佐々木「キョン、君には失望したよ。二度と僕の前に現れないでくれ」


メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:長門「・・・私を好きににしていい」

ツイート

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 18:24:00.35 ID:Xii0goZZO

キョン「おいーっす、久しぶりだな佐々木」
佐々木「くっくっく…よしてくれ。僕を笑い死にさせる気かい?」
キョン「ん?なんのことだ?」
佐々木「なんのことって…もう一度言ってごらんよ」
キョン「おいーっす」
佐々木「クツクツクツ…すまない。謝るからもうやめてくれ。ほんとに笑い死にしそうだ」


4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 18:26:28.07 ID:Xii0goZZO

キョン「さっきから一体なんのことを言ってるんだ?」
佐々木「くっくっくっくっくっ……ふぅ…。…君は昔から鈍感だったが、まさかこんなことまで聞かなきゃわからないのかい?」
キョン「悪いが全くわからん」
佐々木「どうやら君に対するイメージを変えなきゃいけないみたいだね。ねぇキョン、いかりや長介は知ってるよね?」
キョン「誰だそれは」
さ「えっ!?知らないのかい!?いかりや長介だよ!?」
キョン「生憎俺にはそんな日本人かどうかすら怪しい知り合いは居らん」
佐々木「…本気で言ってるんだね、キョン?」
キョン「あぁ」


5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 18:28:09.99 ID:Xii0goZZO

佐々木「キョン、君には失望したよ。もう二度と僕の前に現れないでくれ」スタスタスタ
キョン「何言ってんだよ…おいっ!佐々木!」
佐々木「気安く話しかけないでくれないか」
キョン「っ…!」
佐々木「さようなら」スタスタスタスタ…
キョン「…」


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 18:29:36.78 ID:Xii0goZZO

〜翌日〜

一体なんだったんだ?何か勘に触るようなこと言ったか?
あれから謝罪のメールをしたが宛先不明で返ってくるし、電話をしても「お掛けになった番号は、現在使われておりません」だ
どうやら完全に拒絶されたようだな
最悪の展開だ…


10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 18:31:00.40 ID:Xii0goZZO

なんて陰鬱なことを考えながら例のクソ長い坂道を歩いていたわけだ

谷口「おい、キョーン」

帰りに佐々木の家に行ってみるか
そういえばアイツの家に行くの久しぶりだな

谷口「おい、キョン!聞いてんのか?」

高校に入ってからさっぱりだったからなぁ
にしても、久しぶりに再開してスグ絶縁されるとは…
相当頭にきてるんだな、アイツ

谷口「キョン!おいーっす!」

どうせ授業なんざ受けてても船を漕ぐだけだからな
何に怒ってるのかじっくり考えてみるか

谷口「だめだこりゃ」


13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 18:35:01.00 ID:Xii0goZZO

〜教室〜

谷口の奴がなんか騒いでたが、朝からあいつに構ってやれるほど今の俺に余裕はないな
それにしても「イカリヤチョスケ」ってなんだ?
食べ物か人なのか…?
もしかしてお笑いコンビか!?
でも佐々木がお笑いを見るハズ無いよなぁ
人並みに見てる俺ですら聞いたことないコンビ名だ

などと考えてたら団長様が登校なさった

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 18:39:47.52 ID:Xii0goZZO

春日「夢でお会いして以来ですね、キョン君。本物の春日ですよ、トゥッス!」
キョン「…」
ハルヒ「ちょっとキョン!団長がボケてるんだからツッコミなさいよ!」
キョン「あ、いや…すまん」
ハルヒ「罰として次の不思議探索もあんたの奢りね」
キョン「へいへい」
ハルヒ「…?やけに素直ね」
キョン「そんなことよりハルヒ、イカリヤチョスケって知ってるか?」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 18:43:45.29 ID:Xii0goZZO

ハルヒ「は?なによそれ」
キョン「だよなぁ…。いや、なんでもない」
ハルヒ「変なの」

どうやらハルヒは知らないらしい
妙なことまで詳しいあのハルヒが知らないくらいだ
お笑い関係ということはなさそうだな
なんかの学術用語か?…佐々木なら有り得るな
昼休みに長門にでも聞いてみるか

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 18:48:15.58 ID:Xii0goZZO

〜昼休み・部室〜

キョン「長門〜居るか?」ガチャッ
長門「…」チラッ
キョン「おぉ居たか。スマンが長門、聞きたいことがある」
長門「……なに?」
キョン「イカリヤチョスケってなんだ?」
長門「…?」
キョン「いや、昨日佐々木に言われたんだ」
長門「情報統合思念体にアクセスしてみる」
キョン「悪いな」
長門「…いい」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 18:55:48.56 ID:Xii0goZZO

長門「イカリヤチョスケに該当するものはない」
キョン「そんなハズはないだろ?佐々木が言ってたぐらいだぞ?」
長門「…もしかして いかりや長介…?」
キョン「ん…?そう言ってたかも知れんな」
長門「いかりや長介なら有名なお笑い芸人」
キョン「お笑い!?」
長門「元々はバンド活動をしていた。ちなみに晩年には俳優としても活躍した偉大な人」
キョン「聞いたことがないな…」
長門「あなたは日本人として腐ってる」
キョン「長門?」
長門「私の長は長介氏から頂いた大切なもの。気安く呼んでほしくない」
キョン「…」
長門「出ていって」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 18:58:44.56 ID:Xii0goZZO

長門の奴どうしたんだ?
あんな風に怒った長門を見たのは初めてだ
それにしてもお笑い芸人だって?あの佐々木がお笑い好きとはなぁ…
意外な感じもするが、良い口実ができた
お笑いライブにでも誘って許してもらうか

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 19:03:35.33 ID:Xii0goZZO

〜放課後・部室〜

コンコンッ
みくる「はぁ〜い」
キョン「こんにちは、朝比奈さん」
みくる「?」
キョン「どうしました?」
みくる「キョン君熱でもあるんですか?」
キョン「え?」

ガチャッ!
ハルヒ「みんな!おいーっす!」
みくる「あ、涼宮さん!おいーっす!」
長門「おいーっす」
ハルヒ「こら、有希。声が小さいわよ!おいーっす!」
長門「おいーっす!」
ハルヒ「合格♪」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 19:09:19.64 ID:Xii0goZZO

一体何が起きてるんだ?
あの長門があんな大声を出すなんて…

ハルヒ「ちょっとキョン!挨拶は?」
キョン「あぁ…よぉ」
ハルヒ「…あんたふざけてるの?」
キョン「え…?」
ハルヒ「おいーっす!」
キョン「少し静かにしてくれ。耳が痛くてかなわん」
キョン「だいたい おいーっすってなんだよ」
ハルヒ「あんた本気で言ってんの?」
キョン「あぁ。なんか変か?」
ハルヒ「…あんたもう来なくて良いから」
キョン「はぁ!?」

ごめんちょっと落ちる
需要なかったら落としてくれ

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 19:25:33.25 ID:Xii0goZZO

キョン「いきなり何を言い出すんだお前は」
ハルヒ「あんたチョーさん知らないんでしょ?」
キョン「チョーさん?あ〜…いかりや長介のことか?」
長門「…呼び捨て禁止」ボソッ
キョン「…いかりや長介さんとやらがどうした?」
ハルヒ「あんた本当に知らないの?ドリフターズよ?8時だよ!?」
キョン「すまんがさっばり分からん」
ハルヒ「もういいわ…ほんとに明日から来なくて良いから」

ガチャ
古泉「みなさん、おいーっす!」
キョン以外「おいーっす!!」
ハルヒ「…」チラッ
キョン「ん…?」
ハルヒ「…」プイッ
古泉「おやおや…涼宮さん、申し訳ありませんが急にバイトが入りましたので失礼します」
ハルヒ「あらそう。じゃあまた明日ね、古泉くん。歯磨きなさいよ?」
古泉「えぇ。では」ガチャ


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 19:35:21.30 ID:Xii0goZZO

おかしい
何もかもおかしい
いや、俺がおかしいのか?
みんなは「いかりや長介」を知っていて俺だけは知らない
これでも俺は普通の高校生のつもりだ
それなのに俺だけが知らないなんて…

ハルヒ「あんたまだ居たの?目障りだから早く出ていってくんない?」
キョン「くっ…!」
長門「はやく」
みくる「キョン君…こればかりは庇えません…さようなら…」
キョン「長門…朝比奈さんまで…クソッ」ガチャッ

みくる「ほんとに良かったんですか…?涼宮さん…」
ハルヒ「いいのよ、あんなバカキョン」
長門「彼は私の長さんを呼び捨てした。万死に値する」
みくる「ひょぇ〜っ」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 19:39:36.08 ID:Xii0goZZO

〜自宅〜

まさか「いかりや長介」知らないだけで佐々木とSOS団全員から嫌われるとはな…
そういや古泉のやつ急にバイトが入ったって言ってたが…まさかな
いくらハルヒでも俺が無知なだけで閉鎖空間なんて作らないよな

〜閉鎖空間〜

神人「おいーっす!」
古泉「…困ったものです」


34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 19:43:12.67 ID:Xii0goZZO

古泉「おかしいですね…いつもならスグに見つかるハズなんですが…」
機関A「古泉!うしろ、うしろ!」
古泉「はい!」バッ
古泉「居ない…」
機関B「古泉!うしろだ!うしろ!」
古泉「今度こそ!」バッ
古泉「また居ない…」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 19:49:16.38 ID:Xii0goZZO

古泉「遠くから叫んだかと思えば急に消える…厄介な神人ですね…」


〜キョンの家〜
古泉に確認の電話をしてみたが、かれこれ一時間近く圏外のままだ
ほんとに閉鎖空間が発生しやがったのか?
…でももういいか
俺には関係ない。佐々木にもSOS団にも嫌われた…
…佐々木!?そうだ、帰りにあいつの家に行くんだった!
まだ7時か。食事時かも知れんが今はそんなこと言ってる場合じゃねぇ


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 19:54:36.86 ID:Xii0goZZO

〜佐々木の家〜

ピンポーン
ガチャ「はい」
キョン「あ、中学の頃仲良くしてた○○です」
佐々木母「あらキョン君久しぶりね。随分成長したわねぇ」
キョン「どうも。佐々木帰ってます?」
佐々木母「ちょっと待っててね、呼んでくるから」

まだ怒ってるだろうなぁ…
佐々木は妙に頑固なとこがあるからなぁ
いかんいかん、ネガティブになってどうする
きちんと謝って週末のお笑いライブに誘おう
きっと許してくれるさ、うん

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 20:01:22.88 ID:Xii0goZZO

佐々木「…」
キョン「よっ、よぉ…!」
佐々木「昨日言ったハズだよね?二度と僕の前に現れないでくれと」
キョン「あぁ…昨日は本当にすまなかった」
佐々木「…」
キョン「お前がお笑い好きなんて知らなかったんだ。しかもドリフターズなんてマニアックなグループを知ってるなんて」
佐々木「…」イライラ
キョン「俺も割とお笑いは見てる方だと思ってたんだが、まだまだみたいだな」
佐々木「…」イライライライラ
キョン「そこでだ、週末のお笑いライブ見に行かないか?」
佐々木「…」ピクッ
キョン「お前は詳しいみたいだからな。俺ももっと知りたいし」
佐々木「…誰が出るの?」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 20:05:39.10 ID:Xii0goZZO

キョン「聞いて驚くなよ?今や冠番組まで持ってる有名なお笑いコンビだ」
佐々木「誰なんだい?」ワクワク
キョン「惜しくもM-1は逃しちまったけどな」
佐々木「あぁもう!焦らさないでくれ」ドキドキッ
キョン「すまんすまん、じゃあ言うぞ?」
佐々木「うん」ゴクリッ
キョン「キングコングだ!」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 20:13:01.63 ID:Xii0goZZO

佐々木「…冗談だよね?」
キョン「いや、本気だぞ?他にもエハラマサヒロとか永井佑一郎とか出るんだぞ」
佐々木「人をおちょくるのもいい加減にしてくれ」
キョン「そんなつもりは…」
佐々木「ドリフターズを知らないのは許そう。残念だが中にはそういう人も居るさ」
キョン「…」
佐々木「でも、キングコングはあんまりじゃないかっ!」
キョン「西野のツッコミ面白いじゃないか」
佐々木「西田さんだろっ!!」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 20:20:25.43 ID:Xii0goZZO

キョン「なにを言ってるんだ…?佐々木…」
佐々木「僕は君のことが好きだった」
キョン「!?」
佐々木「でも別々の高校に進学して疎遠になるぐらいならこの気持ちは閉まっておこうと決めていた」
キョン「…」
佐々木「けれど昨日君に再会して嬉しかった。別々の高校に行っても会えるんだって」
キョン「佐々木…」
佐々木「…君がドリフターズを知らないと知った時は恐怖すら覚えたよ。まさかドリフターズを知らない人が居るなんてね」
佐々木「あの時はついカッとなってしまったけれど、あのあと僕は後悔したよ。他の人ならいざ知らず、キョンにあんなことを言ってしまうなんてってね」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 20:21:51.19 ID:Xii0goZZO

すまん、ちょっと親父迎えに行ってくる

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 20:33:47.43 ID:Xii0goZZO

キョン「…」
佐々木「あんなことを言った僕が君に許してもらえるハズなんかないと思った」
佐々木「君に嫌われたとも思ったよ。どうせ嫌われたのなら縁を切ろうとも考えた」
キョン「ん…?」
佐々木「君は気付いてないみたいだけどエラーメールも電話も僕の偽装だよ。君と縁を切ることなんて僕には出来ない」
キョン「佐々木!」
佐々木「でもそれもさっきまでの話だ。君が西村を好きだと言うのなら、僕は君と縁を切る」
キョン「なっ!」


神人「ちょっとだけよ〜ん」
古泉「ふぅ…」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 20:46:52.21 ID:Xii0goZZO

佐々木「さぁ決めてくれ。僕を取るか、西島を取るか」
キョン「俺は…」
佐々木「…」ゴクリッ
キョン「お前が好きだ」
佐々木「!!」
キョン「俺だってお前と縁を切ることなんて出来ない」
佐々木「キョン…」
キョン「残念だが帰ったら部屋にあるキングコングのDVD全巻捨てることにするよ」
佐々木「ありがとう」
キョン「いえいえ。結構好きだったんだけどなぁ」
佐々木「スグに忘れるさ。僕が真のお笑いを教えてあげよう…」ニヤリッ
キョン「お、おう…!」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 20:52:10.85 ID:Xii0goZZO

佐々木「とりあえず君はこれを持って帰りなよ」
キョン「ん?水曜どうでしょう?」
佐々木「あぁ。ドリフと違って芸人は出てこないけどね。これはこれで面白いよ」
キョン「ふ〜ん。…なになに、粗大ゴミで家を作ろう?なんだこれ」
佐々木「くっくっくっ…宮の森に響け!」
キョン「」ビクッ!
キョン「な、なんだか知らんが帰ったら見るよ。じゃあな、佐々木」
佐々木「おやすみ、キョン」


69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 20:57:53.46 ID:Xii0goZZO

〜ハルヒの家〜

まさかキョンがドリフターズを知らないなんてね…
いくら世代が違うからってテレビの特番で見てるでしょうに…
もしかして親がお笑い番組とか見せないのかしら?
悪影響だって言って見せない親も居るみたいだしねぇ…

テレビ「ギリギリスッ!」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 21:06:29.71 ID:Xii0goZZO

ドリフを知らないなんておかしいわ
でもキングコングなら知ってるわよね!
M-1にも出たんだから!
早速明日キョンにDVD貸してあげよう


72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 21:15:17.67 ID:Xii0goZZO

〜翌日・学校〜

ハルヒ「おはようキョン!」
キョン「…」
ハルヒ「ちょっと!無視しないでよ!」
キョン「昨日もう部室来なくて良いって言ったよな?」
ハルヒ「あ、あれは…撤回よ!今日は部室でDVD見るわよ!」
キョン「はぁ?」
ハルヒ「お笑いを知らないあんたに教えてあげるのよ!良いわね?ちゃんと部室に来なさいよ!」
キョン「へいへい」


77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 21:34:39.65 ID:Xii0goZZO

〜放課後・部室〜

ハルヒ「みんな集まったわね?今日は無知なキョンのためにDVDを見るわよ!早速スタート!」ポチッ

DVD「こんにちわっ、キングコングです!イェイェイ!シャカリキがんばろっ!」
DVD「お口チャックマン」

ハルヒ「クスクス…」ニヤニヤッ
キョン「これは…(ダメだ!佐々木と約束したんだ。笑うな俺!)」
みくる「…(なんですかこの人たち…怖いです…)」
古泉「これはこれは…(涼宮死ねよ…)」
長門「…」スクッ
ハルヒ「あらっ、有希どうしたの?」
長門「こんなDVD見たくない」
ハルヒ以外「長門!(よく言った長門!)」
ハルヒ「なに言ってんのよ有希。最高に面白いじゃない!はねトビは平成のドリフね!」
長門「死ね」
古泉「長門さん、気持ちは分かりますがいくらなんでも言い過ぎです」
みくる「そうですよ長門さん!いくらお口チャックマンがつまらないからって言い過ぎですよぉ〜」
キョン「…(佐々木…お前の言ってたことは正しかったよ…)」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 21:46:55.39 ID:Xii0goZZO

ハルヒ「ちょっと…みんなしてなによ…ねぇキョン、面白いわよね?」
キョン「…いや…(すまん西野さん!)」
ハルヒ「キョン!!」
長門「涼宮ハルヒ、あなたはお笑いをバカにしている」
ハルヒ「そんなことないわよっ!」
長門「あなたがどんな芸人を好きで居ようとあなたの勝手。でも西口は有り得ない」

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 21:52:05.23 ID:Xii0goZZO

ハルヒ「西口じゃなくて西野よ!」
長門「そんな素人以下の人名はどうでもいい」
キョン「長門…」
長門「ドリフターズを知らなかった彼の落ち度は計り知れない。しかし涼宮ハルヒの趣味はそれを越えている。常軌を逸していると言ってもいい」
ハルヒ「なに言ってるのよ有希…」
長門「私はあなたが居る限り部室には来ない」
ハルヒ「!?」

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 21:57:35.00 ID:Xii0goZZO

キョン「おい、長門!」
古泉「長門さん…僕も同意見です」
みくる「わたしもです」
ハルヒ「みんな…」ポロポロポロッ
キョン以外「さようなら」ガチャ

ハルヒ「キョン…あんたもさっさと行きなさいよ…」
キョン「ハルヒ…すまんな…」ガチャ
ハルヒ「うっうっ……あんなやつらのことなんてDVDの続きを見て忘れましょ…!」

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 22:05:00.71 ID:Xii0goZZO

〜下駄箱〜

キョン「どうしたんだ、みんなして」
古泉「あなたを待っていたんですよ」
キョン「俺を?」
古泉「えぇ、今後のことを話しておきたいと思いまして」
キョン「そのことなんだが、さっきのあれは酷すぎないか?また閉鎖空間ができるんじゃ…」
長門「そのことなら大丈夫。情報統合思念体によると、涼宮ハルヒのキングコング好きは異常。正に常軌を逸している」
キョン「そんなになのか…?」
長門「彼女は今もDVDを見ている。今までの傾向から言って、キングコングのDVDを見ている間の彼女の精神は非常に穏やか」
古泉「それについては機関側からお話しします。涼宮さんは中学の頃から辛いことがあった時はキングコングのDVDを見ていました」

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 22:14:26.91 ID:Xii0goZZO

キョン「ちょっと待て!それじゃあ閉鎖空間なんて元々発生しないんじゃないのか?」
古泉「そうだとありがたいのですが…。いいですか?いくら落ち着くことが出来ると言っても限度があります」
キョン「…」
古泉「たとえば寝ているとき。それまでにDVDを見ていれば良いのですが、そうでないときは発生してしまいます」
キョン「?」
古泉「簡単に説明します。涼宮さんの携帯のメモリーカードにはキングコングの動画が入っています」
キョン「なんだって!?」
古泉「ですから基本的にはいつでもキングコングを見られるわけですから閉鎖空間なんてものは発生しないんです」
キョン「あぁ…」
古泉「ですが、授業中や食事中など見ることが不可能な状況というものがありますし、そもそも寝ているときになんて不可能です」
キョン「そういうことか…」

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 22:21:05.90 ID:Xii0goZZO

古泉「つまり見る暇もなく寝てしまった時や、極度にイライラした時などに発生するのです」
キョン「昨日のドリフはそんなに強烈だったのか…」
古泉「えぇ…おかげで大変な目に会いました」
キョン「すまん」
古泉「いえ、済んだことですので。それに良いこともありましたので」
キョン「ん?」
古泉「こっちの話です。…まぁそういう訳で閉鎖空間は発生しないので涼宮さんのことは放っておいて大丈夫です。しばらくは引き籠ってDVDを見てるでしょうから」
キョン「そうか…。そう言えば古泉、水曜同でしょうって知ってるか?」
古泉「おやおや、あなたからその言葉を聞くとは…」

118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 22:29:09.25 ID:Xii0goZZO

キョン「佐々木が貸してくれたんだが、有名なのか?」
古泉「えぇ、有名ですよ。元々は北海道ローカルの番組だったのですが、あまりにも人気なので今では各地で放送されています」
キョン「へ〜」
古泉「番組自体は既にレギュラー放送は終わっているのですが、2年に1回ほどのペースで新作のロケにも行ってますよ」
キョン「かなり詳しいんだな」
古泉「人並みにですがね。それにしても佐々木さんがどうでしょう藩士だったとは…意外ですね」
キョン「アイツお笑い好きみたいなんだよな。昨日まで全く知らんかった」
古泉「あなたは本当に鈍感ですね」
キョン「うるせぇ」

キョン「みんな、また明日な」
古泉「えぇ」
みくる「は〜い」
長門「」コクッ

120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[たぶんハルヒはもう出ませんw] 投稿日:2009/04/28(火) 22:39:49.66 ID:Xii0goZZO

〜キョンの家〜

さてとDVD見てみるか ポチッ

DVD「チャーン チャチャチャチャ チャラララーン チャララララーン チャーン ジャジャジャジャーン ジャーン ジャジャジャジャジャーン」

誰だこれ?ん〜?大泉洋?全然違うじゃないか!東野幸治だろ?もしくは鶴見辰吾だろ…
鈴井貴之って誰だ?まぁいいや

面白かった…
なんだこの気持ちは…
キングコングなんかで笑ってた自分が恥ずかしい
お笑い…奥が深い!

129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[たぶんハルヒはもう出ませんw] 投稿日:2009/04/28(火) 22:50:22.99 ID:Xii0goZZO

〜翌日〜

次の日俺は学校に着くなり古泉に引っ張られて屋上へ行った
古泉の目付きがいつもと違うというかクマが凄かった
どうやら俺の感想を聞きたくて寝れなかったらしい
古泉は俺の感想を聞くと満足そうに「そうでしょ、そうでしょ」と叫んでたっけかな
あいつに笑いについて聞いてみたいが今はそれどころじゃない
早く佐々木に会って続きを借りねば!

133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 22:53:41.51 ID:Xii0goZZO

〜放課後〜

授業中に打った佐々木へのメールは予想外の方向に向かった
「今日は塾がないし明日は休みだ。良かったら泊まりに来ないか」
DVDを借りたいだけなんだが、なんで泊まらにゃならんのだ…


136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[エロスを書ける自信がないw] 投稿日:2009/04/28(火) 22:59:00.93 ID:Xii0goZZO

〜佐々木の家の前〜

一応準備はしてきたものの、どうしたものか
いいか、俺。あくまでも目的はDVDを見ることだ
…って言っても16、7の男女が一つ屋根の下ともに一晩を過ごすんだから事が起きるのも仕方ないよな
でもDVD見たいしなぁ…
ええい、ままよ!

ピンポーン

138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 23:03:53.89 ID:Xii0goZZO

ガチャ
佐々木「やぁキョン、いらっしゃい」
キョン「よぉ…一人か?」
佐々木「あぁ、両親は出張でねぇ…くっくっくっ」
キョン「…留守中に泊まったりしていいのか?」
佐々木「かまわないさ。それに2人きりの方がなにかと都合がいい」
キョン「?」
佐々木「クツクツクツ…まぁ上がりたまえ」
キョン「…お邪魔します」

142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 23:14:15.41 ID:Xii0goZZO

佐々木「DVDはどうだった?初期はイマイチだと言う人も居るんだが…」
キョン「いや、面白かったぞ。俺の笑いに対する見る目が変わった。感謝するぞ佐々木」
佐々木「そう言ってもらえると嬉しいね。ねぇキョン」
キョン「なんだ?」
佐々木「…昨日はすまなかった。自分の好きなものを認めてもらって僕は本当に嬉しい」
キョン「急にどうしたんだ?」
佐々木「僕は昨日君にDVDを貸したあと、実は不安だったんだ。君に否定されるんじゃないかって」
キョン「…」
佐々木「そのときに思ったんだ。否定されるかもしれないと考えるだけで不安なのに実際に否定された時の絶望感はどれほどのものだろうと」
キョン「かなり辛いぞ…」
佐々木「だろうね…。けれど君は受け入れてくれた。君を否定した僕を…いや、私を」

147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 23:20:14.90 ID:Xii0goZZO

キョン「佐々木…今、私って…」
佐々木「あはは…急にどうしちゃったんだろうね」ポロポロポロッ
キョン「な、泣くなっ!」ギュッ
佐々木「あっ…」ドキドキッ
キョン「…(顔が近い顔が近い顔が近い!がんばれ俺の理性!)」ドキドキッ
佐々木「…ねぇ…キョン…?私のこと……すきっ?」

149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 23:26:20.53 ID:Xii0goZZO

佐々木「私は……好きだよ、キョン」

世の中の男子諸君、想像してほしい
目の前に、潤んだ瞳で上目使いしながら好きだと告げる美少女が居るところを
こうなっちまったらやることはただ一つ!

>>155

155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/28(火) 23:28:20.33 ID:KzmdNdlu0

俺やっぱりキングコングのことが!

164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 23:32:35.80 ID:Xii0goZZO

キョン「佐々木!」バッ
佐々木「…」ドキドキッ
キョン「佐々木、俺、やっぱりキングコングのことが好きだ!」
佐々木「ふざけてないで答えてくれないか?くっくっくっ…ほんとに君は昔から変わってないな」
キョン「悪かったな。…まぁなんだその…俺も好きだぞ、佐々木」

174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 23:38:33.47 ID:Xii0goZZO

佐々木「ふふふ…こういう時、恋人ならどうするだろうね」
キョン「…キスとかするんじゃないか?って目を瞑るな」
佐々木「君は女の子からさせる気かい?」
キョン「む…。すればいいんだろ、すれば」チュッ
佐々木「…///」カァー
キョン「じ、自分からねだっておいて照れるな!」
佐々木「そうは言っても照れるよ…。初めてだからね」

177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 23:44:29.30 ID:Xii0goZZO

キョン「(ヤバイ…愚息が…!)佐々木、ちょっと離してもいいか?」
佐々木「ダメに決まってるだろ。君の硬いものが当たっているとなると尚更ね。クツクツクツ…」
キョン「なっ!分かってるなら離れてくれ!」
佐々木「そうは言ってもねぇキョン、君の体が僕を求めるのと同じように僕の体も君を求めているんだよ」

183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 23:49:04.65 ID:Xii0goZZO

キョン「おまっ、何言ってんだよ…!」
佐々木「言っただろ…?2人の方が都合が良いって…」ニヤッ
キョン「…」ゴクッ
佐々木「勿体ないよ、キョン…君のツバを僕に飲ませてくれ…」
キョン「佐々木…!」チュゥ…レロレロレロ…
佐々木「っ…んっ……キョ…ン……」

191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 00:00:51.45 ID:P5zR98I7O

キョン「ぷはっ!はぁはぁ…どうだ?」
佐々木「ハァ…ハァ…最高だよキョン…早く部屋に行って続きをしよう」
キョン「あぁ…(こうなったらYeah!Break!Care!Break!やぶれかぶれだ!)」

〜佐々木の部屋〜

佐々木「キョン…優しくね…?」
キョン「あぁ…(さっきからこれしか言ってないな…)」
キョン「佐々木の太もも…綺麗だな…」スリスリスリ
佐々木「あっ…!あんまり焦らさないでくれ…」
キョン「そうだな、既に湿ってるの範疇を越えてるぞこれ」ぷにぷに
佐々木「あっ…あっ……キョン…直接触ってくれ…」
キョン「…なにをだ?」ニヤッ

199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 00:08:35.36 ID:P5zR98I7O

佐々木「言わせるのかい…?君は酷い男だね…」
キョン「ふんっ、俺は鈍感だからな」
佐々木「やれやれ…。キョン」
キョン「ん?」
佐々木「僕のおっ……おま………おまんこを舐めてくれ…」カッー
キョン「いいぞ」ニヤニヤ ピチャ、ピチャピチャピチャピチャ!
佐々木「んあっ…!キョ…キョン!はげ…ひっすぎ…る……んんっ!」
キョン「なんだ?もうイッたのか?」
佐々木「あぁ…少し休憩しよう…」
キョン「そいつは無理だな」
佐々木「!?」

208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 00:17:03.61 ID:P5zR98I7O

キョン「まだ指も入れてないんだぜ?」クチュゥ…
佐々木「まっ、待って!んんっ…いま動かされると…ぁんっ!」
キョン「ん〜どうなるんだ?」ニヤニヤ クチュクチュクチュクチュ
佐々木「あぁっ!…んっ……ん…っ…んんっ!!」
キョン「やれやれ、またイッたのか」
佐々木「ハァ……ハァ…」
キョン「ほんとは俺のも舐めてほしいんだけどな。まぁそれは後でいいか」
佐々木「ん……?」ボッー
キョン「入れるぞ佐々木」
佐々木「えっ……?」ズチュゥ…ブチッ
佐々木「あんっ…きょ、キョンのが入ってる…」

211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 00:24:44.12 ID:P5zR98I7O

佐々木「んっ…っ……あっ…あん」
キョン「くっ…佐々木…!」パンパンパンッ
佐々木「んんっ…ん…っ…キョン…」チュー
キョン「んっ…」レロレロレロ グチュグチュグチュ
佐々木「はっ…んっ…あっ……あんっ…!」
キョン「佐々木…そろそろイクぞ!」ズチュズチュズチュズチュ!
佐々木「あっん……出して…キョン!…私のなっ…かに……んっ!!」
キョン「んんっ!!」ドクッドクッ!

219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 00:37:26.91 ID:P5zR98I7O

佐々木「ハァ…ハァ…んっ…」ボーッ

勢いというものは恐ろしいもんだ
ただの高校生である俺が生でヤっちまって挙げ句の果てに中出しときたもんだ
妊娠したら洒落にならんぞ、これ

佐々木「ねぇ…キョン…?責任取ってくれるよね?」
キョン「あぁ…(ほんとこれしか言ってねぇな)」
佐々木「クックックッ…それを聞いて安心したよ。でもキョン、安心したまえ。今日は安全日だ」
キョン「ん?」
佐々木「つまりどれだけ中に出そうと妊娠はしない」
キョン「ほんとうかっ!?」
佐々木「そうだけど、妙に嬉しそうだね」
キョン「当たり前だろ?一晩中お前の体を求められるからな」ニヤッ
佐々木「!?」

226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 00:45:17.42 ID:P5zR98I7O

〜翌日昼過ぎ〜
キョン「んっ…どうやら寝ちまったみたいだな…」
佐々木「キョ……ン」スヤスヤ
キョン「流石に疲れたか…。5回目からは覚えてねぇや…」

着信37件 メール52件

キョン「なんだこれ…」

拾い上げた俺の携帯のディスプレイに理解を越えた数字が表示されていた

キョン「なにが起きたって言うんだ」

233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 00:51:26.67 ID:P5zR98I7O

古泉 古泉 古泉 古泉…

…どうやら着信もメールも全て古泉かららしい
朝から…って言ってももう昼か、良い目覚めなのに野郎のメールを読まなきゃならんとは…
それにしてもこの量はなんだ
もしかしてハルヒがなにかしでかしたのかっ!?

「どうでしょうのDVD、僕にも貸してください」

おしまい

242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 00:57:42.41 ID:P5zR98I7O

あとがき

初めてのSSで、変なノリになってすまん
最初はPCからやろうと思ったんだが規制中だったんで携帯に…
で、大学の帰りに谷口登場ぐらいまで書き溜めて様子見ながら続きを書こうと思ってやってたらまさかのエロスw
オチつかないし需要あるか分からんから一先ずこれで
なにかあれば、まだ書くけど、どうしましょ?

249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 01:05:10.90 ID:P5zR98I7O

〜キョンと佐々木がお楽しみ中〜

ハルヒ「ふふふ…やっぱり西野さんは最高ね!」
ハルヒ「あぁ…いいわぁ…西野さん」クチュゥ…
ハルヒ「んっ…西野さんっ……あんっ…」クチュクチュクチュ

254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 01:10:59.02 ID:P5zR98I7O

ハルヒ「西野さん…」ゴソゴソゴソッ
ハルヒ「本物舐めたいわねぇ…」んむっ…レロレロ…
ハルヒ「んっ…ふ……ぁ…」ぺろぺろぺろ
ハルヒ「もう我慢できない…」グチュゥ…
ハルヒ「んんっ…!あっ…はぁ…っん…」グチュグチュグチュ
ハルヒ「あっあっ…ん…西野さん…もっと…奥まで…」

257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 01:16:05.96 ID:P5zR98I7O

ハルヒ「はぁ…はぁ……確かこのスイッチを押せば…」カチッ
ハルヒ「ひゃあっ!なにっ…これ!スゴくいい!」ヴィィーン
ハルヒ「んっ!あっ…ぁ……あ…あんっ!」グチュヴィーン
ハルヒ「イッちゃう…!んんっ!!」カチッ
ハルヒ「あっ…はぁ…はぁ……はぁはぁ…」ぬぽぉっ
ハルヒ「西田さん…」



ハルヒ編おしまい

261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 01:29:36.58 ID:P5zR98I7O

佐々木「キョン…僕だけがヤられるというのもつまらない」
キョン「ふむ」
佐々木「という訳で舐めさせてもらうよ」ちゅぷっ
キョン「おぉ…口の中って暖かいな…」
佐々木「ひゅひゅひゅ」じゅるじゅる
キョン「おい…くわえたまま喋るな…」

265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 01:38:58.34 ID:P5zR98I7O

佐々木「んはっ!きもひぃいいかい…!ひょん」はむっ…あむっレロレロ
キョン「あぁ…さっき中に出したばっかなのにまた出そうだ…」
佐々木「んむっ…ちゅぷっちゅぷっ…遠慮せずに出していいよ…一滴残さず飲んであげよう」
キョン「佐々木っ…!んんっ!」ドクッドクッ
佐々木「んっ!…ゴクッゴクッゴクッ…んふぅ…苦いけどクセになりそうだ…」
キョン「おいおい…」
佐々木「キョン…また…こっちにくれないか…?」
キョン「マジか」
佐々木「大マジだよ、君のぺニスが僕をおかしくするんだ…」
キョン「佐々木…」
佐々木「キョン…早く僕のおまんこに君のぺニスを入れてくれ…!」

267 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 01:47:07.90 ID:P5zR98I7O

キョン「佐々木…!グチュゥ…」
佐々木「ああっ…いい…この子宮を抉るような感覚…僕はもうすっかりセックスの虜だ」
キョン「…」パンパンパンッ
佐々木「んっ…ん……っあ…!僕はもうぺニス、いやおちんちんがないとダメみたいだ…幻滅した…んっ…かい?こんな淫乱な彼女に…」

269 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 01:54:41.72 ID:P5zR98I7O

キョン「幻滅なんてしやしないさ」グチュグチュグチュ
佐々木「あっあっあん…!」
キョン「俺が原因だしなっ!」ドクッドクッ
佐々木「あぁん……君が相手で…良かったよ…」スヤスヤスヤ…
キョン「さすがに4回も出すとキツいな…そろそろアナルも攻めてみるか」


淫乱佐々木編おしまい

283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[保守トントン] 投稿日:2009/04/29(水) 05:39:16.12 ID:P5zR98I7O

〜アナル開発編〜

キョン「なぁ佐々木よ」
佐々木「なんだい?」
キョン「…アナルって興味あるか?」
佐々木「アナルというのは肛門のことでいいのかい?…生憎僕は興味ないね」
キョン「そうか…」
佐々木「排出機関である肛門で快感を得るという変態的嗜好は大好きだけどね」

284 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[保守トントン] 投稿日:2009/04/29(水) 05:47:19.78 ID:P5zR98I7O

佐々木「僕は君のぺニスが堪らなく愛しい。一日中しゃぶって居たいぐらいだ」
キョン「佐々木…」
佐々木「でもねぇキョン、いくら愛しいぺニスでも肛門に入ったのを舐めたりすることは出来ないよ」
キョン「…ゴムを付けるさ!俺も病気とか怖いしな」

287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 05:55:44.99 ID:P5zR98I7O

佐々木「そんな顔をするのはよしてくれ、卑怯だ…」
キョン「…」ジーッ
佐々木「…分かったよ、アナル攻めとやらを了承しよう」
キョン「佐々木!」
佐々木「でも条件がある」
キョン「なんだ?」
佐々木「必ずゴムを付けること、それからアナルが終わったら僕のおまんこもいじめること…///」
キョン「へいへい」

288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 06:04:47.73 ID:P5zR98I7O





佐々木「キョン…僕は確かにゴムをしろと言った」
キョン「あぁ」
佐々木「でもゴム手袋というのはあまりにも失礼じゃないかい?」
キョン「佐々木、悪いが俺は 佐々木たんのうんこなら何杯でも食える!なんていう趣味の持ち主じゃない」
佐々木「っ…!」
キョン「ぶっちゃけアナルなんてどうでもいい。お前の乱れる顔を見たいだけだ、セックス中のお前の顔かなり色っぽいぞ」
佐々木「まったく…、君はいつからそんなことを言うようになったんだい?君がSOS団に入ったことは悲しくもあり嬉しくもあったわけだ、クツクツクツ…」
キョン「SOS団かぁ…ハルヒのやつ今ごろどうしてるだろうな」
佐々木「彼女の前で他の女の話かい?どうやら肝心な部分は変わってないらしい」

289 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 06:10:12.92 ID:P5zR98I7O

キョン「すまん」
佐々木「くっくっくっ…そうだ、涼宮さんに僕たちのセックスを見てもらおうか?他人に見られながらというのも興奮しそうだね」
キョン「でもなんでハルヒなんだ?」
佐々木「…あのメス豚に教えてやるのさ、キョンは僕のものだとね」
キョン「そいつは構わんが…その前にアナル攻めてもいいか?」
佐々木「どうぞ、キョン。ローションも使ってほぐしてくれ」

291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 06:19:50.90 ID:P5zR98I7O

キョン「あぁ…」ヌルヌル
佐々木「んっ…肛門をなぞられるというのはなかなか…気持ちいいね」
キョン「そうなのか?」ニュルニュル
佐々木「あっ…あんっ……キョン…気持ちいいよ…」
キョン「1本ぐらいなら入るか?」クチュゥ…
佐々木「まっ!待って!まだ心の準備がっ!」
キョン「ん〜?」クニュクニュ
佐々木「くっ…んっ!…君は本当に自分勝手だね」
キョン「ハルヒにいつも振り回されてるからな、たまには好き勝手したいさ」
佐々木「またあのメス豚の話だ…」
キョン「佐々木?…おーい佐々木さん?」
佐々木「…」ドスッ
キョン「おわっ!男を押し倒すやつがあるか」
佐々木「キョン…!」
キョン「なんだ?」
佐々木「アナルは中止だ」
キョン「なにっ!?」

293 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 06:32:36.20 ID:P5zR98I7O

佐々木「今から君には僕の体内にありったけの精液をぶちまけてもらう」
キョン「…」
佐々木「安心したまえ、今日も安全日だ。ただねぇキョン、女の一番美しいときというのは絶頂を迎えた時だと思うんだ」
キョン「あぁ、それには同意する」
佐々木「うむ、僕は君にもっと僕のことを好きになってもらいたい。それには、自分で言うのもなんだけど、美しい顔を見てもらうのが手っ取り早いと思う」
キョン「それでひたすら中出ししろということか…いいぜ」
佐々木「恩にきるよ」ニヤッ




キョン「また出そうだ…!」パンッパンッパン
佐々木「んっ!出してくれ…!中にいっぱい出してっ…んんっ!」
キョン「うっ!」ドクンッ
佐々木「ハァ…ハァ……ねぇキョン…?」
キョン「…なんだ?」
佐々木「3回も出したあとの君にこんなことを言うのは卑怯かも知れないが…実は今日は危険日なんだ」

296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 06:41:23.02 ID:P5zR98I7O

キョン「それってまさか…」
佐々木「そのまさかさ、かなりの確率で妊娠する」
キョン「!!」
佐々木「母になるというのも、また魅力が増すと思わないかい?それにいくら君でも妊娠させた女を捨てるハズあるまい」
キョン「…」
佐々木「なにもかも涼宮が悪いんだよ…僕のキョンを横取りしようなんてするから…っ!」
キョン「佐々木…」
佐々木「あの女は中学の頃からいろんな男を取っ替え引っ替えらしいじゃないか。そんなメス豚がこともあろうに僕のキョンに手を出すなんてね…」

297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 06:48:48.57 ID:P5zR98I7O

佐々木「あの女は笑いをバカにするだけでなく、神聖な愛の営みまで穢す悪人だ」
キョン「…」
佐々木「いいかい、キョン。君は僕だけを見ていれば良いんだよ…そうすれば何もかも上手くいく…いいね?」
キョン「あぁ…(なんだか不思議な気分だ、逆らう気にならない)」
佐々木「素直でよろしい」ニコッ

298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 06:54:54.68 ID:P5zR98I7O

キョン「連休だからぶっ続けでお前の家に居たいんだが、さすがに3日も家を空けるわけにはいかん」
佐々木「そうだね、僕も少し落ち着きたいし明日にでもまた来てくれ」
キョン「おぉ、じゃあな」
佐々木「うん、愛してるよキョン」
キョン「俺もだ、佐々木」


ハルヒ「…」バサッ

なんなのよ…私はただ西野さんの絵本を買いに行っただけなのに…
どうして?どうしてキョンが佐々木さんの家に?それよりこんな時間(朝の9:30)に家から出てくるってことは泊まったってことよね…?

300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 07:04:12.04 ID:P5zR98I7O

キョン「うぉっ!そこに居るのはハルヒか?」
ハルヒ「えぇ…」
キョン「随分やつれてるな」
ハルヒ「あんた達に否定されてからずっとDVD見てたのよ…」
キョン「西島のか?」
ハルヒ「西野よ…それでご飯食べるのも忘れて笑ってたのよ」
キョン「そうか…」
ハルヒ「ねぇキョン…あんたさっき佐々木さんの家から出てきたわよね?」
キョン「なっ!?…あぁ…」
ハルヒ「セックスしてたの?」
キョン「答える義務はない」
ハルヒ「まぁいいわ…あんた、私とセックスしなさい」
キョン「はぁ?どうしてそうなる。DVDの見すぎで頭おかしくなったんじゃないか?」
ハルヒ「そうかも知れないわね、でも今はそんなことどうだっていいわ!タンパク質をよこしなさいっ!」

302 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 07:13:15.86 ID:P5zR98I7O

キョン「いやだね、休日中に10回は出してるんだ。お前にやる余裕なんてない」
ハルヒ「たかだか10回で限界なの?さすがキョンね…谷口でも13回は出したわよ?やっぱり私相手だとそれくらい出して当然よねっ!」
キョン「…」
ハルヒ「あいつ乱暴だったから13回目の射精で止めたけど体力は余ってたみたいよ。まぁ佐々木さんと違って私だものっ!本能的に犯したくなるのねっ」
キョン「帰るぞ」
ハルヒ「待ちなさいよ!私の体好きにしていいのよ?生でも中出しでも乱交でもいいわっ!ともかく精液を飲ませなさい!」

303 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 07:28:20.28 ID:P5zR98I7O

キョン「黙れクソビッチ!」
ハルヒ「…」ビクッ
キョン「お前が誰とどんなプレイをしてようと勝手だがな、佐々木を悪く言うのだけは許さん」
ハルヒ「なにしようってのよ」
キョン「谷口から貰ったハメ撮り動画をネットに流す」
ハルヒ「なんですって!?」
キョン「最初は谷口の妄言だと思ってたんだがな…よく似てるとは思っていたが本人とは…」
ハルヒ「……て…」
キョン「ん?」
ハルヒ「お願いだからやめて…」ボソッ
キョン「ん〜?まぁお前がどうしてもって言うなら止めてやっても良いが…頼み方ってもんがあるよな?」
ハルヒ「…なんでも言うこと聞くから流すのはやめて…」
キョン「そこまで言うならいいぜ、ハルヒ。俺の奴隷になれ」
ハルヒ「奴隷ですって…?」
キョン「あぁ、気が向いたらセックスしてやるぞ」
ハルヒ「!!分かったわ…あんたの奴隷になってあげる…」
キョン「ふっ…契約成立だな」

306 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 07:41:37.71 ID:P5zR98I7O

それから先は自分でも驚くような展開だった
本当に奴隷になったかの確認だと言ってバイブを入れたまま登校させたり他の男とセックスさせて撮影したり…
見た目だけで判断するアホ共にとって、ハルヒは最高のエサだったようだ
まぁ俺も初対面の美少女にタダで中出しして良いって言われたらホイホイついて行くがな
そんなこんなで気付いたらハルヒは学校の全ての男と関係を持っていた
たいしたやつだ、まったく

307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 07:55:54.83 ID:P5zR98I7O

ハルヒ「ねぇ…キョン、次の撮影はまだなの?あたしもうアソコが疼いて仕方ないのよっ!」
キョン「人に頼ってばっかりじゃなく自分で相手を探してみたらどうだ?」
ハルヒ「そうね…駅前で引っかけてみるわっ!」
キョン「やれやれ…」

数日後、佐々木との営みを終えたあと某巨大匿名掲示板を見ていると
「美少女・女子●生ハメ撮り」なんてスレを発見した
今どきこんな腹筋スレも流行らんだろ…なんて思いながらスレを開き、>>1に書かれたURLを踏んだ

キョン「…なんだ、団長さんじゃないか」

そこに映っていたのは何本ものペニスに囲まれて悦に浸っている団長だった
だがそこにかつての輝きはなく、あるのは挑発的な肉体と浅ましい女の本性だった

キョン「哀れだな、ハルヒ…なにもかもお前が悪いんだぜ。長門を怒らせちまった罰だな…」

俺はURLを自分のPCに送りながら呟いた


長門「無知のクセに知ったかぶる奴ほど始末の悪いものはない」



おしまい

310 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 08:08:46.07 ID:P5zR98I7O

あとがき

ほんとにSS書いてる人って凄いなw
じっくり構成考えて下書き書いて、投下しながら推敲するとか俺には無理だw
書いたこともないのに調子に乗って勢いに任せてスレ立てたがそんな即興で面白いものが書けるハズもなく、結局エロスに…w
こんな俺でも西島さんのおかげで批判もなく読んでもらうことが出来て嬉しかった
エロスはPCならもう少し書けたと思うけど、こんなので良いのか分からんし携帯だと辛いw
ほんと>>1000近くまでいくSSとか凄いよな、投下ペースも早いし

まぁ俺には書くのは向いてないと分かったのでこれからはROM専でいようと思うw
ではでは、こんなつまらないSSに長いこと付き合ってもらってありがとうございました

317 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 10:33:10.74 ID:P5zR98I7O

まだ残ってたか…
需要があるなら何か書こうか?

320 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 10:56:20.00 ID:P5zR98I7O

〜if〜

どうしてキョンが佐々木さんの家から…?
あっ、こっちに来る!ササッ

キョン「…」スタスタスタ

気付かれてないわね…
それにしてもなによあいつ…ニヤニヤしちゃって…

322 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 11:03:01.52 ID:P5zR98I7O

中学の時の親友だって言ってたけど…男と女が泊まったらすることは一つよね…


※あくまでもifストーリーなのでこのスレの本編と矛盾する点がたくさん出てくると思うけど多目に見てくれw

323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 11:10:01.05 ID:P5zR98I7O

古泉「おやおや…こんな朝早くに出動ですか…全く彼には困ったものです」

私だってキョンと2人きりになったら…したいもの…
佐々木さんは中学のあいつを知ってる…ズルい…
キョンにとって私ってなんなんだろう…
いっつもケンカしてるけど、ほんとは怒らせたくないのに…
もう佐々木さんとは付き合ってるのかしら…?お泊まりするぐらいだもんね…
はぁ…佐々木さんなんて居なくなっちゃえば良いのに

324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 11:17:55.68 ID:P5zR98I7O

〜閉鎖空間〜

佐々木「んっ…ここはどこだろう?僕はキョンを見送って…」

見渡す一面が灰色の世界だった

佐々木「これは確か…閉鎖空間?」

でもどうして?前にも来たことがあるがあれは橘さんの力を借りてだ
僕にはココへ侵入する力はないハズだ
何が起きてるんだ…助けてくれ、キョン!

325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 11:21:31.70 ID:P5zR98I7O

古泉「あれは…佐々木さん。なぜ彼女が閉鎖空間内に?」

ココは涼宮さんの閉鎖空間だ
橘さんの力では介入できないハズ
…と言うことは涼宮さんの力によって…?
しかし何故だ。佐々木さんをココに呼び出したって意味はない
一体何を考えているんです、涼宮さん!


326 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 11:26:54.65 ID:P5zR98I7O

神人「さ…さ……きぃ…」
佐々木「なんだアレは…こっちに向かってくる…」
神人「きぃ…」ダッ

古泉「小さくなった分、速いっ!」

佐々木「きゃあっ!痛いっ痛い…!」
神人「ぐぅ…」ギュー
佐々木「くっ…離して!腕が折れる!」

古泉「助けた方が良いでしょうか…おや?」

328 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 11:30:06.20 ID:P5zR98I7O

神人「さ…さきぃ…」ペロッ
佐々木「ひゃあっ!やめて…顔を舐めないで…」

これは一体なんなんだろう…
大きさはキョンと同じぐらいだけれど青色混じりの半透明の体…
全身がジェル状でネバネバする…

古泉「これはこれは…」

330 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 11:35:04.83 ID:P5zR98I7O

神人「ささきぃ…」にゅるにゅるにゅる
佐々木「ダメだってば…!あちこち触らないで…んっ…あっ…」
神人「ささ木…」にゅるにゅるにゅる
佐々木「あっ…ん…っ…ひゃんっ!そんな…服の中に…」

古泉「これだから神人狩りは止められない」

333 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 11:43:44.00 ID:P5zR98I7O

神人「さ佐木…」ジュポッジュポッ
佐々木「んっ…ぁ…あっ…やめひぇ…(口の中が…)」
神人「佐々木…」にゅるにゅるジュポッジュポ ドクッ!
佐々木「んあっ…!ハァ…ハァ…なにこれ…白いネバネバが顔に…臭い…」
神人「佐々木」ヌプゥ…
佐々木「待って!そこは…!私はまだ処女だからっ…んんっ!」
神人「佐々木!佐々木!」グチュグチュグチュ
佐々木「あっ…ぁ…んっ…んんっ!いたっ…い…」
神人「佐々木佐々木佐々木佐々木!」ドクッドクッ!
佐々木「あぁっ…!中に…出てる…(どうしよう…初めてなのに中に出された…)」
神人「ふぅーふぅー!」
佐々木「うぅっ…(赤ちゃんできたらどうしよう…キョン…お母さん…)」


古泉「ふぅ…」

336 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 11:54:36.67 ID:P5zR98I7O

〜クソ女の家〜

キョン…佐々木さんさえ居なくなればまた前みたいに仲良くやれるわよね…?
あの子さえ居なければこんな嫌な想いしなくて済むんだ…
キョンは誰にも渡さない…っ!


〜閉鎖空間内〜

古泉「どうやらあのジェルには催淫効果があるようですね…僕の行為も気化したジェルのせいなんだ…!」シュッシュッ!

佐々木「はぁ…はぁ……キョン…もって苛めて…?」
神人「ふぅーふぅー!」ニュプゥ…パンッパンッパン
佐々木「あっ…あっ…あっ…あんっ!いい…いいよ…キョン…!」
神人「ささきぃ…!」グチュグチュグチュ!ドクンッドクンッ!
佐々木「んんっ!また…中に……。ふふふ…キョン、君は僕のおまんこが相当気に入ったみたいだね。嬉しいよ」
神人「…」
佐々木「僕も君のペニスに惚れ込んだよ。もうコレなしじゃ生きていけない」


337 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 11:59:57.55 ID:P5zR98I7O

古泉「うっ…!…さて、名残惜しいですがこのままという訳にはいきません」ヒュンッ

佐々木「きゃっ!……きょん…?キョンッ!」
神人「…」シュゥ…
佐々木「キョン!僕を置いて逝かないでくれ…!僕は…君が居ないと……」
神人「」
古泉「完全に消滅しましたね…」
佐々木「あなたは…?」
古泉「通りすがりのどうでしょう藩士です」

339 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 12:15:25.02 ID:P5zR98I7O

佐々木「…なんでそんなに赤いんだよ…」パタッ
古泉「…」ニヤリッ


〜翌日・学校〜

朝から古泉に呼び出されるとは…
いつもならもう少し寝ていたいから無視するところだが、佐々木に関する話となっちゃ聞かずには居られん

古泉「お待たせしました」
キョン「手短に話せ」

340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 12:23:37.65 ID:P5zR98I7O

古泉の説明は恐ろしく事務的で簡潔だった
昨日の朝早くにハルヒがいつもと違う閉鎖空間を発生させた
その中には佐々木が居て、俺にそっくりな神人にレイプされていたという話だ
正直、スグには飲み込めなかった
事実は簡単だ。だが、理解も簡単かと言われるとそうじゃない
佐々木がレイプされた?なぜ?
ハルヒがそんなこと望んでなんの特になる
そんなことより佐々木の容態は!?

古泉「心配ありません、機関の方で上手く処理しましたから」
キョン「今…佐々木は?」
古泉「自宅で眠っています。長門さんの力で元通りにしましたが、念のために眠らせて様子を見ています」
キョン「そうか…色々ありがとうな」
古泉「いえ、仕事ですから。では僕はこれで」
キョン「あぁ…」

341 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 12:28:29.18 ID:P5zR98I7O

〜教室〜

佐々木は長門のおかげで元に戻ったようだが…帰りに様子見に行ってみるか
しかしハルヒよ、なぜなんだ
どうして佐々木をレイプしたんだ…

ガラガラッ
ハルヒ「おはようっキョン!」
キョン「お、おぅ…」

342 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 12:35:56.63 ID:P5zR98I7O

目の前に、親友がレイプされるように仕向けた奴が居るとしたらどうだろう?
たとえそれが知り合いでも、いや知り合いだからこそ怒りを抑えることなんて出来ないだろ
だが殴ったところで解決はしない
それに佐々木は元に戻ったんだ
あとはハルヒにそれとなく理由を聞いて、これから先こいつに対する態度を決めるだけだ

キョン「なぁ…ハルヒよ」
ハルヒ「ん?なに?」

345 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 12:40:43.73 ID:P5zR98I7O

キョン「連休はどうだった?」
ハルヒ「っ…!べつに」
キョン「どこも行ってないのか?」
ハルヒ「えぇ、ほとんど家に居たわ」
キョン「そうか」


なんなんだ…
ずっと家に居て急に佐々木をレイプしたのか?意味がわからん
いやいや、元々この女には常識は通用しないんだ…
晩御飯に嫌いなものが出たからって閉鎖空間を発生させても不思議じゃない
だが、古泉が言っていたように特殊な閉鎖空間を作るぐらいだ
よっぽど気に食わないことがあったに違いない

346 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 12:45:22.95 ID:P5zR98I7O

ハルヒ「…あんたはどうだったの?」
キョン「いや…べつに」
ハルヒ「あっそう…佐々木さんちに泊まってたくせに…」ボソッ
キョン「な、なんで知ってるんだ…?」
ハルヒ「散歩帰りにたまたま見たのよ…あんたが佐々木さんの家から出てくるのを」

348 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 12:56:18.98 ID:P5zR98I7O

キョン「…」
ハルヒ「あんた達付き合ってるんでしょ?お泊まりするぐらいだもんねっ!」

もしかしてハルヒは勘違いしてるんじゃないだろうか…

ハルヒ「中学から仲良しだものねっ!」

ふっ…やっぱりこの女には常識なんて通用しないようだ

キョン「なにを勘違いしてるのか知らんが…俺と佐々木は付き合ってなどない」
ハルヒ「えっ!?でも泊まって…その……えっちしてたんじゃ…?」

なんだろうなぁ
さっきまでの怒りが嘘みたいだ
ハルヒ、やっぱりお前は面白いよ

キョン「確かに泊まっていたが……お笑いのDVDを見てただけだぞ」


おしまい

351 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 13:00:58.36 ID:P5zR98I7O

あとがき

オチ自体はアイディア貰った時に考えたんだけど、やっぱり即興は辛いなw
まぁ書き溜めしようにも文才無いから無理なんだが…w

ここまで来たらもう少し書きたいがどうなんだろう

355 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 13:07:31.72 ID:P5zR98I7O

小休憩

果たしてエロスはこんな感じで良いんだろうか?
行間とかもこうした方が読みやすいとか意見を貰えると助かる

360 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 13:32:53.70 ID:P5zR98I7O

佐々木「やぁキョン、連休ぶりだね」
キョン「おぉ」
佐々木「数日離れていただけだったけど、どうだい…?」さわっ
キョン「おいおい、人前でそんなとこ…」
佐々木「いいじゃないか、誰も見ちゃいないよ。それに僕たちは恋人だ、スキンシップをして何が悪い」

361 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 13:42:40.41 ID:P5zR98I7O

キョン「悪くはないが…場所を考えろ」
佐々木「ふふっ…じゃあ行こうか、まずは喫茶店で今日のプランを立てなきゃね」
キョン「そうだな」

今日の佐々木はミニスカートにニーソ
こんな服も持ってるんだな
それにしてもこの太もも…たまらん

佐々木「キョン…さっきから机の下ばかり見てるね。くっくっくっ…」
キョン「おっ、お前がそんな服着てくるからだろ…喫茶店に着くまでに何人も見てたぞ」
佐々木「おやおや、嫉妬かい?キョン」ニヤニヤ
キョン「ふんっ」
佐々木「君にもかわいいとこがあるんだね」ツンツン
キョン「やっ、やめろ…!」
佐々木「照れなくたっていいじゃないか。キョン、大好きだよ」

363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 13:48:25.42 ID:P5zR98I7O

佐々木「僕は本当に幸せだよ。無理だと思っていた君とこうして恋人になってデートもしている」
キョン「あぁ、俺もだ」
佐々木「ふふふ。キョン、1つお願いしてもいいかい?」
キョン「なんだ?」
佐々木「あーんってやつをやってみたいんだが」

364 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[>>362 描写ある方がいいなw] 投稿日:2009/04/29(水) 13:59:06.70 ID:P5zR98I7O

キョン「…しなきゃだめか?」
佐々木「だめ」
キョン「はぁ……ほれっ」
佐々木「あ〜ん…んふっ……これはなかなか恥ずかしいね」
キョン「させておいていう言葉か」
佐々木「くっくっくっ…君もどうだい?」
キョン「遠慮しておく」
佐々木「まぁまぁそう言わずに」
キョン「……あ〜ん」
佐々木「パクッ」
キョン「なっ!ズルいぞ佐々木」
佐々木「ははは、やっぱり君はかわいいね」

365 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 14:06:04.26 ID:P5zR98I7O

佐々木「…」
キョン「どうした?」
佐々木「…」
キョン「急に黙り込んでどうしたんだよ」
佐々木「……たい」
キョン「ん?」
佐々木「ちゅーがしたい」

368 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 14:13:27.46 ID:P5zR98I7O

目を瞑って唇を閉じてこっちへ突き出す佐々木
こりゃあ言い訳できそうにないな…
しかし人の目というものが…
ええい、情けないぞ俺!
彼女が求めてるんだ、応えないでどうする

キョン「…」ちゅっ
佐々木「んっ…」

店中が静まり返る
どうしてこういうときって一ヶ所に注目が集まるんだろうなぁ…
さっきまでガヤガヤ喋ってたハズなのに


369 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 14:20:54.26 ID:P5zR98I7O

佐々木と唇を重ねたまま店中の注目を集めてから何秒ぐらい経っただろうか
だれかが咳払いなりなんなりしてくれたらきっかけになるんだが、どうも止めづらい

佐々木「んふっ…」レロレロ
キョン「!!(おいおい、マジかよ!人前だぞ)」
佐々木「んっ…ん…」クチュクチュ
キョン「(さすがにマズいって!)ぷはっ!」
佐々木「ん…っ……ごちそうさま、キョン」ニコッ

なんて笑顔で言われたら怒る気も失せるってもんだ

370 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 14:34:42.67 ID:P5zR98I7O

ガヤガヤガヤ

さっきまでの静寂が嘘みたいに賑やかになる
下品な笑みを浮かべたおっさんが佐々木のことをジロジロ見てやがるが気にしないでおこう

佐々木「さて、これからどうする?」
キョン「そうだなぁ…映画なんてどうだ」
佐々木「暗闇で二人きりかい?くつくつくつ…いいとも」
キョン「そういうヤらしい発想をする辺りハルヒに似てるよな」
佐々木「…」ピクッ

372 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 14:41:31.97 ID:P5zR98I7O

君はいつもそうだ…
二言目にはハルヒハルヒハルヒハルヒ…!
僕がどんな気持ちでいるかなんて考えたこともないんだ
こうして恋人になった今も君は彼女のことを考えている…
辛すぎるよキョン…

佐々木「…」

ん?また佐々木のやつ黙り込んだな
まさかまたキスしろとか言うんじゃ…
流石にもう勘弁してほしいぜ
さっきからずっとおっさんがニヤニヤしてやがって気持ち悪いったらありゃしない

374 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 14:48:17.82 ID:P5zR98I7O

キョン…不本意だが、君にも同じ想いをしてもらうよ!

佐々木「…」スクッ
キョン「ん、どこ行くんだ?」
佐々木「お手洗いだよ」チラッ
おっさん「ジーッ」ニヤッ

キョン、知ってるかい?
この店のトイレは男女兼用なんだよ

376 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 14:55:49.66 ID:P5zR98I7O

スタスタスタ

佐々木の奴なに怒ってんだ?
あ、もしかして生理か…?
たしか生理前はムラムラしたり精神不安定になるらしいからな
戻ってきたら優しくしてやるか
それにしても妊娠してなくて良かったぜ
無責任ではあるが、流石に洒落にならんかなぁ…
次からは気を付けんと

おっさん「…」スタスタスタ…

ん…?あのおっさんもトイレか…
出てきたら代わりに入るとしよう
なんでこういう店って男子用も女子用も1つずつなんだろうな

377 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 15:08:53.23 ID:P5zR98I7O

〜トイレ〜
ふぅ…僕はどうしたんだろうね
いくらキョンを妬かせたいからって見ず知らずの男性を挑発するなんて

おっさん「へへへ…いい体してるじゃねぇか姉ちゃん」ジュルッ
佐々木「んっ…(やだ…気持ち悪い…)」ビクッ

おじさんのネットリとした舌は僕の首筋を執拗になぞっていた

佐々木「あっ……んっ…(気持ち悪いのに…なんで?)」

379 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 15:18:54.65 ID:P5zR98I7O

気付いたら僕の服は捲れ上がり下着もズラされていた
キョンにしか見せたことのない胸を、知らない人に吸われている
こんこと嫌なハズなのに、体が拒否してくれない
それどころか、アソコが…

おっさん「随分いやらしい体してるじゃねぇか」チュゥチュー
佐々木「あっ…あんっ…なめちゃ…だめぇぇ…」
おっさん「ヤらしい反応しやがる…さっきの兄ちゃんとヨロシクやってんだろ?」

なんてことを言われながら僕のショーツ越しに秘部をなぞる指…
だめだ…完全に僕のスイッチが入ってしまった…

384 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 15:24:34.13 ID:P5zR98I7O

佐々木「んっ…ぁ…はんっ…」

欲しい…キョン……君のおちんちんが欲しいよ…
僕の疼きを早く鎮めてくれ…
でないと、僕は…

おっさん「へっへっへっ、大人しそうな顔しながらココはグッショリしてやがる」クチュゥ…

入ってきた…
キョンの指よりも太い…
これだけで達してしまいそうだ…
キョンとは違ってゆっくりネットリとかき混ぜる指
まるで焦らされてるようだ…

385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 15:36:51.64 ID:P5zR98I7O

キョン…君がいけないんだ…
ハルヒハルヒと言うから…
だからこれは浮気じゃない、仕返しだ

佐々木「ハァ…ハァ…んっ…」

おじさんの前戯は全てにおいてキョンを越えていた
時に激しく時に優しく、緩急つけた指の動きにすっかり僕は魅了されてしまった
秘部を攻めている間も胸やキスといった愛撫も忘れていない
指が緩やかになったかと思うと強く吸い、激しくなれば優しく舐める
丁度スイッチの切り替えをされてるみたいにあちこちで快感が生まれる
僕はもうだめだ
おじさんのモノが欲しくてたまらない

392 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 15:49:53.88 ID:P5zR98I7O

佐々木のやつ遅いなぁ…
おっさんもまだ出てこない
なんだか嫌な予感がしやがるぜ…
メールしてみるか


おじさんのモノはキョンのよりやや大きかった
生唾を飲んでボーッと見つめる僕の頭を押さえ、ゆっくりと腰を近づけてくるおじさん
僕はなんの躊躇いもなくそれを口で受け止めた

佐々木「んむっ…(大きい…口の中がいっぱいになる…)」

不思議な気持ちだ
キョンのをくわえている時は愛しいながら苦しかったのに、今は苦しさすら愛しい…
もっと奥までくわえたい…

ヴーンヴーンヴーン…

おっさん「なんだ?姉ちゃんの携帯か?」

おじさんは了承もとらずに開いてしまった
「なになに…? 調子悪いのか? だとよ」
キョンからだ!僕は何をしているんだろう
こんなことさっさとやめて、彼の元に戻らなくては!

393 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 15:59:22.97 ID:P5zR98I7O

おじさんは僕の携帯をしばらく弄るとポンッと脱ぎ捨てられた服の上に投げた

おっさん「姉ちゃん、そろそろ入れて欲しいだろ?」

そんなことを聞かれても困る
今すぐにでも入れられて快感を享受したい
だけれど僕にはキョンが…
考える暇もなく、おじさんのモノはゆっくりと僕の股を割って入ってきた
その瞬間、僕はキョンのことを忘れた
今はこれさえあればいい…

キョン「ん…?佐々木から電話だ」

なにかあったのかと思い、慌てて電話に出た俺の耳に響いてきたのは聞き覚えのある喘ぎ声だった

394 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 16:06:33.46 ID:P5zR98I7O

電話「あっ…あんっ…ぁ…んんっ…!」

なんだ!?佐々木のやつトイレで一体何を…
まさか…さっきのおっさん……!!

僕はひたすら喘いだ
もしかすると店内中に響いていたかもしれない
それほどおじさんのぺニスは凄かった
串刺しになるんじゃないかと思われるぐらい深く突き刺したかと思うと、夢の終わりを告げるかのように抜けていく喪失感…
すぐさま現実に連れ戻す深い挿入
あぁ…これがセックスなんだ
キョンとしていたのは遊びだったんだね
僕はおじさんの上に跨がり、自ら腰を振っていた

397 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 16:21:25.11 ID:P5zR98I7O

ガチャッ!

キョン「佐々木!おいっ、佐々木!」

…最悪だ…
俺の佐々木がヘラヘラしたおっさんに乗っかって喘いでいる…
これはなにかの間違いだ、そうだろ?

佐々木「んっ…あ……あぁ…んんっ!」

凄い…
セックスがこんなに気持ちいいなんて…
おじさんが僕の腰を掴んで激しくピストンする
僕はだらしなく口を開けて、ただただそれを受け止めていた

おっさん「へへへっ…姉ちゃんのマンコ最高だぜ。たっぷり中に出してやるからな」

あぁ…もうすぐ射精だ
おじさんのことだ、射精でも僕を満足させてくれるだろう
はやく…はやく僕の中に精液を出してっ…!

キョン「何を言ってるんだ佐々木…」

僕はその声に振り返り、泣いている少年を見た

おっさん「出すぞ!姉ちゃん!!」ドクンッドクンッ!!

おじさんの動きが更に早くなり入っているモノが膨らんだかと思うと勢いよく精子が吐き出された
僕は全身を震わせながら深い快感を生み出したおじさんの射精が止まるのを待った

403 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 16:30:26.16 ID:P5zR98I7O

おっさん「ふぅ…最高だよ姉ちゃん!また相手してくれや」

そう言い残しておじさんは出ていった
僕は脚を伝う体液を掬い上げ口元に運んだ
ふむ…この味はたいして変わらないようだ

キョン「佐々木…」

彼が泣いている
何が悲しいのだろう
彼も僕の体が欲しいのだろうか
痛いくらいに抱き締める彼に込み上げてきた言葉を言った

佐々木「おあいこだよ、キョン」



おしまい

407 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 16:34:49.10 ID:P5zR98I7O

あとがき

ほんとにごめん
佐々木好きなのに何やってんだろうな、俺

425 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 17:04:27.38 ID:P5zR98I7O

〜ある日の午後〜

佐々木「ねぇキョン、こんな天気の良い日は日向ぼっこしたいね」
キョン「そうか?どうせなら俺はどっか出掛けたいね」
佐々木「意外だね、君のことだからダラダラ過ごしたいと思っていたよ」

佐々木独特のくつくつくつという笑い声と共に図星を突かれた俺は、やりきれなくなって抱きついた

佐々木「おやおや…君から抱きつくなんて珍しいね」

ほっとけ
たまにはそういう時もあるさ

佐々木「そうだね、たまにはこういうのも悪くない」
キョン「だろ?」

426 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 17:09:58.27 ID:P5zR98I7O

などと言っていたものの、こんな天気の日に抱き合ってたら暑いわけで
決して恥ずかしい訳じゃないぞ

佐々木「なんだ…もうお仕舞いかい?」

佐々木が物足りなさそうに見つめているが、あのまま抱き合ってたらおかしくなりそうだ

佐々木「ちょっと失礼するよ」ポフッ

佐々木が俺の膝の上に頭を乗せている
普通膝枕は逆だろうよ…

佐々木「いいじゃないか、たまには」ニヤッ


427 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 17:15:17.66 ID:P5zR98I7O

あぁ…佐々木よ、お前はほんとにズルい

佐々木「なにがだい?」
キョン「…いちいちカワイイんだよ」
佐々木「にゃ」

突然発せられた声に跳び跳ねそうになった

佐々木「ふふふ、どうせならたまにしか出来ないことをやろうと思ってね」

反則だろ…





なんかリクエストがあればどうぞw
可能な範囲でやらせてみるw

431 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 17:21:09.72 ID:P5zR98I7O

佐々木「にゃ〜にゃ〜」

丸めた手を俺の顔に当たるか当たらないかの位置で振っている
ほんとに猫みたいだな…
そうだ!

キョン「なぁ佐々木」
佐々木「にゃぁ?」
キョン「…猫が服を着てるなんておかしいよなぁ?」ニヤニヤ
佐々木「っ…!」

434 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 17:26:45.80 ID:P5zR98I7O

佐々木「そっ…それは遠慮させてもらうよっ!」
キョン「たまにしか出来ないことをするんじゃなかったのか?」ニヤニヤ
佐々木「こっ、これとそれは違うよ!それに僕の裸なら散々見ただろ」

ん〜確かに何度も見てきた
だがな佐々木、シチュエーションが変われば感想も変わるんだよ

佐々木「だ〜めっ。…それに猫娘だって服を着てるじゃないか!」

ふふんっと胸を張ってどうだと言わんばかりの佐々木を見ていると吹き出した

436 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 17:37:51.21 ID:P5zR98I7O

佐々木「む…、なにがおかしいのさ」

すまんすまん、あまりにも自信満々だったもんでつい、な

佐々木「失礼しちゃうなぁ〜」

プクッと膨らせたほっぺを見てると誰でも思うよな

佐々木「ブフォッ!な、なんで突くのさ」
キョン「そこにほっぺがある(ry」
佐々木「カッコよくないよ。くつくつくつ…」

こうやってじゃれあってると、いつもの騒がしさが嘘みたいだ
振り回される日々にはウンザリだが、たまにこういのがあるなら振り回されるのも良いかも知れんな、なぁハルヒ



おしまい

439 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 17:53:12.97 ID:P5zR98I7O

あとがき

一応ラブラブを書けたかなぁと思う
批判は仕方ないと思う
文才ない上に即興で書いてるから中途半端になってると思うし
でもまぁ読んでくれてる人が居る限りは書こうと思った
流石にもう需要はないよな?

443 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 18:01:46.59 ID:P5zR98I7O

とりあえず30分ほど休憩を
もし需要があるならリクエスト書いて保守してくれると助かる

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 22:01:58.41 ID:P5zR98I7O

〜ある日の夕方〜

佐々木「にゃ〜ご」

あれからずっと佐々木は俺の膝に乗っかったままだ
なんでこんなことになっているか掻い摘まんで話すと、普段出来ないことをしようと言うことになったからだ、説明終わり
時折見せる、鼻のてっぺんを丸めた手で掻く仕草が本物の猫みたいに感じられ、違和感を与える

佐々木「にゃ?」

俺の視線に気付いたのか佐々木が見つめてくる
…こいつネコミミとか付けたら喜びそうだな

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 22:13:51.94 ID:P5zR98I7O

にゃ〜にゃ〜言ってる佐々木をベッドに残し、妹の部屋に向かう
確かあいつ出店で買ってたよな
お、あったあった…ほぉサイズフリーか
妹の頭には大きかったみたいだけどな

佐々木「にゃ〜ぉ」
キョン「ドアで爪を研ぐんじゃありません」

ここまで本気で猫になられると、どっかでハルヒに見られてるんじゃないかって思っちまうな

キョン「佐々木、ほれっ!」

取り出したネコミミに眩い視線を向ける佐々木…面白いな

佐々木「シャーッ!シャーッ!」

ははは、立ち上がれば良いものをしゃがんだまま手を伸ばしてやがる
ほらほら、もう少しで届くぞ
どうした、ほれっ!

佐々木「にゃ〜にゃ〜♪」ニコッ

…佐々木…似合いすぎだ

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 22:25:24.16 ID:P5zR98I7O

ネコミミを装着した佐々木の破壊力に比べたらポニーテールのハルヒなんか目じゃないな

佐々木「にゃ〜」

顔を近づけてくる佐々木
なんだキスしてほしいのか?
そうだと言わんばかりしっぽを振る佐々木
ん?しっぽ!?なんでそんなもんついてんだ!

佐々木「いやぁ…君が喜ぶかと思って買ってきたんだ。生憎ネコミミがなかったから助かるよ」

こういう場合助かるとか助からないとかじゃないと思うぞ
別に無くても構わん…まぁあった方が嬉しいが
それにしてもそのしっぽ、どうなってんだ?

佐々木「おいおいキョン、レディに下半身を晒せと言うのかい?」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 22:31:39.36 ID:P5zR98I7O

別にそういう意味じゃないが…やめておこう
ここで脱がしたらまた佐々木のペースに飲まれてヤっちまう
今日は普段出来ないことをやるって約束だからな

佐々木「くっくっくっ…そいつは残念だ」

妖艶な笑みを投げかけたかと思うとまたスグに穏やかな猫の顔に戻りじゃれてくる
佐々木よ、頼むから挑発しないでくれ…

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 22:38:06.89 ID:P5zR98I7O

佐々木のやつどうしちまったんだろうな
これぐらいの歳の女の子はいつでも発情してるんだろうか?
…男が言えたようなことじゃないな
はぁ…それにしてもショックだなぁ
女子高生がみんな毎日発情してると思うと頭が痛くなる
嘘だよな、佐々木?

佐々木「どうだろうね」

おいおい…ハッキリ頼むぜ

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 22:53:15.14 ID:P5zR98I7O

キョン、君は大きな勘違いをしている
種を残すという点でオスはいつでも生殖可能だが、メスはそうとは言えない
苦痛を伴う生理があるんだよ
それを除いても誰でも良いという訳じゃない
オスは射精すればお仕舞いだが、メスはそこから1年近く胎内に宿すんだ
そんな大変なこと、オスみたいに種を蒔ければ良いなんて簡単な気持ちじゃできない
この人だと認めた相手じゃないとね
残念なことに最近の若者には避妊さえすれば良いと思って取っ替え引っ替えしている子も居るが、
そういう例を除けば認めた相手の子なら欲しいと願うのが普通だ
…まぁそこまでに段階を踏んで判別するがね
キスにしろ手を繋ぐにしろ、順番を飛ばして迫られたら困るんだよ
こっちは妊娠してもいい相手か観察しているんだからね
まぁ僕は既に君を認めているから、君の子なら授かりたいと思っている
そういう意味でなら常に発情しているさ
だがね、肝心なことは誰でも良い訳じゃないということだ
…でも、言わない方が面白そうだね

佐々木「キョン、女の子はね…16歳にもなれば常に発情するんだよ」
佐々木「その証拠に、女は16歳から結婚できるだろ?」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 23:03:32.28 ID:P5zR98I7O

…さすが不味かったかな
いくらキョンでもこんな嘘に気付かないハズはない

キョン「言われてみればそうだな…」

やれやれ…

キョン「男が18なのは高校を卒業して働く奴も居るからだと思っていたが女の歳には納得がいかなかった」

キョン…こっちの頭が痛くなりそうだよ

キョン「男は経済的に、女は妊娠的に年齢が決められていたのか」

あながち間違ってはいないと思うが、そんな真剣な顔で言われると困るね

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 23:09:52.28 ID:P5zR98I7O

キョン「なぁ、佐々木」
佐々木「なんだい?」
キョン「常に発情してるとなると、至るところの高校で乱交が行われていてもおかしくないよな?」

あぁ…キョン、君の想像力には驚かされるよ
その力をもう少し現実的に活用できたら賢くなれるのに

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 23:21:21.98 ID:P5zR98I7O

佐々木「いいかい、キョン」

そこから僕は嘘を固めるための妄言を吐いた
君が授業中に勃起しても自慰行為をしないのと同じように女性も我慢すること
女性も男性と同じように性に関心はあるが、妊娠があるから大っ広げにできないこと
女性にとって複数の男性に自慰の際に使われるのは肉体を誉められているということだから非常に嬉しいことなど
正直自分でも吹き出しそうになった

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 23:29:11.60 ID:P5zR98I7O

キョン「…嬉しいのか」

君に使われるのなら嬉しいさ
でもね、好きでもない人に自分が犯されてると思ってごらんよ
正直吐き気がするね

佐々木「キョン、もうこの話はいいだろ?」
キョン「ん?あぁ、もう十分だ」

すまないね、キョン
たまには君を騙すのも面白いよ

キョン「佐々木、お前が変態だってことは十分わかった」
佐々木「え…?」



おしまい

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/29(水) 23:36:27.97 ID:P5zR98I7O

あとがき

ネコ要素が前半しかなくて申し訳ない
まぁキョンの騙されているフリも猫じゃらし的な物と思ってもらえれば…w

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 00:09:19.04 ID:gFbvNuRCO

〜いつもの喫茶店〜

佐々木からメールで呼び出されるなんて珍しいな
今日はハルヒが休みだし、都合良くて助かるぜ

カランカランッ

聞き馴染みのベルの音と店員との会話で佐々木が到着したことを知った
お連れ様ってなんか変だよな
ツレなのに様なんてよぉ

佐々木「待たせたね」

そうでもないさ
それよりもその横に居るのは誰だ

佐々木「あぁ、彼女は九曜周防さん。ちょっとした用で知り合ってね」

どうやら佐々木とこの九曜さんとやらは気の合う友達らしい

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 00:13:50.86 ID:gFbvNuRCO

佐々木が友達を紹介するなんて気の利いたことするなんてな

佐々木「酷いなぁキョンは」

そういじけるな。
いじけた顔もかわいいぞ。なんて言いそうになる

佐々木「彼女に君のことを話したらね、是非とも会いたいと言うんだよ」

へ〜…どういう風に俺のことを話したのか気になるな

佐々木「くっくっくっ…安心したまえ、ちゃんと彼氏として話したよ」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 00:19:18.00 ID:gFbvNuRCO

それなら変な風には言われてないな
いや…待てよ。彼氏ということはあんなことやこんなことをしたということまで話してるのか!?

キョン「九曜さん…、佐々木からは俺のことどういう風に聞いてます?」
九曜「……握手」

たっぷり時間をかけて放たれた返事と共に突き出された手
握手って親睦のか?

佐々木「九曜さんはね、知り合った人とはまず握手するんだよ」

なるほどな ギュッ
これで良いんだよな?ところでさっきの返事は?

九曜「……友好」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 00:25:31.42 ID:gFbvNuRCO

この人は中国人かなんかなのだろうか
さっきから漢字しか話してないぞ

佐々木「彼女はあまり会話が得意な方ではないけれど、意識を向ければなにを言いたいのか分かるよ」

そうは言われてもなぁ
初対面で理解するのは無理があるだろ

九曜「……キョン」
キョン「はい…?」
九曜「……握手」

またかよ!とは言っても佐々木の友達だしな
無為に突っぱねたり出来ん ギュッギュッ

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 00:28:18.88 ID:gFbvNuRCO

なんだろうこの気持ち…
九曜さんは友達のハズなのに何故か嫌な気分になる…キョン…!
僕の見つめる先には固く握られた二人の手
一つは見慣れた彼の、もう一つは親しいあの子の
…違う…その手を握って良いのは僕だけだっ!

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 00:39:44.38 ID:gFbvNuRCO

ガタッ

キョン「どうした佐々木?顔色悪いぞ」

ハッ!僕としたことが何を取り乱しているんだろう
たかだか握手じゃないか
キョンが他の女性に靡くハズがない
…でも九曜さんがその気なら…?

九曜「……オムライス」
九曜さんはオムライスが好きなのか
俺はいつも思うんだがオムライスにケチャップかける人ってなんなんだろうな
ケチャップライスにケチャップをかけるなんて頭おかしいだろ
オムライスはやっぱりデミだよな

九曜「同意」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 00:46:10.78 ID:gFbvNuRCO

九曜さんが即答してる…!
あんな彼女を見るのは初めてだ
やめてくれ…僕のキョンを取らないでっ!

だいたい九曜さんのキャラが掴めてきた
これでも伊達に長門と一緒に居た訳じゃないんでね
恐らく長門をかなり薄めたらこんな感じになるんじゃないか?
そういう意味で興味をそそられる
細かな点の観察こそ重要視されるべきことだからな

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 00:56:36.75 ID:gFbvNuRCO

たとえば彼女の指
細くて長いその指は小さい頃からピアノをしてたことを思わせる
それから腕時計
この年齢の人が持つには相応しくない宝石が散りばめられている
余程裕福な家庭か、身内の遺品のようにも感じられる
いずれにせよ、ピアノを習ってたお嬢様ってことに代わりはなさそうだ

佐々木「よくわかったね…」
キョン「あぁ、ちょっとばかし気になる点があったからな」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 01:01:06.26 ID:gFbvNuRCO

キョンには驚かされてばかりだ
こうして僕がモヤモヤしている内に談笑は続き、向かい合っていた席から隣同士になり、
気付いたら二人は赤外線で連絡先を交換していた

佐々木「キョン…やめてくれないか…」
キョン「どうした?」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 01:05:20.02 ID:gFbvNuRCO

君は彼女の目の前で他の女性と連絡先を交換するよな男なのかいっ!?

キョン「連絡先ぐらい良いじゃないか、お前の友達なんだし」

確かにそうだ、君の言っていることは正しい
だけど九曜さんは特別なんだ
彼女は明らかに君を特別視している
女として男を見ているんだ!
それが分からないのかい?

キョン「まったくわからん」

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 01:10:51.91 ID:gFbvNuRCO

僕はこのとき九曜さんの悪魔のような笑みを見逃さなかった
それからというもの九曜に対して異常にボディタッチするキョンに腹が立った
くだらない問題をキョンが出して九曜が答えるというゲームが始まった
聡明な彼女だからなんなく答えるさ
そして正解する度に頭を撫でられる
なぜ彼女なんだ
僕も答えてやろうか

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 01:15:59.16 ID:gFbvNuRCO

こんなモヤモヤを抱えているのは辛い
だがムキになって解答するのも馬鹿馬鹿しい
僕はどうすればいい?

キョンのボディタッチがエスカレートしていく
元々このゲームは正解すれば九曜が、不正解ならキョンが相手に命令出来るというものだった
しかし今となってはどっちに転んでもキョンが九曜の体に触れるだけだ
際どい部分に触れても嫌な顔一つせず、むしろ嬉しそうにする九曜が憎い

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 01:22:38.80 ID:gFbvNuRCO

どうしてなんだい?
欲求なら僕にぶつけてくれれば良いじゃないか
君の願いならどんなことでもするよ
たとえ女としての誇りを失うことになろうともね

急に九曜の気配が消えた
彼女は時々居なくなるんだ、清々するよ

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 01:26:14.80 ID:gFbvNuRCO

九曜は俺の愚息に気付くと有無を言わさずチャックを下ろした
おいおい…目の前には佐々木が居るんだぜ?
そんなことお構いなしに愚息を握る九曜
ひんやりした手とぎこちない手つきが気持ち良い

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 01:30:11.94 ID:gFbvNuRCO

そういや佐々木には手でしてもらったことないな
たまにはこうやって攻められるのも良いかも知れないな
そんな俺の考えなんかお構い無しに九曜による快楽への誘いは行われ続けた

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 01:35:21.20 ID:gFbvNuRCO

我慢汁によって滑りのよくなった愚息は、必要以上に快感を与えてくる
このままじゃあまりもちそうにないな…
その時急に九曜が視界から消えた
どこに行ったのかとキョロキョロしていると佐々木と目があった
佐々木は今までに見たことのない悲しい目をしていた

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 01:41:00.14 ID:gFbvNuRCO

キョン「佐々木…っ!」
言うと同時に生暖かい感覚が股間を襲った
そこにはなんと居なくなったハズの九曜が居るじゃないか!
そんなことより口から離してくれ、佐々木に気づかれる!

佐々木「なんだい…?」

なんとか平静を装い、それとなく九曜の行方を訪ねた

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 01:44:52.35 ID:gFbvNuRCO

キョン…君は彼女より九曜のことが気になるんだね…
君は僕が今どれだけ悲しんでいるか気付いてないんだ
ズルいよキョン…鈍感な君を攻められる訳ないじゃないか…

佐々木「知らないよ…トイレじゃないかい」

くそっ…もう無理だ…出るっ!

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 01:49:57.86 ID:gFbvNuRCO

コクッコクッ…

全て飲み干した九曜は最後に掃除までして口を離した
コイツ一体何人とヤってきたんだ…
つい先日まで女を知らなかった俺にとって九曜のテクニックはとてつもないものだった
そんな余韻に浸っていられる余裕はないな
佐々木の気を逸らして九曜を机の下から出さねば

キョン「なぁ佐々木、キスしないか」

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 01:53:55.28 ID:gFbvNuRCO

彼は一体どうしたと言うのだろう
九曜と仲良くやってるかと思えば今度は僕とキス?
都合良すぎるにも程があるよ
しかしキョンからの頼みだ、断るわけにはいかない
それにもしかしたらキョンは僕に嫉妬してほしかったのかもしれない
僕が過剰に反応したから反省してるのかも

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 02:06:57.91 ID:gFbvNuRCO

佐々木「もちろん良いよ」

よし、佐々木が目を瞑った今がチャンスだ!
早く席に戻れ!

キョン「佐々木…」チュッ
佐々木「…んっ」

やっぱりキョンは僕だけを愛してるんだ、あんなバカな妄想はやめよう
九曜なんか関係ない。こうしてキョンは僕を選んでくれた

佐々木「それじゃあキョン、またね」
九曜「……帰宅」

九曜へのイライラはまだ消えていないけど、あの曲がり角までの辛抱だ

佐々木「じゃあね、九曜さん」
九曜「……」

悪いけど僕は君とはもう関わらないよ
キョンとの邪魔をされたくないからね…ふふふ


去り際に携帯を開きながら見せた九曜のあの笑顔が何を意味していたのか
それを知るのはもう少し先のことだった…



おしまい

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 02:13:52.01 ID:gFbvNuRCO

あとがき

書いてみたものの、九曜は無理だろ…w
読んでても興奮しないだろうし、キャラがわからんw
続きは無理だな、九曜だしwあくまで各自補完ということで

さてさてどうしようか
とりあえず寝たいんだが、昨日みたいに保守してくれるなら6時頃からまた書くけど

119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 09:11:38.28 ID:gFbvNuRCO

〜とある店〜

古泉「おや?まさかこんなところであなたに会うとは」

そう言いながらラフな格好で近付く古泉
まったくだな、なんて素っ気ない返事ぐらいしかできない

キョン「まさかお前がこんな店に来るなんてな、意外すぎる」
古泉「そうですか?僕も普段は普通の高校生ですからね」

ラフな格好の中にも気品の良さが滲み出してる男の言う台詞かね

120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 09:20:14.65 ID:gFbvNuRCO

古泉「あなたが来ているのも珍しいですよ」

いやいや、俺みたいな奴こそ来て当然だろ

古泉「とてもそんな風に思いませんが…」

これ以上言い合っても意味がないのは明白だ
適当に区切りをつけて話題を変える

キョン「よく来るのか?」
古泉「えぇ、週末には特に。あなたは?」
キョン「俺も似たようなもんかな」

121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 09:25:43.61 ID:gFbvNuRCO

まぁ趣味嗜好なんて人それぞれだし、人は見かけによらないってことだな
どうせなから深く聞いてみるか

キョン「どういうのが好きなんだ?」
古泉「好きではないのもありますが、基本的にはどんな物でも大丈夫です」

そいつは凄いな
俺なんて選り好みしすぎて全然収穫がないというのに

126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 09:40:19.80 ID:gFbvNuRCO

古泉「僕にもそういう時期はありましたよ」
キョン「たとえば?」
古泉「そうですねぇ…作品自体はツマラナイのに、好きな人のなら無条件で手にしたり」

あ〜分かるぞそれ
そういうのはやっぱりほとんど見ずに封印するよな

古泉「ほかにも身体的特徴だけで手を出したり」

まぁそれは仕方ないな
フェチというか属性は不可抗力だ
遺伝子レベルで刻まれてる嗜好じゃないのかアレ

127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 09:49:08.64 ID:gFbvNuRCO

古泉「ですが、ある日気付いてしまったんですよ」
キョン「なんだ」
古泉「ひょっとすると僕は業界に踊らされてるのではないかと」

なにを言ってるんだ?
大体お前の話は回りくどすぎる
ハルヒ関連でもないんだし、お前の言う普通の高校生らしく話してくれよ

古泉「失礼しました。…分かりやすくと言うと強迫観念に近いですね」

○○しなければいけないって強く思っちまうアレか?

古泉「そうです。個人差はあるにしても誰でも経験したことがあると思います」

128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 09:56:16.78 ID:gFbvNuRCO

そうかねぇ…
あんまり思ったことないぞ

古泉「厳密に言えば違うかもしれませんが、お昼や夜になればご飯を食べなきゃいけないと思ったことはありませんか?」

そう言われればなくはないが、大抵腹が減ったから食うもんだろ

古泉「普通はね。もっと日常的な例をあげれば鍵の確認なんてメジャーですね」

気になって何回も確認しちまうアレか

129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 10:00:10.64 ID:gFbvNuRCO

なんとなく分かったが、お前のはなんなんだ?

古泉「先程も言ったように、ファンならば買わなければいけない意識と言ったところでしょうか」

なるほど
アイドルのファンとか凄いよな
最初は曲に惹かれたのに、気付いたらどんな曲でもその人が歌ったら良くなっちまう
不思議だぜ

131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 10:09:20.61 ID:gFbvNuRCO

古泉「そういう時は他の良いものにもあまり目を向けませんからね」

確かにそうだ
そのアイドルだけを応援することがアイデンティティになってるんだな

古泉「ですが長くは続きません。僕は覚めてしまったんです」
キョン「どんな気分だ?」
古泉「ハッキリ言って最悪ですね、信じていたものに裏切られた気分です」

まぁそうなるわな
自分の意思で無条件に受け入れてきたものが、本当に好きか分からなくなるんだからな
アレは面白かったのか、これはつまらなかったのか
それすら怪しくなっちまう
アイデンティティを失うなんて想像したくもない

132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 10:19:27.05 ID:gFbvNuRCO

古泉「けれど僕は立ち直りました。吹っ切れたと言っても良いかもしれません」

どうでも良いが、さっきから大袈裟じゃないか?
そんなに熱くなられても困るぜ

古泉「すみません、つい熱くなってしまいました」
キョン「…まぁいいさ」
古泉「そんなこんなで、今は純粋な気持ちで色んなものを見てますよ」

楽しいだろうな
言われてみれば俺もそうだ
作品自体を楽しまずに他の部分に目がいっちまってる
人や声や身体的特徴は引き立て要素であって、その作品の全てじゃないんだ
俺ももっと純粋に楽しんでみるよ

133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 10:26:38.61 ID:gFbvNuRCO

古泉「良い心がけです」ニコッ

随分話し込んじまったな
さっさと決めて帰るとしよう
そろそろ飯時だしな
最後に古泉のオススメでも聞いとくか

キョン「なぁ古泉、そんな今のお前のお気に入りはなんだ?」

待ってましたと言わんばかりの満面の笑みで言い返した

古泉「初美りおんです!」



おしまい

134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 10:30:56.66 ID:gFbvNuRCO

あとがき

九曜は難しすぎるし、エロスが続いてたので抑え目な話w
色々予想するものの、予想外の結末で驚くっていう定番ものをやりたかったんだけどどうだろう?

136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 10:53:37.69 ID:gFbvNuRCO

やっぱり佐々木のイチャイチャアンアンが需要あるんだろうか

138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 11:08:04.59 ID:gFbvNuRCO

〜中学編〜

「んっ…あっ……ぁ…」

夕陽が射し込む教室に、色欲に満ちた声が聞こえる
ぶつかり合う肉と肉の音
俺は彼女の秘部目掛けてひたすら腰を突いていた

「はっ…ん…っあ……!」

敏感な部分に当たったのか、一際声が大きくなる
おいおい、まだ先生方は残ってるんだぜ?

139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 11:13:57.89 ID:gFbvNuRCO

机に手をついて尻をこちらに向け、所謂バックの体勢で交わる俺たち
なんでも「こっちの方が動物的でそそられる」そうだ
俺はお前の色っぽい顔が見れなくて残念だがな
そう思いながらも動きは止まらない
個人の意向なんざ快感には敵わんさ
けれどもこのまま流されるのも癪だ
ちょっと焦らしてみるか

「…ん…っ……あんっ…」

動きを止めたにも関わらず声は止まない
気付くと彼女自ら腰を振っている
やらしいな

140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 11:21:45.50 ID:gFbvNuRCO

違和感を感じたのか彼女がこちらに振り向く
どうやら無意識に腰を振っていたみたいだ
自分の淫らな行いに顔を赤らめる
かわいいなぁおい

「そんなにニヤニヤしないでくれ…」

恥ずかしそうに佐々木が呟く
そんな佐々木の秘部から愚息を抜き、床に置いた制服の上に寝かせる
抜くときに見せた切なそうな顔が欲望を後押しする
開かれた脚の美しさに目を奪われながらも、ゆっくりと挿入していく
佐々木の表情が少し歪んだがすぐさま色っぽい顔になる
感じてる顔だ

142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 11:32:39.13 ID:gFbvNuRCO

一月前、いつもの様に家まで佐々木を送った
塾の帰りは遅く、女の子一人帰すのは危険だ
…まぁそんなものは建前で、ほんとは少しでも長く佐々木と居たかった
出逢った時から俺は佐々木に惹かれていた
なんていうか不思議な魅力を持っていたんだ
一目見ただけで吸い込まれるような危ない魅力
俺はまんまと惑わされ、こうしてお互いを求めている

佐々木「キョ…んっ…」
桃色吐息を吐きながら名前を呼ぶ
これはキスしてほしいの合図だ
首に回された腕に力がこもる
そんなに慌てなくてもちゃんとしてやるさ
抱き抱えるように背中に腕を回し、密着した状態でキスをする

佐々木「んんっ…」

佐々木はこれが大好きらしい
喜ばれるのは嬉しいし、キスの時に腕をどうしたらいいのか分からん
だから佐々木の好みに合わせるのは俺にとっても良かった

143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 11:45:29.60 ID:gFbvNuRCO

佐々木「…あっ…あっ…あんっ……」

どうやら限界が近いらしい
俺もほとんど余裕はないし、そろそろフィニッシュとさせてもらおう

佐々木「んっ…っ……んんっ!」
キョン「佐々木…そろそろ出そうだ…!」
佐々木「…出してくれっ…あっ……か…おに…っん!」

俺は佐々木の顔にかけるのが好きだった
綺麗に整った佐々木の顔を、俺の精液で汚す
それがたまらなく嬉しい
犬のマーキングみたいだね なんて言われたりもした
なんとでも言え
汚すことで完成する芸術もあるんだ

佐々木「あぁっ…んっ…んっ…くぅっ……!!」

ビクビクっと痙攣する佐々木の膣から抜き出されたモノから勢いよく飛び出る精子
顔だけでなく胸やスカートまで汚すそれは、俺の心を満たしていく

145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 11:55:48.70 ID:gFbvNuRCO

佐々木「ハァ…ハァ……いっぱい出たね」

言い終わると愛しそうに咥わえる佐々木
これもまた俺をおかしくしていく
セックスもいいが愛撫も大事だな、うん

佐々木「んむっ…レロッレロ…」

ジュポッジュポッと水音が響く
最初はあまり乗り気じゃなかった佐々木も、今じゃ自ら舐めてくる
苦いから勘弁してくれと言いながらも最後まで飲み干す
慣れって怖いな

148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 12:03:47.39 ID:gFbvNuRCO

コクコクッと喉を鳴らして終わりを告げる
立ち上がった佐々木の体をティッシュで拭いてやり、お互いに服を正した

佐々木「学校でするというのも良いね、くつくつくつ…」
キョン「バレないかヒヤヒヤしてたけどな」
佐々木「スリルがあるから燃えるんだよ」

反射した夕陽に照らされながら、笑顔で佐々木が言う
あぁ…何度見てもお前の笑顔は反則だ

149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 12:11:35.57 ID:gFbvNuRCO

一月前の塾の帰りを思い出す
何気ない会話だったが嬉しかったあの時
話す度に惹かれていきどうしようもなくなっていた
佐々木はどう思ってるんだろう
気持ちを聞きたいが、同時に怖くもある

佐々木「…毎日悪いね」
キョン「ん…あぁ…」

考え事をしているせいか、素っ気ない返事をしてしまう
伝えたいのはそんなことじゃないんだ!

150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 12:19:43.75 ID:gFbvNuRCO

沈黙が続く
あぁ…やっちまった…
気まずい空気のまま、最後の曲がり角を越えた
佐々木の家が見える
ココへ来るのも今日で終わりか…
どうせ嫌われたなら気持ちだけでも伝えよう
何もしないよりはマシだ

佐々木「…じゃあね、…キョン」
キョン「あぁ…」

玄関に続く階段を佐々木が上っていく
なにしてんだ俺は!早く伝えろよ!!
佐々木が一瞬止まった。今しかない!

キョン「さ、佐々木!」

ビクッとして手にかけたドアノブを離す

キョン「俺はお前のことが…好きだ」

152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 12:27:01.31 ID:gFbvNuRCO

実際はほんの数秒だったんだろうが、佐々木が振り向いて返事をしてくれるまでの時間は何時間にも感じられた
ゆっくりと体をこちらに向ける佐々木
うつ向き気味な俺にも見えた佐々木の顔は見たことないような笑顔だった

佐々木「キョン、僕も君のことが―――――」





おしまい

153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 12:31:00.44 ID:gFbvNuRCO

あとがき

中学なら邪魔者なしでいけるなぁと思って書いてみたw
やっぱイチャイチャが良いなw
あんまり反応なくて読んでくれてる人が居るのか不安だw
感想とか貰えると嬉しい
もちろん批判も

163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 13:32:55.42 ID:gFbvNuRCO

〜北高〜

高校に進学して早数ヵ月
当初は頻繁に会っていた俺たちだが、徐々に都合が合わなくなり距離が出来てきた
そうは言っても物理的な距離であって、心は常に一つだ
昨夜遅くそう言って佐々木は電話を切った
一年近く前のあの日から、俺たちの関係は親密なものになっていた
それは高校に入ってからも同じで、変わったことと言えば会う頻度ぐらいだ

164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 13:39:07.06 ID:gFbvNuRCO

そういや佐々木の体も変わってきたな
膨らみかけだったものがたわわに育ったというか…
まぁ成長するのはいいことだ
少し不安にもなるがな

「ちょっとキョン!聞いてるの?」

はぁ…俺と佐々木の距離ができた直接の原因はコイツと言っても過言ではない

涼宮ハルヒ
中学時代にとんでもないことをやらかし、高校に入ってからは数々の電波発言で俺を振り回す
彼女が居る。
一言そう言ってやれば俺を振り回すことは無くなるんだろうが、古泉たちが認めない

165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 13:44:55.36 ID:gFbvNuRCO

古泉「あなたは彼女の鍵です」

長門や朝比奈さんにも似たようなことを言われた
まとめると、ハルヒは神様で俺との関わりによっては世界を滅ぼすかも知れんということらしい
そんな話最初は信じちゃ居なかったが、ハルヒと喧嘩した日に古泉に連れていかれた閉鎖空間とやらで確信した
間違いない、この女は気分次第でなんでもする
それから俺は、佐々木のことなんて二の次にしたハルヒのご機嫌取り係を任された
全くついてない

166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 13:51:23.68 ID:gFbvNuRCO

最初は佐々木に会えなくなるのが辛かったがそれも不思議なもんで、
佐々木のことを考えない日々は穏やかに過ぎていった
決して冷めた訳じゃなく、距離が出来たことによって益々愛が深くなった
そんな感じだ
障害がある方が燃えるっていうのは本当らしい
事実、月に数回のデートではお互いに激しく求めあっている

ハルヒ「キョンっ!聞いてる!?」
キョン「そんな大声出さなくても聞こえてるさ」
ハルヒ「だったら返事しなさいよ!いい?もう一回言うけど明日は不思議探索するから」

はぁ…また佐々木に会えないのか

168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 13:58:33.04 ID:gFbvNuRCO

それだけ言うとハルヒは帰っていった
やれやれ、どうせ罰金は俺だから集合時間は良いとしても場所ぐらい言えよな

古泉「いつもの駅前ですよ」

助かるよ古泉

古泉「いえ、それにしても佐々木さんの方は大丈夫ですか?」

あぁ、最初は謝ってたけど今じゃ会える前日にメールするようになっちまったがな
お察しします。なんて気遣いが少しだけ嬉しい
仕事上の応対なんだろうが、本気で俺と佐々木のことを心配してくれてるみたいだ
ココに居る3人以外は俺たちの関係を知らないからな
国木田ですら付き合ってることを知らない
隠してた訳じゃないが、付き合う前から佐々木とは仲良く見えていたらしくその後も周りの反応は変わらなかった

169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 14:07:44.20 ID:gFbvNuRCO

長門の合図をきっかけに部室から出る
バイトがないので一緒にどうですか?なんて古泉の誘いに乗って家路につく

古泉「最近の涼宮さんは非常に安定しています。あなたのおかげですよ」

どういたしまして
それにしても最近多すぎやしないか?
こう毎週毎週奢らされるとキツいんだが

古泉「まぁまぁ、我々の分は後で渡しているので我慢してください」
キョン「そうは言ってもハルヒは俺の彼女じゃないんだぞ?」

言っても無駄なのは分かってるさ
だけど言わずには居られない

嫌な顔一つせず俺の愚痴を聞いた古泉は明日も頼みます と言って帰っていった

171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 14:13:47.74 ID:gFbvNuRCO

〜翌日〜

毎度のことながら30分ほど早く着いたのに俺が最後だ
お前ら何時に来てるんだよ

ハルヒ「今日もあんたの奢りねっ!」

言うや否や喫茶店へ向かうハルヒ
慌ててついていく朝比奈さんと、軽い会釈を俺にして行く古泉
長門だけは待っていれくれた
良いやつだな、お前は

長門「いい」

カランカランッ

入るとハルヒがこっちだと言わんばかりに大きく手を振っている
早速グループ分けをするようだ

172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 14:18:25.11 ID:gFbvNuRCO

キョン「無印だな」
ハルヒ「あたしも」

またお前か
ここ数回いつもお前との気がするぞ

ハルヒ「うっさいわねぇ、あたしだって嫌よ!」
キョン「じゃあもう一度やれば良いじゃないか」
ハルヒ「だ、だめよっ!決まったことは実行しなきゃ!」

そうかいそうかい
冷めかけたコーヒーを飲み干して会計に向かった

173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 14:23:26.06 ID:gFbvNuRCO

ハルヒ「いい、古泉君?ちゃんと不思議を探すのよ?」
古泉「勿論ですよ、涼宮さん」
ハルヒ「じゃあまた夕方に集合ね」

図書館の方へ向かう古泉たち
俺もそっちへ行きたい

ハルヒ「さ、あたし達も行くわよ」

俺の手を掴んでグイグイ進むハルヒ
おい、どこに向かってるんだ

ハルヒ「イオンよ」
キョン「…ショッピングモールに不思議なんかあるのか?」
ハルヒ「大ありよっ!」

是非とも教えてほしいね

174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 14:31:39.74 ID:gFbvNuRCO

それからハルヒの言い訳、もとい説明が始まった
なんでもハルヒ曰く、ショッピングモールはおかしいことだらけらしい
似たような店が何軒もあるのに潰れないことや、映画館は何故か一つしかないこと、
更には飲食店がいろんなフロアにあることについて熱く語られた
…ハルヒよ、その情熱を違う方に向けてくれ
ショッピングモールについて熱くなる女子高生なんてかわいくないぞ

175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 14:37:09.59 ID:gFbvNuRCO

グダグダ話しながらウロウロしてると12時になった
また俺の奢りなんだろ?

ハルヒ「…たまにはあたしが出すわっ」
キョン「熱でもあるのか?」

そう言って額に触れた俺の手を荒々しく払う
心なしか顔が赤くなってやがる

ハルヒ「そっ、そんなこと言ってると奢らないわよっ!?」

それは勘弁してほしい
機嫌を戻したのか嬉しそうな足取りでお好み焼き屋に入る


176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 14:42:52.05 ID:gFbvNuRCO

ハルヒ「エビ玉が美味しいのよ」

なんて言って俺の分まで注文しやがった
奢りだから文句は言わんが、それなら喫茶店でも俺に任せろよ

ハルヒ「あんたに任せたら変な注文するでしょ、ふふふ」

仮に注文したとしたら俺じゃなく喫茶店に文句を言ってくれ
メニューに載せた方が悪い

178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[>>177 待ってろw] 投稿日:2009/04/30(木) 14:49:34.85 ID:gFbvNuRCO

それにしても嬉しそうだな
知り合った頃はこんな穏やかな表情じゃなくて、
いつもツンツンしてて近づき辛かった
それが今じゃ満面の笑みでエビ玉を食ってやがる
佐々木同様、成長してるってことかな

ハルヒ「なに満足そうにしてんのよ。要らないなら貰うわよっ」
キョン「そんなこと言ってないだろ、っておい!」

結局半分近く食われた
いつもながらコイツの胃袋はどうなってんだ

180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[>>177 待ってろw] 投稿日:2009/04/30(木) 14:54:52.41 ID:gFbvNuRCO

そのままマッタリした後、ハルヒが会計に行ったから先に店を出た

運命というか偶然というか必然というか、こういうことってあるんだな
高校に入ってから連絡しなきゃ会えなくなったアイツが母親と一緒に歩いてくる

佐々木「やぁ、キョンじゃないか」

母親に一言告げて笑顔で向かってくる
おばさんは会釈して去っていった

181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 14:58:58.92 ID:gFbvNuRCO

佐々木「こんなとこで会うなんてね、ほんとに嬉しいよ」

嘘偽りなく抱きつきながら佐々木が言う
俺も嬉しいさ
しかし人前では恥ずかしい

佐々木「いや、すまない。あまりにも嬉しくてついね」

軽く口づけして離れながら謝る
謝ることはないさ
ちょっと恥ずかしかっただけだし、俺も嬉しいからな

182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 15:03:27.90 ID:gFbvNuRCO

佐々木「君一人かい?」

不思議そうに聞いてくる
忘れてた…
俺が佐々木とデート出来ない訳を

キョン「いや…一人じゃないんだ」
ハルヒ「おまたせーっ!ってあら?」

…ハルヒよ、頼むから空気ぐらい読んでくれ
一瞬佐々木の顔が曇り、これはどういうこと?と言いた気な目で睨まれる

185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 15:10:44.52 ID:gFbvNuRCO

聞きたいのはこっちの方だ
なんで俺がハルヒに好き勝手振り回されなきゃいかん
俺は佐々木と一緒に居たいんだ

ハルヒ「この子だれ?」

「俺の彼女でゆくゆくは嫁になる大切な人だ」

なんて言えたら佐々木の機嫌を良くできるしハルヒと距離を置くことが出来るかもしれない
だが世界を滅ぼすわけにはいかない
どういう訳かハルヒは俺が他の女に関心を示したりすると不機嫌になるらしい
過去にも朝比奈さんの着替えを見ただけで閉鎖空間が発生したと古泉が言っていた
目の前で脱がしてたのはお前だろハルヒ…

186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 15:16:41.14 ID:gFbvNuRCO

キョン「同じ中学だった―――」
佐々木「親友の佐々木です、あなたは?」

見た目以上に佐々木は怒っているらしい
竹中直人の様に笑いながら怒るんだ、こいつは…

ハルヒ「あたしは高校の親友よっ!ねっ、キョン!!」

頼むから張り合わんでくれ…
どっちの発言にも肯定することなく俺はただ立っていた

187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 15:25:32.41 ID:gFbvNuRCO

佐々木「…キョンがいつもお世話になってます」

佐々木は穏やかに言った
どうやら言い合いを避けて、後から俺に詳しいことを聞くという姿勢でいくらしい
さすが俺の彼女、人が出来ている

ハルヒ「ほんとキョンには困るわ。いっつも遅刻してくるんだから」

佐々木の顔が引きつっている
こんな顔初めてだ…

ハルヒ「時々あたしが起こしてあげなきゃお昼まで寝てるんじゃないかって思うわ」

191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 15:36:27.58 ID:gFbvNuRCO

プツンっ
そんな音が聞こえた気がする

佐々木「中学の時は私が毎朝起こしに行ってたんだよ」

今度はハルヒの顔が引きつる
ふふんっと言いた気な佐々木に対し、

ハルヒ「今はあたしが起こしてるけど」

嘘までついて何がしたいんだハルヒ…

佐々木「涼宮さんだっけ?悪いけどあなたと話していても埒が明かない。キョンに事実を聞こうじゃないか!」

こんなに迫力のある佐々木は初めてだ
それもそうね、なんてハルヒも同意しやがるもんだから益々困った

193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 15:43:10.69 ID:gFbvNuRCO

古泉…恨むなら神様を恨め…まぁハルヒだけど
そう想いながらもアイツには恩があるからな

キョン「ハルヒとはただの友達だ」

我ながら上手い言い訳だと思う
佐々木について説明せず、しかも嘘を言っていないから間違いない事実だ
今日の俺は最高に冴えている

佐々木「ふふふ…」

とりあえず誤解の解けた佐々木は愛くるしい目でこっちを見ている

ハルヒ「……佐々木さんとの関係は?」

195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 15:49:36.37 ID:gFbvNuRCO

そうだな、お前は俺の予想の斜め上をいくやつだ…
こうなったら言うしかない
ほんとにすまん、古泉

キョン「佐々木は……俺の彼女だ」

長い沈黙のあとハルヒは「そう…」と一言だけ言って帰っていった
それから佐々木と久しぶりのデートを満喫し、家に着いたのは10時を越えていた

197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 15:58:28.18 ID:gFbvNuRCO

古泉はあぁ言っていたが世界は滅んでいない
さすがのハルヒもこんなことじゃ滅ぼしたりしないか
どこぞのハ●も母親を殺されたのが原因だったしな
俺に彼女が居たくらいじゃ滅びんさ
一応古泉に言っとくか

プルルルル…ガチャ

キョン「あ、古泉か?」
古泉「あなたですか。こんな時間にどうしました?」
キョン「つかぬことを聞くが閉鎖空間は発生してるか?」
古泉「また何かしたんですか?」
キョン「…」
古泉「今のところ発生してません。あなたとの探索に満足してるんじゃないですか?」


198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 16:12:19.72 ID:gFbvNuRCO

そいつは意外だな
あんなことがあったのに満足するなんてドMじゃないか
ハルヒが色んな男に咥えさせられて喘いでるところなんて想像できないな

古泉「Mだからといって複数でするとは限りません。そういう欲望の可能性は否定しませんが」

なんて馬鹿話をしてたら大分時間が経っていた
安心した俺は古泉との電話を適当に切り上げた
どうやら世界は無事らしい
ハルヒにも常識というか理性というか、そういう普通のものが備わっているらしい
そういや古泉も言ってたな
まぁそんなことはもうどうでもいいさ
これからは団活をサボって佐々木とデートが出来る!
明日は日曜だし朝から押し掛けてみるか
2日連続で会うなんてかなり久しぶりだな

199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 16:20:49.31 ID:gFbvNuRCO

〜翌日〜

よし、行くか!
妙なこともあるもんで、佐々木に会うと決めたら寝坊なんてしなかった
そういえば中学の頃は寝坊なんかしなかったな
ハルヒと出逢ってからだ
なにもかも狂いだしたのは
けれどそれも昨日までだ
今日から俺は自由の身だ!

なんて浮かれながら開いた玄関先に見知らぬ少女、いや幼女がいた

201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 16:28:22.30 ID:gFbvNuRCO

妹の友達か?
見たところそんな感じもするが、ミヨキチの例もあるしなぁ…
探せばこんな成人も居るかも知れん
女なんてそんなもんだ

キョン「うちになんか用か?」

無反応。困ったなぁ、迷子なら佐々木んちに行くのが遅れちまう
出掛けられても困るし、電話するか

プルルル…

出ないなぁ…まだ寝てるのか?寝起きの佐々木も見てみたいな

ピピピピピッ

ん?近くで電話が鳴ってるな

203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 16:37:09.68 ID:gFbvNuRCO

あぁ、この子の携帯か
最近は小学生でも持ってるんだな
物騒な世の中だし備えておくのは良いことだ
母親からか知らんが掛かってきてる電話に出る
これで交番まで連れて行かなくて済むな

ガチャ

お、佐々木も出たな

キョン「もしもし」
佐々木「…もしもし」

変だな、声が二重に聞こえる

キョン「電波悪いのか?」
佐々木「…よく前を見てごらん」

言われて見ると、佐々木と同じ携帯を持った子がこっちを見てる

204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 16:49:57.98 ID:gFbvNuRCO

携帯を切って話しかける

キョン「まさか…」
幼・佐々木「そのまさかさ…」

なんてこった…
佐々木の体が縮んじまった!
コナ●くんもビックリだぜ

キョン「なんで…」
佐々木「さぁね…朝起きるとこうなっていた…」

親に気付かれないようにコッソリ出てきたようだ
そりゃ娘の体が突然縮むなんて普通の人間なら卒倒しかねないからな…

206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 16:56:36.77 ID:gFbvNuRCO

とりあえず上がれよ
そう言いかけたが引っ込めた
妹に見られるとマズイ
こんなの見せたらどう思われるか…

妹「キョンくんロリコーンッ」

いくらなんでもヤバすぎる
こういう時はやっぱり長門だ!

208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 17:03:58.94 ID:gFbvNuRCO

〜長門宅〜

どこへ行くんだい?
弱々しく言った佐々木の手を握り長門の家へ向かった
頼りになるやつが居る
俺の言葉を信じた佐々木は黙ってついてきた

長門「なに?」

俺は今までの経緯を話した
昨日のハルヒとの出来事、そして佐々木が縮んだこと
ジーッと聞いていた長門が俺の耳元で言った

長門「元に戻すことは可能。しかし可逆性はない」ボソッ
キョン「どういう意味だ?」ボソッ
長門「元の体に戻ると今の体にはなれない」ボソッ

なんだ、そんなことか
何を気にすることがある
俺はロリコンじゃないからな…きっと
そもそも長門がそんなことを言うなんてな

長門「…読者サービス」

210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 17:09:01.05 ID:gFbvNuRCO

キョン「読者?」
長門「…こっちの話」

なんだか今日の長門は変だ
さっきから佐々木のことを見る目が危ない

長門「あなたには不要でも私には必要」
キョン「なにがだ」
長門「彼女」

ん〜長門も母性に目覚めたんだろうか
たしかに幼い佐々木はかわいらしくて、その…なんだか……ムラムラしてくる

211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 17:15:29.87 ID:gFbvNuRCO

いかんいかん!
俺は犯罪者になんかなりたくはない
しかし…この佐々木は……

佐々木「どうしたの?キョン?」

体だけじゃなく言葉遣いまで子供になってやがる…
これじゃあ我慢できそうにない…

長門「…奥に布団がある」

準備がいいじゃないか、さすが長門
いいか、俺はロリコンじゃない
彼女の見た目がちょっと幼いだけだ
全く問題はない

212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 17:19:31.97 ID:gFbvNuRCO

長門に連れられて奥の部屋に入る

長門「彼女の体を元に戻すにはあなたの精液が必要」

長門必死だな
そんなエロ漫画みたいな解決法があるか

佐々木「頼りになる君が言うのなら…」

…。藁にもすがるってやつか
まぁ俺も損はないんだしいいか
事が終われば長門が元に戻してくれるんだろう


213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 17:23:31.62 ID:gFbvNuRCO

いいのか佐々木?

佐々木「こんな体で出来るか不安だけどね…」
キョン「安心しろ、いつも以上に優しくする」

そう言って佐々木の服に手をかけた
昔着てた服らしく、防虫剤の匂いがする
かわいらしいクマさん柄のパンツだ
無論ブラはしていない

214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 17:29:36.44 ID:gFbvNuRCO

長門の視線が痛い
パンツは脱がすな。そう言いた気だ
へいへい、従いますよ
ところで、体が縮んだら感度も下がってるのか?
確認のためにクマさんの上からなぞってみる
前言撤回
いつも以上に濡れていてクマさんが透けそうだ
長門を見ると親指を突きだしている
いや、うん…まぁ……長門なりの配慮だよな
濡れなかったら困るし

217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 17:38:40.76 ID:gFbvNuRCO

佐々木も驚いているらしい
それにしても幼い体に色っぽい表情って…
いかんいかん、治療のために仕方なくしてるんだ!
俺はロリコンじゃない
そう想いつつも優しく秘部をなぞる俺

佐々木「んっ…あっ……ひゃんっ!」

かわいいなぁ…
このままでも良いかも知れないな
いやいや、しっかりしろ
さっさっと終わらせて元に戻すんだ

218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 17:46:27.59 ID:gFbvNuRCO

クマさんの横から指を滑り込ませる
大分濡れているらしく、指1本なら難なく咥わえこんだ

佐々木「あぁっ!!」

佐々木らしくなく、指だけでイってしまったようだ
全身で息をしている
元の体より敏感なんだ
小さな体で受けきれるハズがない

キョン「佐々木…いいか?」
長門「だめ」

佐々木の代わりに長門が答えた

長門「彼女に口でしてもらうと良い」
キョン「治療と関係は…」
長門「ある」

そう言われちゃ逆らえない
佐々木を抱き起こして愚息を取り出す

220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 17:54:57.59 ID:gFbvNuRCO

佐々木「こ、こんなのむりだよぉ!おおきすぎる…」

嬉しいこと言ってくれるじゃないか
横にブンブン振る佐々木の頭を押さえ、唇に近づけた

佐々木「んむっ……」

先っちょは入ったがこれ以上はキツいらしい
ん〜どうしたものか

佐々木「なめるひゃら…これいじょうおきゅにぃは…」

まぁいいか
無理して口が裂けても困るしな

佐々木「んっ…レロッ…レロ…」

短い舌で一生懸命舐める佐々木が愛しい
ほんとにこれで元の体に戻れると思ってるんだ
小さい子を騙して悪戯するっていうのはこういうことを言うんだろうな

222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 18:02:38.62 ID:gFbvNuRCO

そろそろ限界の近い俺は自ら腰を振りだした

佐々木「ひゃっ!んっ!まっ…ひぇ!…くるひぃ……!」

そんなこと知るか
お前がかわいすぎるのがいけないんだ
ヨダレを垂らしながら必死に抵抗する佐々木
俺がショタ化してればいざ知らず、男子高校生だぞ?敵うハズないさ
諦めたのか力なく揺すられる佐々木の幼い口に欲望をぶち撒けた

佐々木「んぐっ…!…ごくッごくッごく…」

口が小さいせいもあって複数に分けて飲む佐々木
ちょっと脚にかかっちまったな

長門がなにか呟いている
すると佐々木の体がみるみる内に―――――

223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 18:08:41.30 ID:gFbvNuRCO


佐々木の体は2歳ほど成長した
さすが長門、芸が細かい
さっきまでなかった胸が、わすがに膨らんでいる
う、美しい…

佐々木「中1ぐらいかな…?」

驚きながらも嬉しそうだ
ビショビショになったクマさんがもはやクマさんではなくなっていた

225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 18:17:14.77 ID:gFbvNuRCO

長門「膣内ではなかったためここで止まった」

どういう理屈だ、それは
まぁこの体なら挿入も出来るよな
さすがにあの体に挿入するのは良心が痛む

佐々木「キョン…続きをしよう」

待たせるわけにはいかないな
元々はクマさんだったものの横から侵入する
くっ…やっぱキツいな…
佐々木も辛そうだ

佐々木「キョン…きてっ…」

そんなに痛みがあるわけではないようなので根本まで挿入してみる
こりゃスグに出ちまいそうだ
幼い佐々木の体を堪能するかのように、狂ったように腰を打ち付ける

佐々木「あっ…んっ……ひゃんっ!」

膨れ上がったクリトリスを長門が摘まむ

226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 18:26:33.58 ID:gFbvNuRCO

長門「きもちいい?」
佐々木「え…?ひゃっ!んっ…!ああっ!!だめぇぇ…!」

凄い…
佐々木の声が上がる度に膣が脈打つ
もう無理だ…出るっ!

佐々木「キョ…んっ!なかっ…にっ……なかに…だしてぇぇ……!」
キョン「くぅ…!!」ドクンッドクンッドクンッ
佐々木「んんっ!あつ…いっ!……キョンのが…でてるぅ…」

今までに出したことない量だ
当分射精できそうにない
長門も満足そうだ
スグさまなにか呟くと、佐々木の体が元に戻った

佐々木「あ…戻った!」

嬉しそうに抱きつく佐々木
ほんとによかったな
頭を撫でながらそう呟いた

227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 18:40:15.90 ID:gFbvNuRCO

本当にありがとう
二人で長門に言った
過程はともかく、長門に助けてもらったことに代わりはないからな
ついでに服まで借りたし
長門「いい」


佐々木「いい人だったね」
キョン「あぁ、あいつこそ親友かもな」
佐々木「ふふふ、彼女なら文句はないよ」

家まで送ると佐々木から礼を言われた
彼氏なんだから当然だろなんて言うと「くつくつくつ…随分男らしいことを言うじゃないか」だとよ
ふんっ、素直じゃないやつめ
それから家に向かう途中、長門に会った

キョン「さっきはありがとな」
長門「私も楽しませてもらった」
キョン「あぁ…」
長門「涼宮ハルヒの方も上手く処理した。それと―――――」

あぁ、ハルヒの方もやってくれたのか
恩にきるぜ
放っておいても良かったんだかめんどくさいことになるっ困るからな
長門が処理したら問題ないだろう
なにやらカバンをゴソゴソしている
なんか長門の家に忘れてきたか?

長門「それから……さっきのDVD…いる?」

229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 18:45:24.32 ID:gFbvNuRCO

あとがき

最後は行数の関係で「おしまい」はなしですw
佐々木対ハルヒやら幼女佐々木が見たいということなので混ぜてみたw
幼女化と治療まではスグに浮かんだんだけど、ハルヒの処理が浮かばないw
まぁ書きながら考えれば良いか〜なんて思ってたら結局浮かばず長門に丸投げw
記憶介入は出来ないし、過去に戻ったら長くなってしんどいしキョンと佐々木は救われないからね
NTR書いておいて言う台詞じゃないなw
あとはいつも通りお願いします

235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 19:39:54.98 ID:gFbvNuRCO

〜スーパー〜

参ったなぁ…
お母さんに頼まれて買い物に来たのは良いものの、お金が足りない
渡し間違えるなんてそそっかしいんだから…

店員「どうしました?」
佐々木「え…?いや…そのぉ…」

言えない
お金が足りないなんて恥ずかしくて言えない

「よかったらどうぞ」

振り向くと腰まで伸びた緑髪の女性が1万円札を出していた

佐々木「こ、困ります…」

助かるけど知らない人にお金なんて借りられない…

「遠慮はよくないっさっ」

そう言って結局彼女が払ってしまった

236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 19:47:39.64 ID:gFbvNuRCO

家が近いから待っててください
僕の提案に笑顔で そんなのいいにょろ なんて答えてくる
こっちの気が済まないからと頼むと 分かったよ と了承してくれた

急いで家に帰って説明し、すぐさま引き戻したら暢気にアイスを食べている
無防備というかのんびりしているというか…

佐々木「あの…ほんとにありがとうございました!」
「いいにょろいいにょろ、困ったときはお互い様っさ」

それから軽い自己紹介をした
彼女は鶴屋さん
僕の親友であるキョンと同じ高校の2年生だから年上だ

241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 19:59:47.39 ID:tPP1KcS90

特徴的な口調は小さい頃からの癖らしい
僕が「僕」と言うように意識している訳ではないらしい
他にも学校のことを聞いた
SOS団という面白い部活があるらしい
あぁ・・・間違いない、キョンの部活だ・・・

242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 20:09:20.88 ID:tPP1KcS90

キョンは今涼宮さんと付き合っているらしい
仕方ないね、僕とは久しく会ってないんだから
鶴屋さんは時々活動に参加しているそうだ
なんでも名誉顧問という立場でサポートしているみたいだ

鶴屋「アドレス交換するにょろ」

245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 20:13:48.03 ID:tPP1KcS90

お互いに赤外線で送りあう
なんだか不思議な気分だ
会って間もないのに前から知ってたみたいに話し合える
鶴屋さんのオーラというか話し方がそうさせるんだろうか?

246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 20:20:56.64 ID:tPP1KcS90

改めて鶴屋さんに礼を言う

鶴屋「私とささきんの仲っさ♪」

ささきん・・・
くっくっく・・・あだ名を付けられたのは初めてだよ

247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 20:25:25.59 ID:tPP1KcS90

嫌な気はしない
むしろ嬉しいぐらいだ
僕は今まで変な目で見られてきた
普通の女の子とは思われていなかった
友達が居なかった訳じゃないが、どこか距離があった
唯一心を開けたキョンももう居ない

248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 20:30:10.08 ID:tPP1KcS90

もしかしたら僕はずっと心に穴が開いていたのかもしれない
それを鶴屋さんが埋めてくれた
まだ会って数時間だというのに僕はもう鶴屋さんなしじゃ生きていけない

鶴屋「ささきん、またねんっ」
佐々木「えぇ・・・また」

いやだ、帰りたくない・・・
もっと一緒に居たい

250 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 20:33:40.74 ID:tPP1KcS90

気付いたら鶴屋さんの腕を掴んでいた

鶴屋「にょ?」

鶴屋さんが見つめてくる
・・・きっと変な子だと思われた
あぁ・・・また一人ぼっちになる・・・

鶴屋「どうしたにょろ?」ギュっ
佐々木「あ・・・!」

251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 20:42:04.60 ID:tPP1KcS90

暖かい・・・僕はこれがずっと欲しかったんだ・・・

鶴屋「どうして泣いてるにょろ?」
佐々木「え・・・?」

涙が止まらない
鶴屋さんの優しさが温もりが嬉しい
嬉しくて泣くことがあるんだ・・・

佐々木「急に泣いたりしてごめんなさい」
鶴屋「いいにょろ、ささきんは特別っさ」

252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 20:45:38.52 ID:tPP1KcS90

特別・・・いい響きだ
軽蔑とは違って良い意味の例外だ

鶴屋「困ったことがあればいつでもウチに来ていいにょろ」
佐々木「ありがとう・・・」

また強く抱きしめて笑顔で帰っていった
鶴屋さん・・・良い人だ
もっと鶴屋さんを知りたい

256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 21:11:45.13 ID:tPP1KcS90

〜翌日〜

はぁ・・・なんか学校に行きたくない
どうせ行っても鶴屋さんは居ないんだ
・・・家に居たいけどお母さんに怒られるし、どっかでサボろう

258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 21:19:56.43 ID:tPP1KcS90

〜公園〜

どうしよう
行き先なんてない
まだ9時だし、学校が終わるまで7時間もある
図書館に行くにも歩いていくのは遠すぎる
自転車通学してればよかった

鶴屋「おーい、ささきんっ!」
佐々木「え?」

259 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 21:23:15.14 ID:tPP1KcS90

鶴屋さんの公園の入り口で手を振っている
どうして?今日は学校じゃ・・・

鶴屋「いやぁ、今日は創立記念日なのさっ」
佐々木「そうなんだ・・・」
鶴屋「ささきんもかい?」

答え辛いなぁ・・・
でも鶴屋さんに嘘はつきたくない
そう思って本当のことを話した

261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 21:27:42.34 ID:tPP1KcS90

学校をサボったこと
心を開ける友達が居ないこと
それから・・・鶴屋さんと居ると落ち着くことを
正直、会って2日目の人に話すような内容じゃないのは分かってる
けれど鶴屋さんなら受け入れてくれる、そんな気がした

鶴屋「辛かったにょろね」

昨日の帰り際とは違う、優しい抱擁をしてくれた

鶴屋「実はね―――――」

263 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 21:34:52.40 ID:tPP1KcS90

鶴屋「私も友達が居ないにょろ」

あぁ、鶴屋さんは良い人すぎる
こんな僕のために嘘までついて合わせてくれている

鶴屋「嘘じゃないよ、私がついた嘘は話し方だけ」
佐々木「え・・・?わざとそんな喋り方を・・・?」

鶴屋さんは家がお金持ちらしい
明るい性格も手伝ってか、小さい頃はたくさん友達が居たそうだ
けれど小学校、中学校と進学するにつれて周りの反応が変わっていった



264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 21:40:01.78 ID:tPP1KcS90

鶴屋の家はいけないことをしてお金を貰っている
誰かがそんな噂を流した
鶴屋さんは両親が家に居ることが多かったからどんな仕事をしているか知らなかった
今だから分かるものの、小さい頃なんてサラリーマンとか教師とかそういうメジャーな職業しか知らない
だから鶴屋さんは反論出来なかった
子供というのは酷いもので、否定しても悪化するし無視しても肯定と取られて悪化する
どっちに転んでも旨くないから鶴屋さんは家に籠もった

265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 21:46:06.05 ID:tPP1KcS90

両親に理由を聞かれたときも答えなかった
どんな仕事をしていようと鶴屋さんは両親のことが大好きだった
だから家に籠もる。好きな両親と、それを悪く言うクラスメイト
どっちを取るかなんて考えるまでもない
それから鶴屋さんは家庭教師を雇ってもらい必死に勉強した
両親に褒められるのが嬉しいということもあったが、内申がない
つまり高校に行くには実力しかない
中途半端な学校じゃ旧友に会ってしまう
その想いだけが鶴屋さんを突き動かした

266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 21:50:12.33 ID:tPP1KcS90

実力だけで北高に入るなんて普通じゃ考えられない
そこそこの実力と内申でキョンは入ったんだ
内申なしじゃ満点近く取らないと無理なはずだ
実際、鶴屋さんは賢そうだ。のんびりしてそうだが頭の回転は速い
高校に入って新しい人生を始めようとしたが他人の視線が怖い
いつあの噂を流されるか分からない
今なら説明できるのに、心がついていかない
引き籠っていたせいで心が成長しなかったんだ

268 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 21:57:40.24 ID:tPP1KcS90

話している最中も蝶々を目で追っている

鶴屋「と言う訳でね、私にも友達が居ないんだ」

喋り方を変えていたのはみんなと距離を置くためだそうだ
距離があるならいつ縁を切られても問題ない
SOS団の活動に参加するのもせいぜい人数合わせの時だけだ
朝比奈さんという同級生とは仲が良いが、どうやら両親の仕事の関係で朝比奈さんはヘコヘコしてるらしい

270 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 22:04:24.65 ID:tPP1KcS90

鶴屋「私もね、ささきん・・・佐々木さんと出逢えて嬉しかった」
佐々木「鶴屋さん・・・」
鶴屋「佐々木さんは私の喋り方にも嫌な顔しなかった」
佐々木「うん・・・」
鶴屋「それだけで分かったにょろよ」

喋り方を戻してまた抱きしめてくる

鶴屋「ウチに行くにょろ」

272 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 22:11:03.90 ID:tPP1KcS90

〜鶴屋邸〜

鶴屋「私もささきんと同じ気持ちで、ささきんなしじゃ生きていけないにょろ」

ふふっ、さっきまでの空気が嘘みたいだ
鶴屋さんの一言一言が心地良い
時折見せる八重歯が鶴屋さんのかわいさを引き立てる

鶴屋さん「ねぇ・・・ささきん?」
佐々木「なに?」
鶴屋「女の子同士でこういうことするのっておかしいかなぁ?」ちゅっ
佐々木「んっ・・・」

275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 22:15:53.92 ID:tPP1KcS90

頭が混乱する
女の子同士だ・・・
こんなことするなんておかしい
頭では分かってるけど不思議と嫌じゃない
そうだ、海外じゃキスなんて挨拶みたいなもんなんだ
全然おかしくなんてない

鶴屋「ん・・・にょろっ」
佐々木「んー!」

舌が・・・舌が入ってきた・・・!
頭がクラクラする・・・あぁ、キスってこんなに気持ちいいんだ・・・

277 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 22:20:56.62 ID:tPP1KcS90

鶴屋「んちゅ・・・んっ・・・・・・ん・・・」

鶴屋さんの舌が僕の口腔内を犯していく
クチュクチュと唾液の混ざる音が響く
どうしてこんなことになったんだろう・・・
僕は鶴屋さんが好きで、鶴屋さんも僕のことが好きで・・・
なんだ、何も疑問に思うことなんてないじゃないか
好きな人を求める。至って普通の行為だ
その対象が女性だというだけで、何も嫌悪するようなことじゃない

279 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 22:28:05.70 ID:tPP1KcS90

鶴屋「ちゅぷっ・・・どうだった・・・?」
佐々木「・・・」

なんて答えれば良いのかわからない
素直に答えれば良いんだけど、妙に恥ずかしい

鶴屋「いやだったよね・・・」

だめだ・・・
こんな目で見つめられたらおかしくなる

佐々木「鶴屋さん!」

280 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 22:32:05.06 ID:tPP1KcS90

鶴屋「にょろ・・・?」

突然押し倒されて動揺している
鶴屋さんがいけないんだよ・・・
僕がこんな風になったのは全部鶴屋さんのせいだ

鶴屋「にょろろ〜!」

服の下から潜らせた手で鶴屋さんの胸を揉みしだく
すごい・・・こんなに柔らかいんだ・・・!

281 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 22:40:39.80 ID:tPP1KcS90

鶴屋「んっ・・・にょ・・っ・・・・・」

可愛い声で喘いでいる
くっくっく・・・どうやら僕はサディストらしい
硬くなった乳首を力に任せて抓ってみる

鶴屋「んんっ!だめにょろ・・・」
佐々木「くつくつくつ・・・駄目じゃないだろ?鶴屋さんから誘ってきたんだから」

邪魔な下着を取り除く
綺麗な胸だ。女の僕から見ても吸い付きたくなる

283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 22:52:03.59 ID:tPP1KcS90

鶴屋「あっ・・・ふんっ・・・・・・あぁ!」

乳首を吸っただけで達するなんてね
いじめがいがるよ

鶴屋「ささきんばっかりズルいにょろ・・・」
佐々木「そうだね、じゃあ服を脱ごうか」

そう言うとバンザイする鶴屋さん
あぁ、脱がして欲しいのか
どこまでかわいいんだ、あなたは

284 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 22:56:51.58 ID:tPP1KcS90

脱がし終わると僕にバンザイしろと言う
服ぐらい自分で脱げるけど・・・脱がしたいの?

鶴屋「にょろ!」

鶴屋さんには敵わないな
僕もバンザイをする。人に服を脱がされるのなんて何時振ぶりだろう
下着を脱がした所で無言になる
きっとお互いに見惚れていたんだと思う

286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 23:04:16.57 ID:tPP1KcS90

どっちからということもなく唇を重ねて抱き合う
行き交う舌とツバ。どんどん鶴屋さんに染まっていく気がする
二人の口元から糸が引いている
糸が落ちないように、途切れないように再び唇を重ね、抱き合ったまま鶴屋さんの布団に腰を下ろした

鶴屋「ねぇささきん・・・?ほんとにいいの?」
佐々木「もちろんだよ。鶴屋さんとなら大丈夫」

287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/30(木) 23:13:42.02 ID:tPP1KcS90

ゆっくりとお互いの秘部をあてがう
二人とも脚を開いていてハシタナイ格好だ
既に濡れていた鶴屋さんの愛液によって自然と滑りがよくなってくる

 「あつ・・・はっ・・・・・・んっ」

どちらのか分からない声が漏れる
時々当たるクリトリスが強い快感を生み出す

290 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 23:24:07.80 ID:tPP1KcS90

ヌチャヌチャといやらしい音だ
僕は自慰をしたことがなかったからアソコがこんな風になるなんて知らなかった
鶴屋さんはどうなんだろう

 「ん・・・ぁ・・っん・・・・・・あぁ・・・」

どんどん頭がおかしくなっていく
鶴屋さんの感じてる顔が色っぽくて、もっといじめたくなる
ぎこちないながらも強めに腰を振る
鶴屋さんもわずかに振っている為、毎回違う分部が擦られて新鮮だ

292 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 23:30:31.38 ID:tPP1KcS90

鶴屋「なんっか・・・くる・・・・・にょろ・・・」

恐らく絶頂というやつだろう
僕もさっきから感じている。何か強い刺激があれば達しそうだ
僕はあることを閃き、鶴屋さんの腰に脚を絡み付けた

鶴屋「にょ・・・ろ・・・?」

僕の意図に気付かない鶴屋さんは未だに焦点が合っていない
僕は密着した腰をクネクネと動かし、互いにクリトリスが当たる位置を探った

295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 23:42:05.75 ID:tPP1KcS90

 「あんっ!」

一際声が大きくなる
あった、ここだ。僕は見つけた場所がズレないように脚に力を籠めた
性行為というものはこんなに気持ちがいいんだ・・・
もしこれが男・・・キョンとだったら・・・
そんな考えはよそう。キョンにはもう涼宮さんが居るんだ
それに僕には鶴屋さんが居る
激しく擦り合わせた秘部からダラダラと愛液が零れる

 「んんっ!あっ!あぁっ!!」

絶頂を迎えて大きく肩で息をする
さようなら、キョン。僕はもう戻れない
越えてはいけない一線を越えたんだ
それでも後悔はしていない
失ったものは大きいけれど、同時に大きなものを手に入れたんだ
弱弱しく息をする鶴屋さんにキスをして、深い眠りについた・・・




おしまい

296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 23:47:51.65 ID:tPP1KcS90

あとがき

ごめん、素晴らしいアイデアだったんだけど百合ってどうやってヤるのか分からなくて手間取った
PCからになって多少投下スピードが上がったのに話伸びてるしw
百合は難しいし鶴屋さんがにょろにょろ五月蝿くてどうやって終わろうか迷って結局gdgdに・・・
とりあえず、あとはいつも通りで

305 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 23:59:30.79 ID:tPP1KcS90

〜キョンの家〜

ピンポーン

妹が慌てて開けに行く
お客さんなんだから慌てなくても逃げないぞ
何度教えても変わらない妹の行動に呆れつつもお客さんにスリッパを出した

306 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 00:03:36.43 ID:8OwNDfW/0

佐々木「くっくっく・・・相変わらず元気な妹さんだね」

嫌味なく言う佐々木を部屋に通す
元気すぎるのも考えもんだぞ?
ノックせずに部屋に入られた時なんか特にな

佐々木「見られては困るようなことでもしてるのかい?」

くつくつくつと喉を鳴らして笑う
別に深い意味はない。いきなり部屋に入られるのが嫌なだけだ

307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 00:11:19.82 ID:8OwNDfW/0

意地悪い笑みを浮かべながらベッドに腰掛ける

佐々木「僕は好きだよ、妹さん。もしも妹が貰えるなら彼女が欲しい」

そうかい、だったら持って帰ってくれ
あいつも佐々木には懐いてるから喜んでついて行くぞ
噂をすればなんとやらだ
ドタドタと勢いよく階段を登る音が聞こえる

308 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 00:17:54.64 ID:8OwNDfW/0

ガチャ

妹「佐々木ちゃーん、お菓子ー!」

佐々木はお菓子じゃないぞ
クスクスと笑いながら妹からお菓子を受け取る
佐々木が来た時はいつも膝の上に座る
それが妹の定位置だ

309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 00:23:18.94 ID:8OwNDfW/0

ごめん
中途半端だけどもうやめるわ
誰も読んでないし文才ないのが痛いほど分かった
二度とSSスレ立てないよ

316 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 00:34:52.12 ID:8OwNDfW/0

妹「ねーねー?佐々木ちゃんとキョン君は付き合ってるの?」

はぁ・・・こいつも女なんだな
どうしてこう女は人の顔を見るとスグ恋愛の話を始めるんだろうか

佐々木「どうだろうね」

チラッとこちらに目を向けるがすぐさま妹の頭の上に落とす
なんだ?別に俺たちは付き合っちゃいないだろ

317 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 00:41:17.03 ID:8OwNDfW/0

妹「あーそうだ!佐々木ちゃんはどうして僕って言うの?」
佐々木「ん〜僕って言う方が落ち着くんだよ」

その割には俺にしか使ってないな
落ち着くんなら普段から使えば良いのに
それになぁ佐々木、余計なことを言うとまた妹がマネするだろ

妹「ぼくねっ、英語喋れるんだよ!はろー!」
佐々木「ふふふ・・・偉いね、妹ちゃん」

ハローぐらい幼稚園児でも言うぞ

319 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 00:55:26.72 ID:8OwNDfW/0

佐々木「キョン、そういうことを言うのは駄目だよ」
妹「キョン君だめー!」

なんなんだ、こいつらは

佐々木「英語は大抵中学校で習うもんだ。今喋れるのは凄いことだよ」
妹「えへへー」

はぁ・・・、もう好きにしてくれ

322 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 01:17:55.85 ID:8OwNDfW/0

最初からgdgdだけどね
落とすなら落としてくれ

323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/01(金) 01:26:22.61 ID:8OwNDfW/0

佐々木「いいかい、キョン」

それから佐々木の独白が始まった

人間はね、少なからず他者に認めて欲しいんだよ
認めてもらえなくとも見ていて欲しいんだ
だとえつまらないと言われようとも構わない
改善しようと努力することが出来る
だけどね、何も言ってもらえないというのは辛いんだ
批判も賞賛もされないのは、最初から何も書いてなかったのと同じなんだよ
想像してごらんよ
友達が笑ってくれたら嬉しいし怒らせたら謝って反省するだろ?
でも反応されないというのは無視されているのと同じだ
まるで僕なんか存在しないかのようにね

佐々木は言い終わると校舎の屋上から飛び立っていった・・・

326 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/01(金) 01:49:52.39 ID:8OwNDfW/0

すかさず手を伸ばす

佐々木「!?」

おいおい、誰も見ちゃ居ないなんて悲しいこと言うなよ
ちゃんと見てくれてる人は居るんだぜ?

佐々木「わかってるさ・・・僕の独りよがりだということもね
     だけど、もう少しだけで良いから感想が欲しかったんだ
     途中に期待してると言ってくれる人も居た。>>325の様な物好きな人も
     でも書き終わった時に待っていたのは次のリクエストだけだった
     リクエストを求めたのは僕だ。責任を持って精一杯応えてきた
     けれど感想はなかった。彼らは僕を玩具としか見てなかったんだよ
     様々なシチュエーションで乱れる僕を見て嘲笑っていたんだ!」
キョン「こ れ は 酷 い」

330 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 02:24:56.61 ID:8OwNDfW/0

もし次の機会が許されるのなら今回の反省点を活かしたいと思う
ほんとに長い間ありがとう

343 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 09:20:30.48 ID:8OwNDfW/0

これだけ保守・支援してくれる人が居たんだな・・・
気付かずに恥ずかしいことを書いてしまった・・・w
どうしよっか?w

347 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 10:30:49.47 ID:8OwNDfW/0

そういえばこのスレにおけるみくるの空気っぷりと言ったら・・・w

349 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 10:39:54.73 ID:8OwNDfW/0

〜ある休日〜

今日はSOS団もお休みで、久しぶりに自由に過ごせる
いい加減涼宮さんの我侭にはウンザリしてきていたので、この休みは心から嬉しい
毎日毎日メイド服着せられて文句一つ言えずに奉仕する
だって常に世界崩壊と天秤にかけられてるんだから、私が我慢するしかない
キョン君も古泉君も長門さんもよく頑張ってる。みんな危ない目に何度もあってるのに

350 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 10:45:09.90 ID:8OwNDfW/0

けれど文句を言っていても仕方が無い
私も仕事でこの時代に来ているんだ。お金の為には嫌な仕事も我慢しないと

みくる「あ〜!これ、カワイイ〜♪」

いつもの可愛さアピール。周りの男の人たちが私を見ている
中にはヤラシイ目で見てる人も居るけど一向に構わない
それだけ私が魅力的で罪な女だから
でも、どうせならキョン君に見られたいな〜

351 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 11:01:05.97 ID:8OwNDfW/0

キョン君は今何をしてるんだろう
いつも休日は家でゴロゴロしてるって言ってたし、きっと今日もそうなんだろう
あとでお菓子でも持って行こうかな?新しいお茶葉も買ったしね

  「姉ちゃん、かわいいねぇ。一人?」
みくる「はぁ?」

ナンパだ
なんで休日にこんな面倒な人の相手をしないといけないの

353 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 11:06:26.03 ID:8OwNDfW/0

みくる「あっち行けよ!」

つい怒鳴ってしまった
さっきまで下心見え見えで視線を送っていた人たちが遠ざかる
まぁいいや、どうせキョン君は居ないし

  「おい、嫌がってるじゃないか」

聞き慣れた声

  「なんだおめぇ」
  「その子の彼氏だ」

チッと舌打ちをして去っていく
助けてくれたのはやっぱり―――――

354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 11:12:19.20 ID:8OwNDfW/0

キョン「大丈夫ですか、朝比奈さん」
みくる「ふぇぇ・・・」

どうやら怒鳴り声は聞かれてなかったみたいだ
それにしても、彼氏って・・・

キョン「すみません、ついあんな事言ってしまって・・・」
みくる「い、良いんです!・・・嬉しかったし・・・」

意外そうに私を見てる
ちょっと軽すぎたかな・・・?

356 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 11:17:36.02 ID:8OwNDfW/0

キョン「今日は買い物ですか?」

話を逸らされた、だめだ
もっと積極的にいかないと

みくる「はいぃ、今日はお休みだから〜」

気持ち悪い
でもキョン君はこういうキャラが好きなんだ
演じきらないと

キョン「あ、お茶葉買ったんですね」
みくる「はい。ついでにお菓子でも買ってキョン君のお家に行こうと思ってたんですぅ」

357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 11:24:19.85 ID:8OwNDfW/0

嬉しそうだ
胃袋を掴んでれば浮気されないって言うしね
キョン君はお菓子とお茶で誰にでもホイホイついて行く
ついでに体の方も召し上がってほしい

佐々木「やぁキョン、待ったかい?」
キョン「そうでもないさ」

こちらは先輩でSOS団のメンバーの朝比奈さん
で、こっちは中学の親友の佐々木です
軽い紹介をされた
出てきたときはヒヤヒヤしたけれど、彼女じゃなくて親友なんだ
心配ない

358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 11:33:27.09 ID:8OwNDfW/0

佐々木「初めまして」
みくる「あ、初めまして・・・」

礼儀正しくて良い人だ
でもそれは一般人ならの場合
キョン君の隣にいるのなら排除する!

キョン「すまん、俺もトイレ行ってくる」

私に会釈をして遠ざかっていく
トイレに行くのは構わないが、この女と二人きりにされるのは困る

359 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 11:37:50.75 ID:8OwNDfW/0

佐々木「朝比奈さんは―――」

言いかけて止まる
さっきまで可愛らしい表情から一変して厳しい顔つきになる
直感的に分かった。これが彼女の素なんだ

みくる「あん?」
佐々木「・・・どうしてキョンの前ではキャラを変えるんです?」

キョンの前だけなのかは勘だ
だが試してみる価値のある勘なのは間違いない
僕がトイレに行く際に見た彼女の様子とキョンと話しているときの様子、そして今
そこから出される可能性はこれしかない

361 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 11:50:34.88 ID:8OwNDfW/0

朝比奈さんは黙る
・・・もしかすると僕の勘違いだったのかも知れない
キョンと居る時が素で、それ以外の人もしくは嫌いな人にはこんな態度になるのかも
軽率だった。直感は大事だけれど当て推量に頼るのは悪癖でしかない

みくる「・・・なかなか頭がキレるのね」

素直に認めてくれてよかった
でも、どうしてそんな必要が?

みくる「キョン君はこういうキャラが好きなのよ」

363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 11:57:01.43 ID:8OwNDfW/0

意外すぎる。そんなこと聞いたことが無い
てっきりキョンは僕・・・とは言わなくとも涼宮さんのような人が好きなんだと思っていた

みくる「佐々木さんも真似してみたら?」

バカにしたようにそう言う
僕はキョンに好かれたい。けれど自分を偽って得ても意味がないと思う

みくる「それは綺麗ごとよ。彼氏のために頑張るのって普通じゃない」

彼氏か・・・
くっくっく・・・そうかい、良いだろう
僕はキョンのために自分を捨てる!

365 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 12:01:58.38 ID:8OwNDfW/0

キョン「待たせたな、ちょっと混んでて・・・」
佐々木「全然いいですぅ、ハンカチ持ってましゅか?」

恥ずかしすぎる
けれどキョンが喜んでくれるのなら・・・!

佐々木「どうしたんですかぁ?」
みくる「・・・キョン君・・・佐々木さんはおかしくなったみたいです・・・」

騙されたっ!違う、違うんだキョン!

370 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 12:08:14.29 ID:8OwNDfW/0

キョンが僕を汚い目で見ている
違うんだ・・・僕はこんなんじゃない・・・

みくる「佐々木さんはきっと心の病気なんです・・・さっきもブツブツ独り言を言ったり突然笑い出したり・・・」
佐々木「キョン!騙されちゃだめだ!僕はこの人に騙されて・・・」
キョン「佐々木・・・辛かったんだな・・・」

キョン・・・僕たちの信頼はこの程度だったのかい・・・?
こんな女の言うことを信じると言うんだね
そうか、だったら僕はとことん壊れてやる!

372 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 12:12:49.72 ID:8OwNDfW/0

佐々木「キョ〜ン!ねぇ?頭ナデナデしてぇ〜」

甘い声を出してキョンに擦りつく
どうせ嫌われるんだ、最後に思い出ぐらい作らせてくれ

キョン「こ、こうか・・・?」
佐々木「えへへ〜、くすぐったいよぉ」

バカな女
私の正体に気付いた罰よ
あんな罠に簡単に騙されるなんてまだまだ子供ね

374 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 12:18:45.12 ID:8OwNDfW/0

密着した佐々木からイイ香りがする
正直たまらん。変なキャラに違和感は感じるが、積極的にきてくれるのはありがたい

佐々木「ん〜ちゅーしてもいい?」
キョン「えっ!こ、ここでか・・・?」
佐々木「うん!だれも見てないよぉ」

いや、朝比奈さんが見てるんですが・・・
でも引けないよなぁ・・・こんなチャンスを逃すのは勿体ないし

376 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 12:23:29.86 ID:8OwNDfW/0

ゆっくりと唇を重ねた
佐々木が驚いている。朝比奈さんも驚いている
勿論俺も驚いている

佐々木「なっ、何するんだいきなり!」
キョン「お前がしろって言ったんだろ!」
みくる「なにやってんだよバカキョン!!」

しまった。つい素が出てしまった
佐々木さんがニヤッとしてる
まさか佐々木さんも罠を・・・!?

378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 12:33:24.68 ID:8OwNDfW/0

佐々木「コホンッ。分かっただろ、キョン。彼女はあれが素なんだよ」
キョン「朝比奈さん・・・」
みくる「ちっちがいますぅ!」

キョン君の私を見る目が変わった
哀れな人を見るかのようにトゲトゲしい視線
でも、これはこれで・・・!

380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 12:50:13.40 ID:8OwNDfW/0

それから二人は私を置いて帰っていった
私も帰ろう

キョン君に嫌われた
でも明日から部活が楽しみだ
キョン君の視線や上辺だけの会話、本心では気持ち悪がっているのがゾクゾクする
私は涼宮さんにコキ使われることに愉悦を感じていたんだ
明日からの日常を想像してニヤケる
そうだ、佐々木さんにお返しもしないと

画面に映し出されたキョンと長門と少女の裸を見ながら、いつまでもニタッと笑うみくるだった・・・




おしまい

382 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 12:55:18.45 ID:8OwNDfW/0

あとがき

要望のあったみくる主体の話
騙される佐々木ってかわいいよなw
オチが全然おもいつかなくて投げやりに・・・w
まぁいいよね、どうせみくるだしw

398 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 14:11:06.31 ID:8OwNDfW/0

〜温泉〜

拝啓、母さん
僕は今温泉宿に居ます
なぜこんな所に居るかと言うと、大人の事情なので話せません

佐々木「なにしてるんだい?」

ジュースを買いに行っていた佐々木が戻ってくるなり覗き込むように言った
なんでもない、ちょっとした報告だ
ふーんと興味なさ気に返答し、チビチビとオレンジジュースを飲みだした

400 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 14:20:41.75 ID:8OwNDfW/0

佐々木「そうそう、お風呂の時間までもう少しあるしお土産でも見に行かないかい?」
キョン「そうだな、妹に何か買ってやらんといかんし」

土産屋って雑貨屋の雰囲気に似てるよな
初めて訪れる場所だと全く見たこともないような品がたくさん置かれてたりしてワクワクする
名産品と使ったお菓子とか有名キャラとコラボしたストラップなんて定番なのに興味を惹かれる
まぁ大体買わずに見るだけなんだけどな。妹にはこういうので丁度良いか

佐々木「見てごらんよキョン。これなんてなかなかユニークじゃないか」

そう言って指差した物は正に定番中の定番のストラップだった
QPがなにやら被ってる

401 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[>>399 お大事にw] 投稿日:2009/05/01(金) 14:28:46.78 ID:8OwNDfW/0

キョン「ん〜まぁそれでいいか」
佐々木「投げやりだねぇ・・・くつくつくつ・・・」

どうせ家族用にお菓子を買って帰るんだ
わざわざ妹だけに他の物を買ってやる必要はない

佐々木「そんなこと言っても結局買うのにね」ニコッ

なぜか幸せそうに笑う佐々木
その笑顔に釣られて俺の顔も緩む
あぁ、旅行に来てよかった

402 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 14:36:34.65 ID:8OwNDfW/0

会計を済ませて風呂の準備をしようと階段を登っていると急に聞き慣れた声で呼びとめられた
嫌な予感がする、振り向きたくない
不思議そうに見つめる佐々木の手を強く握った
どうしたんだい?と言いたそうな目を見て決めた
俺は振り向かずに部屋へ戻る
さっきの声は聞き間違いだ。今すぐ部屋に戻れば何事もなかったように旅行を楽しめるんだ

403 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 14:40:50.03 ID:8OwNDfW/0

  「ちょっとキョーン!待ちなさいよっ!!」

聞こえない聞こえないアーアー何も聞こえない

佐々木「お知り合いかい?ダメだよキョン。きちんと挨拶しないと」
キョン「決して知り合いなんかじゃない。きっと向こうの人間違いだ」
佐々木「くっくっく・・・キョンなんてあだ名の人間を僕は他に見たことがないよ」

そうかい
だったら聞き間違いだ。アレはキョンって言ってるんじゃない。キョン・ウーとか海外の名前だきっと

404 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 14:47:45.87 ID:8OwNDfW/0

非難してくる佐々木を無視して部屋の前まで辿り着いた
声は少し距離のある所から聞こえていたからまだ同じフロアには居ないはずだ
くそっ、焦ってカギが上手く入らない
こうしてる間にもアイツは近づいてきてるんだ
あぁもう階段を登り終わった音がする。カツカツと早足でこっちへ向かってくる

佐々木「ふぅ・・・僕が開けるよ」ガチャ

ナイスだ佐々木、訳は後で話すからともかく今は部屋に入れ!
部屋はバレちまったけど俺だとはまだ完全にバレた訳じゃない
ホッと一息ついてドアを閉めるが今度は上手く閉まらない
なにか引っかかってるみたいだ
恐る恐るドアの隙間を見ると靴が挟まっている
誰だこんな所に靴を置いたのは

407 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 14:55:29.46 ID:8OwNDfW/0

安心感から既にアイツのことを忘れていた
俺と佐々木の靴は室内にあるからコレは俺達のじゃない
そう思って廊下に出しておこうとドアを開いてしまった

  「やっぱりキョンじゃない!あんたあたしを無視するなんていい度胸してるわねっ!!」

やっぱりお前かハルヒ・・・
どうしてお前はこうズカズカと人のプライベートに入り込んでくるんだ
俺には佐々木とキャッキャウフフする使命、いや予定があるんだ
頼むから邪魔しないでくれ

409 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 15:04:56.35 ID:8OwNDfW/0

ハルヒ「さっきの子誰よ?」

明らかに不満そうに言うハルヒに俺は即答した

キョン「彼女だが?」
ハルヒ「へっ・・・へぇ・・・・・・」

意外そうな顔をしている
どんな答えを期待していたんだ
男と女が二人で旅行に来てたらそれは恋人以外ありえんだろ
ウチには歳の離れた妹しか居ないしな

410 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 15:16:11.68 ID:8OwNDfW/0

佐々木「誰と話してるんだい?」
キョン「ん?あぁ・・・」

ドアを大きく開き、ハルヒを紹介した
関わるのは面倒だが、ここで説明しておけば後で佐々木に話さなくて済む

キョン「団長さんだ」
佐々木「例のSOS団のかい?キョンがいつもお世話になってます」
ハルヒ「え?あっ・・・こちらこそ・・・」
キョン「なんか用か?」

別になんでもないわよっ!と大声で叫んで走り去った
ほんとになんだったんだ

412 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 15:27:59.00 ID:8OwNDfW/0

佐々木「キミが無視するからだよ」

なんて風呂に向かう途中ドヤされた
お前とのデートを邪魔されたくなかったんだよ
なんて言えそうにないし、アイツに関わると碌なことがないんだと言っておいた
それからハルヒのことは特に話さず脱衣所で別れた

キョン「他の客が居なけりゃ混浴でも良かったんだがな」

佐々木と風呂に入りたいが、他の男には見せてやりたくない
誰だってそうだろ?自分の彼女の裸を見られて喜ぶようなやつはそうそう居ないさ

414 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 15:42:36.24 ID:8OwNDfW/0

のんびりと風呂に入りながらこれからのことを考えた
キャッキャウフフするからにはやっぱりセクロスも必要なんだろうなぁ
佐々木も最近痛がらなくなってきたし、がんばってみるか

佐々木「ふぅ・・・まさかこんな所で会うなんてね」

たしか涼宮さんはキョンを無理やり部活に入れたんだ
僕との時間を奪った女、あまりいい気分はしないね
まぁキョンは僕のものだ、あの人に何かできるとは思えない

415 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 15:48:18.20 ID:8OwNDfW/0

ガラガラガラ

なによキョンのやつ
彼女が居るなんて言ってなかったじゃない
もっと早く言ってくれてたらこんなに振り回したりなんてしなかったのに・・・
あたしは心の中できっとキョンはあたしのことが好きなんだって思ってた
文句を言いながらもついて来てくれて、最後には心から楽しんでる。そう思ってた
でも違う。ほんとに嫌だったんだ。彼女と遊ぶのを我慢してまであたしに付き合ってくれてた
あいつはそういう良い奴なんだ・・・おかげでずーっと勘違いさせられたけどね

416 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 15:54:01.76 ID:8OwNDfW/0

チャプンッ

もうやめよう
せっかくの温泉なんだから嫌なことなんて忘れて満喫しなきゃっ!
そう思ったのに見たくない人が視界に入ってきた

佐々木「・・・涼宮さん?」
ハルヒ「あっ・・・」

そりゃそうよね
温泉宿に来て温泉に入らない人なんていないわ

419 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 16:01:58.42 ID:8OwNDfW/0

ハルヒ「さっきはごめんなさい、キョンに会えたのが嬉しくて・・・」

何を言ってるんだろう
キョンの彼女にこんなこと言っても困らせるだけなのに
あたしはほんとにバカだ

佐々木「いえいえ・・・。ところで涼宮さんは誰と来てるの?」
ハルヒ「一人・・・」

ほんとはキョンと来たかったんだ
その為の下見だったんだけど、無駄になっちゃたなぁ・・・

422 名前:>>417 一応読んだけど、ミスあった?[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 16:10:08.85 ID:8OwNDfW/0

家族と来てるなら邪魔しちゃ悪いとでも言って切り上げられるものを・・・
確かにキョンの言ったとおり、碌なことになりそうにないな

佐々木「温泉が好きなの?」
ハルヒ「まぁね」

暗い子だと思われても嫌だし、明るく振舞おう
あたしとキョンはただの友達なんだから

423 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 16:35:05.55 ID:8OwNDfW/0

それから当たり障りのないことを話した
ハッキリ言ってつまらない
涼宮さんの言うことは確かに今話すにしては丁度いい内容だ
この辺の店のことや名産のこと
でもね、僕はキョンと来てるんだ
キョンと一緒に新鮮な気持ちで見たい

425 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 16:53:52.50 ID:8OwNDfW/0

佐々木「涼宮さん、悪いけど僕はそろそろ失礼させてもらうよ」
ハルヒ「そう。あたしもそろそろ出ようかしら」
佐々木「せっかく一人で来たんだからゆっくりしていきなよ。僕はキョンを待たせたくないだけだから」

そこまで言わなくてもいいのに・・・
わざわざキョンのことを出されるとカッとなる

ハルヒ「別にいいじゃない。それともなに?あたしがキョンに会うと何か都合悪いの?」
佐々木「悪いよ。別にあなたを特別視してるわけじゃないんだ。単に邪魔されたくないだけさ」

428 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 16:57:47.76 ID:8OwNDfW/0

ハルヒ「ふふふっ・・・今会わなくても毎日あたしはキョンに会ってるのよ?」
佐々木「っ・・・!」

言い返してやった
別にあたしは悪くない
人の気も知らずにキョンのことを言うこの子がいけないんだ

キートン「ハルヒよ、お前が言うか」

430 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 17:04:11.23 ID:8OwNDfW/0

佐々木「言い合っていても仕方がない、こうなったら決闘だ」
ハルヒ「受けてたつわ!」

ルールは簡単
11点先に取った方が今晩キョンと共に過ごす
万が一僕が負けたとしてもキョンが涼宮さんと肉体関係を持つはずがない

ふふんっ、佐々木さんはあたしが運動神経抜群なのを知らないのね
これで今晩キョンと・・・ジュルリ

431 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 17:11:12.00 ID:8OwNDfW/0

佐々木「サーブは僕が貰うよ!」

佐々木さんのフォアハンドから勢い良くピン球が打ち出される
ネットすれすれの低い位置を通ってくる
あたしはそれを難なくレシーブした

なかなか上手い
たかだかストレートなんだから返してくれないと困るが、甘いね
こんな高い位置に返したら打たれるというのが分からないんだろうか

パァン!佐々木のスマッシュが綺麗に決まり、1−0 佐々木が一歩リード

433 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 17:15:16.68 ID:8OwNDfW/0

佐々木「くっくっく・・・続けていくよ!」

今度はバックハンドから下回転を加えたサーブ
ハルヒのネット近くに落ちた球は今のままでは打ち返せない

ハルヒ「んっ・・・!」

辛うじて手を伸ばして拾うものの、そんな体勢からまともなレシーブが出来るはずもなく
スパァン! 台の角を正確に狙った佐々木のスマッシュ 2−0

434 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 17:20:22.18 ID:8OwNDfW/0

ハルヒ「・・・あたしの番ね・・・」

きっと佐々木さんは経験者なんだ
このままじゃ負ける!見様見真似だけど、一か八か・・・
下回転を加えたサーブを打ってみる
出来たっ!

佐々木「ふふっ・・・甘いよ」

腕を降ろしたかと思うと勢い良く振り上げてピン球を擦り上げる

シュンッ! 先ほどと同じ位置にドライヴでレシーブする佐々木 3−0

435 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 17:26:58.03 ID:8OwNDfW/0

なんなのよ・・・
駄目だ、弱気になったら負ける
回転だけじゃなくてコースも考えて打たないと
佐々木さんはかなりの前衛
だったらコートギリギリを狙えば返し辛いハズ!
念には念を入れて横回転をかける

呆気なく返されて 4−0

436 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 17:32:18.51 ID:8OwNDfW/0

初心者が相手なのに僕はムキになっていた
違う、相手が涼宮さんだから本気なんだ
キョンのことは心配ないと思っていても、わざわざ涼宮さんと二人きりにすることはない
ただ勝ってもつまらない。どうせなら徹底的に打ちのめして決定的な実力の差を見せ付けねば

佐々木の絶妙なサーブに成す術もなくハルヒは更に2点失った

なにか考えないと・・・
でも、どうすれば・・・

437 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 17:40:28.13 ID:8OwNDfW/0

ハルヒは野球のニュースを思い出した
どんな球でもなんらかの回転が加わっている
そうでなければ空気抵抗によって思ったコースに投げられないからだ
しかし、その無回転の球をわざと投げる人が居る
狙ったコースに投げられないということは、相手にとっても読めないということ
実力で敵わないならこれでいくしかない!

佐々木「ん・・・?」

見たことのないサーブの仕方に驚く佐々木
ゆっくりとラケットを下に擦り、わずかな回転をかける

439 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 17:46:25.06 ID:8OwNDfW/0

全くの無回転というのは不可能だ
相手のコートに向かうために送り出さないといけないから
しかしギリギリまで抑えられた回転はハルヒのコートを跳ね、佐々木のコートに着くころにはほとんど止まっている
佐々木のコートで微かに跳ねたピン球はフワフワと佐々木の予想外の方へ跳んでいった

佐々木「なっ、ナックルだと!?」

ハルヒの逆襲が始まる

440 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 17:53:05.04 ID:8OwNDfW/0

でっできた・・・
まさかこんな簡単に出来るなんて思ってなかった
どうせ負けるのなら一矢報いてやろうと思って打っただけなのに
もう1度やってみよう・・・

佐々木「くっ・・・!」

なんとかレシーブするものの、球は明後日の方向に飛んでいく
マズい、この球は返せない・・・  6−2

441 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 18:01:19.18 ID:8OwNDfW/0

予定を変えなくちゃいけない
こんなサーブを使われたら打ちのめすことなんて出来ない
過剰な攻めは控えて、堅実に打ち返しにくい所へ送ろう

佐々木の正確なサーブは初心者のハルヒにとって非常にやり辛かった
甘いコースに来たかと思うと強い回転で弾かれ、返しにくい位置に早いサーブを打ち込む
緩急つけた佐々木の攻撃はハルヒの体力を奪っていく
しかしそれで挫けるハルヒではない
ハルヒには佐々木が唯一苦手なナックルボールがある
これだけがハルヒのモチベーションを繋ぎ止めていた

443 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 18:19:13.59 ID:8OwNDfW/0

8−3でハルヒのサーブ

まだ5点も差がある・・・
それにいくらナックルがあると言っても、レシーブが出来なければ負ける
・・・負けたくない

まさかナックルを打てるなんてね・・・
キミがキョンと関わりのない人だったら、きっといい友達になれたと思う
でも実際はそうじゃない
悪いけどこのまま勝てせてもらうよ

ハルヒのサーブに見切りをつけ、レシーブモーションに移ることすらしない佐々木  8−4

444 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 18:23:52.98 ID:8OwNDfW/0

え・・・?なんで・・・
打ち返そうとしない佐々木に驚きを隠せないハルヒ
動揺している間に佐々木のサーブでまたもや2点失う

10−4
佐々木のマッチポイント
もう後がないここでサーブを取っても次の佐々木のサーブで負ける
その前に自分のサーブをミスすればそこで負ける
かつてないプレッシャーがハルヒを襲う

447 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 18:33:14.49 ID:8OwNDfW/0

緊張する必要なんてない
きっとこのサーブも返してこないんだ
勝負には負けたけれど不思議と敗北感はない
願いどおり一矢報いることは出来たから

ハルヒのサーブは予想通り無視された 10−5

佐々木さんは屈辱でしょうね
実力は上なのにサービスエースを何度も取られてるんだから
少し悔しいけど、いい勝負だったわ
そう思いながら最後のナックルボールを打った

449 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 18:41:31.92 ID:8OwNDfW/0

スパァン!!
無視されるハズだったピン球は勢い良くハルヒのコートに打ち返された

11−5
佐々木の勝利

ハルヒ「どうして・・・」
佐々木「こうも短期間に何度も見せられれば流石に対抗策ぐらい思いつくよ」

後から聞いた話、佐々木さんはあたしのサーブを無視していたんじゃなくて観察していたみたい
予想外の方に飛ぶと言っても完全にランダムな訳じゃない
コートと球の接地角度や速度によっておおよその予測はつく
打ち返す位置さえ決まればあとはラケットから逃げる前に打ち抜いてやれば良い
説明は出来ても簡単に出来るようなことじゃない
それを可能にしたのは佐々木さんの動体視力と正確なスイングだ

452 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 18:47:18.04 ID:8OwNDfW/0

ハルヒ「・・・完全にあたしの負けね」
佐々木「でも良い勝負だったよ」

握手を交わして互いの健闘を称える

ハルヒ「汗かいちゃったからあたしもう1回お風呂入るわっ」
佐々木「僕もお供するよ」

姉妹のように仲睦まじく温泉へ向かう
試合の感想を話しながら背中を流し合った
綺麗な肌だと互いに見つ合う

455 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 18:51:26.92 ID:8OwNDfW/0

体を拭きながら佐々木さんが呟いた

佐々木「涼宮さん、キョンのこと頼んだよ」

どうして?あたしは勝負に負けた
それにキョンは佐々木さんの彼氏なんだからあたしにそんなことを言われても困る

佐々木「僕はね、もうすぐ消えるんだ」
ハルヒ「なに言って・・・」
佐々木「あと30分ってとこかな」

457 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 18:57:07.41 ID:8OwNDfW/0

佐々木さんの説明はほとんど理解できなかったけど、あと数分で消えるのは本当らしい
でもキョンを頼むって・・・

佐々木「僕はキミと試合が出来て良かった。キョンには申し訳ないけど満足して逝けるよ」
ハルヒ「待って・・・!」

キョンはあたしのことなんて好きじゃない・・・
それにそんな喪失感を埋めるために付き合うなんて卑怯なことしたくない
佐々木さんが肩を掴んで首を振る

佐々木「大丈夫、涼宮さんならきっとキョンと上手くいく。心配しないで」

459 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 18:59:56.79 ID:8OwNDfW/0

佐々木さんの体が薄くなっていく
死ぬんじゃなくて消えるっていうのはこういう意味なんだ・・・

佐々木「おやおや、もう時間か・・・」
ハルヒ「佐々木さん・・・」
佐々木「泣かないで・・・。キョンに・・・よろしく伝えてくれ」

そう言ってあたしの涙を拭おうと頬に触れた瞬間、佐々木さんは消えていった・・・

461 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 19:04:32.67 ID:8OwNDfW/0





涙が止まらない。だけど理由が分からない
脱衣所から出るとキョンが心配そうに駆け寄ってくる

キョン「どうした?」
ハルヒ「しらないわよっ!」

泣き止まないあたしを優しく受け止めてくれるキョン
その暖かさに感謝しながら、今はもう思い出せない人のことを想っていつまでも泣いた




おしまい

462 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/01(金) 19:07:38.53 ID:8OwNDfW/0

あとがき

ものすごいgdgdになったのは自覚してる
こんなクソスレに2日間も付き合ってくれてほんとにありがとう
またいつか書いてみたいなぁと思うけど、文才ないから読んでもらえるか分からんw
もし書いてる時に遭遇したら生暖かく見守ってくださいw



ツイート

メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:キョン「おいハルヒ、結婚しろ!」