1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 17:57:26.25 ID:iBzF1srEO
暑さでセミがバタバタ死んでいく中、俺は何故か散歩をしたくなって家を飛び出たわけなんだよ。
そしたら遥か上空から本が落っこちてきたんですよ!
おおー?DEATH NOTEか!?そんな感じを漂わせ地面にたたき付けられた一冊の本。
不思議な出来事なわりに華麗に着地しなかったのは評価マイナスだよね。
んで、拾ったわけさ。そしたらね『涼宮ハルヒの驚愕』だって!!!
初めて生きててよかったと思えたよ!嬉しさのあまり、金田朋子もびっくりな奇声をあげ、ムーンウォークで家路についた。
正確には途中でお巡りさんに連行されてしまったんだけどね。でもよかった、自宅謹慎で済んで
さ、ハルヒよもーっと!
ん?セミの描写いらねー死んでいくとかしっことか
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 18:01:10.57 ID:iBzF1srEO
はっ……!寝てた。やっぱり活字は眠くなるなぁ
しかし凄い展開だ!!まだ2ページしか読んでないけど俺にはわかる!
あ、ちなみに初版とかそーいう所は見たから確実に涼宮ハルヒの驚愕だよ
とりあえず俺が生きてる内には発売されてるから近未来だね
のいぢの絵、可愛いなぁ
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 18:05:53.63 ID:iBzF1srEO
「おい、お前」
俺「んー?」
「んー?じゃない、誰だお前」
俺「俺?俺は『俺』だよ」
「……お前も涼宮に呼ばれた人間なのか?というかこっち見ろ」
俺「なんだよ五月蝿いな………ん!?あんた……キョンかい?」
キョン「そうだな」
おお、デスティニー!!夢なのか!?目の前に憧れの古泉の次に憧れてるキョンがいた。
一つの事に集中すると周りが見えなくなるんだよね、すげー文芸部室じゃん!
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 18:09:37.58 ID:iBzF1srEO
俺「あ!キョン!!見てくれよ!!!コレ」スッ
キョン「なんだそれは、セミの死骸じゃないか気持ち悪い」
俺「失敬な、セミは……あれ?本が無い………え?」
キョン「本?なんのことだかさっぱりだな、とりあえずなんでこんな場所にいるのか説明してくれ」
俺(説明?俺そういうの苦手なんだよなー、誰か取り扱い説明書でもちょうだいよ)
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 18:12:22.60 ID:iBzF1srEO
とりあえずジェスチャーを交えつつ説明したんだけど終始理解出来なかったらしく、マヌケな顔で俺を見ていた。
俺「あ、わかった。キョン、お前バカだな!?」
キョン「否定は出来んがお前に言われたくないんだが」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 18:17:23.08 ID:iBzF1srEO
20分の説明だけあって、バカなキョンは俺が違う世界から来たという事を理解してくれたらしい。
次はキョンがこの世界を説明してくれたんだけど、あんまり理解出来なかったフリをした。
俺が涼宮ハルヒの世界を知っているということは内緒にしておこう!
でも最初にキョンじゃん!的な発言をした手前、どうなることやら
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 18:21:05.68 ID:iBzF1srEO
状況的に朝倉はまだ消えていない。
それとみくるや長門、古泉の正体は知っているみたいだね
キョン「まあなんだ、お前が異世界人だって事は理解したつもりだ」
俺「うんうん」
キョン「何が目的だ」
俺「え?目的?…………え?なにそれ」
キョン(こいつ………神性のアホだ)
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 18:24:46.72 ID:iBzF1srEO
俺「あ、長門に聞けばわかるんじゃない?」
キョン「そうだな……いやまて、なんで長門を知ってるんだ」
俺「俺の嫁だから?あれっ?……そう!親戚なんだ!」
キョン「は?てことはお前は宇宙人なのか?」
俺「違うよ」
キョン(意味がわからん……そもそも長門が宇宙人かどうかはまだ信用してないんだが)
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 18:31:36.81 ID:iBzF1srEO
俺「異世界から来た予知能力者です。そう呼んだほうがいいでしょう」
キョン「そういう事にしておいてやる。とりあえず………」
俺「また明日ね」
キョン「は!?」
俺「ばいばーい」スタスタスタ
なんか変だ、よし長門の所に行こう!そしてお茶飲むんだ!!!
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 18:36:07.82 ID:iBzF1srEO
ながとけ!
俺「と、言うわけなんだ」
長門「……そう」
俺「俺ってイレギュラーな存在なのかな」
長門「……とても」
俺「ゼロに切り付けられたりするのは嫌だな」
長門「……?」
俺「ちなみに俺は元の世界に戻りたくないよ」
長門「……そう」
俺「それと」
長門「……」
俺「お茶おかわり!」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 18:41:10.85 ID:iBzF1srEO
長門「貴方がいた世界は私達の物語がある」
俺「あるある!でも、同じじゃないと思う。原因は俺なんだろうけど」
長門「……そう」
俺「俺はどーなるのかわかる?」
長門「……」
俺「わかんないか……あれ?俺が存在してるこの世界の未来はどーなるんだ?
みくるとかはどーなるの????ま、いっか」
長門(error)
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 18:44:51.62 ID:iBzF1srEO
その後、俺の寝る場所がないから助けてっていったらね
朝倉の部屋の合い鍵をくれたんだけど使っていいのかな…いきなりナイフで刺されてBADENDにはなりたくない
とか考えてる内に朝倉の部屋のドアに手を掛け、長門から貰った合い鍵でガチャガチャやっていた。
開いた!!おっじゃましまぁぁぁぁぁす!!!!!
あ、味噌ラーメン食べてる。ずるい
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 18:49:39.94 ID:iBzF1srEO
朝倉「……??」
俺「どうも『俺』です」
朝倉「……あ、朝倉涼子です……」
俺「ラーメン下さい、出来れば醤油で」
朝倉(誰……?人間みたいだけど……)
俺「長門が合い鍵くれたんだ、今日からここに住ませてもらうんだけど
あ!ベランダとか寒いのは嫌だからせめて押し入れで寝させてね!!冷え症なんだよ俺」
朝倉(どうすればいいか誰か教えて、この人間……変)
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 18:52:46.54 ID:iBzF1srEO
そんなこんなで一日が終了した。朝倉は長門に相談してたみたいだけど結局は俺と同居する事になったよ
いつナイフで刺されてもいいように、寝る時は腹に雑誌を仕込んで寝ました。
うーん………古泉と握手したいな
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 18:57:29.11 ID:iBzF1srEO
俺は長門と同じクラスになった。情報操作ってのは便利だなぁ、一家一台長門有希!!!
うん、欲しいなあ
で、早速昼休みに俺はハルヒに拉致られた。
が、変わり身の術が得意な俺はハルヒの手を逃れ男子トイレに用を足しにいった。
流れないくらいのウンコに俺は感動し、手を洗い。文芸部室へと足を運ばせた
もちろん迷子になった
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 19:01:03.65 ID:iBzF1srEO
頑張って歩くこと30分、ようやく見つけましたよ!
休み時間少なくなったのはかなり悲しい。
まてよ、今ここで部室に入ったらつまらない。ハルヒはきっとサプライズが好きに違いない!
ドアをノックし、返事が聞こえた後に失礼しますと一礼。
おっとドアノブを回しそびれたぞ、いかんいかん
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 19:05:27.32 ID:iBzF1srEO
俺「こんにちは」
ハルヒ「あんた忍者?」
俺「残念ながら人間です」
ハルヒ「そうよね、だけどあの変わり身の術は凄かったわ!」
俺「得意なんだよね」
ハルヒ「はい、あんたの学ラン返すわ。で!SOS団に入団しない?」
俺「わーい」
そう、俺は北高生の中で唯一ブレザーじゃないんです。
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 19:11:30.18 ID:iBzF1srEO
キョン「結局はお前もか」
俺「楽しそうじゃん」
キョン「何をどうみたら楽しそうに見えるのか聞きたいね」
俺「まず小野Dがいます」
キョン「……いや、もういい」
ハルヒ「あんた名前は?そう言えば聞いてなかったわ」
キョン(名前くらい調べろよ)
俺「『俺』!!」
ハルヒ「ふうん、珍しい名前ね。あたしは涼宮ハルヒ!
このSOS団の誇るべき団長よ!!で、こっちの……」
俺(知ってる知ってる。みくると長門と古泉ね!
というか団長といったらアイクを思いだすなぁ)
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 19:16:44.44 ID:iBzF1srEO
で、何日かたったある日
キョン(ん……?ノートの切れ端?)
俺「……朝倉ぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」ダダダダダ
キョン「なにやってんだか」
キョン(さてこの手紙をどう解釈するかな)
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 19:22:16.52 ID:iBzF1srEO
俺「朝倉!」
朝倉「あ」
俺「言ったじゃんか!消えちゃうよってさ!!」
朝倉「私は私、貴方じゃないもの」
俺「いーんだな、消失まで出番なくなっても」
朝倉「消失?なんのことか知らないけど邪魔だけはしないでね」
俺「うん、死にたくないし。影で見てる」
朝倉「引き際がいいわね、なにかあるのかしら?」
俺「ないよ、でもこの場面はスペクタクルなんだ。見ないわけにはいかないよ」
朝倉「ふうん」
俺(……はぁ、もう朝倉の眉毛を見れないのかぁ)
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 19:26:58.18 ID:iBzF1srEO
ついにキョンが来た。色々あって長門が串刺しになった場面は血の気が引いた。
ああ……生で見るもんじゃねーよコレ、いたそー
そして長門がなんちゃら因子で朝倉を消していく……
朝倉は自分の最後にチラッと俺を見てくれた。ほらみろ、言ったとおりじゃんか。
俺は涙を堪え切れなかった。これで赤点追試は免れなくなった……
朝倉、カムバァァァァァァァック!!!!!!
WAWAWA
クソッ、俺はコイツを一発殴り帰った
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 19:34:20.72 ID:iBzF1srEO
翌日
キョン「昨日の事なんだが」
俺「昨日?ああ、朝倉か!」
キョン「知っていたのか」
俺「まあ」
キョン「なんで教えてくれなかったんだ、えらいめにあったんだぞ」
俺「そうだねー、今日もあるかもよー」
キョン「今日も、だと?」
俺「そうそう、ヒントはゴットゥーザ様」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 19:37:53.71 ID:iBzF1srEO
キョン「そんなヒントじゃヒントにならんが」
俺「じゃあきっときっと楓ちゃん!またね稟君」
キョン「………なんだあのジェスチャーは」
俺のせっかくの空鍋ジェスチャーはキョンの心に響かなかったわけだ
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 19:42:42.84 ID:iBzF1srEO
俺はみくる(大)を見に行くために授業をボイコットし部室へと走った走った。
ふっふっふ、巨乳が俺をーー呼んでるぜー!!!!!!!!
部室を1ノック2ノック、調子にのってターミネーターのあの曲をトトントントトン、トトントントトン。
楽しい……
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 19:49:03.67 ID:iBzF1srEO
ガチャ
俺「未来のみくるー」
みくる(大)「え?」
俺「え、あ……えっと……」
みくる(大)「『俺』君?」
俺「そ、そうです!一段と胸が膨らんでますね!!
肩凝りの辛さは長門じゃわかんないと思います!!」
みくる(大)「胸だけじゃないんですけど…、どうして私がこの時間のこの場所にいると?」
俺「カクカクシカジカです」
みくる(大)「えっ!?な、なるほど……」
俺「もうお腹一杯なんで帰ります!さよなら!!」
みくる(大)「……」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 19:54:58.74 ID:iBzF1srEO
俺(はー……疲れたぁ、みくる可愛いー。
反則だと思います。初な俺は胸しか直視出来なかった……
あーあ、お尻見忘れたのが悔いだなぁ……)
警察「君、学校はどうしたんだ?」
俺(げ……お巡りさん)
警察「ん?んん?サボりかのう?」
俺「おどりゃクソポリッ」ドスッ!!!
警察「ギギッ」
俺「撲は古泉一樹、いつでも貴方の挑戦を待っています。」スタスタスタ
あとは頼んだ古泉!
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 20:02:05.77 ID:iBzF1srEO
キョンの初閉鎖空間の日
古泉「常人がここに迷い込むことは……まあ滅多にありません」
キョン「そうか、ならあいつはどうなる」
俺「うひゃー神人すげー!!!!キモ可愛い!!」
古泉「彼は……どうなんでしょうね、僕たち機関にもさっぱり」
キョン「とりあえず助けてやってくれ」
古泉「ええ、それは勿論です」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 20:02:59.44 ID:iBzF1srEO
あ、漢字間違えた。しかたないか…
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 20:10:07.89 ID:iBzF1srEO
俺「やれー!!古泉!!!うわ!!!手がもげた!!!キモい!!」
キョン「おい」
俺「はい」
キョン「いい加減にお前の正体を説明してもらいたいんだが」
俺「待って、今いいとこだから」
キョン「やれやれ、なら古泉が戻って来た時にしてくれ」
俺「いやっほー!!古泉カッコイイ!!!どれが古泉かわかんないけどカッコイイぞー!!!」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 20:13:37.43 ID:iBzF1srEO
古泉「お待たせしました」
俺「お疲れー」
キョン「よし、色々と質問があるが」
俺「んじゃ古泉からで」
キョン「そうかい」
俺「ちょっとしたスペクタクルですよ」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 20:17:38.22 ID:iBzF1srEO
古泉「……と、僕からは以上です」
俺「俺かー、ちゃんと説明しなきゃ駄目?」
キョン「当たり前だ、他の三人は納得したんだ。後はお前だけだ」
古泉「実はといいますと、僕も興味があるんですよ」
俺「しかたないなぁ、べっ、べつにアンタのためなんかじゃないんだからねっ!」
キョン「そうかい」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 20:22:14.20 ID:iBzF1srEO
俺「俺が違う世界から来た事は知ってるんだよね」
キョン「ああ」
俺「で、俺が何をしに来たかを知りたいと」
キョン「そうだな」
俺「ただ遊びたかったから」
キョン「それは前にも聞いたんだが」
俺「いや、だから本当に偶然なんだよね。古泉も言ってたけど誰でもよかったんだよ」
古泉「おや、僕は貴方にその話をした覚えはないのですが」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 20:27:58.91 ID:iBzF1srEO
俺「知ってるよ、これから何が起こるかだいたい」
キョン「是非、禁則じゃなければ教えてほしいんだが」
俺「禁則事項です。……あー、言ってみたかったんだよねコレ」
キョン「言って見たかった?何か引っ掛かる言い方だな」
俺「でもなー、教えたらどうなるかわかんなくなるし……
あ、キョン。耳貸して」
キョン「……?古泉には聞かれない方がいいのか?」
俺「えー?たぶん」
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 20:37:18.50 ID:iBzF1srEO
俺(小説の世界なんですよーって言って色々と予言してみせれば信じるかな?
いやいや、それだと未来人にも出来ちゃうし…)
キョン「どうしたんだ」
俺「あー、今聞いても納得出来ないかもよ?」
キョン「いいから頼む」
俺「えっと、佐々木を俺は知ってるよ」
キョン「佐々木?それくらいなら古泉の機関とやらでも朝比奈さんでも長門でも知る事は出来ると思うが…」
俺「あー、説明できねーよー………所詮、未来予知みたいな事しか出来ないし……
とにかく!!今言えるのはお前が世界を救わなきゃなんないってことだ!」
キョン「うるさっ!しかも唐突すぎて意味がわからん!!!」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 20:41:40.77 ID:iBzF1srEO
俺「というかキョンは俺の何を知りたいのさ」
キョン「異世界人だと言う証拠……か、自分でもよくわからなくなってきたんだが」
俺「バカだなぁ」
古泉「すみませんが一つ提案が」
キョン「なんだ」
古泉「長門さんに聞いてみては?」
俺「さすがいっちゃん!!きもかっこいい!!」
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 20:49:20.43 ID:iBzF1srEO
ながとけ!
キョン「というわけだ」
長門「結論から言うと『俺』は異世界から来た人間で間違いない」
キョン「そうか…長門が言うなら信じるしかないな、出来れば証拠を見せてほしいところなんだが」
俺「この学ランが証拠だ!」
キョン「なるわけないだろ」
長門「解釈は出来ない、しかしその服は証拠になる」
俺「ほらなー」
キョン「俄かに信じがたいんだが」
古泉「とりあえず、どのような事を実行するのですか?」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 20:53:26.27 ID:iBzF1srEO
長門「※※※※※※※※※※」
俺「おおっ!スペース言葉だ!!」
キョン「……?」
古泉「何もおこりませんね」
キョン「何かしたのか?」
長門「情報結合の解除を実行した」
キョン「何も変わらないんだが」
古泉「これが証拠と言う訳でしょうか?」
長門「……そう」
俺「いえい!」
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 21:02:03.22 ID:iBzF1srEO
長門「彼を含む所有物には私の情報操作能力を完全に無効化される」
俺「いまじんぶれーかーって呼んでくれたまへ」
キョン「無効化される事が証明に?よくわからん」
長門「この世界の情報と彼の世界の情報は完全に別。
個体としての情報は貴方達となんら変わりはない。しかし、その個体を保護する情報因子の…」
キョン「……」
俺「キョン、爆発寸前ッ!!!」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 21:09:15.75 ID:iBzF1srEO
古泉「要するに僕たちのいる世界がXだと仮定してください。そして彼の世界をYと」
キョン「数学か、残念ながら数学は苦手なんだが」
俺「俺は数学好きだよ」
古泉「簡単に説明しますとX+Yを考えて見てください。
これらは交わる事が出来ますか?」
俺「はーい、でっきませーん」
古泉「はい、その通り」
キョン「だが、XやYの数値がわかったらどうするんだ?」
古泉「わからないからX、そしてYを代入したんですが……
そうですね、事実彼はこの場所に存在している。要は涼宮さんが答えを知っていると言うことになりますね」
俺「あ、掛け算してもXとYは交わらないね!!XY!!!ちょっとエロい」
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 21:15:04.34 ID:iBzF1srEO
キョン「所謂平行世界とか言うやつか」
古泉「いえ、平行世界とは少しベクトルが違いますね」
俺「ベクトル?アクセラレータ?」
キョン「長門、そうなのか?」
長門「……概念的には近い」
俺「あ、ハルヒ能力のキョンには失望したなぁ」
キョン「おい『俺』、少し黙ってくれ」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 21:20:53.77 ID:iBzF1srEO
キョン「あー駄目だ、今日はもう帰るとするか」
古泉「そうですね」
俺「バイバーイ」
キョン「お前も帰るんだよ!」
俺「え?俺はここだよ?長門に聞いてみるるといいよ」
キョン「長門」
長門「……」コクッ
キョン「……古泉、お前の機関の力でコイツの宿を確保してくれ」
俺「あー、キョン嫉妬よくない!!!助けて長門!拉致される」
長門「………」
キョン「長門、なんかいってやれ」
長門「………さよなら」
俺「うわぁぁぁぁん!!!!さよならぁぁぁぁぁ!!!!」
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 21:25:33.30 ID:iBzF1srEO
キョン「じゃあな古泉、『俺』」
古泉「ええ、では」
俺「あ、キョン。後でどんな味か教えてね」
キョン「なんのことだかさっぱりだ」
俺「レモンかイチゴか」
キョン「……?いつになく意味不明な奴だな」
俺「じゃ、お気をつけて。そうだ!古泉!!チェスだ!!チェスしよう!!!」
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 21:34:00.31 ID:iBzF1srEO
運命の日。いよいよ明日か、なんだかんだで怖いね。どうなるかわかっていても不安だし、ましてや俺というイレギュラーがいるんだ。
どうなるかわかったもんじゃない、寝たら終わりか。
怖くて寝れない………遠足よりも寝付けないなんて幼稚園の時の鬼が出て来る豆まきくらいか。
あの日は怖くておねしょして怒られたなぁ、そして鬼は母親なんだって気付いた日だったなぁ……
うん……やっぱりあれだよな………なんていうか………ZZ
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 21:41:42.57 ID:iBzF1srEO
アニメで聞いた台詞が聞こえる。平野綾ボイスの起きてって声。
だけどこの声が聞こえたってことはあの閉鎖空間に俺がいるってこと?…目が開かない。いや開いた
紛れも無くあの閉鎖空間だった。キョンにハルヒ。おまけに俺
キョンを起こしたハルヒが色々と質問してる。俺はまるで友達のデートに俺がなんらかの理由でいるみたいな空気だった。
ん?おかしいぞ、さすがにブリッジしつつ見よ、この腹筋!!とか言ってる奴がいたら話かけるだろう?てことはまさか………
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 21:47:58.28 ID:iBzF1srEO
やっぱりだ、俺、幽!体!離!脱!
してる。えへへ、全裸になっても通報されないぞ
まじかでハルヒとキョンの濃厚なキスシーンが見れるわけだ!
後で世界が変わらなければキョンに凄いキスだったねーって聞こうかな。
お、古泉見参!一応古泉に伝言を言っておいてよかった。これで俺もかやのそとじゃないぞ
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 21:52:16.81 ID:iBzF1srEO
古泉「朝比奈みくるからは『ごめんなさい、わたしのせいです』と。長門有希は、『パソコンの電源を入れるように』そして」
キョン「そして?」
古泉「『俺』からは『ま…』」
シュンッ
俺『……ひどい』
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 22:05:29.82 ID:iBzF1srEO
俺(神人が暴れ始めたぞ…、キョン君走る走る!今ごろ進化の可能性やらなんやらで脳内文章の羅列にぴーひゃらしてるんだろーなぁ)
ハルヒ「なによ……」
俺(さてさて、名シーンだよ!!キッス!キッス!!あ☆それ♪キッス!!!)
キョン「俺、実はポニーテール萌えなんだ」
俺(はい!嘘!!嘘800!!!ポニーテール萌えじゃなくてブルマ萌えなんだろキョン!
あずまんがの木村先生と同じなんだよ!!!このむっつりスケベキョン!!!!
……あ!!キス!!キスしましたよ皆様!!!!
………くそー!!!うらやましいぞバカ野郎ぅぅぅぅぅ………)
ザ・ワールド
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 22:09:39.80 ID:iBzF1srEO
俺「んあ?……あー、結局は世界はキスで守られたなー」
コンコン
俺「あーどーぞー」
古泉「どうも、おはようございます。昨夜の件についてお話が」
俺「んー?あ、古泉……ごめん。寝ゲロしちゃったよ……」
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 22:32:14.90 ID:iBzF1srEO
その後の事を少し語ろうかな。
ハルヒは昨日の出来事でキョンを意識し、キョンはハルヒに思いを告げ、後の奴らは祝福の……
なんてこたあ無いわけで、また同じ超常を繰り広げる事となるわけで。
キョンには頑張ってもらいたいと思いつつ、自分のこれからをどうすりか確認したいと思うよ。
中庭の木の枝にぶら下がり、今後は野球か…なんてことを頭の片隅において、どうやって降りるか考えに考えて
結論がでたはいいが、誰もいないこの状況を嘆き、誰かが来てくれるか涙目で待機すること15分。
キョンが来てくれたじゃないか、助けてくれたキョンに向かってありがとうと言うか迷ったが、やはり聞いておくべき事が一つあったのを思い出す。
そう、ハルヒとのキスの味についてだ。
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涼宮ハルヒの憂鬱。in俺 完
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/11(月) 22:36:23.74 ID:iBzF1srEO
さてさて、ここまでアホくさい物語を読んでどうも。
風呂あがったら退屈も書くと思います。もしかしたら今日書けないやもしれません
書けなかった場合は書き溜めてそのうち、また携帯をピコピコしたいと思います。
パソコン?なにそれおいしいの?
では風呂につかってきます
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/11(月) 23:24:32.91 ID:iBzF1srEO
あ、よくよく考えたら俺いいとこないなぁ
148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 18:16:33.91 ID:Isq2yTiaO
やあ、久しぶり。今日はハルヒが野球大会のチラシを持ってくる日なんだ。
あ、そうそう。中間?テストが最近あったんだけどね!もうズタボローフェア!!
凄い笑顔で古泉に見せたら
「僕がなんとかいたしますよ」
だってさ!!てなわけで追試は無し!!!
うんうん。出だし上々ですね、これも日頃の行いが概ね良好だからだね
おっと、野球の事をすっかり忘れてたわけですが!なんだかんだで俺はコーチ役に就任したんです。
ビコーズ、俺が出場したらキョンの妹が見れない。そんなのヤダヤダ、絶対に嫌だ。
さて今日から特訓だ!明後日の本場に向けてね
150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 18:24:06.06 ID:Isq2yTiaO
キョン「で、特訓とやらはどこでやるんだ?」
ハルヒ「グラウンドに決まってるじゃない!」
キョン「野球が練習してるだろ」
俺「してないよ」
キョン「何故わかる」
俺「午前中に俺達が使用するであろうバットやグローブ以外隠してきたから」
キョン「……どこに」
俺「河原?」
キョン「まてまて、なら俺達が使用しちまったら俺達がやりましたーって事になっちまうだろ」
俺「ハルヒー、キョンがなんかいってるよ」
ハルヒ「言わせておきなさい、第一疑われたとしてもシラをきればいいのよ」
俺「ほら団長も俺と同じ意見」
152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 18:29:55.89 ID:Isq2yTiaO
ハルヒ「さあ1000本ノックよ!!みんな位置につきなさーい!!」
俺(ん?そういえばボールがみくるに当たって痛々しいシーンがあったような……
はっ!!それを俺が華麗に助けるわけだ。
するとどうだ、目に涙を浮かべうるうるした表情で俺を見つめるわけだ。
さらにそこで禁断の異世界人と未来人の恋が始まるわけだ。
さらにさらに…)
みくる「あぅっ!」
キョン「朝比奈さん!」
俺「おー、紙一重で間に合わなかった」
154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 18:35:29.94 ID:Isq2yTiaO
大会当日
みくる「遅れてすいません。友達の鶴屋さんです」
鶴屋「やっ☆」
俺「サインください」
鶴屋「ん?ボールでいいかなっ?」
俺「ボール?……あ、野球のボールか!!お願いしまーす」
妹「わーいキョンくーん」
俺「わーいあおきさやかー」タッタッタ
キョン「誰だよ!」
155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 18:38:40.50 ID:Isq2yTiaO
俺「バッターはみくるだね」
キョン「ああ、あのピッチャーが朝比奈さんに当てでもしたら」
キョン「乱闘だ、乱闘パーティーだ」
俺「らんこーだ、らんこーパーティーだ!!」
ハルヒ「ちょっとキョンうるさい!!!」
キョン「俺じゃねえ!『俺』だ!」
俺「お口チャックマン」
157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 18:43:52.50 ID:Isq2yTiaO
俺「そろそろかな?ねえ小野D」
古泉「僕でしょうか?」
俺「そうそう、古泉一樹君ですよー」
古泉「何か御用でしょうか?」
俺「今、閉鎖空間出てるでしょ」
古泉「……これはこれは、御名答。たしかに閉鎖空間の発生が感知できますね」
俺「あーよかった」
古泉「よかった。とは?」
俺「今のタイミングで発生しなきゃちょっと予定があわなくて」
古泉「ふむ、とりあえず今はこの状況を打破しなくてはなりませんね」
159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 18:47:48.96 ID:Isq2yTiaO
みくる「長門さん…とうとう」
キョン「朝比奈さん…あいつが何か?」
俺「禁則事項でしゅ」
キョン「……」
ガキーーン!!!
キョン「なっ!?」
俺「へい団長!!俺に代打!!!バントでホームランしたい!!!!」
164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 19:16:29.48 ID:Isq2yTiaO
得点はガンガン離れていく、ブーストモード凄すぎわろた。
上ヶ原パイレーツはもう顔真っ青。野球は嫌いだけど今は楽しい。まあ野球が楽しいわけじゃなくてSOS団と一緒だからなんだけど
で、ピッチャーをハルヒからキョンに交代。
いろんな法則を無視してストライクの山を築き上げ、最後にパスボールとなり…
あのパターンで終了。うーん、確かこの後バットが売れるから…
もちろん値上げに値上げしてバットを買い取らせた事は言うまでもない事で、俺とキョンはニヤニヤがとまらなかった。
たまに見えたパンチラは忘れない
165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 19:24:58.24 ID:Isq2yTiaO
ハルヒ「野球の大勝利を祝って!」
みんな「かんぱーい」
ハルヒ「ガンガン頼んでいいわよ!!キョンのおごりだから!」
俺「もう頼みまくってるよ!」
みくる「すみませんキョン君…」
キョン「いいんですいいんです。ところで『俺』」
俺「ごっつぁんです」
キョン「もちろんお前も金を出してくれるんだろうな?」
俺「……」スッ
キョン「なんだコレは」
俺「買っちゃった。だからノーマネー」
キョン「……」
ハルヒ「ところでみんな!カバディって10人で出来る!?」
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涼宮ハルヒの退屈イン俺! 完
笹の葉ラプソディにつづく
169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 19:32:03.09 ID:Isq2yTiaO
ハルヒ「いいからちゃっちゃと準備しなさい!
今日は大事な七夕なんだから!」
俺「七夕バンザイ!笹の葉バンザイ!!2期バンザイ!!!」
ハルヒ「ほらキョン!あんたも『俺』くらいテンション上げなさい」
キョン「こんなにテンションを上げられるように俺の体の構造は出来ていないんだが」
ハルヒ「ならあたしがあんたの体の構造を根本からいじくってあげるわ!」
キョン「やめてくれ、これ以上アホが増えたら迷惑極まりない」
俺「でもキョン頭あんまりよくないよ?」
174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 19:40:45.98 ID:Isq2yTiaO
こんな感じで七夕が始まりました!短冊に書かれている内容に変わりは無く
ただ俺が書いた短冊がプラスされているだけとなってるわけなんですが…
俺って過去にいけないんじゃない?そんな事をふと思い嘆いていると古泉からチェスでもしないかと誘われた。
弱かった、何と言うか本当に弱かった。
三年前だっけ?キョンにお土産を頼もうかな、てか俺はなにしてればいいの?
175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 19:44:51.48 ID:Isq2yTiaO
キョン「お土産?何を言ってるんだお前は、俺はどこかに旅行に行く計画はないぞ」
俺「行くんだよ、三年前の七夕に」
キョン「何をわけのわからない事を…」
俺「じゃあ代わりに俺が行ってもいい?」
キョン「……なんの事だかさっぱりわからんが行ってこいよ」
俺「みくるーみくるー!!俺がキョンの代わりになったから!」
みくる「ふえ?」
176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 19:49:24.03 ID:Isq2yTiaO
みくる「あのー、何か用ですか?」
俺「うん、キョンが俺の代わりに三年前にいってもいいって!」
みくる「へ?あ、あの……なんでそのことを……??」
俺「なんでそのことを?と聞かれたら!答えてあげるが世の情け!!!」
みくる「でも……わたしの独断じゃ……」
結果、俺は行けなかった
178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 19:54:10.99 ID:Isq2yTiaO
キョン「朝比奈さん、なんか『俺』が拗ねてますよ?」
みくる「あの……『俺』君、すみません…どうしても」
俺「いけばいいよ!」
キョン「……はぁ、やれやれ…お土産だっけか。何がいいんだ?」
俺「三年前のハルヒの写真でいいや」
キョン「………善処しとく」
俺「チビハルヒ見たかったなぁ……」
181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 20:02:17.79 ID:Isq2yTiaO
俺「あー…いっちゃった」
ガチャ
長門「……」
俺「あれ、忘れ物?」
長門「貴方に貸したボールペン」
俺「あ、借りっ放しだった!!返すよ」スッ
長門「……」
俺「……」
長門「中身」
俺「ごめん…ペンシルロケットしてたら無くしちゃった…」
長門「……そう」
184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 20:08:34.37 ID:Isq2yTiaO
俺「あっ!!そうだ!!!長門長門長門!!」
長門「……」
俺「キョンとみくるって今長門のマンションで寝てるんだよね?」
長門「……」コクッ
俺「確か…9時くらいに起きるから…、長門ん家行きたい」
長門「……」
俺「やったね!あ、古泉に電話しておかなきゃ」
187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 20:15:01.00 ID:Isq2yTiaO
俺「テレビつけていい?」
長門「……」
俺「はい、ここにPSがあります」
長門「……」
俺「そしてぷよぷよがあります」
長門「……」
俺「レッツプレイ」
ぎょくろー!ぎょくろー!ぎょくろー!!
俺「やったやった!!どうだ長門ー」
この後、ボコボコにされたのは秘密
188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 20:20:32.56 ID:Isq2yTiaO
俺「……」
長門「……」ばよえーんばよえーん……
俺「……ひどい、もう俺死んでるのに」
長門「50戦47勝3敗」
俺「違うよ、俺がパットリセットをした回数を含めれば…」
長門「……」
俺「よし!そろそろキョン達が起きるな!悪戯しましょ!そうしましょ!!!」スタスタスタ
長門「……」
190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 20:25:55.20 ID:Isq2yTiaO
キョン「ん…朝?」
俺「キェェェェエエエエ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キョン「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ボコッ
俺「おご……俺の股間のジェントルマンが………」バタッ
キョン「……あ、すまん…だが自業自得だ」
俺「………ぐぎっ」
みくる「ど、どーしたんですか!?『俺』君しっかり!!」
192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 20:34:41.99 ID:Isq2yTiaO
俺「どうだった?時間旅行は?あー、たまいてー」
キョン「回復早いな、まあなんだ。まさかハルヒが書いたと思われてたミステリーサークルが実は俺だったなんてな。
いい思い出にはなったな、お前は来れなくて残念だろうが」
俺「気にしないでいいよジョン・スミス、よく考えたら俺が時間遡航するのは禁忌だと思うし
なにより帰ってこれないからねー、……え?てことは朝倉に会えない!?
嘘だっ!!!あんまりだ!!!!!うわぁぁぁぁぁん!!!!!!」
キョン「……ジョン・スミスを知ってるのか?」
俺「ちなみにキョン、お前まだ過去に行かなきゃいけないからね
しかも……うぇっへっへっへ……ザクッブシュッー」
195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 20:51:16.54 ID:Isq2yTiaO
キョン「チェックメイト」
古泉「あれ?そんな手が…」
キョン「待ったなしだぜ」
俺「キョンけち臭いなぁ」
キョン「戦争に待ったなんてないからな」
俺「ならば戦争だ」
キョン「いいだろう」
……
俺「はいチェックメイトー」
キョン「なっ……まさか負けるとは…」
俺「まあね!テスト勉強週間はこういうゲームを猛特訓してるからね」
キョン「いや、勉強しろお前」
俺「学校の大会には1番になったこともしばしば!インチキしたけど!!」
キョン「インチキよくできたな、なんて感心はしないぞ」
198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 21:05:50.12 ID:Isq2yTiaO
キョン「なあ長門…」
俺「無矛盾です!!」キリッ
キョン「は?」
俺「涼宮ハルヒの憂鬱3巻。177Pの1〜2コマ目の事でしょ?」
キョン「そうなんだが…時々お前が怖い」
長門「無矛盾な公理的集合論は自己そのものの無矛盾性を証明する事ができないから」
キョン「……??」
俺「要するに、ここに無敵の矛と盾があります。矛をキョンに渡しました」
キョン「俺が知りたいのは矛盾じゃないぞ」
俺「いいのいいの、で!その矛で俺の盾にアタックチャンス!
しかしキョンに渡したのは実在しないただの俺のイメージであるわけで
あ、もちろん俺の盾も実在しないイメージだよ?」
キョン「で?」
俺「だから無い矛と無い盾なんて、ただのイメージにしかすぎないってことさ!!!!ね、古泉!?」
キョン(……きっとわかってないんだろうなコイツは)
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笹の葉ラプソディINおれ 完!
ミステリックサインに続く!?
209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 22:23:00.59 ID:Isq2yTiaO
ミステリックサイン!いやー、俺は小さいころからさ敵を空想して戦うストーリーをよく登校中や下校中に進めてたんだ。
たまに事故ったりもしたけど男のロマンはそんな小さな事で止まるわけもなく、今日まで妄想しまくってたんだ!
そしてついにミステリックサインだよ!カマドウマちゃんと戦えるお話なんです。
……くうー!!たまらーん!!!!早く喜緑さんカマーン!!
ビシバシドカンとやってやるぜコンチキショー!!!……死なないよね?
210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 22:28:42.12 ID:Isq2yTiaO
俺「キョン、期末テストはどうだった?」
キョン「惨敗だ、ニヤニヤしやがって。そういうお前は何点なんだ?」
俺「60てん」
キョン「なっ!?俺でさえ36点という赤点ギリギリのラインだと言うのに…
まさか古泉なんかからインチキしたんじゃないだろうな」
俺「全然してないよ」
キョン「……なんてこった」
俺「で、キョンは全教科何点なのさ?」
211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 22:37:31.34 ID:Isq2yTiaO
ハルヒ「ねえ二人とも、これ見なさい」
キョン「……は?」
俺「SOS団のエンブレムだね、全てはここから始まると言っても過言じゃないね」
ハルヒ「はい『俺』正解。キョン、あんたもこれくらい一目でわかりなさい。
で、あんたが作ったこのしょーもないサイトにこのエンブレム張っといて」
キョン「はあ?なんで俺が」
俺「キョン。ハルヒは団長なんだ、なんでも団長がやったら団員の仕事がなくなっちゃうよ。
それを考慮してくれたんだから感謝するべきだよ」
ハルヒ「『俺』はわかってるわ!キョンも見習いなさい!」
俺(うんうん、涼宮ハルヒの憂鬱見ておいてよかったよかった。
ハルヒに褒められるのは悪くないね)
213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 22:42:37.10 ID:Isq2yTiaO
ハルヒ「ねえキョン、前に貼ったエンブレムなんだけど」
キョン「なんだこりゃ、いつからこんなだったんだ?」
ハルヒ「さあ?」
俺「スーパーハカーでございますな」
ハルヒ「スーパーハカー?なによそれ」
キョン「ハッカーか?まさか…、そんな暇人いねえだろ」
ガチャ
みくる「失礼します」
214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 22:49:57.63 ID:Isq2yTiaO
みくる「遅れちゃってごめんなさい、実は…お客さんを連れてきたんです」
喜緑「こんにちは…」
俺「二年生の喜緑江美里さん!!!なかなかどーして……かわいらしい」
みくる「知ってるんですか?」
俺「それはもう!北高のホークアイとは俺だからね。なんでも知っているのさ!!!!」
キョン(一歩間違えれば変態じゃないか)
217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 22:58:30.21 ID:Isq2yTiaO
てなわけで喜緑さんの彼氏、消えたコンピ研部長(本当の彼氏ではない、と信じている) を探しに彼の家まで来ちゃいました。
古泉やら長門は険しい感じを出していたけど何が起こるかしってる俺は特に慌てず、コンピ研部長のポスターを引きはがし
ポケットに忍ばせた。残念なことに平野綾、茅原実里、後藤邑子の三人ポスターじゃなかったが!
可愛かったのでNO!なんの問題もない!
もちろんこの後一旦解散し、集合したのは予想通りだったわけです。が
219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 23:06:02.60 ID:Isq2yTiaO
キョン「どうしたんだ長門」
長門「この部屋の内部に、局地的非侵食性融合異時空間が制限条件モードで単独発生している」
キョン「……ようするに何をするんだ?」
長門「……」スッ
俺「ルーラ」
ドォォォォォォン!!
長門「侵入コード解析完了」
俺「ワクワクが押し寄せてくる!!」
ビカァァァァァァヂュウウウ
長門「お出まし」
221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 23:12:07.82 ID:Isq2yTiaO
みくる「ひええ…」
キョン「呆れたな、まさかこれもハルヒの仕業か」
俺(いいなぁキョン、みくるに抱き着かれて……胸があたってんじゃん!!!うらやましい)
ポウ…
古泉「おや?不完全ながらも僕の力も有効化されるようですね」
俺「おりゃぁぁぁぁぁ!!!ボディーが甘いぜ!!!」
ぽこっ
カマドウマ「ぎちぎち」
バシッ
俺「ぽげふっ」どさっ
キョン「『俺』!!!!」
俺「いてー、ちががでた。でも楽しいんですけど!」
222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 23:17:53.65 ID:Isq2yTiaO
キョン「おい古泉、さっさとやれ」
古泉「了解しました。ふーんもっふっ!!!」
バシッ
俺「さ、サイコボール!!!!すっげえええ!!!!!!」
長門「※※※※※」
パァン!!!
キョン「うおっ!?」
古泉「終わりですか?」
俺「YouWin。PERFECT!!!」パチパチパチパチ
どさっ
キョン「おい『俺』が倒れたぞ!!出血を止めてくれ長門!!」
俺「あー、刀くらいあればなぁ………がく」
225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 23:30:14.14 ID:Isq2yTiaO
俺「んん………?」むくっ
古泉「おや、お目覚めですか。どうです?お体の具合は?」
俺「悪阻が酷くて……」
古泉「それは安心しました」
俺「怪我してないね俺」
古泉「あの空間は僕たちの空間と異なる部分が多々あるので、その影響でしょう」
俺「ふんふん、で。ここまで運んだのは古泉?」
古泉「僕と…新川さん、とお呼びすればわかりますか?途中までは彼もいましたが」
俺「スネーク!!森さん田丸兄弟も知ってるよ」
古泉「なるほど、ではお願いがあるのですが、この夏休みにとある計画がありまして」
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ミステリックサインいんおれ 完!
次回、ミステリックサインおかわり!じゃなくておかえり。
絶対見てくれよな!
232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/12(火) 23:55:58.15 ID:Isq2yTiaO
今日はコレ以上書けなさそうなんでまた明日まで残ってたら続けて、落ちたら土日に書きます。
読んでくれた人ビカァァァァァァヂュウウウゥゥゥノシ
233 名前: ◆nxGI48o4Yo [] 投稿日:2009/05/12(火) 23:57:05.19 ID:Isq2yTiaO
あ、一応トリつけときます