じていないようだ。お得意の情報操作って奴か。
今の所危険はなさそうだが油断は出来ない。後で長門に聞いてみよう。
〜休み時間〜
朝倉「ねぇキョン君」
キョン「!?」ビクッ
キョン「ど、どうした?」
朝倉「あなたがどうしたのよ?そんなに驚いて…」
キョン「な、なんでもない」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/25(月) 21:36:30.38 ID:h0o/3ic80
朝倉「ふふ。私に話しかけられたのがそんなに嬉しいの?」
キョン「別にそういうわけじゃない」
何を言い出すんだこいつは。
朝倉「さっきの授業中もず〜っと私の事見てたもんね?」
キョン「なっ…べ、別にそういうわけじゃないって」
確かに見ていたはいたが…
朝倉「そうなの?ふ〜ん、じゃぁ私の隣にいる国木田君?そっか〜仲いいとは思ってたけどそういう事かぁ」
キョン「何言い出してるんだお前は。断じて違う!」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/25(月) 21:38:02.51 ID:h0o/3ic80
朝倉「ふふ。照れなくてもいいじゃない。私はそういうので差別とかしないわよ?あ、でも2メートル以内に近づかないでね?」
キョン「してるじゃねーか。でも違うから!」
朝倉「じゃーやっぱり私?」クスクス
キョン「違う!」
くそ、こいつはやっぱり苦手だ
朝倉「ふふ。それじゃ授業はじまるからまたね」
キョン「ああ…」
その後も休み時間毎に朝倉は俺に話しかけて来た
やたらビクビクしてる俺の反応を楽しんでるみたいだ。まったく…。
ハルヒが朝倉との関係を勘ぐって色々聞いてきたがそれどころじゃない。こっちは命がかかっているのだ。
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 21:39:50.59 ID:h0o/3ic80
〜昼休み〜
谷口「おいキョン!お前いつから朝倉とあんなに仲良くなったんだ?」
キョン「別にそんなんじゃねーよ」
国木田「キョンは意外ともてるんだよね」
谷口「涼宮だけに飽き足らず朝倉まで…許せん!」
朝倉「私がどうかしたの?」
キョン「あっ朝倉!?」
谷口「ななな何でもないっすよ〜?」
国木田(キョンのこの反応…なるほど)
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 21:41:49.02 ID:h0o/3ic80
朝倉「ふ〜ん。私も一緒してもいいかな?」
キョン「なっ!」
谷口「キターーー!」
国木田「谷口うるさいよ。その席よかったら」
キョン(国木田ぁ〜?)
朝倉「ふふ。ありがと♪」
谷口(そうか、キョンと仲良くしておいてこの俺に近づこうとしてたわけだな。俺の時代が来たぜ!)
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 21:43:28.26 ID:h0o/3ic80
キョン「…」モグモグ
朝倉「♪」パク
谷口「でさーあの時俺はこう言ってやったのさ!…」
国木田(キョンは緊張してるみたいだな。しかたない)
国木田「朝倉さんのお弁当おいしそうだね。自分で作ってるの?」
朝倉「うん、そうよ。結構楽しいの」
キョン(刃物繋がりですねわかります)
国木田(ほら、キョン何してんのさ)
キョン(国木田がなんか見つめてきた。俺はそっち方面じゃないからな!)
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 21:54:20.60 ID:h0o/3ic80
谷口「料理好きな女の子は最高だよな!女の子にお弁当を作ってもらうってのは男にとってロマンだぜ」
朝倉「キョン君はいつもパンなの?」
キョン「いや、親が忙しい時くらいだな」
朝倉「ふ〜ん、作ってきてあげよっか?」
谷口「まじで!?」
キョン「!毒入りか?」
朝倉「え…?」
国木田「キョン、冗談にしてもそれは無いよ…」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 22:05:57.58 ID:h0o/3ic80
谷口「そうだぞキョン!朝倉、こんな薄情な奴は放っておいて俺に作ってきてくれよ!」
朝倉「冗談…だよね?」
谷口「え?本気だぞ!」
キョン「あ、えーっと、あーもう!朝倉ちょっと来てくれ!」グイ
朝倉「えっ何?」
国木田「キョ、キョン?」
谷口「どこ行くんだ?弁当!俺の弁当作ってきてくれるんだよなー?」
国木田「さっきから一人でうるさいよ谷口」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 22:09:11.92 ID:h0o/3ic80
〜屋上〜
朝倉「何なのよもう、ご飯もまだ途中だったのに」
キョン「…いつまで演技を続けるんだ?何が目的なんだ?」
朝倉「何よいきなり?」
キョン「はぁ、いつまでとぼける気なんだ。お前は対有機性ユー…まー要するに宇宙人なんだろ?」
朝倉「はい?」
全部話してやったが朝倉は何やらかわいそうな人を見るような目をしていた。コノヤロウ。
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 22:30:25.03 ID:h0o/3ic80
朝倉「えーっと、私が対ゆうき…インターフェース?涼宮さんの観察?キョン君を殺そうとした?」
キョン「…本当に忘れているのか?」
朝倉「…本気で言ってるの?だったら一回病院にいったほうがいいんじゃない?」
キョン「…」
もしかしてお前も情報操作されてる…のか?
キョン「いや、忘れてくれ。そう、勘違い、俺の勘違いだったんだ!」
朝倉「ふーん、キョン君って変な妄想癖でもあるの?」クスクス
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/25(月) 22:31:53.05 ID:h0o/3ic80
キョン「はは、そうかもな」
今はこれ以上刺激するのはやめておこう。
朝倉「もうすぐ昼休み終わってしまうわよ。戻りましょ」
キョン「そうだな。あ、そうそう今の話は誰にもいわないでくれ」
朝倉「ふふふ、言わないわよ。私が宇宙人だ〜なんて妄想してたなんてね」
キョン「ぐ…」
朝倉「二人だけの秘密…ね」
キョン「あ、ああそうだな」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 22:42:40.87 ID:+M5YmQ2S0
ID変わったかも
朝倉(面白い人…私が宇宙人で、涼宮さんを観察してて、キョン君を殺そうとして?…ふふふ)
朝倉(そんな事あるはずがないわよ)
朝倉(でもその話をしてるときのキョン君は…)
朝倉(ないない!ありえないわよ!きっとキョン君の照れ隠しね!)
朝倉(……)
朝倉(……でももし本当だったら)
朝倉(…無い無い!ありえないわよ!ホントに無いから!無いって言ってるでしょ!お前の眉毛に育毛剤を塗りたくってやろうか?)
朝倉「……」コホン
朝倉「教室に戻ろ」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 22:45:30.52 ID:+M5YmQ2S0
………………
………
団活が終わった後長門に話を聞いてみたが、『バックアップとして復活させた』、『問題ない』としか答えてくれなかった。
…まぁ長門がそういうなら危険は無いんだろう。
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 22:47:16.03 ID:+M5YmQ2S0
〜翌日〜
朝倉「おはよう」
キョン「おっおはよう」
朝倉「もう、いい加減なれたら?」クスクス
キョン「はは…」
条件反射って奴だな
キョン「ん?お前額というか眉毛の上あたりがなんか赤いぞ?」
朝倉「嘘!?そんなに目立つ?」
キョン「まぁな…もしかして抜いたのか?」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 22:49:41.11 ID:+M5YmQ2S0
朝倉「…だってやっぱり細い方が…」ブツブツ
キョン「あっははは」
朝倉「わ、笑わないでよ。私だってちょっとは気にしてるんだから」
キョン「そうかい。でも別に太いままでも可愛いと思うぞ」
朝倉「!?」
キョン「あ!すまん今の無し!失言だ」
朝倉「もう、からかわないでよ。先行くね」タタタ
キョン「…」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 22:51:03.24 ID:+M5YmQ2S0
長門「……」スタスタ
キョン「おわっ!長門!?いつの間に」
長門「…」
キョン「…」
長門「…」ニヤ
キョン「!?」
キョン「ま、まさか今の会話…聞いてたのか?」
長門「…」コクン
キョン「…」ガーン
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 22:52:49.19 ID:+M5YmQ2S0
長門「ちなみに昨日も」
キョン「え?昨日?」
長門「朝倉涼子が暴走しないように能力と記憶に制限をしている」
キョン「そうなのか?」
長門「そう」
キョン「…」
キョン「…いや説明終わり?それと昨日と…ん?もしかして朝倉は本当に自分がえーっと宇宙式生体エネルギーなんとかアカデミーだとか以前の記憶がないのか?」
長門「対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース」
キョン「そうそれ。それの記憶がないのか?」
長門「そう」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 22:54:57.84 ID:+M5YmQ2S0
キョン「そうだったのか…。ん、じゃぁ朝倉を戻した意味が無いんじゃないのか?」
長門「情報統合思念体を通して私が朝倉涼子にアクセスして監視している」
キョン「?長門が朝倉を操っているのか?」
長門「そうじゃない。ただし彼女が見聞きした情報は私にも転送されている」
キョン「……あ、じゃぁ昨日もって昨日の会話とかもしかして?」
長門「そう。全て聞いていた」
キョン「…」カァァ
恥ずかしい、恥ずかしいなこれは。いや別にたいした会話をしたわけじゃないし…。
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 22:57:16.32 ID:+M5YmQ2S0
長門「二人だけの秘密(笑)」ボソ
キョン「な、長門?」
長門「気のせい」
キョン「そ、そうか?」
長門「…そう」
キョン「…」
長門「太いままでも可愛いとおもうぞ(失笑)」
キョン「な、長門お!?」
長門「頑張った自分へのご褒美☆」
キョン「そんな事は言ってないぞ!」
長門「お前は俺のオンリーワン(呆)」
キョン「言ってない!」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 22:59:29.46 ID:+M5YmQ2S0
キョン「…」
長門「…」
キョン「…長門、一度メンテナンスしてもらったほうがいいんじゃないのか?記憶装置にエラーが…」
長門「あ?」
キョン「!?な、なんでもない!」ビクビクーン
長門「…そう」
キョン「…」
長門「それじゃ」
学校に着き長門と別れた
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 23:01:15.85 ID:+M5YmQ2S0
長門が問題ないと言っていたのはこういうわけだったのか。
だが今まで教えてくれなかったのは俺の反応を楽しむためか?
長門は意外とSなのかもしれないな…やれやれ。
教室に着くと朝倉はクラスメイトと談話中だった。
今のあいつは普通の女子高校生となんら変わらないんだったな。
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 23:03:07.78 ID:+M5YmQ2S0
俺の後ろの席にいるハルヒはずいぶん不機嫌そうだ。
そういえば昨日は朝倉の事で手一杯でハルヒを適当にあしらってしまっていた。
古泉からやたらメールが来てキモッとか思っていたがこういうわけだったのか。スマン古泉。
キョン「よう、機嫌悪そうだな」
ハルヒ「…別に。誰かさんに無視されたからっていちいち泣いたりしないわよ」
キョン「そうかい」
泣いてたのか、意外と可愛い所あるんだな…って何を言ってるんだ俺は。
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 23:04:06.71 ID:+M5YmQ2S0
ハルヒ「それで?朝倉と付き合ってるの?」
朝倉「!?」
キョン「は?何を言ってるんだお前は」
ハルヒ「ふーん、違うの?」
キョン「あ、当たり前だ」
朝倉「…」
ハルヒ「それにしちゃ仲いいじゃないの。お弁当まで一緒にしたり?」
キョン「昨日はたまたまなんだよ」
朝倉が聞き耳立ててるのに恥ずかしい話をするなよな。
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sageキョムチガウ] 投稿日:2009/05/25(月) 23:07:04.67 ID:+M5YmQ2S0
ハルヒ「ふーん、じゃ、じゃぁ今日はあたしと一緒にお弁当食べなさい!いいわね」
朝倉「!?」
キョン「なんだよ急に…」
ハルヒ「べ、別にいいでしょ。団長命令よ」
朝倉「…」
長門「…」
キョン「…わかったよ」
朝倉「!?」
長門「…(笑)」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 23:09:33.38 ID:+M5YmQ2S0
朝倉「…」
長門「…」ニヤニヤ
ん?朝倉が悲しそうな目でこっちをみているような。そして長門がそれをみて笑っているような…?
あ!そういえば今日は朝倉が弁当を作ってきてくれるって話になってるんだった!
キョン「すまんハルヒ、やっぱりダメだ」
ハルヒ「何よ今更」
キョン「えーっと…」
今朝倉の名前をだしたらまた面倒な事になりそうだな…
ハルヒ「ふん、どうせ朝倉でしょ」
キョン「あーっといやほら…」
ハルヒ「ふん、もういいわよ」プイ
朝倉「♪」
長門「…」ビキビキ
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 23:11:59.99 ID:+M5YmQ2S0
〜休み時間、部室〜
古泉「あまり好ましくない状態になりましたね」
みくる「えっと…キョン君と涼宮さんの事ですか?」
長門「そう」
古泉「さっきから呼び出しの電話がひっきりなしです。僕としては原因を何とかする方が最善かと思いましてここに残りました」
みくる「また喧嘩ですかぁ?」
古泉「それだけならいいのですが」
長門「彼と朝倉涼子が付き合うのは時間の問題」
みくる「ふぇ〜(誰でしたっけ?)」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 23:13:35.66 ID:+M5YmQ2S0
古泉「彼と涼宮さんが付き合う事に関しては機関の方でも意見が分かれています。今は様子を見るべきと。…ですが、彼が涼宮さん以外の女性と付き合うという事に関しては現時点では阻止するべきという考えで一致しています」
長門「…」
みくる「あの…だけどキョン君の意志もその…あ、でもそうしたら涼宮さんの力が…」
古泉「そうですね。僕個人としても彼と涼宮さんが付き合ってくれた方が色々と助かるんですが…こうなってしまった以上は仕方ありません」
長門「…力ずくでも」
みくる「そう…ですね。涼宮さんの為にも、そして未来のためにも…」
古泉「彼を手に入れる!」
長門「…」コクッ
みくる「はい!…え?今何かおかしくありませんでしたかぁ?」
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 23:15:27.07 ID:+M5YmQ2S0
古泉「そうと決まれば早速!」ダッ
長門「まずは…」タタッ
みくる「えっとあの…」ポツーン
………
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 23:17:57.20 ID:+M5YmQ2S0
〜屋上〜
キョン「ん?朝倉!?」
朝倉「キョン君!?あなたも呼ばれたの?」
キョン「もって事はお前もか」
朝倉「ええ。長門さんっていう人に…一体誰なのかしら」
長門「…」
キョン「あ、長門!」
長門「…」
朝倉「この人が長門さん?(どこかで会ったような)」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 23:20:01.29 ID:+M5YmQ2S0
長門「今回の事は私の判断ミス」
キョン「え?」
朝倉「?」
長門「あなたに心配させない為の措置だった。でも逆に心労を重ねる結果になってしまった」
キョン「…」
長門「申し訳ないと思っている」
キョン「長門…もういいって。俺のためを思っての事なんだろうし、お前にはいつも助けてもらってばかりだしな」
長門「そりゃそうだろ」
キョン「えっ?」
長門「情報の伝達に齟齬が発生した」
キョン「そう…だよな」
朝倉「??」
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 23:21:49.40 ID:+M5YmQ2S0
長門「朝倉涼子」
朝倉「な、何?」
長門「あなたの記憶を再生する」ス…
朝倉「え?何を…あ…」
………………
朝倉「…ん」
キョン「大丈夫か?」
朝倉「あ、うん。……」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 23:23:40.00 ID:+M5YmQ2S0
長門「…」
キョン「朝倉?」
朝倉「大丈夫…思い出したから。そっか…」
キョン「?」
長門「今は一人にするべき」
キョン「ああ、わかった」
………
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 23:25:12.97 ID:+M5YmQ2S0
朝倉「そっか…キョン君が言ってた事は本当の事だったんだ」
朝倉「…私…ふふふ」
朝倉「あははははっ馬鹿みたい。キョン君は怖がってただけなのに私、勘違いして…あははははは」
長門「…」
朝倉「え?育毛剤?私には必要ないわ。いらないって言ってるでしょ!お前の眉毛を針金にしてやろうか?」
長門「壊れた…」
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 23:27:25.47 ID:+M5YmQ2S0
〜屋上へ続く階段〜
古泉「ここでしたか…ハァハァハァ」
キョン「古泉か、どうしたずいぶん息が荒いようだが…」
古泉「それはね、あなたを食べるためですよ!」ガバッ
キョン「おわ!?いきなり何言い出してるんだお前は!全く意味がわからない!」ササッ
古泉「もう意味とかさ…いいんですよ。食べられちゃいなYO!」ジリジリ
キョン「完全に壊れてる。ダメだこいつ!」ジリジリ
古泉「覚悟おおおおお!ふぁああああい!」シュバッ
キョン「うわあっ」ググッ
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 23:30:03.50 ID:+M5YmQ2S0
ドカッ
古泉「ぐはっ」
キョン「!?」
ハルヒ「大丈夫?キョン!」
キョン「ハルヒ!?何でお前がここに?」
ハルヒ「話はみくるちゃんに聞いたわ!ここは私にまかせてあんたは朝倉の所に行きなさい!」
キョン「え?え?」
みくる「キョン君早く!怪人が起きてしまいます」
キョン「わ、わかりました」タタタ
古泉「むああてええええええ」キシュルル
ハルヒ「ていっ」ゲシ
古泉「ぎゃああああああああむ」
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 23:31:44.66 ID:+M5YmQ2S0
俺は再び屋上に向かった。
ていうか何だこの展開は?全く意味がわからん。
古泉が変態怪人になってそれをハルヒが倒して…?それに朝倉の所に行けって…?
朝比奈さんが何か上手く話をまとめてくれたんだろうか?
まさに急展開。打ち切りっぽくもあるこの展開…思いつかなかったからってこれでいいのか?
一体俺は何を言ってるんだ…
よくわからない事を考えながら屋上についた
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 23:33:43.31 ID:+M5YmQ2S0
キョン「朝倉…泣いてるのか」
朝倉「…キョン君?」
キョン「…えっと、だな」
朝倉「ふふ、いいのよもう無理してあわせてくれなくても」
キョン「?」
朝倉「ごめんね。私一人で勝手に盛り上がっちゃって」
キョン「…」
朝倉「キョン君の反応が面白かったからついたくさん話かけちゃって…キョン君は迷惑なだけだったのにね」
キョン「朝倉…」
朝倉「ふふ、ごめんね。でももう大丈夫だから。力は制限されてるからキョン君に危険はないし、明日からはまたクラスメイトとしてよろしくね」
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 23:35:20.70 ID:+M5YmQ2S0
キョン「朝倉!」
朝倉「!?」
キョン「待てよ、俺の話も聞いてくれ」
朝倉「…?」
キョン「えっと、だな。そう別に嫌じゃなかったんだよ」
朝倉「え?」
キョン「確かに恐怖心もあったのは確かだけど、楽しかったってのも本当だ」
朝倉「…」
キョン「ほらあれだ、恐怖心と恋愛感情を勘違いするみたいなあれだよ。多分な」
朝倉「ぷっ、何よそれ。全然フォローになってないじゃないの」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 23:37:14.96 ID:+M5YmQ2S0
キョン「とにかくその、別に迷惑じゃなかったって事だ」
朝倉「もう…ほんとに面白い人」
キョン「はは…」
朝倉「ふふふ」
キョン「あ、そうだ」
朝倉「何?」
キョン「昨日、弁当を作ってきてくれるとか…」
朝倉「ふふふ、もちろん作ってきたわ。ちょっと早いけどお昼にしちゃおっか?」
キョン「ああ!」
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 23:40:11.05 ID:+M5YmQ2S0
………………
………
ハルヒ「はい、早く引きなさい!無印、赤、青の3組だからね」
キョン「はいよ」スッ
みくる「無印ですぅ」
古泉「無印です。ご一緒できず残念です」
キョン「赤。心の底からうれしいぞ」
長門「…青」
ハルヒ「あたしも青。ってことは」
朝倉「ふふ、また私とキョン君のペアね♪」
キョン「はは」
ハルヒ「む〜あんたたちズルしてるんじゃないでしょうね」
キョン「くじ作ったのはお前だろう」
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 23:41:47.23 ID:+M5YmQ2S0
キョン「実際どうなんだ?」
朝倉「何のこと〜?」
キョン「とぼけやがって」
朝倉「ふふふ。でも私じゃないわよ?そんな力ないし」
キョン「そうか」
朝倉「むむ、そんなに私と不思議探索するのは嫌なの?」
キョン「ある意味お前が一番不思議だからな」
朝倉「あはは、何それ」
今日も平和に不思議探索。朝倉が加入して6人になったSOS団はこれからも色々あるんだろう。きっとそうだ。
あ、そうそうあの時の朝比奈さんのハルヒへの説明は俺が朝倉を痴漢から守ったとかそういう感じの話でした。
〜終〜
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 23:47:09.51 ID:+M5YmQ2S0
終わりです
ぐだぐだですみませんでした
あまりにも暇だったんで前にお蔵入りさせてたのを投稿しますた
あ、反転の人じゃないっす