1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 17:50:03.47 ID:v/Txo3ERO
・キョンがみなみけと親戚
・SOS団もキョンと面識あり
ということで、よろしくお願いします!
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 17:53:08.78 ID:v/Txo3ERO
〜南家〜
千秋「…だからそれは、お前らがバカ野郎だからでしょ。」
千秋「…。」
千秋「(あれ?このやりとりは)」
ハルヒ「…っ!い、いい加げ…」
千秋「わぁっ、わ、分かった、分かったよハルヒ!」
ハルヒ「…んに、え?」
千秋「ほ、ほら、アレだろ、要するにお前が言いたいのは…」
千秋「(…い、いかん、あまりにもバカバカしかったから、こいつが何を聞いてきたか思い出せないぞ…!)」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 17:54:33.82 ID:v/Txo3ERO
千秋「えぇと…えぇと…」
ハルヒ「…?」
ハルヒ「…はっ!」
ハルヒ「そうよね!やっぱり千秋ちゃんに聞いて正解だったわ!」
千秋「…え…?」
ハルヒ「そうと決まれば今度の週末、早速不思議を見つけに行くわよ!千秋ちゃんに秘策があるみたいだし、今回の結果には大いに期待できるわね!
日曜が楽しみだわ!」
千秋「…な、なんでそうなるんだ…?」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 17:56:46.37 ID:v/Txo3ERO
千秋「なぁ夏奈、あいつ何を聞いてきたんだっけ…?」
夏奈「…。」
夏奈「…はぁ…。」
千秋「…なぁ、夏奈?」
夏奈「…千秋、お前はやってくれたよ…。あぁ、貴重な休日が…。」
千秋「…えぇ…?」
夏奈『ねえ千秋ちゃん、こんなに探してるのに、不思議なことが見付からないのは何故なんだろう…?』
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 17:57:53.20 ID:v/Txo3ERO
〜週末〜
ハルヒ「…遅い!罰金!」
夏奈「あ、ごめん、サイフ忘れた。」
千秋「私もサイフ持ってきてないぞ。」
キョン「会計お願いしまーす…。」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 17:59:16.83 ID:v/Txo3ERO
ハルヒ「ふーっ、食べた食べた!」
夏奈「いやぁ、ハルヒちゃんも有希ちゃんも相変わらずよく食べるねー!」
千秋「バカみたいにな。」
ハルヒ「そう言う夏奈ちゃんと千秋ちゃんだって、がっつりパフェ食べてたじゃない!」
長門「デザート類は量の割に高い。金額で言えば、いちばん食べたのはあなた。」
夏奈「えっ、私!?…キョンごめんなー?」
キョン「…はは、まあいつものことだし、気に…する…な…。」
夏奈「…だ、大丈夫か?ごめんよー、調子乗り過ぎたよー。」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 18:01:08.76 ID:v/Txo3ERO
キョン「…ああ…。…いや、夏奈と千秋はまだいいんだ。飯に連れてくのは初めてだしな…。
…だが、長門!一番金かかったのはお前だ!ハルヒもお前もことごとくWサイズで頼みやがって!」
長門「ばれた。」
ハルヒ「まぁまぁ、いいからいいから!
それじゃ、さっきの班分けの通りに分かれて、張り切って探索と行くわよ!
さあいらっしゃい!夏奈ちゃん千秋ちゃん!」
キョン「おーい、ハルヒさんやーい、頼むから俺の話を…行っちまいやがったよ…。」
夏奈「私らはハルヒちゃんに着いてけばいいんだね?」
古泉「えぇ、行ってらっしゃい。」
千秋「いってきまーす。」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 18:02:45.53 ID:v/Txo3ERO
キョン「…で、この4人が残ったわけか。」
長門「いつも通り。」
キョン「だな。代わり映えしないなぁ。」
古泉「いやいや、これはこれでいいんじゃないですか?
この4人が涼宮さん絡みの騒動を抜きにして揃ったことって、意外と少ないと思いますよ?
どうでしょう、これからの激闘へ向けて、ここでひとつ親睦を深めておくというのは。」
みくる「ふふっ、そうですね。今日は思いっきり遊んじゃいましょっか!」
長門「賛成する。」
キョン「しかし、ハルヒが…。」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 18:04:31.59 ID:v/Txo3ERO
古泉「おや?」
キョン「何だよ。」
みくる「ふふっ。」
古泉「いやはや、やはりあなたは随分と涼宮さんのことを…」
キョン「だぁ!うるせぇ!
…別に、ハルヒに見つかると後でうるせーと思っただけだ。」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 18:07:30.81 ID:v/Txo3ERO
みくる「うーん、それじゃあ…3人だけで行っちゃいましょっか?」
古泉「そうですね。キョンくんのあの情熱があれば、必ずや涼宮さんのご期待に応える発見をしてくれることでしょう。
まぁ、人の恋路を邪魔する者はなんとやらとも言いますし。」
長門「致し方ない。」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 18:09:09.14 ID:v/Txo3ERO
キョン「ちょっと待て!…ひでーぞお前ら…。」
古泉「あはは、失敬、冗談ですよ。」
みくる「ふふっ、ごめんなさい。」
古泉「いやね、あなたの反応が意外だったものですから、つい。」
キョン「ったく…。で、どこに行くんだ?」
古泉「まずは…そうですね、ボウリングでもしましょうか?」
キョン「お、いいな。久しぶりだなー。」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 18:10:08.61 ID:v/Txo3ERO
みくる「あたし、ボウリングってしたことないんですけど…。」
長門「わたしも。」
古泉「大丈夫ですよ。僕たちが教えてあげます。」
キョン「それじゃ、それぞれ男女でペアになって、対戦しねえか?」
古泉「いいですね。僕は是非長門さんとのペアを…」
キョン「おいおい、それじゃ戦力が偏り過ぎじゃないか?
どうせ俺よりお前の方が上手いんだから、俺に長門と組ませてくれよ。」
古泉「いや僕が…!」
キョン「いや俺が…!」
古泉「…。」
キョン「…。」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 18:12:03.90 ID:v/Txo3ERO
〜ボウリング場〜
古泉「ボウリングのルールは大体分かっていただけましたね?
それでは、グッパーでペアを作りたいと思います。」
キョン「グッパー、分かりますよね?」
みくる「あ、はい。」
古泉「それじゃ!」
キョン「グッパー!」
古泉「(長門さん…!)」
キョン「(長門…!)」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 18:13:04.06 ID:v/Txo3ERO
〜1時間後〜
古泉「いやぁ、完敗ですね。」
キョン「くそっ、やっぱり長門は強過ぎるぞ…。」
みくる「あははっ、長門さん凄いですっ!」
長門「完全勝利。」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 18:18:13.86 ID:v/Txo3ERO
〜一方、ハルヒチーム〜
ハルヒ「こっちに何か不思議なオーラを感じるわっ!」
千秋「(今気付いたけど…)」
夏奈「おおっ、どちらでありますかハルヒ隊長!」
千秋「(こっちのチーム…)」
ハルヒ「ここここ!ここのコンビニ!」
千秋「(バカ野郎が2倍で…)」
夏奈「おお!突撃しますかハルヒ隊長!」
千秋「(疲れる…)」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 18:19:26.69 ID:v/Txo3ERO
千秋「っていうかお前なんでノリノリなんだよ!?」
夏奈「え?だって、今日という日を2人ですっごい楽しみにしてたじゃん。」
千秋「してねーよ!お前だってダルそうにしてたじゃねーか!」
夏奈「千秋、過去のことはもういいのだよ!今が楽しければ!」
ハルヒ「そうそう!夏奈ちゃんはよく分かってるわね!」
千秋「(…春香姉さま…。)」
夏奈「お、千秋ここ段差になってるから気をつけ…」
千秋「え?」ガッ
夏奈「千秋!」
ハルヒ「千秋ちゃん!」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 18:23:11.41 ID:v/Txo3ERO
みくる「ふふっ、ボウリング楽しかったですね。」
キョン「それはよかったです。次は何するか…。」
古泉「いやぁ、次は勝負するものは避けたいところですね。」
ピピピ
古泉「おや?あなたの携帯ですよ。涼宮さんからでしょうか。」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 18:24:17.44 ID:v/Txo3ERO
キョン「…あぁ、ハルヒからだな。
だがなんだ?集合時間にはまだ早いはずだが…。」
古泉「ひょっとして…遊んでいたのがバレましたかね…?」
キョン「まさか…。
はいもしもし?…あぁ、…あぁ。」
キョン「何!?」
古泉「…?」
キョン「あぁ、今から行く。場所は?あぁ、分かった。後でな。」ピッ
みくる「キョンくん…?」
キョン「千秋が怪我したらしい…!」
古泉「!」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 18:26:37.28 ID:v/Txo3ERO
〜病院前〜
ハルヒ「あ、キョン!何やってたのよ!来んの遅過ぎ!」
キョン「悪い…!」
夏奈「おー、来たのか。」
みくる「ち、千秋ちゃん…。」
千秋「まぁ、怪我って言ってもね、大したことはないよ。
転んだ時に膝で割れたガラス踏んじゃってね。
もう手当てはしてもらったから大丈夫だよ。」
ハルヒ「ごめん、キョン…!私がついていながら…!」
キョン「いや、お前のせいじゃないさ。…ただ、今日の探索は中止だな。」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 18:27:23.97 ID:v/Txo3ERO
キョン「…さ、乗れよ。」
千秋「…え?」
キョン「家までおぶってってやるから。」
千秋「い、いいよ…。」
夏奈「傷開いたら大変だろ?甘えろよ。」
千秋「じ、じゃあ…。」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 18:29:21.55 ID:v/Txo3ERO
〜南家〜
春香「おかえり、千秋大丈夫…!?怪我したって…。」
千秋「いえ、大したことはないです。ご心配おかけしました。」
キョン「すみませんでした、俺達がついていながら…。」
ハルヒ「ご、ごめんなさいっ!」
春香「いえ、いいのよ、幸い傷も大したことなさそうだし。
それより、千秋を運んでくれてありがとうね。ご苦労様。」
キョン「はい…。それじゃ、俺達はこれで…。」
夏奈「またなー。…キョン達帰ったぞ、千秋。」
千秋「うん…グスッ、痛いよ夏奈…春香姉さま…グスッ…。」
夏奈「おー、よしよし…。」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 18:32:22.82 ID:v/Txo3ERO
ハルヒ「千秋ちゃん、早く治るといいわね…。」
キョン「…ふふっ、あと、お前もな。送って行ってやるから、乗れよ。」
ハルヒ「な、何言ってんのよ!?」
キョン「千秋を病院まで運んだ時にでも挫いたんだろ?
ほら、もう千秋もいねえんだから、遠慮すんなよ。」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 18:34:23.67 ID:v/Txo3ERO
古泉「クスッ。」
みくる「ふふっ。」
長門「…。」
キョン「………!」
キョン「ほ、ほら、乗れ!」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 18:35:13.11 ID:v/Txo3ERO
ハルヒ「…ったく、し、しょうがないわね、そこまで言うなら仕方ないから乗ってあげるわ。
い、言っとくけどキョン、おかしなとこ触ったら殺すからね!」
キョン「へいへい…。」
ハルヒ「ひ、ひゃあっ!ふ、ふともも触んないでよ!」
キョン「ふともも支えずにどうおぶるんだよ!」
ハルヒ「く、口答えするんじゃないわよバカキョン!」
キョン「うぉ、暴れんな!」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 18:42:30.59 ID:v/Txo3ERO
古泉「………。」ニヤニヤ
みくる「………。」ニコニコ
長門「………。」
ハルヒ「ち、ちょっとあんたの手汗ばんできたわよ!何考えてんのよエロキョン!」
キョン「力入ってんだからしょうがないだろ!お前が重痛てっ!」パシッ
キョン「…。」
ハルヒ「…。」
ハルヒ「…キョン?」
キョン「ん?」
ハルヒ「…あ、ありがとね…。」
キョン「…ああ…。」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 18:44:16.44 ID:v/Txo3ERO
〜南家〜
千秋「………?」
夏奈「どーした?」
千秋「あれ、痛くないぞ…?」
夏奈「は?」
千秋「………?」スルスル
夏奈「お、おい、包帯はがして大丈夫なのか…?」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 18:46:27.42 ID:v/Txo3ERO
千秋「………!」
夏奈「あれ、傷が…」
千秋「きれいさっぱり治ってる…!」
ハルヒ『千秋ちゃん、早く治るといいわね…。』
千秋「…。」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 18:48:26.09 ID:v/Txo3ERO
千秋「ふふっ。」
夏奈「うおお、なんて回復力だぁ!」
千秋「(不思議が見付からないのは何故か、お前はそう聞いたな。)」
夏奈「凄いぞ千秋!お前実は宇宙人なんじゃねーの!」
千秋「(不思議だと感じるのは、普通の人間にしかできないことなんだよ。)」
夏奈「おおおおお、これは私ノーベル賞取れるかも!」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 18:51:24.23 ID:v/Txo3ERO
千秋「(お前みたいな不思議なバカ野郎には、不思議なことも普通に思えちゃうんだ。)」
夏奈「よし!千秋!早速研究に移ろう!とりあえず服を脱ぐのだ!」
千秋「(お前が普通だと思ってることが、実は不思議なこと、こと、こと…)」ブチッ
千秋「うるせーんだよこのバカ野郎!」
夏奈「ぐはっ!」バスッ
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 18:54:13.06 ID:v/Txo3ERO
〜南家前〜
長門「………。」
古泉「お二人の記憶を改竄されたんですか?」
長門「その必要はないと判断した。」
古泉「ふふっ、賢明な判断だと思います。」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 18:55:15.52 ID:v/Txo3ERO
キョン「ハルヒを送ったら、足痛めた…。」
キョン妹「キョンくん、はい湿布!」
fin
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 18:58:13.48 ID:v/Txo3ERO
あと小ネタがいくつかあるので投下していきますー。
〜南家〜
夏奈「ただいまー、ジュース買ってきてやったぞー!」
千秋「おー、おかえりー。」
夏奈「はい、千秋はいつもの炭酸、みくるちゃんがカフェオレで、有希ちゃんが緑茶だったよね。」
長門「感謝する。」
みくる「ありがとうございますっ。」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 18:59:07.61 ID:v/Txo3ERO
千秋「………。」
夏奈「ん?どうしたー、飲まないのかー?」
千秋「お前、振っただろ?」
夏奈「そんな下らないことしないよー、ハルヒちゃんじゃあるまいし。」
千秋「ほんとだな?」プシュッ
プシャアアアアア…
千秋「………。」
夏奈「あれ?」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 19:01:30.95 ID:v/Txo3ERO
千秋「…おい。」
夏奈「あ、そういえば家の前で落としたんだった!」
千秋「なんでお前は、炭酸買ってくることもまともにできないんだよ!」
夏奈「ぐえっ!」バフッ
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 19:03:15.69 ID:v/Txo3ERO
みくる「………。」カリッカリッ
長門「………。」プシュッ
千秋「お前、もう一回店行って買って来いよ!」
夏奈「ええっ、やだよ、ちょっと残ってるじゃん!」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 19:03:57.04 ID:v/Txo3ERO
みくる「………?」カリッカリッ
長門「………。」グイッ
千秋「炭酸抜けてて美味しくないんだよ!」
夏奈「じゃあ私のコーヒー分けてやるよ。」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 19:05:23.51 ID:v/Txo3ERO
みくる「………!」カリッカリッ
長門「………。」グシャッ
千秋「うっ…!…コーヒーは飲めないよ…。」
夏奈「あ、そうだったな…。しょうがないな、じゃあ行って来てやるよ…。」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 19:07:21.94 ID:v/Txo3ERO
みくる「…あ、あの、夏奈ちゃん?」
夏奈「ん?」
みくる「悪いんだけど、開けてくれないかな…?」
夏奈「………!」
みくる「あの、夏奈ちゃん…?開かなくて…。」
夏奈「…おのれ、ここにもいたな悪女め!」
みくる「え…?…ふえぇ!?」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 19:08:52.62 ID:v/Txo3ERO
夏奈「これはSOS団の団員としても問題があるんじゃないのかね?早速ハルヒちゃんに報こぐへっ」バフッ
千秋「さっさと行け!バカ野郎!」
夏奈「…行ってきまぁす…。」
千秋「全く…!」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 19:09:54.79 ID:v/Txo3ERO
みくる「あの、千秋ちゃん、開けてくれない?」
千秋「あぁ、開かないのか。貸してみろ。」プシュッ
プシャアアアアア…
千秋「………。」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 19:10:56.73 ID:v/Txo3ERO
長門「…カフェオレのシールが貼ってあるが、中身は炭酸飲料。夏奈によるいたずらだと思われる。」
みくる「あ、ほんとですね、き、気付かなかった…!」
千秋「………。」プルプル
千秋「…なんで…。」
みくる「…え?」
千秋「なんで私が2回も炭酸かぶらなきゃならないんだよ、この悪女!」
長門「…悪女。」
みくる「ふえぇぇぇ!?」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 19:14:23.65 ID:v/Txo3ERO
小ネタ2
〜南家、夕食〜
ハルヒ「からあげ、もらいっ!」パクッ
長門「!」
長門「…ではウィンナーをいただく…!」パクッ
ハルヒ「…あっ!」
キョン「…ハルヒはともかく、長門まで人の食いもんに手をつけるようになっちまって…。」
夏奈「全く、はしたないったらないよ!」パクッ
キョン「おまっ、俺のからあげを…!つーか、絶対お前が元凶だよ…!」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 19:17:20.33 ID:v/Txo3ERO
ハルヒ「有希、いい度胸してんじゃないの…!あんたのウィンナーよこせば今のはなかったことにしてあげるわよ…?」
長門「拒否させてもらう。あなたこそ、からあげを返すべき。」
ハルヒ「有希〜…?」
長門「…。」
ハルヒ「………!」ガシッ
長門「………!」ガシッ
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 19:20:02.16 ID:v/Txo3ERO
春香「あなたたち、食事中に喧嘩しちゃ駄目よ…?」
ハルヒ「ご…!」グリグリ
長門「…ごめんなさい…。」グリグリ
夏奈「こ…!これは…!」
千秋「アイアンクロー…!」
キョン「フロムキッチン対面式…!」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 19:24:18.57 ID:v/Txo3ERO
千秋「人がされてるのは初めてみるけど…!」
夏奈「えげつない、えげつないぞ、春香…!」
長門「………!」グリグリ
キョン「ん?」
長門「………!(この状況から脱出するために、情報操作をしたい。許可を。)」グリグリ
キョン「…。」フルフル
長門「………!(…あなたを…恨む…)」グリグリ
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 19:29:42.62 ID:v/Txo3ERO
キョン「ごちそうさまでした、ではまた。」
ハルヒ「…ごちそうさま…でした…。」
長門「…ごちそうさま…でした…。」
春香「また来てねー。」
この日以降、ハルヒも長門も少しだけ大人しく飯を食うようになった。
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 19:31:52.59 ID:v/Txo3ERO
小ネタ3
〜南家〜
夏奈「たっだいまー…ん?」
タケル「………。」
古泉「………。」
夏奈「おーい千秋ー、タケルはもうどうでもいいとして、なんで古泉が人んちでうなだれてんの?」
千秋「さぁー知らんよ。いきなり来て水を一杯飲み干すと、テーブルに倒れ込んだんだ。」
夏奈「酔っ払ってんのかー?」
千秋「かもなー。」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 19:32:55.23 ID:v/Txo3ERO
つんつん
夏奈「おーい古泉ー、どうしたんだー?」
古泉「う…うん…あ、夏奈さんじゃないですか。どうもこんにちは…。」
夏奈「こんにちはー。なぁ、今日はどうしたんだ?」
古泉「あ、いえ、少し疲れてしまいまして、ちょっと休ませていただいています。」
夏奈「あぁなんだ、くつろいでたのか。邪魔して悪かったな。」
古泉「いえ…。」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 19:33:37.18 ID:v/Txo3ERO
〜3時間前、学校〜
ハルヒ「ほらみくるちゃん!早く観念して脱ぎなさい!」
みくる「ふぇぇ、や、やめて下さいぃぃぃ!」
バタン!
みくる「それだけはぁぁぁ!」
ハルヒ「…逃げられた…。せっかく新しく衣装買ったのに…。」
ハルヒ「…。」
ハルヒ「…着てみようかな?」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 19:34:26.54 ID:v/Txo3ERO
キョン「お、朝比奈さ…」
みくる「ふぇぇぇん!」タッタッ
キョン「うわ…またハルヒの奴がなんかやりやがったな…。」
バタン!
キョン「おいハルヒ!」
ハルヒ「へっ?」
キョン「…。」
ハルヒ「…。」
キョン「…すまん。」バタン
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 19:35:46.69 ID:v/Txo3ERO
古泉「ふんふーん」
キョン「…おぉ、古泉か。」
古泉「あれ、どうしたんです?今日はもう、お帰りですか?」
キョン「あ、あぁ、悪いが先に帰るぞ。
…古泉。今日ばっかりは素直に謝っておく。すまん。」
古泉「?」
キョン「じゃあな!」ダッダッ
古泉「…?また、明日。」
古泉「ふんふーん」
ピピピ
古泉「おや、機関からですね。」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 19:37:32.95 ID:v/Txo3ERO
古泉「ほんっとにもう、あの人は!!!!」
夏奈「うおっ!びっくりした…。」
古泉「…ぐー…。」
千秋「寝言か…?ハルヒのバカ野郎に相当苦労してるんだな…。」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 19:39:27.55 ID:v/Txo3ERO
タケル「ん…。」
タケル「…!(なんだ…?僕の知らない男がいる…!)」
タケル「か、夏奈ちゃん…?」
夏奈「あれ?タケルいたのか。」
タケル「この…男は…誰…?」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 19:42:24.45 ID:v/Txo3ERO
夏奈「あぁ、古泉だよ。私らの親戚にキョンっているだろ?あいつの友達。」
タケル「へ、へぇ…。」
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 19:43:53.74 ID:v/Txo3ERO
古泉「ん…うーん…。」
タケル「やぁ、おはよう古泉くん。」
古泉「え…?は、はぁ…。」
タケル「ところで、君、夏奈ちゃん達をどう思ってるの?」ギロッ
古泉「…は………?」
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 19:44:42.41 ID:v/Txo3ERO
というわけで、小ネタも含めて終わりです。
読んでくれた方、ありがとうございました!