1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 19:02:36.08 ID:j7Cb4uBG0
古泉「ほう、長門さんの手作りクッキーですか」
みくる「きっとキョンくん喜びますね」
長門「コクリ」
ハルヒ「みんなお待たせ!」ドン
長門「あっ…!」
ボロッ
長門「そんな……」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 19:05:32.72 ID:j7Cb4uBG0
みくる「長門さん…」
ハルヒ「んっ?みんなどうしたの?」
ハルヒ「……あっ!ちょっと!なによこのゴミ!」
長門「!?」
ハルヒ「部室はいつもキレイにしなさいって言ってるでしょ!」
ハルヒ「散らかしたならちゃんとゴミ箱に捨てる!」ポイッ
長門「酷い…」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 19:09:12.48 ID:j7Cb4uBG0
長門「あ、謝って…」
古泉「!!」
みくる「!!」
ハルヒ「えっ?なに?」
長門「私のクッキーを捨てたこと…謝ってほしい」
ハルヒ「はっ?クッキー?なに言ってるの、有希?」
ハルヒ「ああ、もしかしてさっきのゴミのこと?」
長門「……そう、あなたが捨てたゴミは私が作ったモノ」
長門「だから謝ってほしい…」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 19:13:38.05 ID:j7Cb4uBG0
ハルヒ「ちょっと待ってよ!謝るも何もあんたのクッキー…」
ハルヒ「床に落ちちゃってて食べれないじゃないの…だから捨てたのよ」
長門「そ、その原因を作ったのが…あなた…」
みくる「(長門さん、頑張ってください!)」
ハルヒ「原因って…クッキーが床に落ちたこと?」
長門「そう」
ハルヒ「はぁ〜?なんで私が落としたとか言われなきゃいけないのよ!」
ハルヒ「自分のせいなのに人に擦り付けるなんて最低よ!」
長門「……ううっ」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 19:19:28.06 ID:j7Cb4uBG0
古泉「でも僕たちは見ていましたよ…」
古泉「涼宮さんがぶつかって長門さんがクッキーを落とすのを…ねぇ朝比奈さん?」
みくる「は、はい!私も見てました」
長門「!!」
ハルヒ「で、でも!ボケッと突っ立てる有希が悪いのよ!」
長門「そんな…」
古泉「でもぶつかったのは事実ですよね?」
ハルヒ「ううっ…それは…」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 19:25:19.52 ID:j7Cb4uBG0
長門「私はあなたが故意でやったとは思っていない…」
長門「確かにあなたを避けれなかった私にも非があるのも確か…」
長門「だからそれについては謝る…ごめんなさい」ペコッ
長門「だ、だからあなたも謝ってほしい。お願い」
古泉「長門さん…」
みくる「涼宮さん!お願いです!長門さんに謝ってください!」
古泉「僕からもお願いします…涼宮さん」
ハルヒ「なっなによ…みんなして」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 19:29:15.67 ID:j7Cb4uBG0
ハルヒ「あ〜分かったわよ!謝ればいいんでしょ!謝れば!」
みくる「涼宮さん」
古泉「良かったですね、長門さん」
長門「コクリ…」
ハルヒ「はい、ごめんなさい!はい、終わり!これでいいのよね!」
みくる「……」
古泉「……」
長門「……」
ハルヒ「この件はもうこれでお終いよ!後でぐちぐち言ったら死刑だからね!」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 19:33:30.94 ID:j7Cb4uBG0
長門「あ、あう…」
ハルヒ「なによ、有希?なんか言いたそうだけど?」
―ガチャッ―
キョン「ふう〜遅れてすまんな…」
ハルヒ「ちょっと!キョン!来るの遅いわよ!」
キョン「ああ、掃除が長引いてな……んっ?みんなどうかしたのか?」
古泉「い、いえ…」
ハルヒ「それよりもキョン!今日は特別にあんたに渡す物があるのよ!」
キョン「えっ?おれに?」
ハルヒ「はい、これ。私が作ったクッキーよ!」
長門「!!」
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 19:41:15.49 ID:j7Cb4uBG0
キョン「おい、これハルヒが作ったのか!?」
ハルヒ「そうよ、あんたのために一生懸命作ったんだから感謝して食べることね!」
長門「そんな……」
キョン「おっ!こいつはなかなか美味いぞ!」
ハルヒ「ほんと?」
キョン「ああ、ほんとだ。こんな美味いクッキー今まで食べたことない」
長門「やめて…」ポロポロ
ハルヒ「他の人が作るクッキーよりも?」
キョン「そうだな。ハルヒのを食べてしまえば他の奴のクッキーはいいかもな」
長門「酷い…」ポロポロ
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 19:45:36.63 ID:j7Cb4uBG0
キョン「それにしてもこのクッキー美味いな…何枚でもいけるぞ」ポリポリ
長門「あっ…あっううっ…」
長門「ダメ…それ以上食べないで」バッ
キョン「あっ!」
ボロッ
長門「しまった…」
キョン「おいっ長門!なんてことするんだ!」
ハルヒ「酷いわ!私が一生懸命作ったクッキーを…」
長門「違う…これはその…」
キョン「長門!ハルヒに謝れ!」
長門「!!」
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 19:47:06.85 ID:j7Cb4uBG0
――という感じで誰か続き書いてくれませんか?
正直、ここまでしか考えてないので、誰かお願いします。
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 20:02:45.94 ID:1NntUzxt0
長門「・・・・・・・・・」
キョン「おい、長門!」
長門「・・・ごめんなさい・・・・」
ハルヒ「・・・・ふん!いいわよ、許してやるわ!」
「私は有希と違って、心が広いからね!」
キョン「もう、こんなことしちゃダメだぞ」
長門「うぅ・・・・」バッ
キョン「おい!どこ行くんだ、長門!」
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 20:11:04.86 ID:1NntUzxt0
キョン「おいおい・・・どうしたと言うんだ」
古泉「キョン君、実はですね・・・・」ゴニョゴニョ
キョン「な、長門もクッキーを焼いていたのか!?
それで、床に落ちてしまったのか・・・・」
古泉「ええ、それで落としてしまった原因は・・・・」ゴニョニョ
ハルヒ「ち、ちょっと古泉くん・・・・!」
キョン「・・・・・ハルヒ!!」
92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 20:18:31.41 ID:1NntUzxt0
キョン「ハルヒ、事情は聞かせてもらったぞ・・・・」
ハルヒ「あれは事故よ、事故!
わざとそんなひどいこと、するわけないでしょ!!」
キョン「だが自分の作ったものだけ食わせておいて・・・・
かたわらにいた長門が、かわいそうだろう!」
ハルヒ「そんな・・・!キョンだって、こんな美味しいクッキー食べたら
他はいらないって、言ったじゃない!」
キョン「・・・事情を知ったら、もう食う気が失せたさ」
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 20:21:09.69 ID:1NntUzxt0
ハルヒ「わ、私だって・・・・キョンにクッキー食べてもらいたかっただけなのに・・・・!」
キョン「・・・・・・・とにかく、俺は長門の方に行ってくる・・・・
お前はあとで、改めて長門に謝罪しろよ!」ガタンッ
ハルヒ「ううぅ・・・・・グスン」
みくる「涼宮さん・・・・」
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 20:35:21.08 ID:1NntUzxt0
長門「彼に嫌われてしまった・・・・
もうクッキー作っても、食べてもらえない・・・・」
キョン「おーい、長門ー?」
長門「!彼が・・・来る・・・」
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 20:43:59.17 ID:1NntUzxt0
キョン「長門!」
長門「・・・・ごめんなさい・・・」
キョン「いいよ、もう。事情は分かった
俺の方こそごめんな キツイこと言った」
長門「・・・!」
キョン「さ、部室に帰ろうぜ。こんなとこに座ってないで。
あいつも勝手なヤツだけど、謝るってさ」
長門「・・・・」コクッ
112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 20:57:29.27 ID:1NntUzxt0
ハルヒ「有希、ごめんなさい・・・・」
長門「・・・・いい」
キョン「いいってのは、許すってことだよな」
長門「そう」
古泉「ふふっ、これで一件落着ですね」
みくる「そうですね!」
キョン「ハルヒ、あまり意地悪なことするなよ」
ハルヒ「分かったわよ・・・・」
113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 21:06:42.73 ID:1NntUzxt0
キョン「・・・長門、お前が焼いてくれたクッキーだけど・・・」
長門「あっ・・・・」
キョン「俺のために、焼いてくれたのか・・・?」
長門「・・・・・・・・そう」
キョン「そうか・・・・・ありがとな。」
長門「もし・・・良かったら、また・・・・焼いてあげる・・・」
キョン「ああ。よろしく頼むよ。」
長門「・・・・・・///」
オワリ