長門 「……ちょっと待って」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:古泉「どうやら今日は二人だけのようですね」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/29(水) 20:20:38.53 ID:n8alQZoG0

=ある天気の良い小春日和、西校旧館へ向かう廊下=

長門 「……(今日はいい天気だな…)」テクテク

長門 「……(こんなに天気がいいと部室で本を読むのも気持ちいいだろうなw)」ワクワク

=部室=

ハルヒ「今日はみんなでトランプやるわよ〜!」

みくる「わぁいw 私トランプ大好きでぇす」


4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/29(水) 20:22:58.25 ID:n8alQZoG0

キョン「まぁお前にしてみれば普通だな。こんなに天気がいいと、いつもなら唐突に探検だの野球だの言うのに、今日はトランプでいいのかい」

ハルヒ「そうよ! 私だってこう見えて一応普通の女の子なんだから、いつも変なことばっかやってられないっての!」

古泉 「でわ、僕はバイトがありますのでこれで」ニコッ

ハルヒ「なぁに〜? 古泉君帰っちゃうのぉ? まぁいいわ。だったら今日は有希に参加してもらいましょう。いつも読書ばっかしてると、頭おかしくなっちゃうものね!」

長門 「!?」


5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/29(水) 20:26:15.88 ID:n8alQZoG0

ハルヒ「ねぇ有希ぃ〜 みんなでトランプやるんだけど、一緒にやらない?」

長門 「構わない。」(…はぁ、せっかくの読書日和がもったいないな…)

ハルヒ「じゃぁやりましょう!w」

長門 「……」(これも任務だから仕方がない。第一、涼宮ハルヒの機嫌を損ねさせてしまうとまた閉鎖空間の出現につながりかねない。それを考慮すると今はトランプをや

りながら涼宮ハルヒの観察を継続するのが妥当…)

ハルヒ「じゃあまずはババ抜きやりましょう!」

キョン「よぉし! 今日こそはハルヒをビリにしてやりましょう、朝比奈さん!」

みくる「はぁ〜いww いつも涼宮さんは1番抜けですから、今日ぐらいは私が1番でぇすw」

長門 「……」(はぁ…)

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/29(水) 20:33:06.27 ID:n8alQZoG0

=10分後=

キョン「また俺がビリかよ〜。一体全体何でいつもハルヒが一番なんだよ!」

ハルヒ「ふふぅんw まぁこれが才能ってやつなのよ。つまりキョン、あんたにはババ抜きの才能がないってことだわ! トランプの神様に見放されてるんじゃない?ww」

みくる「もう一回やりたいでぇす! わたしだってたまには勝ちたいです!」

長門 「……」(それは不可能。涼宮ハルヒは自分の願望を実現する力を持っている。たとえこんなに些細な勝負事でも、彼女は自分が1番になることを望んでいる。そう、彼

女はいつもそうして自分の願望を叶えてきた。他人の気持ちなんか彼女にとっては関心の対象外。だから私は現在、こうしてトランプと言う人間の娯楽に無理やり付き合わさ

れているのだ。)

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/29(水) 20:39:40.49 ID:n8alQZoG0

ハルヒ「まぁいいわ! 結果は見えてるけど、みくるちゃんに免じてやってあげるわよ!wwありがたく思いなさい!あほキョン!」

キョン「へいへい」

長門 「……」(なにが『やってあげるわよ!w』だ。本当はこんな風に何もかもが自分の思い通りに行くのが楽しくて仕方無いくせに。そう、ちょうど私にとっての読書の

時間の様に……。そこでは心地よく、優しく、とても静かな世界が私を包んでくれる…。なのにどうして私がこんなエゴイストとも言うべき、願望にまかせて生きている様な

一人の地球人に邪魔をされなければならないの?…)


10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/29(水) 20:45:39.25 ID:n8alQZoG0

=さらに10分後=

長門 「……あがり」

ハ・キ・み「!?」

キョン「……な、長門が1番だと……? ハルヒ、お前負けるの初めてじゃないか?」

みくる「わぁw 長門さん凄いでぇす!」

ハルヒ「……」プルプル


12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/29(水) 20:51:53.45 ID:n8alQZoG0

ハルヒ「……嘘だわ!……認めないわこんなの!」ガクガク

キョン「いいじゃないかハルヒ!お前だって普通の人間なんだ、負けるときぐらいあるさ」

ハルヒ「うっさいわねバカキョン! いちいち口出しするんじゃないわよ!」プルプル

キ・み「……」

長門 「……」フルフル(あぁ……。)

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/29(水) 20:57:30.02 ID:n8alQZoG0

ハルヒ「ちょっと有希! あんた絶対イカサマしたでしょ! そうに決まってるわ!!」

長門 「……何もやってない。」ガクガクブルブル(どうしよう……)

ハルヒ「じゃあ何であんたが1番なわけ? 分かるように説明しなさいよ!」

長門 「……1番になる確率はみんな同じ」フルフル(つい情報操作を行使してしまった……。一刻も早く彼女の怒りを鎮めなくてわ……)


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/29(水) 21:02:40.90 ID:n8alQZoG0

ハルヒ「今まで負けたことのなかった私が、どうしてあんたが入った今日に限って負けるの? これも確率論で説明できるなら、説明してみなさいよ!!」プルプル

長門 「……」(確かにこれは確率論では説明できない。でも今まで涼宮ハルヒが負けなかったのも確率論では説明できない。しかしこのことを彼女に説明することは許されない……。あまりにも理不尽……)

ハルヒ「何とかいいなさいよ!」ピクピク

キョン「まぁまぁ、落ちつけよハルヒ。今日はたまたまツイてなかっただけさ……」

みくる「そ、そうですよ涼宮さん……。今度は絶対涼宮さんが1番ですよ!」

ハルヒ「もういいわ。今日はもう帰る!」プンッ

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/29(水) 21:07:21.37 ID:n8alQZoG0

長門 「……ちょっと待って」ガクガク(……今日と言う今日は、彼女に一泡吹かせて見せる……)

ハルヒ「!?」

長門 「あ、あなたは、ああまりにもり、理不尽……」フルフル(そう、あなたは理不尽……)

ハルヒ「……何よ有希! 私に何か文句あんの?」ピクピク

長門 「ひぃっ!や、やめて」ガクブル

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/29(水) 21:15:02.49 ID:n8alQZoG0

ハルヒ「やめてって何よ? 言いたいことがあるなら言いなさいよ?」ピクピク

長門 「だ、だから、私が言いたいのは、その……あ、あなたが……」

ハルヒ「だから何だってのよ!!」ズズッ

長門 「きゃぁぁあっ! ご、ごごめんなさい」ブルブル

ハルヒ「いい度胸だわ! ちょっと表出なさいよ!」ガタッ テクテク

長門 「うえっ、ひくっひくっ……」

キョン「あぁ、行っちまったな……」

みくる「……ふえぇぇ。涼宮さん怖いです……」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/29(水) 21:20:37.93 ID:n8alQZoG0

=別の教室=

ハルヒ「……そこに座りなさいよ。」

長門 「……コクッ」(彼女は一体これから私に何をするのだろうか……)

ハルヒ「……その、ごめん…ね……?」

長門 「!?」(……どうして?)

ハルヒ「実はね、そんなに怒ってないんだ……」


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/29(水) 21:24:46.68 ID:n8alQZoG0

長門 「!?」(では何故私に対してあのあのような言葉を発したの?)

ハルヒ「今日ね、私ちょっとおかしいんだ……」

長門 「……体調でも悪いの?」

ハルヒ「そうかもね……。なんか有希を見てるとね……、つい……。」

長門 「……?」(本当に今日の涼宮ハルヒは変……。まるで別人のよう。)


30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/29(水) 21:29:29.55 ID:n8alQZoG0

ハルヒ「もう、バカ……。」テクテク

長門 「ひゃああ!!」(なぜ抱きつくの?!)

ハルヒ「ずっと有希のことが好きだったの……。でも、有希全然私にかまってくれないからつい……」スリスリ

長門 「まって……あ、あなたは……」

ハルヒ「こんなに可愛い顔して……。もっと近くで見せてよぉ……」ギュウウ


33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/29(水) 21:38:45.49 ID:n8alQZoG0

長門 「は、離して……」フルフル

ハルヒ「嫌……もう離さない。」ギュウウ

ハルヒ「綺麗な肌……すごく白くて、柔らかい……」

長門 「……」ガクブル(これは一体何?ここまでの異常行動は統合思念体のデータには、無い……)

ハルヒ「どうして震えてるの? 私じゃ嫌なの……?」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/29(水) 21:46:18.00 ID:n8alQZoG0

長門 「……嫌ではない。でも、これは私たちにとってとても困ること。」

ハルヒ「何が困るの? こんなに楽しいじゃない……?」サワサワ

長門 「うぁっ、そんなに触られると……」ゾクゾクッ

ハルヒ「可愛い声出しちゃってww……キスしたくなっちゃうじゃない…」チュッ ッチュ

長門 「ぅぁ……チュッ、ッチュ」


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/29(水) 21:55:44.04 ID:n8alQZoG0

ハルヒ「有希のいい匂いで私の中がいっぱいだよぉ……」

長門 「もう、ダメ……。好きにして……」

ハルヒ「有希がこんなにしおらしいところ、初めて見た……。もっと気持ちよくしてあげるぅww」バサッ

長門 「わわぁ!? や、やめてぇぇ」

ハルヒ「嫌よぉ。好きにしてって言ったのは有希なんだからねw」


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/29(水) 22:02:18.34 ID:n8alQZoG0

長門 「……」(初めて人前で裸になった……。」

ハルヒ「有希純情そうな顔して、意外と大胆なんだねぇ」

長門 「そんなことはない。それを言うならあなた。そんなに激しく胸を揉まないでっ……ぅぁ」

ハルヒ「綺麗な乳首だねw ねぇ?ここ舐めたら有希どうなっちゃうの?」チュッ

長門 「!? ぅっ、うぁあっ、ふぁ……」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/29(水) 22:08:49.13 ID:n8alQZoG0

長門 「!? ぅっ、うぁあっ、ふぁ……」

ハルヒ「下もだいぶ濡れてきたわねww こんなのも気持ちいの?」グチュグチュ

長門 「ぁぁぁあ、もうダメぇ……あうぅうっ」ビクッ、ビクッ


       −完ー

支援してくださった皆様ありがとうございました。
これが自身2作目のSSでした。
また勉強して出直してきます。

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/29(水) 22:32:37.32 ID:n8alQZoG0

長門の純朴さとハルヒのツンデレを表現したかったんだけど、見事にしゅっぱいしました!
明日から本気出す!!



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